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平成28年第5回新居浜市議会定例会会議録 第5号

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平成28年12月22日 (木曜日)
  議事日程 第5号
第1 会議録署名議員の指名
第2 議案第73号 工事請負契約について
           (企画総務委員長報告)
    議案第74号 新居浜市斎場の指定管理者の指定について
           (環境建設委員長報告)
    議案第76号 新居浜市農業委員会の委員及び農地利用最適化推進委員の定数に関する条例の制定について
           (市民経済委員長報告)
    議案第77号 新居浜市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について
           (企画総務委員長報告)
    議案第78号 新居浜市寺尾音楽教育振興基金条例の一部を改正する条例の制定について
           (福祉教育委員長報告)
    議案第79号 新居浜市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について
           (同上)
    議案第80号 新居浜市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について
           (同上)
    議案第81号 新居浜市医師確保奨学金貸付条例の制定について
           (同上)
    議案第82号 新居浜市観光交流施設設置及び管理条例の一部を改正する条例の制定について
           (市民経済委員長報告)
    議案第83号 新居浜市海苔人工採苗場及び加工場設置及び管理条例を廃止する条例の制定について
           (同上)
    議案第84号 平成28年度新居浜市一般会計補正予算(第4号)
           (各常任委員長報告)
    議案第85号 平成28年度新居浜市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)
           (環境建設委員長報告)
    議案第86号 平成28年度新居浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)
           (福祉教育委員長報告)
    議案第87号 新居浜市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例等の一部を改正する条例の制定について
           (企画総務委員長報告)
    議案第88号 新居浜市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について
           (同上)
    議案第89号 平成28年度新居浜市一般会計補正予算(第5号)
           (同上)
    議案第90号 平成28年度新居浜市渡海船事業特別会計補正予算(第1号)
           (同上)
    議案第91号 平成28年度新居浜市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)
           (同上)
    議案第92号 平成28年度新居浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)
           (同上)
    議案第93号 平成28年度新居浜市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)
           (企画総務委員長報告)
    議案第94号 平成28年度新居浜市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)
           (同上)
第3 請願第3号 年金積立金の株式投資への運用を直ちに見直し、長期安定的な運用に切り替えることを求める意見書の提出方について
           (市民経済委員長報告)
    請願第4号 年金制度改革関連法案(年金カット法案)廃案と最低保障年金制度の実現、年金支給の毎月払いなどを求める意見書の提出方について
           (同上)
第4 委員会の閉会中の継続審査
第5 議員の派遣
第6 議会議案第1号 地方議会議員の厚生年金並びに地方公務員共済制度の医療保険への加入を求める意見書の提出について
           (委員会付託省略)
第7 選挙管理委員及び補充員の選挙
――――――――――――――――――――――
  本日の会議に付した事件
日程第1 会議録署名議員の指名
日程第2 議案第73号、議案第74号、議案第76号~議案第94号
日程第3 請願第3号、請願第4号
日程第4 委員会の閉会中の継続審査
日程第5 議員の派遣
議案第95号~議案第97号、諮問第1号
日程第6 議会議案第1号
日程第7 選挙管理委員及び補充員の選挙
――――――――――――――――――――――
  出席議員(25名)     
 1番    神野 恭多
 2番    米谷 和之
 3番    井谷 幸恵
 4番    藤田 誠一
 5番    田窪 秀道
 6番    小野 辰夫
 7番    太田 嘉一
 8番    岩本 和強
 9番    三浦 康司
 10番     篠原 茂
 11番   大條 雅久
 12番   高塚 広義
 13番   藤原 雅彦
 14番   豊田 康志
 15番   永易 英寿
 16番   伊藤 謙司
 17番   藤田 豊治
 18番   藤田 幸正
 20番   伊藤 優子
 21番   佐々木 文義
 22番   真木 増次郎
 23番   仙波 憲一
 24番   近藤 司
 25番   加藤 喜三男
 26番   山本 健十郎
――――――――――――――――――――――
  欠席議員(1名)
 19番   岡崎 溥
――――――――――――――――――――――
  説明のため出席した者
 市長                 石川 勝行
 副市長              近藤 清孝  
 企画部長             原  一之
 総務部長             寺村  伸治
 福祉部長             岡部 嘉幸
 市民部長             木村 和則
 環境部長             伊藤 公夫
 経済部長             鴻上 浩宣
 建設部長              赤尾 恭平
 消防長               藤田 秀喜
 水道局長              本田 陸治
 教育長               関   福生
 教育委員会事務局長       武方 弘行
 監査委員             田中 洋次
――――――――――――――――――――――
  議会事務局職員出席者
 事務局長             多田羅 弘
 議事課長              原   正夫
 議事課副課長          松平 幸人
 議事課副課長           髙橋 憲介
 議事課議事係長         美濃 有紀
 議事課調査係長          神野 瑠美
 議事課主任            中島 康治
―――――――――― ◇ ――――――――――
  午前10時00分開議       
