本文
目次
議事日程
本日の会議に付した事件
出席議員
欠席議員
説明のため出席した者
議会事務局職員出席者
開議(午前10時00分)
日程第1 会議録署名議員の指名
日程第2 一般質問
藤田誠一議員の質問(1)
1 新居浜太鼓祭りについて
鴻上経済部長の答弁
1 新居浜太鼓祭りについて
藤田誠一議員の質問(2)
1 新居浜太鼓祭りについて
鴻上経済部長の答弁
1 新居浜太鼓祭りについて
藤田誠一議員の質問(3)
1 新居浜太鼓祭りについて
鴻上経済部長の答弁
1 新居浜太鼓祭りについて
藤田誠一議員の質問(4)
1 新居浜太鼓祭りについて
鴻上経済部長の答弁
1 新居浜太鼓祭りについて
藤田誠一議員の質問(5)
1 新居浜太鼓祭りについて
鴻上経済部長の答弁
1 新居浜太鼓祭りについて
藤田誠一議員の質問(6)
1 新居浜太鼓祭りについて
石川市長の答弁
1 新居浜太鼓祭りについて
藤田誠一議員の質問(7)
2 えひめ国体と国体レガシーについて
石川市長の答弁
2 えひめ国体と国体レガシーについて
関教育長の答弁
2 えひめ国体と国体レガシーについて
藤田誠一議員の質問(8)
2 えひめ国体と国体レガシーについて
原企画部長の答弁
2 えひめ国体と国体レガシーについて
藤田誠一議員の質問(9)
3 総合運動公園構想について
原企画部長の答弁
3 総合運動公園構想について
藤田誠一議員の質問(10)
3 総合運動公園構想について
原企画部長の答弁
3 総合運動公園構想について
藤田誠一議員の質問(11)
4 小中学校の運動会について
関教育長の答弁
4 小中学校の運動会について
藤田誠一議員の質問(12)
4 小中学校の運動会について
関教育長の答弁
4 小中学校の運動会について
藤田誠一議員の質問(13)
5 小中学校の夏休みについて
休憩(午前10時59分)
再開(午前11時08分)
関教育長の答弁
5 小中学校の夏休みについて
藤田誠一議員の質問(14)
5 小中学校の夏休みについて
関教育長の答弁
5 小中学校の夏休みについて
藤田誠一議員の質問(15)
5 小中学校の夏休みについて
関教育長の答弁
5 小中学校の夏休みについて
藤田誠一議員の質問(16)
5 小中学校の夏休みについて
岡崎溥議員の質問(1)
1 介護保険制度について
(1) 特別養護老人ホーム
(2) 保険料の軽減
(3) 利用料の軽減
白石福祉部長の答弁
1 介護保険制度について
(1) 特別養護老人ホーム
(2) 保険料の軽減
(3) 利用料の軽減
岡崎溥議員の質問(2)
1 介護保険制度について
(1) 特別養護老人ホーム
(2) 保険料の軽減
(3) 利用料の軽減
(4) 制度改正の問題点
ア 利用料3割負担の導入
イ 自立支援、重度化防止
ウ 「我が事・丸ごと」地域共生社会
石川市長の答弁
1 介護保険制度について
(4) 制度改正の問題点
イ 自立支援、重度化防止
ウ 「我が事・丸ごと」地域共生社会
白石福祉部長の答弁
1 介護保険制度について
(4) 制度改正の問題点
ア 利用料3割負担の導入
神野恭多議員の質問(1)
1 愛顔つなぐえひめ国体・えひめ大会について
(1) 大会開催に向けて
(2) 大会終了後のスポーツ振興
2 学校教育について
(1) 学校現場における業務改善
(2) 部活動の充実
石川市長の答弁
1 愛顔つなぐえひめ国体・えひめ大会について
(1) 大会開催に向けて
関教育長の答弁
1 愛顔つなぐえひめ国体・えひめ大会について
(2) 大会終了後のスポーツ振興
2 学校教育について
(1) 学校現場における業務改善
(2) 部活動の充実
神野恭多議員の質問(2)
2 学校教育について
関教育長の答弁
2 学校教育について
神野恭多議員の質問(3)
2 学校教育について
関教育長の答弁
2 学校教育について
神野恭多議員の質問(4)
2 学校教育について
関教育長の答弁
2 学校教育について
神野恭多議員の質問(5)
2 学校教育について
関教育長の答弁
2 学校教育について
神野恭多議員の質問(6)
2 学校教育について
関教育長の答弁
2 学校教育について
神野恭多議員の質問(7)
1 愛顔つなぐえひめ国体・えひめ大会について
休憩(午後 0時02分)
再開(午後 1時00分)
伊藤謙司議員の質問(1)
1 有事対策について
(1) 豪雨対策
小山環境部長の答弁
1 有事対策について
(1) 豪雨対策
伊藤謙司議員の質問(2)
1 有事対策について
(1) 豪雨対策
小山環境部長の答弁
1 有事対策について
(1) 豪雨対策
伊藤謙司議員の質問(3)
1 有事対策について
(1) 豪雨対策
小山環境部長の答弁
1 有事対策について
(1) 豪雨対策
伊藤謙司議員の質問(4)
1 有事対策について
(1) 豪雨対策
石川市長の答弁
1 有事対策について
(1) 豪雨対策
伊藤謙司議員の質問(5)
1 有事対策について
(1) 豪雨対策
鴻上経済部長の答弁
1 有事対策について
(1) 豪雨対策
伊藤謙司議員の質問(6)
1 有事対策について
(1) 豪雨対策
(2) 火災対策
藤田消防長の答弁
1 有事対策について
(2) 火災対策
伊藤謙司議員の質問(7)
1 有事対策について
(2) 火災対策
藤田消防長の答弁
1 有事対策について
(2) 火災対策
伊藤謙司議員の質問(8)
1 有事対策について
(2) 火災対策
藤田消防長の答弁
1 有事対策について
(2) 火災対策
伊藤謙司議員の質問(9)
1 有事対策について
(2) 火災対策
藤田消防長の答弁
1 有事対策について
(2) 火災対策
伊藤謙司議員の質問(10)
1 有事対策について
(2) 火災対策
藤田消防長の答弁
1 有事対策について
(2) 火災対策
伊藤謙司議員の質問(11)
1 有事対策について
(2) 火災対策
(3) 緊急時の避難
木村市民部長の答弁
1 有事対策について
(3) 緊急時の避難
伊藤謙司議員の質問(12)
1 有事対策について
(3) 緊急時の避難
木村市民部長の答弁
1 有事対策について
(3) 緊急時の避難
伊藤謙司議員の質問(13)
1 有事対策について
(3) 緊急時の避難
木村市民部長の答弁
1 有事対策について
(3) 緊急時の避難
伊藤謙司議員の質問(14)
1 有事対策について
(3) 緊急時の避難
木村市民部長の答弁
1 有事対策について
(3) 緊急時の避難
伊藤謙司議員の質問(15)
1 有事対策について
(3) 緊急時の避難
関教育長の答弁
1 有事対策について
(3) 緊急時の避難
伊藤謙司議員の質問(16)
1 有事対策について
(3) 緊急時の避難
2 災害対応について
(1) 市長の災害に対する考え方
(2) 復旧活動
石川市長の答弁
2 災害対応について
(1) 市長の災害に対する考え方
小山環境部長の答弁
2 災害対応について
(2) 復旧活動
伊藤謙司議員の質問(17)
2 災害対応について
木村市民部長の答弁
2 災害対応について
伊藤謙司議員の質問(18)
2 災害対応について
3 女性起業家支援について
石川市長の答弁
3 女性起業家支援について
伊藤謙司議員の質問(19)
3 女性起業家支援について
鴻上経済部長の答弁
3 女性起業家支援について
休憩(午後 1時59分)
再開(午後 2時09分)
伊藤謙司議員の質問(20)
4 水路の老朽化対策について
鴻上経済部長の答弁
4 水路の老朽化対策について
伊藤謙司議員の質問(21)
4 水路の老朽化対策について
鴻上経済部長の答弁
4 水路の老朽化対策について
伊藤謙司議員の質問(22)
4 水路の老朽化対策について
篠原茂議員の質問(1)
1 ごみ問題について
(1) ごみ減量
(2) 事業系ごみ処理
(3) パッカー車洗車
小山環境部長の答弁
1 ごみ問題について
(1) ごみ減量
(2) 事業系ごみ処理
(3) パッカー車洗車
篠原茂議員の質問(2)
1 ごみ問題について
小山環境部長の答弁
1 ごみ問題について
篠原茂議員の質問(3)
1 ごみ問題について
2 子供の放課後の過ごし方について
(1) 放課後児童クラブ
(2) 放課後まなび塾
(3) 循環型学習支援システム
関教育長の答弁
2 子供の放課後の過ごし方について
(1) 放課後児童クラブ
(2) 放課後まなび塾
(3) 循環型学習支援システム
篠原茂議員の質問(4)
2 子供の放課後の過ごし方について
関教育長の答弁
2 子供の放課後の過ごし方について
篠原茂議員の質問(5)
2 子供の放課後の過ごし方について
3 これからのまちづくりについて
(1) 土地利用
(2) 農地の保全
(3) 駅南と下水道
石川市長の答弁
3 これからのまちづくりについて
(3) 駅南と下水道
鴻上経済部長の答弁
3 これからのまちづくりについて
(2) 農地の保全
休憩(午後 3時01分)
再開(午後 3時10分)
赤尾建設部長の答弁
3 これからのまちづくりについて
(1) 土地利用
篠原茂議員の質問(6)
3 これからのまちづくりについて
鴻上経済部長の答弁
3 これからのまちづくりについて
篠原茂議員の質問(7)
3 これからのまちづくりについて
石川市長の答弁
3 これからのまちづくりについて
篠原茂議員の質問(8)
3 これからのまちづくりについて
4 シティブランド戦略について
(1) 具体的な取り組みと成果
石川市長の答弁
4 シティブランド戦略について
(1) 具体的な取り組みと成果
原企画部長の答弁
4 シティブランド戦略について
(1) 具体的な取り組みと成果
篠原茂議員の質問(9)
4 シティブランド戦略について
散会(午後 3時32分)
本文
平成29年9月13日 (水曜日)
議事日程 第3号
第1 会議録署名議員の指名
第2 一般質問
――――――――――――――――――――――
本日の会議に付した事件
議事日程のとおり
――――――――――――――――――――――
出席議員(26名)
1番 神野 恭多
2番 米谷 和之
3番 井谷 幸恵
4番 藤田 誠一
5番 田窪 秀道
6番 小野 辰夫
7番 太田 嘉一
8番 岩本 和強
9番 三浦 康司
10番 篠原 茂
11番 大條 雅久
12番 高塚 広義
13番 藤原 雅彦
14番 豊田 康志
15番 永易 英寿
16番 伊藤 謙司
17番 藤田 豊治
18番 藤田 幸正
19番 岡崎 溥
20番 伊藤 優子
21番 佐々木 文義
22番 真木 増次郎
23番 仙波 憲一
24番 近藤 司
25番 加藤 喜三男
26番 山本 健十郎
――――――――――――――――――――――
欠席議員
なし
――――――――――――――――――――――
説明のため出席した者
市長 石川 勝行
副市長 寺田 政則
企画部長 原 一之
総務部長 多田羅 弘
福祉部長 白石 亘
市民部長 木村 和則
環境部長 小山 京次
経済部長 鴻上 浩宣
建設部長 赤尾 恭平
消防長 藤田 秀喜
水道局長 岡松 良二
教育長 関 福生
教育委員会事務局長 武方 弘行
監査委員 田中 洋次
――――――――――――――――――――――
議会事務局職員出席者
事務局長 粂野 誠二
事務局次長 原 正夫
議事課副課長 小島 篤
議事課副課長 髙橋 憲介
議事課議事係長 美濃 有紀
議事課調査係長 神野 瑠美
議事課主任 中島 康治
―――――――――― ◇ ――――――――――
午前10時00分開議
