本文
目次
議事日程
本日の会議に付した事件
出席議員
欠席議員
説明のため出席した者
議会事務局職員出席者
開議(午前10時00分)
市長一般報告
日程第1 会議録署名議員の指名
日程第2 一般質問 議案第13号~議案第28号
加藤喜三男議員の質問(1)
1 市長の政治姿勢について
2 県立新居浜病院について
3 学校の統廃合について
4 小学校の給食について
5 公共施設の今後について
6 市制80周年記念事業について
7 ボランティア団体の活動支援について
石川市長の答弁
1 市長の政治姿勢について
2 県立新居浜病院について
関教育長の答弁
3 学校の統廃合について
4 小学校の給食について
7 ボランティア団体の活動支援について
原企画部長の答弁
5 公共施設の今後について
6 市制80周年記念事業について
鴻上経済部長の答弁
6 市制80周年記念事業について
赤尾建設部長の答弁
5 公共施設の今後について
休憩(午前10時53分)
再開(午前11時04分)
加藤喜三男議員の質問(2)
1 市長の政治姿勢について
2 県立新居浜病院について
3 学校の統廃合について
4 小学校の給食について
5 公共施設の今後について
6 市制80周年記念事業について
石川市長の答弁
1 市長の政治姿勢について
2 県立新居浜病院について
関教育長の答弁
3 学校の統廃合について
4 小学校の給食について
寺村総務部長の答弁
1 市長の政治姿勢について
木村市民部長の答弁
1 市長の政治姿勢について
鴻上経済部長の答弁
5 公共施設の今後について
6 市制80周年記念事業について
赤尾建設部長の答弁
5 公共施設の今後について
加藤喜三男議員の質問(3)
1 市長の政治姿勢について
休憩(午前11時43分)
再開(午後 1時00分)
藤原雅彦議員の質問(1)
1 施政方針について
石川市長の答弁
1 施政方針について
関教育長の答弁
1 施政方針について
原企画部長の答弁
1 施政方針について
藤原雅彦議員の質問(2)
1 施政方針について
寺村総務部長の答弁
1 施政方針について
藤原雅彦議員の質問(3)
1 施政方針について
2 空き家バンクについて
原企画部長の答弁
2 空き家バンクについて
藤原雅彦議員の質問(4)
2 空き家バンクについて
原企画部長の答弁
2 空き家バンクについて
藤原雅彦議員の質問(5)
2 空き家バンクについて
原企画部長の答弁
2 空き家バンクについて
藤原雅彦議員の質問(6)
3 日暮別邸移築について
石川市長の答弁
3 日暮別邸移築について
藤原雅彦議員の質問(7)
3 日暮別邸移築について
4 校務支援システムについて
関教育長の答弁
4 校務支援システムについて
藤原雅彦議員の質問(8)
4 校務支援システムについて
5 就学援助制度について
関教育長の答弁
5 就学援助制度について
休憩(午後 1時56分)
再開(午後 2時06分)
藤原雅彦議員の質問(9)
5 就学援助制度について
関教育長の答弁
5 就学援助制度について
藤原雅彦議員の質問(10)
5 就学援助制度について
6 同一労働同一賃金について
寺村総務部長の答弁
6 同一労働同一賃金について
岡部福祉部長の答弁
6 同一労働同一賃金について
藤原雅彦議員の質問(11)
7 災害発生時における避難所運営について
木村市民部長の答弁
7 災害発生時における避難所運営について
藤原雅彦議員の質問(12)
8 公民館職員について
関教育長の答弁
8 公民館職員について
藤原雅彦議員の質問(13)
8 公民館職員について
大條雅久議員の質問(1)
1 新居浜ブランドの確立について
(1) シビックプライド
(2) 旧端出場水力発電所
(3) 太鼓台ミュージアム
(4) 地域コミュニティー
2 ごみ減量の取り組みについて
(1) 市民1人1日当たりのごみ排出量
3 小中学校の適正規模について
4 東予東部圏域3市の連携について
(1) 定住自立圏
休憩(午後 2時49分)
再開(午後 2時59分)
石川市長の答弁
1 新居浜ブランドの確立について
(1) シビックプライド
(2) 旧端出場水力発電所
関教育長の答弁
1 新居浜ブランドの確立について
(3) 太鼓台ミュージアム
3 小中学校の適正規模について
寺田副市長の答弁
4 東予東部圏域3市の連携について
(1) 定住自立圏
木村市民部長の答弁
1 新居浜ブランドの確立について
(4) 地域コミュニティー
伊藤環境部長の答弁
2 ごみ減量の取り組みについて
(1) 市民1人1日当たりのごみ排出量
赤尾建設部長の答弁
1 新居浜ブランドの確立について
(3) 太鼓台ミュージアム
大條雅久議員の質問(2)
1 新居浜ブランドの確立について
2 ごみ減量の取り組みについて
木村市民部長の答弁
1 新居浜ブランドの確立について
伊藤環境部長の答弁
2 ごみ減量の取り組みについて
大條雅久議員の質問(3)
1 新居浜ブランドの確立について
4 東予東部圏域3市の連携について
石川市長の答弁
1 新居浜ブランドの確立について
寺田副市長の答弁
4 東予東部圏域3市の連携について
大條雅久議員の質問(4)
1 新居浜ブランドの確立について
4 東予東部圏域3市の連携について
2 ごみ減量の取り組みについて
散会(午後 3時44分)
本文
平成29年2月28日 (火曜日)
議事日程 第2号
第1 会議録署名議員の指名
第2 一般質問
議案第13号 平成29年度新居浜市一般会計予算
議案第14号 平成29年度新居浜市渡海船事業特別会計予算
議案第15号 平成29年度新居浜市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算
議案第16号 平成29年度新居浜市平尾墓園事業特別会計予算
議案第17号 平成29年度新居浜市公共下水道事業特別会計予算
議案第18号 平成29年度新居浜市国民健康保険事業特別会計予算
議案第19号 平成29年度新居浜市介護保険事業特別会計予算
議案第20号 平成29年度新居浜市後期高齢者医療事業特別会計予算
議案第21号 平成29年度新居浜市工業用地造成事業特別会計予算
議案第22号 平成29年度新居浜市水道事業会計予算
議案第23号 平成29年度新居浜市工業用水道事業会計予算
議案第24号 平成28年度新居浜市一般会計補正予算(第6号)
議案第25号 平成28年度新居浜市貯木場事業特別会計補正予算(第1号)
議案第26号 平成28年度新居浜市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)
議案第27号 平成28年度新居浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)
議案第28号 平成28年度新居浜市工業用地造成事業特別会計補正予算(第2号)
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本日の会議に付した事件
議事日程のとおり
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出席議員(26名)
1番 神野 恭多
2番 米谷 和之
3番 井谷 幸恵
4番 藤田 誠一
5番 田窪 秀道
6番 小野 辰夫
7番 太田 嘉一
8番 岩本 和強
9番 三浦 康司
10番 篠原 茂
11番 大條 雅久
12番 高塚 広義
13番 藤原 雅彦
14番 豊田 康志
15番 永易 英寿
16番 伊藤 謙司
17番 藤田 豊治
18番 藤田 幸正
19番 岡崎 溥
20番 伊藤 優子
21番 佐々木 文義
22番 真木 増次郎
23番 仙波 憲一
24番 近藤 司
25番 加藤 喜三男
26番 山本 健十郎
――――――――――――――――――――――
欠席議員
なし
――――――――――――――――――――――
説明のため出席した者
市長 石川 勝行
副市長 寺田 政則
企画部長 原 一之
総務部長 寺村 伸治
福祉部長 岡部 嘉幸
市民部長 木村 和則
環境部長 伊藤 公夫
経済部長 鴻上 浩宣
建設部長 赤尾 恭平
消防長 藤田 秀喜
水道局長 本田 陸治
教育長 関 福生
教育委員会事務局長 武方 弘行
監査委員 田中 洋次
――――――――――――――――――――――
議会事務局職員出席者
事務局長 多田羅 弘
議事課長 原 正夫
議事課副課長 松平 幸人
議事課副課長 髙橋 憲介
議事課議事係長 美濃 有紀
議事課調査係長 神野 瑠美
