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認知症初期集中支援チームのお知らせ

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ページID:0110594 更新日:2024年10月4日更新 印刷用ページを表示する
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ちらし表
2040年には認知症の患者数が584万人に到達すると推測されています。これは65歳以上の高齢者のうち、約6.7人に1人が該当します。


認知症に関する悩みや困りごとは、まず地域包括支援センター・協力機関へご相談ください。

支援の流れ・内容

ちらし裏

認知症初期集中支援事業 ちらし(R6~) [PDFファイル/404KB]ちらしを印刷される場合は、こちらをクリック!

対応した事例の紹介

●本人が受診を拒否しており、家族の介護負担が大きいケース
対象者 80歳代 女性
相談者 家族
事例概要 急に怒り出す、実際にはないことを話す、近隣に対する被害妄想などの症状がある。本人は受診を拒否しており、かかりつけ医もなく、家族の介護負担が大きい。
チーム員会議後の支援内容 頭痛を訴えていたため、脳神経外科を受診してはどうかと勧め、受診することができた。検査の結果、認知症よりも精神疾患の疑いがあり、内服治療を継続しつつ経過観察することとなった。介護保険の申請を行い、介護サービス導入のためケアマネジャーと契約した。
ひとこと 認知症が疑われる症状でも、似た症状が出る他の病気である可能性もあります。病気が違うと治療内容も対応方法も変わってきますので、早めに受診、検査をすることが大切です。

 

 

●介護サービスの利用が中断した後、拒否的になり閉じこもりになっていたケース

対象者 80歳代 女性
相談者 家族、ケアマネジャー
事例概要 利用していたデイサービスを休んだことをきっかけに、本人はデイサービスに行けなくなり、サービスが中断していた。本人を再度介護サービスにつなごうとしたが、拒否が強く利用にはつながらず、閉じこもりになった。誰もいないにもかかわらず常に誰かと話しているような様子がある。
チーム員会議後の支援内容 訪問を継続して本人との関係性を築き、受診勧奨することで、認知症専門医の受診と治療につながった。本人は気分に波があり対応する家族の疲労感は大きく、外出を嫌い足の筋肉も落ちていたため、改めて介護保険の申請を行った。認定後に関係者でサービス担当者会議を開催し、家族が対応できない日に訪問介護を導入することとなった。
ひとこと

日頃からのコミュニケーションや、本人・家族・支援者間で信頼関係を築くことが大切です。また、伝えられるうちに、自分の思いを身近な人に伝えておきましょう。

 

●認知症の診断を受けているが、継続受診や支援につながっていないケース
対象者 80歳代 男性
相談者 ケアマネジャー
事例概要

自宅や敷地内には物があふれ、自宅付近を自転車でうろうろしている。近隣住民からは交通事故や火事などが心配との声もあるが、温かい見守りもあり安全に過ごせていた。

数年前の運転免許更新時にアルツハイマー型認知症と診断され、免許証は返納したが、受診は途絶えていた。介護保険申請時にも認知症専門医の受診を勧められたが、受診にはつながっていない。

チーム員会議後の支援内容 ケアマネジャーと地域包括支援センターで遠方の息子に働きかけ、現状の確認や家族の意向を確認した。デイサービスを体験利用することができ、利用につながった。
ひとこと 認知症に対する正しい理解と、温かい見守りがあれば、認知症の人も安心して地域で暮らすことができます。

 

 

●金銭管理ができておらず、生活実態も不明なケース
対象者 70歳代 女性
相談者 地域住民
事例概要 窃盗に遭っているという被害妄想があり、貴重品を紛失したり、迷子になったりしていた。金銭管理ができておらず、複数の知人の支援を受けているようだが、知人との関係性は不明である。
チーム員会議後の支援内容 訪問を継続して信頼関係を築き、生活の様子や金銭管理、知人とのかかわりの把握を行った。認知症専門医を受診し、認知症と診断された。介護保険の申請と同時に、成年後見制度の申し立て手続きを行った。しばらく支援を拒否していたが、訪問介護を導入し、後見人も選定され、後見人を交えて今後の支援を検討することができるようになった。
ひとこと 早期受診することで周りも心構えができ、早期から適切な対応を検討することができます。適切な対応は認知症の進行を緩やかにします。

 

 

●本人の言動と障がいのある子の対応に妻が疲弊していたケース
対象者 70歳代 男性
相談者 家族
事例概要

障がいのある子と同居。妻は本人の言動に疲弊し、子は両親の言い合いを聞いてイライラしており、妻は本人と子の対応にさらに疲弊している。かかりつけの脳神経外科からも認知症専門医の受診を勧められていたため、妻が予約をとるが、受診には至らず。要介護1の認定を受けていたためデイサービスの利用を促すが、拒否していた。

チーム員会議後の支援内容 介護保険の更新手続きの際、主治医意見書作成のために受診が必要だと説明し、拒否なく認知症専門医を受診することができた。受診後に認知症デイケアを勧められ、当初は拒否があったものの利用を開始でき、介護保険デイサービスの利用も調整できた。日中、本人と妻は距離をおいて過ごせるため、妻の負担は軽減されている。
ひとこと

積極的にかかわることで解決への糸口が見つかることがあります。1人で悩まずに、まずは地域包括支援センターにご相談ください。

 

対応事例は一例です。

相談内容によっては、認知症初期集中支援チームにつながず、地域包括支援センターで対応することもあります。まずはご相談ください。

 

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