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平成29年第3回新居浜市議会定例会会議録 第5号

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目次

議事日程
本日の会議に付した事件
出席議員
欠席議員
説明のため出席した者
議会事務局職員出席者
開議(午前10時00分)
市長一般報告
日程第1 会議録署名議員の指名
日程第2 議案第38号~議案第48号
 伊藤企画総務委員長報告
 永易福祉教育委員長報告
 豊田市民経済委員長報告
 三浦環境建設委員長報告
 岡崎溥議員の討論
 表決
日程第3 報告第20号
 石川市長の説明
 赤尾建設部長の説明
日程第4 請願第1号、請願第3号
 伊藤企画総務委員長報告
 豊田市民経済委員長報告
 岡崎溥議員の討論
 井谷幸恵議員の討論
 表決
休憩(午前11時07分)
再開(午後 1時00分)
日程第5 委員会の閉会中の継続審査
 表決
日程第6 委員会の所管事務調査
 表決
日程第7 議員の派遣
 表決
議案第49号
 石川市長の説明
 委員会付託省略
 岡崎溥議員の討論
 表決
休憩(午後 1時08分)
再開(午後 1時09分)
議案第50号
 石川市長の説明
 委員会付託省略
 表決
休憩(午後 1時11分)
再開(午後 1時11分)
議案第51号
 石川市長の説明
 委員会付託省略
 表決
日程第8 議会議案第2号
 近藤司議員の説明
 委員会付託省略
 表決
市長挨拶
閉会(午後 1時20分)


本文

平成29年6月22日 (木曜日)
  議事日程 第5号
第1 会議録署名議員の指名
第2 議案第38号 工事委託協定について
           (企画総務委員長報告)
    議案第39号 新居浜市農業委員会の委員に占める認定農業者等又はこれらに準ずる者の割合を4分の1以上とすることについて
           (市民経済委員長報告)
    議案第40号 新居浜市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について
           (企画総務委員長報告)
    議案第41号 新居浜市市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について
           (環境建設委員長報告)
    議案第42号 新居浜市森林公園ゆらぎの森設置及び管理条例の一部を改正する条例の制定について
           (市民経済委員長報告)
    議案第43号 新居浜市駐車場条例の一部を改正する条例の制定について
           (環境建設委員長報告)
    議案第44号 新居浜市が管理する道路に設ける案内標識等の寸法を定める条例の一部を改正する条例の制定について
           (同上)
    議案第45号 平成29年度新居浜市一般会計補正予算(第1号)
           (各常任委員長報告)
    議案第46号 平成29年度新居浜市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)
           (環境建設委員長報告)
    議案第47号 平成29年度新居浜市工業用水道事業会計補正予算(第1号)
           (同上)
     議案第48号 工事請負契約について
           (企画総務委員長報告)
第3 報告第20号 専決処分の報告について
第4 請願第1号 共謀罪(テロ等準備罪)法案を廃案にすることを求める意見書の提出方について
           (企画総務委員長報告)
    請願第3号 マクロ経済スライドの廃止と最低保障年金制度の実現、年金支給の毎月払いなどを求める意見書の提出方について
           (市民経済委員長報告)
第5 委員会の閉会中の継続審査
第6 委員会の所管事務調査
第7 議員の派遣
第8 議会議案第2号 新居浜市議会政務活動費の交付に関する条例の一部を改正する条例の制定について
           (委員会付託省略)
――――――――――――――――――――――
  本日の会議に付した事件
日程第1 会議録署名議員の指名
日程第2 議案第38号~議案第48号
日程第3 報告第20号
日程第4 請願第1号、請願第3号
日程第5 委員会の閉会中の継続審査
日程第6 委員会の所管事務調査
日程第7 議員の派遣
議案第49号
議案第50号
議案第51号
日程第8 議会議案第2号
――――――――――――――――――――――
  出席議員(26名)     
 1番    神野 恭多
 2番    米谷 和之
 3番    井谷 幸恵
 4番    藤田 誠一
 5番    田窪 秀道
 6番    小野 辰夫
 7番    太田 嘉一
 8番    岩本 和強
 9番    三浦 康司
 10番     篠原 茂
 11番   大條 雅久
 12番   高塚 広義
 13番   藤原 雅彦
 14番   豊田 康志
 15番   永易 英寿
 16番   伊藤 謙司
 17番   藤田 豊治
 18番   藤田 幸正
 19番   岡崎 溥
 20番   伊藤 優子
 21番   佐々木 文義
 22番   真木 増次郎
 23番   仙波 憲一
 24番   近藤 司
 25番   加藤 喜三男
 26番   山本 健十郎
――――――――――――――――――――――
  欠席議員
 なし
――――――――――――――――――――――
  説明のため出席した者
 市長                 石川 勝行
 副市長              寺田 政則  
 企画部長             原  一之
 総務部長             多田羅 弘
 福祉部長             白石   亘
 市民部長             木村 和則
 環境部長             小山 京次
 経済部長             鴻上 浩宣
 建設部長              赤尾 恭平
 消防長               藤田 秀喜
 水道局長              岡松 良二
 教育長               関   福生
 教育委員会事務局長       武方 弘行
 監査委員             田中 洋次
――――――――――――――――――――――
  議会事務局職員出席者
 事務局長             粂野 誠二
 事務局次長             原   正夫
 議事課副課長          小島   篤
 議事課副課長           髙橋 憲介
 議事課議事係長         美濃 有紀
 議事課調査係長          神野 瑠美
  議事課主任            中島 康治
―――――――――― ◇ ――――――――――
  午前10時00分開議       
○議長(仙波憲一) これより本日の会議を開きます。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  市長一般報告
○議長(仙波憲一) この際、諸般の報告を行います。
 市長から報告があります。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) おはようございます。
 一般報告を申し上げます。
 報告事項につきましては、去る6月7日にホテルニューオータニにおいて開催されました第87回全国市長会議の出席報告でございます。このことにつきましては、お手元の文書をもって御報告にかえさせていただきたいと存じますので、よろしくお願い申し上げます。
○議長(仙波憲一) これより日程に入ります。
 本日の議事日程につきましては、お手元に配付の議事日程第5号のとおりでありますが、日程第4終了後、議員全員協議会も予定いたしております。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(仙波憲一) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、議長において米谷和之議員及び井谷幸恵議員を指名いたします。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第2 議案第38号~議案第48号
○議長(仙波憲一) 次に、日程第2、議案第38号から議案第48号までの11件を一括議題といたします。
 以上の11件に関し、各常任委員長の報告を求めます。まず、伊藤企画総務委員長。
