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令和3年第4回新居浜市議会定例会会議録 第1号

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ページID:0100188 更新日:2021年11月22日更新 印刷用ページを表示する
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目次

議事日程
本日の会議に付した事件
出席議員
欠席議員
説明のため出席した者
議会事務局職員出席者
開会(午前10時00分)
市長議会招集の挨拶
議長報告
日程第1 会議録署名議員の指名
日程第2 会期の決定
 表決
日程第3 報告第20号~報告第23号
 石川市長の説明
 亀井企画部長の説明
 三谷建設部長の説明
日程第4 議案第49号
 石川市長の説明
 原市民環境部長の説明
 委員会付託
日程第5 議案第50号
 石川市長の説明
 委員会付託省略
休憩(午前10時20分)
再開(午前10時21分)
 表決
日程第6 議案第51号~議案第53号
 石川市長の説明
 岡田総務部長の説明
 古川福祉部長の説明
 三谷建設部長の説明
 片平恵美議員の質疑
 岡田総務部長の答弁
 委員会付託
日程第7 議案第54号、議案第55号
 石川市長の説明
 亀井企画部長の説明
日程第8 認定第1号、認定第2号
 石川市長の説明
 決算特別委員会の設置及び委員会付託
 表決
 決算特別委員の選任
日程第9 請願第4号
 大條市民福祉委員長報告
休憩(午前10時52分)
再開(午前10時53分)
 井谷幸恵議員の討論
 表決
休憩(午前11時10分)
再開(午前11時11分)
日程第10 請願第7号
 委員会付託
日程第11 議会議案第4号
 越智克範議員の説明
 委員会付託省略
休憩(午前11時16分)
再開(午前11時16分)
 表決
散会(午前11時17分)


本文

令和3年9月7日 (火曜日)
  議事日程 第1号
第1 会議録署名議員の指名
第2 会期の決定
第3 報告第20号 令和2年度新居浜市継続費精算報告について
   報告第21号 健全化判断比率の報告について
   報告第22号 資金不足比率の報告について
   報告第23号 専決処分の報告について
第4 議案第49号 工事請負契約について
          (企画教育委員会付託)
第5 議案第50号 新居浜市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定について
          (委員会付託省略)
第6 議案第51号 新居浜市個人番号カードの利用に関する条例の制定について
          (企画教育委員会付託)
   議案第52号 新居浜市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
          (市民福祉委員会付託)
   議案第53号 新居浜市移動等円滑化のために必要な道路の構造に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
          (経済建設委員会付託)
第7 議案第54号 令和3年度新居浜市一般会計補正予算(第5号)
   議案第55号 令和3年度新居浜市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)
第8 認定第1号 決算の認定について
   認定第2号 決算の認定について
第9 請願第4号 介護保険制度の改善を求める意見書の提出方について
          (市民福祉委員長報告)
第10 請願第7号 後期高齢者の医療費窓口負担2割化実施の凍結を求める意見書の提出方について
          (市民福祉委員会付託)
第11 議会議案第4号 新型コロナウイルスワクチン接種に関する意見書の提出について
          (委員会付託省略)
――――――――――――――――――――――
  本日の会議に付した事件
議事日程のとおり
――――――――――――――――――――――
  出席議員(26名)     
 1番    小野 志保
 2番    片平 恵美
 3番    合田 晋一郎
 4番    白川 誉
 5番    伊藤 嘉秀
 6番    越智 克範
 7番    井谷 幸恵
 8番    神野 恭多
 9番    米谷 和之
 10番   篠原 茂
 11番   河内 優子
 12番   黒田 真徳
 13番   高塚 広義
 14番   藤田 誠一
 15番   田窪 秀道
 16番   小野 辰夫
 17番   永易 英寿
 18番   伊藤 謙司
 19番   藤原 雅彦
 20番   大條 雅久
 21番   藤田 豊治
 22番   藤田 幸正
 23番   伊藤 優子
 24番   仙波 憲一
 25番   近藤 司
 26番   山本 健十郎
――――――――――――――――――――――
  欠席議員
な し
――――――――――――――――――――――
  説明のため出席した者
 市長             石川 勝行
 副市長            加藤 龍彦
 副市長            原  一之  
 企画部長           亀井 利行
 総務部長           岡田 公央
 福祉部長           古川 哲久
 危機管理統括部長       庄司 誠一
 市民環境部長         原  正夫
 経済部長           宮崎  司
 建設部長           三谷 公昭
 消防長            高橋 裕二
 上下水道局長         秋月  剛
 教育長            高橋 良光
 教育委員会事務局長      高橋 正弥
 監査委員           寺村 伸治
――――――――――――――――――――――
  議会事務局職員出席者
 事務局長           髙橋 利光
 事務局次長          飯尾 誠二
 議事課副課長         鴨田 優子
 議事課副課長         尾藤 秀行
 議事課調査係長        神野 瑠美
 議事課議事係長        和田 雄介