議事課主任 中島 康治
―――――――――― ◇ ――――――――――
午前10時00分開議
○議長(近藤司) これより本日の会議を開きます。
―――――――――― ◇ ――――――――――
市長一般報告
○議長(近藤司) この際、諸般の報告を行います。
市長から報告があります。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) おはようございます。
先般起きました職員の不祥事についておわびを申し上げます。
既に報道されましたように、去る2月23日、本市職員が建造物侵入の疑いで逮捕されるという公務員としてあるまじき行為がありました。このような行為は、市政に対する信頼を大きく失墜させるものであり、まことに遺憾で、市民並びに議員の皆様に対し、深くおわびを申し上げます。
ことしに入り職員が酒気帯び運転という不祥事を起こし、その再発防止に向け全庁を挙げて取り組んでいる中、さらにこのような不祥事が発生しましたことは、市長として痛恨のきわみであります。今後は捜査状況を見守るとともに、事実を確認の上、厳正に対処してまいります。
○議長(近藤司) これより日程に入ります。
本日の議事日程につきましては、お手元に配付の議事日程第2号のとおりであります。
―――――――――― ◇ ――――――――――
日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(近藤司) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、議長において岩本和強議員及び三浦康司議員を指名いたします。
―――――――――― ◇ ――――――――――
日程第2 一般質問 議案第13号~議案第28号
○議長(近藤司) 次に、日程第2、議案第13号から議案第28号までを議題といたします。
これより会派代表質問並びに質疑を行います。
この際、申し上げます。
質問並びに質疑における各議員の発言は、それぞれ通告の時間以内となっておりますので、御了承願います。
順次発言を許します。まず、加藤喜三男議員。
○25番(加藤喜三男)(登壇) おはようございます。
自民クラブを代表いたしまして質問いたしたいと思います。
石川市長さんには、昨年11月の市長選挙において2期連続で市長に当選されました。この場をおかりしましてお喜び申し上げますとともに、責任ある最大与党としてこれからもお支えいたしますことを申し上げ、通告に従いまして質問させていただきます。
まず、市長の政治姿勢についてでありますが、さきの12月議会において2期目に向けた所信を述べられました。その中で1期目の市長就任に際し、経済の再生、コミュニティーの再生、市役所の再生の3つの再生と健康都市づくり、教育力の向上の2つの課題を市政運営の柱に掲げ、夢をかたちにチーム新居浜のスローガンのもと、公約実現と地域再生への取り組みを進めてきたとおっしゃられました。
また、この間JR新居浜駅周辺の整備やあかがねミュージアムの開館、住友各社との連携強化や企業誘致、マイントピア別子のリニューアルオープン、子ども医療費の公費負担の拡充、自治会交付金制度創設や防犯灯のLED化など、公約に掲げた重要施策16項目について一定の成果を残されたのではないかと自負されております。
しかし、平成28年11月2日の愛媛新聞の記事によりますと、48項目の公約の達成率を自己採点され、全体的には100点満点で73点と総括され、住友各社との連携強化や企業誘致・留置の推進の手応えを感じられた一方で、助け合い、支え合う地域社会の構築を目指したが、自治会加入率や学力の向上、健康増進など、ソフト面の対策が余り進まなかったと反省点を挙げられておりますが、公約48項目と3つの再生及び2つの課題の自己採点の内容について具体的にお聞かせください。
次に、2期目のスタートの年でありますことから、もう一度お伺いいたします。
第2ステージでは、第五次新居浜市長期総合計画の完遂、新居浜市総合戦略への取り組み、新居浜市行政改革大綱2016の着実な実施の3項目を挙げておられますが、具体的方策はおありでしょうか、お伺いいたします。
次に、平成29年度当初予算についてお伺いいたします。
平成29年度の一般会計当初予算額は、石川市政2期目の初年度の予算となることから、公約実現に向け積極的な予算編成に取り組んだ結果、予算規模は一般会計が496億7,835万3,000円と過去最高となり、前年度と比べて23億7,361万7,000円5%の増、市債についても前年度と比べて45.1%増の53億3,200万円となったとの説明がありました。景気の先行きにつきましては、雇用や所得環境の改善傾向が続く中で、国における各種政策の効果もあって、緩やかに回復していくことが期待されておりますが、海外経済の不確実性や金融資本市場の変動の影響に留意する必要があり、決して楽観視できる状況にありません。
また、今後は社会保障施策の経費の伸びも大きくなることが予想され、財源の確保が大変重要になってまいります。こうした状況の中で今後の安定的な財政運営を維持するための見通しについて市長の考えをお伺いいたします。
次に、県立新居浜病院についてお伺いいたします。
先日の新聞報道によりますと、2017年度より5カ年をかけ2021年度に現在の機能を集約した新診療棟を建設するとのことが発表されました。県の新年度予算にも98億6,325万円の債務負担行為限度額を設定し、企業会計でも5,256万円を計上するなど、本格的に建てかえに向けて動き出したもので、県御当局の決定に対し深く感謝するものであります。
この施設の建てかえに当たり、当市としてどのようなことを考えておられるのか、また考えているのであれば、新施設開院に間に合うようにすべきと思いますが、市長のお考えをお示しください。
次に、学校の統廃合についてお伺いいたします。
全国的に少子化が進む中で、本市においても平成23年に小学生6,860人、中学生が3,560人であったのが、平成28年には小学生が6,348人、中学生が3,315人で、5年間で小学生で512人、中学生で245人の児童生徒が減少しております。数字だけ見れば、毎年100人近くの子供が減っている状況です。本市では、地方創生の推進の中で子育て支援に力を入れているところでありますが、今後も児童生徒数の減少はさらに続くものと考えられます。平成27年1月に文部科学省が出した学校の適正規模・適正配置等に関する手引では、望ましい学級数は1学年2学級以上としており、学校規模の標準を下回る場合には、学校統合等により適正規模に近づけるための検討をする必要があると示されております。本市の一部の学校では、数年前から小規模化が進んでおり、教育の機会均等と教育水準の維持向上という義務教育の本旨からすれば、小中学校の適正規模、適正配置は、待ったなしの大きな課題であると考えます。教育委員会では、こうした現状を踏まえ、学校規模の適正化や適正配置についてどのように考えておられるのか、お伺いいたします。
次に、若宮小学校についてお伺いいたします。
急激に児童数が減少している若宮小学校は、今後複式学級になることが以前から指摘されておりました。若宮小学校については、平成30年4月に隣接する惣開小学校との統廃合を進めるという方針と伺っておりますが、若宮小学校の現状と統廃合に向けて教育委員会が進めてきた取り組みの経緯をお伺いいたします。
方針では、1年かけて統合に向けて準備を進めていくということでございますが、学校の統廃合は、通学路の安全確保、児童の環境変化への対応、地域コミュニティーの継承など、教育面のみならず、地域の問題も含めたさまざまな課題が生じることが考えられます。これらは、保護者や地域住民の理解を得ることが重要であります。市としてこれらの課題についてこれからどのように対応していくのか、お伺いいたします。
また、小学校は、地域のコミュニティーや文化、スポーツ、防災の拠点など、多様な機能も担っております。統廃合後の若宮小学校の跡地についてどのような活用方策を考えておられるのか、お伺いいたします。
次に、今後の小中学校の適正規模、適正配置についてお伺いいたします。
市内の小学校には、いわゆるクラスがえができない1学年1クラス規模の単級の小学校が幾つかあります。学校は一定の集団規模が確保されていることが望ましく、子供にとっての教育をまず第一番に考える、そういう時期に来ているものと考えます。
