本文
先日、新居浜市内においてアセチレンガスの取扱い不備による火災事故が発生しました。これは、アセチレンガスを使用した溶接作業時等に、「逆火防止装置」を取り付けていなかったことによる事故です。アセチレンガスは古くから金属の溶接・溶断のために使用されてきた大変便利なガスで、産業のためには欠かせないものです。
しかし、可燃性である上に不安定なガスであるため、自己分解発熱しやすい危険なガスでもあります。特に、ガス溶接・溶断中に切断機の先端から炎が逆流する「逆火」という現象が大変発生しやすく、一たび逆火による炎が容器(ボンベ)まで到達すると、容器が爆発するような火災を起こす恐れがあります。
高圧ガス保安法ではこうした火災を防ぐため、アセチレンガスを使用した溶接・溶断作業時には「逆火防止装置」を容器に取り付けることが義務付けられています。鉄工業が盛んな新居浜市では、こうした溶接作業等に従事される方も多いと思いますが、法令を遵守し、注意して使用してください!!
「ご安全に!!」