本文
平成29年度 経理状況(H30.6.1)
新居浜市の下水道事業は、効率的な事業運営を図るため、市の一般会計とは別に下水道事業特別会計を設け、「雨水公費・汚水私費の原則」に基づいて事業展開を行っています。
下水道事業の経理内容については、下水道施設の維持管理などに必要なもの【収益的収支】 と、下水道施設の建設に関するもの【資本的収支】に分かれており、下水道事業の経営状況を表しています。
収益的収支は、維持管理に要する費用(支出)と、その財源(収入)の状況を表します。
下水道の維持管理に必要な費用としては、管渠等の補修費・清掃費、ポンプ場・処理場を適正に維持するための光熱水費や薬品費、下水道施設を建設するために借り入れた起債の支払利息等があります。
資本的収支は、施設の建設改良費、施設を建設するために借り入れた起債の償還金とその財源となる国庫補助金、起債などの収支状況を表します。
下水道事業は巨額の投資を必要とする事業であり、下水道整備が進む中で、起債の未償還残高の額は約350億4,353万円(前年度末比約4億8,748万円減少)となっています。
なお、この起債の元金及び利子の償還費については、約42%が国から地方交付税として当市の一般会計に入ってきます。