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平成16年度第1回新居浜市高齢者保健福祉計画推進協議会議事録
(会長)定刻が参りましたので、ただいまから平成16年度第1回新居浜市高齢者保健福祉計画推進協議会を開催いたします。皆様、こんにちは。このところ大変暑い日が続きますが、皆様方には大変お忙しいなか当協議会にご出席いただきましてありがとうございます。本日の出席者は、現在11名ですので、設置要綱第6条により本日の会議は成立要件を満たしておりますことを確認させていただきます。
それでは、ただいまから議事に入りますが、皆様方のご忌憚のないご意見を賜りますようお願いを申し上げます。それでは、「平成15年度新居浜市高齢者保健福祉計画実績」につきまして、事務局から説明をお願いします。
〔事務局説明〕
(会長)ありがとうございました。ただいま事務局から「平成15年度新居浜市高齢者保健福祉計画実績」について説明がありました。これから、ご質問、ご意見をお受けしたいと思います。どなたからでもどこからでもということでお願いしたいと思います。
(事務局)先ほどの説明の補足をいたしますが、平成14年度までは給付費は在宅サービスよりも施設サービスの方が上回っていましたが、15年度は逆転しまして在宅サービスの方が多くなっています。
(委員)今おっしゃったのは、平成15年度から介護報酬の改訂によって施設サービスについては介護報酬が下がりましたので、そのへんのことも要素としてあろうかと思います。それと質問ですが、高齢者に占める利用者の割合、あるいは認定者の割合の推移はどうなっているでしょうか。
(事務局)計算して後でご報告します。
(委員)保健センター関係ですが、平成15年度の実績では基本健康診査の受診率が32.3%なのに、16年度の目標が29.0%と減っているのはどうしてでしょうか。乳がん検診も15年度が3月1日%なのに16年度は14.6%になっています。マンモグラフィー【注1】を導入してかなり数が減るはずと思いますが。
(保健センター職員)乳がん検診の数字については、担当者に確認してもう一度調べてお返事をします。基本健康診査の平成16年度の目標が15年度の実績を下回っているのは、予算上の都合によるものです。保健センターとしては予算要求はしましたが…。あと、補正(予算)という手段は残っていますが。
(委員)前年度どおり来たら予算が足りないと言うことですか。
(保健センター職員)そうですね。
(委員)計画を立てておいて、ちゃんと計画があって予算が伴わないとはどういうことかと言いたい。それと、目標と実績がかなりかけ離れたものになっていますよね、昔からのことですが計画自体がおかしいのですかね。
(委員)この計画というのは議会を通っていないのですか。
(事務局)議会は通っていません。
(委員)目標はやはり実績よりも高く立てるべきだと思います。
(委員)訪問指導のところで、介護家族であるとか、寝たきり者であるとか、痴呆性老人であるとか、どのようにしてクライアントを把握して指導しているのですか。
(保健センター職員)介護保険が始まる前までは民生委員さんからの情報などで訪問していましたが、平成12年に介護保険が始まってからは介護の情報が入りますので、訪問しています。そのほか、介護保険施行前から訪問しているところや、介護保険は使っていないけれど、家族から来てほしいという依頼があるところは訪問しています
(委員)そうしたら介護保険適用者についてはケアマネージャーと調整することもあるのですね。
(保健センター職員)はい、あります。ケアマネージャーさんのサービスを拒否された場合などで、市の保健師さんなら受け入れてくれるのではないかということで訪問することもあります。
(委員)こういった場合に在宅介護支援センターは介護保険にかかわる人やそれ以外の人から相談を受けたりマネージメントしたりする部分もあるわけですが、保健センターは保健センターで単独でやっている、在宅介護支援センターは在宅介護支援センターで単独でやっている、ほかのことは知らないといったことのないよう、市として総合的に対応できるようになっていればいいのではないかと思います。今は在宅介護支援センターと保健センターとの連携が割合乏しいのではないかという気がします。保健センターはもう少し在宅介護支援センターを活用していただきたいし、また反対に在宅介護支援センターは保健センターを重要に考えてほしいと思います。