 議事課主任          村上 佳史
―――――――――― ◇ ――――――――――
  午前10時00分開会   
○議長(山本健十郎) ただいまから令和3年第4回新居浜市議会定例会を開会いたします。
これより本日の会議を開きます。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  市長議会招集の挨拶
○議長(山本健十郎) 市長から今議会招集の挨拶があります。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) おはようございます。
開会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
本日、令和3年第4回市議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様方には早速御出席をいただきまして、誠にありがとうございます。
まず初めに、市民の皆様、事業者の皆様におかれましては、新型コロナウイルス感染回避行動に御理解、御協力をいただいておりますことに御礼を申し上げます。おかげをもちまして8月中旬以降に急激に増加した感染者数も減少に向かっております。しかしながら、愛媛県においては、9月12日まではまん延防止等重点措置期間であり、感染を抑え込む正念場と考えておりますことから、引き続き感染回避対策の徹底をお願いいたします。
さて、今議会に提案いたします案件は、令和3年度清掃センター定期点検整備工事に係る工事請負契約や新居浜市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定をはじめ、令和3年度一般会計補正予算におきましては、私立保育所等施設整備事業の公共事業をはじめ、斎場施設整備事業等の単独事業のほか、新型コロナウイルス感染症予防ワクチン接種費等の施策費について措置いたしています。また、後日追加予定いたしております案件もございます。議員の皆様には十分な御審議をいただき、適切な御議決、御同意を賜りますようお願い申し上げます。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  議長報告
○議長(山本健十郎) 次に、議長報告を申し上げます。
報告事項は、監査及び例月現金出納検査の結果についての報告並びに株式会社マイントピア別子、有限会社別子木材センター及び新居浜市文化体育振興事業団の事業についての報告についてであります。
まず、監査及び例月現金出納検査の結果についての報告につきましては、監査委員から令和3年4月21日から令和3年6月30日までの間に行った定期監査の結果に関する報告書及び令和3年3月、4月、5月分の例月現金出納検査の結果に関する報告書の提出があり、配付しておきましたから、御了承願います。
次に、株式会社マイントピア別子、有限会社別子木材センター及び新居浜市文化体育振興事業団の事業についての報告につきましては、経営状況を説明する書類の提出があり、配付しておきましたから、御了承願います。
これより日程に入ります。
本日の議事日程につきましては、お手元に配付の議事日程第1号のとおりであります。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(山本健十郎) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、議長において小野志保議員及び片平恵美議員を指名いたします。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第2 会期の決定
○議長(山本健十郎) 次に、日程第2、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から9月24日までの18日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山本健十郎) 御異議なしと認めます。よって、会期は18日間と決定いたしました。
なお、今期定例会の会期中における会議の予定は、お手元に配付の会議日程表のとおりであります。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第3 報告第20号~報告第23号
○議長(山本健十郎) 次に、日程第3、報告第20号から報告第23号までの4件を一括議題といたします。
説明を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) ただいま上程されました報告第20号から報告第23号までの4件につきまして一括して御説明申し上げます。
まず、報告第20号、令和2年度新居浜市継続費精算報告につきましては、一般会計におきまして継続費を設定して事業を進めておりました長期総合計画策定費、旧別子観光センター跡地整備事業及び自然の家解体事業について事業が完了いたしましたことから、所定の継続費の精算報告をいたすものでございます。
次に、報告第21号、健全化判断比率の報告につきましては、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項の規定により、実質赤字比率等4項目の令和2年度決算に基づく健全化判断比率について、監査委員の意見をつけ、議会に報告するものでございます。
次に、報告第22号、資金不足比率の報告につきましては、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第22条第1項の規定により、水道事業等5公営企業の令和2年度決算に基づく資金不足比率について、監査委員の意見をつけ、議会に報告するものでございます。
次に、報告第23号、専決処分の報告につきましては、和解及び損害賠償の額の決定についてでございまして、公用車の交通事故につきまして、相手方と和解し、損害賠償の額を18万9,000円と決定し、専決処分をいたしましたので、報告するものでございます。
なお、報告第21号から報告第23号までの詳細につきましては、それぞれ担当部長から補足説明いたします。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(山本健十郎) 補足説明を求めます。亀井企画部長。