○16番(伊藤謙司)(登壇) ただいまから企画総務委員会の報告をいたします。
 本委員会は6月19日に委員会を開催いたしました。本委員会に付託されました議案第38号、議案第40号、議案第45号及び議案第48号の4件につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
 まず、議案第38号、工事委託協定について御報告申し上げます。
 本案は、新居浜市公共下水道松神子・沢津雨水ポンプ場の改築工事(その1)の委託協定についてであります。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 まず、今回工事を請け負った事業者が、下請業者を選定するに当たり、市は下請業者に対してどのような配慮をしているのかとの質疑に対し、事業者が下請契約を締結する際には、契約の相手方を新居浜市内に本店を有する者の中から選定するように努めると特記仕様書に明記するよう指導しているとの答弁がありました。
 次に、今回の改築工事で、雨水ポンプ場の排水能力は向上するのかとの質疑に対し、今回の改築工事については、老朽化して経年劣化が進んだ電気・機械類の更新であり、現排水能力を維持するものであるとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第38号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第40号、新居浜市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
 本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、審査いたしました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第40号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第45号について御報告申し上げます。
 議案第45号、平成29年度新居浜市一般会計補正予算(第1号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳入全部、歳出第2款総務費、第4項選挙費及び第3表地方債補正変更であります。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 上部東西線交付金に関して、交付状況はとの質疑に対し、上部東西線については、社会資本整備総合交付金と防災・安全交付金の2つの交付金を活用して事業を進めており、今年度は防災・安全交付金の中で、通学時の安全に関する計画を作成し、要望した結果、補助率は83.6%に向上したとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第45号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第48号、工事請負契約について御報告申し上げます。
 本案は、新居浜市立別子中学校寄宿舎整備運営事業に関する建設工事の請負契約についてであります。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 まず、寄宿舎を整備するに当たって、地域の方と交流ができ、子供の安心、安全を守れる配慮を行っているのかとの質疑に対し、運営業務において、地域の方を優先的に雇用することによって、生徒と地域との交流機会をふやし、また寄宿舎を教職員住宅に隣接して整備することによって、何かあればすぐ教職員が対応し、子供の安心、安全を守っていくとの答弁がありました。
 次に、工事期間は平成30年3月15日までとあるが、冬場の寒い時期を挟むが、工期は問題ないのかとの質疑に対し、本体工事については、平成29年8月下旬から開始し、平成30年2月下旬で完了予定である。冬場になる前に外部工事を終え、内部工事などは冬場に実施して、工期内に完成させるとの答弁がありました。
 質疑終了後、本案に関し討論に付したところ、工期を守り、工事管理に目を行き届かせて、来年4月の寄宿舎運営に支障を来さぬよう、準備に万全を期していただくことを要望して賛成する。地元資材を使った木造建築であるということもあり、気を引き締めて整備、運営を行うことを要望して賛成するとの意見が述べられました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第48号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上で企画総務委員会の報告を終わります。
○議長(仙波憲一) 次に、永易福祉教育委員長。
○15番(永易英寿)(登壇) ただいまから福祉教育委員会の報告をいたします。
 本委員会は6月16日に委員会を開催いたしました。本委員会に付託されました議案第45号につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
 議案第45号、平成29年度新居浜市一般会計補正予算(第1号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳出第10款教育費であります。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 まず、小中学校教育研究県指定校費に関して、体験型防災キャンプの具体的な内容はとの質疑に対し、8月5日、6日に1泊2日の防災訓練を大生院校区で実施する予定としており、詳細については学校、地域、PTA、愛媛大学防災情報研究センターなどで組織する実践委員会において現在計画中であるとの答弁がありました。このことについては委員から、避難所の狭さや収容人数の少なさを体験するため、体育館内に通路や個人スペースを区画するなど、実際の避難所に即した訓練を計画に入れていただきたいとの要望がありました。
 次に、指定校の選定基準は何かとの質疑に対し、現在受けている研究指定の状況や、それぞれの地域や学校が直面している課題、研究成果の将来的な見通しなど、さまざまな条件を総合的に判断し選定しているとの答弁がありました。
 次に、小中学校業務改善推進事業費に関して、目的は何か、また社会福祉士による支援はどういうものかとの質疑に対し、業務分担の明確化による学校業務の効率化や外部スタッフの派遣、教職員の資質向上などの取り組みを行い、教職員の負担軽減を図ることにより、児童生徒と向き合う時間の確保や適切な人的配置の実証を行うことが目的である。また、不登校児童生徒への家庭訪問等に教職員と社会福祉士が同行し、福祉面でのサポートを行うことにより、教職員だけでは困難な家庭環境の問題解決などへの支援を考えているとの答弁がありました。
 次に、小学校教育研究県指定校費に関して、高津小学校の研究課題は何かとの質疑に対し、道徳性を育む学校の道徳教育体制の見直し、道徳の時間における指導方法の工夫、学びを支える、聞いて、考え、伝え合う力の育成、家庭、地域の協力による道徳教育の実施を4本の柱として研究を進め、豊かな心と確かな学力を身につけ、よりよく生きようとする児童の育成及びみんなで考え、議論する授業を目指すことを研究課題とするとの答弁がありました。このことについては委員から、地域とのつながりと道徳教育への理解を深めるため、地域住民や保護者が道徳の授業を参観できる機会をふやしてほしいとの要望がありました。
 次に、読書との出会い提供事業費に関して、どのような事業を行うのかとの質疑に対し、読書機会の充実を図ることを目的に、文部科学省の委託事業により、ブックリストの編さん、指導法等の開発、ブックリスト指導法等の普及啓発の3つの事業を実施する。ブックリスト編さんに当たっては、学校、PTA、福祉・NPO団体などによる協議会を設置し、設問内容を協議した上で、収入格差が読書機会に与える影響等に関するアンケート調査を実施するとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第45号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上で福祉教育委員会の報告を終わります。
○議長(仙波憲一) 次に、豊田市民経済委員長。
○14番(豊田康志)(登壇) ただいまから市民経済委員会の報告をいたします。
 本委員会は6月19日に委員会を開催いたしました。本委員会に付託されました議案第39号、議案第42号及び議案第45号の3件につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
