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今年度、総務省消防庁からの自主防災組織等活性化推進事業の委託事業として、11月14日、惣開小学校にて「みんなで楽しく!ぼうさい駅伝!」と題した、楽しい教育の中で防火防災知識を学ぶ障害走をBFC活動の一環として実施しました。惣開小学校は、令和4年度に学校防災教育実践モデル地域研究事業の対象校であったことから今回、開催校として選定をさせていただきました。また、当日は北消防署職員と新居浜市婦人防火クラブの方々にも競技中、児童のサポート役として学習活動に協力をいただきました。その結果、本事業の目的であった通りに児童の皆さんに楽しく防火防災学習をしてもらうことができました。
今回の防災学習方法として、運動場のトラックを使用し、スタート地点からゴール地点までの中に5つの学習エリアを設け、それぞれのエリアをクリアしてゴールするといった内容になります。競技後には、これまでの学習を復習する形としてクイズ大会も実施しました。
災害が発生し避難をする場合に必要な、ヘルメットと避難袋を装着するエリアです。学習ポイントは、災害による危険な場所を歩く際にしっかりと身を守ることと避難所での生活に必要な物を覚えることです。
訓練用消火器で火点となる的へ放水するエリアです。学習ポイントは、消火器の正しい使用方法を覚えることです。
災害で負傷した方を担架で搬送するエリアです。学習ポイントは、負傷者を正しく担架に乗せて固定し、正しい搬送方法を学ぶことです。
道路が冠水して自宅等の浸水を防ぐために水のうを組み立てるエリアです。学習ポイントは、水のうとはどういった役割をするのか、いつ設置をするのかを学ぶことです。
避難所に避難した際、避難所生活の中でプライバシーを確保するためのパーテーションを組み立てるエリアです。学習ポイントは、避難所ではどのような生活になるのか、多くの人がいる中で自分のプライバシーを守りたい場面はどのようなところにあるのかを学ぶことです。
競技の最後に実施したクイズ大会の様子です。消防職員が用意した5問のクイズに対して多くの児童の皆さんが全問正解して、しっかりと防火防災知識を学んだ成果が出ました。