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令和2年第5回新居浜市議会定例会会議録 第1号

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ページID:0087533 更新日:2021年2月15日更新 印刷用ページを表示する
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目次

議事日程
本日の会議に付した事件
出席議員
欠席議員
説明のため出席した者
議会事務局職員出席者
開会(午前10時00分)
市長議会招集の挨拶
議長報告
日程第1 会議録署名議員の指名
日程第2 会期の決定
 表決
日程第3 報告第29号
 石川市長の説明
 高橋教育長の説明
日程第4 議案第77号~議案第82号
 石川市長の説明
 亀井企画部長の説明
 藤田福祉部長の説明
 河端経済部長の説明
 委員会付託
休憩(午前10時30分)
再開(午前10時31分)
日程第5 議案第83号
 石川市長の説明
 高須賀建設部長の説明
 委員会付託
休憩(午前10時35分)
再開(午前10時35分)
日程第6 議案第84号、議案第85号
 石川市長の説明
 赤尾総務部長の説明
 委員会付託
休憩(午前10時42分)
再開(午前11時15分)
 藤田企画教育委員長報告
 表決
日程第7 議案第86号~議案第93号
 石川市長の説明
 赤尾総務部長の説明
 高橋教育長の説明
 原市民環境部長の説明
 藤田福祉部長の説明
 高須賀建設部長の説明
休憩(午前11時39分)
再開(午後 1時00分)
 井谷幸恵議員の質疑
 原市民環境部長の答弁
 片平恵美議員の質疑
 赤尾総務部長の答弁
 高須賀建設部長の答弁
 委員会付託
日程第8 議案第94号~議案第98号
 石川市長の説明
 亀井企画部長の説明
 秋月上下水道局長の説明
日程第9 請願第10号、請願第11号、陳情第2号
 委員会付託
日程第10 認定第1号、認定第2号
 伊藤決算特別委員長報告
 井谷幸恵議員の討論
 表決
散会(午後 2時05分)


本文

令和2年11月30日 (月曜日)
  議事日程 第1号
第1 会議録署名議員の指名
第2 会期の決定
第3 報告第29号 専決処分の報告について
第4 議案第77号 第六次新居浜市長期総合計画基本構想の策定について
           (企画教育委員会付託)
   議案第78号 新居浜市生涯活躍のまち拠点施設の指定管理者の指定について
           (同上)
   議案第79号 新居浜市立児童館の指定管理者の指定について
           (市民福祉委員会付託)
   議案第80号 新居浜市老人ホームの指定管理者の指定について
           (同上)
   議案第81号 新居浜市立老人福祉センターの指定管理者の指定について
           (同上)
   議案第82号 新居浜市森林公園ゆらぎの森の指定管理者の指定について
           (経済建設委員会付託)
第5 議案第83号 新居浜市自転車等駐車場の指定管理者の指定について
           (同上)
第6 議案第84号 新居浜市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例等の一部を改正する条例の制定について
           (企画教育委員会付託)
   議案第85号 新居浜市職員の給与に関する条例及び新居浜市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
           (同上)
第7 議案第86号 新居浜市職員の給与に関する条例及び新居浜市消防職員の任免、給与、服務に関する条例の一部を改正する条例の制定について
           (企画教育委員会付託)
   議案第87号 新居浜市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について
           (同上)
   議案第88号 新居浜市立幼稚園設置条例の一部を改正する条例の制定について
           (同上)
   議案第89号 新居浜市奨学資金貸付基金条例の一部を改正する条例の制定について
           (同上)
   議案第90号 新居浜市印鑑の登録及び証明に関する条例の一部を改正する条例の制定について
           (市民福祉委員会付託)
   議案第91号 新居浜市児童養護施設設置及び管理条例を廃止する条例の制定について
           (同上)
   議案第92号 新居浜市国民健康保険条例等の一部を改正する条例の制定について
           (企画教育委員会付託)
   議案第93号 新居浜市景観条例の制定について
           (経済建設委員会付託)
第8 議案第94号 令和2年度新居浜市一般会計補正予算(第8号)
   議案第95号 令和2年度新居浜市渡海船事業特別会計補正予算(第1号)
   議案第96号 令和2年度新居浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)
   議案第97号 令和2年度新居浜市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)
   議案第98号 令和2年度新居浜市公共下水道事業会計補正予算(第1号)
第9 請願第10号 加齢性難聴者への補助器購入に対する公的補助制度創設を求める意見書の提出方について
           (市民福祉委員会付託)
   請願第11号 種苗法改正案の廃案を求める意見書の提出方について
           (経済建設委員会付託)
   陳情第2号 地方たばこ税を活用した分煙環境整備について
           (企画教育委員会付託)
第10 認定第1号 決算の認定について
           (決算特別委員長報告)
   認定第2号 決算の認定について
           (同上)
――――――――――――――――――――――
  本日の会議に付した事件
議事日程のとおり
――――――――――――――――――――――
  出席議員(26名)     
 1番    小野 志保
 2番    片平 恵美
 3番    合田 晋一郎
 4番    白川 誉
 5番    伊藤 嘉秀
 6番    越智 克範
 7番    井谷 幸恵
 8番    神野 恭多
 9番    米谷 和之
 10番   篠原 茂
 11番   河内 優子
 12番   黒田 真徳
 13番   高塚 広義
 14番   藤田 誠一
 15番   田窪 秀道
 16番   小野 辰夫
 17番   永易 英寿
 18番   伊藤 謙司
 19番   藤原 雅彦
 20番   大條 雅久
 21番   藤田 豊治
 22番   藤田 幸正
 23番   伊藤 優子
 24番   仙波 憲一
 25番   近藤 司
 26番   山本 健十郎
――――――――――――――――――――――
  欠席議員
な し
――――――――――――――――――――――
  説明のため出席した者
 市長             石川 勝行
 副市長            寺田 政則
 副市長            加藤 龍彦  
 企画部長           亀井 利行
 総務部長           赤尾 禎司
 福祉部長           藤田 憲明
 危機管理統括部長       庄司 誠一
 市民環境部長         原  正夫
 経済部長           河端 晋治
 建設部長           高須賀 健二
 消防長            毛利  弘
 上下水道局長         秋月  剛
 教育長            高橋 良光
 教育委員会事務局長      加藤 京子
 監査委員           寺村 伸治
――――――――――――――――――――――
  議会事務局職員出席者
 事務局長           岡田 公央
 事務局次長          飯尾 誠二
 議事課副課長         尾藤 秀行
 議事課副課長         美濃 有紀
 議事課調査係長        神野 瑠美
 議事課議事係長        和田 雄介
 議事課主任          村上 佳史
―――――――――― ◇ ――――――――――
  午前10時00分開会   
○議長(永易英寿) ただいまから令和2年第5回新居浜市議会定例会を開会いたします。
これより本日の会議を開きます。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  市長議会招集の挨拶
○議長(永易英寿) 市長から今議会招集の挨拶があります。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) おはようございます。
開会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
本日、令和2年第5回市議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様方には早速御出席をいただきまして、誠にありがとうございます。
今議会に提案をいたします案件は、総合的かつ計画的な行政運営を図るための基本構想を定める第六次新居浜市長期総合計画基本構想をはじめ、令和2年度一般会計補正予算におきましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を予防するための新しい生活様式に対応する各種事業費のほか、旧広瀬邸等保存活用事業の公共事業、観光案内所リニューアル事業の単独事業、企業立地促進対策費等の施策費、別子山地区林業施設災害復旧費の災害復旧費及び人事異動に伴う人件費の経常経費について措置いたします。また、後日追加予定いたしております案件もございます。議員の皆様には十分な御審議をいただき、適切な御議決、御同意を賜りますようお願い申し上げます。
さて、本日、市長就任後初の市議会定例会に臨むに当たり、私の市政に対する所信の一端を申し述べ、今後の市政運営に向け、市民並びに議員の皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。
私は、このたびの市長選挙におきまして、市民の皆様方の温かい御支援と御理解を賜り、三たび市政を担当させていただくこととなりました。今回の選挙は、私にとって初めての選挙戦でありましたが、市民の皆様方をはじめ、議員の皆様方、また地元経済界、各種団体の皆様方からの格段の御支援をいただき当選をさせていただきました。大変光栄に思うと同時に、改めてその責任の重さと期待の大きさに身の引き締まる思いをいたしております。
振り返りますと、平成24年11月の市長就任以来、共につくろう笑顔輝く新居浜市、夢をかたちにチーム新居浜のスローガンの下、公約である7つの基本政策の実現に向けて取り組んでまいりました。皆様方の温かい御支援、御協力に支えられ、これまで2期8年間にあかがねミュージアムの開館、総合防災拠点施設の供用開始、住友各社の大型設備投資や各種企業の誘致、各種がん検診、特定健診の無料化、子育て世代包括支援センターすまいるステーションの開設、全小中学校でのコミュニティ・スクールの開設、地域コミュニティ再生事業交付金制度の創設、国際交流協会の設立、シティブランド戦略の推進や東予東部圏域初の振興イベントえひめさんさん物語の開催など、これまでの取組が笑顔輝く新居浜市の実現に向け、着実に実を結びつつあると思っております。
しかしながら、一方では、総合運動公園構想の推進や地域コミュニティーの再生、健康寿命の延伸、教育力の向上など、引き続き取り組まなければならない課題も残っており、第3ステージは総仕上げのステージとして、これらの課題に取り組んでまいります。
以上申し上げましたこれまでの成果と課題を踏まえまして、私の今後4年間における市政運営の基本的な考え方を申し上げます。
