本文
目次
議事日程
本日の会議に付した事件
出席議員
欠席議員
説明のため出席した者
議会事務局職員出席者
開議(午前10時00分)
日程第1 会議録署名議員の指名
日程第2 一般質問
永易英寿議員の質問(1)
1 総合運動公園の用地確保と早期実現について
石川市長の答弁
1 総合運動公園の用地確保と早期実現について
永易英寿議員の質問(2)
1 総合運動公園の用地確保と早期実現について
石川市長の答弁
1 総合運動公園の用地確保と早期実現について
永易英寿議員の質問(3)
1 総合運動公園の用地確保と早期実現について
阿部教育長の答弁
1 総合運動公園の用地確保と早期実現について
永易英寿議員の質問(4)
1 総合運動公園の用地確保と早期実現について
阿部教育長の答弁
1 総合運動公園の用地確保と早期実現について
永易英寿議員の質問(5)
1 総合運動公園の用地確保と早期実現について
2 子供の遊び場創出と運動能力の向上について
阿部教育長の答弁
2 子供の遊び場創出と運動能力の向上について
原建設部長の答弁
2 子供の遊び場創出と運動能力の向上について
永易英寿議員の質問(6)
2 子供の遊び場創出と運動能力の向上について
阿部教育長の答弁
2 子供の遊び場創出と運動能力の向上について
永易英寿議員の質問(7)
2 子供の遊び場創出と運動能力の向上について
3 債権管理の適正化について
近藤副市長の答弁
3 債権管理の適正化について
永易英寿議員の質問(8)
3 債権管理の適正化について
4 女性の活躍、社会進出について
石川市長の答弁
4 女性の活躍、社会進出について
藤田総務部長の答弁
4 女性の活躍、社会進出について
永易英寿議員の質問(9)
4 女性の活躍、社会進出について
関市民部長の答弁
4 女性の活躍、社会進出について
永易英寿議員の質問(10)
4 女性の活躍、社会進出について
藤田総務部長の答弁
4 女性の活躍、社会進出について
永易英寿議員の質問(11)
4 女性の活躍、社会進出について
藤田総務部長の答弁
4 女性の活躍、社会進出について
永易英寿議員の質問(12)
4 女性の活躍、社会進出について
藤田総務部長の答弁
4 女性の活躍、社会進出について
永易英寿議員の質問(13)
5 自転車のまちづくりについて
石川市長の答弁
5 自転車のまちづくりについて
休憩(午前11時00分)
再開(午前11時09分)
藤田総務部長の答弁
5 自転車のまちづくりについて
関市民部長の答弁
5 自転車のまちづくりについて
伊藤環境部長の答弁
5 自転車のまちづくりについて
藤田総務部長の答弁
5 自転車のまちづくりについて
永易英寿議員の質問(14)
5 自転車のまちづくりについて
藤田総務部長の答弁
5 自転車のまちづくりについて
永易英寿議員の質問(15)
5 自転車のまちづくりについて
藤田総務部長の答弁
5 自転車のまちづくりについて
永易英寿議員の質問(16)
5 自転車のまちづくりについて
石川市長の答弁
5 自転車のまちづくりについて
永易英寿議員の質問(17)
5 自転車のまちづくりについて
6 観光振興について
石川市長の答弁
6 観光振興について
寺村経済部長の答弁
6 観光振興について
永易英寿議員の質問(18)
6 観光振興について
石川市長の答弁
6 観光振興について
永易英寿議員の質問(19)
6 観光振興について
寺村経済部長の答弁
6 観光振興について
永易英寿議員の質問(20)
7 健康長寿のまちづくりについて
(1) 介護保険料
石川市長の答弁
7 健康長寿のまちづくりについて
(1) 介護保険料
岡部福祉部長の答弁
7 健康長寿のまちづくりについて
(1) 介護保険料
永易英寿議員の質問(21)
7 健康長寿のまちづくりについて
(1) 介護保険料
岡部福祉部長の答弁
7 健康長寿のまちづくりについて
(1) 介護保険料
永易英寿議員の質問(22)
7 健康長寿のまちづくりについて
(1) 介護保険料
岡部福祉部長の答弁
7 健康長寿のまちづくりについて
(1) 介護保険料
永易英寿議員の質問(23)
7 健康長寿のまちづくりについて
(1) 介護保険料
近藤副市長の答弁
7 健康長寿のまちづくりについて
(1) 介護保険料
永易英寿議員の質問(24)
7 健康長寿のまちづくりについて
(1) 介護保険料
(2) 介護支援ボランティア事業
岡部福祉部長の答弁
7 健康長寿のまちづくりについて
(2) 介護支援ボランティア事業
永易英寿議員の質問(25)
7 健康長寿のまちづくりについて
(2) 介護支援ボランティア事業
岡部福祉部長の答弁
7 健康長寿のまちづくりについて
(2) 介護支援ボランティア事業
永易英寿議員の質問(26)
7 健康長寿のまちづくりについて
(2) 介護支援ボランティア事業
休憩(午前11時58分)
再開(午後 0時59分)
藤原雅彦議員の質問(1)
1 地方創生について
石川市長の答弁
1 地方創生について
阿部教育長の答弁
1 地方創生について
寺村経済部長の答弁
1 地方創生について
藤原雅彦議員の質問(2)
1 地方創生について
寺村経済部長の答弁
1 地方創生について
藤原雅彦議員の質問(3)
1 地方創生について
石川市長の答弁
1 地方創生について
藤原雅彦議員の質問(4)
1 地方創生について
2 総合教育会議について
石川市長の答弁
2 総合教育会議について
阿部教育長の答弁
2 総合教育会議について
藤原雅彦議員の質問(5)
2 総合教育会議について
3 駅前周辺整備について
(1) あかがねミュージアム駐車場
(2) 人の広場
阿部教育長の答弁