 まず、議案第39号、新居浜市農業委員会の委員に占める認定農業者等又はこれらに準ずる者の割合を4分の1以上とすることについて御報告申し上げます。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 農業委員は、どのような活動をしているのかとの質疑に対し、今までは農地法に基づき、主に農地転用の審査をしていたが、法改正により、農地利用最適化推進委員とともに連携しながら、農地利用の最適化を推進するということが追加で義務づけられているとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第39号については、全員異議なくこれに同意すべきものと決しました。
 次に、議案第42号、新居浜市森林公園ゆらぎの森設置及び管理条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 まず、平成30年4月1日からの施行ということで、もう少し早くすればよかったと思うが、検討する期間を設けるためかとの質疑に対し、現在の指定管理期間が、平成30年3月31日まであり、今回の改正内容で、次の指定管理者を募集し、4月1日から実施という形で考えたためであるとの答弁がありました。
 次に、利用料金の範囲が基準額の0.5倍から1.5倍までと広いが、ゆらぎの森で1.5倍という設定は可能なのかとの質疑に対し、県内では松野町の森の国ホテルが1万1,550円から2万1,000円までで設定している。他市の状況などを踏まえると、上限を1.5倍から1.7倍で設定しているところが多かったため1.5倍としたとの答弁がありました。
 次に、今の経営状態と改定後の見込みはどうかとの質疑に対し、平成28年度の決算額は、数百万円の赤字である。今回の料金改定に当たり、平成27年度の実績をもとにシミュレーションをしたが、5月と7月から11月までの売上実績を1.5倍、その期間の利用者数を1割減、また閑散期である12月から1月までの売上実績を0.5倍、その期間の利用者数を2割増として計算した場合、約200万円の増額になるとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第42号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第45号について御報告申し上げます。
 議案第45号、平成29年度新居浜市一般会計補正予算(第1号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳出第2款総務費、第1項総務管理費、ただし財源補正を除く及び第6款農林水産業費であります。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 まず、新居浜駅バリアフリー化事業に関して、JRの負担はどのくらいかとの質疑に対し、JRが3分の1、国が3分の1、県と市で3分の1であり、新居浜市の負担は6分の1であるとの答弁がありました。
 次に、今回の整備内容の内訳はとの質疑に対し、全体事業費ベースで、手すり取りかえが560万円、LED発車時刻標、制御装置の取りかえが1,440万円、音響音声案内装置の整備が730万円、触知案内図の音声案内装置の整備が70万円、合計2,800万円であるとの答弁がありました。
 次に、放置竹林対策事業費に関して、まず補助金は県と新居浜市が全額出すのかとの質疑に対し、市と県の負担がそれぞれ全体事業費の12.5%で、残りの75%は国が直接実施団体に補助するとの答弁がありました。
 次に、事業の効果は何かとの質疑に対し、今回の整備面積は11ヘクタールで、有害鳥獣の被害があるような山林等を中心に団体と協議して場所を決定している。効果として、竹林の整備及び有害鳥獣被害の軽減が考えられるとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第45号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上で市民経済委員会の報告を終わります。
○議長(仙波憲一) 次に、三浦環境建設委員長。
○9番(三浦康司)(登壇) ただいまから環境建設委員会の報告をいたします。
 本委員会は6月16日に委員会を開催いたしました。本委員会に付託されました議案第41号及び議案第43号から議案第47号までの6件につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
 まず、議案第41号、新居浜市市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 まず、今後建てかえを行う市営住宅の駐車場整備の計画はとの質疑に対し、戸数分の駐車場が整備できているのは、建てかえられた治良丸南団地のみで、今後市営住宅を建てかえる際には、戸数分の駐車場整備を計画していきたいとの答弁がありました。
 次に、駐車場の使用料を滞納した場合の取り扱いはとの質疑に対し、明け渡し訴訟ができる条例上の対象は市営住宅家賃で、駐車場の使用料は現状対象ではないが、駐車場の使用料の滞納があった場合、少額訴訟を行うのか、家賃とともに明け渡し訴訟を行うのか、状況を見ながら条例の改正も含めて検討するとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第41号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第43号、新居浜市駐車場条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 駅南側の駐車場の駐車料金を改正する理由は、また改正後の駐車料金は、近隣の駐車料金と同程度かとの質疑に対し、改正理由は、駅南側の駐車場の利用が少なく、駅周辺利用者の利便性向上を図るためである。また、1日当たりの駐車料金では、近隣の民間駐車場が300円から500円で、駅南側の駐車場が600円であるとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第43号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第44号、新居浜市が管理する道路に設ける案内標識等の寸法を定める条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 改正に伴い、案内標識は更新するのかとの質疑に対し、この改正により、既存案内標識の変更は考えていないが、老朽化に伴う更新時には、改正後の条例と同じ表記にしたいとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第44号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第45号について御報告申し上げます。
 議案第45号、平成29年度新居浜市一般会計補正予算(第1号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳出第4款衛生費、第8款土木費及び第2表繰越明許費であります。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 河又東平線改良事業に関して、この路線の改良予定箇所数と進捗状況はとの質疑に対し、急峻で狭隘な約4キロメートルの山岳道路であるこの路線の平成23年度全体計画での改良予定箇所は21カ所、事業費約2億8,000万円であった。今回の3,344万円の予算で、平成23年度からの総事業費は約1億円、工事箇所は5カ所で約35%の進捗状況となるとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第45号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第46号、平成29年度新居浜市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)について御報告申し上げます。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 まず、この補正での工事箇所はとの質疑に対し、汚水関係としては、工事請負費2,400万円で、田の上汚水枝線築造工事として田の上一丁目の神郷公園北側の田の上自治会館西側部分について、開削工事238メートルを施工する予定である。雨水関係としては、江の口1号雨水幹線築造工事の附帯工事として400万円で、田の上一丁目の神郷公園西側の工事で支障となる既設水路の復旧工事を行うとの答弁がありました。