そこで、校区の再編も含めて小中学校の適正規模と適正配置について、今後地域との連携や協働も含めてどのようなお考えでどのように取り組むおつもりなのか、またその結果として、魅力ある学校づくりをどう進めていこうとしているのか、お伺いいたします。
次に、小学校給食についてお伺いいたします。
小学校給食についての前に、21年前の中学校給食について少し触れてみたいと思います。
我々の所属している自民クラブでは、それまでの教育委員会の基本的な考えである愛情弁当論から、これからの時代に合った望ましい方向として、これまでの画一的な対応でなく、弁当と給食の併用を実施すべきとの要望書を提出し、現在のセンター方式による中学校給食が実現したものと考えます。平成13年4月に学校給食センターが完成し、給食を開始しましたが、開所時には54%であったものが、現在では94%になり、喜ばれているものであります。
一方、小学校給食については、平成25年6月に新居浜市学校給食検討委員会を設置し、平成26年3月末までに6回の委員会が開催され、平成26年3月27日に共同調理場(センター)方式による整備が適当との結果報告がなされております。その後、平成26年6月27日に学校給食施設整備庁内検討委員会が設置され、本日までに12回の委員会を開催されているようですが、まだ結論が出ておりません。私ども自民クラブといずみ会では、昨年12月1日に、平成29年度当初予算編成に係る要望事項として、センター方式による小学校給食施設整備計画の推進を要望いたしております。市長のお考えをお示しください。
次に、公共施設の今後についてお伺いいたします。
市内には数多くの公共施設があり、文化施設や体育施設について、指定管理者制度の導入ができているように思いますが、今後の方針があればお聞きいたしたいと思います。
また、市内には数多くの公園があり、この4月には神郷公園も開園することになります。そこで提案ですが、これから迎える少子高齢化時代を見据えた温かみのある利用者に喜ばれる施設とするためにも、都市公園を含む公園について指定管理者制度を導入されてはと思いますが、御所見をお伺いいたします。
次に、市制80周年記念事業についてお伺いいたします。
我が新居浜市は、本年11月3日に満80歳を迎えます。これを記念して市制80周年記念事業として、先日いただいた資料によりますと、18事業で1億5,800万円余りを予定されているとのことです。このうち開催日など決定されているものは何と何か。また、日程は未定ではあるが、開催が決定しているものはどれなのかをお示しください。
その中で、新居浜太鼓祭りイベント事業についてどのような考えをお持ちになっているのか、まずお伺いします。
さきの12月議会で我が自民クラブの藤田誠一議員が提案いたしております高等学校、高等専門学校の生徒さんの参加についてのお考えをお示しください。
次に、ボランティア団体の活動支援についてお伺いいたします。
新居浜市に日本のお手玉の会が誕生して、本年で四半世紀の25年になります。日本のお手玉の会は、日本の伝統文化であるお手玉の持つ魅力や効能を再確認し、お手玉の普及啓発活動を通して、心と体の健康づくりを促進し、心豊かなまちづくりの実現を目指してこられました。写真絵本「お手玉」の出版や情報紙「おてだま」、「お手玉遊びの教科書」の発行など、お手玉文化の発信、各支部の設立による活動拠点の確保、児童施設や高齢者施設へのお手玉指導者の派遣、指導者養成講座による後継者の育成、全国大会の開催による世代間交流の拡大など、その活動は全国に広がっています。北海道から沖縄まで、全国に50近くの支部を有し、その活動の本部拠点が本市にあるということは、市内に例のないすばらしい活動であり、本市が誇るべき活動であると思います。平成19年には、新居浜市制施行70周年を記念して、新居浜が世界に誇る産業遺産、太鼓祭り、お手玉の3つの歴史、文化を集約した記念誌3部作が発刊されたことで、新居浜市はお手玉遊び文化の発祥の地、お手玉のメッカとして全国に認識されることになりました。
一方で、今医学的根拠に基づく健康増進やストレス解消、介護現場でのリハビリ効果のためのお手玉体操、子供たちの脳の活性化や集中力の向上など、お手玉の持つ効能が大きな注目を集めるようになり、テレビや新聞で大きく報道されるようになっています。昨年あかがねミュージアムで開催した全国お手玉遊びの祭典では、全国の20都道府県から会員やお手玉の愛好者が新居浜に集い、お手玉の魅力のシンポジウム、各支部の活動報告、お手玉のわざを競う競技大会など、お手玉を通じてたくさんの交流の輪が広がりました。
また、教育委員会では、放課後児童クラブでのお手玉の普及活動の中で、子供たちから大きな反響があったことを受け、来年度からは、小中学校の児童生徒へのお手玉の普及啓発活動を積極的に進めるとお伺いいたしております。新居浜の子供たちにお手玉のすばらしさを伝えていくことは、大きな意義があると思います。お手玉は、子供から高齢者まで幅広い年代の人がどこでも誰とでも一緒に楽しめるもので、ほかにはない貴重な伝統文化の一つであります。これまで25年のお手玉普及の取り組みを振り返りますと、この文化を次の世代へ継承、発展させ、さらにお手玉の魅力を全国に発信していくことは、非常に重要であると考えます。新居浜市の誇るべき文化の一つであるお手玉について、これから市としてどのようなお考えを持っているのか、また普及活動の支援についてどのようなお考えをお持ちになっているのか、お伺いいたします。
これで1回目の質問を終わります。
○議長(近藤司) 答弁を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) 自民クラブ代表の加藤議員さんの御質問にお答えをいたします。
私の政治姿勢についてでございます。
私は、昨年11月に市議会議員の皆様を初めとする多くの市民の皆様の温かい支援と御理解を賜り、再び市政を担当させていただくこととなりました。
第1ステージにおきましては、共につくろう笑顔輝く新居浜市、夢をかたちにチーム新居浜をスローガンに、7つの夢の実現と48の施策を公約として、経済の再生、コミュニティーの再生、市役所の再生の3つの再生と健康都市づくり、教育力の向上の2つの課題を市政運営の柱に掲げ、公約の実現と地域再生の取り組みを進めてまいりました。
1期4年間を振り返って、公約の達成状況につきましては、48項目のうち、実施済みが28項目、実施中17項目、具体的に計画中が3項目と自己採点をいたしました。
まず、安全で快適に暮らせる都市の実現につきましては、南北自由通路や駐車場、ホテル東横インの誘致など、駅周辺施設の整備、神郷公園など都市公園の整備、公営住宅の計画的建てかえ、デマンドタクシー等の公共交通体系整備などを実施いたしました。
また、国道11号バイパスなど、主要幹線道路の整備促進と総合運動公園構想の策定は、現在も取り組んでおりますが、港湾計画の見直しは、改定に向けて検討中でございます。
次に、活力ある産業活動の実現につきましては、トップミーティングによる住友各社との連携強化、観音原地区を初めとする工業用地の確保と企業誘致及び留置の推進、新居浜ものづくりブランドの創設、支援による販路開拓や受注拡大、マイントピア別子のリニューアルオープンなど、一定の成果を残せたのではないかと考えております。
一方、有害鳥獣駆除対策強化については、さらに強化する必要があり、また商業振興センターの有効活用を含めた商店街の活性化は、課題を残しているものと考えております。
次に、地球にやさしい暮らしの実現につきましては、新居浜市地球温暖化対策地域計画の策定、自然エネルギーの普及促進、上水道の安定供給を行ってまいりました。
また、公共下水道の整備促進、ごみ減量化の推進、自転車の街の復活については、引き続き取り組むことといたしております。
次に、健康で、生きがいのある暮らしの実現につきましては、子ども医療費助成の中学卒業までの拡充など、子育て支援の充実やがん検診の無料化などを実施いたしましたが、救急医療体制の充実と地域医療の確保は、現在も取り組んでおります。
次に、市民の力が育まれ、継承される社会の実現につきましては、あかがねミュージアムの開館、放課後まなび塾の開設や別子中学校学び創生事業、ALTの増員や英語キャンプの実施等の英語教育の充実による小中学生の学力向上、新居浜東高等学校に健康・スポーツコースの開設などの成果がございました。
次に、自立・連携する協働社会の実現につきましては、地域防災計画の見直しなど、消防・防災体制の強化、自治会交付金制度の創設や防犯灯のLED化などの地域コミュニティーの再生等に取り組みましたが、国際化の推進については、今後も推進する必要があると考えております。