○議長(近藤司) これより本日の会議を開きます。
 本日の議事日程につきましては、お手元に配付の議事日程第5号のとおりでありますが、日程第3終了後、議員全員協議会も予定いたしております。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(近藤司) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、議長において藤田誠一議員及び田窪秀道議員を指名いたします。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第2 議案第73号、議案第74号、議案第76号~議案第94号
○議長(近藤司) 次に、日程第2、議案第73号、議案第74号及び議案第76号から議案第94号までの21件を一括議題といたします。
 以上の21件に関し、各常任委員長の報告を求めます。まず、豊田企画総務委員長。
○14番(豊田康志)(登壇) ただいまから企画総務委員会の報告をいたします。
 本委員会は12月16日に委員会を開催いたしました。本委員会に付託されました議案第73号、議案第77号、議案第84号及び議案第87号から議案第94号までの11件につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
 まず、議案第73号、工事請負契約について御報告申し上げます。
 本案は、大生院小学校屋外プール新築建築主体工事の請負契約であります。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 まず、直近のプール建築工事である平成25年の金栄小学校の工事と比較して、契約金額が約5,000万円高くなっているのはなぜかとの質疑に対し、大生院校区では、小中学校でプールを共有しているため、他の小学校と比べてプールサイドが広く、施工面積が広いことや高低差が4メートル以上あるため、スロープ設置費用が含まれていること、またここ数年の人件費や資材の高騰などが原因として考えられるとの答弁がありました。
 次に、今後のプールの建てかえ予定の質疑に関連して、委員から、経年劣化などによりプールの建てかえを希望する小中学校も多くあるため、長期的な計画を立てて実施されたいとの要望がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第73号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第77号、新居浜市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
 本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、審査いたしました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第77号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第84号について御報告申し上げます。
 議案第84号、平成28年度新居浜市一般会計補正予算(第4号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳入全部、歳出第2款総務費及び第4表地方債補正変更であります。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 ふるさと納税寄附金及びふるさと応援寄附金推進費に関して、まず大幅な増額となった要因は何かとの質疑に対し、返礼品に新たな商品を追加したことや返戻率の見直し、楽天サイトへの掲載などを行ったことが増額につながったと考えられるとの答弁がありました。
 次に、見直しにより追加した返礼品のうち、ビールの希望が多いと聞くが、地元産品の希望者が減ることについてどう考えるかとの質疑に対し、当初は市内で生産されているものに限定していたが、寄附額が伸び悩んでいたため、10月に見直しを行い、愛媛県産もしくは瀬戸内海でとれるもので市内の事業者が販売している物に範囲を拡大した。メリットとして、寄附額の見込み4億円のうち、2億円近くが商品代金として市内事業者の売り上げとなり、地域経済の活性化につながること、寄附額の増額により、財源確保ができること、お礼状に新居浜市の観光パンフレットを同封しており、観光、物産を全国にPRできていることなどがあると考えるとの答弁がありました。
 このことについては、委員から、新居浜市内でとれる物やつくられる物であることが非常に重要なので、さらに工夫されたいとの要望がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第84号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第87号、新居浜市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例等の一部を改正する条例の制定について及び議案第88号、新居浜市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定についての2件につきまして一括して御報告申し上げます。
 以上の2件につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、質疑応答を行い審査いたしました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第87号及び議案第88号の2件については、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第89号、平成28年度新居浜市一般会計補正予算(第5号)、議案第90号、平成28年度新居浜市渡海船事業特別会計補正予算(第1号)、議案第91号、平成28年度新居浜市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)、議案第92号、平成28年度新居浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)、議案第93号、平成28年度新居浜市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)及び議案第94号、平成28年度新居浜市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)の6件について一括して御報告申し上げます。
 以上の6件につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、審査いたしました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第89号から議案第94号までの6件については、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上で企画総務委員会の報告を終わります。
○議長(近藤司) 次に、三浦福祉教育委員長。
○9番(三浦康司)(登壇) ただいまから福祉教育委員会の報告をいたします。
 本委員会は12月19日に委員会を開催いたしました。本委員会に付託されました議案第78号から議案第81号まで、議案第84号及び議案第86号の6件につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