3 駅前周辺整備について
(1) あかがねミュージアム駐車場
原建設部長の答弁
3 駅前周辺整備について
(2) 人の広場
藤原雅彦議員の質問(6)
3 駅前周辺整備について
阿部教育長の答弁
3 駅前周辺整備について
藤原雅彦議員の質問(7)
3 駅前周辺整備について
4 駅南地区について
原建設部長の答弁
4 駅南地区について
藤原雅彦議員の質問(8)
4 駅南地区について
5 小中学校のエアコン設置について
木村教育委員会事務局長の答弁
5 小中学校のエアコン設置について
休憩(午後 2時00分)
再開(午後 2時10分)
藤原雅彦議員の質問(9)
5 小中学校のエアコン設置について
木村教育委員会事務局長の答弁
5 小中学校のエアコン設置について
藤原雅彦議員の質問(10)
5 小中学校のエアコン設置について
6 防犯灯について
関市民部長の答弁
6 防犯灯について
藤原雅彦議員の質問(11)
7 熱中症対策について
岡部福祉部長の答弁
7 熱中症対策について
藤原雅彦議員の質問(12)
7 熱中症対策について
8 特殊詐欺について
関市民部長の答弁
8 特殊詐欺について
藤原雅彦議員の質問(13)
8 特殊詐欺について
大條雅久議員の質問(1)
1 市制80周年について
(1) 新居浜市史
石川市長の答弁
1 市制80周年について
(1) 新居浜市史
阿部教育長の答弁
1 市制80周年について
(1) 新居浜市史
大條雅久議員の質問(2)
1 市制80周年について
(1) 新居浜市史
(2) 100周年に向けての準備
石川市長の答弁
1 市制80周年について
(2) 100周年に向けての準備
大條雅久議員の質問(3)
1 市制80周年について
(2) 100周年に向けての準備
2 公会計の整備について
(1) 現在の準備状況
石川市長の答弁
2 公会計の整備について
(1) 現在の準備状況
大條雅久議員の質問(4)
2 公会計の整備について
(1) 現在の準備状況
寺田企画部長の答弁
2 公会計の整備について
(1) 現在の準備状況
大條雅久議員の質問(5)
2 公会計の整備について
(1) 現在の準備状況
(2) 固定資産台帳
藤田総務部長の答弁
2 公会計の整備について
(2) 固定資産台帳
大條雅久議員の質問(6)
3 水道事業について
(1) 水道ビジョン
本田水道局長の答弁
3 水道事業について
(1) 水道ビジョン
大條雅久議員の質問(7)
3 水道事業について
(1) 水道ビジョン
本田水道局長の答弁
3 水道事業について
(1) 水道ビジョン
大條雅久議員の質問(8)
3 水道事業について
(2) 監査委員の指摘事項
休憩(午後 3時10分)
再開(午後 3時19分)
田中監査委員の答弁
3 水道事業について
(2) 監査委員の指摘事項
大條雅久議員の質問(9)
3 水道事業について
(2) 監査委員の指摘事項
田中監査委員の答弁
3 水道事業について
(2) 監査委員の指摘事項
大條雅久議員の質問(10)
3 水道事業について
(2) 監査委員の指摘事項
田中監査委員の答弁
3 水道事業について
(2) 監査委員の指摘事項
大條雅久議員の質問(11)
3 水道事業について
(2) 監査委員の指摘事項
田中監査委員の答弁
3 水道事業について
(2) 監査委員の指摘事項
大條雅久議員の質問(12)
3 水道事業について
(2) 監査委員の指摘事項
4 第五次長期総合計画について
(1) ごみ減量の推進
伊藤環境部長の答弁
4 第五次長期総合計画について
(1) ごみ減量の推進
大條雅久議員の質問(13)
4 第五次長期総合計画について
(1) ごみ減量の推進
伊藤環境部長の答弁
4 第五次長期総合計画について
(1) ごみ減量の推進
大條雅久議員の質問(14)
4 第五次長期総合計画について
(1) ごみ減量の推進
散会(午後 3時54分)
本文
平成27年9月8日 (火曜日)
議事日程 第2号
第1 会議録署名議員の指名
第2 一般質問
――――――――――――――――――――――
本日の会議に付した事件
議事日程のとおり
――――――――――――――――――――――
出席議員(26名)
1番 神野 恭多
2番 米谷 和之
3番 井谷 幸恵
4番 藤田 誠一
5番 田窪 秀道
6番 小野 辰夫
7番 太田 嘉一
8番 岩本 和強
9番 三浦 康司
10番 篠原 茂
11番 大條 雅久
12番 高塚 広義
13番 藤原 雅彦
14番 豊田 康志
15番 永易 英寿
16番 伊藤 謙司
17番 藤田 豊治
18番 藤田 幸正
19番 岡崎 溥
20番 伊藤 優子
21番 佐々木 文義
22番 真木 増次郎
23番 仙波 憲一
24番 近藤 司
25番 加藤 喜三男
26番 山本 健十郎
――――――――――――――――――――――
欠席議員
なし
――――――――――――――――――――――
説明のため出席した者
市長 石川 勝行
副市長 近藤 清孝
企画部長 寺田 政則
総務部長 藤田 佳之
福祉部長 岡部 嘉幸
市民部長 関 福生
環境部長 伊藤 公夫
経済部長 寺村 伸治
建設部長 原 一之
消防長 藤田 秀喜
水道局長 本田 陸治
教育長 阿部 義澄
教育委員会事務局長 木村 和則
監査委員 田中 洋次
――――――――――――――――――――――
議会事務局職員出席者
事務局長 多田羅 弘
議事課長 原 正夫
議事課主幹 伊藤 裕敏
議事課副課長 上野 壮行
議事課副課長 松平 幸人
議事課調査係長 鈴木 今日子
議事課議事係長 美濃 有紀
議事課主任 中島 康治
―――――――――― ◇ ――――――――――
