京都とは異なる、産業遺産が醸す趣きと風情を感じました。
本村さんご夫婦(京都府)
本村さんご夫婦(京都府)
京都からご夫婦で参加された本村さんご一家。もともと結婚7年目が銅婚式ということをご存知で、記念になればと初めて愛媛県を訪れました。
JR新居浜駅を降りると、ひときわ目を引く銅板の外壁が特徴のあかがねミュージアムが真っ先に目に入ってきます。ここがオープニングセレモニーの舞台。急遽、別の仕事で来訪していた新居浜市出身で、新居浜ふるさと観光大使でもある高見知佳さんがMCをつとめられ、市長あいさつ、花束贈呈などでツアーがスタートしました。
その後、ミュージアム内にある、新居浜太鼓祭りの魅力を紹介する「太鼓台ミュージアム」や「にいはまギャラリー」を見学。「太鼓台ミュージアム」では本物の太鼓台を間近で見たり、360°シアターで太鼓祭りの臨場感を味わったりと、祭りの迫力を体感。あかがねミュージアムは、新居浜がどんなまちなのかを知ってもらう絶好のスポットになっています。
ツアー2日目は、別子銅山の近代化に尽力した広瀬宰平の旧邸宅と歴史記念館、そしてマイントピア別子端出場・東平ゾーンをめぐる行程。現在の新居浜市を形成した別子銅山について、学べるスポットが目白押しです。
本村さん夫妻は情緒あふれる京都からお越しでしたが、新居浜市についても、歴史と趣のあるまちという印象を受けたとのこと。実際に、国の重要文化財である旧広瀬邸や登録有形文化財である山根競技場観覧席・旧山根精錬所煙突、現存するアーチ橋としては最古級の遠登志橋など、市内各地に文化財や産業遺産が残ります。
これらのスポットを短時間で散策できることも新居浜市の魅力。「静かで過ごしやすそうなまちですね」と本村さん。銅婚式にちなんだ銅のまちの観光を満喫され、「思い出深い旅になりました」と帰路につかれました。