最後に、効果・効率的な市役所の実現につきましては、市役所の総合窓口サービスの推進として、1階フロアの改修及びワンストップサービスの拡充を行い、市民の皆様から高評価をいただいているところでございます。
次に、3つの再生と2つの課題についてでございます。
3つの再生のうち、経済の再生につきましては、ものづくり産業によって支えられてきた本市において、持続可能な経済社会を形成していくための喫緊の課題として捉え、他地域に誇れる製品、技術を新居浜ものづくりブランドとして認定する事業を創設し、販路開拓、受注拡大に取り組むとともに、企業立地や新規設備投資等に対する支援措置の強化、拡充等を行った結果、新規工場の誘致、住友各社における大型設備投資など、おおむね公約を達成し、一定の成果が得られたものと考えております。
コミュニティーの再生では、地域の活性化に向け、自治会、公民館、各種団体が連携して、自分たちで企画し、地域課題を解決してコミュニティーの再生を図る事業に取り組んでいただいておりますが、自治会加入率の低下が続いております。
また、市役所の再生は、これで完了した、達成できたという性格のものではなく、市民の皆様から寄せられた御意見に謙虚に耳を傾けながら、常により高いレベルと向上心を持って取り組んでいかなければならない事項であると認識をいたしております。
また、2つの課題のうち、健康都市づくりにつきましては、健康寿命延伸に向けた各種施策、教育力の向上につきましては、放課後まなび塾の拡充や英語教育、ICT教育の充実などに取り組んでいるところでございますが、いずれもすぐに結果があらわれるものではなく、今後も継続して着実に取り組む必要があると考えております。
次に、第2ステージでの取り組みについてでございます。
私は、2期目の公約として、1期目と同じく7つの夢の実現と48の公約を掲げさせていただきました。これら公約の実現と新居浜市総合戦略の着実な推進を図ることが、最上位計画である新居浜市長期総合計画の完遂につながるものと認識をいたしております。このようなことから、平成29年度当初予算案におきましても、総合戦略に係る予算として、新規事業14事業9,500万円余りを含む総計90事業約12億4,600万円の予算案を提案させていただいており、ものづくり人材の確保、育成、企業城下町版生涯活躍のまち形成事業計画の策定、シティブランド戦略に基づくシティプロモーションの実施、愛顔の子育て応援事業等の子育て支援の充実、3市連携の推進などに取り組み、総合戦略のさらなる推進を図ることといたしております。
また、行政改革大綱2016につきましては、権限、財源、人間の3つの視点から、さらなる行政サービスの向上、歳出の削減に今後も努めてまいりたいと考えております。
以上、1期目を振り返り、2期目の取り組みについて申し上げましたが、今後におきましても、チーム新居浜で市民の誰もが幸せを実感できる笑顔輝く新居浜市の実現を目指して、全力で取り組んでまいる所存でございますので、皆様方の一層の御支援、御指導を賜りますようお願い申し上げます。
次に、平成29年度当初予算についてでございます。
平成29年度当初予算編成に当たりましては、2期目の公約の実現と総合戦略の目標達成に向けた施策を重点的に推進することに主眼を置くとともに、一方では、過去の決算をベースとした歳出の削減、合併振興基金や交付税算入率が高い優良な市債の積極的な活用を図るなど、財源の確保に努め、家庭の貯金の取り崩しに当たる財政調整基金繰入金を10億円以下に抑えることを目標に取り組んでまいりました。その結果、加藤議員さん御指摘のとおり、平成29年度一般会計当初予算の規模は、過去最高となっておりますが、財政調整基金繰入金は、過去10年間で最も少ない額となっており、財政の健全化にも十分配慮した予算といたしております。
しかしながら、今後におきましては、市税や地方交付税の伸びが見込まれない中、扶助費など社会保障関係経費の増加や公共施設の大量更新時期の到来など、多額の財政需要が見込まれ、財政運営が厳しさを増すことが予測されますことから、国の各省庁の新たな政策への対応など、より一層の財源の確保、有効活用に努めるとともに、事務事業の見直しや取捨選択による選択と集中を徹底して行い、財政調整基金や市債残高、実質公債費比率等の財政指標の推移にも十分留意し、財政の健全性を保ってまいりたいと考えております。
次に、県立新居浜病院についてでございます。
本市におきましては、これまで安心して子供を産み育てることができるよう、県立新居浜病院内に周産期母子医療センターを開設していただくことや災害発生時に対応する医療機関としての施設の耐震性確保等について要望を行ってまいりました。御案内のとおり、先般発表された愛媛県立新居浜病院整備基本計画は、本市の要望を反映いただいた計画となっております。基本計画の主な概要といたしましては、本館、別館及び救命救急センターに分散している医療機能を集約した診療棟を新築すること、許可病床数を240床、診療科目を現行の22診療科とすること、災害時に対応する屋上ヘリポートの整備等でございます。
また、基本計画の中で、東予救命救急センター及び地域周産期母子医療センターを併設する病院として、東予全域の三次救急医療、東予東部地域の周産期母子医療及び小児救急医療の強化と災害拠点病院としての機能強化を図ることを新病院の担うべき医療機能として掲げていただいております。今後におきましても、地方における医師不足の深刻化に伴い、救急医療体制の維持は困難になると思われますので、県立新居浜病院には、新居浜市のみならず、東予地域の中核病院としての機能をさらに果たしていただくことを期待いたしております。
また、新居浜市といたしましては、国道11号線から県立新居浜病院へのアクセスの向上につきまして、愛媛県とも協議しながら検討をしてまいります。
以上、申し上げましたが、他の点につきましてはそれぞれ補足いたさせます。
○議長(近藤司) 関教育長。
○教育長(関福生)(登壇) 自民クラブ代表の加藤議員さんの御質問にお答えいたします。
初めに、学校の統廃合についてでございます。
学校教育におきましては、児童生徒が集団の中で多様な考えに触れ合い、認め合い、協力し合い、切磋琢磨することを通じて、一人一人の個性や能力を伸ばしていくことが重要であり、そのためには、一定の集団規模が確保されていることが望ましいものと考えております。小規模校には、個別指導が行いやすいなどのメリットがある反面、体育の授業における球技の指導が難しかったり、固定された人間関係が6年間続くことによる弊害など、学校運営や教育指導上、多くの課題もございます。このようなことから教育委員会といたしましては、小規模校の教育上のメリット、デメリットを検証し、地域の実情に応じた最適な学校教育のあり方や学校規模を検討しなければならないものと考えております。
次に、若宮小学校についてでございます。
児童数の減少が続く若宮小学校は、平成29年度には2年生と3年生、4年生と5年生で複式学級として学級編制を行わなければならない状況でございました。この状況を受けて教育委員会では、9月に若宮小学校保護者と学校との意見交換会やアンケート調査の実施、10月に保護者と教育委員会との意見交換会の実施、12月に地元自治会長への説明、1月と2月に地元住民との意見交換会を実施してまいりました。地元との意見交換会では、新たに先生を配置することや校区の線引きを見直し、児童の数をふやすなどして学校を存続してほしいとの御意見もございましたが、在学する児童の保護者からは、複式学級を回避してほしいとの意見が多数でございました。教育委員会といたしましては、子供の学びの環境を整えることが何よりも一番であるとの考えのもと、まずは複式学級を解消すること、統合後の子供たちの環境変化への配慮のために十分な支援を行うこと、今後地元と協議の場をつくっていくことなどの説明を行い、統廃合の方針について、おおむね地元住民の御理解をいただけたものと考えております。
なお、通学路の安全対策や跡地利用につきましては、今後地元の要望を十分に踏まえながら、最善で効果的な方策を検討してまいりたいと考えております。