第1点目は、今議会に提案いたしますまちづくりの最上位計画である第六次新居浜市長期総合計画の策定及び着実な推進でございます。
第六次長期総合計画で定める将来都市像-豊かな心で幸せつむぐ-人が輝くあかがねのまちにいはまの実現に向け、子育て・教育など、分野別に目標を設け、施策を推進してまいります。
第2点目は、第2期新居浜市総合戦略の着実な推進でございます。
本格的な人口減少社会を迎え、人口減少とそれに伴う地域経済の縮小という重要課題に対応するため、第2期新居浜市総合戦略を着実に推進し、誰もが新居浜市民としての誇りを持ち、住みたい、住み続けたいと感じられるまちづくりを進めてまいります。
第3点目といたしましては、新居浜市国土強靱化地域計画に基づく防災・減災対策の推進でございます。
近年、頻発化している地震、風水害による大規模な災害や発生が予測されている南海トラフ巨大地震などの災害時において、市民の生命及び生活を守るとともに、災害に強いまちづくりを推進してまいります。
次に、今回の選挙でお示しいたしました公約の概要について述べさせていただきます。
現在、世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルスや多発する自然災害、人口減少問題などの課題を踏まえ、第3ステージでは、国、県との連携をさらに強化し、新型コロナウイルス対策、防災・減災対策、少子高齢化・人口減少対策、地域経済の活性化、コミュニティの活性化の5つを市政運営の柱に据え、公約である安全で快適に暮らせる都市の実現など7つの夢の実現を基本政策に掲げ、これまで2期8年の取組をさらに深化させてまいります。
具体的な施策といたしましては、新型コロナウイルスの感染拡大防止と社会経済活動の両立、相次ぐ自然災害に備えた防災・減災対策の強化、各種検診の拡充、食育、運動の推進による健康寿命の延伸、安心して子供を産み育てることができる環境整備、住友各社との連携強化による共存共栄、ものづくり産業を支える人材の育成、確保、ICTを活用した学校教育の充実、支え合い助け合う地域社会の実現などに重点的に取り組んでまいりたいと考えております。
以上申し上げましたが、今回の選挙で市民の皆様からいただきました期待と信頼を力に、市民、団体、事業者と行政が一体となったチーム新居浜で、市民の誰もが幸せを実感できる笑顔輝く新居浜市の実現を目指し、私自身が先頭に立ち、決断と実行を基本に、スピード感を持って、全力で取り組んでまいる所存でございますので、市民並びに議員の皆様方には、引き続き御理解、御協力を賜りますようお願い申し上げ、開会に当たりましての御挨拶といたします。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  議長報告
○議長(永易英寿) この際、議長報告を申し上げます。
報告事項は、監査及び例月現金出納検査の結果についての報告並びに新居浜市教育委員会点検・評価の結果についての報告についてであります。
まず、監査及び例月現金出納検査の結果についての報告につきましては、監査委員から令和2年7月27日から令和2年10月9日までの間に行った定期監査の結果に関する報告書及び令和2年6月、7月、8月分の例月現金出納検査の結果に関する報告書の提出があり、配付しておきましたから、御了承願います。
次に、新居浜市教育委員会点検・評価の結果についての報告につきましては、教育委員会から令和元年度事業の点検・評価の結果に関する報告書の提出があり、配付しておきましたから、御了承願います。
これより日程に入ります。
本日の議事日程につきましては、お手元に配付の議事日程第1号のとおりであります。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(永易英寿) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、議長において藤原雅彦議員及び大條雅久議員を指名いたします。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第2 会期の決定
○議長(永易英寿) 次に、日程第2、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から12月17日までの18日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(永易英寿) 御異議なしと認めます。よって、会期は18日間と決定いたしました。
なお、今期定例会の会期中における会議の予定は、お手元に配付の会議日程表のとおりであります。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第3 報告第29号
○議長(永易英寿) 次に、日程第3、報告第29号を議題といたします。
説明を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) ただいま上程されました報告第29号につきまして御説明を申し上げます。
報告第29号、専決処分の報告につきましては、損害賠償の額の決定についてでございまして、令和2年9月7日、新居浜市立高津小学校体育館の越屋根の鋼板を固定する部分が老朽化していたため、当該鋼板の一部が強風により損壊して吹き飛ばされ、北側の民有地に駐車中の小型自動車に接触し、車両を損傷した事故に係る損害賠償の額を21万5,000円と決定し、令和2年11月6日専決処分をいたしましたので、報告するものでございます。
なお、詳細につきましては補足説明をいたします。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(永易英寿) 補足説明を求めます。高橋教育長。
○教育長(高橋良光)(登壇) 報告第29号、専決処分の報告につきまして補足を申し上げます。
議案書の1ページ、2ページをお開きください。
本件は、損害賠償の額の決定についてでございまして、令和2年9月7日未明、新居浜市立高津小学校体育館の越屋根の鋼板を固定する部分が老朽化していたため、当該鋼板の一部が強風により損壊して吹き飛ばされ、北側の民有地に駐車中の小型自動車に接触し、車両を損傷した事故に係る損害賠償の額を決定し、令和2年11月6日専決処分をいたしましたので、報告するものでございます。
損害賠償の額につきましては、当事者との協議及び全国市長会の査定によりまして、相手方車両の修理に要する費用21万5,000円と決定いたしたものでございます。
なお、損害賠償の額につきましては、全額全国市長会学校災害賠償補償保険から支払われております。
今後におきましては、危険箇所の早期発見、早期対応に努めますとともに、より一層学校施設の適切な維持管理に努めてまいります。
以上で補足を終わります。
○議長(永易英寿) これより質疑に入ります。
報告第29号に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(永易英寿) 質疑なしと認めます。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第4 議案第77号~議案第82号
○議長(永易英寿) 次に、日程第4、議案第77号から議案第82号までの6件を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) ただいま上程されました議案第77号から議案第82号までの6件につきまして一括して提案理由の説明を申し上げます。
まず、議案第77号、第六次新居浜市長期総合計画基本構想の策定につきましては、令和3年度を初年度とする同計画の基本構想を策定することについて、新居浜市議会の議決事件に関する条例第2条の規定により、議会の議決を求めるため、本案を提出いたしました。
次に、議案第78号から議案第82号までの5件につきましては、いずれも公の施設の指定管理者の指定について、地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決を求めるものでございます。
まず、議案第78号、新居浜市生涯活躍のまち拠点施設の指定管理者の指定につきましては、生涯活躍のまち拠点施設の指定管理者に株式会社ハートネットワークを指定するため、本案を提出いたしました。
次に、議案第79号、新居浜市立児童館の指定管理者の指定につきましては、児童館4施設の指定管理者に社会福祉法人新居浜市社会福祉協議会を指定するため、本案を提出いたしました。
次に、議案第80号、新居浜市老人ホームの指定管理者の指定につきましては、老人ホームの指定管理者に社会福祉法人三恵会を指定するため、本案を提出いたしました。
次に、議案第81号、新居浜市立老人福祉センターの指定管理者の指定につきましては、老人福祉センター3施設の指定管理者に社会福祉法人新居浜市社会福祉協議会を指定するため、本案を提出いたしました。
次に、議案第82号、新居浜市森林公園ゆらぎの森の指定管理者の指定につきましては、森林公園ゆらぎの森の指定管理者に株式会社森髙リゾートを指定するため、本案を提出いたしました。
また、指定の期間についてでございますが、議案第78号の生涯活躍のまち拠点施設につきましては、令和3年4月1日から令和6年3月31日までの3年間、その他の施設につきましては、令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間でございます。
なお、詳細につきましてはそれぞれ担当部長から補足説明をいたします。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(永易英寿) 補足説明を求めます。亀井企画部長。
○企画部長(亀井利行)(登壇) 議案第77号及び議案第78号につきまして補足を申し上げます。
まず、議案第77号、第六次新居浜市長期総合計画基本構想の策定についてでございます。
議案書の3ページをお開きください。
長期総合計画につきましては、本市の最上位計画として、市政の総合的かつ長期的な方針を示すものであり、令和3年度を初年度とする第六次新居浜市長期総合計画基本構想を今回策定しようとするものでございます。
長期総合計画の策定に当たりましては、市議会の皆様から御要望をいただくとともに、市民の皆様の様々な声を計画に反映させるため、市民意向調査をはじめとする各種アンケート調査やワークショップ等を実施いたしました。また、事業者や市民団体など各界各層の御意見を幅広くお聞きするため、新居浜市政策懇談会及びワーキンググループにおきましても、数多くの御提言をいただくなど、市民の皆様との協働による計画づくりを進めてまいりました。さらには、外部有識者等で構成する長期総合計画審議会を設置し、長期総合計画の基本構想及び基本計画について諮問を行い、去る10月29日に審議会からは本計画を速やかに策定するとともに、計画の着実な推進を図るようにとの答申をいただいたところでございます。
審議会からの答申内容につきましては、参考資料1としてお手元にお配りいたしておりますので、お目通しくださいますようお願いいたします。
次に、長期総合計画基本構想の具体的な内容につきまして御説明申し上げます。
お手元の第六次新居浜市長期総合計画基本構想を御覧ください。
まず、目次をお開きください。
基本構想の全体像といたしましては、第1章将来像では、将来都市像や目標人口について記載しており、第2章施策の大綱と重点プロジェクトでは、6つのまちづくりの目標や重点プロジェクトの体系、10年後のまちの姿等を記載しております。
それらの項目等で構成する基本構想につきまして、ポイントとなる部分を御説明いたします。
まず、2ページをお開きください。
これからの本市の目指すべき姿として、-豊かな心で幸せつむぐ-人が輝くあかがねのまちにいはまを将来都市像として掲げております。あかがねのまちは、第五次長期総合計画の将来都市像においても使用した言葉でございますが、別子銅山、住友グループの発展とともに栄えた本市のアイデンティティーを忘れず後世に引き継いでいきたいという思いを込めております。
次に、3ページを御覧ください。
