本文
令和4年4月2日(土)、昨年度発見された場所の近くで、特定外来生物の「カミツキガメ」が発見されました。令和4年4月4日(月)新居浜市職員と愛媛県生物多様性センター職員が合同で周辺の調査を実施しましたが、新しい個体及び繁殖している痕跡は発見されませんでした。
---
令和3年6月25日(金)、新居浜市郷の水路で特定外来生物の「カミツキガメ」が発見されました。同月29日(火)に新居浜市職員と愛媛県生物多様性センター職員が合同で周辺の調査を実施しましたが、新しい個体及び繁殖している痕跡は発見されませんでした。
今後は、新居浜市職員による定期的なパトロールを実施する予定です。
カミツキガメは、その繁殖力から捕食による淡水生物や在来種の淡水カメ類への影響が懸念されるなど地域の生態系に被害を与えます。また噛みつく力は非常に強いことから、人に怪我をさせたり、漁具を破壊したりする場合があります。
日本では1960年代以降にアメリカ合衆国から愛玩目的で輸入されたのが始まりです。大型になり飼い切れなくなった個体が遺棄され、天敵も少ないことから国内の一部で定着しています。(現在は、学術研究や展示等の目的を除き、飼育・保管・運搬は禁止されています。)
【図.1:新居浜市で捕獲されたカミツキガメ】