午前10時00分開議
○議長(藤田豊治) これより本日の会議を開きます。
本日の議事日程につきましては、お手元に配付の議事日程第2号のとおりであります。
―――――――――― ◇ ――――――――――
日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(藤田豊治) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、議長において永易英寿議員及び藤田幸正議員を指名いたします。
―――――――――― ◇ ――――――――――
日程第2 一般質問
○議長(藤田豊治) 次に、日程第2、一般質問を行います。
この際、申し上げます。一般質問における各議員の発言は、それぞれ通告の時間以内となっておりますので、御了承願います。
これより会派代表質問に入ります。
順次質問を許します。まず、永易英寿議員。
○15番(永易英寿)(登壇) おはようございます。
自民クラブ永易英寿です。通告に従い質問させていただきます。
まず、総合運動公園の用地確保と早期実現についてお伺いいたします。
自民クラブでは、長年、総合運動公園の用地確保と早期実現を要望しております。総合運動公園につきましては、平成18年3月に総合健康運動公園構想を取りまとめ、観音原周辺地区を総合運動公園エリアと位置づけましたが、当該エリアに民間企業の新工場の建設などもあり、状況が変化しています。現在は、本市の財政状況、他の公共施設整備計画との優先順位も勘案しながら再検討していることと存じます。先月には都市基盤整備促進特別委員会で現況をお聞きし、総合運動公園候補地検討業務の報告書を拝見しました。それにはスクラップ・アンド・ビルド案、集約案、機能分担案の3つの視点から施設配置を含む候補地選定、施設整備に係る概算事業費等が示されておりました。新居浜市としては、整備可能な候補地や施設内容、規模等を精査した上で、今年度中をめどに素案を作成していく予定と理解しております。
そこで、お伺いいたしますが、まず市長の総合運動公園に対する熱意や新居浜市が目指すスポーツ環境都市像についてお聞かせください。
お隣の西条市は、平成13年に当時人口が5万8,000人ほどの規模のときに陸上競技場や野球場、市民プールなどを含めた運動公園を整備しており、今では東予圏域の中核的なスポーツ施設を取りそろえています。後発の新居浜市には、近隣他市に負けない魅力ある総合運動公園を期待しております。総合運動公園を東予圏域の中核として捉えるのか、全国レベルの大会の開催ができるように整備するのかなど、どれくらいの事業規模を目指しているのか、お聞かせください。
具体的に今後のスケジュールや目標完成年度をお聞かせください。
また、スクラップ・アンド・ビルド案を採用した場合は、用地、駐車場の確保をいかにお考えか、お聞かせください。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) おはようございます。
自民クラブ代表の永易議員さんの御質問にお答えいたします。
総合運動公園の用地確保と早期実現についてでございます。
本市の体育施設につきましては、建設から数十年が経過し、近年老朽化が目立つ施設が多く、また空調設備や駐車場などの機能面においても利用者のニーズを十分に満たすことができない状況となっており、近隣他市に比べましても見劣りする現状ではないかと考えております。私といたしましては、市民の誰もが健康で豊かな暮らしを実現し、さらには次世代のトップアスリートの育成や競技力の向上を図るためには、近代的かつ総合的な運動施設の整備は不可欠であり、総合運動公園構想の実現化に向けた取り組みを推進する必要があるものと強く感じております。
このようなことから、平成25年度に策定いたしました新居浜市スポーツ推進計画におきましても、市民のライフステージに応じて親しむ・楽しむ・育てるスポーツのまちづくりを基本理念として、子供から高齢者まで、ビギナーからトップアスリートまでが運動、スポーツを身近に感じ親しむことができる環境づくりを目指すことを掲げております。これらを踏まえ、総合運動公園構想の策定に向けまして、昨年度、整備可能な候補地や施設内容、施設整備に係る概算事業費等を検討するため、業務委託により総合運動公園候補地検討業務を実施したところでございます。本検討業務における運動公園の事業規模につきましては、大規模なスポーツ大会や各種イベントが開催できる施設を1カ所に、また施設機能を分担して一定集約するものに必要となる規模を想定して検討しております。しかしながら、施設整備には多額の事業費が必要でありますことから、今後、総合運動公園構想を策定していく中で、将来世代への負担や市の財政状況等を踏まえ、さらには市民の皆様や関係団体からの御意見もお伺いしながら、市として必要かつ適切な施設内容、事業規模を見きわめていく必要があるものと考えております。
次に、今後のスケジュールにつきましては、昨年度の委託業務の成果をもとに、整備可能な候補地の選定や施設内容、規模等について精査をいたしまして、今年度中を目途に総合運動公園構想素案を策定したいと考えております。
また、完成年度につきましても、現段階では具体的な目標年度の設定までは至っておりません。
次に、スクラップ・アンド・ビルド案を採用した場合の用地、駐車場の確保につきましては、今回の業務委託により検討した結果、野球場、市民体育館、多目的競技場等を整備する上で、現施設の敷地においてはいずれも想定する規模の施設を建設することができない、あるいは狭小のため機能充実を図ることができないとの検討結果が示されております。このことから、私といたしましては、スクラップ・アンド・ビルド案による整備は現実的でないものと考えております。
