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気象庁では、南海トラフ沿いで発生した異常な現象の観測結果や分析結果を発表する情報として、「南海トラフ地震臨時情報(調査中・巨大地震警戒・巨大地震注意・調査終了)」を発表することとしています。
情報種別 | 情報の発表条件 |
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調査中 | 下記のいずれかにより臨時に「南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会」を開催する場合
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巨大地震警戒 | 想定震源域内のプレート境界において、モーメントマグニチュード8.0以上の地震が発生したと評価した場合 |
巨大地震注意 |
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調査終了 | 「巨大地震警戒」、「巨大地震注意」のいずれにも当てはまらない現象と評価した場合 |
出典:気象庁HP 南海トラフ地震に関連する情報の種類と発表条件
https://www.data.jma.go.jp/eqev/data/nteq/info_criterion.html<外部リンク>
また、これらの情報を発表した後の状況の推移などを発表する場合や、「南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会」の定例会合における調査結果を発表する場合に「南海トラフ地震関連解説情報」が発表されます。
出典:内閣府HP 防災情報「南海トラフ地震の多様な発生形態に備えた 防災対応検討ガイドライン(第1版)」より
https://www.bousai.go.jp/jishin/nankai/pdf/gaiyou_guideline.pdf<外部リンク>
また、南海トラフ地震臨時情報発表後の基本的な流れは以下のようになります。
出典:内閣府HP 防災情報「南海トラフ地震の多様な発生形態に備えた 防災対応検討ガイドライン(第1版)」より
https://www.bousai.go.jp/jishin/nankai/pdf/gaiyou_guideline.pdf<外部リンク>
気象庁が、南海トラフ地震臨時情報(巨大地震警戒)を発表した場合、市は災害対策本部を設置し、以下の地域に避難指示を発令します。
阿島二丁目、宇高町四丁目、清水町、多喜浜一丁目、多喜浜二丁目、多喜浜三丁目、長岩町、垣生三丁目、松神子三丁目、松神子四丁目 |
※ この事前避難対象地域は「南海トラフ地震の多様な発生形態に備えた防災対応の検討ガイドライ ン【第1版】」(令和元年5 月(一部改正):内閣府(防災担当))や「事前避難対象地域の設定に関 する県指針」(令和元年10 月:愛媛県)に基づき、愛媛県が作成した津波浸水予測時間図(津波浸 水予測時間30 分・浸水深30 cm)を基に定めたものです。
地震による被害を少しでも減らすには、普段からの備えが非常に重要です。巨大地震が発生すると、電気や通信、水道などのライフラインが壊滅的な被害を受け、また物流が止まることも想定されます。
次の「災害時の6つの困りごと」を参考に、家庭での備えを見直してみましょう。
飲料水は、1人1日3リットルが目安とされております。割高な備蓄用の長期保存水でなくても、通常のミネラルウォーターでも1年半~2年程度は保存が可能です。通常より多めに購入しておき、古いものから消費し、消費した分を買い足す「ローリングストック」の活用が効果的な備蓄品です。
また、飲料水とは別に、手洗い用などの生活用水も1人1日10~20L必要と言われています。ポリタンクを用意し常に水を入れておくことが理想ですが、最低限、非常時に給水を受けるための容器を準備しておきましょう。
調理に手間がかからず、手軽に食べられるものの備蓄が理想です。例として、パックご飯、乾麺、レトルト食品、缶詰、乾パン、お菓子など、ある程度日持ちがする食料品を普段より多めに買って、古いものから消費すると良いでしょう。
また、ラップがあれば食器に敷いて使うことで、洗わなくて済み、生活用水の節約にもなります。
停電すると、照明をはじめ、冷蔵庫、テレビ、エアコンなど、あらゆる電化製品が使えなくなります。オール電化住宅では、お湯も沸かせなくなります。また、スマートフォンの充電もできなくなります。
カセットコンロや予備のボンベ、懐中電灯や電池(モバイルバッテリー)を用意しておきましょう。
大規模災害時には、停電や通信回線の混乱により、災害に関連する情報の収集が困難となります。
停電時の重要な情報源となるのがラジオです。普段からラジオを聴く習慣をつけておきましょう。また、スマホなどを充電できるモバイルバッテリーも用意し、普段から充電しておくと良いでしょう。
令和6年1月1日に発生した能登半島地震をはじめ、東日本大震災や阪神大震災も寒い時季に発生し、寒さの対策が大きな問題となりました。毛布やアルミ製の防寒シート、カイロなど、防寒グッズの準備をしておきましょう。
また、夏の暑さ対策も重要です。最近は体を冷やす便利なグッズが販売されていますので、自分に合った暑さ対策を考えて準備しておくとよいでしょう。
今は、ほとんどの家庭が水洗トイレになっているかと思いますが、断水すると水が流せません。バケツで水を流そうとしても、もし下水管の破損があれば溢れてきます。
自宅のトイレが使えないとき、洋式便器にかぶせて使うタイプの携帯トイレが販売されております。家族の人数と使用回数にあった量を備蓄品に足しておくと良いでしょう。
自分の身は自分で守る!
・備蓄品を置いている家が倒壊したら…?
・倒れてきた家具に挟まれてケガをしたら…?
・家族と連絡が取れなくなったら…?
何よりも大事なのは、災害発生時に自分の身の安全を確保することです。たとえば、自宅の耐震化や家具の固定、非常時における家族との連絡手段を決めておくなど、自分の身の回りの安全確保を最優先課題として対策を進めましょう。
災害への備えを考えるとき、自分の身は自分で守る「自助」、地域やコミュニティで助け合う「共助」、役所や警察の公的支援の「公助」の3つに分けることができます。大規模災害が発生すると、公的支援には時間がかかる場合があります。
そのため、被害をできるだけ少なくするためには、「自助」と「共助」が非常に重要となってきます。普段から、避難行動の確認や近隣の方と積極的にコミュニケーションを取るようにしましょう。