「血圧が高い」、放置していていいの?
心臓は毎日約10万回動き、全身に血液を送り届けています。
心臓から血液を送り出す圧力が強すぎるのが、「高血圧」。
これを放置すると、血管を傷つけ、傷んだ血管が硬く狭くなり、血管が破れる、詰まる等、身体を動かす大事な臓器に障害を起こします。
起きて1時間以内に血圧を測ろう
起きて1~2時間後は急激に血圧が上がり、脳血管疾患や心疾患の発症リスクが高い時間帯です。
血圧は変動します。
次のことに注意し、毎回同じ条件で測りましょう。
○ トイレを済ませる
○ 薬を飲む前・ごはんを食べる前
○ 寒いときは、部屋をあたためてから・・・起きる時間にエアコンのタイマーを合わせる
○ 上腕式の血圧計がオススメ
○ 寝る前にも測って、1日2回の計測が望ましい
血圧を上げる・下げる原因
▲血圧を上げる
運動・食事・喫煙
寒い環境・ストレス
睡眠不足 等
▼血圧を下げる
安静・暖かい環境等
135/85mmHg以上が1週間続いたら、専門家を受診
○ 最低1週間分の記録をもって受診する
○ 降圧薬は、血管を傷みからまもり続けます。高血圧の医療費は、あなたの未来への投資です。
血圧管理 6つのポイント
1 減塩
塩分量は、男性7.5g/日未満、女性6.5g/日未満が目安。
高血圧の人は6g/日未満に。
○主食は白ごはんにする
味付けめし,麺,パン,粉物などを控える
○減塩の食品・調味料を利用する
○食品の食塩量を知る
1日1gの塩分を減らしましょう。
2 バランスの良い食事
野菜や果物、青身魚を積極的に食べ、脂っこいものを減らしましょう。
1日1皿、野菜料理を増やしましょう。
○カリウムの多い食事
野菜や果物に多いカリウムは塩分の排出を促します
※腎疾患をお持ちの方は主治医にご相談ください
○パン,菓子類,揚げ物,肉の脂などを控える
3 適正体重の維持
BMI 25kg/平方メートル 未満にしましょう。
BMI(体格指数)=体重[kg]÷身長[m]2
○飲料に含まれるカロリーに注意する
コーヒー(ブラック以外),スポーツドリンク,甘い炭酸飲料など
○就寝2時間前までに 食事を終える
○定期的に体重を測定する
4 適度な運動
ウォーキングなどの有酸素運動を毎日30分以上を目標に行いましょう。
※脳心血管病などの運動に制限がある方は、主治医にご相談ください
○筋トレやストレッチ運動を 組み合わせるとより効果的
○新居浜KENPOSを活用してウォーキング
5 節酒
飲酒量の目安は次のうち1つまで
ビール中瓶1本(500ミリリットル)/日
日本酒1合(180ミリリットル)/日
焼酎0.5合(90ミリリットル)/日
○お酒はお水と交互に飲む
○週に2日程度の休肝日を設ける
6 禁煙(受動喫煙を含む)
1本のたばこの喫煙で、15分以上持続する血圧上昇を引き起こします。
○禁煙外来に相談
参考:たばこと健康(保健センター)
+1 良質な睡眠の確保
朝目覚めた時、疲れが残っていませんか。
睡眠不足が続くと、高血圧などの発症リスクが上昇します。
○睡眠時間の目安は、6時間以上
○生活習慣や睡眠環境を整える工夫を
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