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地震の知識について

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ページID:0141368 更新日:2024年10月2日更新 印刷用ページを表示する
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新居浜市で想定される地震

 愛媛県内で被害が想定されている南海トラフ巨大地震は、静岡県の駿河湾から、宮崎県の日向灘沖にかけてのプレート境界を震源域として、概ね100~150年間隔で繰り返し発生してきた大規模な地震です。その発生確率は、今後10年以内で「約30%程度」、30年以内では「70~80%」、40年以内では「90%程度」と予測されています。

 南海トラフ巨大地震による最大の被害予想として、新居浜市では「最大震度7」、「最大クラス マグニチュード9」と愛媛県地震被害想定結果が出ています。

震源域

 

マグニチュードと震度について

 地震を表す「震度」は【その場の揺れの大きさ】を、「マグニチュード(M)」は、【地震そのもののエネルギーの大きさ】を示しています。

「マグニチュード=エネルギー」が大きくても、震源が遠い、深い場合は「震度=揺れの大きさ」が小さくなります。逆に「マグニチュード」が小さくても、震源が近い、浅い場合は「揺れの大きさ」が小さくなります。

地震の大きさ

マグニチュードが1上がると…

 マグニチュードが1上がると、地震のエネルギーが約30倍、2上がると、エネルギーが1,000倍になります。「マグニチュード=エネルギー」が大きくても、震源が遠い、深い場合は「震度=揺れの強さ」が小さくなります。逆に「マグニチュード」が小さくても、震源が近い、浅い場合は「震度」が大きくなります。参考ですが、関東大震災(1923)はM7.9に対して震源域の面積が5,000km2、東日本大震災(2013)はM9.0に対して震源域の面積が100,000km2です。マグニチュードが1違うだけで、被災範囲に大きな差が出ているのが分かると思います。

マグニチュードと被害範囲

震度ごとの状況

 震度は、地震によるその場の揺れの大きさを0~7の10段階で表されます。以下の表を参考して、震度ごとに起きうることについてチェックしましょう。

震度とゆれの状況<外部リンク>

(出典:気象庁 震度について)

 

 また、新居浜市役所の合同庁舎1階にある防災センターでは、地震の体験をはじめとした、様々な防災学習ができます。ぜひ、足を運んでみてください。

https://www.city.niihama.lg.jp/soshiki/kikikanri/bousais.html

↑詳細はこちらから

 

地震はなぜ起こるのか?

 地震は、プレートと呼ばれる分厚い岩石の層がぶつかり合い、境界が破壊されることで起こります。日本列島は4つのプレートに囲まれているため、世界的にも地震の発生確率が高いです。また、阪神・淡路大震災(1995)以降は「地震の活動期」に入っており、今後は高い確率で発生が予想されている南海トラフ巨大地震(海溝型)と、その活動の前後で起こる活断層地震(内陸直下型)への警戒と備えが必要です。

 

地震の種類

 地震には、【海溝(プレート境界)型地震】と【内陸直下型地震】の2種類があります。

(1)海溝(プレート境界)型地震

 海側にあるプレートが陸側のプレートの下に潜り込むことで、境界にひずみエネルギーが溜まり(図1)、これが限界に達したときにプレートがもとに戻る力で跳ね上がり(図2)、地震が起こります。海溝型地震では、M8以上の大きな地震が起こることが多く、広い範囲に震害をもたらし、大津波が発生して沿岸に襲来することがあります。(関東大震災、十勝沖地震、東日本大震災など)

海溝型その1<外部リンク>(図1)  海溝型その2<外部リンク>(図2)

(出典:内閣府 防災情報のページ 太古から続く地球の営みから分かる 地震が起こるメカニズム)

 

(2)内陸直下型地震

 地下の岩盤に、押し合う力や引っ張りあう力が加わることで、内部にひずみのエネルギーが溜まり(図3)、これが限界に達したときに、ある面(活断層)を境にずれ動き(図4)、直下で地震が起こります。内陸直下型の地震は、一般的に震源が浅いため、局所的ながらも甚大な災害を引き起こすことがあります。(阪神・淡路大震災、新潟中越地震、芸予地震など)

内陸型その1<外部リンク>(図3)  内陸型その2<外部リンク>(図4)

(出典:内閣府 防災情報のページ 太古から続く地球の営みから分かる 地震が起こるメカニズム)

 

地震の後の津波に注意

 南海トラフを震源とする巨大地震が生じた場合、津波が発生すると想定されています。海底で地震が起こると、大量の海水が一度に大きく持ち上がり、津波となって沿岸までやってきます。

 津波の速さはジェット機並みとも言われており、20~30cmほどの津波でも足元をすくわれるほどの凄まじい破壊力を持っています。1960年のチリ地震で起きた津波の影響により、日本でも100人を超える死者や行方不明者が出ていることからも、津波の尋常ではない強さが分かると思います。また、津波は第一波、第二波、第三波と繰り返し押し寄せ、回数を重ねるたびに高い波になることが多いです。そのため、小さな揺れによる津波でも決して油断してはいけません。地震がおきたとき、特に海や河川の近くにいる場合は、テレビやラジオ、スマートフォン等の津波情報に十分注意をし、できるだけ高い場所への避難を急ぎましょう。

 津波情報の種類は以下のように分けられます。これらの津波情報が解除されるまでは、絶対に海や河川等に近づかないようにしましょう。

津波情報<外部リンク>

(参考:気象庁 津波警報・注意報、津波情報、津波予報について)

 

新居浜市総合防災マップの活用

 もし南海トラフ巨大地震が起きたとき、ご自身のお住まいや学校、職場ではどれぐらい揺れるのか、津波の危険性があるのかについては、新居浜市総合防災マップから知ることが出来ます。また、指定避難所の場所や、津波が起きた際の参考の避難経路など、災害時に役立つ情報が分かりやすくまとまっています。新居浜市総合防災マップをダウンロードして、災害に備えましょう。

https://www.city.niihama.lg.jp/site/bousai/boumap.html

↑総合防災マップはこちらからアクセスできます