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近い将来必ず起こると言われている南海地震、そしてそれは東海地震・東南海地震と同時に起こる可能性も指摘されている。もし同時に起これば破壊力は更に増す。また、否定できないのは活断層による直下型の地震だ。これからは活断層の動きも活発になるだろう。下に地震調査委員会(政府機関)の発表資料を掲載しました。参考にして下さい。
四国東端の鳴門市付近から愛媛県伊予市を経て伊予灘の佐田岬北西沖付近に至る区間では、16世紀に最新活動が起こったと推定される。この時には、鳴門市付近から佐田岬北西沖付近まで同時に活動したと推定されるが、複数の区間に分かれて活動した可能性もある。また、一つ前の活動では、石鎚断層及びこれより東側の区間(讃岐山脈南縁-石鎚山脈北縁東部)、石鎚山脈北縁の岡村断層からなる区間、川上断層及びこれより西側の区間(石鎚山脈北縁西部-伊予灘)の3つに分かれて活動したと推定される。岡村断層は、その東半分が讃岐南縁-石鎚山脈北縁東部の区間と並走し、また、西半分が石鎚山脈北縁西部-伊予灘の区間と並走する。各区間の1回の活動に伴う右横ずれ量は、讃岐山脈南縁-石鎚山脈北縁東部で6-7m程度、石鎚山脈北縁の岡村断層で6m程度、石鎚山脈北縁西部-伊予灘で2-3m程度であった可能性がある。それぞれの区間の平均的な活動間隔は、東側の讃岐山脈南縁-石鎚山脈北縁東部では、約1千-1千6百年、中央の岡村断層では、約1千-2千5百年、西側の石鎚山脈北縁西部-伊予灘では、約1千-2千9百年であった可能性がある。
讃岐山脈南縁から石鎚山脈北縁東部の石鎚断層に至る区間が活動すると、マグニチュード8.0程度もしくはそれ以上の地震が発生し、その際に6-7m程度の右横ずれが生じる可能性がある。
石鎚山脈北縁の岡村断層が活動すると、マグニチュード7.3-8.0程度の地震が発生し、その際に6m程度の右横ずれが生じる可能性がある。
以上、地震調査委員会(政府機関)報告資料抜粋