目標人口につきましては、国の将来人口推計等を踏まえ、2030年、令和12年に11万1,000人を維持することを目標といたしております。
次に、6ページをお開きください。
まちづくりの目標と計画の推進でございます。
将来都市像を実現するため、6つのまちづくりの目標に計画の推進を加えた7つの柱に施策を分類しており、7ページ以降において、それぞれの取組方針、より具体的な施策を記載いたしております。
次に、19ページをお開きください。
本計画における重点プロジェクトについて記載いたしております。本市では、本年3月に人口減少問題への対応策として、第2期新居浜市総合戦略を取りまとめておりますが、次期長期総合計画におきましても、人口減少問題を本市の最重要課題として位置づけ、総合戦略に基づく産業振興策や移住・定住促進施策、子育て支援策等を計画における重点プロジェクトとして位置づけております。
次に、20ページ、21ページをお開きください。
重点プロジェクトである総合戦略に基づく施策について、長期総合計画の中での位置づけを整理したものになります。
次に、22ページ、23ページをお開きください。
国際社会全体の開発目標であるSDGsの17の目標と本市における各施策との関連を一覧表にまとめております。次期長期総合計画におきましては、施策ごとに関連するSDGsの目標を明記しており、本市における様々な施策を推進する上で、持続可能なまちづくりを意識し、SDGsの達成に寄与してまいりたいと考えております。
次に、25ページを御覧ください。
10年後のまちの姿として、人口など16項目の代表的な成果指標について、令和12年度の目標値を設定いたしております。
以上が基本構想の概要でございますが、基本構想で示された施策の大綱を具現化し、基本的施策を体系的に示す基本計画等も併せて策定しております。
参考資料2といたしまして、総論及び基本計画を、参考資料3といたしまして、成果指標一覧及び用語解説をお配りいたしておりますので、併せて御確認くださいますようお願いいたします。
次に、議案第78号、新居浜市生涯活躍のまち拠点施設の指定管理者の指定についてでございます。
議案書の4ページ、5ページをお目通しください。
令和3年4月に供用開始を予定しております新居浜市生涯活躍のまち拠点施設につきましては、多様化する市民ニーズにより効果的かつ効率的に対応するため、指定管理者制度を導入することといたしました。指定管理者の選定につきましては、民間事業者の発想や手法を活用するため、公募をいたしました結果、株式会社ハートネットワーク1団体のみの応募ではございましたが、新居浜市指定管理者候補者選定委員会による審査の結果、適格と判断されたため、新居浜市生涯活躍のまち拠点施設の指定管理者に株式会社ハートネットワークを指定するものでございます。
なお、指定の期間は、令和3年4月1日から令和6年3月31日までの3年間を予定しております。
○議長(永易英寿) 藤田福祉部長。
○福祉部長(藤田憲明)(登壇) 議案第79号から議案第81号までの3件につきまして一括して補足を申し上げます。
まず、議案第79号、新居浜市立児童館の指定管理者の指定についてでございます。
議案書の6ページ、7ページをお目通しください。
新居浜市立児童館につきましては、平成18年度から指定管理者制度を導入し、社会福祉法人新居浜市社会福祉協議会が指定管理者となり、管理運営を行ってまいりました。今回、指定の期間が令和3年3月31日をもちまして満了となりますことから、前回までと同様に公募いたしました結果、社会福祉法人新居浜市社会福祉協議会の1団体のみの応募ではございましたが、新居浜市指定管理者候補者選定委員会による審査の結果、これまでの管理実績等から適格と判断されたため、引き続き新居浜市立児童館の指定管理者に社会福祉法人新居浜市社会福祉協議会を指定するものでございます。
なお、指定の期間は、令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間を予定しております。
次に、議案第80号、新居浜市老人ホームの指定管理者の指定についてでございます。
議案書の8ページ、9ページをお目通しください。
新居浜市立慈光園につきましては、平成25年度から指定管理者制度を導入し、社会福祉法人三恵会が指定管理者となり、管理運営を行ってまいりました。今回、指定の期間が令和3年3月31日をもちまして満了となりますことから、前回までと同様に公募いたしました結果、社会福祉法人三恵会の1団体のみの応募ではございましたが、新居浜市指定管理者候補者選定委員会による審査の結果、これまでの管理実績等から適格と判断されたため、引き続き新居浜市立慈光園の指定管理者に社会福祉法人三恵会を指定するものでございます。
なお、指定の期間は、令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間を予定しております。
次に、議案第81号、新居浜市立老人福祉センターの指定管理者の指定についてでございます。
議案書の10ページ、11ページをお目通しください。
新居浜市立老人福祉センターにつきましては、平成18年度から指定管理者制度を導入し、社会福祉法人新居浜市社会福祉協議会が指定管理者となり、管理運営を行ってまいりました。今回、指定の期間が令和3年3月31日をもちまして満了となりますことから、前回までと同様に公募いたしました結果、社会福祉法人新居浜市社会福祉協議会の1団体のみの応募ではございましたが、新居浜市指定管理者候補者選定委員会による審査の結果、これまでの管理実績等から適格と判断されたため、引き続き新居浜市立老人福祉センターの指定管理者に社会福祉法人新居浜市社会福祉協議会を指定するものでございます。
なお、指定の期間は、令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間を予定しております。
○議長(永易英寿) 河端経済部長。
○経済部長(河端晋治)(登壇) 議案第82号、新居浜市森林公園ゆらぎの森の指定管理者の指定につきまして補足を申し上げます。
議案書の12ページ、13ページをお目通しください。
新居浜市森林公園ゆらぎの森につきましては、平成30年4月から株式会社森髙リゾートが指定管理者となり、管理運営を行ってまいりました。現在の指定の期間が令和3年3月31日をもって満了となりますことから、新たに指定管理者の公募を行いました。今回の公募に当たりましては、地元住民の雇用等を応募の要件といたしました。その結果、2団体から応募があり、新居浜市指定管理者候補者選定委員会による審査において、施設の魅力を高め、広域な事業展開によるサービスの拡充が見込める点、また誘客のための自主事業にも積極的に取り組み、利用者数の増加が期待できる点などが評価され、点数が高く、より適格と判断された株式会社森髙リゾートを新居浜市森林公園ゆらぎの森の指定管理者に指定するものでございます。
なお、指定の期間は、令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間を予定しております。
以上で補足を終わります。
○議長(永易英寿) これより質疑に入ります。
議案第77号から議案第82号までの6件に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(永易英寿) 質疑なしと認めます。
議案第77号から議案第82号までの6件は、いずれも議事日程に記載のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
この際、暫時休憩いたします。
  午前10時30分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
  午前10時31分再開
○議長(永易英寿) 休憩前に引き続き会議を開きます。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第5 議案第83号
○議長(永易英寿) 次に、日程第5、議案第83号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) ただいま上程されました議案第83号につきまして提案理由の説明を申し上げます。
議案第83号、新居浜市自転車等駐車場の指定管理者の指定につきましては、公の施設の指定管理者の指定について、地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決を求めるものでございまして、新居浜駅前駐輪場及び新居浜駅南口広場駐輪場の指定管理者に公益社団法人新居浜市シルバー人材センターを指定するため、本案を提出いたしました。
また、指定の期間についてでございますが、令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間でございます。
なお、詳細につきましては担当部長から補足説明をいたします。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(永易英寿) 補足説明を求めます。高須賀建設部長。
○建設部長(高須賀健二)(登壇) 議案第83号、新居浜市自転車等駐車場の指定管理者の指定につきまして補足を申し上げます。
議案書の14ページ、15ページをお目通しください。
新居浜駅前駐輪場と新居浜駅南口広場駐輪場の2施設につきましては、平成28年度から指定管理者制度による一体的な管理を開始し、公益社団法人新居浜市シルバー人材センターが指定管理者となり、管理運営を行ってまいりました。今回、指定の期間が令和3年3月31日をもちまして満了となりますことから、前回と同様に公募いたしました結果、公益社団法人新居浜市シルバー人材センターの1団体のみの応募ではございましたが、新居浜市指定管理者候補者選定委員会による審査の結果、これまでの管理実績等から適格と判断されたため、引き続き新居浜市自転車等駐車場の指定管理者に公益社団法人新居浜市シルバー人材センターを指定するものでございます。
なお、指定の期間は、令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間を予定しております。
以上で補足を終わります。
○議長(永易英寿) これより質疑に入ります。
議案第83号に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(永易英寿) 質疑なしと認めます。
議案第83号は、議事日程に記載のとおり、経済建設委員会に付託いたします。
この際、暫時休憩いたします。
  午前10時35分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
  午前10時35分再開
○議長(永易英寿) 休憩前に引き続き会議を開きます。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第6 議案第84号、議案第85号
○議長(永易英寿) 次に、日程第6、議案第84号及び議案第85号の2件を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) ただいま上程されました議案第84号及び議案第85号につきまして提案理由の説明を申し上げます。
まず、議案第84号、新居浜市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例等の一部を改正する条例の制定につきましては、人事院勧告に準じた特別職の国家公務員に係る給与改定を勘案し、議会議員、特別職の職員及び教育長の期末手当の支給割合を改めるため、本案を提出いたしました。
次に、議案第85号、新居浜市職員の給与に関する条例及び新居浜市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、一般職の職員等について、人事院勧告に伴う一般職の国家公務員等の給与改定に準じて、期末手当の支給割合を改めるため、本案を提出いたしました。
なお、詳細につきましては担当部長から補足説明をいたします。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(永易英寿) 補足説明を求めます。赤尾総務部長。