次に、今後の適正規模、適正配置につきましては、本市の学校の将来ビジョンの検討を進めるために、年度内に教育委員会内に(仮称)今後の学校のあり方についての検討会を設置してまいります。検討会におきましては、学校は教育施設だけではなく、各地域のコミュニティーの核として、防災、保育、地域の交流等、さまざまな機能を持っておりますことに鑑み、地域の担い手を地域で育むという考えのもと、地域とともにある学校づくりの視点を踏まえ、コミュニティ・スクールを推進するとともに、小中一貫校、義務教育学校なども視野に入れ、調査研究を進めてまいりたいと考えております。
次に、小学校の給食についてでございます。
小学校の調理場の整備につきましては、学校給食検討委員会からの答申を受け、これまで庁内検討委員会において、学校給食検討委員会からの要望事項であるセンター方式での食育の推進や特別給食の実施方法、またセンター方式、単独調理場方式それぞれの建設費や維持管理費の精査、整備のための用地確保の可能性などについて調査研究を続けてまいったものでございます。その間、先進地視察やコストの精査のため、センター方式はもちろん、学校給食衛生管理基準に基づく単独調理場方式での施設規模を小学校ごとに算定し、また安全、安心な給食を提供するための適切な職員配置のシミュレーションを行うなど、慎重に検討を行い、今年度中には庁内検討委員会として方針決定のための基礎資料として取りまとめを行うことといたしております。今後におきましては、早急に整備方法、整備スケジュールを含む給食施設整備基本計画を策定し、順次整備に着手してまいりたいと考えております。
なお、整備基本計画の策定に当たりましては、新居浜市PTA連合会との協議や計画案を公表し、市民の皆様の御意見をいただくパブリックコメントを実施いたしまして、最終決定をさせていただく予定でございます。
次に、ボランティア団体の活動支援についてでございます。
加藤議員さんから日本のお手玉の会の多くの活動実績を御案内いただきましたが、これまで長きにわたりお手玉の活動を支えてこられました多くの関係者の皆様に対しまして、深い敬意と感謝を申し上げたいと思います。
昨年開催いたしました全国お手玉遊びの祭典には、全国から多くのお手玉愛好家の皆様に新居浜市にお越しいただき、お手玉を通じた心温まる交流が深まり、新居浜市を全国にアピールする非常に有意義な内容であったと感じております。教育委員会といたしましては、お手玉は新居浜市の誇るべき文化の一つで、日本の伝統文化の継承など公益性があり、脳の活性化や健康増進などの効果や効能が期待できる文化活動であると認識いたしております。次代を担う新居浜市の子供たちにお手玉のすばらしさを伝えていくことは、現在本市が推進しておりますESDの観点からも、大きな意義を感じております。このようなことから、平成29年度は、その活動の一つとして位置づけ、市内の小学校にお手玉を配布していただくとともに、総合的な学習の時間などでお手玉の普及啓発活動を重点的に行い、その成果の一つとして市制施行80周年の記念事業として、特に子供たちのお手玉のわざを競う市民大会の開催を予定しており、お手玉の活動の裾野を広げてまいりたいと考えております。
次に、活動の支援についてでございます。
お手玉の活動のこれからの継続的、安定的な運営のためには、市と日本のお手玉の会との協働関係を構築していくことが肝要であると考えております。そのようなことから、日本のお手玉の会の自主性を尊重するとともに、よきパートナーとして人的、財政的な支援、情報のPRを行うことにより、さらなるお手玉文化の継承、発展とお手玉の魅力の全国発信を図ってまいりたいと考えております。
○議長(近藤司) 補足答弁を求めます。原企画部長。
○企画部長(原一之)(登壇) 公共施設の今後について、ほか1点について補足を申し上げます。
まず、公共施設の今後についてのうち、指定管理者制度の今後の方針についてでございます。
指定管理者制度につきましては、公の施設に対する多様化する市民ニーズに応えるため、管理運営に民間団体等の持つ技術やノウハウを活用しつつ、総合的な観点から施設の目的を最大限に発揮できるような管理運営を行い、市民サービスの向上や経費の削減等を図ることを目的に導入されたものでございます。
本市の公の施設につきましては、市民文化センターや市民体育館などの文化・体育施設のほか、慈光園や観光交流施設、駅前駐輪場など、現在42施設で指定管理者制度を導入しております。
指定管理者制度導入を含めた施設の管理のあり方につきましては、毎年検証を行っておりますが、今後におきましても制度の成果と課題を検証し、必要に応じて見直しを図りながら、現在直営の施設につきましても、指定管理者制度導入の可能性について検討してまいります。
次に、市制80周年記念事業についてでございます。
御案内のとおり、本市は市制施行80周年の節目の年であり、今日まで本市発展の礎を築いてこられた先人の偉業や脈々と受け継がれてまいりました伝統、文化を再認識いたしますとともに、将来の新居浜市への夢や希望を思い描く契機とし、その将来像につなぐことができるように、「つむぐつなぐ未来へ人へ」をテーマに各種記念事業を実施することといたしております。
18の記念事業のうち、現在までに開催日が決定している事業といたしましては、あかがねミュージアムの美術館企画展として、4月29日から6月25日まで東京富士美術館コレクション-美の東西-及び風とあそぶ榎木孝明水彩画展、また7月8日から9月10日まで近藤勝也とジブリ展(仮称)が開催されます。
次に、8月5日ものづくり産業振興センターを会場として選抜高校生溶接技術競技会in新居浜、8月21日から27日まであかがねミュージアムにおきまして、市民参画公演10歳のわたしとぼく、9月9日、10日の両日には、市営野球場におきまして宝くじスポーツフェアドリーム・ベースボールの開催が予定されており、11月3日には、市民文化センターにおきまして市制施行80周年記念式典を実施いたします。
また、新居浜発映画制作や日程はまだ決定いたしておりませんが、わんぱく相撲新居浜場所、ものづくり工業博、ふるさとお宝探検大物産展(仮称)、新居浜シティマラソンなど、12事業を予定しております。これらの記念事業を通じて、市民の皆様が新居浜のよさを再認識するとともに、新居浜市の魅力を全国に情報発信する機会としたいと考えております。
○議長(近藤司) 鴻上経済部長。
○経済部長(鴻上浩宣)(登壇) 市制80周年記念事業についてのうち、新居浜太鼓祭りイベントについて補足を申し上げます。
まず、イベントの内容につきましては、現在各地区太鼓台運営委員会・協議会の皆様や新居浜警察署等と協議中でありますが、現時点では、10月15日に川西地区、川東の3地区及び大生院地区合同による新居浜駅前、あかがねミュージアム周辺で統一寄せを行い、大生院地区の寄せ太鼓など、それぞれの地区の特徴を生かしたかきくらべを予定しております。
さらに、10月17日には、上部の4地区合同による山根グラウンドでの昼、夜の2部構成での統一寄せを行い、上部の4地区に所属する20台の太鼓台が一堂にそろった夜太鼓を行う方向で検討いたしてるところでございます。
次に、高等学校及び高等専門学校生徒の太鼓祭り参加についてでございます。
この件につきましては、昨年から市内5高校の校長会長と意見交換を行っておりますが、現在のところ、祭礼に伴う事故から生徒を守るために校長会での決議及びPTAの了承のもと、新居浜太鼓祭りにかき夫として参加することを禁止しているとのことでございます。
一方、新居浜工業高等専門学校にお伺いいたしましたところ、新居浜高専に在籍する生徒は、新居浜太鼓祭りにかき夫等で参加することについて禁止はしていないということでございました。
市内の高校生が新居浜太鼓祭りに参加できるようにするためには、まずは事故やけが人が発生しない、高校生やその保護者も安心して参加できる環境づくりが必要不可欠ではないかと考えております。昨年も太鼓台の鉢合わせが発生している現状を考えますと、高校生参加について関係者の御理解を十分に得ることは、非常に厳しい状況にあると認識をいたしております。
しかしながら、少子高齢化社会を迎えております昨今、新居浜市の伝統文化の象徴でもあります新居浜太鼓祭りを次世代へ継承するとともに、郷土愛を育む風土を醸成していくためにも、高校生が秋祭りに参加できるようにすることは、重要な案件ではないかと考えております。今後、市といたしましては、新居浜市太鼓祭り推進委員会内に設置されました平和運行検討専門部会での議論も踏まえ、事故のない楽しい秋祭りの実現に向けた取り組みを強化いたしますとともに、それらと並行いたしまして、土居地区秋祭りや西条祭りなどの事例を参考にしながら、市内5高校の校長会を通じまして、新居浜太鼓祭りへ市内の高校生の参加が可能となりますように協議いたしてまいります。