 次に、神郷公園は防災公園となっているので、災害時に公園まで行けないのでは困るが、公園周辺の雨水対策はとの質疑に対し、江の口1号雨水幹線工事について、神郷公園の下流側は引き続き早期完成を目指し、梅雨時期等についても平成28年度からの繰越予算や平成29年度予算により工事を進める予定である。また、この幹線は、平成30年度に最終地点の田の上神社西側の市道まで完成する予定で、完成すれば計画降雨量53ミリメートルの雨量まで対応可能となるとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第46号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第47号、平成29年度新居浜市工業用水道事業会計補正予算(第1号)について御報告申し上げます。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 まず、この補正での対象工事はとの質疑に対し、内径800ミリメートルの鋳鉄管約136メートルを約2億円で更新する北新町配水管布設替工事が対象で、補助率は22.5%であるので、4,500万円の補助が決定した。
 次に、工事箇所の交差点は、通勤で利用されている方も多く、交通に支障がないようにしてほしいが、開削工事で行うのかとの質疑に対し、工事は地中を掘っていく推進工法で行い、起点と終点部分は開削が一部必要であるが、住友3社とも十分協議しながら、交通に支障がないよう工事を進めたいとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第47号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上で環境建設委員会の報告を終わります。
○議長(仙波憲一) これより質疑に入ります。
 ただいまの各常任委員長の報告に対して質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(仙波憲一) 質疑なしと認めます。
 これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。岡崎溥議員。
○19番(岡崎溥)(登壇) おはようございます。日本共産党の岡崎溥です。
 議案第45号、平成29年度新居浜市一般会計補正予算(第1号)について反対の立場から討論したいと思います。よろしくお願いいたします。
 ほとんどは支持、賛成できるわけでございますけれども、非常に重大な問題がありますので、その問題を指摘して討論したいと思います。
 それは、小学校教育研究県指定校費として60万円が補正されている問題でございます。高津小学校が指定されまして、道徳教育を推進するため、研究課題は道徳の教科化の推進のためと、その研究をすることが主な研究課題の一つとなっておるわけであります。そのほかも関連するとは思うんですが、この関係について触れさせていただきたいと思います。
 まず、道徳の教科化というのは、文部科学省が小中学校の道徳を特別の教科とする学習指導要領の改訂を行いました。小学校では2018年度、中学校では2019年度から実施されるということでございます。そして、道徳の教科化は、これまでなかった検定教科書を使用する。それに基づいて道徳を教えていくと。これまでやったことがなかった、一人一人の子供の心や道徳を評価する、これは5段階評価ではなくて、言葉で評価するということになっているようでございますが、官製道徳を押しつけるものになるという問題でございます。全国紙、地方紙の多くが、戦前の修身を思い起こさざるを得ないという懸念をいろいろ示していました。国家権力が国民に特定の価値観を押しつけることは、憲法の定める思想良心の自由を侵すことにほかなりません。国の基準に沿った検定教科書を使って、数値ではなく、文章で表現するということでございますが、指導内容を道徳だけでなく、各教科や学校教育の全般にわたって実施するよう求めている内容でございます。改訂で寄せられた公募意見、これは5,993件あったそうでございますが、一部内容を御紹介しますと、価値観や規範意識の押しつけにつながる。そして、戦前の道徳教育に対する総括や反省がない。偏狭なナショナリズムにつながるなど懸念する意見が多く寄せられたそうでございます。それとあわせて、この道徳教育は、これから始まるわけでございますが、非常に大きな問題が生じております。何かと申しますと、安倍晋三政権が、戦前の教育勅語を学校教育の教材にするということを認める見解をまとめて、閣議決定するということをやってしまったわけでございます。あの異常な天皇中心主義で、国民を戦争に駆り立てた教育勅語を道徳の教材にするということは、決して許されることではございません。国民の基本的人権を認めず、侵略戦争を推進した教育勅語を教材とするという閣議決定を3月31日に行いましたけれども、教育勅語は、もともと軍人勅諭と並んで、明治天皇が国民に押しつけたもの、命令でございます。そして、日本は天皇の国、国民は臣民だと、家来だということを押しつけて、いざというときは命をかけて天皇に従え、守れ、こういう立場の教育勅語、何で今ごろこれを教材にするかという問題でございます。安倍政権や右翼勢力が、教育勅語にも家族愛や隣人愛などがあると、含まれているからいいんだということですりかえようとしておりますけれども、教育勅語の狙いは、盛り込まれた徳目は、あくまでも戦争が起きれば命をかけて天皇にささげよ、これが狙いでございます。一般的に道徳を説いたわけではございません。こんな道徳なんかは、別に掲げなくても、江戸時代からちゃんと寺子屋などでもう十分国民の道徳として定着していたということでございます。
 次に、もう一つ懸念がありますのは、森友学園疑惑でございます。ここでも幼稚園児に教育勅語を暗唱させて、それを安倍首相や稲田朋美防衛相が賛美していたということが問題になりましたけれども、安倍政権が教育勅語を道徳などの教材にすることを認めるということは、戦争する国づくりを目指す教育の反動化の一環であるということは明らかでございます。昭恵氏は、同校のホームページで挨拶しております。同校をすぐれた道徳教育をもととして、日本人としての誇りを持つ芯の通った子供を育てますと持ち上げていたわけであります。そして、首相みずからが、昭恵夫人の名誉校長就任を認めていたということであったわけでございます。
 さて、過去の侵略戦争と植民地支配に無反省な安倍政権のもとで、道徳の教科化という新たな火種を抱えることになります。重大なことは、道徳の教科化が戦争立法など戦争する国づくりと同時に進められていることであります。ここには、国民を戦争に動員するため、教育を利用しようという支配層の狙いがあります。
 さて、道徳教育とはどうあるべきかという問題であります。民主主義社会の道徳は、個人の尊厳と人権を互いに尊重することを基礎にして、上からこうあるべきだと押しつけることはいけません。そして、自由な雰囲気のもとで、多様な価値観が認められる中で、さまざまなことを経験し、学習することによって、自主的判断で選び、形成していくものでございます。そのためには、何よりも学校や社会が、個人が尊重される場になることが必要であります。体罰や不合理な校則など、管理一辺倒の学校では、子供たちが本当の意味で正義感や思いやりを持つ人間として接するようにはならないと思います。道徳教育について、中央教育審議会答申でも次のように指摘しております。特定の価値観を押しつけることは、道徳教育が目指す方向の対局にある、こういうふうに述べております。国も地方も道徳教育への統制をやめるよう求めて、反対討論としたいと思います。どうもありがとうございました。
○議長(仙波憲一) 以上で通告による討論は終わりました。
 これにて討論を終結いたします。
 これより採決いたします。
 採決は分離して行います。
 議題のうち、まず議案第38号から議案第44号までの7件を一括採決いたします。
 以上の7件に対する委員長の報告は議案第39号は同意、議案第38号及び議案第40号から議案第44号までの6件はいずれも可決であります。以上の7件はいずれも委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(仙波憲一) 御異議なしと認めます。よって、議案第39号はこれに同意、議案第38号及び議案第40号から議案第44号までの6件はいずれも原案のとおり可決することに決しました。
 次に、議案第45号を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕
○議長(仙波憲一) 起立多数であります。よって、議案第45号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第46号から議案第48号までの3件を一括採決いたします。