○総務部長(赤尾禎司)(登壇) 議案第84号及び議案第85号につきまして補足を申し上げます。
まず、議案第84号、新居浜市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例等の一部を改正する条例の制定についてでございます。
議案書の16ページ、17ページ及び参考資料の1ページから3ページまでをお目通しください。
本議案は、議会議員並びに市長、副市長、監査委員及び教育長につきまして、いずれも人事院勧告に準じた特別職の国家公務員に係る給与改定を勘案して、改正条例中、第1条、第3条及び第5条におきまして、令和2年12月に支給する期末手当の支給割合を「100分の170」から「100分の165」に、改正条例中、第2条、第4条及び第6条におきまして、令和3年以降の期末手当の支給割合を「100分の165」から「100分の167.5」に改めようとするものでございます。
なお、改正条例中、第1条、第3条及び第5条の規定につきましては、公布の日から、第2条、第4条及び第6条の規定につきましては、令和3年4月1日から施行したいと考えております。
次に、議案第85号、新居浜市職員の給与に関する条例及び新居浜市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。
議案書の18ページ、19ページ及び参考資料の4ページから6ページまでをお目通しください。
まず、第1条、新居浜市職員の給与に関する条例の一部改正についてでございます。
改正の内容につきましては、令和2年12月に支給する期末手当の支給割合を、再任用職員以外の職員について「100分の130」から「100分の125」に改めようとするものでございます。
なお、この改正につきましては、公布の日から施行したいと考えております。
次に、第2条、同じく新居浜市職員の給与に関する条例の一部改正についてでございます。
改正の内容につきましては、令和3年6月以降に支給する期末手当の支給割合を、再任用職員以外の職員について「100分の125」から「100分の127.5」に改めようとするものでございます。
なお、この改正につきましては、令和3年4月1日から施行したいと考えております。
次に、第3条及び第4条、新居浜市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部改正についてでございます。
いずれも特定任期付職員に支給する期末手当の支給割合を、国家公務員の給与改定に準じて改めようとするものでございます。
第3条は、公布の日から、第4条は、令和3年4月1日から施行したいと考えております。
また、附則におきまして、関係条例の所要の条文整備を行っております。
議案第84号及び議案第85号の改正につきまして、要約対比等をいたしたものが参考資料の7ページ、8ページにございますので、お目通しをお願いいたします。
以上で補足を終わります。
○議長(永易英寿) これより質疑に入ります。
議案第84号及び議案第85号の2件に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(永易英寿) 質疑なしと認めます。
議案第84号及び議案第85号の2件は、いずれも議事日程に記載のとおり、企画教育委員会に付託いたします。
この際、暫時休憩いたします。
  午前10時42分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
  午前11時15分再開
○議長(永易英寿) 休憩前に引き続き会議を開きます。
議案第84号及び議案第85号の2件に関し、企画教育委員長の報告を求めます。藤田企画教育委員長。
○14番(藤田誠一)(登壇) ただいまから企画教育委員会の報告をいたします。
本委員会に付託されました議案第84号及び議案第85号の2件につきまして、先ほど委員会を開催いたしました。委員会における審査の経過及び結果について一括して御報告申し上げます。
議案第84号は、新居浜市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例等の一部を改正する条例の制定について、議案第85号は、新居浜市職員の給与に関する条例及び新居浜市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。
以上の2件につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、質疑応答を行い審査いたしました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第84号及び議案第85号の2件については、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で企画教育委員会の報告を終わります。
○議長(永易英寿) これより質疑に入ります。
ただいまの企画教育委員長の報告に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(永易英寿) 質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。
討論の通告はありません。よって、討論なしと認めます。
これより議案第84号及び議案第85号の2件を一括採決いたします。
以上の2件に対する委員長の報告はいずれも可決であります。以上の2件はいずれも委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(永易英寿) 御異議なしと認めます。よって、議案第84号及び議案第85号の2件はいずれも原案のとおり可決されました。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第7 議案第86号~議案第93号
○議長(永易英寿) 次に、日程第7、議案第86号から議案第93号までの8件を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) ただいま上程されました議案第86号から議案第93号までの8件につきまして一括して提案理由の説明を申し上げます。
まず、議案第86号、新居浜市職員の給与に関する条例及び新居浜市消防職員の任免、給与、服務に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、新型コロナウイルス感染症に係る作業等に従事した職員に対し、特殊勤務手当を支給するため、本案を提出いたしました。
次に、議案第87号、新居浜市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、生活の不便な地に所在する公署に勤務する会計年度任用職員に対し、特地勤務手当を支給するため及びフルタイム会計年度任用職員に係る給与の支給方法を変更するため、本案を提出いたしました。
次に、議案第88号、新居浜市立幼稚園設置条例の一部を改正する条例の制定につきましては、新居浜市立王子幼稚園を令和4年3月31日限り廃止するため、本案を提出いたしました。
次に、議案第89号、新居浜市奨学資金貸付基金条例の一部を改正する条例の制定につきましては、奨学資金の貸付けを受ける者の条件を見直し、他の給付型の奨学金との併用を可能にするため、本案を提出いたしました。
次に、議案第90号、新居浜市印鑑の登録及び証明に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、個人番号カードを利用した多機能端末機による印鑑登録証明の申請等を開始することに伴い、必要な事項を定めるため、本案を提出いたしました。
次に、議案第91号、新居浜市児童養護施設設置及び管理条例を廃止する条例の制定につきましては、施設の老朽化に伴い、新居浜市立東新学園を廃止するため、本案を提出いたしました。
次に、議案第92号、新居浜市国民健康保険条例等の一部を改正する条例の制定につきましては、地方税法の一部改正に伴い、国民健康保険料等の市の歳入に係る延滞金の割合の特例についての規定を整備するため、本案を提出いたしました。
次に、議案第93号、新居浜市景観条例の制定につきましては、本市の良好な景観の形成に関し、基本となる事項を定めるとともに、景観法の施行に関し、必要な事項を定めることにより、豊かな自然と歴史的資源を有する新居浜らしい景観を守り、市民が愛着と誇りを持つことができる魅力的な景観の形成に資するため、本案を提出いたしました。
なお、詳細につきましてはそれぞれ担当部長から補足説明をいたします。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(永易英寿) 補足説明を求めます。赤尾総務部長。
○総務部長(赤尾禎司)(登壇) 議案第86号、議案第87号及び議案第92号の3件につきまして一括して補足を申し上げます。
まず、議案第86号、新居浜市職員の給与に関する条例及び新居浜市消防職員の任免、給与、服務に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。
議案書の20ページから22ページまで及び参考資料の9ページ、10ページをお目通しください。
本議案は、新型コロナウイルス感染症から市民の生命及び健康を保護するために行われた措置に係る作業等に従事した一般職員及び消防職員に対し、職務の危険性及び特殊性並びに国等の状況に鑑み、特例として定める額の特殊勤務手当を支給しようとするものでございます。
まず、第1条、新居浜市職員の給与に関する条例の一部改正についてでございますが、新型コロナウイルス感染症に係る作業に従事した職員に対し、1日につき3,000円、特に患者、もしくはその疑いのある者に接触し、または長時間にわたり接して行う作業に従事した職員に対しては、1日につき4,000円の防疫作業手当を特例として支給しようとするものでございます。
次に、第2条、新居浜市消防職員の任免、給与、服務に関する条例の一部改正についてでございますが、新型コロナウイルス感染症に係る作業に従事した消防職員に対し、第1条の防疫作業手当と同様の支給要件で、1日につき3,000円、または4,000円の災害出場手当、または救急業務手当を特例として支給しようとするものでございます。
なお、これらの改正につきましては、公布の日から施行し、令和2年2月1日に遡って適用したいと考えております。
また、附則におきましては、改正前の条例の規定に基づき支給された特殊勤務手当を改正後の条例の規定による特殊勤務手当の内払いとみなす経過措置を規定しようといたしております。
次に、議案第87号、新居浜市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。
議案書の23ページ、24ページ及び参考資料の11ページ、12ページをお目通しください。
本議案は、会計年度任用職員の適正な処遇の確保を目的に、生活の不便な地に所在する公署に勤務する会計年度任用職員の負担、生活上の不便等に対し、給与上の配慮を加える特地勤務手当を支給するための事項及び令和3年度より雇用開始から1年を経過したフルタイム会計年度任用職員が、愛媛県市町村職員共済組合に加入することに伴い、共済掛金を当月納付する必要があることから、給与の支給方法を翌月払いから当月払いに変更するため、支給日に関し必要な事項を定めようとするものでございます。
改正の内容についてでございますが、まず第2条の改正につきましては、会計年度任用職員の給与の種類に特地勤務手当を加えるものでございます。
次に、第4条の改正につきましては、第1項において、フルタイム会計年度任用職員の給与は、給与条例の適用を受ける職員の例により当月払いとすることを、第2項において、パートタイム会計年度任用職員の給与は、規則で定める日に支給することをそれぞれ規定いたしております。