○企画部長(亀井利行)(登壇) 報告第21号及び報告第22号につきまして補足を申し上げます。
まず、報告第21号、健全化判断比率の報告についてでございます。
議案書の6ページ、7ページ及び参考資料の2ページから4ページまでをお目通しください。
参考資料の総括表にございますとおり、本市の健全化判断比率のうち、実質赤字比率、連結実質赤字比率につきましては、赤字を生じていないことから、数値は表示されておりません。実質公債費比率につきましては1.4%、将来負担比率につきましては21.9%となっており、いずれも財政状況が悪化していることを示す基準である早期健全化基準を大幅に下回る結果となっております。
次に、各比率の詳細について御説明いたします。
参考資料の3ページをお開きください。
まず、実質赤字比率につきましては、一般会計、住宅新築資金等貸付事業特別会計及び平尾墓園事業特別会計のそれぞれの決算額を合算した歳入決算総額から歳出決算総額及び翌年度へ繰り越すべき財源を控除した実質収支の赤字額を市の一般財源の標準的な規模を表す標準財政規模で除したものでございますが、赤字を生じておりませんので、数値は表示されておりません。
次に、連結実質赤字比率についてでございます。
本市の全ての会計の実質収支の赤字額及び資金剰余額、資金不足額を合算したものを標準財政規模で除したものでございますが、赤字を生じておりませんので、数値は表示されておりません。
次に、参考資料の4ページを御覧ください。
実質公債費比率についてでございます。
地方債の元利償還金に充当された一般財源額や公債費に準じた繰入金などの準元利償還金などから交付税措置される算入公債費を控除した額を標準財政規模から同じく算入公債費を控除した額で除した1.5%が令和2年度単年度の実質公債費比率となりまして、平成30年度から令和2年度までの3か年平均でございます1.4%が令和2年度の実質公債費比率となります。
次に、将来負担比率についてでございます。
地方債の現在高や企業会計及び特別会計の地方債の償還に充てるための繰入見込額などの将来負担額から地方債の償還等に充当可能な基金の額や地方債の償還等に要する経費として基準財政需要額に算入されることが見込まれる額などを控除した額を標準財政規模から算入公債費を控除した額で除した21.9%が将来負担比率となります。
以上が財政健全化判断比率を構成する4指標でございます。
次に、報告第22号、資金不足比率の報告についてでございます。
議案書の8ページ、9ページ及び参考資料の5ページをお開きください。
資金不足比率は、公営企業会計ごとの資金の不足額の比率を表した指標でございまして、資金の不足額について公営企業の営業収益などから算出した事業規模に対する比率を表したものでございます。
参考資料の総括表にございますとおり、おのおのの資金の不足額を算定した結果、これらの会計全てにおいて資金不足を生じておりませんので、資金不足比率に数値は表示されておりません。
経営状況の健全化を図るべき基準として定められる経営健全化基準は20.0%でございまして、本市の数値はいずれも基準値を下回る結果となっております。
以上が健全化判断比率及び資金不足比率の説明となります。
令和2年度の各比率につきましては、早期健全化基準や経営健全化基準を大きく下回っており、財政健全化法上、特に問題がないと判断いたしておりますが、今後とも各指標に留意しながら、よりよい財政状況を目指してまいります。
○議長(山本健十郎) 三谷建設部長。
○建設部長(三谷公昭)(登壇) 報告第23号、専決処分の報告につきまして補足を申し上げます。
議案書の10ページから12ページまでをお目通しください。
本件は、和解及び損害賠償の額の決定についてでございまして、令和3年5月12日午前9時15分頃、主要地方道新居浜角野線、久保田町一丁目2番1号地先路上において、道路を横断中の公用車と北進してきた相手方の軽自動車とが接触し、双方の車両が損傷した交通事故に係る相手方との和解及び損害賠償の額の決定について、8月2日専決処分をいたしましたので、報告するものでございます。
和解の内容といたしましては、当事者との協議及び損害保険ジャパン株式会社の査定によりまして、新居浜市は相手方に対し、車両の修理費用21万円のうち、90%に相当する額、18万9,000円を支払い、相手方は新居浜市に対し、車両の修理に要する費用18万7,197円のうち、10%に相当する額、1万8,720円を支払うことといたしたものでございます。
なお、損害賠償の額につきましては、全額損害保険ジャパン株式会社から支払われる予定となっております。
公用車の運転につきましては、日頃から交通規則の遵守及び交通事故防止について指導をしているところでございますが、今後におきましても、安全運転に心がけるよう、指導を徹底してまいります。
以上で補足を終わります。
○議長(山本健十郎) これより質疑に入ります。
報告第20号から報告第23号までの4件に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山本健十郎) 質疑なしと認めます。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第4 議案第49号
○議長(山本健十郎) 次に、日程第4、議案第49号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) ただいま上程されました議案第49号につきまして提案理由の説明を申し上げます。
議案第49号、工事請負契約につきましては、令和3年度清掃センター定期点検整備工事の請負契約でございまして、2億1,670万円で住友重機械エンバイロメント株式会社大阪支店と契約を締結するため、本案を提出いたしました。
なお、詳細につきましては、担当部長から補足説明いたします。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(山本健十郎) 補足説明を求めます。原市民環境部長。
○市民環境部長(原正夫)(登壇) 議案第49号、工事請負契約につきまして補足を申し上げます。
議案書の17ページから22ページまでをお目通しください。
本工事は、新居浜市清掃センターのごみ焼却施設及び粗大ごみ破砕施設につきまして、施設の安定稼働のための定期点検整備を行うものでございます。
