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平成26年1月 新年互礼会市長あいさつ

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ページID:0003783 更新日:2014年12月1日更新 印刷用ページを表示する
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 明けましておめでとうございます。平成26年の新年互礼会にあたり、一言ご挨拶申し上げます。
 皆さまには、輝かしい希望に満ちた新年を健やかにお迎えになられたことと、心からお喜びを申し上げます。
 私は、「ともにつくろう笑顔輝く新居浜市-夢をかたちにチーム新居浜-」をスローガンに、多くの市民の皆さまや地元経済界をはじめ各種団体の方々から、温かいご支援をいただき、一昨年11月、市長に就任させていただきました。
 早いもので、新居浜市長という大役を仰せつかって、2回目の新年を迎えることになります。この間、市政の舵取り役という重責を日々痛感しながら、多くの皆さまのご支援のもと、公約の実現に向けまして、一心不乱、無我夢中で走り続けてまいりました。また、数多くの会議や行事などに出席する中で、市民、団体、企業の皆さま方から生の声を直接聞かせていただくとともに、温かい励ましのお声も賜わり大変ありがたく思っております。
 平成26年の年の初めにあたって、今一度、初心に立ち返り、故郷新居浜の更なる発展のため、与えられた職責を全うしようと決意を新たにしたところであります。
 さて、平成25年を振り返りますと一喜一憂した1年でなかったかと思います。
 6月の男子サッカーブラジルワールドカップへの出場決定、富士山の世界文化遺産登録、9月には2020年東京オリンピックの開催が決定しました。そして何よりも、記憶に新しい11月3日、東北楽天イーグルスの初の日本一に輝く大躍進は、東日本大震災からの復興を願う東北に、大きな夢と希望をもたらしました。しかしながら、明るい話題の一方では、記録的な豪雨による土砂災害が、全国各地で発生しました。特に、伊豆大島での大規模土石流災害は、平成16年未曾有の災害を経験した本市にとって、心痛む出来事でありました。また、この夏の記録的な猛暑など、例年になく異常気象が際立った1年であったと思います。
 地域経済におきましては、昨年12月16日に発表された日銀短観では、「景気が良い」から「景気が悪い」を差し引いた業況判断指数において、全国では中小企業・非製造業の景況感が22年ぶりにプラスになるなど、安倍政権の経済政策「アベノミクス」の効果が、大企業だけでなく、「ついに中小企業にも景気回復の実感が広がってきた。」そんな明るさに満ちたものとなりました。
 しかし、愛媛県では非製造業の景況感はプラスに転じたものの、製造業では依然マイナスであり、新居浜市においても、まだまだ景気回復の広がりが現実のものとして感じられない状況ではないかと思います。また、本年4月には消費税増税という不安要素も控えておりますが、この全国的な好況感が本市経済にも広く浸透することを期待しておりますし、行政としても、本市独自の経済活性化策や中小企業振興策について、住友各社、地元経済界との連携のもと、更なる充実を図りますとともに、関係機関とも連携し地域の総合的な支援体制を強化してまいります。
 私は、市長就任にあたって,公約の第一に『地域経済の再生』を、そして第二に『地域コミュニティの再生』を掲げました。
 新居浜市の舵取り役として、市民、企業の皆さんが望む経済、コミュニティ再生の姿とは、また再生のプロセスをいかに組み立てていくのか、市民、企業の皆さんの目線での取組が肝要との思いから、広く市民の皆さんのご意見を市政に反映するため、昨年6月には各界各層の方からなる「新居浜市政策懇談会」を設置いたしました。
 政策懇談会では、テーマとして掲げた「経済の再生」と「コミュニティの再生」について取り組むなか、実務者によるワーキンググループの協議では、各種団体、企業の皆さん、そして市職員も参加して、共に知恵を出し合い、熱心な議論をしていただきました。そして、昨年12月には、「経済の再生」、「コミュニティの再生」、そして「市政全般に関する事項」について、政策懇談会からご提言をいただくことができました。提言の取りまとめに当たりまして、ご尽力を賜りました小野新居浜商工会議所会頭をはじめ、関係各位の皆さまに対しまして、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
 いただきましたご提言につきましては、早期に取り組むべきもの、あるいは中長期的な展望を立てて取り組む必要があるもの等がございます。現在、平成26年度当初予算の編成作業を進めており、可能な限り、当初予算に反映してまいりたいと考えております。
 また、昨年は限られた期間での政策懇談会の開催となり、十分審議が尽くされていない項目もございます。従いまして、平成26年におきましても引き続き、「経済の再生」、「コミュニティの再生」の2つテーマについて、官民一体となった議論を深めていきたいと考えております。さらに、新たなテーマとして、「健康都市づくり」や「教育力の向上」などにも取り組んでみたいと思っております。
 年末年始には、故郷新居浜を離れて暮らす帰省客の皆さん、そして観光客の皆さんをはじめ、多くの方々にJR新居浜駅を利用していただきました。新居浜駅周辺整備事業も、いよいよ仕上げの段階になりました。新居浜の未来、夢、希望があふれる駅周辺整備を目指してまいります。昨年は、駅前駐輪場の供用開始のほか、駅前交通広場には、新居浜の原点である別子銅山「歓喜坑」を「あかがねのまち」の象徴として再現したモニュメント、「すべてはここから、そして未来へ“歓喜坑”」が完成しました。
 そして、この2月には新居浜駅の南北を結ぶ自転車歩行者自由通路「出逢いロード」が、駅舎西側に完成します。「出逢いロード」は、エレベーターと上屋を備え、交通弱者の方も快適に利用できます。さらに、駅北にはイベント広場や休憩所を備えた「人の広場」、駅南には南口広場のほかパークアンドライドのための駅南駐車場の整備にも着手してまいります。
 そして、新居浜駅前にぎわいづくりの中心となります待望の「総合文化施設」が、今年中に竣工をいたします。次第に建物の全容が見えてまいると思いますが、総合文化施設は美術館を中心として、太鼓台ミュージアム、アート工房、ホールを備えた「創る・学ぶ・育む」をコンセプトにした複合施設です。全国に誇れる魅力あふれるミュージアムとなりますように、27年4月のオープンに向けて、万全の準備を進めてまいります。
 新居浜の未来・夢・希望があふれる新居浜駅周辺の変貌に、今後も期待していただきたいと思います。
 さて、今年の干支は午(うま)です。午は十二支では中間の7番目にあたり、十二進法では前半(午前)が終わり、後半(午後)が始まる位置にあります。私の市長としての任期も、今年が前半の2年目から後半の3年目へと移ってまいる年になります。
 私は、平成25年を「再生へのスタートの年」と位置づけました。この26年は「再生への実行の年」としたいと考えます。政策懇談会の提言をはじめ皆さまからいただいた意見を政策に反映し、その政策を一歩一歩着実に実行することにより、再生の成果を求めてまいります。
 そして、今年も市民の幸せ「笑顔輝く新居浜市」の実現を目指し、全力で取り組んでまいります。どうか、皆さん、チーム新居浜の一員として、今年も宜しくお願いいたします。
 平成26年が新居浜市にとって前途洋々の年となり、本日ご臨席の皆さまをはじめ市民の皆さまがますます幸せを実感し、発展していくことを祈念いたしまして、私の年賀の挨拶とさせていただきます。