○議長(仙波憲一) これより本日の会議を開きます。
本日の議事日程につきましては、お手元に配付の議事日程第3号のとおりであります。
―――――――――― ◇ ――――――――――
日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(仙波憲一) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、議長において岩本和強議員及び三浦康司議員を指名いたします。
―――――――――― ◇ ――――――――――
日程第2 一般質問
○議長(仙波憲一) 次に、日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。
順次質問を許します。まず、藤田誠一議員。
○4番(藤田誠一)(登壇) おはようございます。
自民クラブの藤田誠一です。先日の市制施行80周年記念事業、宝くじスポーツフェアドリーム・ベースボールは、多くの市民の来場があり、金田正一さんや桑田真澄さんなど著名な元プロ野球選手が総勢24名もこの新居浜市に来てくれ、久しぶりに満員になった市営野球場を見て、まだまだ野球による市民の盛り上がりが期待できると再度認識いたしました。また、このイベントを成功させるため、スポーツ振興課が中心となり、準備段階から当日まで、何かと御苦労があったと思いますが、市長を初め、関係各位の皆様の御尽力に感謝を申し上げて、通告に従い質問いたします。
まず、新居浜太鼓祭りについてです。
4月29日から6月25日まで、あかがねミュージアムにおいて、東京富士美術館コレクション-美の東西-、風とあそぶ榎木孝明水彩画展、7月8日から9月10日までは、新居浜が生んだジブリの動画家近藤勝也展が開催されるなど、これまでにないイベントが各種開催されております。来場者も当初の予想を超え、多くの方々に御来場いただくなど、市民にも市制80周年が大分認知されているのではないでしょうか。そんな中でも、やはり市民の一番の関心は、来月開催される太鼓台の統一イベントではないでしょうか。あかがね周辺では、川西地区、川東3地区、そして大生院地区から各太鼓台が集まりイベントが開催されます。上部地区では、山根グラウンドで昼と夜の2部構成でイベントが開催されます。楽しみにしている市民も数多くおられると思います。
そこで、お聞きいたします。
昨年もお伺いしました秋祭りへの高校生の参加についてです。前回の御答弁では、いろいろ検討は進めるが、まずは高校生が安心して太鼓祭りに参加できる環境づくり、すなわち事故のない秋祭りになることが肝要で、そのために新居浜市太鼓祭り推進委員会を初め、関係機関などと連携を図り、平和祭典の実現に向けて積極的な取り組みを進めるとありました。また、現状では、太鼓台の鉢合わせなどにより、高校生が事故に巻き込まれる危険性があることから、校長会での決議、PTA会の了承のもと、市内の県立高校に在籍する生徒は、かき夫としての参加を禁止しているとの答弁もありました。
そこで、お尋ねします。
校長会の決議は、いつ行われたのか、どういう状況を受けて決議をするようになったのか、PTAの了承とは、どのようなものなのか、市内の県立高校に在籍する生徒は、参加禁止とも答弁されてましたが、新居浜高専生はかき夫として参加が認められている。なぜ高専生は認められているのか、どのくらいの数の高専生が参加しているのか、問題は起きているのでしょうか。市内の高校生が、祭りに参加できることは、伝統文化の次世代への継承につながり、郷土愛の醸成にもつながる。これは市民の共通認識ではないでしょうか。実現のためには何が必要なのか、どういう状況になればいいのか、けんかのない祭りが何年続いたとか、具体的な内容がないから明確な取り組みができないのも実現できない要因ではないでしょうか。高校生の祭り参加は、学校が判断するべきことなのか、PTAがまとまって決めるべきことなのか、責任の所在を学校、PTAに求めているのではなく、むしろ地域、自治会と地域に住む親の判断に委ねていいのではないかと思いますが、御所見をお伺いします。
平和運行を目指すのに、これまでと同じ方法で進めても何も変わらないと思います。太鼓台は、地域の宝です。全国に誇れるこの郷土の伝統文化を次世代に継承していくためにも、若い力とともに平和運行を目指していくべきだと思います。市長もことしは市制80周年にあわせて、平和運行元年として取り組まれるとおっしゃっていました。可能であれば、ことしから初日だけでもやってみてはいかがか、お尋ねします。
○議長(仙波憲一) 答弁を求めます。鴻上経済部長。
○経済部長(鴻上浩宣)(登壇) おはようございます。
藤田誠一議員さんの御質問にお答えをいたします。
新居浜太鼓祭りについてでございます。
まず、高校生のかき夫参加に係る校長会やPTAの決議等についてでございます。
市内高等学校に在籍する生徒のかき夫参加禁止の申し合わせにつきましては、平成10年から3年間、新居浜市高等学校PTA連合会において特別委員会を設置し、その可否について慎重に審議を行い、その結果を踏まえ、平成13年9月の新居浜市高等学校PTA連合会生徒生活指導委員会において祭礼に伴う事故から生徒を守るため、太鼓台などのかき夫として参加したり、過度の追従をさせたりしないことや飲酒、喫煙、けんか、暴力などを排除するという申し合わせ事項が承認されたことが始まりであると伺っております。PTA連合会は、保護者を初め、学校長を含めた学校側も参画している組織であり、本年5月17日に開催されました本年度総会におきましても、従来どおり申し合わせ事項の確認がなされております。本来、日本の祭りというものは、五穀豊穣や大漁祈願、商売繁盛などに感謝する神事であり、地域の祭礼行事は、大人、子供も含め、地域全員が祭り人として参加するものでございます。この点を踏まえますと、藤田誠一議員さん御指摘のように、高校生も当然祭りの担い手として参加するというのが本来の姿ではないかと考えております。しかしながら、新居浜太鼓祭りにおきましては、これまで太鼓台同士の鉢合わせが頻発し、負傷者も多く発生していることもあり、祭りに参加する生徒の安全を確保するため、例年かき夫参加については禁止の申し合わせがなされているものと認識をいたしているところでございます。
次に、新居浜高専生はなぜかき夫参加が認められているのか等についてでございます。
新居浜工業高等専門学校にお伺いいたしましたところ、新居浜工業高等専門学校は、大学と同様に高等教育機関と位置づけられておりますことから、太鼓台のかき夫参加につきましても、在籍する学生の自主的な活動であり、学校として禁止しているものではないとのことでございました。
また、どのぐらいの数の学生が参加しているか、問題は起きているのかにつきましては、学校として特段把握している情報はないとの回答でございました。
次に、責任の所在の問題でございます。
御案内のとおり、昨年まで6年連続で太鼓台の鉢合わせが頻発し、多くの負傷者が発生している現状を考えますと、保護者を含めたPTA連合会において、高校生のかき夫参加を認める判断を下すには非常に厳しい状況であると認識をいたしております。また、地域と自治会の判断に委ねることにつきましては、万が一事故が起こった場合の責任の所在も含め、関係者の御理解のもと、一定のルール化が必要であると考えますが、高校生のかき夫参加に不安を持たれる現在の状況においては、地域の方々や保護者の御理解をすぐに得るというのは難しいのではないかと考えております。市といたしましては、引き続き関係者の御理解が得られ、安心して高校生が参加できる状況となりますよう、事故のない楽しい秋祭り実現に向け、継続した取り組みを行ってまいります。
なお、ことしの祭り初日において、高校生がかき夫として参加することにつきましては、本年5月にも高等学校校長会において協議を行ったところでありますが、高校側からは、生徒やその保護者が安心して参加できる環境が絶対条件であり、直ちに生徒が太鼓祭りにかき夫として参加できる状況にはないとの見解が示されております。このような状況を踏まえますと、来年以降の高校生かき夫参加につなげるためにも、ことしの太鼓祭りにおいては、何としても平和運行達成を実現しなければならないと切に願っているものでございます。
○議長(仙波憲一) 藤田誠一議員。
○4番(藤田誠一)(登壇) 再質問いたします。
平成10年から平成13年の間で校長会が行われたと。そこで随時年ごとに更新というたらおかしいんですかね、そういうふうになっていると理解しとりますが、太鼓台も昭和の時代で32台です。平成に入って21台ぐらいふえております。少子高齢化と言われてでも、ことしも本町太鼓台ができたんですが、地域にとっては三世代交流じゃないですけど、地域コミュニティーを大切にして太鼓台を地区に、地域の宝として設立するという流れもあると思います。この校長会の平成10年から平成13年の議事録などはあるんですか。
○議長(仙波憲一) 答弁を求めます。鴻上経済部長。
○経済部長(鴻上浩宣)(登壇) 藤田誠一議員さんの再質問にお答えをいたします。
校長会の議事録につきましては、行政として特にいただいているような状況ではないわけなんですけれども、ただ近年、校長会に職員が行って協議をしたことにつきましては、行政のサイドで会議録の概要をつくりまして保存をいたしております。
○議長(仙波憲一) 藤田誠一議員。
○4番(藤田誠一)(登壇) 前回も言うたんですが、四国中央市、西条市も当初いろんな問題がありました。行政側から粘り強く地域の要望、学校側の要望、不安点、保護者側の要望、不安点など不安解消のためルールづくりから間に入って実現したらしいです。市として、積極的にみんなでこれからHello!NEWという言葉から始まって、80周年の元年ということで、何かしら積極的にそういう校長会に行く、PTAの会にも顔を出す、そういったお考えはありますでしょうか、お願いします。
○議長(仙波憲一) 答弁を求めます。鴻上経済部長。
○経済部長(鴻上浩宣)(登壇) 藤田誠一議員さんの再質問にお答えをいたします。
市として積極的に関与をしていかないかということでございますけれども、先ほども申し上げましたけれども、祭りというのは、豊年の実りを感謝するという伝統的神事でありますので、このようなことを考えますと、決して高校生の参加を否定するものではございません。まずは高校生がかき夫として安心して参加できる環境づくりが必要であり、そういったことに向けて、今後も校長会等々出席して協議は続けてまいりたいと考えております。西条、土居の事例も御紹介をしていただいたんですけれども、地域の祭りというのは、それぞれ歴史と伝統というのがありますので、それらを積み重ねて現在の高校生を初め、中学生の祭りの参加ということを当然というふうにみなす風土ができてきたと考えております。ですから、新居浜においても、そういう風土が醸成できますよう、ぜひ平和祭典の実現に向けて努力をしていきたいと、このように考えております。
○議長(仙波憲一) 藤田誠一議員。
○4番(藤田誠一)(登壇) 再々済みません。平和運行が、何年続いたらステージに立てるじゃないですが、明らかな計画がない。5年間守ったら高校生がかき夫に参加できるとか、目標、計画、実行じゃ思うんですよね。何年安全・平和運行だったら高校生のかき夫は実現できますか。お願いします。
○議長(仙波憲一) 答弁を求めます。鴻上経済部長。