 まず、議案第78号、新居浜市寺尾音楽教育振興基金条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 基金の運用収益と今回の改正での変更点はとの質疑に対し、平成28年度では、利子収入約3,000円の運用収益があり、それを補助金として支出した。改正前は基金残高1,000万円を下回る処分はできず、今回の改正で基金を取り崩す支出が可能となるとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第78号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第79号、新居浜市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 今回の改正で指定の対象となる事業所と数は、また市独自の基準を定めるのかとの質疑に対し、通所介護事業所のうち、利用定員が18人以下の小規模事業所が地域密着型サービスに移行し、県から市に権限移譲されたため、15事業所を指定している。また、非常災害対策に関すること、サービスの提供記録に関すること、サービス提供記録の保存年限に関することの3項目について、市独自の基準を定めたとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第79号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第80号、新居浜市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 まず、今回の改正で、地域との連携での変更点はとの質疑に対し、利用者の家族、地域住民の代表者、市の職員などが参加する運営推進会議の設置が義務づけられたとの答弁がありました。
 次に、運営推進会議の構成員である地域住民の代表者は、どのような方で、人選はどのように行うのかとの質疑に対し、支部社協、自治会長、公民館長などから各事業所が人選するとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第80号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第81号、新居浜市医師確保奨学金貸付条例の制定について御報告申し上げます。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 まず、指定医療機関で将来医師として業務に従事しようとする者に対して奨学金を貸し付ける制度であるが、医療機関はどこが指定される予定なのかとの質疑に対し、指定医療機関は、新居浜市の二次救急を担っていて、返還免除要件の臨床研修も受けることができる住友別子病院、十全総合病院、愛媛労災病院を予定しているとの答弁がありました。
 次に、奨学金の貸付要件の一つである所得基準は幾らか、また連帯保証人の条件はとの質疑に対し、文部科学省が定めている高等学校就学支援金の基準に準じ、所得基準を保護者等の市民税所得割額30万4,200円未満と定めている。また、連帯保証人の条件としては、一定の職業を持ち、独立の生計を営んでいること、同種の奨学金制度の保証人になっていないこと、市民税の滞納がないことが条件である。年金だけで生計を立てている場合でも、市民税の滞納がなく、市長が認めた場合は連帯保証人になれる可能性はあるとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第81号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第84号について御報告申し上げます。
 議案第84号、平成28年度新居浜市一般会計補正予算(第4号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳出第3款民生費、第10款教育費、ただし財源補正を除く及び第2表繰越明許費、第3款民生費、第10款教育費であります。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 臨時福祉給付金事業費に関して、臨時福祉給付金の対象人数はとの質疑に対し、対象者は2万6,800人を見込んでいるとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第84号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第86号、平成28年度新居浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)について御報告申し上げます。
 一般高額費に関して、高額療養費が不足するため追加したとのことだが、どのような高額薬剤が影響しているのかとの質疑に対し、抗がん剤のオプジーボ、C型肝炎のソバルディやハーボニー、高コレステロール血症のレパーサなどの薬剤が平成27年、平成28年に承認されたことが影響しているとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第86号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上で福祉教育委員会の報告を終わります。
○議長(近藤司) 次に、高塚市民経済委員長。
○12番(高塚広義)(登壇) ただいまから市民経済委員会の報告をいたします。
 本委員会は12月16日に委員会を開催いたしました。本委員会に付託されました議案第76号及び議案第82号から議案第84号までの4件につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
 まず、議案第76号、新居浜市農業委員会の委員及び農地利用最適化推進委員の定数に関する条例の制定について御報告申し上げます。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 別表に農業委員の報酬額は記載されているが、農地利用最適化推進委員の報酬額の記載がないのはなぜかとの質疑に対し、農地利用最適化推進委員については、総務省の見解によると、地方公務員法第3条第3項第3号の扱いになり、これは新居浜市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例第6条第1項の市長が別に定める者に該当するため別表に記載していない。報酬については、農業委員会が予算措置して支払うことになるとの答弁がありました。
 次に、予算措置を行う農地利用最適化推進委員の報酬金額は幾らかとの質疑に対し、農業委員と同様の4万1,700円としているとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第76号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第82号、新居浜市観光交流施設設置及び管理条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 まず、岩盤浴の使用料金表区分で、1回50分以内の使用であったものを時間制限なしと改定している。これによって、利用者がふえると考えているのかとの質疑に対し、先進事例も考慮して、50分の時間制限を設けていたのだが、時間制限がないところもある。改定によって岩盤浴は利用しやすい施設となると考えているとの答弁がありました。