工事の概要でございますが、ごみ焼却施設の受入れ供給設備、燃焼設備、余熱利用設備等につきまして、また粗大ごみ破砕施設の破砕設備等につきまして、それぞれ必要な設備の点検、検査、分解整備、補修等を実施するものでございます。
なお、事業者の選定に当たりましては、既存プラントに関する特有の知識と技術を有し、また毎年度同種の工事の実績がある住友重機械エンバイロメント株式会社を選定し、工事請負契約を締結しようとするものでございます。
本工事の実施により、清掃センターの安定稼働が図られ、適正で安定したごみ処理につながるものと考えております。
以上で補足を終わります。
○議長(山本健十郎) これより質疑に入ります。
議案第49号に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山本健十郎) 質疑なしと認めます。
議案第49号は、議事日程に記載のとおり、企画教育委員会に付託いたします。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第5 議案第50号
○議長(山本健十郎) 次に、日程第5、議案第50号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) ただいま上程されました議案第50号につきまして提案理由の説明を申し上げます。
議案第50号、新居浜市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定につきましては、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の一部改正に伴い、引用法令条項のずれが生じたこと等による所要の条文整備を行うため、本案を提出いたしました。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(山本健十郎) これより質疑に入ります。
議案第50号に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山本健十郎) 質疑なしと認めます。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第50号については、会議規則第38条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山本健十郎) 御異議なしと認めます。よって、議案第50号については、委員会の付託を省略することに決しました。
この際、暫時休憩いたします。
  午前10時20分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
  午前10時21分再開
○議長(山本健十郎) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより討論に入ります。
討論の通告はありません。よって、討論なしと認めます。
これより議案第50号を採決いたします。
本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山本健十郎) 御異議なしと認めます。よって、議案第50号は原案のとおり可決されました。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第6 議案第51号~議案第53号
○議長(山本健十郎) 次に、日程第6、議案第51号から議案第53号までの3件を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) ただいま上程されました議案第51号から議案第53号までの3件につきまして一括して提案理由の説明を申し上げます。
まず、議案第51号、新居浜市個人番号カードの利用に関する条例の制定につきましては、職員の出勤及び退勤の管理に関する事務における個人番号カードの利用について必要な事項を定めるため、本案を提出いたしました。
次に、議案第52号、新居浜市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定につきましては、特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業並びに特定子ども・子育て支援施設等の運営に関する基準の一部改正に伴い、特定教育・保育施設等が記録等を電磁的記録により行うことができることとするため及び所要の条文整備を行うため、本案を提出いたしました。
次に、議案第53号、新居浜市移動等円滑化のために必要な道路の構造に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定につきましては、移動等円滑化のために必要な道路の構造に関する基準を定める省令の一部改正に伴い、自転車歩行者専用道路等の構造に関する基準を定めるため及び所要の条文整備を行うため、本案を提出いたしました。
なお、詳細につきましては、それぞれ担当部長から補足説明いたします。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(山本健十郎) 補足説明を求めます。岡田総務部長。
○総務部長(岡田公央)(登壇) 議案第51号、新居浜市個人番号カードの利用に関する条例の制定につきまして補足を申し上げます。
議案書の24ページ、25ページをお開きください。
本議案は、職員の出勤及び退勤の管理に関するシステムの導入に当たり、個人番号カード、いわゆるマイナンバーカードを利用するため、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律施行令第18条第2項第2号の規定に基づき、その旨を条例で定めるものでございます。
条例の内容といたしましては、第1条では、条例の趣旨、第2条では、個人番号カードを利用する事務、第3条では、個人番号カードを利用する上での手続方法、第4条では、条例の施行に関し、必要な事項を規則で定めることを規定しております。
なお、この条例は、令和4年1月1日から施行したいと考えております。
○議長(山本健十郎) 古川福祉部長。
○福祉部長(古川哲久)(登壇) 議案第52号、新居浜市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定につきまして補足を申し上げます。