○議長(近藤司) 赤尾建設部長。
○建設部長(赤尾恭平)(登壇) 公共施設の今後についてのうち、都市公園を含む公園等への指定管理者制度導入について補足を申し上げます。
都市公園等への指定管理者制度導入につきましては、良好な緑地環境や地域コミュニティーの形成など、多様化する市民ニーズに対し、専門的知識、それからノウハウを生かした創意工夫ある事業実施によりまして、効率的な公園管理運営や市民サービスの向上など、一定の効果が期待できるものと考えております。
しかしながら、各公園の規模、種別及び利用方法等が異なっておりますことから、制度導入によるさまざまなメリット、デメリットが生じるものと考えられます。現在、他市の導入事例等を参考にしながら調査研究を行っているところでございます。今後、このような調査研究結果を踏まえ、市民に親しまれ、効率的かつ効果的な管理運営が見込まれる公園等につきましては、地元自治会を含め、民間事業者等による指定管理者の導入について検討を行ってまいりたいと考えております。
以上で補足を終わります。
○議長(近藤司) この際、暫時休憩いたします。
午前10時53分休憩
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午前11時04分再開
○議長(近藤司) 休憩前に引き続き会議を開きます。
再質問はありませんか。加藤喜三男議員。
○25番(加藤喜三男)(登壇) 多くの答弁をいただきましたけども、気になるところがございますので、再質問いたしたいと思います。
市長の政治姿勢の中で、新居浜市政策懇談会の去年の分が10月31日に私どもに配付されております。政策懇談会も3年を経過し、そろそろ見直す時期ではなかろうかと思いますが、その辺のお考えがおありになるかどうか、お尋ねしたいと思います。
それから、政策懇談会から出た分が市政に大きく反映されとるような気がいたします。その辺のところも御答弁願いたいと思います。
それから、先ほど市長のほうから職員の不祥事ということがありましたけれども、職員さんがお一人出ると、市全体になります。僕は最初の分を思うんですけども、一緒に行っとった方がそのときにもうちょっととめてやってくれたらなと思います。後で嘆願書が140も150も来たけんというたって、それは何もなりません。嘆願書を出す時間があるんだったら、行った人がもう一声かけてやってほしいなと思いました。ですから、市職員の教育と言いますけど、市の職員の採用にも問題があるんやないかと思います。今までは余りにも学力偏重のような気がいたします。もう少し受験していただく御本人さんとの対話も必要じゃなかろうかと思いますが、その辺のところもまたお聞かせ願いたいと思います。
それと、先ほど言いました政策懇談会の中でもありましたが、コミュニティーの再生の中で、この間連合自治会の総会が2月16日にありました。ここで会長さんがお話しになったことが、ちょっと気になりますのでお尋ねいたします。
私どもは何も聞いてないと思うんですけども、市当局との話し合いはあったんだろうと思います、それをあたかも議員がとめとるようなことをおっしゃっておる。これは市民部がわかってそういう発言をさせたんか、自分たちがやっとることに対して、僕は逃げとるような気がして仕方がありません。もう少し自分たちのやったことに自信を持って連合自治会にも当たっていただきたいと思いますが、いかがお考えでしょうか。
それから、市長が今回2期目に向けて最重要課題だとおっしゃっている、迅速と3つのワンにこだわりを持つということだったんですけども、3つのワンの来年度における予算の中でどのようなもんを今御計画なされておるのか、お聞きしたいと思います。
それから、これからもずっとやらないかんと思いますが、その辺のところもお教え願いたいと思います。
次は、県立新居浜病院でございます。
もうこれは待ったなしと思います。あそこまで県が計画を出したということは、もう平成33年度にでき上がると思います。それに向けて今市長がおっしゃってました国道11号線からの進入路、それだけでは足らんような気がします。それと工事にかかったときに、工事車両もかなり来ます。あの道路では多分もたんと思います。バイパスからの進入路も必要だろうと思いますし、工事用には、あの東川の東岸を走らすことも考えないかんのじゃないかと思いますが、その辺のところの市としての、ここまで県が建てかえをしてやると言うて、5年計画ですから、新居浜市はもうそれより先にしとかないかんと思うんです。これはスピードを要する事業だと思いますが、お伺いいたします。
それから、学校の統廃合、今思いますのに、新居浜市の学力というのが、今までになくちょっとおくれとるんかなと思いました。ですから、そこをどうするかというのはあるんですけども、今の学校統合なんかを考えますと、今新居浜でやれるのはどんなことかなと思いました。突拍子もないことになるかもわかりませんが、西高、北中、それから宮西小、その3つの学校があそこにそろっています。ですから、その3つの学校を一体化して何か連携とってできんかな。といいますのは、研修でこの間宇都宮へ行ったら、作新学院があるんです。作新学院は私立ですけれども、幼稚園から大学まであります。ほんで今度の知事さんは、この間の知事選挙で当選されましたので、できると思いますが、JRの駅から作新学院まで路面の電車を走らせます、それを争点で知事選挙を戦いましたから。それだけ子供さんを一つのところへまとめたら、来よるんです。だから、ただ少ななったというんでなくして、統廃合も考えた3つの学校を、今中高一貫校は東予地区は今治にとられとります、東・中・南予1校ずつじゃということですんで。これをやるんだったら何か特区かなんかを考えないかんと思います。その辺も考えてやらんことには、僕は難しいような気がします。
それと、別子山の中学校についてもそうですけれども、せっかく立派な寄宿舎を建てようとしております。この寄宿舎をつくって、市外の生徒は受け入れ延期ということで、新居浜の子供たちがここで頑張ってくれればいいなとは思いますけれども、この中学校で終わってしもうたんでは何にもなりません。ですから、別子中学校を西高の分校にするとか、そんなことも考えとかないかんのじゃないんかなと。あそこでせっかく学んだけど、高校はまたよその高校へ行かれるのでは、どうもならんと思います。その辺のところも今から考えておかないかんと思います、今1年経過したところですから。もう2年後には、皆さんがどっか行かないかんのです。その辺も考えてもらいたいと思います。
それから、給食については、何か市長のおっしゃってることと違うような気がします。この資料をいただいたので見ますと、庁内の検討委員会12回やっとるんです。それでもうわかったことのような気がして仕方がないんですけれども、平成26年3月27日にセンター方式でやったほうがええですよという答申をいただいてるにもかかわらず、今平成29年です。こんだけほっとって本当にええもんかどうかというのは、僕はちょっと疑問を持ちます。ですから、これもなるべく早くしてあげないかんと思います。それは場所もいろいろあるだろう。それから、次の建てるのはどういうようにせないかんかというのもあると思いますけども、その辺はもう考えとかないかんと思いますし、学校の統廃合もひっくるめてその辺のところは早く考えとく必要があろうかと思います。ですから、今の状況を見ましたら、若宮小学校のときもそうです、若宮小学校も去年から始まった、地域へ説明に行くのが。最初からもうわかっとんですよ、何年後にはこうなるというのは。それを皆さんが質問で言うとるにもかかわらず、今までほっとったような気がいたしました。ですから、市長の言われるスピードを第一にやるんだったら、もう少し考えるところがあると思います。
それから、公共施設の分でございますけれども、東平の自然の家、もう古いもんですから、建てかえは難しいなということのようでございますけれども、ここには今までに結構泊まっておられますので、ここの分をどうするかというのをお考えになっておられるのかと思います。というのは、今の東平自然の家がなくなると、この間市長の後援会でもお話しいただいた住友化学の重役さんの話を聞くと、住友グループは別子山はふるさとだと言うとりました。ふるさとを守るためには、新居浜の一番の原点だろうと思います。ですから、ちょうどええ機会です。筏津山荘の跡へこの施設を持っていかれたらどうですか、その辺をお伺いしたいと思います。