 次に、今回のように管理条例を変えるのであれば、もう少し指定管理者のほうで柔軟な運用ができるようにすべきではないかとの質疑に対し、指定管理を導入し、利用料金制を採用しているので、ある程度利用者のニーズやサービスも考えて柔軟に対応できると思う。今後は、指定管理者と協議し、改めていきたいとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第82号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第83号、新居浜市海苔人工採苗場及び加工場設置及び管理条例を廃止する条例の制定について御報告申し上げます。
 本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、質疑応答を行い審査いたしました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第83号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第84号について御報告申し上げます。
 議案第84号、平成28年度新居浜市一般会計補正予算(第4号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳出第6款農林水産業費、第1項農業費、4目農地費、第7款商工費及び第2表繰越明許費、第6款農林水産業費、第1項農業費、土地改良施設耐震対策事業費であります。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 まず、企業立地促進対策費に関して、新規申請分が7件あるが、新規に雇用された人数は何名かとの質疑に対し、今回審査した7件で、新規雇用者は8名であるとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第84号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上で市民経済委員会の報告を終わります。
○議長(近藤司) 次に、篠原環境建設委員長。
○10番(篠原茂)(登壇) ただいまから環境建設委員会の報告をいたします。
 本委員会は12月19日に委員会を開催いたしました。本委員会に付託されました議案第74号、議案第84号及び議案第85号の3件につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
 まず、議案第74号、新居浜市斎場の指定管理者の指定について御報告申し上げます。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 5年間の管理委託料が3億1,055万3,000円だが、前回よりふえているのか。また、応募が1社のみだが、応募の枠を広げるための要綱の見直しなどを行ったのかとの質疑に対し、5年前と比べて指定管理委託料は人件費、消耗品費、燃料費がふえており、総額で約1,700万円の増である。また、前回は、応募対象を市内に主たる事務所を持つ法人に限っていたが、今回は複数の法人等で共同企業体を構成する団体も対象としたとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第74号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第84号について御報告申し上げます。
 議案第84号、平成28年度新居浜市一般会計補正予算(第4号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳出第4款衛生費、第6款農林水産業費、第1項農業費、2目農業総務費、第8款土木費、ただし財源補正を除く、第2表繰越明許費、第6款農林水産業費、第1項農業費、ただし土地改良施設耐震対策事業費を除く、第8款土木費及び第3表債務負担行為補正追加であります。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 まず、地籍調査事業費に関して、対象が東田・光明寺地区とのことだが、全体を調査するのか。また、繰越明許の措置もされているが、来年度中に地籍図、地籍簿を登記所に送ることができるのかとの質疑に対し、対象地区は、国道11号バイパスの第1工区の予定区域である東田、光明寺の沿線約0.22平方キロメートルの予定である。地籍図等の登記所への送付は、最短で調査開始から3年目に行うため、来年度は送付できないとの答弁がありました。
 次に、空き家対策事業費に関して、危険空家除去補助金の申請状況はとの質疑に対し、12月16日現在で除去に関する相談は39件あり、既に補助金を支出したものが1件、交付決定の段階のものが1件、補助が可能であると判断したものが6件である。6件の中には、現在、権利関係を整理されている方や補助を受けずに自主的に解体された方もいるとの答弁がありました。
 次に、上部東西線改良事業(街路)に関して、減額補正であるが、現在の工区の完成予定時期に変更はないかとの質疑に対し、今年度当初の段階では、完成を平成29年度末と見込んでいたが、現状では約1年おくれて平成30年度の見込みであるとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第84号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第85号、平成28年度新居浜市公共下水道特別会計補正予算(第1号)について御報告申し上げます。
 本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、質疑応答を行い審査いたしました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第85号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上で環境建設委員会の報告を終わります。
○議長(近藤司) これより質疑に入ります。
 ただいまの各常任委員長の報告に対して質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(近藤司) 質疑なしと認めます。
 これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。井谷幸恵議員。
○3番(井谷幸恵)(登壇) 日本共産党の井谷幸恵です。
 平成28年度新居浜市一般会計補正予算(第4号)について、今回の補正予算は、空き家対策事業費、各道路改良事業、橋りょう維持修繕事業など、ほとんどの補正予算は賛成いたしますが、1点、商工費、企業立地促進対策費について市民目線から見ても納得が得られないと判断しますので、反対討論いたします。
 新居浜市企業立地促進条例に基づき、市内への企業の立地促進に必要な奨励措置を行い、市の産業の振興と雇用促進を図るため、新規分として住友化学株式会社に除草剤中間体製造設備新設、株式会社愛新鉄工所松の木工場新設等7件、繰越分として、株式会社リブドゥコーポレーション新居浜工場新設等5件で合計1億3,773万3,000円が補正されました。そのうち、住友化学分が、合計8,532万9,000円で約62%、半分以上を占めております。住友化学は、7,000億円の内部留保がある会社です。余裕のある大企業に補助するのではなく、本当に困っている中小零細の企業にこそ向けるべきです。雇用の拡大や地域経済の活性化、産業の振興に大きな効果が生まれると思います。補助の必要のない大きな会社になぜ補助金を出すのか、市民の理解は難しいのではないでしょうか。
 以上で終わります。
○議長(近藤司) 以上で通告による討論は終わりました。
 これにて討論を終結いたします。
 これより採決いたします。