議案書の26ページから29ページまで及び参考資料の7ページから13ページまでをお目通しください。
本議案は、内閣府令で定める特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業並びに特定子ども・子育て支援施設等の運営に関する基準の一部改正に伴い、当該基準を定める条例の一部を改正しようとするものでございます。
改正の内容といたしましては、第4章雑則、電磁的記録等に関する規定を追加することに伴い、条例第5条第2項から第6項まで及び第38条第2項を削るとともに、第42条第1項第3号における所要の文言修正を行うものでございます。
なお、この条例は、公布の日から施行したいと考えております。
○議長(山本健十郎) 三谷建設部長。
○建設部長(三谷公昭)(登壇) 議案第53号、新居浜市移動等円滑化のために必要な道路の構造に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定につきまして補足を申し上げます。
議案書の30ページから32ページまで及び参考資料の14ページから18ページまでをお目通しください。
本議案は、移動等円滑化のために必要な道路の構造及び旅客特定車両停留施設を使用した役務の提供の方法に関する基準を定める省令の一部改正に伴い、新居浜市移動等円滑化のために必要な道路の構造に関する基準を定める条例の一部改正を行うものでございます。
今回の改正の背景につきましては、誰もが安心して生活できる共生社会の実現に向けて、高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律の改正により、バリアフリー化のためのソフト、ハードの一体的な取組の追加が図られており、その一環として、歩道等に関する道路移動等円滑化基準への適合対象道路として、自転車歩行者専用道路、歩行者専用道路が新たに追加されたため、それに合わせて本条例を改正するものでございます。
また、その他の改正につきましては、所要の条文整備を行うものでございます。
なお、この条例は、公布の日から施行したいと考えております。
以上で補足を終わります。
○議長(山本健十郎) これより質疑に入ります。
議案第51号から議案第53号までの3件に対して質疑はありませんか。片平恵美議員。
○2番(片平恵美)(登壇) 日本共産党の片平恵美です。
議案第51号、新居浜市個人番号カードの利用に関する条例の制定についてお尋ねいたします。
そもそものこの条例の目的は、何でしょうか。なぜ個人番号カードを使って管理する必要があるのでしょうか。取得していない職員に対しては、強制的に取得させるのでしょうか。既に持っている職員に対して、使用に理解を求めるのか、強制なのかということについてお答えいただきたいと思います。
○議長(山本健十郎) 答弁を求めます。岡田総務部長。
○総務部長(岡田公央)(登壇) 議案第51号に関し、片平議員さんの質疑にお答えをいたします。
そもそもの目的についてでございますが、当該議案は、本年4月に専決処分を行い、議会承認いただいております庁内デジタル化推進費として、国の臨時交付金を活用して職員の出勤、退勤等の管理を行おうとするものでございまして、法律の規定に基づき、個人番号カード、いわゆるマイナンバーカードを利用する事務については、地方公共団体が条例で定めておく必要がございますことから、上程に至っているところでございます。
具体的な目的につきましては、新居浜市は、一組織といたしまして、職員個々の労働時間を管理する責務を有してございまして、より客観的かつ適正に把握を行い、より適切に労働時間の管理を行っていこうとするものでございます。
次に、なぜマイナンバーカードで管理するのかでございます。
マイナンバーカードの普及は、国民の利便性を高め、公平、公正な社会を実現する大変重要な社会インフラとして国を挙げて強力に取得促進を図っている事業でございまして、本市といたしましても、庁内一丸となって取得促進に努めているところでございまして、市民の皆様に積極的に呼びかけていく以上、本市や市職員が率先して利活用を図り、普及促進に努めるべきであるとるる検討する中で、懸案であった職員の出勤及び退勤のより適正な管理に利活用しようとの判断でございます。
次に、取得していない職員に対する対応でございますけれども、ちょうど直近でございます、この8月31日現在で、会計年度任用職員、再任用職員等を含む全ての職員に任意で取得状況の確認をいたしましたところ、約1,850人中、取得率は81%となっているのが実情でございます。法律上、カードの取得は、本人の自由意思に基づく申請によってのみ行われるものでございますので、今後も地道に取得促進を呼びかけてはまいりますが、決して強制するようなことは考えてございません。
最後に、既に取得している職員に対するカード利用の了解を求めるのかについてでございますが、当該条例案の第3条に利用手続を規定しておりますが、出勤及び退勤の際にマイナンバーカードを利用しようとする職員は、職員個々が自らの意思で申請を行うことによって初めてマイナンバーカードを利用することができるといった制度設計といたしております。
なお、システム整備後の実質的な運用といたしましては、マイナンバーカードを忘れる職員なども想定されますことから、補完的にパソコン上でも出退勤の入力ができるよう考えてございます。
○議長(山本健十郎) ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山本健十郎) これにて質疑を終結いたします。
議案第51号から議案第53号までの3件は、いずれも議事日程に記載のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
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  日程第7 議案第54号、議案第55号
○議長(山本健十郎) 次に、日程第7、議案第54号及び議案第55号の2件を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) ただいま上程されました議案第54号及び議案第55号につきまして提案理由の説明を申し上げます。