 以上の3件に対する委員長の報告はいずれも可決であります。以上の3件はいずれも委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(仙波憲一) 御異議なしと認めます。よって、議案第46号から議案第48号までの3件はいずれも原案のとおり可決されました。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第3 報告第20号
○議長(仙波憲一) 次に、日程第3、報告第20号を議題といたします。
 説明を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) ただいま上程されました報告第20号につきまして御説明申し上げます。
 報告第20号、専決処分の報告につきましては、訴訟上の和解についてでございまして、平成29年1月30日、市営住宅の長期家賃滞納者等入居者等4人及び連帯保証人2人を被告として、市営住宅明渡等請求の訴えを提起した事件につきまして、連帯保証人1人との間で訴訟上の和解をするため、平成29年6月8日専決処分をいたしましたので、報告するものでございます。
 なお、詳細につきましては担当部長から補足説明いたします。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(仙波憲一) 補足説明を求めます。赤尾建設部長。
○建設部長(赤尾恭平)(登壇) 報告第20号、専決処分の報告につきまして補足を申し上げます。
 報告第20号、専決処分の報告につきましては、訴訟上の和解についてでございます。
 議案書の1ページから3ページまでをお目通しください。
 本件は、訴訟上の和解についてでございまして、平成29年1月30日、市営住宅の長期家賃滞納者である入居者4人及び連帯保証人2人を被告として、市営住宅明渡等請求の訴えを提起しておりましたが、このうち連帯保証人1人につきまして、裁判で審理する中で、裁判所から和解の勧告がなされ、使用許可取り消しまでの滞納家賃などの全額支払いをするという提示がございました。これに基づき、訴訟代理人とも協議を行い、全額支払うということで、市の基本的な事項が最低限確保されましたことから、和解に応じたものでございます。
 なお、残りの入居者4人及び連帯保証人1人につきましては、判決確定日をもって明け渡し事務を進めていく予定でございます。
 以上で補足を終わります。
○議長(仙波憲一) これより質疑に入ります。
 報告第20号に対して質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(仙波憲一) 質疑なしと認めます。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第4 請願第1号、請願第3号
○議長(仙波憲一) 次に、日程第4、請願第1号及び請願第3号の2件を一括議題といたします。
 以上の2件に関し、企画総務委員長及び市民経済委員長の報告を求めます。まず、伊藤企画総務委員長。
○16番(伊藤謙司)(登壇) ただいまから企画総務委員会の報告をいたします。
 本委員会に付託されました請願第1号につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
 請願第1号、共謀罪(テロ等準備罪)法案を廃案にすることを求める意見書の提出方についてでありますが、本請願の趣旨は、今国会に提出されていた犯罪を計画段階で処罰する共謀罪の趣旨を盛り込んだテロ等準備罪を新設する組織犯罪処罰法改正案は、構成要件として話し合い、合意だけではなく、準備行為を加えており、また準備行為に関与していない者も共謀していれば処罰できる。対象も曖昧で、市民団体や労働組合も対象にされるおそれがあり、共謀罪が新設されれば、日常的に会話を盗聴する捜査が行われるおそれなどもあることから、国に対して本法案の廃案を求める意見書の提出方を請願されているものであります。
 本件に関し討論に付したところ、請願の提出時点では、この法案は成立していなかったが、6月15日に可決成立したため、反対するとの意見が述べられました。
 以上の経過を経て採決の結果、請願第1号については、賛成する者なく、お手元に配付の請願・陳情審査報告書のとおり、不採択とすべきものと決しました。
 以上で企画総務委員会の報告を終わります。
○議長(仙波憲一) 次に、豊田市民経済委員長。
○14番(豊田康志)(登壇) ただいまから市民経済委員会の報告をいたします。
 本委員会に付託されました請願第3号につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
 請願第3号、マクロ経済スライドの廃止と最低保障年金制度の実現、年金支給の毎月払いなどを求める意見書の提出方についてでありますが、本請願の趣旨は、高齢者の貧困化が深刻な中、年金の実質的な引き下げは、年金受給者の生活に大きな打撃を与え、将来の高齢者の生活も心配されることから、マクロ経済スライドの廃止、全額国庫負担の最低保障年金制度の実現、年金の毎月支給、年金の支給開始年齢を引き上げないことを求めるため、関係行政庁に対し意見書の提出方を請願されているものであります。
 本件に関し討論に付したところ、マクロ経済スライドを廃止すれば、年金の持続可能性が失われ、世代間格差を助長する原因となる。年金の全額国庫負担は、財源の面でも厳しく、基礎年金部分の国庫負担を2分の1に引き上げて数年がたち、安定してきている状態であるので、これを持続していくことのほうが肝要であり、今の年金制度を少しずつ改革していくほうがよいと考えるため反対する。誰もが安心して老後を送れるようにするのが政治の仕事であり、請願に書いてあるとおりだと考えるため賛成するとの意見が述べられました。
 以上の経過を経て採決の結果、請願第3号については、賛成少数をもって、お手元に配付の請願・陳情審査報告書のとおり、不採択とすべきものと決しました。
 以上で市民経済委員会の報告を終わります。
○議長(仙波憲一) これより質疑に入ります。
 ただいまの企画総務委員長及び市民経済委員長の報告に対して質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(仙波憲一) 質疑なしと認めます。
 これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、順次発言を許します。岡崎溥議員。
○19番(岡崎溥)(登壇) 日本共産党の岡崎溥です。
 請願第1号、共謀罪(テロ等準備罪)法案を廃案にすることを求める意見書の提出方についてという請願について賛成討論をしたいと思います。よろしくお願いいたします。
 先日、参議院法務委員会審議を中断しまして、委員会採決を抜きにして、中間報告という国会ルール無視の禁じ手を行使したということで大きな国民的な怒りに触れたわけでございますが、安倍政権が追い詰められたという結果であります。全国民の怒りを静めるために、しおらしく反省の弁と丁寧に説明をしていくとのことでした。言うまでもございませんが、安倍政権は毎年のように秘密保護法の制定から集団的自衛権、安保法制、戦争法と私どもは呼んでますけれども、また盗聴法の拡大、そして今回の共謀罪の強行、これをその前段の選挙で口にしない、だんまりを続けて、選挙が終わるとだまし討ち的に強行していく、これが今までのやり方でしたし、今回もそうでございました。今後も丁寧に説明をしていく、そして反省するなどと以前の強行採決の後も言っていたわけでございますが、うそもほどほどにしてほしい。国民の大きな批判に遭って、いいかげんなことを言って批判をかわして、あとはほとぼりが冷めるのを待つ、とんでもない首相だと、また安倍政権だと思うわけであります。テロ対策などと偽って、戦前の治安維持法の現代版と言われる共謀罪、これは一般の人は対象ではないと言いながら、実は全国民が対象でございます。尾行、張り込み、盗聴、盗撮、密告、メールやLINEなども監視されまして、暗闇社会となってしまう大変な代物でございます。ですから、後から触れますが、国連からもクレームがついたわけであります。共謀罪法案のどこが問題かということでございますが、何をしたら罪に問われるのか、犯罪の構成要件が余りにも曖昧で不明確で、捜査機関の一存で幾らでも広げることができる。結局は、人の心の中へ、内心を処罰するという憲法違反の治安立法でございます。ここが大変恐ろしいところでございます。一方的に捜査機関によって決められる。日常的に監視される。国連からの指摘もそうでございました。安倍首相に宛てた書簡で、共謀罪の構成要件とされる組織的犯罪集団、計画・準備行為などの定義が、どれも曖昧で不明確であるため、プライバシーや表現の自由が侵害される危険があるという問題でございました。ところが、安倍政権は、質問に何ら答えることなく、問答無用で強く抗議すると声明を出したわけでございます。恥ずかしい限りでございます。
