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このたび愛媛県地震被害想定調査結果(最終報告)が公表されましたので、お知らせします。今回の最終報告は、平成25年6月に公表された第一次報告に基づいて、物的・人的被害を想定するとともに、南海トラフ巨大地震に関し防災対策の効果を算定したものです。
1 物的・人的被害の想定(新居浜市分)
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南海トラフ巨大地震※1 (最大震度7、津波高3.4m) |
中央構造線断層帯の地震※2 (最大震度7、津波なし) |
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建物被害※3
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全壊(被害率) |
35,169棟(45%) |
40,180棟(51%) |
半壊(被害率) |
12,864棟(16%) |
10,561棟(13%) |
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合計(被害率) |
48,033棟(61%) |
50,741棟(65%) |
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死者※4
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建物倒壊による (うち家具転倒) |
850 人 (57人) |
1,215 人 (84人) |
土砂災害による |
1 人 |
1 人 |
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津波による |
455 人 |
0 人 |
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火災による |
536 人 |
748 人 (最大は冬18時強風で1,175人) |
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ブロック塀倒壊等 |
0 人 |
0 人 (最大は冬18時で1人) |
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合計 |
1,842 人 |
1,964 人 (最大は冬18時強風で2,095人) |
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負傷者※4
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建物倒壊による (うち家具転倒) |
4,769 人 (840人) |
6,095 人 (1,223人) |
土砂災害による |
1 人 |
1 人 |
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津波による |
33 人 |
0 人 |
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火災による |
258 人 |
275 人 (最大は冬18時強風で459人) |
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ブロック塀倒壊等 |
0 人 |
0 人 (最大は冬18時で23人) |
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合計 |
5,061 人 |
6,371 人 (最大は冬18時で7,169人) |
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避難者※5 |
58,428 人 |
61,791 人 |
※1 津波被害については、満潮時に地震が発生し、全ての堤防が壊れることを設定した想定です。
※2 讃岐山脈南縁-石鎚山脈北縁東部(新居浜市~鳴門市までの区間)が震源域となる地震を想定しています。
※3 冬18時の強風時に地震が発生する設定での想定です。
※4 冬深夜の強風時に地震が発生する設定での想定です。
※5 冬18時の強風時に地震が発生する設定で、地震発生から1週間後の避難者数を示しています。
2 防災対策の効果(南海トラフ巨大地震の場合)
(1)建物の耐震性の強化(昭和56年以前の建物を耐震補強すると)
揺れによる建物全壊棟数 →10分の1に減少(14,795棟→1,607棟)13,188棟減
建物倒壊・火災による死者 →20分の1に減少( 1,328人→ 62人)1,266人減
(2)家具転倒・落下防止対策の強化(家具等を固定すると)
屋内転倒落下物による死者→ 4分の1に減少( 57人→ 13人)44人減
(3)津波避難の迅速化(発災後5分~10分以内に避難を開始すると)
津波による死者 → 5分の2に減少( 455人→ 187人)268人減
上記3つの対策を全て実施した場合
南海トラフ巨大地震の死者→ 7分の1に減少( 1,841人→ 262人)1,579人減
〇愛媛県のホームページ<外部リンク>