本文
目次
議事日程
本日の会議に付した事件
出席議員
欠席議員
説明のため出席した者
議会事務局職員出席者
開議(午前10時00分)
日程第1 会議録署名議員の指名
日程第2 議案第59号~議案第69号
白川企画教育委員長報告
黒田市民福祉委員長報告
越智経済建設委員長報告
井谷幸恵議員の討論
藤原雅彦議員の討論
伊藤嘉秀議員の討論
表決
日程第3 報告第22号
石川市長の説明
髙橋総務部長の説明
日程第4 議案第70号
石川市長の説明
加地企画部長の説明
委員会付託
休憩(午前10時38分)
再開(午後 1時00分)
白川企画教育委員長報告
表決
日程第5 請願第5号
白川企画教育委員長報告
片平恵美議員の討論
伊藤優子議員の討論
伊藤義男議員の討論
表決
休憩(午後 1時19分)
再開(午後 1時55分)
日程第6 委員会の閉会中の継続審査
表決
議案第71号
石川市長の説明
委員会付託省略
表決
休憩(午後 1時59分)
再開(午後 2時00分)
新居浜港務局委員会の委員の推薦について
表決
休憩(午後 2時01分)
再開(午後 2時01分)
議案第72号
石川市長の説明
委員会付託省略
表決
休憩(午後 2時03分)
再開(午後 2時04分)
諮問第2号
石川市長の説明
委員会付託省略
表決
市長挨拶
閉会(午後 2時10分)
本文
令和6年9月20日(金曜日)
議事日程 第5号
第1 会議録署名議員の指名
第2 議案第59号 工事請負契約について
(企画教育委員長報告)
議案第60号 愛媛地方税滞納整理機構の共同処理する事務の変更及び規約の変更について
(同上)
議案第61号 愛媛県後期高齢者医療広域連合規約の変更について
(市民福祉委員長報告)
議案第62号 新居浜市支所設置条例の一部を改正する条例の制定について
(同上)
議案第63号 新居浜市税賦課徴収条例の一部を改正する条例の制定について
(企画教育委員長報告)
議案第64号 新居浜市地方活力向上地域における固定資産税の特例措置に関する条例の一部を改正する条例の制定について
(同上)
議案第65号 新居浜市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について
(市民福祉委員長報告)
議案第66号 令和6年度新居浜市一般会計補正予算(第3号)
(各常任委員長報告)
議案第67号 令和6年度新居浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)
(市民福祉委員長報告)
議案第68号 令和6年度新居浜市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)
(同上)
議案第69号 工事請負契約について
(企画教育委員長報告)
第3 報告第22号 専決処分の報告について
第4 議案第70号 工事請負契約について
(企画教育委員会付託)
第5 請願第5号 マイナンバー制度見直しを求める意見書の提出方について
(企画教育委員長報告)
第6 委員会の閉会中の継続審査
――――――――――――――――――――――
本日の会議に付した事件
第1 会議録署名議員の指名
第2 議案第59号~議案第69号
第3 報告第22号
第4 議案第70号
第5 請願第5号
第6 委員会の閉会中の継続審査
議案第71号
新居浜港務局委員会の委員の推薦について
議案第72号
諮問第2号
――――――――――――――――――――――
出席議員(26名)
1番 小野 志保
2番 伊藤 義男
3番 渡辺 高博
4番 野田 明里
5番 加藤 昌延
6番 片平 恵美
7番 井谷 幸恵
8番 河内 優子
9番 黒田 真徳
10番 合田 晋一郎
11番 神野 恭多
12番 白川 誉
13番 伊藤 嘉秀
14番 越智 克範
15番 藤田 誠一
16番 田窪 秀道
17番 小野 辰夫
18番 山本 健十郎
19番 高塚 広義
20番 藤原 雅彦
21番 篠原 茂
22番 伊藤 謙司
23番 大條 雅久
24番 伊藤 優子
25番 仙波 憲一
26番 近藤 司
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欠席議員
なし
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説明のため出席した者
市長 石川 勝行
副市長 原 一之
企画部長 加地 和弘
総務部長 髙橋 聡
福祉部長 久枝 庄三
市民環境部長 長井 秀旗
経済部長 宮崎 司
建設部長 高橋 宣行
消防長 後田 武
上下水道局長 玉井 和彦
教育長 高橋 良光
教育委員会事務局長 竹林 栄一
監査委員 鴻上 浩宣
――――――――――――――――――――――
議会事務局職員出席者
事務局長 山本 知輝
議事課長 德永 易丈
議事課副課長 鴨田 優子
議事課副課長 岡田 洋志
議事課調査係長 伊藤 博徳
議事課議事係長 村上 佳史
議事課主事 田辺 和之
―――――――――― ◇ ――――――――――
午前10時00分開議
○議長(小野辰夫) これより本日の会議を開きます。
本日の議事日程につきましては、議事日程第5号のとおりでありますが、日程第5終了後、議員全員協議会も予定いたしております。
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日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(小野辰夫) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、議長において藤田誠一議員及び田窪秀道議員を指名いたします。
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日程第2 議案第59号~議案第69号
○議長(小野辰夫) 次に、日程第2、議案第59号から議案第69号までの11件を一括議題といたします。
以上の11件に関し、各常任委員長の報告を求めます。まず、白川企画教育委員長。
○12番(白川誉)(登壇) ただいまから企画教育委員会の報告をいたします。
本委員会は9月17日に委員会を開催いたしました。本委員会に付託されました議案第59号、議案第60号、議案第63号、議案第64号、議案第66号及び議案第69号の6件につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
まず、議案第59号、工事請負契約について御報告申し上げます。
本案は、新居浜市庁舎大規模改修高圧受変電設備工事の請負契約についてであります。
本案について質疑の概要を申し上げます。
受変電設備は、水害に耐えられるようになっているのかとの質疑に対し、設置場所周辺の浸水想定水位が645ミリメートル程度だが、施工箇所の床面の高さは1,000ミリメートルとなっており、十分余裕があると考えているとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第59号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第60号、愛媛地方税滞納整理機構の共同処理する事務の変更及び規約の変更について御報告申し上げます。
本案について質疑の概要を申し上げます。