 採決は分離して行います。
 議題のうち、まず議案第73号、議案第74号及び議案第76号から議案第83号までの10件を一括採決いたします。
 以上の10件に対する委員長の報告はいずれも可決であります。以上の10件はいずれも委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(近藤司) 御異議なしと認めます。よって、議案第73号、議案第74号及び議案第76号から議案第83号までの10件はいずれも原案のとおり可決されました。
 次に、議案第84号を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕
○議長(近藤司) 起立多数であります。よって、議案第84号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第85号から議案第94号までの10件を一括採決いたします。
 以上の10件に対する委員長の報告はいずれも可決であります。以上の10件はいずれも委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(近藤司) 御異議なしと認めます。よって、議案第85号から議案第94号までの10件はいずれも原案のとおり可決されました。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第3 請願第3号、請願第4号
○議長(近藤司) 次に、日程第3、請願第3号及び請願第4号の2件を一括議題といたします。
 以上の2件に関し、市民経済委員長の報告を求めます。高塚市民経済委員長。
○12番(高塚広義)(登壇) ただいまから市民経済委員会の報告をいたします。
 本委員会に付託されました請願第3号及び請願第4号の2件につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
 まず、請願第3号、年金積立金の株式投資への運用を直ちに見直し、長期安定的な運用に切り替えることを求める意見書の提出方についてでありますが、本請願の趣旨は、年金積立金管理運用独立法人の年金積立金運用における株式投資の過剰な運用を中止し、安心、安全かつ安定的な運用に切りかえるよう、関係行政庁等に対し意見書の提出方を請願されているものであります。
 本件に関し討論に付したところ、運用実績を単年度で見た場合にはマイナスであるが、過去15年間では収益率が年平均2.7%、収益額も累計で45.4兆円を上げているので、これは短期で見るべきものではなく、長期の評価が必要である。また、毎年の給付は、その年の保険料と国庫負担金で賄う仕組みとなっており、年金積立金が短期間で増減しても、年金の支給に直ちに影響が出ることは考えられないため反対するとの意見が述べられました。
 以上の経過を経て採決の結果、請願第3号については、賛成する者なく、お手元に配付の請願・陳情審査報告書のとおり、不採択とすべきものと決しました。
 次に、請願第4号、年金制度改革関連法案(年金カット法案)廃案と最低保障年金制度の実現、年金支給の毎月払いなどを求める意見書の提出方についてでありますが、本請願の趣旨は、高齢者の貧困化が深刻な中、マクロ経済スライドの徹底・強化及び年金額改定ルールの見直しを柱とする年金制度改革関連法案が国会に提出され、高齢者だけでなく、現役世代の将来への危惧も生み出していることから、年金制度改革関連法案の廃案、マクロ経済スライドの廃止、全額国庫負担の最低保障年金制度の実現、年金支給の毎月払い、年金の支給開始年齢の引き上げ阻止を求めるため、関係行政庁等に対し意見書の提出方を請願されているものであります。
 本件に関し討論に付したところ、少子高齢化が進む中で、年金制度を維持可能なものにするとともに、現役世代と高齢者の公平感を維持することも必要である。また、低年金、低所得者へ配慮された内容も含まれており、今回の年金制度改革関連法案は、やむを得ないものと考えるため反対する。世代間のバランスということだが、年金だけで生活されている高齢者は、これ以上年金が下がれば対応のしようがない状況であるので、年金が減額になる可能性のある法案については廃案を求めるという立場で賛成するとの意見が述べられました。
 以上の経過を経て採決の結果、請願第4号については、賛成少数をもってお手元に配付の請願・陳情審査報告書のとおり、不採択とすべきものと決しました。
 以上で市民経済委員会の報告を終わります。
○議長(近藤司) これより質疑に入ります。
 ただいまの市民経済委員長の報告に対して質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(近藤司) 質疑なしと認めます。
 これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。井谷幸恵議員。
○3番(井谷幸恵)(登壇) 請願第3号、年金積立金の株式投資への運用を直ちに見直し、長期安定的な運用に切り替えることを求める意見書の提出方について賛成の立場から討論します。
 安倍政権は、2014年10月、140兆円に上る年金積立金の運用比率を変更し、国内債券を60%から35%に下げ、株式を24%から50%に引き上げました。
 3点申し述べます。
 1点目、年金の積立金は、政府のものではなく、国民の財産です。老後の年金保障が目的であり、安定運用が原則です。その積立金が、日本の特定の企業の株式を買い支えることに使われているのは大問題です。日本の中枢の企業につぎ込んでおります。企業と国の癒着をますます強めていくことになります。
 2点目、老後の安定のためのお金を株という変動の大きな不安定なものに入れ、国民は一喜一憂する、それでいいのでしょうか。長期的に見るべきなどと言いますが、想定どおりにならないのが株です。一瞬で乱高下、まるでジェットコースターのようです。下がったときに一体誰が責任をとるのでしょうか。投資信託は、将来を保証するものでは決してありません。積立金による株価つり上げは、市場をゆがめ、投機筋や銀行、証券会社が巨額の利益を手にする一方、一般投資家や労働者は、株価変動で毎日が落ちつきません。金融大国のアメリカでさえ、公的年金を株式につぎ込んではおりません。安倍政権の姿勢は、世界から見ても異常です。
 3点目、かつて国会答弁の中で、厚生労働省も年金積立金について原資となる保険料は投資を目的として徴収されたものではなく、老後の給付に充てるために一時的に国が預かっているものなので、安全運用が基本と述べたことがあります。その原点に立ち返って、安心、安全の制度に戻すことを求めて賛成討論といたします。
 次に、請願第4号について賛成の立場から討論します。
 11月14日の参院本会議で、自民、公明、維新等の賛成多数で可決成立いたしました。十分な審議が尽くされないまま、多数の力で押し切ることは、国民の声を無視した異常なやり方です。年金5万円以下の方が800万人います。これ以上減らされたら生きていけません。年金カット法は、即廃止を求めます。年金カットは、高齢者の個人消費を冷え込ませ、内需不振による景気低迷をもたらし、賃金の低下を招き、年金の保険料収入にも影響を与えます。購買力を維持することはできず、地方創生にも反します。安倍首相は、カット法ではない、将来世代のためだなどと言っていましたが、現役世代が親の生活費を心配しなければならないようにしているのではないでしょうか。物価が上がり、賃金が下がると、下がった賃金に合わせて年金も下げます。物価が下がり、それ以上に賃金が下がると、賃金のほうに合わせて年金を下げます。物価が下がり、賃金は上がる場合、下がった物価に合わせます。際限のない年金カットの仕組みです。引き下げられた水準の年金が、将来世代に引き渡されます。高齢者を扶養し、生活や介護の支援をしている現役世代にとってはダブルパンチが襲いかかり、何もいいことはありません。国民年金は、40年掛けても月額6万5,000円、底なしの低水準こそが最大の問題です。本当に必要なのは、老後の生活の基礎的な支えとなり、高齢世代も現役世代も信頼できる年金制度を構築することです。年金の底上げと最低保障年金の導入、高額所得者の保険料上限の見直し、現役世代の雇用、賃金の立て直しによる年金財政の強化など、本当の改革が求められております。請願で求められている4点、これらは当たり前の切実な要求であり、採択すべきことを強調して賛成討論といたします。