○議長(藤田豊治) 永易英寿議員。
○15番(永易英寿)(登壇) 先ほどスクラップ・アンド・ビルド案については、現実的ではないということで、恐らく集約的ということで理解をしております。それであれば、例えば野球場と市民体育館等がその場所では使えないということでありますが、先ほど市長の答弁の中にもありました駐車場等、冷房施設等は、今後もしこの総合運動公園が、完成までに10年ぐらいかかるのであれば、早期に仮の駐車場整備や市民体育館の空調設備はするべきではと思うんですが、いかがお考えでしょうか、お聞かせください。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) 永易議員の再質問にお答えいたします。
まず、市民体育館の空調の件でございますが、今後、総合運動公園構想を策定して、建設までにはまだ少なくとも5年ないし10年かかると思いますので、その間、体育館についても使用しなければならないという状況でございます。つきましては、空調の施設整備についても、現在、種々の方法を検討しているところでございますので、今後その結果を踏まえて対応したいと思っております。
また、野球場につきましても、一応国体もあそこでやるということでございますので、そのときも踏まえまして、駐車場につきましては、当面は河川敷とかあるいは住友のグラウンド等を使用させていただく等の方法で対応をさせていただきたいなと、こんなふうに思っております。
○議長(藤田豊治) 永易英寿議員。
○15番(永易英寿)(登壇) 市営球場の駐車場の件についてですが、例えば仮に国体が終わるまでは、前回も質問させていただきましたが、労働会館跡とかを使うということは考えていないのでしょうか。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。阿部教育長。
○教育長(阿部義澄)(登壇) 永易議員さんの再質問にお答えいたします。
市営野球場の駐車場の件で労働会館跡と。以前教育委員会でも検討いたしました。あそこを取り壊してという費用、またあそこへ駐車場を構えたときに、道路を横断して渡ってくる交通安全の件、そのようなことから、非常に難しいなと思っております。
○議長(藤田豊治) 永易英寿議員。
○15番(永易英寿)(登壇) 費用に関しては、解体費用等は理解できますが、交通安全の面を考えますと、遠い河川敷にとめたり、住友のグラウンドのほうが交通安全の確保ができないのではないでしょうか。また、そういったときの交通安全の確保はどのように行うのか、お聞かせください。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。阿部教育長。
○教育長(阿部義澄)(登壇) 永易議員さんの再質問にお答えいたします。
河川敷から市営球場につきましては、マンダリンパイレーツのときもシャトルバスを準備しております。また、住友の駐車場については、そんなに河川敷ほど離れていませんので、今の徒歩での利用でいけると思っています。
○議長(藤田豊治) 永易英寿議員。
○15番(永易英寿)(登壇) 実際、先日行われたマンダリンパイレーツのときとかも周辺の公民館や学校に多くの方がとめられておりましたので、それが可能であれば、前もってまた公民館や学校も協力していただいて駐車場を使いやすくしていただくということを要望して、この質問、駐車場は終わりたいと思うんですが、総合運動公園につきましても、今年度計画の素案ができるということで、次回以降楽しみにしておりますので、よろしくお願いいたします。
それでは次に、子供の遊び場創出と運動能力の向上についてお伺いいたします。
マイントピア別子に子供用遊戯施設が来年4月にオープンする予定で、大変楽しみにしております。しかしながら、それが完成しても新居浜市には幼児期の運動発達に応じた遊び場や公園の遊具などは非常に少ないと感じております。幼児期の基本的な動きには、二、三歳の未熟な段階からさまざまな身体活動の経験や学習を通して、およそ11歳、12歳の少年期のころまでに大人の動作に近い成熟したレベルまで発達していくと考えられています。幼児期に遊びを中心とする身体活動を十分に行うことは、多様な動きを身につけるだけでなく、心肺機能や骨形成にも寄与するなど、生涯にわたって健康を維持したり、何事にも積極的に取り組む意欲を育んだりするなど、さまざまな効果が期待できます。幼児期から小中高生への発達段階に応じた運動能力向上と遊び場、スポーツ施設の整備をどのように捉え、施策展開しているのでしょうか。
また、各種スポーツ分野などにおける幼児期と小学生時期、または小中高生の連携、交流の促進をどのようにお考えでしょうか、お聞かせください。
次に、子供の遊び場創出についてお伺いいたします。
例えば、新居浜市市民プールにおいて、水遊び用おむつは禁止されており、おむつがとれていない乳幼児の利用は禁止されています。愛媛県内でも西条市や今治市、松山市などはおむつが外れていない幼児でも利用できる市民プールです。他の市町では安全、衛生面を考慮した上で水遊び用おむつを着用していれば乳幼児でも利用可、あるいは水遊び用おむつを着用せずにおむつがとれていない乳幼児専用のプールを設けるなどして、誰でも楽しめるプールになっております。新居浜市もハード面の整備、安全、衛生面の配慮を行い、市民、親子連れにより親しまれるプールにするべきではないでしょうか。おむつの外れていない幼児の利用も可能にするべきだと思います。