次に、第8条の次に第8条の2を加える改正につきましては、第1項において、月額で給料、または基本報酬を定める会計年度任用職員の特地勤務手当について、給与条例の規定を準用し支給することを、第2項において、日額、または時間額で基本報酬を定めるパートタイム会計年度任用職員の特地勤務手当について、給与条例の適用を受ける職員との権衡を考慮し、別に定める額を支給することをそれぞれ規定いたしております。
なお、特地勤務手当の支給対象職員は、別子山地域以外から別子山地域の公署に勤務する職員とし、この条例は令和3年4月1日から施行したいと考えております。
次に、議案第92号、新居浜市国民健康保険条例等の一部を改正する条例の制定についてでございます。
議案書の30ページから32ページまで及び参考資料の17ページから20ページまでをお目通しください。
本議案は、国の令和2年度税制改正による地方税法の一部改正に伴い、地方税に係る延滞金の割合の特例の見直し等が行われておりますことから、本市の税外収入金のうち、地方税の延滞金の割合と同様に取り扱っております国民健康保険料等の延滞金の割合の特例についての規定を整備しようとするものでございます。
改正の内容といたしましては、第1条から第4条までのそれぞれの条例中に規定しております特例基準割合を延滞金特例基準割合に改めるとともに、延滞金の計算の前提となる割合を平均貸付割合と新たに規定するものでございます。
なお、この条例は、令和3年1月1日から施行したいと考えております。
○議長(永易英寿) 高橋教育長。
○教育長(高橋良光)(登壇) 議案第88号及び議案第89号につきまして補足を申し上げます。
まず、議案第88号、新居浜市立幼稚園設置条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。
議案書の25ページ及び参考資料の13ページをお開きください。
今回の改正は、令和4年3月31日をもって王子幼稚園を廃園とすることに伴い、本条例のうち、第2条の幼稚園の名称及び位置を規定した表について、新居浜市立王子幼稚園の項を削るもの等でございます。これによりまして、新居浜市立の幼稚園は、神郷幼稚園1園となります。
王子幼稚園につきましては、昭和34年に設置され、これまで61年間にわたり子供たちの健やかな成長を促す教育の場としての役割を果たしてまいりました。しかしながら、少子化の進行、共働き世帯の増加や就労形態の多様化等により、園児数の減少が続いており、令和2年度は定員280人に対し、令和2年11月30日現在の園児数は27人となっております。また、令和元年10月からの幼児教育無償化により、私立幼稚園との保育料負担の差がなくなったこともあり、今後さらに公立幼稚園の園児数が減少することが予想されるところであります。このことから、今後の公立幼稚園の在り方について、市内の私立幼稚園の地域的なバランス等を踏まえ、総合的に検討した結果、王子幼稚園を廃園することとし、保護者に御説明申し上げた後、本年9月に開催した教育委員会定例会において、王子幼稚園の廃園について審議し、全会一致で決定をいたしたところでございます。
なお、この条例は、令和4年4月1日から施行したいと考えております。
次に、議案第89号、新居浜市奨学資金貸付基金条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。
議案書の26ページ及び参考資料の14ページをお開きください。
本議案につきましては、新居浜市奨学資金の貸付けを受ける者の条件を見直し、日本学生支援機構等が実施する給付型奨学金との併用を可能にするため、条例の一部を改正しようとするものでございます。
新居浜市奨学資金につきましては、昭和28年に新居浜市奨学規則により貸付けを開始し、昭和39年に本条例の制定と共に新居浜市奨学資金貸付基金が設置され、高校、大学等への進学者の一助となるべく貸付けを行ってまいりました。しかしながら、近年は日本学生支援機構等において給付型奨学金の創設、貸与型奨学金の拡充などが行われており、貸与型である新居浜市奨学資金の貸付者は、10年前に比べ半数以下に減少しております。また、本年4月から高等教育の修学支援新制度が開始され、給付型奨学金の対象者が拡大されたことから、日本学生支援機構の奨学金を優先して利用されるものと思われます。これまでも無利子の奨学金を希望される場合や進学先の学校が日本学生支援機構の奨学金の対象校ではない場合など、本奨学金には一定のニーズはありましたが、給付型奨学金との併用を可能とし、貸付条件を緩和することで、より多くの方に利用していただけるものと考えております。
なお、この条例は、公布の日から施行したいと考えております。
○議長(永易英寿) 原市民環境部長。
○市民環境部長(原正夫)(登壇) 議案第90号、新居浜市印鑑の登録及び証明に関する条例の一部を改正する条例の制定につきまして補足を申し上げます。
議案書の27ページ、28ページ及び参考資料の15ページをお開きください。
本議案は、現在本市が総務省による小規模市町村向けクラウド基盤の構築によるマイナンバーカードを活用した住民票の写し等のコンビニ交付サービスの導入促進に向けた実証事業に参加していることに伴い、個人番号カードを利用した多機能端末機からの印鑑登録証明書の申請及び交付が可能となるように条文整備を行うものでございます。
主な改正の内容といたしましては、第17条、多機能端末機による印鑑登録証明の申請等に係る規定を追加いたしております。
印鑑登録証明書の申請及び交付ができる場所や時間が拡大することで、市民の利便性の向上と来庁抑制による窓口の混雑緩和が図られるものと見込んでおります。
なお、この条例は、公布の日から起算して三月を超えない範囲内において規則で定める日から施行したいと考えております。
○議長(永易英寿) 藤田福祉部長。
○福祉部長(藤田憲明)(登壇) 議案第91号、新居浜市児童養護施設設置及び管理条例を廃止する条例の制定につきまして補足を申し上げます。
議案書の29ページ及び参考資料の16ページをお開きください。
本議案は、新居浜市立東新学園が、建築後約50年を経過し、老朽化が著しく、耐震性にも問題があることから、新居浜市児童養護施設設置及び管理条例を廃止しようとするものでございます。
今後につきましては、施設の老朽化による建て替え協議において、民設民営の基本方針が決定し、平成31年3月に新居浜市児童養護施設整備・運営法人の候補者に選定された社会福祉法人常美会が設置・運営主体となり、令和3年4月より社会福祉法人常美会児童養護施設東新学園として国が推奨する小規模グループケアの形態で開所予定となっております。
なお、この条例は、令和3年4月1日から施行したいと考えております。
また、これに併せて、新居浜市職員の給与に関する条例第11条、特殊勤務手当につきましても、別表第3の3の項、支給する者の範囲の欄より東新学園を削除するよう一部改正いたします。
○議長(永易英寿) 高須賀建設部長。
○建設部長(高須賀健二)(登壇) 議案第93号、新居浜市景観条例の制定につきまして補足を申し上げます。
議案書の33ページから36ページまでをお目通しください。
本議案は、令和2年7月に新居浜市景観計画を策定したことに伴い、本市の良好な景観の形成に関し、基本となる事項及び景観法の施行に関し必要な事項を定めることにより、新居浜市景観計画の実効性を確保し、地域全体が調和した良好な景観形成に資するため、条例を制定しようとするものでございます。
条例の内容といたしましては、第1条では目的、第2条では用語の定義、第3条及び第4条は新居浜市、市民、事業者の責務についてそれぞれ規定いたしております。
第5条では、景観計画の策定等について規定いたしております。
第6条では、景観法第16条に基づく届出を要しない行為について規定いたしております。
第7条及び第8条では、助言、または指導及び景観法第16条に基づく勧告等について規定いたしております。
第9条では、景観重要建造物及び景観重要樹木の指定等について規定いたしております。
第10条では、条例の施行に関して必要な事項を規則で定めることを規定いたしております。
また、附則第2項におきまして、経過措置として、この条例の施行の際、現に策定されている景観計画は、第5条の規定により策定された景観計画とみなすことを規定いたしております。
なお、この条例は、令和3年4月1日から施行したいと考えております。
以上で補足を終わります。
○議長(永易英寿) この際、暫時休憩いたします。
  午前11時39分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――

  午後 1時00分再開
○議長(永易英寿) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより質疑に入ります。
議案第86号から議案第93号までの8件に対して質疑はありませんか。井谷幸恵議員。
○7番(井谷幸恵)(登壇) 日本共産党の井谷幸恵です。
議案第90号についてです。
私どもはマイナンバー制度については基本的に反対の立場です。その訳は、公文書などを改ざん、隠蔽、破棄してきた政府を信頼できないこと、個人情報をひもづけして一元管理し、政策決定に利用しようとしていること、個人情報を民間企業が活用できるようにしていること、マイナンバーの情報漏えい事案も増えていること、こういった点で反対をしております。
議案第90号は、契約などに使われる大切な印鑑登録証明書が、コンビニエンスストアなどで取れるということになります。カード紛失のおそれ、情報漏えいのおそれなど、市民は心配しておりますが、セキュリティー面の対策についてはどのようになっているでしょうか。
○議長(永易英寿) 答弁を求めます。原市民環境部長。
○市民環境部長(原正夫)(登壇) 井谷議員さんの質疑にお答えいたします。
セキュリティー面での対策についてでございますが、コンビニ交付では専用ネットワークの利用及び通信内容の暗号化により、個人情報漏えい防止が図られております。また、証明書印刷後は、多機能端末において証明書データは完全に消去されます。その他、交付する証明書には、偽造、改ざん防止処理を施すほか、多機能端末の画面や音声などにより、カードや証明書の取り忘れ防止対策を行うなど、セキュリティー対策が実施されるものでございます。
○議長(永易英寿) ほかに質疑はありませんか。片平恵美議員。
○2番(片平恵美)(登壇) 議案第92号、新居浜市国民健康保険条例等の一部を改正する条例の制定について、もう一つ、議案第93号、新居浜市景観条例の制定についてお伺いいたします。
議案第92号につきましては、地方税制の一部改正に伴って規定を整備するためというふうに説明がありました。市民の生活にどのように具体的に影響するのかをお尋ねいたします。
また、議案第93号につきましても、こういう条例ができることで市民の生活にどのような影響があるのか、どのように変わるのかについてお伺いいたします。
○議長(永易英寿) 答弁を求めます。赤尾総務部長。
○総務部長(赤尾禎司)(登壇) 片平議員さんの質疑にお答えいたします。
議案第92号、新居浜市国民健康保険条例等の一部を改正する条例の制定につきまして、市民生活に具体的な影響があるのかという御質問だったと思いますけども、今回の改正につきましては、地方税法の一部改正に伴いまして、国民健康保険料など市の歳入に係る延滞金の割合の特例につきまして規定の条文整備をするもので、運用自体には変更はございません。また、延滞金の計算方法自体にも変更はございません。ちなみに、今年の延滞金の割合の特例なんですけども、14.6%のところが現在8.9%になっております。来年につきましては、今日財務大臣の告示がありまして、来年の延滞金の割合につきましては8.8%ということで、マイナス0.1%となっております。そういう状況でございます。
○議長(永易英寿) 高須賀建設部長。
○建設部長(高須賀健二)(登壇) 片平議員さんの質疑にお答えをいたします。
議案第93号、新居浜市景観条例の制定について、景観条例の制定が市民生活に及ぼす具体的な影響についてでございます。
景観計画に規定する景観計画区域内での一定規模を超える建築物及び工作物の新築、増築等は、建築工事着手30日前までに新居浜市への届出が必要となります。届けられた内容が景観計画の景観形成基準に定める形態や色彩に適合するよう、助言、指導を行います。また、適合しない場合は、設計の変更等の勧告を行うこともできます。