それと、公園については、市民ニーズや公園運営の効果効率的なことをするためには、指定管理者制度を導入すべきと僕は思って質問させてもらいました。ほかの市町村でやっとるところもあるんやないかと思いますが、今なければ市長の言われるワンの中に入るかなと思いまして質問させてもろうとります。
それと、公園といいますと、大きいもんから小さいもんまでいろいろあります。ですから、滝の宮公園みたいに大きいのから小さいそれぞれの地域の分まで見ましたら結構あると思います。これを指定管理者制度にするんであれば、いつぐらいまでにできるか、頭に入っておられますか、お聞かせ願いたいと思います。
最後に、80周年の記念事業についてのうち、お祭りについてちょっとお話ししたいと思います。
今皆さんの席に行っとるのは、1枚だけしか行ってませんけれども、これには学校の都合があって皆さんのところにはお配りできなかったんですけども、学校の校長も認めるようなことでそのお祭りというのを盛り上げようとしております。ですから、今回の記念事業で1回やってみたらどうですか。
それと記念事業についても、僕らなりに思うのは、記念事業でするんだったら、新居浜が主催ですから、新居浜市の主催やったらもう少し主導力を持って開催するべきだと思います。2回にも分けて2カ所に分けてするんだったら、記念事業じゃないと思います。市がやるんであれば、少々無理があっても上からおりてきてもらう、そのぐらいの働きかけが必要だと思います。
それと、今のでやるんであれば、あかがねのところで川西地区と川東地区、それから大生院地区が寄ろうとしておりますけども、本来はあそこは泉川地区なんです。泉川の太鼓まで上部へ連れていくというのは、僕はちょっと問題があるような気がいたします。その辺の見解をお聞かせ願いたいと思います。
○議長(近藤司) 答弁を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) 加藤議員さんの再質問にお答えいたします。
まず、政策懇談会について3年間の検証と今後のあり方についてどうかとのお尋ねでございます。
御案内のとおり政策懇談会につきましては、市政運営に当たり、広く市民の皆様からの意見を政策に反映させ、市民の皆様との協働によるまちづくりを推進していくことを目的に、私の市長就任初年度の平成25年に設置いたしました。その後、毎年度いただきました提言をもとに各種施策に取り組んでまいりました。平成28年度は、これら御提言を受けまして予算化いたしました事業について、政策懇談会において成果の検証をしていただき、事業内容の改善あるいは廃止について御提言をいただきました。市といたしましても、改めましてそれぞれの事業内容を検証するとともに、御提言をもとによりよい事業となるよう見直しを行い、継続すべきは継続し、廃止すべきは廃止するとの判断を行いました。このようなことから、政策懇談会につきましては、これまでも一定の成果を上げてきたのではないかと思っておりますけれども、今後につきましては、政策懇談会以外に、新たに年代あるいは職業別の懇談会の設置をするなど、幅広い市民の皆様からの意見を伺い、市政に反映させていきたいと考えております。
次に、3つのワンについてであります。
3つのワンについて、平成29年度予算にどのように反映したのかというふうな御質問ではなかったかと思います。
この3つのワンにつきましては、地方創生に向けて本市独自の特色や強みを生かしたまちづくりを行うための重要な視点であると考えております。
平成29年度予算におきましては、オンリーワンとして、認知症初期集中支援チームによる地域支え合い事業や、端出場水力発電所の整備事業、さらには別子中学校のグローバル・ジュニア・ハイスクール、そしてお手玉の普及事業などが愛媛県ではオンリーワンでないかと思っております。
また、企業立地促進条例に基づく補助金は、内容的には県下でナンバーワンであり、またCCRC導入の推進費やイクボス宣言を実施したイクボス育成事業等は、愛媛県下でもファーストワンであると認識をいたしております。いずれにいたしましても、私は予算の有無にかかわらず、全ての事業を実施する中において、スリーワンにこだわった取り組みを行ってほしいと、こんなふうに思っているところでございます。
続きまして、県立新居浜病院の整備について市としてどのような対応ができるのかというふうな御質問でなかったかと思います。
県立新居浜病院の整備について市として何ができるか、早急に県と協議を行いまして、市として対応すべきことがあれば、できることは対応していきたいと、このように考えております。その中でも特に進入路、アクセスの向上につきましては、既に県のほうからも打診をされておりますので、これにつきましては、平成33年の開院を待たずに、工事に着手するまでに何とか一部改良を実施するとか、そういうふうな方向で進めてまいりたいと、このように思っております。
以上でございます。
○議長(近藤司) 関教育長。
○教育長(関福生)(登壇) 加藤議員さんの再質問にお答えいたします。
1点目でございます。
新居浜市の学力が低下している。それに対して新しい、御指摘いただきました小中高一貫教育の導入等も含めた、そういう対応が必要ではないかという御質問であったかと思います。
小中高一貫教育というのは、まだまだ全国的に見ても少ない取り組みであると認識いたしております。私どもも中高という概念は今までいろいろ考えてはまいったところでございますけれども、12年間の一貫した教育の中で子供たちが育っていくことのその内容につきまして、これからいろいろな形で検証していきたいなと、今御指摘をいただきまして考えておるところでございます。12年という期間は非常に長い期間であろうかと、正直思っております。その中で人間関係が固定化することやあるいは途中で挫折する子供たちも場合によったら生まれてくるやに、そういうふうにも想定されます。今後、そういった小中高という長期的な展望のもとで子供を育てていくということに対して、きちんと我々も認識を深めていきたいと思っております。先ほども答弁の中で答えさせていただいたんですけれども、現在、これから先の学校のあり方について、広く皆さんの御意見を求めるような検討会を設けたいと思っております。その中で御指摘の小中高一貫教育についても議論を深めていきたいと考えております。
あと別子中学校の子供たちの将来の姿でございます。
これにつきましても、子供たちが夢を育んで育っていったときに、果たしてどういうふうな形で高校あるいは大学、就職という姿が見えてくるかということに、まだまだ我々がその想定を思いめぐらすことはできない部分もございます。子供たちが21世紀のこの時代を生き抜いていく上で、本当に必要な力が身につけられることができるような学校、そしてその学校で育っていった子供が新居浜に将来いろいろな形でかかわってくれるような姿を、今から真剣に考えていかなければいけないと思っております。
続いて2点目、学校給食の問題でございます。
もっとスピード感を持った対応を図れという御指摘、本当にそのとおりかと私も感じております。3年間庁内の調査研究を進めてまいりました。今ようやく、3年たってなんですけれども、一定のデータの取りまとめができ、この年度内に一つの方向をきちんとまとめていきたいなと思っております。それができた段階で、その後の意思決定に向けてつなげていけるような対応を今後早急に図ってまいりたいと思っております。
そして、3点目でございます。
若宮小学校の統廃合等についても、もっと前からわかっていたことで、事前に手を打てなかったのかという御指摘かと思います。
若宮小学校の場合、10年以上前に既に一度そういうふうな状況に至ったときがあると思います。そのときにもっと長期的な展望を持って今後の対応策をきちんと組み上げていくことができれば、今回、私も実際に地元で協議をする中で、地元の人の非常につらい思いというものを間近に聞かせていただいて、もっと早目にきちんと手を打つのが我々の務めであると認識したものでございます。今後、これについても、これから先ほかの学校にも同じようなものが生まれてまいります。検討をきちんと今から長期的に図っていくような戦略感を持った教育行政に努めてまいりたいと、そのように考えております。
○議長(近藤司) 寺村総務部長。
○総務部長(寺村伸治)(登壇) 加藤議員さんの再質問にお答えいたします。
職員の不祥事についてでございます。