森林環境税は、本市ではどの程度の金額なのかとの質疑に対し、6月末現在の調定額として、市民税、県民税、森林環境税の合計で約92億4,000万円、そのうち森林環境税は約5,100万円で0.5%程度となるとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第60号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第63号、新居浜市税賦課徴収条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、審査いたしました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第63号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第64号、新居浜市地方活力向上地域における固定資産税の特例措置に関する条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
本案について質疑の概要を申し上げます。
本市に本社機能を移したが、短期間で本市から撤退した場合はどのように取り扱うのかとの質疑に対し、所定の申請、決定通知等の手順を踏んでいれば、該当期間内で課税免除することになるとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第64号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第66号について御報告申し上げます。
議案第66号、令和6年度新居浜市一般会計補正予算(第3号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳入全部、歳出、第2款総務費、第1項総務管理費、5目企画費、市民応援あかがねポイント事業費、第10款教育費、第2表地方債補正追加及び第3表地方債補正変更であります。
本案について質疑の概要を申し上げます。
市民応援あかがねポイント事業費に関して、まず、あかがねポイント加盟店舗数は、また負担金3,500万円はどのように使うのかとの質疑に対し、加盟店舗数は約380店舗で、負担金については1店舗当たりの上限を120万円、利用者1人当たりの上限を5,000円として還元する予定であるとの答弁がありました。
次に、店舗側の負担はどのようになるのかとの質疑に対し、今回のキャンペーンは、還元率20%を予定しているが、店舗側は従来どおり、ポイント利用があった際の利用者付与分1%を負担し、残りの19%を市が負担するとの答弁がありました。
質疑終了後、本案に関し討論に付したところ、あかがねポイント事業のより一層の推進、また各基金の積立てについて、寄附者の意思を尊重し、有効に活用することを要望して賛成するとの意見が述べられました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第66号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第69号、工事請負契約について御報告申し上げます。
本案は、黒島橋橋梁更新工事の請負契約についてであります。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、工事の周知方法はどうするのかとの質疑に対し、工業団地の各企業には直接説明しており、トラック協会には迂回路のお知らせ文を配付し、地元住民には自治会へ広報依頼をしているとの答弁がありました。
次に、入札参加業者5者のうち、2者が失格となっているが、失格の条件はとの質疑に対し、1億円以上の工事入札であったため、低入札価格調査制度が適用された。調査基準価格を下回る価格による入札であったため、新居浜市低入札価格調査実施要領第6条に基づく判定基準に照らしたところ、2者についてはそれぞれ基準額に満たない項目があったため、同条の規定により失格となったとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第69号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で企画教育委員会の報告を終わります。
○議長(小野辰夫) 次に、黒田市民福祉委員長。
○9番(黒田真徳)(登壇) ただいまから市民福祉委員会の報告をいたします。
本委員会は9月13日に委員会を開催いたしました。本委員会に付託されました議案第61号、議案第62号及び議案第65号から議案第68号までの6件につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
まず、議案第61号、愛媛県後期高齢者医療広域連合規約の変更について御報告申し上げます。
本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、質疑応答を行い審査いたしました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第61号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第62号、新居浜市支所設置条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、上部支所、川東支所とコンビニでの住民票や印鑑登録証明書の交付件数はとの質疑に対し、令和6年4月から7月までの実績として、交付件数2万2,919件のうち、上部支所が3,080件、川東支所が1,481件、コンビニ交付が5,286件であるとの答弁がありました。
次に、支所の掲示場は非常に大きな役割を果たしていたが、今後ネットでの掲載や公共施設での新たな掲示場の設置などが必要ではないかとの質疑に対し、現在市ホームページでの掲載は行われておらず、新たな掲示場の設置も含めて、関係課と協議して検討したいと考えているとの答弁がありました。
次に、市民の意向をどのような形で把握したのかとの質疑に対し、新居浜市連合自治会、新居浜市老人クラブ連合会、新居浜市女性連合協議会、新居浜市民生児童委員協議会において今回の支所廃止及び新サービスの取組について説明を行ったが、特に支所廃止についての反対意見はなかったとの答弁がありました。
質疑終了後、本案に関し討論に付したところ、市民サービスの低下につながるため反対するとの意見が述べられました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第62号については、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第65号、新居浜市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、質疑応答を行い審査いたしました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第65号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第66号について御報告申し上げます。
議案第66号、令和6年度新居浜市一般会計補正予算(第3号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳出第3款民生費及び第4款衛生費であります。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、児童保育費に関して、どの保育施設が補助の対象になっているのかとの質疑に対し、今回の増額分については、保育士の補助的な業務を行う人員を雇用した部分についての補助になる。1園当たり月額10万円で、年額120万円となり、今年新たに十全保育園、ルンビニ乳幼児保育園、中萩保育園の3園で導入するとの答弁がありました。