 次に、安倍政権は、テロ対策とか一般の方々が対象になることはあり得ない、一般の国民は関係ない、こういうふうに説明して国民を欺こうとしましたけれども、国会審議での野党の追及に答弁は二転三転、皆さんも御承知のとおりでございます。答弁不能に陥るなどなど、審議をすればするほど政府の説明は破綻していきました。その結果、世論調査では疑問や懸念がどんどんふえていくという結果となってあらわれたわけでございます。テロ対策などと偽って、戦前の治安維持法の現代版と言われる共謀罪、一般の人は対象ではないと言いながら、実は対象であったというのは御承知のように戦前の治安維持法もそうでした。思想・言論弾圧に猛威を振るったあの治安維持法。提出の際は、労働運動をする人が拘束されるようなことを言うのは甚だ誤解だと政府は説明したわけでございます。ところが、国民をだまして施行すると、日本共産党や労働運動や農民運動、文化活動や宗教者まで、国民生活のあらゆる分野にわたって弾圧が広がっていったわけでございます。そして、治安維持法による逮捕者は、終戦まで何と数十万人を超えたわけでございます。小林多喜二は、作家でございますが、逮捕されたその日のうちに拷問で殺される、とんでもないやり方であったわけでございますが、この弾圧が原因で命を落とした人は、わかっているだけで1,682人に上るそうであります。そして、全国民が抵抗できなくされてそして無謀な侵略戦争に総動員されていった、突き進んでいったわけでございます。
 もう一点、憲法改悪との問題でございます。5月の憲法記念日に安倍首相は、自衛隊の存在を憲法に明記する改憲を2020年までに施行するということを明言しました。本格的に9条破壊に乗り出したわけでございます。9条第3項に自衛隊を書き込むということになるとどういうことになるか、平和憲法第9条が死文化する、そしていつでもどこでも自由に海外に出ていって、戦争ができる国になる。
 このシナリオは、侵略戦争に明け暮れ、暴力が吹き荒れたあの戦前の軍国主義社会が美しい国であった、こういうふうに言い張る日本で最大の右翼団体日本会議のシナリオでございます。いよいよ本丸の平和憲法改悪が狙われております。その仕上げのために邪魔になる勢力を抑圧する、弾圧する、このための共謀罪、これが必要であったわけでございます。
 もう一つ、彼らの狙いは、憲法改悪後も具体的に戦争政策を遂行していくことになると、物すごい反対運動なども予想されます。この共謀罪は、その対策のためにも必要不可欠の避けて通れない問題であったというわけであります。どうしても手を打っておかなければ目的が達せられない、こういうことで、憲法改悪とセットで狙われていたわけでございます。ですので、あれだけ国民の批判に遭いながらでも、死に物狂いで強行していったわけでございます。ですので、この共謀罪はとんでもないやり方で強行されたわけでございますが、平和を守るためにも、そして廃止のためにも共謀罪法案を廃案にするという今回の請願書を、廃止へ向けてぜひ御採択いただきたいということを申し述べて、賛成討論としたいと思います。ありがとうございました。
○議長(仙波憲一) 井谷幸恵議員。
○3番(井谷幸恵)(登壇) 日本共産党の井谷幸恵です。
 請願第3号、マクロ経済スライドの廃止と最低保障年金制度の実現、年金支給の毎月払いなどを求める意見書の提出方について賛成の立場から討論します。
 年金者組合に全国から寄せられた皆さんの声を6点御紹介します。
 若い世代のために高齢者は我慢しろとの国の論理は憲法第25条に照らしておかしい。家賃と食費以外はお金を使えない。これ以上どこを切り詰めろというのか。過去20年間、肌着以外の衣服は一着も買ったことがない。冠婚葬祭に不安を感じ、孫の成長を素直に喜べない。母は無年金で、私の低い年金から2人分の国保料、介護保険料の支払いは耐えられません。年金は賃金と同じように、毎月払いにしてください。生活費のやりくりが大変です。憲法違反の年金削減はやめてください。高齢者は早く死ねというのですか。
 以上6点、高齢者の悲痛な叫びです。誰もが安心して老後を送れるようにするのが、政治の仕事です。憲法第25条は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。国は全ての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならないとうたわれています。議会人の座右の書と言われる議員必携には、大きな声、小さな声、声なき声、ため息、全ての声を把握して、これを代表し、住民の心情をつかんで、その心で物事を考えることが大事であるとあります。請願に託された住民の声を真摯に聞かなければなりません。
 請願第3号について、以下3点について述べます。
 1点目、年金カットの仕組みについて。
 2015年4月から初めて発動されて受取額が実質的に目減りしたと話題になったマクロ経済スライド。以前は物価や賃金がアップすれば、それに連動してアップする、物価上昇率と賃金の上昇率のどちらか低いほうを採用しておりました。例えば、2014年度物価上昇率は2.7%、賃金の上昇率は2.3%、年金の上昇率は低いほうの2.3%のほうです。ところが、マクロ経済スライドの実施後は、0.9%のスライド調整率を加味しまして、2.3引く0.9は1.4で1.4%となります。年金支給額の伸びを物価や賃金などの上昇より低く抑えるということになります。我々の将来の年金受給額は、減少の一途をたどります。政府は、年金削減は、世代間の公平性と持続性のためと主張しておりますが、今後30年も減らし続けることによって、現役世代は減額された金額で年金受給がスタートするため、最大の被害者となります。
 2点目、最低保障年金制度について。
 国民年金しか受給していない高齢者は、900万人に上りますが、受給額は平均4万6,000円にすぎません。2万円から3万円台の人も少なくありません。また、国民年金の保険料未納率は4割にも達し、免除者、未加入者も含めると、保険料を払っていない人は既に1,000万人を超えていると言われます。厚生年金もこの不況の中で加入事業所が激減して、年金制度全体が大変なことになっています。日本共産党は、憲法第25条の国民の生存権の保障の上に立ったその第一歩として、全額国庫負担による月額5万円の最低保障年金制度を提案しています。5万円を土台にして、掛金に応じて給付を上乗せするものです。財源は、これまでの税金の使い方、集め方を見直せば十分にあります。最低保障年金制度は、世界20カ国で行われていて、世界の大きな流れです。
 3点目、改革をどうするかについて。
 国民年金は、40年掛けても月額6万5,000円、底なしの低水準こそ最大の問題です。本当に必要なのは、老後の生活の基礎的な支えとなり、高齢世代も現役世代も信頼できる年金制度を構築することです。低年金の底上げと最低保障年金の導入、高額所得者の保険料上限の見直し、現役世代の雇用賃金の立て直しによる年金財政の強化など、本当の改革が求められています。最低保障もなく、際限なく減らされる年金制度を将来世代に残すわけにはいきません。
 以上、3点申し述べました。
 請願で求めている切実な4点の要求、年金削減の取りやめ、全額国庫負担の最低保障年金制度、毎月払いの年金支給、支給開始年齢は引き上げない、これらは普通の生活をしたいという当たり前の要求であり、採択すべきことを強調いたしまして、賛成討論といたします。
○議長(仙波憲一) 以上で通告による討論は終わりました。
 これにて討論を終結いたします。
 これより採決いたします。
 採決は分離して行います。
 議題のうち、まず請願第1号を採決いたします。
 本件に対する委員長の報告は不採択であります。請願第1号は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕
○議長(仙波憲一) 起立多数であります。よって、請願第1号は不採択と決しました。
 次に、請願第3号を採決いたします。
 本件に対する委員長の報告は不採択であります。請願第3号は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕
○議長(仙波憲一) 起立多数であります。よって、請願第3号は不採択と決しました。
 ここで当初申し上げましたとおり、議員全員協議会を開きますので、この際、暫時休憩いたします。
  午前11時07分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