たび重なる職員の不祥事につきましては、市民の皆様の信頼を裏切るものであると痛切に反省いたしております。加藤議員さん御指摘の点は、ごもっともなことでございまして、地方公務員に求められる基本的な倫理観につきましては、職員として採用した後、研修を通じて、また日ごろから職場の上司からの指導によりしっかり理解してもらうよう努めてまいりました。
しかしながら、このたびのこのような事態を招いたということは、私たちの努力が足りなかったということであり、今後どのようにすれば再発を防止することができるのか、全職員が自分のこととして考えていかなければならないと考えております。
また、採用試験についても、学力偏重でなく人物重視という点についても、今後検証して職員を採用してまいりたいと考えております。今回のことを真摯に反省して、一日も早く市民の皆様からの信頼を再び得ることができるように、私ども一丸となって努力してまいりたいと思います。
○議長(近藤司) 木村市民部長。
○市民部長(木村和則)(登壇) 加藤議員さんの再質問にお答えいたします。
連合自治会総会の件についてでございますが、平成25年12月に新居浜市政策懇談会からコミュニティー再生に向けた御提言をいただいたことを受けまして、庁内協議によりまして地域コミュニティ再生事業交付金を創設いたしました。自治会役員の改選等もございますことから、自治会に対しましては、交付金制度創設までの趣旨や経緯を十分理解の上、地域活動の実現につなげていただくよう、さまざまな機会を通じまして啓発を進めてまいりたいと思っております。
○議長(近藤司) 鴻上経済部長。
○経済部長(鴻上浩宣)(登壇) 加藤議員さんの再質問にお答えをいたします。
まず、公共施設の今後についてということで、東平自然の家が廃止となる方向の中で、それにかわる施設を筏津に建設してはどうかというようなことだと思いますけれども、御案内のように、別子山地域は別子銅山開坑の地ということで、郷土新居浜がこれまで発展してまいりました原点でもあります。特に旧別子銅山一帯は、住友グループ企業の聖地としても位置づけられ、住友関係各社の社員はもとより、郷土学習、総合学習の場として市内の小中学生も多数訪れているところでございます。
これまで筏津地域の施設整備につきましては、森林公園ゆらぎの森の宿泊施設オーベルジュゆらぎと重複する機能の施設展開は避けたいとの思いがございました。
しかしながら、先般新居浜市教育委員会から、これまで銅山の歴史や自然に親しむ宿泊研修施設の役割を担ってきた銅山の里自然の家をしばらくの間休館するという方向性が出ましたことから、その代替施設の整備についての検討も必要になったのではないかと考えております。今後、銅山の里自然の家の廃止も含めた方向性を決定していくこととなろうかと思いますので、これらの経過も踏まえた上でのこととはなりますけれども、別子山筏津地域の旧別子観光センター跡地につきまして、研修施設の代替機能整備という選択肢も含めまして今後検討を進めてまいりたいと考えております。
次に、80周年事業に関連いたしまして、高校生の太鼓祭りの参加についてということでございます。
昨年の5月と本年の2月に市内の5高校の校長会長を訪ねて、市内の高校生が参加できないかといった点につきまして協議を行っております。本年につきましては、10月15日に駅前で開催を予定されております市制80周年記念イベントについてはその当日が日曜日であり、通常の祭礼日ではなく学業への影響が比較的少ないということも考えられますことから、特別に市内の高校生がかき夫として参加することにつきましても議論をしていただきたいということを校長会のほうにお願いをいたしましたところ、あわせて協議したいという回答をいただいているところでございます。
それと、3点目ですけれども、駅前の統一イベントに関連して、泉川地区の参加、市内一斉の統一寄せはできないのかという御質問でございますけれども、市制80周年記念イベントの内容につきましては、昨年当初から各地区太鼓台運営委員会・協議会の皆様に御意見、御要望をお伺いしておりました。この中で角野、船木、中萩、泉川の各地区太鼓台運営委員会関係者で組織されております上部地区山根グラウンド統一寄せ実行委員会から、同実行委員会の決定事項ということで、市全体の統一寄せが開催される場合であっても、上部の4地区は参加しない旨の報告が昨年の7月に文書でございました。市といたしましても、市内全太鼓台での統一寄せ実施ということも検討いたしておりましたけれども、現在市内にある全太鼓台が一堂に集まるイベントということになりますと、各太鼓台や地区運営委員会・協議会の御理解と御協力がなければ実施は困難というふうに考えておりますことから、各地区太鼓台運営委員会・協議会の皆様の御意向を踏まえ、現在の2会場案にて調整を行っているところでございます。上部4地区については、組織として決定していることを考慮いたしますと、上部地区の皆様の御意向は尊重したいというふうに考えております。会場は違っても市内各地区の太鼓台関係者は、市制80周年をお祝いするという気持ちは同じであると思っておりますので、御理解を賜りたいと存じます。
○議長(近藤司) 赤尾建設部長。
○建設部長(赤尾恭平)(登壇) 加藤議員さんの再質問にお答えをいたします。
まず、公園の指定管理者制度の導入について、他の市町村の動向はどうなのだということが1点、それから滝の宮公園のような大規模な公園から児童遊園地、子供広場の小さなものまでさまざまなものがあるけれども、いつまでに指定管理者制度を導入しようとしているのかというこの2点についてのお尋ねだったかと思います。
まず、1点目でございます。
指定管理者制度を導入する中で他の市町村につきましてですけれども、昨年7月に中四国の人口10万人以上の近隣市を対象に調査を実施いたしました。その結果でございますが、現在全国的には1割強の公園が指定管理者制度を導入しておるというふうにお伺いしております。30市からの回答がございまして、その中で公園総数5,349カ所のうち指定管理者制度を導入しております公園が229カ所、全体の4.3%でございます。
また、導入しております市につきましては、アンケートをお答えいただいた30市のうち12市というような状況でございます。
また、指定管理者制度の種別といたしましては、民間事業者が44.4%、社団法人、財団法人等が48.5%、それからNPO法人などが4.6%という内訳になってございます。
続きまして、指定管理者制度の導入時期については検討中というようなことでございます。山根公園や新居浜公園のように体育施設が一緒にございまして、管理者が分かれておりますような公園につきましては、一元管理をすることによりまして、利用者の利便性が向上するということが想定されますことから、積極的に指定管理者制度の導入を図りたいと考えております。
また、滝の宮公園、国領川緑地など大規模公園につきましても、効果を見きわめながら導入の検討を行ってまいります。
一方、小規模公園につきましては、地元の自治会等に管理を今お願いをしておるというような状況でございますけれども、これらにつきましては、まず指定管理者制度ありきではなく、それぞれの公園に合った形での公園管理というものを考えてまいりたいと思います。導入時期につきましては、公園条例の改正、それが必要でございます。
また、既存体育施設等の指定管理者制度が平成30年度までというようなことでございますので、平成31年度の導入ということを目指して取り組んでまいりたいというふうに思っております。
以上でございます。
○議長(近藤司) 再質問はありませんか。加藤喜三男議員。
○25番(加藤喜三男)(登壇) 最後に、一つお話しして終えたいと思います。
また、怒られるかもわかりませんが、2月21日の市長の後援会でお聞きした羽多野さんのお話なんですけれども、常に市場それからお客に密着したニーズを探ってこいやというお話だったと思います。それで、その中には、目配り、気配り、一番大事な足配りというのが出ておりました。新居浜市の職員さんは、ここが少し弱いような気がいたします。現場を見て措置ができるような教育をこれからしてほしいと思います。
それと、木村部長にはもう答弁はいいです。今のような考えだから、ああいう言葉が出るんです。僕の言うことと全然違うじゃないですか。もうこれ以上言うたってしゃあないけん、もうこれで僕はおりますけども、もう少し主体性を持った指導をしていただかんといかんと思います。終わります。
○議長(近藤司) この際、暫時休憩いたします。
午前11時43分休憩
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