次に、介護基盤整備等事業に関して、はぴねす福祉会の介護職員宿舎に対する補助金だが、総額幾らの事業なのかとの質疑に対し、本事業については、総額3億円の事業で、補助率が3分の1であるため、県から1億円の補助内示が出ているとの答弁がありました。
次に、若年がん患者在宅療養支援事業費に関して、どの程度の利用を見込んでいるのかとの質疑に対し、令和3年度から事業を開始し、令和5年度まで実績はなかったが、今年度は1件申請があり、ほかにも問合せがあるため、2名分の予算措置を行っているとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第66号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第67号、令和6年度新居浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)について御報告申し上げます。
本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、審査を行い討論に付したところ、マイナ保険証の一本化に反対の立場であり、システム改修などの費用は必要ないと考えるため反対するとの意見が述べられました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第67号については、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第68号、令和6年度新居浜市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)について御報告申し上げます。
本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、質疑応答を行い審査いたしました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第68号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で市民福祉委員会の報告を終わります。
○議長(小野辰夫) 次に、越智経済建設委員長。
○14番(越智克範)(登壇) ただいまから経済建設委員会の報告をいたします。
本委員会は9月13日に委員会を開催いたしました。本委員会に付託されました議案第66号、令和6年度新居浜市一般会計補正予算(第3号)について、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
議案第66号、令和6年度新居浜市一般会計補正予算(第3号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳出第2款総務費、第1項総務管理費、5目企画費、ふるさと納税被災地支援事業費、第6款農林水産業費、第8款土木費及び第11款災害復旧費であります。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、ふるさと納税被災地支援事業費に関して、この事業を開始するに至った経緯はとの質疑に対し、ふるさと納税を活用した被災地支援は、総務省も推進している。愛媛県及び県内市町が実地支援に入っている石川県珠洲市より、同制度を活用した被災地支援の要請があり実施した。あわせて、県が実地支援に入っている石川県輪島市についても実施したとの答弁がありました。
次に、担い手総合支援事業費に関して、農業機械設備の整備に対し支援するとのことだが、どのような支援かとの質疑に対し、県が事業費の3分の1を補助するものであるとの答弁がありました。
次に、橋りょう長寿命化事業に関して、まず坂谷橋以外に耐震補強が必要な跨道橋はあるのかとの質疑に対し、道路課が管理している跨道橋は、現在耐震化を進めている坂谷橋を含め5橋あり、治良丸橋は令和5年度に完成した。他の3橋は、全国的に落橋事例のない構造であるため、耐震化は見送っているとの答弁がありました。
次に、今回の坂谷橋のように、完成図面と実測結果の差異が原因で工事の施工方法を変更する事例はよくあるのかとの質疑に対し、本来であれば、実測を行った上で工事設計を行うが、坂谷橋は、松山自動車道に架かる橋であり、実測には交通規制を伴うことから、完成図面を基に工事の設計を行った。完成図面は、30年ほど前のものであり、松山自動車道開通以降、西日本高速道路株式会社が道路の補修などを行っている中で差異が出たものと思われる。治良丸橋は、坂谷橋と同様、松山自動車道に架かる橋であり、完成図面を基に工事設計を行ったが、問題なく工事ができており、今回の例はまれなケースだと考えるとの答弁がありました。
次に、コンテナクレーン整備事業に関して、これまでに不具合や修理を行った経緯はあるのかとの質疑に対し、定期的に点検を行っており、小さな故障や修繕はあったが、今回のような大きな事故はなかったとの答弁がありました。
次に、航路泊地整備事業に関して、定期的にしゅんせつ工事は行っているのかとの質疑に対し、新居浜港の中には土砂が堆積しているところがかなりある。予算の関係もあることから、特に緊急性の高いところからしゅんせつ工事を進めているとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第66号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で経済建設委員会の報告を終わります。
○議長(小野辰夫) これより質疑に入ります。
ただいまの各常任委員長の報告に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野辰夫) 質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。井谷幸恵議員。
○7番(井谷幸恵)(登壇) 日本共産党の井谷幸恵です。
議案第62号、議案第67号に反対の立場でまとめて討論いたします。
議案第62号、上部支所と川東支所を廃止する議案に反対の立場で討論します。
両支所では、住民票や印鑑証明の届出、証明書の交付など、令和4年度には約4万件の窓口業務を取り扱いました。今6割以上はコンビニで対応できるようになっていると言います。今後もコンビニで扱う手続は増える予定で、市は人口減少が進む中、公共施設の再編が必要だとして、来年3月を目標に2つの支所を廃止します。市長は、コンビニ交付の啓発とさらなる市民サービスの向上を図ると述べていらっしゃいます。コンビニと同じ端末を支所に設置したり、移動市役所を使ったりして公共サービスの利便性を維持するとしています。しかし、コンビニなどで手続ができるからといって、支所を閉じてよいものでしょうか。2月議会で、私は、支所の役割について質問しました。市は、証明業務、収納業務、相談業務のほか、市からのお知らせを発信する広報や広聴などの役割と御答弁されました。コンビニで相談業務はできません。市民の声を聞き、解決するのが市の一番の仕事です。遠い市役所まで行けない人、機械の操作に弱い人など様々な手助けが必要な人がいます。
議案第62号は、福祉の向上に反し、市民サービスの後退であると考えますので、反対をいたします。
付け足して述べます。コンビニの方にお聞きしました。忙しい時間帯に来られて操作の仕方が分からない人がいます。コンビニのほうの業務が停滞し、お客さんを待たせ、迷惑をかけることがあるそうです。今後こういったことが増えていくと考えられます。あってはならないと思います。
次に、議案第67号に反対の立場で討論します。
国民健康保険事業特別会計補正予算、一般管理費297万4,000円についてです。