  午後 1時00分再開
○議長(仙波憲一) 休憩前に引き続き会議を開きます。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第5 委員会の閉会中の継続審査
○議長(仙波憲一) 次に、日程第5、委員会の閉会中の継続審査を議題といたします。
 企画総務委員長から、目下委員会において審査中の事件につき、会議規則第110条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の継続審査の申し出があります。
 お諮りいたします。請願第2号については、企画総務委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
○議長(仙波憲一) 御異議がありますので、起立により採決いたします。
 起立しない者は、閉会中の継続審査に反対とみなします。
 本件については、企画総務委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに賛成の議員の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕
○議長(仙波憲一) 起立多数であります。よって、請願第2号については、企画総務委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第6 委員会の所管事務調査
○議長(仙波憲一) 次に、日程第6、委員会の所管事務調査を議題といたします。
 各委員長からお手元に配付いたしております所管事務調査表のとおり、それぞれ調査を行いたいとの申し出があります。
 お諮りいたします。本件は各委員長からの申し出のとおり決定することに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(仙波憲一) 御異議なしと認めます。よって、本件は各委員長からの申し出のとおり決定されました。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第7 議員の派遣
○議長(仙波憲一) 次に、日程第7、議員の派遣を議題といたします。
 お諮りいたします。お手元に配付いたしております議員派遣一覧表のとおり、議員を派遣いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(仙波憲一) 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
 なお、この際、申し上げます。ただいま決定いたしました議員派遣の内容につきまして、諸般の事情により変更が生ずる場合には、議長に御一任を願います。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  議案第49号
○議長(仙波憲一) お諮りいたします。ただいま市長から議案第49号が提出されました。
 この際、これを日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(仙波憲一) 御異議なしと認めます。よって、この際、議案第49号を日程に追加し、議題とすることに決しました。
 議案第49号を議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) ただいま上程されました議案第49号につきまして提案理由の説明を申し上げます。
 議案第49号、新居浜市教育委員会の委員の任命につきましては、新居浜市教育委員会の委員三木由紀子氏は、平成29年6月26日をもって任期が満了いたしますので、新たに委員の任命を必要といたしますため、新居浜市教育委員会の委員に近藤智佳氏を任命するにつきまして御同意をいただきたく、本案を提出いたしました。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(仙波憲一) これより質疑に入ります。
 議案第49号に対して質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(仙波憲一) 質疑なしと認めます。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第49号については、会議規則第38条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(仙波憲一) 御異議なしと認めます。よって、議案第49号については、委員会の付託を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。岡崎溥議員。
○19番(岡崎溥)(登壇) 日本共産党の岡崎溥です。
 ただいまの議題について賛成の立場から簡単に討論させていただきたいと思います。
 教育委員会は、教科書選定の問題について、最終的な決定権を持っているというふうに思います。前回の教育委員会の教科書採択について、私は非常に疑問を持っておるんです。と申しますのは、これは井谷議員が何度も一般質問で取り上げてきたところでございますが、育鵬社の歴史教科書の問題について、12校中10校が東京書籍を希望したというふうに報じられたわけですが、それでよかったというふうに思ったんですけれども、ところが教育委員会の最終的な判断は、育鵬社版に決まったと。これは、どういう内容かといいますと、もう既に皆さん御承知のように、侵略戦争についてこの歴史教科書は自存自衛と、アジア開放のためと描いたと。日本の戦争は、早い話が正しかったんだという主張で貫かれているわけでございますが、日本の戦争が誤った侵略だったという太平洋戦争の位置づけは、戦後の国際秩序の原点でございます。ですので、この教育委員会の委員の選出に当たりまして、ちょうど先ほどから討論させてもらってますが、海外で戦争する国につくりかえる戦争法案が通ったり、大変な事態が動いていることとぴったり重なり合っている教科書問題の動きです。ですので、ぜひ現場の先生の声を反映していただきたい。教育委員会の民主的運営について要望いたしまして、特に今大事な道徳関係の教科書もこの夏から始まるみたいですが、ぜひ民主的運営、そして現場の先生の声を聞いていただきたいという要望を申し上げて、賛成討論とさせていただきます。どうもありがとうございました。
○議長(仙波憲一) 以上で通告による討論は終わりました。
 これにて討論を終結いたします。
 これより議案第49号を採決いたします。
 本案はこれに同意することに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(仙波憲一) 御異議なしと認めます。よって、議案第49号はこれに同意することに決しました。
 この際、暫時休憩いたします。
  午後 1時08分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
  午後 1時09分再開
○議長(仙波憲一) 休憩前に引き続き会議を開きます。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  議案第50号
○議長(仙波憲一) お諮りいたします。ただいま市長から議案第50号が提出されました。
 この際、これを日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(仙波憲一) 御異議なしと認めます。よって、この際、議案第50号を日程に追加し、議題とすることに決しました。
 議案第50号を議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) ただいま上程されました議案第50号につきまして提案理由の説明を申し上げます。
 議案第50号、新居浜市農業委員会の委員の任命につきましては、新居浜市農業委員会の委員は、平成29年7月19日をもって任期が満了いたしますので、新たに委員の任命を必要といたしますため、新居浜市農業委員会の委員を任命するにつきまして御同意をいただきたく、本案を提出いたしました。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(仙波憲一) これより質疑に入ります。
 議案第50号に対して質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(仙波憲一) 質疑なしと認めます。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第50号については、会議規則第38条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(仙波憲一) 御異議なしと認めます。よって、議案第50号については委員会の付託を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。