○経済部長(鴻上浩宣)(登壇) 藤田誠一議員さんの再質問にお答えをいたします。
何年平和運行が続けば高校生が参加できるのかという御質問だと思うんですけれども、例えば3年続けばとか、そういうことはなかなか言えないと思います。今6年続いてますので、まずはことし平和運行をすると。また、来年積み重ねていくことによって、それぞれ考え方も変わってまいると思いますので、そういうことで市民の考え方を醸成してまいりたいと思います。
○議長(仙波憲一) 藤田誠一議員。
○4番(藤田誠一)(登壇) 私も太鼓の音を聞いて生まれ育って48歳になったんで、どうしてもここは引くに引けないんで、想像ですが、川西地区、川東地区、上部地区と、どの地区もどんどんがんがんけんかばっかりしとるというイメージがどうしてもするんですが、山根の17日でも、あれだけの観客を呼んで、ことしも2部構成でやると。あそこで二輪つけてばんばん死人が出たとかということはなかったと思うんですけど、16日も、朝に氏神さん参りして、小学校の子供たちに太鼓を見せて、そして地区内行動するのが大体の行動です。それで、子供たちというか高校生が、ちびっ子の喜ぶ姿、そして高齢者から地区回りでお花をもろて、大きなったねえとか、そういう地区の役員さんの苦労を知るのも大事やと思うし、17日、18日の一宮神社とか八幡神社、山根の大勢おるところで高校生にかかせというのももちろんですが、その前に、まずは高校生も新居浜市の行事に参加する、その入り口を、けんかがなかったら、はっきり申しませんが、まずは平和運行をやってくださいという立ち位置では、ちょっと無責任だと思うんですよね。新居浜の太鼓祭りを観光資源として考えている面もあるじゃないですか。市とか市民とか一緒になって、高校生を入れて平和運行することで、地区の役員さんらも考え方が変わるんではないでしょうかね。御所見をお願いします。
○議長(仙波憲一) 答弁を求めます。鴻上経済部長。
○経済部長(鴻上浩宣)(登壇) 藤田誠一議員さんの再質問にお答えをいたします。
新居浜の太鼓祭りにおきましても、大多数の方が五穀豊穣に感謝するという心を持って参加をしていると思います。一部の太鼓台において鉢合わせがあるということで、新居浜の太鼓祭りのイメージ全体が損なわれているということと、鉢合わせがあったときに、それに観衆が群がっていくという、感謝の神事とはほど遠い実態が続いているのが現状ではないかと思います。例えば、今言われましたように、16日には小学校のお祭り集会、以前は中学校のほうにも太鼓台が入っていた校区もあったと思います。今は恐らく中学校にはもう入ってないんじゃないかなと思うんですけれども、そういったことで、小さいときから太鼓台に触れ合っていくというのが非常に重要だと思います。高校になるとそれができないというのは、一つ問題があるというふうには私も思っておりますので、できましたらそれが継続して太鼓台に触れ合えるような形ができるよう、今後も検討してまいりたいと思います。
○議長(仙波憲一) 藤田誠一議員。
○4番(藤田誠一)(登壇) 質問もいろいろあるんですが、最後に、今までの私の質問、再質問を踏まえて、ぜひ市長さんからの御所見をお願いいたします。
○議長(仙波憲一) 答弁を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) 藤田誠一議員さんの再質問にお答えいたします。
新居浜の秋祭り、太鼓台は、新居浜の宝である、私も同じ思いでございます。できましたら、五穀豊穣を祝って、地域の住民みんなで太鼓台を祝ってほしい、お祭りをやってほしいと思っております。例えば、有名な岸和田のだんじり祭り、かなり家も壊して荒々しい祭りですけれども、私も見に行きましたけれども、幼稚園から高齢者まで全員が参加して、幼稚園の子供さんは、ずっと前のひもを引いて、その地区全員が参加してやっております。非常にすばらしい祭りだと思っております。できれば、新居浜太鼓台もそういうふうなお祭りになればいいなと。そのためには、一部地域ではございますけれども、まず鉢合わせをやめてもらわないと、そこまではいかないということでございますので、まずは平和運行をやっていただきたい。かき夫も少なくなってきておるんで、地域全員でかくような、そういうお祭りに盛り上げていけるような、そういう雰囲気をまず市民全体でつくっていく必要があるのではないかと私は思っております。
以上です。
○議長(仙波憲一) 藤田誠一議員。
○4番(藤田誠一)(登壇) 次に行きます。
えひめ国体と国体レガシーについてです。
いよいよ今月末から、新居浜市民だけでなく、愛媛県民が待ちに待ったえひめ国体が開催されます。開会式では、新居浜市の太鼓台も出場し、盛り上がりに期待しているところです。ここ新居浜市でも4種目の競技のトップアスリートが全国から新居浜市へ集うと思うとわくわくします。インターハイでも、新居浜工業高校と新居浜南高校のウエートリフティング選手が日本一になり、この国体での活躍にも期待が大きく膨らんでおります。新居浜市の子供たちにもぜひ観戦して、トップアスリートの競技に触れてもらって、貴重な経験をしてほしいと思っています。市長も常日ごろから、この国体で新居浜市に来てよかった、また来たいと思ってくれるように準備したいとおっしゃっております。具体的にどのような準備をされているのでしょうか。新居浜オンリーの取り組みやアピールポイントはあるのでしょうか、お伺いします。
昨年のいわて国体後、愛媛県知事が、地元の中高生が他県選手を応援する態勢が非常にすばらしかったと感想を述べていました。これは、どれだけ選手と市民の距離が近くなる取り組みができるかも重要であると思います。全国から訪れる選手、関係者の皆さんが、新居浜市入りする際、宿泊先、練習会場、競技会場に向かう道中、到着したときの雰囲気、対応などが非常に大切であると思います。市民の方が笑顔で手を振ってくれたり、気軽に声をかけてくれたり、小中学生の純真な笑顔で、私たちは歓迎されていると感じてくれるのではないでしょうか。
そこで、新居浜市として、選手、関係者の宿泊先などスケジュールを把握できているのかもお尋ねします。
新居浜市に来てよかった、また訪れたいと感じていただけるのかは、目配り、気配り、心配りだと思います。新居浜市の小中学生が、他都道府県の選手を応援する計画についてもお聞かせください。
すばらしいおもてなしでお迎えし、すばらしい応援ができれば、選手にとってはこの新居浜市が忘れられない地になることと思います。8月20日の愛媛新聞に、国体レガシーどう生かすというタイトルで、昨年開催の岩手県の記事がありました。岩手町のホッケー競技が紹介されておりまして、前回のいわて国体でホッケー会場となったことを機に、ホッケーを軸としたまちづくりを進め、子供のころから競技に親しむ環境の上に施設改修や競技力強化も加わり、今回の地元国体で好成績をおさめられたそうです。
そこで、岩手県は、国体で醸成された機運を今後につなげようと、国体のレガシーを生かす文化・スポーツ施策を柱の一つに位置づけ、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けた選手強化や指導者育成などに力を入れているといった非常に興味深い記事でありました。この新居浜市でも、何を国体レガシーとして今後に生かすのか、例えば4種目の競技のうち、何を軸としてまちづくりに取り組んでいこうとするのか、子供のころから競技に親しむ環境づくりや選手強化、指導者育成など、長期的な構想や展望に立ってスポーツをまちづくりに生かしていくことが必要であります。具体的な目標と取り組み方についてお考えをお伺いします。
また、まちづくり校区懇談会などで観光振興計画を策定されるとお聞きしていますが、どのような内容になるのでしょうか。先ほどの愛媛新聞の記事に、岩手県の文化スポーツ部の部長さんのコメントなどが紹介されていましたが、この文化スポーツ部は、さまざまな部局が担当していた文化やスポーツの分野を一元化し、重要な観点である地域活性化にもつなげようと新設されたとありました。主な取り組みとして、今秋、大会や合宿の誘致を市町村や競技団体と連携して県レベルで行う岩手スポーツコミッションを立ち上げ、岩手に来てもらう団体などに助成することも考えているとありました。今後策定される観光振興計画には、このような文化やスポーツの取り組みも含まれる内容になるのでしょうか。スポーツ庁でも、スポーツによる地域、経済の活性化として、地域スポーツコミッションの活動支援が行われています。この国体での盛り上がりや80周年記念事業で行われる文化・スポーツ関連事業を10年に1度のものとはせず、観光の資源として活用していくお考えはありますでしょうか。スポーツへの参加や観戦を目的とした旅行やスポーツと観光を組み合わせた取り組みであるスポーツツーリズムなどが観光振興計画の中に位置づけされるか、お伺いします。
○議長(仙波憲一) 答弁を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) えひめ国体と国体レガシーについてお答えをいたします。
愛顔つなぐえひめ国体開催までいよいよ17日となりました。現在、国体開催に向けて、競技会場の設営、競技運営、輸送交通など着実に準備を進めているところでございます。
まず、国体に訪れた方々をお迎えするのにどのような準備をしているのかについてでございます。
全国から新居浜市に訪れたときの玄関口となりますJR新居浜駅、新居浜インターチェンジ付近、さらには各競技会場周辺に歓迎ののぼり旗を設置するとともに、各競技場までの幹線道路の樹木の剪定など、環境整備を進めているところでございます。あわせて、地域住民の皆様に御協力をいただき、花プランターを設置し、また各競技会場内には、小中学生が手づくりで制作した応援のぼり旗や小学生による応援メッセージ入り花プランターを設置いたします。さらに、会場内のブースにおいては、おもてなしとして振る舞いをしていただく地元団体の方々が、趣向を凝らした新居浜の郷土料理等の準備を進めていただいております。また、各競技場で競技会補助員として従事していただくボランティアの皆様やバスやタクシーの乗務員を対象とした研修会も実施し、おもてなしの心で対応していただくようにお願いをしているところでございます。選手、監督の皆さんへのお土産といたしまして、新居浜ならではの手づくり銅板レリーフ製のしおりや愛媛県産のヒノキで作成した木製コースターを用意するとともに、コンビニエンスストアやコインランドリー等の位置がわかるリーフレットやグルメマップを提供するなど、競技期間中における選手のサポートを実施いたします。また、各競技会場の受け付け、案内所では、新居浜市の紹介を行うとともに、マイントピア別子を初めとする観光案内も行い、この機会にぜひとも新居浜のよさをPRしたいと考えております。競技会場における新居浜オンリーの取り組みといたしましては、セーリング競技は、マリンパークの沖合約1キロメートルの沖合で実施されることから、競技の状況を観戦できるように、ドローンを飛ばし、会場内の休憩所及びクラブハウス内のレストランに設置するモニターで放映するほか、観覧用の船を運航し、一般観覧者を初め、市内小中学校約900名にもセーリング競技を間近で観戦していただく予定といたしております。
次に、選手、関係者の宿泊についてでございます。