また、雨や天候を気にせずに遊べる運動施設や丹原総合公園のような近隣からも親子連れが訪れる遊具施設の整備は今後お考えか、お聞かせください。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。阿部教育長。
○教育長(阿部義澄)(登壇) 子供の遊び場創出と運動能力向上についてお答えいたします。
まず、発達段階に応じた運動能力向上と遊び場、スポーツ施設の整備をどのように捉えて施策展開をしているのか、そして各種スポーツ分野における世代間の連携、交流の促進についてでございます。
本市におきましては、平成26年3月に、新居浜市スポーツ推進計画を策定いたしまして、市民のライフステージに応じて親しむ・楽しむ・育てるスポーツまちづくりを基本理念に、各ライフステージごとの施策に取り組んでいるところでございます。幼児期は、体を動かす遊びを中心とした身体活動を十分に行うことにより、基本的な動きを身につけるだけでなく、生涯にわたって健康を維持し、豊かな人生を送るための基盤づくりの重要な時期であり、幼児期に身体を動かせることの楽しさを遊びの中から体験し、喜びを感じ取ることが大切であると考えております。そのため、保育園、幼稚園を初めとする子育て施設と連携し、幼児期の運動遊びを推進してまいりますとともに、地域とも連携いたしまして、親子で楽しめる外遊び、運動遊びを推進してまいりたいと考えております。
小学生期は、幼児期の運動遊びから培った体を動かす楽しみを基礎として、運動、スポーツに親しむ時期であり、また技術や身体能力の向上が期待される時期でもあるため、小学生で始めた競技を中学校、高校へ進学しても継続し、一人でも多くの優秀な選手が生み出されるような環境づくりが必要でございます。小学生期から青少年期は、生涯にわたる心身のもとを築く大切な時期であるため、この時期の運動、スポーツに親しみ、楽しむ経験が、生涯にわたり運動、スポーツをする、見る、支えることにつながってまいりますので、学校体育の充実、地域スポーツや各種目協会等関係機関との連携に努めてまいります。
施設につきましては、市民体育館を初めとする公共の体育施設、小中学校の体育施設、また公園施設等を有効活用できるよう、効果効率的な施設運営や計画的な施設改修を継続して実施いたします。
次に、東雲市民プールについてでございます。
東雲市民プールは、10円プールとして市民に親しまれている施設であり、本年も約4万人を超える方々に利用していただきました。しかしながら、プールの構造上、おむつを着用している幼児につきましては、プール利用の制限をさせていただいております。永易議員さんの御提案のとおり、今後もより多くの市民、親子連れに親しまれるプールとして整備する必要性を感じておりますので、水遊び用おむつを着用している幼児も利用できるプールの整備につきまして検討してまいります。
○議長(藤田豊治) 原建設部長。
○建設部長(原一之)(登壇) 子供の遊び場創出と運動能力の向上についてお答えいたします。
新居浜市内の公園においては、雨天時に使用できる施設整備の計画はございませんが、現在、マイントピア別子におきまして子供用の屋内遊戯施設を建設中でございます。
また、公園の遊具につきましては、公園施設長寿命化計画に基づき、既存施設の効果的な更新、維持管理を順次実施することとしております。今年度から2カ年計画で黒島海浜公園の再整備を進める計画でございまして、複数の遊具機能を持つコンビネーション遊具やスケートパーク等の施設整備を実施してまいります。今後におきましても、遊具等公園施設の更新、新設につきましては、利用状況や利用者の要望を踏まえ、幼児や保護者も含め多くの利用者に喜ばれる公園整備に努めてまいります。
○議長(藤田豊治) 永易英寿議員。
○15番(永易英寿)(登壇) 先ほど教育長の答弁の中で、各種スポーツ分野などにおける幼児期と小学生時期、また小中高生の連携、交流促進をどのようにお考えでしょうかという質問をさせていただいたら、種目協会との連携等を図っていただいているということをお聞きいたしましたが、小中高生の連携、特に中高の間で連携を図っていただくことが優秀なスポーツ選手の市外流出防止につながると思いますので、例えば学校現場と中学生、高校生と種目協会のその3者で協議の場とか設けている事例等がありましたらお聞かせください。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。阿部教育長。
○教育長(阿部義澄)(登壇) 永易議員さんの再質問にお答えいたします。
中高との、または専門協会とのつながりについてですが、主に私が把握しているところでは、例えば重量挙げは小中高のつながりを持っています。特に、小学生につきましては、ジュニアクラブをつくって取り組んでおります。また、バドミントンにつきましては、中高の連携で、ナショナルチームのコーチを招聘して同時に練習、または心構えであるとかを学んでおります。また、バスケットボールにつきましては、名古屋の桜花学園の監督であるとか、大阪体育大学から来ていただいて、市内の高校、または中学校の生徒も同時に集まっての合同訓練、研修を行ったり、そういう形で行っています。
○議長(藤田豊治) 永易英寿議員。
○15番(永易英寿)(登壇) 先ほど言われた特に重量挙げとかは、新居浜の子供さんが全国でも非常に記録を出しておりますので。特に一番多く種目で出ているのは野球の生徒さんだと思いますので、野球の生徒さんについても、今後またそういった仕組みづくりにぜひとも御協力いただけたらと思います。これは要望です。
次に、債権管理の適正化についてお伺いいたします。
