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市内でもお年寄りの被害が発生しています
毎日のように、還付金詐欺、投資詐欺のニュースがテレビや新聞などをにぎわせています。新居浜でも、市職員や銀行職員を名乗る還付金詐欺事件が発生しています。「私は大丈夫」と思っていても、相手は「だましのプロ」です。怪しい人からの電話だとすぐには気付きません。
普段から心の準備をして、被害を未然に防ぎましょう!
【事例】
「雨どいや床下、排水溝の掃除や点検をします」と言って訪問した業者から、点検後に「このままだと危険だ」と指摘され、高額な修理工事を契約してしまったという事例です。
安い金額で点検してもらった手前、修理工事も気楽に頼んでしまいがちですが、請求額が高くてびっくりしたという内容や「あそこも、ここも」と次々修理を強要されたなどの事例があります。
【回答】
いきなり訪問してくる業者に、その場で修理を依頼することは避けましょう。複数の業者から詳細な見積書を取り、比較することが大切です。「してもらおうかねぇ」の口約束も立派な契約です。安易に依頼せず慎重に検討しましょう。
必要ないと思ったら、きっぱり断りましょう。断ってもしつこく勧誘された場合は、消費生活センターへご相談ください。
【事例】
「あなただけに投資のチャンスだ」、「パンフレットが届いてないか、代わりに買ってほしい」という買え買え詐欺の被害が後を絶ちません。
勧誘業者が「購入額以上で買い取ります」、「謝礼を払う」など、あたかも消費者の利益になるかのような説明で契約させようとします。
だまされた人は共通して利益が大きいことを信じて疑いません。家族が気付いたときには、貯蓄をすべてつぎ込んでいたという事例が新居浜でいくつも起こっています。
【回答】
一度、お金を払ってしまうと取り戻すのは非常に困難です。このような勧誘電話には耳を貸さず、きっぱりと断り、絶対にお金を支払わないことが大切です。
留守番電話番号設定や発信番号の表示サービスを利用して、登録番号以外からの電話には出ないという対策も効果的です。また、パンフレットが送られてきたときは絶対に連絡をとらず、無視しましょう。
【事例】
雑誌の広告の開運ブレスレットを購入した。購入者には、すばらしい霊能者が運勢を見てくれるというのでお願いすると「先祖の供養が必要、特別におはらいが必要だ」と言われ洗脳されたようになってしまい、300万円振り込んだ。「誰かに話すと効果がなくなるので話してはいけない」と言われた。
【回答】
雑誌広告には、実在するかのような霊能者の写真や、読者の声として「高額宝くじが当たった」、「あきらめていた病気が治った」、「結婚相手が見つかった」など幸せな体験談が載せられていますが、信ぴょう性は非常に低く、買った後に、お清めのため必要だと数十万円もの塩代を請求されることもあります。一度はまるとなかなか抜け出せなくなります。
お金を多く払うことで、運が開けたり幸せになったりするわけではありません。不安をあおるようなことを言われても、きっぱり断りましょう。
【事例】
一人暮らしの母が、半年前から隣人に誘われて健康講座を聞きに行っているようだ。
期間限定のお店で、話の内容もためになると毎日のように通い、そこで購入したらしい健康食品がたくさんあった。
【回答】
空き店舗を利用し、高齢者向けに健康講座を実施している事業者があります。「長生きするために」、「生活習慣病が治る」などと説明し、高額な健康食品や健康器具などを買わせます。医薬品の承認を受けていない健康食品を販売するとき
に、「○○の病気が治る」などと体への影響をうたうことはできません。
販売員の説明をうのみにすることは避けましょう。また、「今日だけ」、「ここだけ」、「キャンペーン中」などとお得感を強調する業者には注意が必要です。契約する前に、必ず、家族や身近な人に相談しましょう。