宿泊につきましては、県の合同配宿センターで、宿泊希望者の一括管理をしておりますが、市も協力して、必要な人数分の宿泊先を確保いたしました。現在、合同配宿センターにおいて、選手、監督等の宿泊先を最終調整しているところでございますが、確定された段階で、市へ情報が提供されることとなっております。
また、軟式野球競技に関しましては、市内で試合が開催されるチームごとに、職員がチーム担当として帯同し、公式練習会場への移動時や本市滞在中におけるサポートを行うことといたしております。
また、全競技の選手等を宿泊所から試合会場まで輸送するバスにつきましても、試合開始時間等を考慮しながら配車を予定いたしております。
次に、学校応援についてでございます。
市内の小中学校を対象に、学校観戦の希望調査を行い、高校生の観戦希望者も含め、4競技に6,000人を超える児童生徒が観戦していただくことになっております。選手にとりましても、子供たちの応援は励みとなりますことから、各学校と先日決定いたしました競技日程や子供たちが応援する県の情報について連絡を密にしてまいりたいと考えております。
こうしたトップアスリートの競技観戦等によりまして、えひめ国体を一過性のものとせず、競技への興味やスポーツの持つ魅力等を肌で感じ取っていただき、未来につなげてまいりたいと考えております。
いずれにいたしましても、国体開催まで残りわずかになりましたが、全国から訪れる選手、監督等の皆さんが、新居浜に来てよかった、また訪れたいと感じていただけるようなすばらしい大会にできるよう取り組んでまいります。議員の皆様を初め、市民の皆様にはぜひ会場に足を運んでいただき、観戦、応援をよろしくお願い申し上げます。
次に、観光振興計画についてでございます。
今年度策定を進めております新居浜市観光振興計画は、本市が有する観光資源の魅力や課題を洗い出し、本市における観光のテーマや今後の方向性、目指すべき将来像を定め、観光分野における具体的戦略として策定するものでございます。本市の観光振興の考え方といたしましては、第五次新居浜市長期総合計画や新居浜市総合戦略でも位置づけておりますように、マイントピア別子を中心とする近代化産業遺産や新居浜太鼓祭りなど、本市固有の観光資源を活用した交流人口の拡大を基本といたしておりますことから、観光振興計画の策定に当たっても、これらの視点を軸として取り組んでいるところでございます。
また、藤田誠一議員さん御案内のとおり、地域の伝統文化の情報発信や全国規模でのスポーツ大会の開催などは、市外からの誘客拡大の有効な手段の一つであると認識をいたしております。ことしは市制施行80周年で、さまざまな文化・スポーツ関連事業を実施いたします。さらに、9月30日に開会いたしますえひめ国体には、全国各地から大勢の選手や大会関係者が本市に訪れます。これを一過性のイベントで終わらせるのではなく、スポーツツーリズムを初めとする新たな観光資源発掘の契機と捉え、本市に合った観光振興方策や新たなツーリズムの可能性についても観光振興計画を策定する中で検討してまいりたいと考えております。
○議長(仙波憲一) 関教育長。
○教育長(関福生)(登壇) えひめ国体と国体レガシーについてお答えいたします。
まず、市として何を国体レガシーとして今後に生かすのか、何を軸にしてまちづくりに取り組むかについてでございます。
本市開催の4種目の競技につきましては、関係者の皆様の御尽力のもと、ターゲットエイジを中心とした市内高等学校の選手強化にも取り組まれ、全国トップレベルの選手が育成されましたほか、新居浜東高等学校にヨット部が創部されるなど、えひめ国体を契機とした新たな取り組みも進められました。これらえひめ国体を契機として育成されました選手や競技力を一過性のものにしないために、本市開催の4種目の競技はもちろんのこと、幅広い種目の競技力向上に取り組んでいくことが、国体レガシーを生かしていくことになるものと考えております。
また、競技力向上のためには、世界や全国を舞台に活躍されましたアスリートから直接指導を受けることが大きな意義を持つものと考えており、現在、中高生を対象に行っているトップアスリート事業の拡充に努めてまいりたいと考えております。
次に、スポーツまちづくりの具体的な目標と取り組みについてでございます。
えひめ国体により醸成されました市民のスポーツに対する関心や熱意を高めるためには、本年度関係団体等の御協力を得て大幅にリニューアルして開催予定の市民マラソン大会(あかがねマラソン)のような市民がスポーツをするきっかけづくりの場の提供、さらには総合運動公園構想に基づく体育施設の整備に取り組み、市民の誰もがスポーツに親しむ、楽しむ、育てることができる環境づくりが必要であると考えております。今後におきましては、新居浜市スポーツ推進計画に基づき、新居浜市体育協会や各種目協会、競技団体、新居浜市連合体育振興会等とのさらなる協力体制の確立や新居浜東高等学校の健康・スポーツコースとの連携に努め、競技スポーツと社会体育の両面から、本市スポーツの振興に取り組みますとともに、トップアスリート事業などを活用しながら、全国に通用する選手及び指導者の育成を目指してまいります。さらなる競技力向上への取り組みにより、一人でも多くの市民が、国体を初め、スポーツの全国大会や世界大会に出場できること、また生涯スポーツの推進によって、本市スポーツ人口の拡大による健康増進を図ることを目標といたしまして、本市のスポーツまちづくりに取り組んでまいります。
○議長(仙波憲一) 藤田誠一議員。
○4番(藤田誠一)(登壇) 1つだけ再質問します。
小中学生の応援があると思うんですが、例えば野球でありましたら、スタンドにおって、選手が入ってきて拍手するんでなく、バスが来たときにお迎えして頑張ってくださいとか、時間の制約はあると思うんですが、いきなり内野席へ行くんじゃなくて、選手をお迎えする計画はありますか。
○議長(仙波憲一) 答弁を求めます。原企画部長。
○企画部長(原一之)(登壇) 藤田誠一議員さんの再質問にお答えをいたします。
先日、4種目の日程が決まったところでございます。御質問の、選手が来られたときにバスをお迎えするようなところから拍手で迎えるというようなことを含めまして、これから学校と具体的に協議を進める中で相談させていただいたらと思っております。
○議長(仙波憲一) 藤田誠一議員。
○4番(藤田誠一)(登壇) 次に参ります。
総合運動公園構想についてです。
先ほどの国体レガシーにも関連しますが、全国大会の誘致となると、それに見合った施設が必要です。また、市民の誰もがいつでも気軽にスポーツに親しむ環境を提供するのは、行政に課された義務であると常日ごろから思っています。
そこで、お伺いします。
昨年度策定された総合運動公園構想の実現に向けて、そのスケジュールはどのように進められるのか、まず何から取り組まれるのか。これまでいろんな要望や検討を進めてこられた体育協会などの関係者はもとより、市民も心待ちにしています。先日のドリーム・ベースボールでも、手書きのスコアボードで、選手の名前も表示されないポジション表示であるため、選手のみならず、寂しい思いをした市民もたくさんおられました。これからスポーツによるまちづくりを進めていくためには、この総合運動公園の整備を加速させなければならないと思います。全国的に見てもビッグなプロジェクトです。そのためには、専門の部署を構えて、市民にわかりやすい形で進めていかなければならないと思いますが、どのように考えておられるか、お聞きします。
○議長(仙波憲一) 答弁を求めます。原企画部長。
○企画部長(原一之)(登壇) 総合運動公園構想についてお答えいたします。
まず、構想の実現に向けたスケジュールについてでございます。
昨年度策定いたしました総合運動公園構想につきましては、平尾地区で整備することは決定いたしましたが、地区内における具体的な整備の場所の決定までには至っておりません。今後整備を進める上では、土地の面積や所有者を確定する必要がございますことから、財政的に最も有利な地籍調査を活用したいと考えており、平成30年度からの事業実施に向けて今年度、県に要望したところでございます。
また、今後のスケジュールについてでございますが、基本計画、基本設計の後、都市計画決定等の手続が必要となります。その後、基盤整備の実施設計と用地買収を行い、基盤整備工事による造成が完了後、順次施設の建設を行っていくこととなります。体育施設の整備順序につきましては、利用状況や整備費用、補助制度及び耐用年数等を考慮しながら進めてまいります。いずれにいたしましても、これらの整備完了までには、一定の期間を要することになりますので、計画段階から議員の皆様を初め、市民の方々の御意見を伺いながら取り組んでまいります。
次に、専門の部署の設置についてでございます。
体育施設の整備やスポーツの振興につきましては、昨年度まではスポーツ文化課が担当いたしておりましたが、本年愛顔つなぐえひめ国体が開催されることや今後総合運動公園の整備という大きな事業も控えておりますことから、今年度からスポーツと芸術、文化の振興にそれぞれ積極的に取り組むため、スポーツに特化した部署としてスポーツ振興課を設置したところでございます。このようなことから、今後はスポーツ振興課を中心に、企画部、建設部など関係部局が連携して総合運動公園の実現に向けて取り組んでまいりたいと考えております。
○議長(仙波憲一) 藤田誠一議員。
○4番(藤田誠一)(登壇) 今聞くところによると、一定の期間というのが非常に気になるところなんですが、私の一定期間と部長の一定期間とでは差があったらあれなんで、一定の期間というのは、10年、20年、30年とありますが、どれぐらいの期間のことですか、お願いします。
○議長(仙波憲一) 答弁を求めます。原企画部長。
○企画部長(原一之)(登壇) 藤田誠一議員さんの再質問にお答えをいたします。
整備の期間の一定の期間とはどのぐらいかということでございますが、先ほども御答弁申し上げましたように、整備するにはどうしても手順がございます。具体的に申し上げますと、まずは地籍調査等により用地を確定しないといけない。その後、想定しておる場所には保安林がありますので、その保安林の解除とか林地開発の許可とか、それと何よりも財源の確保のためには都市計画決定を行って事業認可をとるというふうなことが必要になってまいります。といいますのが、今事業費の総額を140億円から170億円と試算をいたしておりますが、これを一般財源だけでというのは非常に難しい問題がございますので、できるだけ国の交付金等有利な財源の確保というのが非常に重要になってまいる。とは言いながら、今の既存施設も使いながら、いずれ耐用年数が参るので、それに向けての準備は進めていこうというふうな考えでございます。現段階で何年というのは非常に明言はいたしかねますが、その中でも計画を目標を持って取り組むことによりまして、基盤整備までを何とか早目に取り組めればというふうに考えております。
○議長(仙波憲一) 藤田誠一議員。
○4番(藤田誠一)(登壇) 次に参ります。
小中学校の運動会についてです。