○議長(永易英寿) ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(永易英寿) これにて質疑を終結いたします。
議案第86号から議案第93号までの8件は、いずれも議事日程に記載のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
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  日程第8 議案第94号~議案第98号
○議長(永易英寿) 次に、日程第8、議案第94号から議案第98号までの5件を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) ただいま上程されました議案第94号から議案第98号までの5件につきまして一括して提案理由の説明を申し上げます。
まず、議案第94号、令和2年度新居浜市一般会計補正予算(第8号)につきましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を予防するための新しい生活様式に対応する各種事業費のほか、旧広瀬邸等保存活用事業の公共事業、観光案内所リニューアル事業の単独事業、企業立地促進対策費等の施策費、別子山地区林業施設災害復旧費の災害復旧費及び人事異動に伴う人件費の経常経費について予算措置いたすものでございます。
次に、議案第95号、令和2年度新居浜市渡海船事業特別会計補正予算(第1号)及び議案第96号、令和2年度新居浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、いずれも人事異動に伴う人件費につきまして予算措置いたすものでございます。
次に、議案第97号、令和2年度新居浜市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、介護保険事業に係る介護保険システム改修事業費につきまして、予算措置いたすものでございます。
次に、議案第98号、令和2年度新居浜市公共下水道事業会計補正予算(第1号)につきましては、汚水処理施設共同整備事業費及び下水処理場改築事業に係る継続費を変更いたすものでございます。
なお、詳細につきましてはそれぞれ担当部長から補足説明をいたします。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(永易英寿) 補足説明を求めます。亀井企画部長。
○企画部長(亀井利行)(登壇) 議案第94号から議案第97号までの予算議案につきまして一括して補足を申し上げます。
まず、議案第94号、令和2年度新居浜市一般会計補正予算(第8号)についてでございます。
補正予算書の1ページをお開きください。
今回の補正予算は、9億2,916万6,000円を追加し、補正後の予算総額を歳入歳出それぞれ662億1,693万5,000円といたすものでございます。これを前年度同期と比較いたしますと、152億5,235万円、29.9%の増となっております。
内容につきましては、補正予算参考資料に整理をいたしておりますので、御覧ください。
参考資料の2ページをお開きください。
経常経費につきましては、人件費、国民健康保険事業特別会計繰出金及び渡海船事業特別会計繰出金に1億5,404万5,000円を追加いたすものでございます。
3ページを御覧ください。
施策費の主な事業についてでございます。
議会費、議会ICT環境整備事業費につきましては、ペーパーレス議会の実現に向けて、タブレット端末を使ったオンライン会議を実施するためのタブレット及び議場通信環境整備に要する経費1,083万5,000円を追加いたすものでございます。
総務費、テレワーク・オンライン会議推進事業費につきましては、テレワーク、オンライン会議などを進めるため、タブレット端末を配備するとともに、大島地区の通信環境を整備するための経費1,914万円を追加いたすものでございます。
同じく、総務費、ふるさと応援寄附金推進費につきましては、ふるさと応援寄附金が、当初予定よりも増加する見込みになったことに伴い発生する返礼品発送業務の委託料や手数料など9,220万5,000円を追加いたすものでございます。
次に、4ページをお開きください。
商工費、企業立地促進対策費につきましては、新居浜市企業立地促進条例に基づき、市内への企業の立地促進に必要な奨励措置を行い、本市産業の振興と雇用促進を図るため、補助金として3億1,611万8,000円を追加いたすものでございます。
次に、5ページを御覧ください。
消防費、救急ワークステーション整備事業費につきましては、新たな救急隊員教育の充実、救急業務との両立、質の向上を図り、救急医師と救急隊員の連携強化を推進するため、県立新居浜病院の改築に併せて設置する救急ワークステーションに必要な経費として、機器類設置委託料など2,126万7,000円を追加いたすものでございます。
施策費につきましては、これらの事業のほか、感染症等予防費など、合計17事業で5億7,537万4,000円の追加となっております。
次に、6ページをお開きください。
公共事業費についてでございます。
教育費、旧広瀬邸等保存活用事業につきましては、国との協議により、令和3年度に予定していた国重要文化財旧広瀬家住宅の保存活用計画の策定を今年度の補助を受け実施することとなったため、策定業務委託料など1,135万1,000円を追加いたすものでございます。
7ページを御覧ください。
単独事業費についてでございます。
総務費、庁舎等整備事業につきましては、新型コロナウイルス感染症対策として、庁舎トイレの洋式化や手洗いの自動水栓化など、公共施設の感染症対策に要する工事費等として1億6,890万円を追加いたすものでございます。
商工費、観光案内所リニューアル事業につきましては、令和2年8月末でそれまでの店舗が閉店して空きスペースができたJR四国新居浜駅構内に、現在あかがねミュージアム内にある観光案内所を移設するための整備に要する経費として950万円を追加いたすものでございます。
単独事業費につきましては、これら2事業で、1億7,840万円の追加となっております。
次に、補正予算書及び予算説明書に基づき御説明を申し上げます。
補正予算書の2ページをお開きください。
第1表歳入歳出予算補正のうち、歳入といたしまして、第15款国庫支出金2億9,496万5,000円、第16款県支出金1,023万7,000円、第18款寄附金2億600万円、第19款繰入金3億9,321万1,000円、第21款諸収入1,155万3,000円、第22款市債1,320万円をそれぞれ追加し、3ページ及び4ページにございます歳出経費に充当いたすものでございます。
5ページを御覧ください。
第2表繰越明許費補正の追加につきましては、議会ICT環境整備事業費ほか5件につきまして、繰越明許の措置をいたすものでございます。
6ページをお開きください。
第3表債務負担行為補正の追加につきましては、生涯活躍のまち拠点施設管理委託料ほか9件につきまして、債務負担行為を設定するものでございます。
7ページを御覧ください。
第4表地方債補正の追加につきましては、現年災害復旧事業につきまして470万円を追加するものでございます。
次に、8ページをお開きください。
第5表地方債補正の変更につきましては、地域活性化事業につきまして850万円を増額し、限度額を50億3,690万円に変更するものでございます。
次に、特別会計補正予算についてでございます。
9ページを御覧ください。
議案第95号、令和2年度新居浜市渡海船事業特別会計補正予算(第1号)についてでございます。
今回の補正予算は、224万5,000円を追加し、補正後の予算総額を歳入歳出それぞれ2億7,292万7,000円といたすものでございます。これを前年度同期と比較いたしますと、8,594万1,000円、46.0%の増となっております。
内容につきましては、10ページをお開きください。
歳入につきましては、第5款繰入金224万5,000円を追加するものでございます。
11ページを御覧ください。
歳出につきましては、第1款総務費224万5,000円を追加いたしております。
次に、12ページをお開きください。
議案第96号、令和2年度新居浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)についてでございます。
今回の補正予算は、118万2,000円を追加し、補正後の予算総額を歳入歳出それぞれ128億4,203万6,000円といたすものでございます。これを前年度同期と比較いたしますと、5,693万9,000円、0.4%の増となっております。
内容につきましては、13ページを御覧ください。
歳入につきましては、第5款繰入金118万2,000円を追加するものでございます。
14ページをお開きください。
歳出につきましては、第1款総務費118万2,000円を追加いたしております。
次に、15ページを御覧ください。
議案第97号、令和2年度新居浜市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)についてでございます。
今回の補正予算は、1,386万円を追加し、補正後の予算総額を歳入歳出それぞれ140億5,683万2,000円といたすものでございます。これを前年度同期と比較いたしますと、3億1,352万6,000円、2.3%の増となっております。
内容につきましては、16ページをお開きください。
歳入につきましては、第3款国庫支出金414万円、第6款繰入金972万円をそれぞれ追加するものでございます。
17ページを御覧ください。
歳出につきましては、第1款総務費1,386万円を追加いたしております。
○議長(永易英寿) 秋月上下水道局長。
○上下水道局長(秋月剛)(登壇) 議案第98号、令和2年度新居浜市公共下水道事業会計補正予算(第1号)につきまして補足を申し上げます。
補正予算書の1ページをお開きください。
今回の補正予算は、継続費を変更するものでございます。
内容といたしましては、汚水処理施設共同整備事業費につきましては、平成30年度から令和2年度まで、下水処理場改築事業につきましては、令和元年度から令和2年度まで継続費を設定しておりますが、入札不調により着手の遅れが生じたことや新型コロナウイルスにより工事の進捗に影響が出たことなどにより、令和2年度中の完成が見込めなくなったため、令和3年度まで期間を1年延長するものでございます。
以上で補足を終わります。
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  日程第9 請願第10号、請願第11号、陳情第2号
○議長(永易英寿) 次に、日程第9、請願第10号、請願第11号及び陳情第2号の3件は、いずれも議事日程に記載のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
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  日程第10 認定第1号、認定第2号
○議長(永易英寿) 次に、日程第10、認定第1号及び認定第2号の2件を一括議題といたします。
以上の2件に関し、決算特別委員長の報告を求めます。伊藤決算特別委員長。
○18番(伊藤謙司)(登壇) ただいまから決算特別委員会の報告をいたします。
本委員会に付託されました認定第1号及び認定第2号につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
本委員会は、9月1日及び10月20日から10月23日まで委員会を開催し、審査に当たりましては、本件に関係のある事項について現地調査も併せて実施したところであります。
まず、認定第1号について御報告申し上げます。
本件は、令和元年度新居浜市水道事業会計決算、令和元年度新居浜市工業用水道事業会計決算及び令和元年度新居浜市公共下水道事業会計決算の認定についてであります。