まず、議案第54号、令和3年度新居浜市一般会計補正予算(第5号)につきましては、私立保育所等施設整備事業の公共事業をはじめ、斎場施設整備事業等の単独事業のほか、新型コロナウイルス感染症予防ワクチン接種費等の施策費につきまして予算措置いたすものでございます。
次に、議案第55号、令和3年度新居浜市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、令和2年度事業の精算に伴う償還金及び基金積立金につきまして予算措置いたすものでございます。
なお、詳細につきましては、担当部長から補足説明いたします。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(山本健十郎) 補足説明を求めます。亀井企画部長。
○企画部長(亀井利行)(登壇) 議案第54号及び議案第55号の予算議案につきまして補足を申し上げます。
まず、議案第54号、令和3年度新居浜市一般会計補正予算(第5号)についてでございます。
補正予算書の3ページをお開きください。
今回の補正予算は、6億4,337万6,000円を追加し、補正後の予算総額を歳入歳出それぞれ531億8,775万9,000円といたすものでございます。これを前年度同期と比較いたしますと、115億1,645万2,000円、17.8%の減となっております。
内容につきましては、補正予算参考資料に整理をいたしておりますので、御覧ください。
参考資料の4ページをお開きください。
施策費の主な事業についてでございます。
衛生費、新型コロナウイルス感染症予防ワクチン接種費につきましては、現在、本市において実施しております新型コロナウイルス感染症予防ワクチン接種に関して、不足が見込まれる委託料等の事務費について1億9,220万円を追加いたすものでございます。
教育費、総合運動公園推進事業費につきましては、平成29年3月に策定いたしました新居浜市総合運動公園構想の実現に向け、総合運動公園の基本計画を策定するもので、3,500万円を追加いたすものでございます。
施策費につきましては、これらの事業のほか、生活困窮者自立支援事業費など合計5事業で、2億5,381万1,000円の追加となっております。
次に、6ページをお開きください。
公共事業費についてでございます。
民生費、私立保育所等施設整備事業につきましては、社会福祉法人新居浜社会福祉事業協会が運営する新居浜南沢津保育園の大規模修繕工事に対する補助金1,387万5,000円を追加いたすものでございます。
次に、7ページを御覧ください。
単独事業費についてでございます。
衛生費、斎場施設整備事業につきましては、斎場のトイレ改修や給排水設備等の更新など、待合棟の大規模改修を行う工事費として1億8,469万円を追加いたすものでございます。
商工費、旧別子観光センター跡地整備事業につきましては、旧別子観光センター跡地に登山客などに向けた駐車場やトイレなどを整備するため3,800円を追加いたすものでございます。
単独事業費につきましては、これらの事業のほか、市単独土地改良事業、農道維持管理事業及び道路整備事業などの合計6事業で、3億7,569万円の追加となっております。
次に、補正予算書及び予算説明書に基づき御説明を申し上げます。
補正予算書及び予算説明書の4ページをお開きください。
第1表歳入歳出予算補正のうち、歳入といたしまして、第11款地方交付税3億568万1,000円、第15款国庫支出金2億899万6,000円、第16款県支出金167万2,000円、第22款市債2億420万円をそれぞれ追加し、第19款繰入金7,717万3,000円を減額し、5ページにございます歳出経費に充当いたすものでございます。
次に、6ページをお開きください。
第2表繰越明許費につきましては、斎場施設整備事業及び総合運動公園推進事業費につきまして、繰越明許の措置をいたすものでございます。
次に、7ページを御覧ください。
第3表地方債補正の変更につきましては、地域活性化事業ほか2件につきまして、2億420万円を増額し、限度額を55億8,760万円に変更するものでございます。
次に、特別会計補正予算についてでございます。
8ページをお開きください。
議案第55号、令和3年度新居浜市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)についてでございます。
今回の補正予算は、5,525万1,000円を追加し、補正後の予算総額を歳入歳出それぞれ140億906万9,000円といたすものでございます。これを前年度同期と比較いたしますと、3,390万3,000円、0.2%の減となっております。
内容につきましては、9ページを御覧ください。
歳入につきましては、第9款繰越金5,525万1,000円を追加するものでございます。
10ページをお開きください。
歳出につきましては、第3款諸支出金3,940万2,000円、第5款基金積立金1,576万9,000円を追加いたしております。
すみません、一部訂正がございます。
商工費、旧別子観光センター跡地整備事業につきましては、「3,800万円」と申し上げるところを「3,800円」と申しましたので、訂正いたします。
それと、最後の特別会計につきまして、第3款諸支出金「3,948万2,000円」と申し上げるところを「3,940万2,000円」と申し上げましたので、訂正いたします。
以上で補足を終わります。
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  日程第8 認定第1号、認定第2号
○議長(山本健十郎) 次に、日程第8、認定第1号及び認定第2号の2件を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) ただいま上程されました認定第1号及び認定第2号につきまして提案理由の説明を申し上げます。
まず、認定第1号、決算の認定につきましては、令和2年度新居浜市水道事業会計決算、令和2年度新居浜市工業用水道事業会計決算及び令和2年度新居浜市公共下水道事業会計決算について、監査委員の意見をつけ、議会の認定に付するものでございます。
