Q&A
Q1 「サポートファイル」とは?
新居浜で生まれ、新居浜で育ち、新居浜で生活する子ども(概ね0歳から18歳まで)を保護者と一緒になって、障がいや発達課題があっても、いきいきと毎日が過ごせるように地域全体で支援していくためのファイルです。
保護者や本人の希望により作成し、教育・福祉・医療・労働などの関わりのある機関と情報を共有し、将来に向けて同じ方向を目指し支援していくためのものです。
また、進学や就労のステップ時には支援の方法やこれまでの関わりを引き継ぐことができ、安心して新しい環境の中でスタートができます。
Q2 どんな時にサポートファイルが必要?
お子さんは、毎日の生活の中で、困っていることはないでしょうか。
その困り感を周りにいる私たちが理解し、つまずきに応じた支援や、自尊心や達成感を得られる支援や、まわりの環境を整える支援を行うことで少しでも生活しやすくなるのなら・・・
そのために家庭・学校(園)・地域で連携を図り、お子さんのために支援を広げていきましょう。
進学や就労にあたって、「また、初めから説明しないといけない」「ちゃんと理解してもらえるか不安」「これまでの支援の方法や関わりを続けてほしい」など・・・
「サポートファイル」と「引き継ぎシート」で次の機関に引き継ぐことができます。
お子さんや保護者、支援者も安心して新しい環境の中でスタートできます。
Q3 保護者はどうしたらいいの?
園や学校、家庭で、お子さんが困っている様子がある、保護者が困っているなどを感じたら・・・
(1) 園や学校の担任の先生に相談しましょう。
園や学校との共通理解は大切です。家庭や園や学校での学習や生活上の困り感を話し、普段の指導の手だてを具体的に話し合い、どうしたら園や学校、クラス、家庭で安心して過ごせるかなど手だてを一緒に考えていきます。
その手だてを考える1つのツールとなるのが「サポートファイル」です。なお、「サポートファイル」の作成には保護者の同意が必要です。
(2) 園や学校、家庭で難しい場合は、多様な機関から支援を受けることができます。
発達支援課や医療機関・福祉機関・地域の社会資源などがあります。いろいろな機関が関わっている場合は、必要に応じて関係する人達が集まり、支援の内容を一緒に考えていきます。
(3) 支援の実施
園や学校、家庭、関係機関が責任を持って支援を実施していきます。「サポートファイル」の支援計画に基づき、園や学校、関係機関はそれぞれ具体的な指導計画を立て実践します。
お子さんのために、家庭で実施できる支援をやってみましょう。
○ 「サポートファイル」を作成することが目的ではなく、どう活用し、支援していくかが重要です。支援を実施していく中で関係機関との連携は欠かせません。
(4)評価・見直し
「やってみたら、うまくいった!」 → 「よい手だて」が見つかりましたね。
「やってみたけどうまくいかなかった!」 → 大丈夫です。見直して、違う方法を一緒に探しましょう。
○ 実施状況について、関係機関が情報交換し合うことで支援のヒントが隠れているかもしれません。そして支援が適切に行われているかを確認しましょう。
(5)引き継ぎ
そのようにしてできたお子さんの手だては、お子さんの宝物です。次のステップである進学・転校・就職などにおける環境の変化に、うまく対応するために役立ちます。「サポートファイル」と「引継シート」を活用し、次の機関にしっかり支援を引き継いでもらいましょう。なお、サポートファイルの引き継ぎには保護者の同意が必要です。
Q4 サポートファイルの保管についてはどうなっているの?
個人情報は、新居浜市個人情報保護条例に基づいて管理されます。
(1)保護者の委任を受けて、発達支援課が原本を保管します。(0歳から25歳まで)
(2)保護者と学校など関係機関が1部ずつコピーを保管します。
(3)見直しなどがあれば、その都度、追加していきます。定期的に見直し充実させていきます。
(4)進学・転校・就職時に保護者の同意があれば、次の機関に引き継がれます。
Q5 よくわからない、不安に思う時はどうしたらいいの?
お気軽に、発達支援課までご相談ください。