 討論の通告はありません。よって、討論なしと認めます。
 これより議案第50号を採決いたします。
 本案はこれに同意することに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(仙波憲一) 御異議なしと認めます。よって、議案第50号はこれに同意することに決しました。
 この際、暫時休憩いたします。
  午後 1時11分休憩
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  午後 1時11分再開
○議長(仙波憲一) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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  議案第51号
○議長(仙波憲一) お諮りいたします。ただいま市長から議案第51号が提出されました。
 この際、これを日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(仙波憲一) 御異議なしと認めます。よって、この際、議案第51号を日程に追加し、議題とすることに決しました。
 議案第51号を議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) ただいま上程されました議案第51号につきまして提案理由の説明を申し上げます。
 議案第51号、新居浜市消防委員会の委員の委嘱につきましては、新居浜市消防委員会の委員越智麻衣氏は、平成29年4月11日に死亡されましたので、新たに委員の委嘱を必要といたしますため、新居浜市消防委員会の委員に八木やよい氏を委嘱するにつきまして御同意をいただきたく、本案を提出いたしました。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(仙波憲一) これより質疑に入ります。
 議案第51号に対して質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(仙波憲一) 質疑なしと認めます。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第51号については、会議規則第38条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(仙波憲一) 御異議なしと認めます。よって、議案第51号については委員会の付託を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。
 討論の通告はありません。よって、討論なしと認めます。
 これより議案第51号を採決いたします。
 本案はこれに同意することに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(仙波憲一) 御異議なしと認めます。よって、議案第51号はこれに同意することに決しました。
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  日程第8 議会議案第2号
○議長(仙波憲一) 次に、日程第8、議会議案第2号を議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。近藤司議員。
○24番(近藤司)(登壇) ただいま議題となりました議会議案第2号につきまして提案理由の説明を申し上げます。
 本案は、新居浜市議会政務活動費の交付に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。
 近年、政務活動費の支出が、全国的に注目を集める中、新居浜市議会においては、政務活動費を適正に執行することはもとより、その支出の一層の透明性を確保するため、政務活動費の支出に関する領収書及びそれに準ずる書類、また視察報告書の閲覧を可能とするよう、条例の一部を改正しようとするものでございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。
○議長(仙波憲一) これより質疑に入ります。
 議会議案第2号に対して質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(仙波憲一) 質疑なしと認めます。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議会議案第2号については、会議規則第38条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(仙波憲一) 御異議なしと認めます。よって、議会議案第2号については委員会の付託を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。
 討論の通告はありません。よって、討論なしと認めます。
 これより議会議案第2号を採決いたします。
 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(仙波憲一) 御異議なしと認めます。よって、議会議案第2号は原案のとおり可決されました。
 以上で本日の日程は全部終了いたしました。よって、会議を閉じます。
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  市長挨拶
○議長(仙波憲一) 市長から挨拶があります。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) 閉会に当たりまして一言御挨拶申し上げます。
 議員の皆様方には、今議会に提案いたしました新居浜市駐車場条例の一部を改正する条例の制定を初め、平成29年度一般会計補正予算など重要諸案件につきまして御熱心に御審議をいただき、ただいま原案のとおり御議決、御同意を賜ることができました。心から御礼を申し上げます。
 審議の過程で御指摘いただきました御意見、御提言等につきましても、今後の市政運営の中で遺漏のないよう十分配慮してまいります。
 さて、新居浜市市制施行80周年記念事業の第一弾として、4月29日からあかがねミュージアムにおいて開催をしております東京富士美術館コレクション-美の東西-及び風とあそぶ榎木孝明水彩画展でございますが、すばらしい作品のおかげをもちまして、2万人を超える方々に御来場をいただいており、御協力を賜りました関係者の皆様方に感謝申し上げたいと存じます。
 なお、市制施行80周年記念事業といたしまして、7月8日から9月10日までの期間、あかがねミュージアムにおきまして新居浜が生んだジブリの動画家近藤勝也展を開催するなど、今後もさまざまな事業を予定いたしております。どうか多くの皆様に御来場いただきますようお願いいたします。
 また、昨年度、新居浜の魅力、個性を市内外に認識していただくとともに、新居浜のイメージを高めていくために、新居浜シティブランド戦略を策定いたしましたが、これは市民の皆様と行政が一緒になって未来の新居浜をつくっていく活動であり、あすの12時から庁舎1階ロビーにおいて、新居浜市シティブランド戦略宣言イベントを開催することといたしております。今後のシティブランド戦略推進の記念すべき第一歩といたしたいと考えておりますので、皆様方の御理解、御協力をよろしくお願い申し上げます。
 さらに、例年開催いたしておりますまちづくり校区懇談会を7月3日の多喜浜校区を皮切りに9月4日までの間、市内18校区で開催する予定といたしております。市政の重点的な取り組みにつきまして、より理解を深めていただくとともに、それぞれの地域が抱えている課題につきましても意見交換を行い、多くの市民の皆様の声をまちづくりに生かしてまいりたいと考えておりますので、多数の皆様方の御参加をお願いいたします。
 結びになりますが、これから季節も本格的な夏に向かうわけでございます。市民の皆様を初め、議員の皆様方にも十分お体を御自愛いただきまして、市民福祉の増進と市政のさらなる発展になお一層の御尽力を賜りますよう心からお願いを申し上げまして、閉会に当たっての御挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。
○議長(仙波憲一) これにて平成29年第3回新居浜市議会定例会を閉会いたします。
  午後 1時20分閉会