令和6年12月2日に従来の健康保険証の発行が停止され、マイナンバーカードと保険証が原則一本化されます。このことに伴い、資格確認書及び資格情報のお知らせの交付などが必要になることから、システム改修などを行うための補正予算との説明です。国民皆保険制度の下、国民全員の健康保険加入が国の義務です。しかし、マイナンバーカードの取得は任意、マイナンバーカードを保険証として利用することも個人の希望によるもの、保険証を使い続けるのか、マイナ保険証に変えるのかも一人一人が選ぶことです。政府が一方的にマイナ保険証を国民に押しつけるなどとんでもない話です。マイナ保険証の利用が伸びないのは問題が多いからです。使用する際の煩雑さ、個人情報のひもづけ誤りや資格が確認できないなどのミス、紛失や盗難の心配から持ち歩きたくないという人も大勢います。設備の設置費用など医療機関の負担もばかになりません。保険証がなくなったら大変なことになる、このことを政府の人たちは分かっていないと専門家たちは指摘します。政府が主張するマイナ保険証のメリットは、保険証とお薬手帳で簡単に賄える。マイナ保険証は、デメリットが多く、メリットが少ないと医療機関も薬局も利用者も皆がそう思っている。不便なマイナ保険証ではなく、便利な保険証を使うのは自然なことと言い切るのは、マイナ連絡会の事務局長さんです。今、日本全国で保険証を残せの声と運動が大きく広がっています。この補正予算は、今や9割の国民が望む現行の保険証を残すことになれば、必要でない無駄な予算となりますので、反対いたします。
以上です。
○議長(小野辰夫) 藤原雅彦議員。
○20番(藤原雅彦)(登壇) 公明党議員団の藤原雅彦でございます。
議案第62号、新居浜市支所設置条例の一部を改正する条例の制定について、賛成の立場で討論いたします。
川東支所及び上部支所につきましては、それぞれ昭和54年、昭和55年の建設以降、長年にわたり地域住民の行政サービスに大きな役割を果たしてきました。しかしながら、平成25年度以降の公金収納の多様化や令和3年のコンビニエンスストアでの住民票及び印鑑証明書の交付開始などにより、近年の両支所における手続件数は、明らかな減少傾向が見られる状況となっております。
また、令和4年度に導入された行政MaaS車両による移動行政サービスの実施、さらに令和6年3月には、本庁においてキオスク端末を導入するなど、人口減少の進展などの社会変化に即した行政サービスへの着実な転換と新たな市民サービスへの積極的な取組が推進されておりますことから、両支所の廃止は適当であると考えます。
今後におきましても、戸籍関係証明書類などのコンビニ交付の拡充や移動行政サービスなどにより、さらなる利便性の向上に取り組んでいただくことを強く要望し、私の賛成討論とさせていただきます。
○議長(小野辰夫) 伊藤嘉秀議員。
○13番(伊藤嘉秀)(登壇) 自民クラブの伊藤嘉秀でございます。
議案第67号、令和6年度新居浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)について賛成の立場で討論いたします。
本議案は、令和6年12月2日に施行される国民健康保険法の一部改正に備え、マイナ保険証を基本とする制度に対応するシステム改修の委託料等を予算措置するものであります。
システムの主な改修内容は、マイナ保険証を保有しない方へ対応するため、資格確認書を交付、管理する機能等へ改修するものであり、加えて加入者へ制度改正をお知らせするリーフレットの作成費用も含まれるなど、必要な補正予算であると考えます。
マイナ保険証を基本とする制度移行後におきましても、本市の国民健康保険加入者が、円滑に診療等を受けられる体制づくりを期待し、私の賛成討論といたします。
○議長(小野辰夫) 以上で通告による討論は終わりました。
これにて討論を終結いたします。
これより採決いたします。
採決は分離して行います。
議題のうち、まず議案第59号から議案第61号までの3件を一括採決いたします。
以上の3件に対する委員長の報告はいずれも可決であります。以上の3件はいずれも委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野辰夫) 御異議なしと認めます。よって、議案第59号から議案第61号までの3件はいずれも原案のとおり可決されました。
次に、議案第62号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(小野辰夫) 起立多数であります。よって、議案第62号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第63号から議案第66号までの4件を一括採決いたします。
以上の4件に対する委員長の報告はいずれも可決であります。以上の4件はいずれも委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野辰夫) 御異議なしと認めます。よって、議案第63号から議案第66号までの4件はいずれも原案のとおり可決されました。
次に、議案第67号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(小野辰夫) 起立多数であります。よって、議案第67号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第68号及び議案第69号の2件を一括採決いたします。
以上の2件に対する委員長の報告はいずれも可決であります。以上の2件はいずれも委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野辰夫) 御異議なしと認めます。よって、議案第68号及び議案第69号の2件はいずれも原案のとおり可決されました。
―――――――――― ◇ ――――――――――
日程第3 報告第22号
○議長(小野辰夫) 次に、日程第3、報告第22号を議題といたします。
説明を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) ただいま上程されました報告第22号につきまして御説明申し上げます。
報告第22号、専決処分の報告につきましては、損害賠償の額の決定についてでございます。
相続人調査における事務の瑕疵による損害賠償の額を32万3,282円と決定し、専決処分をいたしましたので、報告するものでございます。
なお、詳細につきましては担当部長から補足説明いたします。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(小野辰夫) 補足説明を求めます。髙橋総務部長。
○総務部長(髙橋聡)(登壇) 報告第22号、専決処分の報告につきまして補足を申し上げます。
議案書の3ページから5ページまでを御覧ください。
本件は、損害賠償の額の決定についてでございます。
市税滞納者が死亡した場合、その相続人の調査を行い、納税を承継していただくこととなります。
今回死亡した1名の市税滞納者の相続人調査の結果により、令和6年3月21日付で滞納市税承継事前通知書を送付いたしましたが、後に調査結果に誤りがあったことが判明いたしました。
相手方は、既に相続放棄の準備を進め、相続調査等に係る費用負担が生じてしまっておりましたことから、このことについて瑕疵を認め、損害賠償の額を決定し、令和6年9月12日専決処分いたしましたので、報告いたします。
損害賠償の額につきましては、相手方7名から提出していただいた相続放棄の準備に要した費用の明細書及び領収書を確認し、総額32万3,282円と決定いたしたものでございます。