(委員)重点健康相談は、実績が目標を上回っていますよね、目標の見直しというのは考えていますか。
(保健センター職員)はい、平成17年度が見直し時期になっていますので、今年度から検討したいと思っています。
(事務局)先ほど質問されました数値についてご報告します。まず高齢者数の伸びですが、13年度から14年度が2月31日%、14年度から15年度が1.67%となっています。認定者数の伸びは13年度から14年度が27.52%、14年度から15年度が15.75%となっています。利用者数の伸びは13年度から14年度が24.09%、14年度から15年度が16.94%となっています。
高齢者に占める認定者の割合は、出現率の65歳以上の数値となりますので、13年度が14.0%、14年度が17.0%、15年度が19.9%となります。高齢者に占める利用者の割合は、13年度が11.33%、14年度が13.75%、15年度が15.81%となっています。
(委員)特別養護老人ホームは何年待てば入れる状況なのでしょうか。
(事務局)昨年から優先入所といって入所の必要性の高い人から順番に入所する方式に変わりましたので、何年待ったから入れるということはありません。
(委員)従来の入所申し込み順入所から優先入所に変わり、必要性の高い人から順番に入所するようになりました。入所の必要度を調べて3ヶ月ごとに見直しを行って、順番に入っていただくということになっております。緊急度の高い人でも欠員がないと入れませんが、3ヶ月以内には入れると思います。
(委員)現在待機者はどれくらいですか。
(事務局)重複を除いて900人弱です。(平成16年4月末現在879人)
(委員)平均したら1施設当たり100人あまりということですね。
(委員)一般施策の中で見守り推進員というのがありますよね。見守り推進員活動の中で見守り推進員さん190人が実績としてなにか問題を発見したとかということはありませんか。
(事務局)個々の詳しい事例というのは報告がなく、把握していません。
(委員)単に数字だけ拾うのではなく、見守り推進員さんがいたから助かったとか事例がある程度分からないと、なんのために置いたのか意味が分からなくなるので、そのへんの把握もしてほしいと思います。
(事務局)はい、分かりました。
(委員)緊急通報体制整備事業ですが、実際緊急時にどれくらい使われたのでしょうか。
(事務局)緊急通報の状況ですが、平成14年度で通報件数が165件、このうち謝ってボタンに触ってしまったとかの誤報が154件、救護が8件、救急が3件、火災は0件でした。
(委員)協力員ですけど、十分理解されていないということがありまして、緊急通報しても「そんなん知らがや」ということがありまして、また協力員がいつもいるわけではなく、家族が知らない場合もある。器具を取り付けるときに協力員の家族にも協力してもらえるようにお願いしておいてください。
(事務局)はい、分かりました。
(委員)民生委員さんの手当の予算がありませんが、民生委員さんは高齢者だけのお世話をするのではないので、高齢者福祉計画の中には入ってないのでしょうか。
(事務局)はい、福祉課のほうで予算を取っています。
(委員)高齢者一般施策の介護予防・生活支援対策のショートステイの数が少ないと思うのですが。
(事務局)このショートステイは、介護保険のショートステイを利用して介護保険の利用範囲内で足りなくて延長された人の人数なのですが、少なかった理由というのは分かりません。
(委員)平成15年度の低所得者対策実績のうち特別養護老人ホームの減免対象者数590人とありますが、これはすべての特養で実施されているのでしょうか、やっていない特養があるのでしょうか。
(事務局)すべての特養で実施されています。
(会長)他にありませんか。〔なし〕
そうしましたら、説明がありました平成15年度の新居浜市高齢者保健福祉計画実績についてご了承願いますでしょうか。〔異議なしの声〕
はい、ありがとうございました。
次に、その他としてなにかございますでしょうか。〔なし〕
はい、ないようでございますので、予定しておりました議題は終了いたしました。本日は大変熱心にご協議いただきましてありがとうございました。以上をもちまして高齢者保健福祉計画推進協議会を閉会いたします。
【注1】 マンモグラフィー(乳房X線撮影法)
乳房専用のX線撮影機で行われる検査。乳房の上下、左右をはさんで調べます。手に触れない段階のがんを発見できます。