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皆さんが消防の仕事で一番イメージをするのが消火活動だと思います。火災が発生し消防車が現場まで出動しホースを使用して消火を行いますが、実はその活動と並行して火災原因調査も実施されています。火災がいつ、どこで、だれが、なにを、どのように発生拡大していったかなど火災そのものを明らかにする業務で、消防法によりこの調査を行うことが定められらています。そして、調査結果をもとに火災予防の呼びかけや広報活動を行うことで、市民の安全・安心に繋げようとするものです。そのため、火災原因調査は消防業務の中でも非常に重要な業務と言えます。
5月27日から29日までの3日間、火災原因調査の担当部署である予防課が各署の担当者を対象とした火災原因調査研修を実施しました。この研修は、火災原因調査の知識や技術の向上を図り、火災現場での調査を円滑にかつ効果的に行えるよう毎年実施しています。
今回の研修内容は、昨年度に火災原因調査を実施した職員から事例発表を行い、その後庁舎前で実際の火災現場を想定して実技研修を実施しました。各職員、調査時の役割や要領について再確認することができ充実した研修となりました。
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事例発表 | 実況見分(焼損箇所の計測) |
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実況見分(関係者への聞き取り) | 実技研修(調査方針の決定) |