今後、市税滞納者に係る相続人調査の際は、細心の注意を払うとともに、困難な事案等の場合は、事前に専門家に相談するなど、適正な事務処理を行うよう努めてまいります。
以上で補足を終わります。
○議長(小野辰夫) これより質疑に入ります。
報告第22号に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野辰夫) 質疑なしと認めます。
―――――――――― ◇ ――――――――――
日程第4 議案第70号
○議長(小野辰夫) 次に、日程第4、議案第70号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) ただいま上程されました議案第70号につきまして提案理由の説明を申し上げます。
議案第70号、工事請負契約につきましては、東雲陸上競技場改修工事の請負契約でございまして、去る9月10日の一般競争入札の結果、1億7,746万5,200円で株式会社運動施設と契約を締結するため、本案を提出いたしました。
なお、詳細につきましては担当部長から補足説明いたします。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(小野辰夫) 補足説明を求めます。加地企画部長。
○企画部長(加地和弘)(登壇) 議案第70号、工事請負契約につきまして補足を申し上げます。
議案書の6ページから9ページまでを御覧ください。
本工事は、東雲陸上競技場を公益財団法人日本陸上競技連盟の公認競技場として継続するため、スポーツ振興くじ助成金を財源として活用し、ウレタン舗装等の工事を行うものです。
東雲陸上競技場は、平成5年に供用開始され、その翌年から公益財団法人日本陸上競技連盟の公認競技場として、市内外の陸上競技者等の皆様に利用いただいております。
工事の概要についてでございますが、既存のウレタン舗装を一度撤去した後、新たにウレタン舗装を施し、レーン、マーキング、標識タイルの設置並びに円盤・ハンマー投げ囲いネット設置を行うものでございます。
以上で補足を終わります。
○議長(小野辰夫) これより質疑に入ります。
議案第70号に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野辰夫) 質疑なしと認めます。
議案第70号は、議事日程に記載のとおり、企画教育委員会に付託いたします。
この際、暫時休憩いたします。
午前10時38分休憩
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午後 1時00分再開
○議長(小野辰夫) 休憩前に引き続き会議を開きます。
議案第70号に関し、企画教育委員長の報告を求めます。白川企画教育委員長。
○12番(白川誉)(登壇) ただいまから企画教育委員会の報告をいたします。
本委員会に付託されました議案第70号、工事請負契約につきまして、先ほど委員会を開催いたしました。委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
議案第70号は、東雲陸上競技場改修工事の請負契約についてであります。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、なぜ追加議案となったのかとの質疑に対し、低入札価格調査制度にのっとった調査に時間を要したためであるとの答弁がありました。
次に、なぜ市内業者が入札していないのかとの質疑に対し、公益財団法人日本陸上競技連盟公認の陸上競技場の新設または改修の施工実績がある業者等を入札参加要件としていたが、要件を満たす市内業者がなかったためであるとの答弁がありました。
次に、トラックの長さを400メートルに拡張してはという要望の声を聞くが、300メートルのままとした理由はとの質疑に対し、検討はしているが、高水敷の幅の都合上、300メートルから400メートルへの拡張は困難であるとの答弁がありました。
次に、工事の財源の内訳はとの質疑に対し、スポーツ振興くじ助成金、体育施設環境整備事業債、一般財源の予定であるとの答弁がありました。
質疑終了後、本案に関し討論に付したところ、今後はより早期の入札を行い、着工することを要望して賛成するとの意見が述べられました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第70号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で企画教育委員会の報告を終わります。
○議長(小野辰夫) これより質疑に入ります。
ただいまの企画教育委員長の報告に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野辰夫) 質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。
討論の通告はありません。よって、討論なしと認めます。
これより議案第70号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野辰夫) 御異議なしと認めます。よって、議案第70号は原案のとおり可決されました。
―――――――――― ◇ ――――――――――
日程第5 請願第5号
○議長(小野辰夫) 次に、日程第5、請願第5号を議題といたします。
本件に関し、企画教育委員長の報告を求めます。白川企画教育委員長。
○12番(白川誉)(登壇) ただいまから企画教育委員会の報告をいたします。
本委員会に付託されました請願第5号につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
請願第5号、マイナンバー制度見直しを求める意見書の提出方についてでありますが、本請願の趣旨は、あらゆる個人情報を政府が一元管理するマイナンバー制度については、厳格な取扱いやプライバシー保護について慎重に対応する必要があるが、マイナンバーカードについては、立法事実がない任意のサービスであり、国がその発行に対して責任を負わない状況となっている。個人情報管理においては、このような深刻な問題が存在することから、国や地方自治体で使用するサーバーの開発、運用については、日本国内の企業に委託すること、マイナンバーカードについては法律に基づく裏づけを持ち、運転免許証と同様に、公務員等が立ち会い、厳格に発行、管理を行い、個人情報漏えいやなりすましの防止を徹底すること、マイナンバーやそこにひもづけられている自分の情報については、いつ、どこで、誰が、何の目的のために閲覧したか、全ての履歴を確認できる仕組みを構築すること、マイナンバーカードや各種サービスのひもづけ等、強制的なデジタル移行は行わず、必ず代替手段を用意し、現行の手段が今以上に不便にならないようにするよう国に対して意見書の提出方を請願されているものであります。
本件に関し、討論に付したところ、委員からは、国や地方自治体で使用するサーバーの開発、運用については、必要なセキュリティー水準を確保できていると認識している。管理については、個人番号の利用範囲を法律で規定することで、目的外利用を禁止するほか、必要な情報のみをやり取りする分散管理を採用するなど、制度面、システム面の両面から対策が施されている。マイナンバーカードについては、カードの取得は任意であり、ひもづけに関する総点検を経て様々な懸念を払拭する取組が図られている。人口減少が進展する中、公的サービスをより効率的に提供するのがマイナンバーカードであると考えるため反対する。政府は既にマイナンバーカードの取得や健康保険証とのひもづけに際し多額の予算を投入しているが、それでも健康保険証をマイナンバーカードと一体化することへの不安が払拭できていない状態である。マイナンバーカード自体は任意であり、マイナンバーカードと保険証をひもづけしていない人への不利益な扱いもあるが、それでもまだ進んでいないということは、それだけ人の不安が大きいということである。請願要旨にもあるように、強制的なデジタル移行を行わず、必ず代替手段を用意し、現行の手段が今以上に不便にならないようにすることは大事だと思うため賛成するとの意見が述べられました。