○議長(近藤司) 以上で通告による討論は終わりました。
 これにて討論を終結いたします。
 これより採決いたします。
 採決は分離して行います。
 議題のうち、まず請願第3号を採決いたします。
 本件に対する委員長の報告は不採択であります。請願第3号は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕
○議長(近藤司) 起立多数であります。よって、請願第3号は不採択と決しました。
 次に、請願第4号を採決いたします。
 本件に対する委員長の報告は不採択であります。請願第4号は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕
○議長(近藤司) 起立多数であります。よって、請願第4号は不採択と決しました。
 暫時休憩いたします。
  午前10時44分休憩
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  午前11時34分再開
○議長(近藤司) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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  日程第4 委員会の閉会中の継続審査
○議長(近藤司) 次に、日程第4、委員会の閉会中の継続審査を議題といたします。
 企画総務委員長から、目下委員会において審査中の事件につき、会議規則第110条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の継続審査の申し出があります。
 これより採決いたします。
 起立しない者は、閉会中の継続審査に反対とみなします。
 請願第1号については、企画総務委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに賛成の議員の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕
○議長(近藤司) 起立多数であります。よって、請願第1号については、企画総務委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。
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  日程第5 議員の派遣
○議長(近藤司) 次に、日程第5、議員の派遣を議題といたします。
 お諮りいたします。お手元に配付いたしております議員派遣一覧表のとおり、議員を派遣いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(近藤司) 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
 なお、この際、申し上げます。ただいま決定いたしました議員派遣の内容につきまして、諸般の事情により変更が生ずる場合には、議長に御一任を願います。
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  議案第95号~議案第97号、諮問第1号
○議長(近藤司) お諮りいたします。ただいま市長から議案第95号から議案第97号まで及び諮問第1号の4件が提出されました。
 この際、これを日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(近藤司) 御異議なしと認めます。よって、この際、議案第95号から議案第97号まで及び諮問第1号の4件を日程に追加し、議題とすることに決しました。
 議案第95号から議案第97号まで及び諮問第1号の4件を一括議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) ただいま上程されました議案第95号から議案第97号まで及び諮問第1号の4件につきまして一括して提案理由の説明を申し上げます。
 まず、議案第95号、新居浜市副市長の選任につきましては、新居浜市副市長近藤清孝氏は、平成28年12月31日をもって任期が満了いたしますので、新たに副市長の選任を必要といたしますため、新居浜市副市長に寺田政則氏を選任するにつきまして御同意をいただきたく、本案を提出いたしました。
 次に、議案第96号、新居浜市固定資産評価審査委員会の委員の選任につきましては、新居浜市固定資産評価審査委員会の委員神野和彦氏及び渡邊哲郎氏は、平成28年12月23日をもって任期が満了いたしますので、新たに委員の選任を必要といたしますため、新居浜市固定資産評価審査委員会の委員に松長隆志氏及び井下文夫氏を選任するにつきまして御同意をいただきたく、本案を提出いたしました。
 次に、議案第97号、新居浜市港務局委員会の委員の任命につきましては、新居浜港務局委員会の委員今井基博氏は、平成28年12月1日をもって辞任いたしましたので、新たに委員の任命を必要といたしますため、新居浜港務局委員会の委員に福田幹大氏を任命するにつきまして御同意をいただきたく、本案を提出いたしました。
 次に、諮問第1号、人権擁護委員の候補者の推薦につきましては、人権擁護委員神野恵子氏、高橋正明氏及び神野隆義氏は、平成29年3月31日をもって任期が満了いたしますので、新たに委員の候補者の推薦を必要といたしますため、人権擁護委員の候補者に神野恵子氏、高橋正明氏及び神野隆義氏を推薦いたしたく、本案を提出いたしました。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(近藤司) これより質疑に入ります。
 議案第95号から議案第97号まで及び諮問第1号の4件に対して質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(近藤司) 質疑なしと認めます。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第95号から議案第97号まで及び諮問第1号の4件については、会議規則第38条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(近藤司) 御異議なしと認めます。よって、議案第95号から議案第97号まで及び諮問第1号の4件については、委員会の付託を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。
 討論の通告はありません。よって、討論なしと認めます。
 これより採決いたします。
 採決は分離して行います。
 議題のうち、まず議案第95号から議案第97号までの3件を一括採決いたします。
 以上の3件はいずれもこれに同意することに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(近藤司) 御異議なしと認めます。よって、議案第95号から議案第97号のまでの3件はいずれもこれに同意することに決しました。
