2023年の銅婚ツアーは、銅婚を迎えられた皆さんに新居浜市の多彩な「食」をテーマにご家族一緒に楽しめる「体験」と「癒し」を提供するツアーとし、結婚7年目を迎えた新居浜市外在住の7組のご夫婦にご参加いただき、2023年3月４日（土）～5日（日）に「銅婚彩食健美ハンティングツアー」を行いました。

あかがねミュージアムにご集合いただき、出席確認とガイダンスを行いました。
まずは、あかがねミュージアムで銅婚ツアーの記念品を製作しました。「銅婚」にちなみ、かつては世界有数の銅の産出を誇った「別子銅山」で採取した石を原料とした「新居浜硝子」にご夫婦の名前を彫るサンドブラストの体験を奥様が、銅板でお花を作るワークショップ体験を旦那様が行いました。新居浜市内の高校生にお手伝いをして頂き、世界に一つだけの素敵な作品が完成しました。

昼食は、あかがねミュージアム内にあるカフェ、RED COPPER COFFEEで「銅婚プレートランチ」を召し上がっていただきました。新居浜市の郷土料理の「フグざく」と「ざんき」、「どてやき」を振舞いました。参加者の皆さんは、新居浜ならではの料理を堪能していました。

その後、銅婚式が行われました。最初に石川市長から、結婚7年目を迎えた参加者の皆さんにお祝いのご挨拶と銅婚記念品の贈呈が行われました。銅婚記念品は、新居浜市出身のイラストレター近藤勝也さんのイラストをロゴ化しリニューアルした銅製銅婚記念品とフォトフレームです。ご家族ごとに銅婚の鐘を鳴らし、記念撮影をして銅婚式をお祝いしました。

銅婚式の後は、バスに乗ってマイントピア別子に向かいました。マイントピア別子では、ご家族ごとに、「別子温泉～天空の湯～」と「あかがねキッズパーク」のお好きな方を選択していただきました。温泉でゆっくりとした時間を過ごしたり、子どもたちがキッズパークで駆けまわったりと各々に楽しい時間を過ごしていました。また、みかんソフトクリームも楽しんで頂きました。

マイントピア別子を満喫した後は、標高約700mに位置する、オーベルジュゆらぎに宿泊しました。ご希望の方は、ドラム缶風呂体験と星空観賞を行い、 大自然の中でゆらぎ時間をお過ごし頂きました。また、夕食は、フレンチのコース料理を堪能して頂き、 参加者の方からは、「料理がとても美味しく、パーゴラのライトアップもとても綺麗で感動しました。また藤の花が咲く時期にも来てみたいと思いました。」というご感想も頂きました。

2日目は、別子銅山最後の坑口である筏津坑の見学からスタートしました。新居浜観光ガイドの会の方に案内してもらいながら、実際の坑道や火薬庫跡などを見学しました。  

昼食のピザづくりの前に、元祖驢馬本店で、新居浜のソウルフード「ざんき」を召し上がっていただきました。元祖驢馬本店の「ざんき」は、あっさりしてパリパリジューシー。子どもたちも大きく口を開けてほおばっていました。  

ワクリエ新居浜では、窯焼きピザ作り体験を行っていただきました。スタッフのレクチャーを受けながら、準備している生地を伸ばしお好みのトッピングを行いました。トッピングは、チーズ、シーフード、どてやきの３種類。オリジナルのピザを作って、窯でピザを焼き上げ、昼食として召し上がって頂きました。参加者からは「家族みんなで楽しく取り組むことができ、美味しいピザを堪能できて大満足でした。」との声もありました。

満腹になった後は、日暮別邸記念館を訪れました。日暮別邸記念館は、新居浜から瀬戸内海沖合約20kmにある四阪島に、明治39年住友家の別邸として建設された建物を平成30年に四阪島が遠望できる今の場所へ移築した別子銅山ゆかりの施設です。参加者の皆さんは、館員さんによる別子銅山にまつわる歴史の説明と、日暮別邸が四阪島から新居浜市王子町の現在の場所に移築される経過のDVDを興味深そうにご覧になっていました。その後、自由に施設内を見学していただき、展望台から新居浜市内を眺めました。ここでは、家族写真と集合写真の撮影も行いました。

あかがねミュージアムに戻り、プレゼントの七福芋チーズケーキをお渡しし、銅婚ツアーの全日程が終了しました。

今回、ご参加いただいた方からは、「結婚7周年をしっかりお祝いすることができて、感謝の気持ちでいっぱいです。仲良く元気に家族として7年過ごせたことを幸せに思える2日間になりました。（一部抜粋）」という感想を頂きました。
新居浜市には、銅にゆかりのある場所やモノ、美味しい食べ物がたくさんあります。これから結婚7周年の「銅婚」を迎えるみなさんもぜひ「銅婚の里にいはま」へお越しいただき、結婚7周年の思い出を新居浜で作ってみてはいかがでしょうか。みなさんに会える日を楽しみにしています。