以上の経過を経て採決の結果、請願第5号については、賛成少数をもって請願審査報告書のとおり不採択とすべきものと決しました。
以上で企画教育委員会の報告を終わります。
○議長(小野辰夫) これより質疑に入ります。
ただいまの企画教育委員長の報告に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野辰夫) 質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。片平恵美議員。
○6番(片平恵美)(登壇) 日本共産党の片平恵美です。
請願第5号、マイナンバー制度見直しを求める意見書の提出方について、賛成の立場で討論します。
本請願では、誤登録や委託先、再委託先からの個人情報漏えいなど個人情報管理における深刻な状況から抜本的な見直しをすること、強制的なデジタル移行は行わず、代替手段の用意、現行の手段が不便にならないよう求めているものです。
マイナンバーカードの取得は任意です。ポイント付与の後押しによって7割の方が持つようになりましたが、ポイントがもらえるとしても必要性を感じない、作りたくない、または作れない方がおられます。作りたくない方の理由の一番は、個人情報の管理に信用ができないということ。これは今までの数々のトラブルを考えれば無理からぬことです。特に、マイナ保険証のトラブルは命に関わる問題になりかねません。大阪府保険医協会のアンケートでは、今年に入ってからも65%の医療機関でトラブルが発生しているとの報告があります。厚生労働省によるマイナンバーと健康保険証のひもづけミスの点検作業を終えた結果、別人のデータが誤って登録されているケースは計9,207件に上ります。このまま保険証廃止を強行すれば、トラブルは108万件以上にもなるという推計も発表されています。
自分の情報がいつ、どこで、誰が、何の目的のために閲覧したのか、全ての履歴を確認できる仕組みを構築するのは必要なことであり、強制的なデジタル移行を行わないこと、代替手段の用意、現行の手段が今以上に不便にならないようにすることは必要なことであると考えるため、本請願に賛成し、私の討論とします。
○議長(小野辰夫) 伊藤優子議員。
○24番(伊藤優子)(登壇) 自民クラブの伊藤優子でございます。
請願第5号、マイナンバー制度見直しを求める意見書の提出方について、反対の立場で討論いたします。
まず、国や地方自治体で使用するサーバーの開発、運用に関するリスクですが、マイナンバー関連システムで使用するガバメントクラウドは、政府が提供するクラウド環境として国内企業、国外企業を問わず、最新かつ最高レベルの情報セキュリティーを確保できることやデータ保存の安全性を確保できることなどの基準を満たすことが必須であり、305項目の技術要件を示すことで、必要なセキュリティー水準を確保する対策が行われていると認識しております。
次に、マイナンバーカードの発行、管理につきましては、住民からの申請に基づき、市区町村の住民情報担当課において直接交付しており、情報漏えいやなりすまし防止に関しても、個人番号の利用範囲を法律で規定することで目的外利用を禁止するほか、個人番号のみでの本人確認の禁止、さらに個人情報を各機関で管理し、必要な情報のみをやり取りする分散管理を採用するなど、制度面、システム面の両面から対策が施されております。
また、カード本体についても、ICチップにはプライバシー性の高い情報は記録されておらず、チップの情報を確認するには暗証番号が必要で、情報を不正に読み出そうとすると壊れてしまうなど多層的な安全措置が講じられております。
さらに、カードの取得は任意であり、行政機関の間でやり取りされた情報提供等記録も閲覧可能であるなど、ひもづけに関する総点検を経て、請願内容を含めた様々な懸念を払拭する取組が図られてきていると感じております。
人口減少が進展する中、公的サービスをより効率的に提供する仕組みづくりは欠かせないものと考えており、その基盤となるのがマイナンバーカードであると考えます。
このことから、国による一層の安全、安心の確保に向けた措置を期待して、私の反対討論といたします。
○議長(小野辰夫) 伊藤義男議員。
○2番(伊藤義男)(登壇) 参政党の伊藤義男です。
請願第5号に対して賛成の立場で討論いたします。
本請願は、マイナンバー制度の見直しを求める内容で、主に情報管理手段の見直しや現状の情報管理を危惧し、速やかに抜本的な見直しを求めています。
請願事項1について、現在、国内で使用されているサーバーは、アマゾン、グーグル、マイクロソフト、オラクルといったアメリカの民間企業に委託管理されている状況で、国民の個人情報が海外企業に閲覧、分析されるリスクが高くなっています。国内企業に委託することで、海外への情報漏えいのリスクを低減することができます。
請願事項2について、請願に書かれているとおり、度重なる誤登録や個人情報漏えいの事例が報告されている現状では、個人情報の取扱いに対する不安があります。また、カードに表示してあるQRコードを携帯のカメラで撮ると、自分のマイナンバーが表示されます。ナンバーを知られるだけでは何もありませんが、個人番号が簡単に分かるような状況を、カード設計段階で見過ごしていることは大変問題です。
以上のことから、厳格な発行、管理を行うことで、個人情報漏えいやなりすましの防止につながると考えます。
請願事項3について、現在、マイナンバーに関する情報は、所得や住民税の情報、健康保険証等の情報、診療・薬剤・医療費・健診情報、年金関連情報、世帯情報などが閲覧できますが、これもマイナポータルに利用者登録をしてログインをする必要があり、高齢者などのデジタルに弱い世代には閲覧が難しくなっています。
また、自分の情報について、いつ、どこで、誰が、何の目的のために閲覧したかの情報に関しては、行政機関の間でやり取りされた履歴しか閲覧できない状況となっており、全ての履歴を確認できる仕組みを構築することは、透明性を高めるために不可欠です。
請願事項4について、政府は、現行の健康保険証を、本年12月2日に廃止し、現行の健康保険証の新規発行が停止され、マイナンバーカードと一体化したマイナ保険証に事実上一本化することになります。
健康保険証のひもづけには、様々な問題点が指摘されています。まず、マイナ保険証にひもづけられる医療情報は、診療報酬請求のデータが基になっています。全国の医療機関で共有される患者の医療情報は、診療報酬明細書に基づいたデータベースに蓄積され、このデータベースがマイナ保険証にひもづけされています。レセプトの処理には、1か月分をまとめて送るため、診療が行われてからその医療情報が共有されるまでに1か月半程度かかることがあり、そのためマイナ保険証にひもづけられたデータベースを見ても、直近1か月半ほどの診療内容や処方薬は確認できないことがあるそうです。
また、マイナンバーカードで電子カルテの情報を閲覧できるようになるとありますが、2024年までに400床以上の病院では電子カルテの普及率が91.2%に達しており、ほぼ全ての大規模病院で導入が進んでいますが、200床以下の小規模病院や一般診療所では、普及率が48.8%から49.9%の範囲にとどまっており、普及が遅れているそうです。