新居浜市では、債権管理の適正管理、市民負担の公平、公正を基本理念として、平成22年度に債権管理対策室を設置し、債権管理、債権回収に努力されてきたところですが、ことしで6年目を迎え一定の成果は出たのでしょうか、お伺いします。
昨今は、地方の財政は地方みずからが確保し、財政の健全化に向けて自治体自身が努力すべきとの考え方が浸透しており、新居浜市も例外ではありません。日本創成会議は、2040年までに896の自治体が消滅するとの予測を発表しました。新居浜市においても、これから先、人口減少や住民の高齢化から生産人口、いわゆる働く世代の人口減少が予測されます。生産人口が減ると個人の消費が減る、企業の収入が減る、自治体の財源が減る、高齢者や子供の福祉サービスの財源が足りなくなる、ますます人口が減少する、と負のスパイラルに陥る可能性があります。したがって、財源確保という自治体の業務は、非常に重要となってくることは言うまでもありません。ところが、新居浜市の歳入の中には、回収できていない債権が平成26年度末現在において約14億1,000万円あるとお聞きしております。このうち公債権が約11億3,000万円、私債権が約2億8,000万円ということですが、公債権のうち、市税や国保料、介護保険料などは、未納者に対して法律によって差し押さえを実施しての債権回収が可能であります。しかしながら、私債権については、財産を調べたり、差し押さえすることができないことから、未納者との納付交渉に苦慮されているとのことです。さらに、この私債権を回収するには、裁判所に訴訟を起こし、強制執行によって債権回収する必要があります。しかし、訴訟をするとなると、相当の労力が必要となるのではないでしょうか。自治体によっては私債権の回収について民間業者と委託契約を結んで債権回収を実施しているとのことです。主な委託の費目は、公立病院の医療費や公営住宅の家賃、水道料金などです。新居浜市では、水道料金は、既に民間業者に業務を委託しておりますが、委託の後に収入率が年々増加傾向にあるとお聞きしました。費用対効果のこともありますが、水道料金以外の債権を債権回収会社に委託し、未収金を減らすお考えはありませんか。限られた職員数で効率のよい債権回収には限界があるように感じますが、いかがでしょうか。私は、今のうちに手を打たないと回収できない債権が、2億8,000万円が3億円、4億円とふえないかと心配しております。
そこで、お伺いします。
新居浜市では、民間の力を使って2億8,000万円の私債権を回収するお考えはありませんか。また、県内他市の状況はいかがでしょうか、お聞かせください。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。近藤副市長。
○副市長(近藤清孝)(登壇) 債権管理の適正化についてお答えいたします。
まず、債権管理対策室の設置による成果についてでございます。
本市では、平成22年4月に債権管理対策室を設置し、平成23年1月から強制徴収公債権の移管引き受けを行い、滞納整理を行ってまいりました。平成26年度末までに延べ265件、滞納額で約1億1,000万円の滞納事案を引き受け、延滞金を含めて約7,000万円を徴収いたしております。このほかにも滞納繰越額が高額となっている債権について重点指定を行い、ヒアリングの実施など所管課の滞納整理を支援することで、全庁的な滞納債権の縮減に取り組んだ結果、滞納額が債権管理対策室設置前の平成21年度の約19億円から平成26年度末には約14億円までに削減することができましたので、債権管理対策室の設置につきましては、一定の効果があったものと認識をいたしております。
次に、民間の力を使って私債権を回収する考えについてでございます。
永易議員さん御指摘のとおり、私債権を回収するに当たっては、財産の調査権限もなく、裁判所に訴えの提起をしなければなりません。訴訟を行う場合、専門的な知識も必要となりますので、債権回収を専門的に行う債権回収会社サービサーや弁護士法人などの民間の活用につきましても検討する必要がありますので、今後費用対効果も踏まえながら、導入について調査研究してまいります。
また、県内の他市の状況でございますが、今治市において、平成26年度から債権回収会社と契約し、各種貸付金や市営住宅の家賃等の債権回収を委託していると伺っております。今後におきましても、先進市の取り組みを参考にしながら、効果効率的な債権回収に取り組んでまいります。
○議長(藤田豊治) 永易英寿議員。
○15番(永易英寿)(登壇) 一定の成果が出ておりますので、今後ますます債権回収が進むことを期待しております。
それでは次に、女性の活躍、社会進出についてお伺いいたします。
安倍政権は、女性活躍を成長戦略の中核の一つに掲げ、2020年までに指導的地位に女性が占める割合を30%にするとの目標を掲げています。
そのような中、女性が職業生活においてその希望に応じて十分に能力を発揮し、活躍できる環境を整備するため、女性の職業生活における活躍の推進に関する法律、いわゆる女性活躍推進法が制定されました。これにより来年度、平成28年4月1日から国や自治体、労働者301人以上の大企業は、女性の活躍推進に向けた行動計画の策定などが新たに義務づけられ、従業員300人以下の中小企業にも努力義務として課せられます。行動計画は、1、採用者に占める女性の割合、2、勤続年数の男女差、3、労働時間の男女差、4、管理職に占める女性の割合、の各項目の現状把握と分析を必須としています。その上で、改善点や取り組み期間、数値目標などを盛り込むよう求めています。育児と仕事の両立支援制度や利用状況、非正規雇用から正規雇用への転換制度の利用状況など、数値目標の水準は雇用主などに委ね、罰則規定はありませんが、計画作成と公表の義務づけによって女性登用を進める効果を狙っています。また、人口減少が進む中、女性に活躍してもらい、労働力不足による社会の活力低下を防ぐ狙いもあります。