秋と言えばスポーツの秋という言葉があるように、スポーツをするにはちょうどよい時期、夏の猛暑も過ぎ去り、冬に向かって気温が変化し、何をするに当たっても気持ちがいい時期、それが秋です。本市におきましても、17日に中学校、1週間後の24日に小学校の運動会が開催予定で、子供たちも本番に向けて一生懸命頑張っていることと思います。私を初め、昭和の時代、運動会と言えば秋に開催するものというイメージがありましたが、平成以降、運動会を春、5月から6月に行う学校が全国的に多くなってきております。そもそもなぜ秋に運動が開かれるようになったのでしょうか。それは、1964年に開かれた東京オリンピックまでさかのぼります。当時、開催するに当たり、夏季オリンピックとはいえ、高温多湿な真夏の東京で開催するのは、スポーツをする上で危険と判断し、そこで時期をずらし、かつ晴れやすい日で検討したところ、それまでの統計上、晴れやすく、かつ土曜日だったということで10月10日に開催されることになりました。昔から運動会は、農作物収穫後の落ちついたタイミングの開催が多かったこともありますが、1966年10月10日が体育の日と定められたこともあって、9月から10月に運動会が多く行われるようになりました。例外的に北海道では、秋に運動会を行うと逆に寒く、体がかたくなり、けがをしやすくなるリスク、1878年5月25日に開催された札幌農学校の力芸会が北海道での運動会のルーツとなっていること、梅雨がないこと、また沖縄では、台風シーズンということで、春に運動会を行うことが慣例となっているようです。秋に開催されることが多かった運動会ですが、なぜ春に運動会が開催されることが多くなったのでしょうか。これには幾つかの理由があるようです。まずその一つが、熱中症対策です。秋開催の場合、運動会の練習は、ちょうど最も暑い残暑のころがピークです。残暑の中の練習のために起こる集中力や体力の低下によるけが、事故、熱中症などの体調不良を防ぐため、涼しい時期に練習を行うことができること、次に行事の分散化を目的としている場合もあるようで、秋は運動会以外にも文化祭や音楽発表会、修学旅行、また中学生であれば受験に向けての勉強の追い込みの時期にも重なります。完全週休2日制が平成14年に導入されたことにより、運動会まで重なると一つ一つの行事にかける時間が多く、授業時間の確保が難しいこと、そして春に比べて秋は台風などが発生しやすく、日程調整が難しいことなどから、春に開催されるケースがふえているようです。一見、運動会が春に開催されるとメリットばかりのように見えますが、春開催によるデメリットも存在します。まず、開催時期が5月から6月の場合、梅雨時期と重なり、日付が変更になる可能性があります。また、5月は紫外線が1年で一番強い時期ですので、日やけ対策が必要となります。さらに、進級したばかりで、クラスメートとのきずながまだ深まっていない状態で始めるため、リーダーの選定が難しい面や競技によっては一体感が必要となるためまとまり切れないというデメリットもあるようです。しかし、これに関しては、運動会の練習、本番で力を合わせることで、親睦を深め、クラスの団結力を強いものにすることができるというメリットもあるようで、一概にデメリットばかりではないようです。夏の猛暑日が続き、年々暑さが激しくなっている日本。運動会の開催が春になるのは、時代の流れかもしれませんが、新居浜市として運動会の開催時期や日程をどのように考えられているのか、それと新居浜市での春開催の実績及び成果をお尋ねします。
また、新居浜市では毎年5月中旬から下旬にかけて地域の校区運動会が行われておりますが、児童数が少ない、減少傾向にある小中学校の今後の運動会を合同で開催することも視野に入れてみてはどうでしょうか。地域との合同運動会の実績がありましたら、成果もお聞かせください。
子供たちと一緒に汗を流し、子供たちが全力で競技を行う姿を見ることで、多くの元気をもらい、近所の子供たちが運動会で頑張っている姿を小さな子供たちからお年寄りまでみんなが応援できるようになり、地域活性化にもつながると思いますが、御所見をお伺いします。
運動会と言えば、子供にとって一大イベントであり、保護者にとっても子供の成長を感じられる時間です。先生にとっても是が非でも成功させたいものではないでしょうか。秋であっても、春であっても応援する保護者の方や実際に競技を行う子供たちにとって、いい思い出に残る運動会がずっと続いていくことを願っております。
○議長(仙波憲一) 答弁を求めます。関教育長。
○教育長(関福生)(登壇) 小中学校の運動会についてお答えいたします。
まず、運動会の開催時期についてでございます。
小学校校長会では、平成30年度以降の運動会の開催時期につきまして、9月は気温上昇による熱中症の危険性が高まることや天候が不順であるというデメリットがあり、一方で5月は湿度が低く、子供の疲労度が軽いというメリットがあること、さらには学校医等からも、子供たちの健康に配慮し、運動会は春に実施すべきではないかという御意見も受け、運動会を春に開催することについて合意形成を図ったものでございます。先般、小学校校長会長が市連合自治会理事会においてその旨説明し、5月開催について一定の御理解をいただいたと聞いております。今後も他の関係機関の御意見も伺いながら、対応してまいりたいと考えております。
なお、中学校につきましては、市総合体育大会との兼ね合いもあり、現状の秋開催を予定いたしておるとのことでございます。
次に、春開催の実績及び成果についてでございます。
新居浜市の各小中学校におきましては、本年度若宮、惣開、浮島の3小学校が5月に運動会を開催いたしました。5月に実施した小学校につきましては、練習期間の天候もよく、気温についても近年の9月のような連日30度超えということもなく、順調に練習が進み、運動会を開催することができました。
次に、小規模校における校区運動会との合同開催についてでございます。
近年では、若宮小学校、浮島小学校、別子小中学校が校区運動会と合同開催をいたしております。それぞれ準備の段階から、地域の御協力を得て実施しており、当日も多くの地域の皆様の参加と応援を受けて、子供たちの士気も高まっておるものと聞いております。今後、地域活性化につながる校区運動会との合同開催に向けて、地域の方々とも十分協議し、できる学校から実現に向けて取り組んでまいりたいと考えております。
○議長(仙波憲一) 藤田誠一議員。
○4番(藤田誠一)(登壇) 今の答弁を聞きましたら、来年の運動会は、小学校は春、中学校は秋、そういう認識でよろしいですか。
○議長(仙波憲一) 答弁を求めます。関教育長。
○教育長(関福生)(登壇) 藤田誠一議員さんの再質問にお答えをいたします。
運動会の開催時期につきましては、現在、小学校、中学校それぞれの立場がそのような方向を目指しておりますので、我々もその方向になるような形で今後検討をして、その実現に向けて努力してまいりたいと考えております。
○議長(仙波憲一) 藤田誠一議員。
○4番(藤田誠一)(登壇) 次に参ります。
小中学校の夏休みについてです。
一般的に40日程度ある小中学校の夏休み。友人と遊んだり、家族で出かけたり、ゆっくりしてみたりと過ごし方はそれぞれです。子供たちからすれば、とても楽しく、あっという間に過ぎてしまう夏休みですが、静岡県吉田町は来年度から町内の小中学校の夏休みを最短で土、日含め連続で16日間程度とする方向で検討しています。授業日数の確保や教育現場の負担軽減などが狙いで、授業日数確保などを目的に夏休みを短縮する自治体はふえています。専門家によると、20日間を切るというのは全国的にも珍しいとも言われています。吉田町の夏休みは、2008年度までは小学校で40日間前後だったが、2010年度は29日間に短縮され、今年度は小学校が8月1日から24日の24日間、中学校が7月25日から8月22日の29日間で、年間の授業日数は210日、来年度は16連休程度の方針である。授業日数をふやせるため、現在、主に1日5時限から6時限の時間割りに4時限の日の導入が可能となるほか、教員の授業準備に余裕ができるといいます。町学校教育課は、授業の質が上がり、子供の学力向上につながると説明しております。夏休み短縮には、教員の長時間労働の解消という目的もあり、昨年度の同町の教職員の時間外勤務は、小学校で月平均57.6時間、中学校で90.1時間、来年度からは小学校は40時間以内、中学校は60時間以内に減らせる見込みである。同町は、短縮の事情を保護者に説明したが、保護者からは、夏休み中に行われるスポーツ少年団の大会や活動に参加できなくなるなどの声も上がった。授業日数の確保などを目的とした夏休み短縮は、全国的な傾向で、高松市は2015年度から市立小中学校で夏休みを1週間短くした。市の担当者は、一時は土曜授業を試験的に導入したが、部活動や大会との兼ね合いで難しく、夏休み短縮で対応した。2019年度から夏休みを6日間短縮する予定の北九州市の担当者は、1日に授業を詰め込むのは限界で、余裕あるカリキュラムにするためには短縮はやむを得ないとしています。小中学校の夏休み短縮化には、保護者から賛否両論の声が起こっており、教員の負担を減らすなら、まず人員の増加や雑務の削減、ITを活用した仕事の効率化などやるべきことがあるのではという意見はもちろん、会議、採点、プリントづくり、保護者への個別対応など先生たちの仕事は山のようにあり、長時間残業しないとさばくことができない現状で、本来の業務である授業の準備に時間を割くことができなくなり、子供たちを引きつける魅力的な授業などこれではできようもありませんねという意見もあります。この取り組みで教員や親の負担が軽減し、子供の学力が向上することになれば、もちろんすばらしい取り組みであったと言えると思います。夏休みという子供時代にだけ許された時間を守りながら、今ある問題を解決するためには、多方面からの教育改革が必要なのではないかと考えますが、御所見をお伺いします。
○議長(仙波憲一) この際、暫時休憩します。
午前10時59分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
午前11時08分再開
○議長(仙波憲一) 休憩前に引き続き会議を開きます。
答弁を求めます。関教育長。
○教育長(関福生)(登壇) 小中学校の夏休みについてお答えいたします。
現在、本市では、新居浜市公立学校管理規則第4条におきまして、夏季休業日は7月21日から8月31日までの42日間と定めております。静岡県吉田町の16日間は、非常にまれな取り組みでございますが、高松市や福岡市など、1週間程度夏休みを短縮している自治体もございます。夏休み短縮の主な目的は、御案内のように、授業日数が増加することにより、平日の授業時数を平準化できることであると考えております。それに伴い、教職員の長時間労働の改善が図られ、授業準備や児童生徒に直接向き合う時間を生み出すことが可能になるものと考えます。また、平成32年度から実施される小学校の新学習指導要領では、新たに外国語科が導入され、総授業時数が増加することになりますことから、夏休みの短縮は、検討すべき課題であると認識いたしております。しかし、一方では、御指摘のように、夏休みの短縮化には賛否両論があることも事実でございます。近年の著しい気温上昇への対応、夏休みにしかできない子供の体験活動や教職員の自主研修、リフレッシュ機会の確保等が大切であると考えております。本市におきましても、今後夏休みの短縮化を実施する場合におきましては、児童生徒の健康面への対応から小中学校へのエアコン整備等が必要になるものと考えております。その他の教職員の業務改善など、検討すべき項目につきましても、今後児童生徒、保護者、地域、教職員、青少年育成諸団体など、幅広い分野において多面的に議論を重ね、検討をしていくものと認識いたしております。
