本文
近年、救急車の出動件数が増えており、救急車の「現場到着時間」「病院収容時間」どちらも延伸傾向にあります。これらの原因は、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、救急患者の受け入れ体制がひっ迫したことも背景にあるでしょう。また、救急車で搬送された人の約4割が入院を必要としない軽症です。本来ならば救急車を呼ぶ必要のない、緊急度の低い不適正利用の増加が挙げられます。
そこで、市民の皆さまに上手に救急車を利用していただくため、「(愛称)Q助」(全国版救急受診アプリ)を総務省消防庁のホームページで掲載しております。Q助は、症状の緊急度を素早く判定でき、救急車を呼ぶ目安になります。また、急な発熱など子どもの急病等で受診した方が良いのか迷った時には、愛媛県子ども医療電話相談(#8000)があります。救急車を呼ぶべきかどうか判断に困った場合などに、活用していただければと思います。
救急車や救急医療は地域の限られた医療資源です。救急車を安心して利用することのできる社会を目指し、いざという時の「自分自身」「愛する家族」「かけがえのない友人」のため、皆さんで上手に利用し、救急医療を安心して利用することのできる新居浜市を目指していきましょう。
緊急性の高い症状の傷病者にできるだけ早く救急車が到着するためには、皆さんのご理解とご協力が必要不可欠ですのでよろしくお願いします。
急な病気やけがをしたとき、該当する症状及び症候を画面上で選択していくと、緊急度に応じた必要な対応(「今すぐ救急車を呼びましょう」、「できるだけ早めに医療機関を受診しましょう」、「緊急ではありませんが医療機関を受診しましょう」または「引き続き、注意して様子をみてください」)が表示されます.
お役立ち<外部リンク>
急な発熱など子どもの急病等で受診した方が良いのか?様子をみても大丈夫なのか?
看護師(必要に応じて小児科医)が家庭での応急対処の方法など、電話でアドバイスします。
詳細はこちら<外部リンク>
救急車が実際に出動した事例を紹介します。救急車を要する状況なのか、皆さんはどう思いますか?
『緊急性がない場合』
・足をひねった
・歯が痛い
・しゃっくりが止まらない
・便秘でおなかが張る(便が出ない)
・救急車で行くと優先的に観てもらえる
(病院に行くと待たされるのが嫌だ)
・自分で病院を探すのが面倒だから
・夜間、休日の診療時間外だった
『タクシー代わりの救急要請』
・今日入院予定だから乗せて言ってほしい
(入院の準備をし、歩いて救急車へ)
・救急車は無料だから
・医療機関へ行く方法がない(交通手段がない)
・○○病院に連れて行ってほしい
・開いている病院が遠い
・○○時○○分に来てほしい
高齢者 [その他のファイル/842KB] 大人 [その他のファイル/779KB] 小児 [その他のファイル/722KB]
119通報した際は、詳しい状況・持病・かかりつけ病院などについて尋ねられることがあります。答えられる範囲でお答えください。
救える命を救うためには、応急手当が重要です。応急手当が必要な場合は、消防本部から電話で指示されます。
応急手当をしている人以外にも、人手がある場合は、救急車の来そうなところまで案内に出ると到着が早くなります。
救急車が到着するまではどうしても時間がかかります。いざというときに、大切な方を救うためにも、正しい応急手当を身につけておきましょう。
消防署では応急手当の講習を行っています。
☆救急車が来たら、こんなことを伝えてください。
・事故や具合が悪くなった状況・救急隊が到着するまでの変化・行った応急手当の内容・具合の悪い方の情報
※持病、かかりつけの病院やクリニックなどは、日頃からメモにまとめておくと便利です。