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猫の飼い方について

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ページID:0061209 更新日:2018年11月13日更新 印刷用ページを表示する
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人と動物が気持ちよく暮らすために

環境省が平成14年度に定めた「家庭動物等の飼養及び保管に関する基準」では、猫は室内飼育に努めることや、繁殖を望まない場合は不妊去勢手術を行うことが明記されています。
飼い主の方は、飼育動物の生態を理解し、愛情をもって飼育することはもちろん、地域で人と動物が気持ちよく暮らせるよう適正飼育に努めましょう。

室内飼育について

猫が運動不足にならないよう、屋外で自由に運動させてあげた方がよいという風に考えている方もおられるかもしれませんが、実は屋外は猫にとって危険がたくさん潜んでいます。

(1)感染症(猫免疫不全ウイルス感染症等) 

(2)交通事故 

(3)迷子 

(4)繁殖制限をしていない場合は予期しない繁殖をする可能性

(5)猫同士のケンカ

(6)猫のフン害等による近隣トラブルの元になる

 

大切な飼い猫を上記の危険にさらさないためにも、室内飼育に努めるようにしましょう。

猫の運動不足が気になるという方は、キャットタワー等を設置し、猫が運動できる環境を作ったり、猫と遊ぶコミュニケーションの時間を設けてあげましょう。

猫のトイレのしつけについて

部屋の中の静かな落ち着ける場所に排泄用の箱を設置し、中に砂や市販の猫用トイレの砂などを入れて準備してやれば比較的すぐ覚えるようです。トイレの設置数は頭数+1を目安に設置するようにしましょう。
排泄の兆候が現れたらトイレに連れて行き、トイレで排泄させることを覚えさせたり、自分の匂いをつけてやることも効果的です。
また、外に出す場合でも、敷地内にトイレを設置し、トイレでの排泄を覚えさせる・外に出す前に排泄を済まさせておくなどのしつけをしておきましょう。

繁殖制限について

猫は1回の出産で4~8頭の子猫を生み、1年に2~4回の出産が可能な繁殖力の高い動物です。もし避妊去勢手術を施していない雄と雌の猫がいる場合、短期間で何十匹に増えてしまうことがあります。

繁殖を望まない場合は不妊去勢手術を行いましょう。

不妊去勢手術を行うことで望まない命が生まれるのを防止するだけではなく、猫の病気予防や、繁殖のためのストレス・他の猫との争い・脱走等のリスクを軽減させることが期待できます。

室内飼育でも身元表示

室内飼育でも災害や、少し窓や扉を開けた隙に脱走してしまうことも考えられます。また、動物病院へ行く際に車等に乗り降りをする時などに、不意に迷子になってしまう可能性もあります。
室内飼い・外飼いに限らず、万が一の場合に備え、迷子札を付けた首輪をつけて所有者明示を明確にしておきましょう。また、脱落しない確実な所有者明示としてマイクロチップがあります。お考えの方は動物病院でご相談ください。