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もしものときのために、あなたが望む医療やケアについて、前もって考え、家族や医療・ケアチーム等と繰り返し話し合い、共有する取組みをACP(アドバンス・ケア・プランニング)といいます。愛称として「人生会議」と呼びます。
皆さん、自分がどのような最期を迎えたいか、自分の最期についてどなたかと話し合ったことはありますか。
国が3,000人を対象に実施した意識調査では、人生の最終段階における医療・ケアについて詳しく話し合いを行ったことがある人はわずか1.5%とほとんどいませんでした。
大きな病気やケガなどで命の危機が迫った状態になると、約7割の人は自分が受けたいと思う医療やケアを自分で決めたり、望みを人に伝えたりすることができなくなると言われています。
あなたも、「人生会議」を開いて、「もしものとき」について考えてみませんか?
(1)考えてみる
自分はどんなことを大切にしているのか、どんな医療を受けたいかなど、考えてみましょう。
・どんな風に過ごしたい、どこで最期を過ごしたいか(病院・施設?)
・延命治療について(心肺蘇生、人工呼吸器など)
など、少し具体的に考えます。
(2)信頼できる人と話し合う
あらかじめ話し合い、思いを共有することが大切です。
自分のことをよく理解してくれ信頼できる家族や友人に、自分の価値観や人生観、治療・ケアなど(1)の内容を伝えましょう。
(3)共有して残す(書き留める)
自分や家族があとで見返すことができるよう、書き留めておくことも大切です。
考えが変わった時に書き直せるように、できるだけ鉛筆などの消せるもので書きましょう
※気持ちや考えは揺れることが前提です。何度でも変更は可能です。
その都度話し合いを行うことがとても大切です。
新居浜市ではエンディングノートを作成し、地域包括支援センターで配布しています。
ぜひ活用してみてください。