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皆さん、おはようございます。
本日から、令和2年度がスタートいたします。
4月1日付けで、新規採用職員35名を含め、総勢341名の人事異動発令を行いました。
この度の人事異動におきましては、人口減少対策や今般の消防防災合同庁舎の完成に合わせまして、防災・減災対策を強化することに重点を置き、さらには、新居浜市の英知と総意を結集して策定いたしました「第五次新居浜市 長期総合計画」が最終年度を迎えますとともに、わたくしの市長としての第2ステージも最終年となり、まさに総仕上げの年となります。
また、「第2期新居浜市総合戦略」がスタートとすることから、これまで以上に本市の重要施策の着実な執行を図るため、能力主義と適材適所による人材配置を行ったものであります。
本日から新しい年度が始まるわけでございますが、新たに、本市出身で、県の営業本部長や参与などを歴任された、加藤龍彦氏を副市長としてお迎えし、産業や観光の振興、シティ・プロモーションやスマートシティの推進等において手腕を発揮していただきます。
これまでにない視点から、新たな意見や提案をいただき、各種施策を積極的に展開するとともに、組織の活性化を図りたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
現在、新型コロナウイルスの対応で国内のみならず世界が揺れ動いております。新居浜市におきましても、先日、1名の感染が確認されたところでございます。本日の辞令交付式もこのように規模を縮小して実施させていただきましたが、今後の感染拡大を防止するために、(新型コロナウイルス感染症)対策本部を中心に全職員が一丸となって、感染拡大防止に取り組んでいただきたいと思います。
さて、今年度は、市民の誰もが幸せを実感できる将来都市像の実現に向けて「第六次新居浜市長期総合計画」を策定する大変重要な節目の年となります。
こうした中、昨年7月の庁議において、人材育成基本方針の見直しの提案があり、職員全体で「職員像」について職場で議論、検討した結果を踏まえ改訂をいたしました。
改訂のポイントの1つめは、これまでの職員像「3C(チャレンジ、コスト、チェンジ)」を基本としながら、これまでの「求められる職員像」を、職員自ら行動するイメージが感じられる「めざすべき職員像」といたしました。
2つめは、「コスト意識について」です。単に事業費の削減(マイナス)だけでなく、創意工夫により新たな歳入(プラス)を生み出すこと、さらに、時間を「コスト」と捉え事務の効率化に努めること等を追加して“コスト意識”の醸成を図ることといたしました。
これらのほかに、基本方針について、時代の変革、現状に合わせた内容に修正をいたしておりますし、新たに「働きやすい職場環境づくり」の項目を追加もいたしております。
管理職の皆様には、「人材育成基本方針」の目的であります、職員一人ひとりが、自らの意識改革・資質向上に自発的、積極的に取り組むとともに、市としても、職員の能力開発、能力活用に体系的、計画的に取り組むと同時に、働きやすい職場づくりを積極的に推進すること、さらには、職場及び組織の連携によるチーム力で、組織全体のレベルを上げることを念頭に、一層の自覚と責任をもって職務に精励していただきますことをお願いして、年度始めに当たりましての訓示とさせていただきます。