次に、認定第2号、決算の認定につきましては、令和2年度新居浜市一般会計歳入歳出決算及び令和2年度新居浜市渡海船事業特別会計歳入歳出決算外6特別会計歳入歳出決算について、監査委員の意見をつけ、議会の認定に付するものでございます。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(山本健十郎) これより質疑に入ります。
認定第1号及び認定第2号の2件に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山本健十郎) 質疑なしと認めます。
お諮りいたします。認定第1号及び認定第2号の2件については、23人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山本健十郎) 御異議なしと認めます。よって、認定第1号及び認定第2号の2件については、いずれも23人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決しました。
ただいま設置されました決算特別委員会の委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、議長において正副議長及び議会選出の監査委員を除く23人の議員を指名いたします。
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  日程第9 請願第4号
○議長(山本健十郎) 次に、日程第9、請願第4号を議題といたします。
本件に関し、市民福祉委員長の報告を求めます。大條福祉委員長。
○20番(大條雅久)(登壇) ただいまから市民福祉委員会の報告をいたします。
本委員会は7月6日に委員会を開催いたしました。本委員会に付託されました請願第4号につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
請願第4号、介護保険制度の改善を求める意見書の提出方についてでありますが、本件は、令和3年6月第3回定例会において、当委員会に付託され、継続審査となっていたものであります。
本請願の趣旨は、高齢化に伴い、介護費用の総額は、制度創設時の3倍になるとともに、第1号被保険者保険料基準額は、創設時の2倍を超えている状況であり、低・中間所得者層の利用者負担や社会保険料の増加は、高齢者をはじめ、現役世代、中小企業にとっても大きな負担である。また、介護人材の確保が重要であり、介護人材確保対策の継続的な取組が必要であるとともに、今後、介護保険制度が果たす役割は、一層大きくなると考えられる。
このようなことから、低・中間所得者層の負担増とならないように配慮した給付と負担の見直し、介護職員の処遇改善を求めるため、国に対し意見書の提出方を請願されているものであります。
本件に関し討論に付したところ、委員からは、負担の見直しについては、被保険者を二十歳まで拡大する案も出ており、単に国費で賄うということではなく、いろいろと知恵を絞る必要がある。また、人材についても、質と量の確保が問題で、単に処遇改善だけでは適切ではないと考えるため反対する。低所得者に焦点を当てたときに、受益者負担が大きいため、制度の利用がしにくく、また介護職員は、あまり待遇がよくない上に、大変な重労働を行うことや精神的なストレスを抱えることもあり、優秀な人材が集まりにくい状況であることから、見直しを求める必要があるため賛成するとの意見が述べられました。
以上の経過を経て採決の結果、請願第4号については、賛成少数をもって、お手元に配付の請願・陳情審査報告書のとおり、不採択とすべきものと決しました。
以上で市民福祉委員会の報告を終わります。
○議長(山本健十郎) これより質疑に入ります。
ただいまの市民福祉委員長の報告に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山本健十郎) 質疑なしと認めます。
この際、暫時休憩いたします。
  午前10時52分休憩
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  午前10時53分再開
○議長(山本健十郎) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、発言を許します。井谷幸恵議員。
○7番(井谷幸恵)(登壇) 日本共産党の井谷幸恵です。
請願第4号、介護保険制度の改善を求める意見書の提出方について、賛成の立場で討論します。
2000年4月、家族介護から社会で支える介護へ、みんなで支える老後の安心などのうたい文句で介護保険制度が始まりました。以来21年、高齢化が進み、利用者は3倍を超え、介護費用も3.1倍と大幅に増えてきました。介護が社会全体の課題であるという認識を広げ、多くの高齢者に公的制度によるサービスを届ける環境を整えたという点で大きな役割を果たしてきました。
しかし、介護給付費を削減するため、政府は制度の見直しを繰り返し、介護保険は利用しづらい制度に変えられてきました。高過ぎる保険料、増え続ける利用者負担、施設の居住費、食費の自己負担化、居住費・食費軽減措置制度の改悪、特別養護老人ホームの入所対象者を要介護3以上に限定したこと、軽度の人たちを介護保険の本体サービスから外したこと、介護事業所の人手不足、ヘルパーの高齢化など、様々な問題を抱えております。
今回の請願では、2点取り上げられております。
1点目は、給付と負担の見直しは、低・中間所得者層の負担増とならないよう、国費によって行うこと、2点目、介護人材確保のため、介護報酬の改定なども視野に入れ、介護職員の処遇改善を着実に行うこと、この2点です。戦後、昭和22年から昭和24年に生まれた団塊の世代が、全員75歳になる2025年、そして団塊ジュニア世代が65歳になる2040年へと、高齢化の進展に伴い、これからも介護ニーズは増えていきます。安心して必要なサービスを受けられるよう、保険料、利用料の高騰を抑えながら、制度の充実や基盤の拡充を図り、本当に持続可能な制度とするには、公費負担の割合を大幅に増やすしかありません。今年度、介護給付費は全国で約12兆円に上ると想定されておりますが、国の負担割合は25%なので、3.2兆円程度です。政府の一般歳出予算106.6兆円に対する介護給付、国庫負担の占める割合は3%にすぎません。防衛費の5.3兆円には到底及びません。私どもは、介護保険の国庫負担割合を、直ちに10%引き上げ、将来的には50%に引き上げることを提案しております。国庫負担に頼るのではなく、広く国民に負担を、二十歳から保険料をという議論がありますが、非正規雇用の増大、アルバイトの減少、コロナ解雇、多額の奨学金返済など、若者の労働環境は厳しく、理解は得られないのではないでしょうか。