 次に、諮問第1号を採決いたします。
 本件は異議ない旨答申することに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(近藤司) 御異議なしと認めます。よって、諮問第1号は異議ない旨答申することに決しました。
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  日程第6 議会議案第1号
○議長(近藤司) 次に、日程第6、議会議案第1号を議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。仙波憲一議員。
○23番(仙波憲一)(登壇) ただいま議題となりました議会議案第1号につきまして提案理由の説明を申し上げます。
 本案は、地方議会議員の厚生年金並びに地方公務員共済制度の医療保険への加入を求める意見書の提出についてであります。
 地方創生が我が国の将来にとって重要な政治課題となり、その実現に向け大きな責任を有する地方議会の果たすべき役割はますます重要となっております。
 このような状況の中、地方議会議員は、これまで以上に地方行政の広範かつ専門的な諸課題について住民の意見を酌み取り、的確に執行機関の監視や政策提言等を行うことが求められております。また、地方議会議員は、議会活動のほか、地域における住民ニーズの把握など、さまざまな議員活動を行っており、近年においては、専業化が進んでいる状況にあります。
 一方、統一地方選挙の結果を見ると、投票率が低下傾向にあるとともに、無投票当選者の割合が高くなるなど、住民の関心の低さや地方議会議員のなり手不足が深刻な問題となっております。よって、国民の幅広い層からの政治参加や地方議会における人材確保の観点から、地方議会議員の厚生年金並びに地方公務員共済制度の医療保険に加入するための法整備を早急に実現するよう、国会及び関係行政庁に対し意見書を提出しようとするものであります。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。
○議長(近藤司) これより質疑に入ります。
 議会議案第1号に対して質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(近藤司) 質疑なしと認めます。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議会議案第1号については、会議規則第38条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(近藤司) 御異議なしと認めます。よって、議会議案第1号については、委員会の付託を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、順次発言を許します。井谷幸恵議員。
○3番(井谷幸恵)(登壇) 日本共産党の井谷幸恵です。
 議会議案第1号、地方議会議員の厚生年金並びに地方公務員共済制度の医療保険への加入を求める意見書の提出について反対の立場で討論します。
 3点申し述べます。
 1点目、5年前に地方議員年金制度を廃止した際には、共産党は廃止に賛成をいたしました。その際、1、既に制度が維持、延長できない段階であり、廃止の方向で検討が必要。2、廃止しても掛金の返済や受給決定者への給付など、一定の公的負担は避けられない。よって、国民、住民の理解を得られるようにすべきであり、関係者間の議論にとどめず、広く国民の前にオープンにして議論を重ねるべき。3、地方議員の人材確保のため、廃止した後の新たな年金制度など何らかのものが必要との声もあるが、これも国民的議論の上で検討されるべきなどの考え方を示しておりました。
 2点目、現在の国民年金や厚生年金など、公的年金制度の財源は、被保険者の保険料と国庫負担金、そして保険料を積み立てた積立金の運用益で構成されています。このうちサラリーマンなどが加入する厚生年金の保険料の半額は、経営者が負担する仕組みとなっています。よって、地方議員が厚生年金に加入することは、各自治体が年金保険料の半分を負担することになり、その財源は市民の税金であり、国民的議論や合意が必要になります。現在、政務活動費の不正使用問題で、地方議員の税金の使い方が問われているもと、既にマスコミでは総務省は厚生年金加入で毎年自治体負担は170億円を超えると試算。常勤でない地方議員の年金制度には批判が強いなどの報道もされております。大阪府議会では、共産党や自民党、維新も反対しております。
 3点目、地方議員の年金制度のあり方については、国民誰もが安心して暮らせる年金制度を確立する国民的議論の中で検討されるべきであり、単に議員の年金のみの議論で済ませるものではありません。
 以上の点から、今回の意見書の扱いについては慎重にすべきだと考えます。地方議会として、住民の意見も聞き、住民にオープンにして議論すべきこと、安易に賛否を対決的に決する性質のものでないことを申し述べます。今、国民的議論も合意もされていないもとで意見書を提出することは問題だと考えて反対をいたします。
 以上で終わります。
○議長(近藤司) 岩本和強議員。
○8番(岩本和強)(登壇) 無会派の岩本和強です。
 議会議案第1号、地方議会議員の厚生年金並びに地方公務員共済制度の医療保険への加入を求める意見書の提出について反対の立場から討論いたします。
 とかく特権的と言われ続けました旧の議員年金制度は、平成の大合併に伴う急激な市町村議員数の減少により、議員年金財政が悪化の一途をたどり、破綻目前を迎え、国民の税金をつぎ込んでも議員年金制度維持をすべきだとの全国市議会議長会の意見もありましたが、民主党政権下であった2011年6月に廃止の英断が下されました。一昨年4月の統一地方選挙に立候補を決意した方たちも、議員年金制度の廃止を承知の上で選挙に臨んだものと考えます。また、議員年金制度復活を公約に掲げた候補者は皆無だったと思います。しかし、自民党の地方議員年金検討プロジェクトチームが、地方議員年金の新制度について本格的な議論を始め、今年7月には全国都道府県議会議長会が地方議員も年金に加入できるよう法整備を求める決議をいたしました。これを受けて、新居浜市議会から新たな年金制度創設を求める意見書が本日提出をされました。その理由は、現在地方議員は、国民年金にしか加入できていないために、若者や厚生年金加入者は立候補に消極的でなり手が不足している。待遇をよくして人材確保を図るという発想のようですが、市民の皆様は、住民の生活向上よりもみずからの待遇改善を目指すような議員を地方議会に求めているのでしょうか。例えば、新居浜市議会議員の年間総支給額は766万3,800円です。ちなみに、県内でも高水準にある新居浜市民の全世代の平均所得は287万4,000円、これを総支給額に置きかえますと、おおむね420万円であります。また、新居浜市役所一般職員の総支給額を見ますと、56歳から59歳で785万1,849円で、定年退職が迫った時期に市議会議員の報酬に肩を並べます。若くして将来に備えることは大切なことだと思います。将来が不安な方は、国民年金基金や民間保険会社の個人年金に加入し、みずからの手で守るべきであります。現在、全国市議会議長会にある地方議員団体保険の中に個人年金保険を加えるなど自助努力をせずして、安易に公費負担に頼るべきではないと私は考えます。旧年金制度廃止後も受給資格を持つ勇退議員への負担金として、本市では平成24年度が8,805万8,880円を市が負担し、平成28年度までの5年間で、既に4億125万3,840円の市税が支払い済みとなっております。また、今後毎年減少はいたしますが、50年間の負担が続きます。