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おはようございます。
新しい令和5年度の幕開けを迎え、本日、4月1日付けで、新規採用職員31名を含め、総勢360名の人事異動発令を行いました。
今年度は、本市の最上位計画であります「第六次新居浜市長期総合計画」がスタートして3年目、また、『住みたい、住み続けたい あかがねのまち』を目指して策定いたしました「第2期新居浜市総合戦略」が4年目となる年度でございます。この度の人事異動は、令和5年度をウィズコロナからアフターコロナへの転換という新たな時代への再始動となる重要な1年と位置付け、さまざまな行政課題に的確に対応するために組織機構の見直しを行い、能力主義と適材適所による人員配置を行ったところでございます。
今回、新たに設置する健康づくり推進本部は、年々複雑かつ多様化する健康課題を、組織横断的な体制で解決していこうとするものでございます。本部長となる副市長のリーダーシップのもと、市民の健康寿命の延伸を目指し、効果的な健康施策を推進していただくようお願いします。
また、長期にわたり、翻弄されてきた新型コロナウイルス感染症も、ようやく終息の兆しが見え始めたように感じておりますが、まだまだ油断はできません。5月には次のワクチン接種が始まります。引き続き、市民の安心・安全を最優先とし、アフターコロナを見据え、疲弊した経済を立て直すため、全職員が一丸となって取組みを進めていただくようお願いいたします。
さて、昨年のサッカーワールドカップ、そして先日の野球のWBCでの日本代表の活躍が、日本全体に大きな感動と勇気を与えてくれたことはまだ記憶に新しいところです。引き続き、代表を率いることになったサッカーの森保監督は、その会見の中で、「過去にやってきたことが何となく通用すると思うことがないよう、自分自身が一番気を引き締めてやらないといけない。」と話をしておられました。また、子どもたちに向けて一言を求められた野球の栗山監督は、「できるかできないかではなく、やるかやらないか。」と話をされました。これらの言葉は、私たちにとっても、非常に深い示唆を与えてくれるものではないかと感じております。不振にあえぐ村上選手を、将来の日本を背負って立つことになる選手として最後まで信頼し続けた姿は、管理職である皆さんの目にどのように映っていたでしょうか。
すでにあらゆる機会に申し上げてきたように、「人を育てる」ということが、皆さんの最大の使命であります。市役所が最大の機能を発揮するためには、一人ひとりの職員が能力を高め、そのことにより、組織力を高めていかなければなりません。組織に所属して仕事をする以上、自己犠牲の精神も必要とされます。すべての職員が、それぞれの立場で、それぞれに与えられた任務に対して、真摯に向き合っていただく。それができれば、市民からの信頼はおのずと高まっていくものと思います。
お集まりの皆様には、より一層の自覚と責任をもって職務に精励していただくようお願いを申し上げ、新年度にあたっての、訓示とさせていただきます。
今年一年、どうぞよろしくお願いいたします。