まず、水道事業会計決算でありますが、営業成績は、消費税抜きで総収益18億6,145万8,489円に対し、総費用15億4,668万6,268円で、差引き3億1,477万2,221円の純利益となっております。
次に、工業用水道事業会計決算でありますが、営業成績は、消費税抜きで総収益2億4,088万2,572円に対し、総費用1億8,008万2,166円で、差引き6,080万406円の純利益となっております。
次に、公共下水道事業会計決算でありますが、営業成績は、消費税抜きで総収益37億7,149万5,040円に対し、総費用36億430万8,307円で、差引き1億6,718万6,733円の純利益となっております。
以下、質疑の概要を申し上げます。
公共下水道事業会計に関して、支払利息の支払い計画は立てているのかとの質疑に対し、現在策定中の下水道事業経営戦略の中で、今後10年間の事業費に対する企業債の発行額、元金・利子償還額等を織り込むこととしており、現状の低金利が続くと、支払利息は年々減少していくと見込んでいるとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、認定第1号については、全員異議なく原案のとおり認定すべきものと決しました。
次に、認定第2号について御報告申し上げます。
本件は、令和元年度新居浜市一般会計歳入歳出決算及び令和元年度新居浜市渡海船事業特別会計歳入歳出決算ほか6特別会計歳入歳出決算の認定についてであります。
まず、一般会計でありますが、歳入で539億8,934万円、歳出で528億7,921万4,000円でありますことから、歳入歳出差引きの形式収支額は11億1,012万6,000円の黒字となっております。このうち、繰越事業に伴う翌年度へ繰り越すべき財源2億22万8,000円を差し引いた実質収支額は9億989万8,000円の黒字決算となっております。
次に、特別会計決算でありますが、歳入で283億6,001万7,000円、歳出で280億6,491万6,000円でありますことから、歳入歳出差引きの形式収支額及び実質収支額は2億9,510万1,000円の黒字決算となっております。
以下、質疑の概要を申し上げます。
まず、企画部関係について申し上げます。
まず、情報化推進事業費に関して、移動通信施設はどのようなものか、またその管理委託先はとの質疑に対し、市街地から別子山までの光ファイバーケーブルとこれを通信手段とする携帯電話基地局4か所のことであり、光ファイバーケーブルの保守管理は、NTTフィールドテクノに委託しているとの答弁がありました。
次に、近代化産業遺産まちづくり推進費に関して、別子銅山産業遺産創造塾の開催実績及びその成果はとの質疑に対し、東予地方局で実施していた産業遺産Jrマイスター事業を引き継ぎ、平成27年度から令和元年度までの5か年で延べ56人が受講した。また、成果としては、南高ユネスコ部を中心に、別子銅山産業遺産を案内するスタディーツアーや各種イベントでの高校生ガイドとして貢献しているとの答弁がありました。
次に、ふるさと応援寄附金推進費に関して、制度改正に伴い返礼品について工夫したことはとの質疑に対し、物産協会と協力し、キャンプ用品、Hello!NEWタオルなど、時流に乗った新しい返礼品の開拓を行い、寄附額の増加を図ったとの答弁がありました。
次に、シティプロモーション推進費に関して、マガジンは新たに制作したのか、また配布後の検証はしたのかとの質疑に対し、マガジン♯ニイハマは、昨年度第2号を発刊し、首都圏、愛媛県内などで6万5,000部を配布している。配布後の検証として読者アンケートを行ったところ、66%の人が新居浜をぜひ訪れたいと回答し、交流人口及び移住者拡大につながるきっかけづくりになったとの答弁がありました。
次に、公共下水道事業会計繰出金に関して、繰出金支出の見直しなどを検討したのかとの質疑に対し、本来下水道使用料で賄うべき部分のうち、現在の使用料では不足している部分に対して繰り出しを行っているが、使用料改定により減少させることが可能であるため、今年度策定する経営戦略の中で議論していきたいとの答弁がありました。
次に、選挙管理委員会事務局関係について申し上げます。
選挙常時啓発費に関して、明るい選挙啓発ポスター・習字作品募集の対象者は、また何年ぐらい続いているのかとの質疑に対し、市内の小中・高等学校及び高専に通う学生を対象としており、いずれも20年以上続いているとの答弁がありました。
次に、総務部関係について申し上げます。
学校給食費の人件費に関して、民間の人件費とのギャップについてどう認識しているのかとの質疑に対し、正規調理員の年収は、民間の類似職種である調理師と比較して、業務内容等が完全に一致しているものではないが、1.98倍という高い水準であると認識しており、技能労務職員等の給与等の見直しに向けた取組方針にのっとり、人件費の抑制に努めているとの答弁がありました。
次に、福祉部関係について申し上げます。
まず、プレミアム付商品券事業費に関して、販売冊数及び金額は、また使用されなかった商品券はあったのかとの質疑に対し、販売冊数は4万9,531冊で、金額は2億4,765万5,000円であった。使用されなかった商品券は98万円分あり、市の歳入として処理したとの答弁がありました。
次に、敬老地域ふれあい事業費に関して、対象者に対する参加者の割合は、またここ5年間の参加者の推移はとの質疑に対し、参加者の割合は、約21.5%であり、ここ5年間の推移は、平成27年度が5,965人、平成28年度が5,779人、平成29年度が6,243人、平成30年度が6,266人、令和元年度が6,392人であるとの答弁がありました。
次に、子育て応援パスポート事業費に関して、事業効果の評価はとの質疑に対し、子育て世帯には、子育て支援に店舗が積極的に関わっていることを知ってもらえたこと、事業者にとっては、子育て世帯へのサービスによって、来客数の増加やイメージアップにつながったものと考えているとの答弁がありました。
次に、救急医療体制整備費に関して、現状の課題と対策はとの質疑に対し、内科・小児科急患センターの建物の老朽化等により、新しい急患センターを建設する必要があり、賃貸借契約が終了する令和6年4月には、新しい急患センターを建設、開業することを考えているとの答弁がありました。
次に、受験生予防接種助成費に関して、周知方法は、また保護者からの声はとの質疑に対し、対象者である中学・高校3年生の年齢に相当する方へ10月上旬に助成券等の個別通知を実施した。また、進学等で経済的に負担がかかる時期に自己負担が減って接種できたことはありがたいとの声を多くいただいたとの答弁がありました。
次に、市民環境部関係について申し上げます。
まず、縁結びサポート事業費に関して、参加者を増やすためにどんな努力をしたのかとの質疑に対し、チラシやポスター、市政だより、ホームページ、SNS等で広く参加者を募集したほか、住友関係事業所5社を直接訪問し、イベントの内容や愛結びの案内などを説明し、協力を求めたとの答弁がありました。
次に、コミュニティFMラジオ普及事業費に関して、決算額が当初予算から大幅に減少しているが、普及促進の対策はとの質疑に対し、防災ラジオの販売実績は194台で、普及率は全世帯の約5.2%であり、十分普及できていない状況である。様々な機会を通し、防災ラジオの有益性を説明し、販売者であるハートネットワークとも販売方法等について協議検討していきたいとの答弁がありました。
次に、墓地管理費及び市営墓地整備費に関して、財源である使用料の内容はとの質疑に対し、真光寺、土ヶ谷及び黒岩の3墓地での返還区画の再貸出しによる使用料であり、令和元年度の実績は、真光寺6区画、土ヶ谷2区画の合計751万8,000円であるとの答弁がありました。
次に、斎場施設整備事業に関して、利用しやすい施設を目指してどのような計画を立てたのかとの質疑に対し、平成30年度から令和3年度の4年計画で火葬棟の大規模改修を行っており、令和元年度には、火葬炉2炉の更新とオイルタンク、受変電設備、非常用発電機の設置工事を行った。また、令和2年度に4炉、令和3年度に2炉の更新を行う計画としているほか、全体計画として、段差解消などの外構改修、待合棟の大規模改修にも取り組んでいくとの答弁がありました。
次に、ごみ収集事業費に関して、委託企業、収集車両数など、適正な体制であるのかとの質疑に対し、現状のごみ収集体制は、可能な限り早い時間でごみステーションから収集することを目指したものであり、ごみ排出量が多くなる正月明け等でも清掃センターの開所時間内に搬入できており、適正であると考えているとの答弁がありました。
次に、経済部関係について申し上げます。
まず、さくらひめ生産拡大支援事業費に関して、苗の生産数はとの質疑に対し、育苗保冷庫の増設及び遮熱等ができるカーテンの設置により、育苗面積が拡大し、令和元年度は約8万4,000株を生産したとの答弁がありました。
次に、農道維持管理事業に関して、要望件数と積み残し件数は何件か、また積み残しの概算額はとの質疑に対し、令和元年度の要望は150件で、そのうち積み残しは10件、概算額で約1,300万円であるとの答弁がありました。
次に、別子山地域バス運行費に関して、利用促進対策はとの質疑に対し、別子山地域内では、希望の場所まで送迎するデマンド方式を採用し、自設の停留所標識のない箇所には、せとうちバスの停留所標識に時刻表を掲示し、利便性の向上を図っている。今後は運転免許証返納者に対する割引制度の導入について検討を進めたいとの答弁がありました。
次に、創業支援対策費に関して、補助金額の設定の仕方はとの質疑に対し、補助率は補助対象経費の2分の1で、補助限度額を30万円としているが、特に女性創業者は限度額を50万円に、県外から転入した創業者は限度額を100万円に設定したとの答弁がありました。
次に、観光事業推進費に関して、観光協会助成の費用対効果はとの質疑に対し、団体運営に対する補助金のため、費用対効果ははかりづらい面があるが、定款の目的に沿った適切な団体運営がなされ、安定した組織運営が行われたことにより、観光客の利便性とホスピタリティーの向上につながったものと考えているとの答弁がありました。
次に、別子山未来プロジェクト事業費に関して、成果をどのように評価しているのかとの質疑に対し、媛っこ地鶏は、市内飲食店へ定期的に出荷しており、令和元年度の販売額は75万6,000円となっている。朝鮮ニンジンは、現在約7,800本を栽培し、加工品の開発を検討している。朝鮮ニンジンやサトウカエデは、当初の計画どおりには生育しておらず、十分な成果があったと言える状況ではないが、新たな別子山ブランドの創出に向け、可能な範囲での支援が必要だと考えているとの答弁がありました。
次に、建設部関係について申し上げます。
まず、民間ブロック塀撤去補助事業費に関して、問合せ件数、事業実施に至った割合はとの質疑に対し、問合せ件数は39件、事業実施に至ったのは8件で、割合は2割程度だった。事業実施率が低いため、令和2年度からは改修工事の補助も行っているとの答弁がありました。
次に、橋りょう長寿命化事業に関して、点検結果をどのように事業計画に反映しているのかとの質疑に対し、令和元年度は2巡目の点検となることから、前回の診断区分から変更の有無や重大な損傷の有無、また緊急的な措置が必要となる通行者等への被害の可能性などを確認し、施設の重要度、損傷度などを総合的に判断することにより、橋梁長寿命化修繕計画に反映しているとの答弁がありました。
次に、上部東西線改良事業(街路)及び上部東西線改良事業(街路)(繰越分)に関して、取組状況はとの質疑に対し、萩生から大生院までの残区間については、2つの工区に分け、街路事業、道路事業として平成30年度から同時に事業を開始している。また、詳細設計に関する説明会は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため中止しているが、関係者には事業の状況や今後の予定について郵送にて通知しているとの答弁がありました。
次に、消防関係について申し上げます。
消防団活動費に関して、資質向上のため実施した訓練、研修の内容はとの質疑に対し、年間の行事及び訓練計画に基づき、地区別火災防御訓練、水防訓練、市民指導員研修、山林火災防御訓練などを実施している。また、分団が独自で計画し、車両、機械、装備の点検、管轄内の危険箇所の確認などの活動を行い、地域防災力の維持、向上に努めているとの答弁がありました。