○議長(仙波憲一) 再質問はありませんか。藤田誠一議員。
○4番(藤田誠一)(登壇) 夏休みの期間、今42日とか言われたんですが、この期間というのはそもそも誰が決定する権限を持っているのかを教えてください。
○議長(仙波憲一) 答弁を求めます。関教育長。
○教育長(関福生)(登壇) 藤田誠一議員さんの再質問にお答えをいたします。
夏休みの期間を決定する権限でございますけれども、国の法律、地方教育行政の組織及び運営に関する法律という法律がございまして、その中で、教育委員会が規則を定め、その設定をするものと定められております。
○議長(仙波憲一) 再質問はありませんか。藤田誠一議員。
○4番(藤田誠一)(登壇) 先ほどの答弁の中で、授業時数の増加が平成32年から英語もということを聞いたんですが、もっともっと学校運営のスケジュールは過密になると思います。ゆとりを持たせるためには、夏休みの短縮が有効ということも聞きました。しかし、夏休みということは真夏なんで、猛暑の中、授業を受けるのは小学生には大変苛酷であると思います。エアコンの設置は避けては通れないと考えますが、エアコンの整備の計画は、どのように考えておられますか、お聞きいたします。
○議長(仙波憲一) 答弁を求めます。関教育長。
○教育長(関福生)(登壇) 藤田誠一議員さんの再質問にお答えをいたします。
学校の夏休みを短縮化するに当たってエアコンの整備が必要ではないかという御指摘かと思います。御指摘のように、子供たちの健康を管理する上で、この夏の酷暑の中で授業を受けるというのは、やはり論外のことではないかなと考えます。そういった学習環境の改善はもとより、先ほど申しました授業時数の中で少しでもゆとりが生み出せるような対応をしていく上において、子供たちの健康を守るためにエアコンの整備というものを早急に考えていかなければいけないと思っております。新居浜は、現在、普通教室にはエアコンが整備されておりません。しかし、近隣の香川県等は、もうほぼ完備されているような状況であるとも伺っております。今後、近隣の状況等も十分に我々も調査研究いたしまして、これから先、エアコンの整備に向けて戦略的に考えていく、そういう対応に努めてまいりたいなと思っております。
○議長(仙波憲一) 再質問はありませんか。藤田誠一議員。
○4番(藤田誠一)(登壇) 平成32年には授業時数がふえるということで、短縮イコールエアコンの整備をせないかんということは認識いたしました。そして、余談になりますが、金子小学校の転校生で横浜から来た小学生がおるんですが、最近学校に行きたくない。どうしてぞと言ったらエアコンがないからということを耳にしました。事実かどうかは金子小学校の校長先生に聞いて、ちゃんと確認はしております。ちょっと学校に来づらいということは聞いてますんで。とにかく小学生、中学生は、運動会とか夏休みとか、そのころにしか味わえないことがいっぱいあると思いますんで、そこを親身になって教育委員会を初め、新居浜市の行政として頑張っていってもらうことを期待して、質問を終わりたいと思います。
○議長(仙波憲一) 岡崎溥議員。
○19番(岡崎溥)(登壇) 日本共産党の岡崎溥です。
早速入りたいと思います。
北朝鮮の核実験やミサイル開発などで緊張が高まっております。圧力一辺倒では、当事者たちの意図に反して、軍事衝突が発生する危険があります。もし軍事衝突が引き起こされれば、特に日本に深刻な事態が想定されます。これを避けるために、安倍政権は、対話否定の立場ではなく、平和憲法第9条を持つ国として、アメリカ政府に対し、対話に踏み切るよう説得すべきであると思います。また、北朝鮮問題などを口実に軍事費の概算要求で過去最大だった今年度をさらに1,300億円も上積みして、安倍政権のもとで7年連続の増加であります。敵基地攻撃能力にも道を開こうとしております。逆に、福祉は医療も介護も年金も生活保護も毎年削られ、これからも社会保障切り捨て計画がめじろ押しです。特に、2018年度を介護保険など社会保障の一層の削減に向けた転機にしようとしております。文字どおり、軍事栄えて福祉枯れる、軍事栄えて民滅ぶであります。
介護保険制度について質問いたします。
まず第1に、特別養護老人ホームの問題であります。
国民年金の平均受給額は月4万9,000円。年金受給者の48%は、年金額100万円以下の低年金でございます。低年金の人が要介護状態となったときに、最後まで入居できる施設は特養ホームしかありません。
そこで、伺います。現在の待機者数は何人でございましょうか。ここ数年間の待機者数の推移もお示しください。要介護3以上しか施設に入れなくなりましたが、その問題点と対策はどのようになっておりますか。
4つ目に、2025年がピークとなる団塊の世代の高齢化を見据えた今後の見通しと建設計画はどうなっておりますか、伺います。
次に、保険料の軽減でございます。
資料1をごらんください。
発足時から全国平均は1.9倍、新居浜市は2.2倍、国は団塊の世代が75歳になる2025年には、介護保険料の基準額は、月額8,200円、現在の1.5倍、年間10万円を超えると推計しております。
まず1つ目に、保険料の滞納状況とペナルティーとその解決方法をお尋ねいたします。保険料すら払えない人が、サービスの利用時にペナルティーの3割負担はなおさらできません。結局、サービスの利用抑制が進むだけであります。
2つ目に、介護を必要としている場合の対応など、差し押さえの実態とその後の当事者の生活実態をお伺いします。
3つ目に、新居浜市独自の引き下げをお願いしたいと思います。今、全国の多くの自治体が、生活が困難な方の保険料減額制度を導入しております。例えば、ある自治体では、第2・第3段階の介護保険料を第1段階で徴収するという低所得者対策の減免制度をつくっておりまして、このような減免制度を全国の多くの自治体が今実施に移そうとしているところであります。本市でもぜひ実現させていただきたいと思います。
第3に、利用料の軽減の問題であります。
2015年8月から利用料の値上げ、1割から2割に、そして居住費、食費の個人負担が始まりました。
まず1つ目に、年金の減少、所得低下、家族の援助の中断などによる介護を必要としている高齢者の生活実態、負担増の結果の検証はやられておられますか。
2つ目、新居浜市独自の利用料軽減制度の創設をお願いしたいと思います。長い間保険料をきちんと払っていても、いざ要介護となったときに必要な介護サービスが受けられない方ややむなく必要なサービスをやめたり、減らしたりする人がいないようにすべきであります。低所得者が介護保険の制度から排除されないように、自己負担額1割に対して半額助成するなど、自治体独自の利用料軽減は、既に全国の3割近くの自治体が導入しております。新居浜市でもぜひ創設すべきであると思いますが、いかがでございましょうか。
○議長(仙波憲一) 答弁を求めます。白石福祉部長。
○福祉部長(白石亘)(登壇) 岡崎議員さんの御質問にお答えいたします。
介護保険制度についてでございます。
まず、特別養護老人ホームについてお答えいたします。
特別養護老人ホームの待機者数につきましては、平成29年4月現在、1,040人でございます。平成26年4月が1,244人、平成27年4月が1,173人、平成28年4月が1,071人とここ数年は減少しております。平成27年4月から特別養護老人ホームの入所を希望しているにもかかわらず、在宅生活を続ける重度の要介護状態の方が、これまで以上に優先的に特別養護老人ホームに入所することができるよう、原則として要介護3以上の方だけが入所できるようになりました。しかし、従来から待機者の中でも介護度が重いなど、入所の必要性の高い方から入所しており、入所基準見直しのために要介護1、2の方が入所できなかったというようなものではないことから、このことによる問題は生じていないものと考えております。
次に、施設整備につきましては、3年ごとに本市が策定する新居浜市高齢者福祉計画(介護保険事業計画)の中で、人口の推移、要介護認定者数、サービスの見込み量などを推計し、必要な施設を計画的に整備してまいりましたので、施設整備はかなり進んでいる状況でございます。しかしながら、2025年に団塊の世代が75歳以上となり、介護を必要とされる方がさらに増加することが見込まれますことから、現在策定中の第7期介護保険事業計画において、サービス見込み量の推計を行い、圏域ごとの整備状況等を考慮しながら、適正な計画策定を行い、計画に沿った施設整備を進めてまいります。
次に、保険料の軽減についてでございます。
まず、滞納状況でございますが、平成28年度の滞納額は、現年分と滞納繰越分を合わせ6,095万3,317円、割合では2.25%でございます。滞納整理事務といたしましては、納期ごとに督促、年3回の催告、徴収相談員による訪問徴収のほか、財産調査の上、預金、年金、生命保険の差し押さえを実施しております。また、徴収相談員は3名を配置し、滞納者の生活状況を伺いながら納付相談も行い、介護保険制度の必要性や滞納が続けば給付制限を受けサービス費の負担増大につながるペナルティーが発生することも説明しながら、粘り強い折衝を行っております。
また、65歳到達者の初年度は、全員が普通徴収で始まりますことから、年4回、誕生月ごとに分けて説明会を実施し、参加できない方には説明資料を送付しております。
滞納によるペナルティーといたしましては、保険給付の特例として、保険料を滞納した者が介護認定を受ける際、過去10年間の滞納状況を加味して給付を制限することとされております。ことし8月末で18名が給付制限の対象となっておりますが、そのうちサービスを利用されている方はいらっしゃいません。平成28年度中の差し押さえ件数は18件となっており、納付者との不公平感をなくすためにも、今後とも差し押さえは続けてまいりたいと考えております。
なお、差し押さえにつきましては、国税徴収法の規定に基づき、最低生活を維持できるように精査した上で執行しておりますので、差し押さえ可能財産のない滞納者に対しては実施しておりません。また、完納すれば調査する必要がなくなりますので、その後の生活状態は把握しておりません。本市の介護保険料の軽減措置は、主として東北大震災の罹災者と収監期間の減免でございます。今後とも介護保険制度に対する理解を得られるよう、丁寧な説明を続けるとともに、滞納者との折衝や相談を続けてまいります。
次に、利用料の軽減についてでございます。
利用料軽減につきましては、所得に応じて介護サービス料の利用者負担の上限が設定されている高額介護サービス費や所得に応じて施設の居住費と食費の一定額以上を給付する特定入所者介護サービス費の制度がございます。また、国の軽減制度に基づき、収入や世帯状況等を総合的に勘案し、生計が困難な人の介護サービス料、食費及び居住費の軽減を実施している社会福祉法人等に対する助成制度がございます。これらの既存の軽減制度等の活用で、必要な介護サービスに対応することができるものと考えており、市独自の利用料軽減制度の創設につきましては考えておりません。
○議長(仙波憲一) 岡崎溥議員。
