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第66回の水道週間スローガンは 「たいせつに みずはみんなの たからもの」 です。
水道週間は、国土交通省、環境省、都道府県をはじめ各市町村の水道事業体等によって実施される様々な広報活動等の運動を通して、皆さんが水道の現状や課題について理解を深め、今後の水道事業の取り組みについて協力を得ることを目的として毎年実施しています。
水道は、私たちの生活に欠かせない大切なライフラインです。
今回の水道週間では、大地震の発生を想定した上下水道局の震災対策の取り組みについて紹介します。
地震発生時、最も被害を受けやすいライフラインは水道施設と言われており、新居浜市では約620km(令和5年度末)の水道管を布設しています。
もし巨大地震が発生した場合には、約600か所の水道管の破損被害が想定されています。多くの箇所で水道管に破損が起こると、市内全域で長期間の断水や道路交通に支障が生じるなど、市民生活への多大な影響が危惧されています。
こうした地震による被害を少しでも軽減させるため、上下水道局では水道管の耐震化事業についての取り組みを進めています。
強度があり衝撃に強く耐久性があります。継手部分が伸縮可能で、
ロックがかかり抜けない構造になっており、地震時の地盤の変動に
追従していくことができます。
耐食性に優れています。継手部は熱により融着されるため一体化します。
管体に柔軟性があるため、地震時の地盤の変動に追従していくことができ
ます。(主に枝線管路に使用)
新居浜市の重要とされている水道管は、水源井戸から取水した地下水(原水)を送水ポンプ場まで送る導水管、送水場で塩素消毒された水道水(浄水)を山間の配水池まで送る送水管、配水池から各家庭へ自然流下で給水する口径40cm以上の配水管であり、令和5年度末における耐震化率は42.4%でまだ低い水準です。
このような状況を改善するため水道管の更新・耐震化整備の優先順位を定めた管路更新・耐震化計画を策定しており、着実に耐震化率を向上させるよう努めています。
広域的な災害では、交通手段の途絶などにより応急給水体制が整うまでに時間がかかります。災害により断水になった場合に備えて常に3日分の飲み水を確保しましょう。
災害後、避難する前に蛇口を閉めてください!
避難するときは、蛇口や水道メーターの止水栓を必ず閉めてください。止水栓を閉めることで、宅地内での漏水も防ぐことができます。