電子カルテは、2000年頃から各医療機関がそれぞれに導入してきたために開発事業者が異なるため、データの型がばらばらだという大きなハードルがあり、それを標準化しなければならないため、全ての医療情報を閲覧するには、まだまだ程遠い状況です。
そんな状況で、全国の救急車にマイナンバーカードリーダーを搭載する取組が進められています。2024年5月から全国35都道府県の660救急隊で実証実験を行っています。この実験では、救急搬送時にマイナンバーカードを読み取り、受診履歴や診療情報、薬剤情報などを把握することを目指していますが、実証実験の結果、救急隊到着から出発までの時間が遅れるなどの課題も報告されているそうです。
先ほども御説明しましたが、マイナポータルにログインしても、最新の診療履歴も投薬履歴も1か月半前の情報です。直近1か月半の間にどんな医療を受けて、どんなお薬を飲んでいたか分からないような情報では人命に関わってきます。
以上のことも含め、本当に必要で便利なものであれば、国が補助金を出したりしなくてもこちらからお金を出してでも欲しいとなるはずですが、そうなっていないという現状を考え、マイナンバー制度の見直しを考えるべきであると思うので、本請願について賛成いたします。
以上で討論を終わります。
○議長(小野辰夫) 以上で通告による討論は終わりました。
これにて討論を終結いたします。
これより請願第5号を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は不採択であります。請願第5号は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(小野辰夫) 起立多数であります。よって、請願第5号は不採択と決しました。
ここで当初申し上げましたとおり、議員全員協議会を開きますので、この際、暫時休憩いたします。
午後 1時19分休憩
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午後 1時55分再開
○議長(小野辰夫) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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日程第6 委員会の閉会中の継続審査
○議長(小野辰夫) 次に、日程第6、委員会の閉会中の継続審査を議題といたします。
電子配付いたしました閉会中継続審査申出書のとおり、現在、委員会において審査中の事件について、会議規則第110条の規定により、決算特別委員長及び市民福祉委員長から閉会中の継続審査の申出があります。
まず、認定第1号及び認定第2号の2件を一括してお諮りいたします。
以上の2件については、決算特別委員長からの申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野辰夫) 御異議なしと認めます。よって、認定第1号及び認定第2号の2件については、決算特別委員長から申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。
次に、請願第6号をお諮りいたします。
起立しない者は、閉会中の継続審査に反対とみなします。
請願第6号については、市民福祉委員長からの申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(小野辰夫) 起立多数であります。よって、請願第6号については、市民福祉委員長からの申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。
次に、請願第7号をお諮りいたします。
請願第7号については、市民福祉委員長からの申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野辰夫) 御異議なしと認めます。よって、請願第7号については、市民福祉委員長からの申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。
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議案第71号
○議長(小野辰夫) お諮りいたします。ただいま市長から議案第71号が提出されました。
この際、これを日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野辰夫) 御異議なしと認めます。よって、この際、議案第71号を日程に追加し、議題とすることに決しました。
議案第71号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) ただいま上程されました議案第71号につきまして提案理由の説明を申し上げます。
議案第71号、新居浜港務局委員会の委員の任命につきましては、新居浜港務局委員会の委員大森隆史氏及び土岐正和氏は、令和6年12月15日をもって任期が満了いたしますので、新たに委員の任命を必要といたしますため、新居浜港務局委員会の委員に大森隆史氏及び土岐正和氏を任命するにつきまして御同意をいただきたく、本案を提出いたしました。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(小野辰夫) これより質疑に入ります。
議案第71号に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野辰夫) 質疑なしと認めます。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第71号については、会議規則第38条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野辰夫) 御異議なしと認めます。よって、議案第71号については委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
討論の通告はありません。よって、討論なしと認めます。
これより議案第71号を採決いたします。
本案はこれに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野辰夫) 御異議なしと認めます。よって、議案第71号はこれに同意することに決しました。
この際、暫時休憩いたします。
午後 1時59分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
午後 2時00分再開
○議長(小野辰夫) 休憩前に引き続き会議を開きます。
―――――――――― ◇ ――――――――――
新居浜港務局委員会の委員の推薦について
○議長(小野辰夫) お諮りいたします。この際、新居浜港務局委員会の委員の推薦についてを日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野辰夫) 御異議なしと認めます。よって、この際、新居浜港務局委員会の委員の推薦についてを日程に追加し、議題とすることに決しました。
新居浜港務局委員会の委員の推薦についてを議題といたします。
お諮りいたします。新居浜港務局委員会の委員として、港湾法第17条第1項の規定により、近藤司議員を推薦することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野辰夫) 御異議なしと認めます。よって、新居浜港務局委員会の委員として近藤司議員を推薦することに決しました。
この際、暫時休憩いたします。
午後 2時01分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