○19番(岡崎溥)(登壇) ありがとうございました。低所得者でも入所できる特養ホームということは、増設の方向へ転換することが必要です。低年金者が非常に多いということを考えますと。また、特養ホーム入所後、要介護3以上に限定するということも政府みずから行き場のない介護難民をふやす、そういう動きでございます。改悪は直ちにやめることを政府に求めていただきたいと思います。
それから、保険料の軽減の問題ですが、ペナルティーを科すのではなくて、国の国庫負担割合を引き上げて、払える保険料にするというのが基本じゃないかと思います。そして、これを国に求めていただきたい。
そして、保険料の軽減、利用料の軽減、これはどうしてもやらなければならないということで今全国でだんだんと動いてきているというふうに私としては感じます。ぜひ新居浜でもできないということじゃなくて、やるという立場で検討していただきたいというふうに思います。
次に行きます。
第4、制度改正の問題点についてであります。
利用料3割負担の導入の問題についてであります。
政府は、対象者が負担に耐えられるかの検討もなく3割負担の導入を決めました。介護離職が毎年10万人規模で推移しまして、そして介護殺人、介護心中など悲劇が後を絶ちません。相次ぐ負担増や給付抑制が、苛酷な家族介護に追い打ちをかけております。新居浜市としては、この3割負担をどう考えるか、どう対応しようとしているのか、伺いたいと思います。
次に、自立支援、重度化防止、このために報奨といいますか、インセンティブ付与として市町村に交付金を支給するということになっております。これは、介護度軽減、そして介護給付費の削減を自治体に競わせる、介護保険からの卒業に追い立てる、こういうことになったり介護認定を厳格化することなどに駆り立てると。サービスを使わない自立を強要する、こういうことになるおそれが出てまいります。必要な介護を利用できず、苦しむ高齢者、家族をこれ以上ふやすことは許されません。このやり方についてどう考えますでしょうか。
そして、「我が事・丸ごと」地域共生社会でございます。
資料2をごらんください。
地域共生社会の名のもとに、高齢者、障害者、子供などの福祉サービスの包括化へ財源の保障もなく、地域の支え合いや社会福祉法人による慈善的事業に肩がわりを求めていくことが狙いであります。また、障害福祉の事業所が、介護サービスも担えるように基準を緩和して障害者と高齢者への支援を同一事業所で行うと、こういう共生型サービスを創設することになっております。そして、介護保険優先制度の原則のもとで、65歳になっただけでサービスの打ち切り、縮小、定率負担を課すなど、高齢障害者の生活を脅かすものとなります。厚生労働省の目指す地域共生社会は、効率化、生産性向上、自助、互助、そして地域住民の助け合いを最優先に進めまして、公的責任を後退させ、福祉・介護費用の抑制を狙うものです。そして、今後の福祉のあり方を大きく変質させるものとなります。このことについて、新居浜市はどのように考えますか。実施されたらどう対応するのでしょうか、伺います。(ブザー鳴る)
○議長(仙波憲一) 答弁を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) 制度改正の問題点についてお答えいたします。
まず、自立支援、重度化防止についてでございます。
本年5月に行われました介護保険法の改正におきまして、保険者機能の強化がうたわれ、財政的インセンティブの付与や市町村における自立支援施策の取り組み等を支援するための交付金が盛り込まれました。今後客観的な手法を整備した上で具体化されると伺っております。本市におきましては、現在、総合戦略において、健康長寿社会の実現を基本目標に掲げ、介護予防に積極的に取り組み、健康寿命の延伸を図る取り組みを進めております。高齢者の自立した日常生活の支援や介護予防あるいは要介護状態等の軽減、悪化の防止に主眼を置いた介護保険制度の運営を行っており、必要な方に適正なサービスの提供がなされるよう努めております。今後とも、国の制度改正などを注視しながら、高齢者の自立支援、重度化予防に努めてまいります。
次に、「我が事・丸ごと」地域共生社会についてでございます。
今般の介護保険制度の改正にあわせまして、社会福祉法が改正され、「我が事・丸ごと」と呼ばれる包括的支援として、複合化した課題を抱える個人や世帯に対する支援や制度のはざまの問題など、既存の制度による対応が困難な課題の解決を図るため、地域住民による支え合いと公的支援が連動した包括的な支援体制の構築を目指すものとされております。従来から、介護保険と障害福祉などの制度において同様のサービスが利用し得るような場合におきましては、介護保険制度を優先しつつ、介護保険と障害福祉サービスなどの調整を行い、各制度固有のサービスはそれぞれのサービスから給付という取り扱いになっております。今後、包括的なサービス提供を進めていくに当たりまして、個人の抱えるさまざまな生活課題を十分把握するとともに、関係各機関と連携を密にし、個々の課題解決に向けて各種制度を組み合わせ、適切に連動させていく必要があると考えております。
以上申し上げましたが、他の点につきましては補足いたさせます。
○議長(仙波憲一) 白石福祉部長。
○福祉部長(白石亘)(登壇) 利用料3割負担の導入についてお答えいたします。
平成27年8月の制度改正により、一定以上所得のある方は2割負担となりましたが、今回の制度改正により、世代間、世代内の公平性を確保しつつ、制度の持続可能性を高める観点から、2割負担者のうち、特に所得の高い層の負担割合を3割とすることとなりました。厚生労働省の試算によりますと、3割負担になる方は、受給者全体のおおむね3%と伺っております。また、利用料が3割負担になったといたしましても、月額4万4,400円を上限額とする利用者負担の軽減制度があるため、生活に及ぼす影響は軽微ではないかと言われております。将来に向けて、介護保険制度を持続可能な制度として継続していくためには、やむを得ないものと考えております。
○議長(仙波憲一) 神野恭多議員。
○1番(神野恭多)(登壇) 神野恭多です。通告に従いまして、私の一般質問を行います。
先日、愛顔つなぐえひめ国体並びにえひめ大会の開会式に向けての総合練習会に参加いたしました。愛媛県全域からさまざまな団体がさまざまな思いを胸に集まり、限られた時間で演技や配置の確認を行いました。全体を通しての練習を行った際には、大会が目前に迫っていることを実感するとともに、時代を担う子供たちに、夢や憧れ、希望を与え、多くの県民、市民がスポーツを暮らしのパートナーとして身近に楽しみ、心身の健康増進、家族、友人とのきずなを深める契機となることを確信いたしました。加えて、昨日行われた国体えひめ大会へ出場される新居浜選手団の壮行会では、改めて選手一人一人の大会への熱い思いを感じるとともに、選手の御活躍を期待したいと切に感じたところであります。また、花いっぱいのまちづくり事業を初め、さまざまなところで国体の息吹や市民による国体歓迎ムードの成熟を感じることができるようになりました。ここに至るまでの関係諸団体、また市長を初めとする職員の方々の御尽力に改めて敬意と感謝を表するところであります。
そこで、お伺いいたします。
まさに目の前に迫ったえひめ国体、えひめ大会ですが、全国から本市に訪れる選手、役員の方々約2,200名を迎え入れるに当たり、成功させるための全体的な準備態勢を最終確認の意味でお伺いいたします。
次に、大会終了後のスポーツの振興ですが、国体といった国内最大級のスポーツイベントで培われた経験は、今後、本市の大きな財産になると思います。この財産を最大限に生かすことにより、スポーツ団体や市民が主体となったスポーツの推進はもとより、スポーツ大会の開催や合宿誘致等、地域経済への直接的な波及効果が期待できるもの、すなわちスポーツツーリズムの推進へとつなげていっていただきたいと考えますが、御所見はいかがでしょうか。
また、今回の国体開催に当たり、整備の更新を行った施設を大会終了後にどのように利用、活用していくかが非常に重要だと考えます。
そこで、御提案させていただきます。
今回、国体にあわせてグリーンフィールド南側にサッカーのアップ場を整備されましたが、大会終了後は、照明等の整備を進めることにより、フットサルコートへと更新してはいかがでしょうか。このフットサルは、近年、女性や小学生を含め、爆発的に競技人口をふやしており、その裾野の広がりや認知度の向上は、年々増加の一方だと感じています。
一方で、本市では、公共の体育館での競技は禁止されており、コート不足を訴える声ははかり知れません。中萩きらきら公園のフットサルコートの稼働率が、競技人口がふえたあかしであり、加えてグリーンフィールド周辺は、民家もなく、夜間照明や騒音による問題もありません。維持管理等の問題はありますが、まずは本市のお考えをお伺いいたします。
次に、学校現場における業務改善についてお伺いいたします。
最近、学校現場のブラック化や残業、過労死ラインなど、教員が危機に立たされている報道をよく目にします。中学教諭の平均在校時間は、1日約12時間と言われており、1日の勤務の半分が、生徒指導や部活動などの直接的な授業以外となっております。さらには、子供の貧困を初め、家庭環境による個別対応等、さまざまな問題に対応しながら教える苦労は尋常でないということが容易に想像できます。先生方が苛酷な勤務状況にあるということは、子供と向き合う余裕がなくなり、きめ細やかな指導ができなくなるということであることは、言うまでもありません。
そこで、お伺いいたします。
教員の多忙化や長時間労働改善のため、昨年6月に文部科学省が学校現場における業務の適正化に向け通知を出し、教員が誇りや情熱を持って使命と職務を遂行できる環境を創出するための取り組みが進められておりますが、本市の取り組み状況はいかがでしょうか、お伺いいたします。
次に、部活動の充実についてお伺いいたします。
部活動は、学級や学年という組織を超えた集団の中で、豊かな人間性や社会性を育む等、生徒の健全な育成に大きな役割を果たし、部活動の充実は、学校全体の活性化へとつながることと考えます。しかしながら、顧問の教員の約45%が、その種目の専門家でないという状況もあり、それが教員のさらなる心的ストレスの原因や多忙化へとつながっており、経験と指導力のある地域の専門分野の方の学校現場での活躍が求められています。本市でも、ボランティアによる外部指導員の方が、一部の学校では活躍していただいておりますが、本市の今後の方向性をお伺いいたします。
また、学校によっては、少子化による生徒の減少やクラブチームへの参加、活動分野の多様化により人数不足となり、試合に参加できないといった問題も露呈しておりますが、今後の取り組みをどのようにお考えでしょうか、お伺いいたします。
○議長(仙波憲一) 答弁を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) 神野議員さんの御質問にお答えいたします。
愛顔つなぐえひめ国体・えひめ大会についてのうち、大会開催に向けてについてでございます。