加えて、ただいま提出された意見書のとおり年金制度が復活すると、本市では毎年約3,500万円から3,800万円の新たな公費負担が加わり、合わせますと毎年約1億円以上の支出が見込まれています。これは、本年10月から中学生までの全ての医療費が無料化となり、子育て世代に歓迎をされていますが、これをさらに高校卒業までに延長する予算におおむね匹敵をいたします。議員年金制度から派生する負担は、言うまでもなく、市民の皆様からお預かりした税金で賄わなければならず、本市の財政運営に多大な影響を及ぼすことも忘れてはなりません。年金については、国民的な課題であり、過去多額の掛金が消滅した消えた年金問題すら解決ができていません。さらに、毎年年金受給額が減少し、非正規雇用で働く人の中には、掛金を支払えないという現実がある中で、新居浜市議会から国民年金だけでは生活ができないという課題を投げかけ、税金を使って自分たちの議員年金はしっかりと確保し、経済的に保障する道を目指すことなど、到底市民の理解を得ることはできません。私たち議員は、常に市民の目線に立ち、予算議案、制度改革についてみずからの意思で判断すべき責任があります。このことからも、議会議案第1号、地方議会議員の厚生年金並びに地方公務員共済制度の医療保険への加入を求める意見書の提出に対し反対の立場であることを明確にし、討論を終わります。
○議長(近藤司) 以上で通告による討論は終わりました。
 これにて討論を終結いたします。
 これより議会議案第1号を採決いたします。
 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕
○議長(近藤司) 起立多数であります。よって、議会議案第1号は原案のとおり可決されました。
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  日程第7 選挙管理委員及び補充員の選挙
○議長(近藤司) 次に、日程第7、これより選挙管理委員及び補充員の選挙を行います。
 お諮りいたします。選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選により行いたいと思います。これに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(近藤司) 御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選によることに決しました。
 お諮りいたします。議長において指名することにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(近藤司) 御異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決しました。
 選挙管理委員に神野盛雄氏、仙波教夫氏、髙橋信正氏、米今美智恵氏を、同補充員に山地義之氏、新田寛氏、河野惠子氏、真鍋芳子氏を、以上の方を指名いたします。
 補充員の補充の順序は、ただいま指名いたしました順序といたします。
 お諮りいたします。ただいま議長において指名いたしました神野盛雄氏、仙波教夫氏、髙橋信正氏、米今美智恵氏を選挙管理委員の当選人と、山地義之氏、新田寛氏、河野惠子氏、真鍋芳子氏を補充員の当選人と定めることに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(近藤司) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました方が選挙管理委員及び補充員に当選されました。
 以上で本日の日程は全部終了いたしました。よって、会議を閉じます。
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  近藤副市長退任の挨拶
○議長(近藤司) この際、今期定例会をもって退任されます近藤副市長から挨拶があります。近藤副市長。
○副市長(近藤清孝)(登壇) お許しをいただきまして、一言お礼の御挨拶を申し上げます。
 私、本年12月31日をもって任期満了となり、副市長を退任させていただくこととなりました。平成25年1月に副市長に就任させていただきまして以来、4年間、石川市長さん初め、議員の皆様方、職員の皆様方の多大な御指導と温かい御厚情によりまして、その職を全うすることができたことに対し、大変ありがたく感謝を申し上げますとともに、厚くお礼を申し上げます。
 これからは、新たな立場で新居浜市のさらなる発展のために微力ながら尽くしてまいりたいと決意いたしておりますので、今後とも御交誼くださいますようお願い申し上げます。
 終わりに、新居浜市、新居浜市議会の限りない発展と石川市長さん初め、議員の皆様方の御健勝、御活躍を心からお祈り申し上げまして、退任の御挨拶とさせていただきます。本当にありがとうございました。
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  市長挨拶
○議長(近藤司) 市長から挨拶があります。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) 閉会に当たりまして一言御挨拶申し上げます。
 議員の皆様方には、今議会に提案いたしました医師の確保を図り地域医療の充実に資するための新居浜市医師確保奨学金貸付条例の制定を初め、平成28年度一般会計補正予算など重要諸案件につきまして御熱心に御審議をいただき、ただいま原案のとおり御議決、御同意を賜ることができました。心より御礼を申し上げます。
 審議の過程で御指摘いただきました御意見、御提言等につきましては、今後の市政運営の中で遺漏のないよう十分配慮してまいります。
 さて、今議会冒頭の所信表明や一般質問の答弁におきまして、私の市政第2ステージにかける思いを述べさせていただきましたが、3つのワンの実践やスピード感を持った行政運営に努め、新居浜市総合戦略に掲げております各種施策の推進により、住みたい、住み続けたいあかがねのまちの実現に向け、全力で取り組む所存でございます。どうか今後とも議員の皆様、市民の皆様方には、温かい御指導、御協力のほど切にお願い申し上げます。
 先日、世相を反映したことしの漢字に金が選ばれました。選定理由として、リオデジャネイロオリンピックにおける日本選手の金メダルに日本中が沸いたことなどが挙げられておりましたが、この漢字が選ばれたということは、すなわちそれだけ多くの皆様が関心を持っておられるということになります。本市に置きかえますと、来年開催いたします愛顔つなぐえひめ国体におけるふるさと選手団の金メダル、優勝や入賞への期待ということにつながるのではないかと存じます。また、今月18日には、新居浜西中学校が昨年に引き続き愛媛県代表として全国中学校駅伝大会に男女アベック出場し、男子が全国3位入賞、女子も9位という好成績をおさめ、師走の町に大きな喜びとともに、明るい新年が迎えられそうな、そんな予感も運んでくださいました。
 なお、先ほど御挨拶がございましたが、今月末をもちまして退任される近藤副市長には、4年の任期中の御尽力に心からお礼を申し上げます。
 結びになりますが、これから年の瀬を迎え、市民の皆様初め、議員の皆様には御多忙な毎日と存じますが、御健康には十分御留意をなされ、お元気でお健やかな越年をなされまして、輝かしい新年をお迎えになりますことを心からお祈り申し上げまして、閉会に当たりましての挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。
○議長(近藤司) これにて平成28年第5回新居浜市議会定例会を閉会いたします。
  午後 0時02分閉会