介護労働者の賃金は低く、労働環境は劣悪です。賃金は、全産業平均と比べても、月8万円から9万円も低く、また長時間過密労働の蔓延、そして高齢者の尊厳を大切にしたいという初心を生かせないような環境で、人材不足は深刻です。
このような劣悪な条件をそのままにして、外国から労働者を連れてくればよいという問題ではありません。介護職員の処遇改善は、介護人材確保対策の最も重要な柱であり、介護報酬の大幅な底上げが必要です。その際、国庫負担割合の引上げ、利用料の減額、免除などによって、保険料や利用料の値上げにつながらないようにすべきです。コロナ後の社会を見据え、戦闘機の爆買いをやめ、軍事費を減らすこと、辺野古の新基地をやめること、大企業、富裕層から応分の負担を求めること、459兆円に上る内部留保の一部を取り崩すことなどによって、医療や介護など、社会保障を立て直す必要があります。
以上、述べさせていただきました。介護の仕事は、社会に欠かせない仕事です。ケアする人、ケアを受ける人、支える人、支えられる人が共に大切にされる制度や社会に変えていくためにも、介護保険制度の改善を求める請願の採択をお願いします。
○議長(山本健十郎) 以上で通告による討論は終わりました。
これにて討論を終結いたします。
これより請願第4号を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は不採択であります。請願第4号は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(山本健十郎) 起立多数であります。よって、請願第4号は不採択と決しました。
この際、暫時休憩いたします。
  午前11時00分休憩
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  午前11時11分再開
○議長(山本健十郎) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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  日程第10 請願第7号
○議長(山本健十郎) 次に、日程第10、請願第7号は、議事日程に記載のとおり、市民福祉委員会に付託いたします。
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  日程第11 議会議案第4号
○議長(山本健十郎) 次に、日程第11、議会議案第4号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。越智克範議員。
○6番(越智克範)(登壇) ただいま議題となりました議会議案第4号につきまして提案の説明を申し上げます。
本案は、新型コロナウイルスワクチン接種に関する意見書の提出についてであります。
新型コロナウイルス感染症については、新居浜市においても本年4月に多くの感染者が確認され、さらに8月にはこれを超える感染者が出ており、市民の感染予防の観点から、ワクチン接種への関心は一層の高まりを見せているところであります。
本議会においても、接種完了目標としている11月末に向け、行政の接種推進を全面的に支援するとともに、市民の安全、安心な日常生活を取り戻すべく、積極的に活動を行っているところであります。
よって、国においては、1つ、ワクチンの副反応や変異株並びに効果に関する情報などは、迅速かつ的確に提供するよう努めること。
2つ、ワクチンの供給及び配分量については、接種目標完了までの間、安定的な供給に努めること。
3つ、正しい情報に基づく適切なワクチン接種が行えるよう、効果的な情報管理を講じること。
4つ、ワクチン2回接種後のブースター接種が必要となる場合は、医療機関などの負担が軽減されるよう、対策を講じること。
5つ、接種できない人やワクチン接種を希望しない人の人権が阻害されることがないように、啓発に努めることなど、ワクチン接種が円滑かつ着実に取り組まれるよう、国及び関係行政庁に対し意見書を提出しようとするものであります。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。
○議長(山本健十郎) これより質疑に入ります。
議会議案第4号に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山本健十郎) 質疑なしと認めます。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議会議案第4号については、会議規則第38条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山本健十郎) 御異議なしと認めます。よって、議会議案第4号については、委員会の付託を省略することに決しました。
この際、暫時休憩いたします。
  午前11時16分休憩
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  午前11時16分再開
○議長(山本健十郎) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより討論に入ります。
討論の通告はありません。よって、討論なしと認めます。
これより議会議案第4号を採決いたします。
本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山本健十郎) 御異議なしと認めます。よって、議会議案第4号は原案のとおり可決されました。
以上で本日の日程は全部終了いたしました。
お諮りいたします。議事の都合により、9月8日から9月13日までの6日間、休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山本健十郎) 御異議なしと認めます。よって、9月8日から9月13日までの6日間、休会することに決しました。
9月14日は午前10時から会議を開きます。
本日はこれにて散会いたします。
  午前11時17分散会