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消防車を呼ぶときは→119番
★初期消火できる場合は直ちに消火器等を使って消火してください。
★天井まで火が移ったら消火器では対処できません。すみやかに避難、通報をしてください。
あわてないで次のことを明確に伝えること
安全な所へ避難してください
★お年寄りや子供、病人をまず安全な場所へ避難させてください。
★人命を第一に考え、避難したら戻ってはいけません。危険です。
★現場がわかりにくい場合は、わかりやすいように近所に案内人を出してください。
天ぷら油火災が発生した原因のほとんどは、天ぷらを料理している最中に「少しぐらいなら」という気持ちで他の用事のためその場所を離れ、天ぷらを揚げていることを忘れてしまい気づいた時には、天ぷら鍋に火が入り火災が発生したケースがほとんどです。
天ぷら油は種類や量などで多少異なりますが、コンロに火をかけて5分で、揚げ物料理の適温180度になり、さらに過熱を続けると、点火後約10分で270度に達し、白い煙と異臭がただよい始めます。点火、約15分後には360度に達して、油自体が自然に燃え始めます。天ぷら油火災が発生です。
天ぷら油火災発生過程 |
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揚げ物料理の適温 |
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白い煙と異臭がただよう |
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自然に燃えだす |
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炎が立ち上がる |
消火方法 |
Point |
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消火器を使って! (消火器の使用方法) |
鍋から少し離れた位置で、湯面を掃くようにして消火します。 |
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鍋ぶたを使って! |
手前から炎を押し出すように消火します。 |
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濡れバスタオルなどを使って! |
バスタオルやシーツなどを水で濡らし、軽くしぼり、手前から炎を覆うように、鍋にシーツをかぶせます。濡れタオルなどは数枚重ねるとより効果的です。 |
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《注意点》 消火したら、コンロの元栓を必ずしめて下さい。 |
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絶対にやってはならないこと! |
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天ぷら油に水をかけては危険です。 (火柱が立ち上がり爆発的に燃え上がります。) |
天ぷらを揚げているときはコンロから絶対に離れない。
どうしても、離れる時は、短い時間であってもコンロを完全に消してから離れる習慣をつけましょう。
冬を迎えると、皆さんのご家庭では「まず暖房器のスイッチを入れる」という方が多いのではないのでしょうか。
暖房器として昔から広く普及しているストーブですが、不注意や誤った取扱い方をすることが原因で毎年火災が発生しています。
洗濯物が乾きにくいため、少しの間ならとストーブの真上や近くで洗濯物を乾かした。
乾いた洗濯物は軽くなり、ストーブに落下、火災が発生した・・・・。
スプレー缶がストーブのそばに置いてあったため、ストーブの熱で暖められたスプレー缶の中のガスは膨張し、爆発、火災が発生した。
ストーブを使用中、灯油が切れ、点火したまま燃料カートリッジを抜き給油した。セットしようとしたらキャップから燃料が漏れ、ストーブに引火、火災が発生した。
燃料を給油するとき、灯油とガソリンを間違えて給油、ストーブを点火したら、火災が発生した。
ローソクは、3つの用途に分かれます。
ローソクは様々な形で使われますが、直接火が接したり、転倒したりして火災になるケースがあります。
燭台を使わずに、缶にくぎを刺して代用し、缶の中にマッチの燃えかすを入れて使っていた。ローソクが小さくなって溶けたローソクとマッチの燃えかすが一緒になって炎が立ち上がり、付近のものに着火した…。
仏壇内の御札が、風などで揺れてローソクの炎に接して燃えた…。
震動によってローソクが倒れ、周囲に燃え移った…。
仏壇のローソクが残り少なくなったので、継ぎ足した。加熱された燭台の鉄芯により、徐々にローソクの内側が溶けて倒れ、火災が発生した…。
放火は、全国的に最も多い火災原因のひとつです。放火を未然に防ぐには放火されにくい環境をつくることが最も効果があります。
新居浜市火災予防条例では、放火、火遊び、たばこの投げ捨て等による空地、空家の火災を未然に防止するため、 空地及び空家の所有者、管理者等に対し 火災予防上の管理について規定しています。
第24条 空地の所有者、管理者または占有者は、この空地の枯草等の燃焼のおそれのある物件の除去その他火災予防上必要な措置を講じなければならない。
2 空家の所有者または管理者は、この空家への侵入の防止、周囲の燃焼のおそれのある物件の除去その他火災予防上必要な措置を講じなければならない。
消防本部管内では、枯れ草などが燃える火災が例年発生しています。空地、空家で発生した火災は、近隣の住宅などに燃え移る可能性があり、大変危険です。
皆さまが所有・管理されている空地、空家を火災から守るため、枯れ草や可燃物の除去、整理などを行ない、適正な管理で火災になりにくい環境をつくりましょう。
近年、スマートフォンなどの携帯電話機、タブレット型端末やそれらの周辺機器から出火した火災が多数発生しています。
市内においても平成28年10月にスマートフォンの周辺機器であるモバイルバッテリーから出火した火災が発生しました。この火災は、家人が住宅用火災警報器の鳴動により、火災を早期に発見できたため、被害を最小限に抑えることができました。
しかし、家人が外出中であるなど、状況によっては被害が拡大していた可能性も考えられます。
このようなスマートフォン関連の火災の発生原因としては、充電用コネクター端子や電池パック、モバイルバッテリーの不良など製品が原因で起こる火災のほかに、使用者の誤使用や不注意による火災も発生しています。
スマートフォンなどは日常的に使う機器ですが、普段から次のような防止策を行い、取扱いに注意して未然に火災を防止することが重要です。
実際に出火したスマートフォン用モバイルバッテリー |
(上)変形したコネクター (下)焦げたコネクター ※写真提供:独立行政法人 製品評価技術基盤機構(nite) |