国体開催まで目前に迫ってまいりましたが、準備態勢につきましては、先ほど藤田誠一議員さんにもお答えいたしましたが、これまでに開催機運を盛り上げるため、6月11日にえひめ国体開催111日前イベントを開催するなど、国体の周知を図るとともに、7月上旬には新居浜市の玄関口であるJR新居浜駅周辺におきまして歓迎のぼり旗を、そのほかシンボルロードに歓迎フラッグを設置したほか、新居浜インターチェンジ付近にも歓迎のぼり旗を設置することといたしております。また、駅等の玄関口や会場施設周辺には、地域住民による花プランターが飾られており、競技会場内におきましても、小中学生による手づくり応援のぼり旗、小学生による応援メッセージ入り花プランターを設置することといたしております。選手、監督の皆様へのお土産としては、愛媛県産のヒノキで作成した木製コースターや銅板レリーフ製のしおりを用意するとともに、本市滞在中のサポートとして、コンビニエンスストアやコインランドリーの位置がわかるガイドマップやグルメマップを作成いたしております。さらに、会場内では、全国から来られる方々におもてなしをしようと、地元団体の方々がそれぞれ趣向を凝らした新居浜の郷土料理等の振る舞いの準備を進めていただいております。また、各競技会場では、競技会補助員として従事していただくボランティアの皆さんやバスやタクシーの乗務員を対象とした研修会も実施し、おもてなしの心で対応していただくようお願いをしているところでございます。各競技場の設営につきましても、既に業者も決定し、9月20日ごろから工事が始まる予定でございます。いずれにいたしましても、本市に来られた選手の皆様が、安心、安全に競技に集中できる環境を整えるとともに、新居浜に来てよかった、また訪れたいと感じていただけるようなすばらしい大会になるよう取り組んでまいります。
○議長(仙波憲一) 関教育長。
○教育長(関福生)(登壇) 神野議員さんの御質問にお答えいたします。
愛顔つなぐえひめ国体・えひめ大会についてのうち、大会終了後のスポーツ振興についてでございます。
まず、国内最大級のスポーツイベントで培われた経験を最大限生かし、スポーツツーリズムの推進へつなげていくことについてでございます。
スポーツ大会の開催は、飲食業や宿泊業を中心としたサービス業、交通・運輸業の振興、さらには観光施設や文化施設などの利用促進にもつながりますことから、地域経済活性化にも寄与するものと認識いたしております。そのような観点から、本市でも市内スポーツ大会の開催を促進するために、本年度から新居浜市文化スポーツ大会開催支援事業に取り組んでいるところでございます。本事業は、市内で開催されるスポーツ大会に対し、参加者100名以上、かつ県外からの参加者が25名以上という条件を満たすものにつきましては、10万円を限度とした奨励金を交付するものでございます。本事業を活用いただくことで、参加者負担を少しでも軽減し、数多くのスポーツ大会が本市で開催されますことを期待しているところでございます。今後におきましても、新居浜市文化スポーツ大会開催支援事業やえひめ国体開催で得た経験を生かし、スポーツや観光の関係団体等とも連携しながら、スポーツツーリズムの推進について検討いたしたいと考えております。
次に、グリーンフィールド新居浜へ整備したアップ場のフットサルコートへの整備についてでございます。
現在、御案内のように、フットサル愛好者の増加も相まって、フットサルコートの整備について、市民の皆様からの要望も数多くございますことから、今後フットサルコートとして利用できる施設について、このアップ場に限定することなく検討してまいりたいと考えております。
次に、学校教育についてお答えいたします。
まず、学校現場における業務改善についてでございます。
新居浜市におきましても、教員の業務は多岐にわたり、多忙化に伴う長時間労働は、大きな課題となっており、本市でも業務改善の取り組みを進めているところでございます。具体的には、昨年度には臨時校長会での業務改善に向けたワークショップや文部科学省の学校の業務改善アドバイザー派遣事業を活用して、大学や企業からの講師による研修を行ったものでございます。また、本年2月には、学校の業務改善検討委員会を立ち上げ、さまざまな立場の教員が洗い出した課題に対し、教育委員会においても事業のスクラップ・アンド・ビルドを進めているところでございます。さらに、本年度は、文部科学省による学校の業務改善加速事業の指定を受け、スクールソーシャルワークの面での社会福祉士との連携などにより、学校のチーム化を推進することで、教員の負担感の軽減に努めております。また、国においても、積極的に展開を図ろうとしている統合型校務支援システムの導入に向けた調査研究を実施し、教員の事務処理の効率化、負担軽減につなげるべく取り組みを進めているところでございます。こういった取り組みを通して、教員の意識改革が着実に進んでおり、今後も学校現場のニーズに合った業務改善を推進してまいりたいと考えております。
次に、部活動の充実についてでございます。
部活動が生徒の健全育成に果たす役割は、非常に大きいものと考えております。しかし、一方で、指導する教員の専門性が確保できない状況もございます。神野議員さん御指摘のとおり、地域人材から専門性のある方にサポートしていただくことは、有効な手段であり、技能の向上だけではなく、地域の方との交流の中で、思いやりやボランティアの精神などが自然な形で育まれるものと考えております。今後、地域とともにある学校づくりを進める中で、部活動においても、地域と協力しながら活動の充実を図ってまいりたいと考えております。
また、少子化に伴う生徒の減少で部活動が人数不足を来している問題につきましては、各学校長の判断のもと、他校との合同チームの編成や部活動の種類を整理するなど、各学校の実態に応じた対応を検討することも必要であろうかと考えております。
○議長(仙波憲一) 再質問はありませんか。神野恭多議員。
○1番(神野恭多)(登壇) 学校教育について、学校現場における業務改善なんですけど、先ほどの答弁の中に業務改善検討委員会というものがあったんですけど、この委員の構成のほうを教えていただきたいんですけど。
○議長(仙波憲一) 答弁を求めます。関教育長。
○教育長(関福生)(登壇) 神野議員さんの再質問にお答えいたします。
業務改善検討委員会のメンバーでございます。このメンバーにつきましては、学校管理職のみではなく、さまざまな立場の教員の参加を求めております。部活動の面でございましたりあるいは養護の面でありましたり、また事務職員の参加も求めて、各方面から複数の人数を集めてそれぞれの立ち位置での意見を述べていただいて、全体の方向性を見きわめる、そのような委員会として運営をいたしております。
○議長(仙波憲一) 再質問はありませんか。神野恭多議員。
○1番(神野恭多)(登壇) この業務改善検討委員会のほうで現場の意見のほうを集約できているということですが、ちょっと僕が思っていたのは、まだまだ現場主義の考えが行き届いてないような気がしたので、そこで現場の先生とか生徒に対して、多忙化などが背景にある中、現場はどう思っており、今後どうしたいかなどという観点で意見の集約やアンケートなどを行ってみてはと思ってたんですけど、そのあたりいかがでしょうか。
○議長(仙波憲一) 答弁を求めます。関教育長。
○教育長(関福生)(登壇) 神野議員さんの再質問にお答えをいたします。
現場の声を生かして、初めて改善はなし得るものではないかなと思っております。本年度教育委員会の方向性として、対話を重視しようという方向性を打ち出しております。日常的な各学校現場における職員相互の情報交換、そういったものが教育委員会のほうにもちゃんとつながってくるような仕組みを整えたいと思っております。アンケートという手法を使うかあるいはそういったOJTを使うか、その辺十分両方をうまく組み合わせながらつなげていきたいと今は考えております。
○議長(仙波憲一) 再質問はありませんか。神野恭多議員。
○1番(神野恭多)(登壇) 外部指導員について再質問いたします。
外部指導員を進める場合、さまざまな課題が考えられます。報酬、人材確保、顧問の先生との関係性などさまざまであります。財源の面でいうと、平成30年度の文部科学省外部指導員配置促進事業については、国、県、市で3分の1ずつの財源となると思いますが、県との協議をしっかり進めていただくことは言うまでもありませんが、仮に県が進めなかった場合、本市単独での財源確保をするぐらいの気概を持って取り組んでいただきたいと思いますが、御所見をお伺いいたします。
○議長(仙波憲一) 答弁を求めます。関教育長。
○教育長(関福生)(登壇) 神野議員さんの再質問にお答えをいたします。
外部人材、部活動において活用することは、非常に重要なことであると考えております。昨年度まで国のほうでモデル的な取り組みもしておったわけでございますけれども、今後、まずは国、県、市それぞれが3分の1負担というスタンスを尊重して考えていきたいと思っております。新居浜の場合、その人材を得ることがまず大前提ではないかなと思っておりますので、その辺をまずは対応してみて、その成果を見た上で導入に向けて拡大する方向で模索していきたいなと思っております。
○議長(仙波憲一) 再質問はありませんか。神野恭多議員。
○1番(神野恭多)(登壇) 先ほど教育長からありましたように、昨年度末までは1人当たり1時間で1,500円支給されていたと思うんですけど、この外部指導員への報酬がなくなった以降も、お隣の西条市では、1時間1,200円の報酬を出していると伺いました。人材確保の観点から、この報酬は非常に重要であり、また報酬面以外でも、曖昧な規定では、顧問とのトラブルも起こりかねません。しっかりとした体制構築のもと、一番大事なのは、指導員の位置づけを明確にする必要があると感じます。そのあたりの御所見をお伺いいたします。
○議長(仙波憲一) 答弁を求めます。関教育長。
○教育長(関福生)(登壇) 神野議員さんの再質問にお答えをいたします。
部活動指導員の位置づけでございますけれども、まだ現在の仕組みは、やはりボランタリーな気持ちに委ねている部分が多いように反省をいたしております。顧問の教師との関係性、そういったものも学校によってかなりばらつきがあるように思っております。人材の育成とその制度の仕組みづくり、その両方を早急に対応していきたいと今思っております。
○議長(仙波憲一) 再質問はありませんか。神野恭多議員。
○1番(神野恭多)(登壇) 外部指導員についてですが、今後、加速するコミュニティ・スクール導入の中で、学校運営協議会等の中で外部指導員の議論を行ってみてはいかがかと思いますが、お考えをお伺いいたします。
○議長(仙波憲一) 答弁を求めます。関教育長。
○教育長(関福生)(登壇) 神野議員さんの再質問にお答えをいたします。
外部指導員をコミュニティ・スクールの中で議論して位置づけていくというお話でございます。コミュニティ・スクール、学校運営協議会のそもそもの目的は、学校長がみずからの課題に対して地域の人にさまざまな意見を求め、その中で学校経営に一番ふさわしいやり方を考える、その対応ではないかなと思っております。その議論の中で、外部指導員のあり方を各学校が見出していくという方向は、極めて大切な視点ではないかなと思っております。
○議長(仙波憲一) 再質問はありませんか。神野恭多議員。
○1番(神野恭多)(登壇) フットサルコートについては、さらなる前向きな対応を要望いたしますが、そうはいいましても、まずはえひめ国体・えひめ大会の成功が一番でありますので、新居浜選手の方々の活躍を祈念いたしまして、私の一般質問を終わります。
○議長(仙波憲一) 暫時休憩いたします。
午後 0時02分休憩