午後 2時01分再開
○議長(小野辰夫) 休憩前に引き続き会議を開きます。
―――――――――― ◇ ――――――――――
議案第72号
○議長(小野辰夫) お諮りいたします。ただいま市長から議案第72号が提出されました。
この際、これを日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野辰夫) 御異議なしと認めます。よって、この際、議案第72号を日程に追加し、議題とすることに決しました。
議案第72号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) ただいま上程されました議案第72号につきまして提案理由の説明を申し上げます。
議案第72号、新居浜港務局委員会の委員の任命につきましては、新居浜港務局委員会の委員近藤司氏は、令和6年10月8日をもって任期が満了いたしますので、新たに委員の任命を必要といたしますため、新居浜港務局委員会の委員に近藤司氏を任命するにつきまして御同意をいただきたく、本案を提出いたしました。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(小野辰夫) これより質疑に入ります。
議案第72号に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野辰夫) 質疑なしと認めます。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第72号については、会議規則第38条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野辰夫) 御異議なしと認めます。よって、議案第72号については委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
討論の通告はありません。よって、討論なしと認めます。
これより議案第72号を採決いたします。
本案はこれに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野辰夫) 御異議なしと認めます。よって、議案第72号はこれに同意することに決しました。
この際、暫時休憩いたします。
午後 2時03分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
午後 2時04分再開
○議長(小野辰夫) 休憩前に引き続き会議を開きます。
―――――――――― ◇ ――――――――――
諮問第2号
○議長(小野辰夫) お諮りいたします。ただいま市長から諮問第2号が提出されました。
この際、これを日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野辰夫) 御異議なしと認めます。よって、この際、諮問第2号を日程に追加し、議題とすることに決しました。
諮問第2号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) ただいま上程されました諮問第2号につきまして提案理由の説明を申し上げます。
諮問第2号、人権擁護委員の候補者の推薦につきましては、人権擁護委員山地義之氏、岡野弥生氏及び伊藤聡子氏は、令和6年12月31日をもって任期が満了いたしますので、新たに委員の候補者の推薦を必要といたしますため、人権擁護委員の候補者に山地義之氏、岡野弥生氏及び近藤由紀氏を推薦いたしたく、本案を提出いたしました。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(小野辰夫) これより質疑に入ります。
諮問第2号に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野辰夫) 質疑なしと認めます。
お諮りいたします。ただいま議題となっております諮問第2号については、会議規則第38条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野辰夫) 御異議なしと認めます。よって、諮問第2号については委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
討論の通告はありません。よって、討論なしと認めます。
これより諮問第2号を採決いたします。
本件は異議ない旨答申することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小野辰夫) 御異議なしと認めます。よって、諮問第2号は異議ない旨答申することに決しました。
以上で本日の日程は全部終了いたしました。よって、会議を閉じます。
―――――――――― ◇ ――――――――――
市長挨拶
○議長(小野辰夫) 市長から挨拶があります。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) 閉会に当たりまして一言御挨拶を申し上げます。
議員の皆様方には、今議会に提案いたしました新居浜市庁舎大規模改修高圧受変電設備工事に係る工事請負契約をはじめ、令和6年度一般会計補正予算など、重要諸案件につきまして熱心に御審議をいただき、ただいま原案のとおり議決、同意を賜ることができましたこと、心からお礼を申し上げます。
審議の過程で御指摘をいただきました御意見、御提言等につきましては、今後の市政運営の中で遺漏のないよう、十分配慮してまいります。
さて、本日、大谷翔平選手が50-50を達成し、さらにその記録を更新したというニュースが飛び込んでまいりました。長い歴史を誇るメジャーリーグベースボールにおいても、前人未踏の記録であり、大変誇らしく、日本中に元気を届けていただきました。
本市におきましては、9月から予定どおり新居浜市西部学校給食センター、愛称「はまっこ給食センター」による各学校への給食提供が始まっております。これまで施設整備、供用開始に当たり御理解と御協力を賜りましたこと、深く御礼を申し上げます。
今後の施設運営に当たっては、安全基準を遵守し、安心、安全でおいしい給食の提供に努めてまいります。
また、昭和29年に創設された本市の水道は、今年度で70周年の節目を迎えます。この機会に、市民の皆様に水道事業について理解を深めてもらうため、今月28日にイオンモール新居浜において、新居浜水道フェスタ2024を開催することといたしております。安全、安心な水道水を届けるための取組や地震への備えなど、水の大切さを再認識できるイベントにしたいと考えておりますので、ぜひ御来場いただきますようお願い申し上げます。
また、来月には、市民の皆様が楽しみにされております新居浜太鼓祭りが開催されます。平和で安全な新居浜太鼓祭りとなりますよう、市民の皆様方には御理解、御協力のほど切にお願い申し上げます。
さて、6月議会におきまして、現在の任期満了をもって市長を退任させていただきたい旨、御報告をいたしましたが、残すところ2か月足らずとなりました。残された任期において、一つでも多くの公約を実現するよう、全力で取り組んでまいる所存でございますので、引き続き御支援、御協力のほどよろしくお願い申し上げます。
結びに、朝夕涼しくなってまいりましたが、日中は厳しい暑さが続いております。議員、市民の皆様方には、十分お体を御自愛いただきますようお願いを申し上げますとともに、皆様の御健勝と新居浜市のさらなる発展を御祈念申し上げまして、閉会に当たってのお礼の御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(小野辰夫) これにて令和6年第4回新居浜市議会定例会を閉会いたします。
午後 2時10分閉会