次に、教育委員会事務局関係について申し上げます。
まず、おもいやり駐車場整備事業に関して、どこを改修したのか、また利用者の声はとの質疑に対し、11公民館の駐車場14台分を整備した。また、足の不自由な利用者から、とても助かる、使いやすくなったといった声をいただいているとの答弁がありました。
次に、いじめ・不登校問題等対策費に関して、あすなろ教室の現状及びその検証はとの質疑に対し、あすなろ教室の児童生徒数は、平成29年度が22人、平成30年度が34人、令和元年度が36人であり、あすなろ教室の認識が保護者に広まり、人数が増加したと思われる。また、学校からの相談を早期に対応し、児童生徒が学校復帰への力をつけることで、その役割を担っているとの答弁がありました。
次に、放課後まなび塾推進事業費に関して、有料化を検討したのか、また体制の充実はとの質疑に対し、有料化は検討していないが、他市の状況を考慮しながら制度設計について引き続き検討していく。また、指導員は、教員OBや地域から推薦いただいた方であり、より層の厚い対応ができるよう各校区に働きかけていきたいとの答弁がありました。
次に、小学校トイレ洋式化整備事業に関して、小学校の体育館トイレの洋式化率はとの質疑に対し、男子トイレについては、15基全部洋式となり、100%である。女子トイレについては、45基中16基が洋式で、整備率は35.6%であり、男女合わせて60基中31基の51.7%が洋式となったとの答弁がありました。
次に、市民体育祭第50回記念事業費に関して、参加者数はとの質疑に対し、市民文化センター中ホールで開催された講演会に約250人、サッカークリニックに市内ジュニアサッカーチームから約100人の参加があったとの答弁がありました。
質疑終了後、委員からの要望として、企画部関係では、三世代同居促進事業費について、次年度以降の事業継続に際し、しっかりとした検証に基づいて予算査定してほしい。総務部関係では、庁舎等整備事業について、今後予想される自然災害等による浸水被害で庁舎機能が麻痺しないように、電源盤も含め、設置場所を検討してほしい。今後、コロナ禍で税収不足が予測されるが、全力で税収確保に取り組んでほしい。コンビニ収納事業費について、コンビニ収納科目を増加してほしい。福祉部関係では、生活困窮者自立支援事業費について、必要な任意事業に対する準備をし、包括的な支援体制の強化を図る中で人材の育成や確保をお願いする。重度障がい者(児)タクシー利用助成事業費について、本当に必要な方に手厚く助成できるようなシステムを検討してほしい。耳が聞こえにくい人のために磁気ループの貸出しをしてほしい。受験生予防接種助成費について、助成率が43.2%であったが、新型コロナ禍でもあるため、さらにインフルエンザ予防接種の重要性を丁寧に周知啓発してほしい。介護保険事業特別会計について、来年度からの第8期においては、安定的な保険運営のために必要な額を除いて基金を取り崩し、保険料負担の軽減を図るとともに、一層の経費削減に努めてほしい。市民環境部関係では、防災用品備蓄費について、学校、地域、行政の連携をしっかりと継続し、備蓄用カレーを定期的に更新するなど、切れ目のない対応をしてほしい。今後の災害時の適切な避難のため、コミュニティーFMラジオの普及の促進を図ってほしい。今後の大規模な自然災害の備えとして、防災ラジオ等を活用し、正確な情報をリアルタイムで伝達できる体制を構築してほしい。渦井川から中萩の東川まで広い範囲で避難場所がないので、避難場所を確保してほしい。住居表示整備費について、大生院、船木、中萩の萩生地区は、地域住民に事業化方針を示して取り組んでほしい。経済部関係では、地域おこし協力隊推進費について、市の事業ありきの募集ではなく、地域資源を活用し、新規事業創出を目指す人材や事業結果への自己責任と成果獲得への高いモチベーションが期待できる隊員を募集してほしい。また、地域おこし協力隊の活用内容について、本来あるべき地域が活性化できるような事業が大事であるので見直してほしい。生活路線維持運行対策費について、バス事業者へIoT技術ツールを提供し、利用実態調査を月単位で実施してほしい。事業者が負担している障害者割引相当額の補助を検討してほしい。将来を見据え、新規車両を行政が提供し、民間が運行するなどの官民連携型の地域交通サービスの開発を検討してほしい。二種免許取得支援とセットにした移住施策など、運転手確保支援も検討してほしい。新居浜版MaaSの実現に向け、地域公共交通活性化協議会へのIoT関連企業や生活サポート企業など、異業種の招致を検討してほしい。バス運行をはじめとする生活路線の維持、ベンチの設置、循環型バスの検討、デマンドタクシーのさらなる利便性向上と運転免許返納者などの交通手段を確保してほしい。観光事業推進費について、稼ぐ観光、稼ぐ物産になる新居浜DMOを早期に実現してほしい。わがまち魅力発信事業の年1回派遣を春と秋、年2回にしてほしい。農道では、約1,300件の残事業があり、市道、農道共に舗装が傷んできているため、快適な住民生活を送るためにも、数億円の予算化をお願いする。おさかなふれあい体験事業費について、事業を継続してほしい。別子山未来プロジェクト事業費について、数年後に収益を見込めるかどうか検討し、事業中止も含め、事業・収支計画の再構築をしてほしい。建設部関係では、がけ崩れ防止対策について、地元住民の要望を積極的にまとめ、対策を推進してほしい。都市計画策定費について、海岸沿いに新たな産業道路、トレーラーがゆったりと通れる道路の計画をお願いする。公園等の清掃を担っている地域のボランティアが高齢化しており、ボランティア活動が負担となっているので、対策を検討してほしい。教育委員会事務局関係では、芸術文化活動とスポーツ振興により一層の支援拡充をしてほしい。文化施設環境整備事業について、少子高齢化、人口減少時代に合ったニーズや身の丈に合う文化センターの建て替えを計画してほしい。グリーンフィールドのサッカー場の階段に手すりを設置してほしい。いじめ・不登校問題等対策費については、さらなる対応として、ICTの積極的な活用やあすなろ教室の拡充等多岐にわたる支援の継続、拡充をお願いする。また、保護者間のネットワーク構築を検討してほしい。生きた英語教育推進費について、外国語指導助手を増員し、各校1人の配置をお願いする。小・中学校トイレ洋式化整備事業について、大規模な自然災害等で被災された方が避難所として使用するのが小中学校の体育館であり、特に高齢者等には、洋式トイレが必要となるため、洋式化に向けて事業を行ってほしい。産休代員の先生が、すぐに補充されるように手配してほしい。教育費保護者負担軽減の点から、教材費や給食費の軽減補助をお願いするなどの要望が述べられました。
以上の経過を経て採決の結果、認定第2号については、賛成多数をもって原案のとおり認定すべきものと決しました。
最後になりますが、理事者におかれましては、今回の決算審査で出された意見を令和3年度の予算編成に生かしていただきますようお願いいたします。
以上で決算特別委員会の報告を終わります。
○議長(永易英寿) これより質疑に入ります。
ただいまの決算特別委員長の報告に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(永易英寿) 質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、発言を許します。井谷幸恵議員。
○7番(井谷幸恵)(登壇) 日本共産党の井谷幸恵です。
認定第2号、令和元年度決算について反対の立場で討論します。
令和元年、消費税が8%から10%に引き上げられました。景気の拡大局面が後退に転じたと内閣府が認定したのが平成30年であり、その翌年の大増税です。日本経済は大不況に陥りました。景気の下降局面で消費税引上げを行うという政策判断は、完全に誤りであったことが明らかになりました。
さらに、令和元年12月、中国に端を発した新型コロナウイルスは、瞬く間に全世界に拡大しました。感染が広がっていない本市の市民の生活にも経済にも大打撃となりました。自治体の役割は、住民の安全、健康及び福祉を保持、増進することです。その視点から、4点述べさせていただきます。
1点目、自衛官募集事務費について。
平成30年度は、新居浜市から3名応募、うち2名入隊、令和元年度は19名応募、そのうち6名入隊となっています。災害救助のために働く隊員の様子は、心を打ちますが、2015年安保法制以降は、世界のどこにでも出かけていってアメリカとともに戦う自衛隊となっております。市民の命と暮らしを守るべき市は、自衛隊員の命が危険にさらされるようなことに加担すべきではありません。
2点目、子育て、教育の分野です。
お金の心配なく安心して子育てができるよう、あらゆる手を尽くすべきです。ドリルなどの教材費の補助はありません。中学生に年2,000円、小学生に1,000円の補助をする自治体があります。給食費の補助について、学校給食多子世帯支援事業費は208万2,000円です。所得の条件を取り払い、全ての3人目の子供に給食費の補助をすると2,700万円です。これをなぜ渋るのでしょうか。東京世田谷区では、2019年10月から、年収760万円以下の家庭の給食費を無償化しました。就学援助制度は、必要な人は全て申請できるようにすること、教員多忙化解消のため、学校に教員やサポートスタッフや支援員を増やすこと、さらに支援相談体制を充実させることです。少人数学級の実現は待ったなしです。
3点目、企業立地促進対策費5億8,827万円について。
体力のある大企業については必要なく、認められません。一方、中小企業振興対策費は、6,048万8,000円、地域経済を支える中小企業にもっと活用してもらえる努力をする必要があります。
4点目、国民健康保険料については、市民の負担増とならないための努力が見られますが、愛媛県社会保障推進協議会のアンケートへの市の回答によりますと、滞納処分の差押えは、世帯数が前年度67から90へ、差押え金額は前年度1,234万円余りから1,983万円余りへ、約700万円増加しております。一方、減免の申請世帯は、コロナ関連を含め48世帯しかありません。減免制度の周知がまだまだ足りなかったのではないかと考えられます。無保険であることが受診抑制につながり、仮に新型コロナウイルスに感染していても、受診できずに苦しみ、周りをも感染させてしまうということがあってはなりません。
以上、4点述べさせていただきました。市民の暮らし支援を拡充し、市民に寄り添った市政を要望し、反対討論といたします。ありがとうございました。
○議長(永易英寿) 以上で通告による討論は終わりました。
これにて討論を終結いたします。
これより採決いたします。
採決は分離して行います。
議題のうち、まず認定第1号を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は認定であります。本件は委員長の報告のとおり認定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(永易英寿) 御異議なしと認めます。よって、認定第1号は委員長の報告のとおり認定することに決しました。
次に、認定第2号を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は認定であります。本件は委員長の報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(永易英寿) 起立多数であります。よって、認定第2号は委員長の報告のとおり認定することに決しました。
以上で本日の日程は全部終了いたしました。
お諮りいたします。議事の都合により、12月1日から12月7日までの7日間、休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(永易英寿) 御異議なしと認めます。よって、12月1日から12月7日までの7日間、休会することに決しました。
12月8日は午前10時から会議を開きます。
本日はこれにて散会いたします。
  午後 2時05分散会