まず、お伺いいたしますが、新居浜市において、女性が活躍する社会づくりに向けて、どのような施策を展開しているのか、現状の施策や課題をお聞かせください。
2点目は、女性管理職の割合と男性育児休業の取得率についてお伺いいたします。
女性管理職の割合は、全国では2014年に11.3%でした。新居浜市役所においては、女性管理職の割合は何%でしょうか。また、女性登用や女性の仕事と子育ての両立に向けた環境整備をするためには、男性の協力も欠かせません。男性の育児、家事に係る時間が短いままでは、両立は困難であります。パパたちの育児休業の取得など、男性の働き方の見直しも必要になってきます。新居浜市役所男性職員の育児休業の取得率は何%でしょうか、お聞かせください。
3点目は、非正規労働者の待遇改善についてお伺いいたします。
衆参両院の附帯決議では、賃金の男女格差の把握と是正、非正規労働者の待遇改善のためのガイドライン策定などを求めています。非正規労働者の7割、かつ雇用者全体の4分の1を非正規労働者の女性が占めていることに鑑み、その待遇改善のために短時間労働者の雇用管理の改善等が必要です。また、公務員の臨時、非常勤職員においても、女性が多数を占めることに鑑み、全ての女性の活躍を促進する観点からも臨時、非常勤職員について制度の趣旨、勤務の内容に応じた任用、勤務条件が確保できるよう引き続き配慮することと衆参両院で附帯決議されています。新居浜市においては、市や指定管理施設の受託団体でも、臨時、非常勤の女性が多数採用されております。特に保育士は、女性の割合が高く、また保育士の確保も難しい状況が続いております。保育士のように専門性を持った女性が継続して働ける環境づくりは、子育て支援の環境整備も含めて大事です。新居浜市の臨時、非常勤職員への配慮の現状や女性活躍推進法制定を受けて新たな施策のお考えがありましたら、保育士の労働環境整備もあわせてお聞かせください。
4点目は、男女共同参画についてお伺いいたします。
女性の活躍、社会進出には、男女共同参画という視点も欠かせません。新居浜市には、2015年3月に男女共同参画に関する市民意識調査報告書を出していますが、その報告書についてお伺いいたします。
新居浜市の男女共同参画社会の実現を目指して、どのような施策を進めるべきか聞いたところ、仕事をしながら育児や介護を行えるシステムづくりが、男性73.4%、女性77.9%と一番望まれており、次に保育施設の充実などの子育て支援が、男性55.5%、女性59.2%、女性の就労条件改善など企業に対する啓発が、男性37.0%、女性40.8%、男女共同参画に関する幅広い情報の提供が、男性38.2%、女性37.1%となっております。これらの施策の重要性が、この報告書からうかがえます。男女共同参画社会の実現に向けて、新たな施策や仕事をしながら育児や介護を支えるシステムづくり、保育施設の充実などの子育て支援の充実は、女性社会進出に向けて欠かせない施策であります。報告書を受けての改善施策等いかがお考えか、お聞かせください。
また、新居浜市では、男女共同参画を推進するため、若手、中堅の女性リーダーの育成を目的に結成されたグループ、女性ネットワークがあります。男女共同参画を考える上では、男性のグループの組織化や男性からの情報発信も必要ではないでしょうか。男性を対象とした施策について御所見をお伺いいたします。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) 女性の活躍、社会進出についてお答えいたします。
本市では、女性が職業生活において活躍できる環境づくりを支援するため、今年度から市内の事業所等を対象に、女性活躍等推進事業所認証制度の取り組みを開始いたしました。事業所等で女性の活躍推進への取り組みを宣言し、認証事業所になることにより、事業所のイメージアップが図られるとともに、事業所名や取り組み内容が市政だよりや市のホームページで広報され、事業所内研修の講師費用等の支援が受けられますので、これらのメリットをお伝えするなどして認証事業所をふやすよう努力してまいります。
また、これとあわせて、職場でともに働く部下のワーク・ライフ・バランスを考えながら、組織の業績も結果を出しつつ、みずからも仕事と私生活を楽しむことができる上司、いわゆるイクボス研修を企業の管理職、経営者等に対し10月に実施する予定でございます。
また、11月には、これまで取り上げられなかった一般の女性の意見をまちづくりに反映するため、住民基本台帳から無作為抽出した子育て世代の女性による女性討論会を開催する予定でございます。
次に、市民意識調査報告書を受けての改善策等につきましては、仕事と育児、介護の両方を支援する施策といたしまして、本年4月より子ども・子育て支援新制度がスタートし、本市では新たに認定こども園1施設、地域型保育事業のうち、小規模保育事業所2施設、事業所内保育事業所2施設の計5つの施設を増設いたしました。また、介護保険における新たなサービスの体系の導入等による地域包括ケアシステムの実現に向けた取り組みなどにより、仕事をしながら育児や介護を行える環境の整備に努め、女性の活躍、社会進出に寄与する施策を展開しております。
次に、男性のグループの組織化や男性からの情報発信についてでございます。
現在、小中学校PTAの父親部等によるおやじの会が、市内に8団体あり、親子キャンプ等の体験活動を行う中で、父親の子育てネットワークが広がってきております。また、ことし10月からは、男性限定ではございませんが、若い男女のネットワークづくり、自己啓発等を目的とした次世代ネットワークを立ち上げることといたしております。さらに、「パパだってもっと楽しく子育てしたい!」と題した父親対象の子育ての学習会を今年度から実施しており、8月23日の第1回目には、子育てに取り組んでいる父親22人の参加がございました。今後は、このような集まりが日常的な父親同士の子育ての悩みや不安を解消する場づくり、さらにはグループ形成につながるよう支援してまいりたいと考えております。
以上申し上げましたが、他の点については補足いたさせます。
○議長(藤田豊治) 藤田総務部長。
○総務部長(藤田佳之)(登壇) 女性の活躍、社会進出についてお答えいたします。
まず、新居浜市役所における全管理職に占める女性の割合についてでございますが、平成25年度13.9%、平成26年度14.1%、そして平成27年度は16.2%となっております。現時点におきまして副課長級から次長級までに42人の女性職員がおり、女性ならではの視点を生かした事務改善や新たな職場風土の醸成に手腕を発揮され、円滑な行政運営や市民サービスの向上につながるものと期待をいたしております。
次に、男性職員の育児休業の取得率についてでございますが、これまでの取得促進策といたしまして、配偶者の就業等の状況にかかわらず育児休業を取得できること、育児休業の期間が1カ月以下の場合は、期末手当の支給割合を減じないことなどの措置を講じてまいりましたが、平成25年度に1人の男性職員が6日間の育児休業を取得した以外に実績はなく、取得率は低い状況でございます。
なお、男性の育児支援制度でございますが、妻が出産する場合の出産補助休暇、男性職員の育児参加休暇、また子供が中学校入学までの間、疾病等にかかった場合等に年間5日の範囲内で取得できる子の看護休暇などがございまして、これらの各種休暇制度を利用しながら、多くの男性職員が積極的に育児に参加いたしております。
次に、非正規労働者の待遇改善についてでございます。
本市の臨時、非常勤職員の現状でございますが、平成27年4月1日時点におきまして、男性111人、女性543人、合計654人となっております。待遇につきましては、保育士も含め、全ての臨時、非常勤職員共通でございますが、労働基準法を遵守した年次有給休暇制度に加え、夏季における盆等の諸行事等、家庭生活の充実のための夏季休暇、親族の死亡に伴う忌引きなどの特別休暇制度も正規職員に準じて整備いたしております。
また、平成26年度より、子育て支援の環境整備の一環といたしまして、疾病にかかった子の世話をするための、子の看護休暇、さらに比較的長期の雇用を前提とする非常勤職員に限定されますが、子が1歳になるまで休業することができる育児休業などの制度も整備し、利用促進に努めております。今後におきましても、女性の職業生活における活躍の推進に関する法律の趣旨を十分に認識いたしまして、女性の職業生活における活躍を推進し、豊かで活力ある社会の実現を図るため、市役所内における性別役割分担意識の見直しなど職場風土の改革に取り組んでまいります。
また、ノー残業の徹底や休暇制度の取得しやすい職場づくりの醸成など、男性、女性という性別や正規、非正規といった立場を問わず、全ての職員が仕事と生活の両立を図れるよう、さらなるワーク・ライフ・バランスを推進してまいります。
○議長(藤田豊治) 永易英寿議員。
○15番(永易英寿)(登壇) 先ほどの答弁の中に女性の活躍を推進している認証事業所ということがありましたが、今のところどれくらいの企業の方が認証されているのか、お聞かせください。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。関市民部長。
○市民部長(関福生)(登壇) 永易議員さんの再質問にお答えいたします。
女性活躍の推進事業所の状況でございますが、現段階ではまだ公募を始めた段階で、その希望事業所の集約には至っておりません。今後、いろいろな場面でPRをする中で、活躍していただけるような対応に取り組んでいただける事業所をふやしてまいりたいと、そのような段階でございます。今後努力をいたしてまいります。
○議長(藤田豊治) 永易英寿議員。
○15番(永易英寿)(登壇) 先ほど保育士のことについて私もお伺いいたしましたが、男女共同参画の調査にも保育施設の充実など子育て支援ということがうたわれております。保育施設の充実をするためには、昔より子供が減っておりますので、保育士がいれば保育園児が保育園に通えるという状態がつくれますので、よりちょっと踏み込んだ、臨時職員や非常勤職員という位置づけではなく、保育士の確保に向けた取り組みというのはどのようにお考えか、お聞かせください。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。藤田総務部長。
○総務部長(藤田佳之)(登壇) 保育士の確保について、永易議員さんの再質問にお答えいたします。
正規職員につきましては、毎年度、退職者の数等を考慮しながら採用を行っております。臨時職員につきましては、年度後半、1月に募集と採用試験を行っておりますが、現実的に不足しがちな傾向に直近ございます。この理由としてはいろいろあるとは思うんですけれども、基本的に保育士を目指そうという、とりあえず臨時でも保育士をしたいという女性、そういう意欲のある女性が少ないのか、その辺も含めまして、今後検討して、臨時保育士の確保に努めていきたいと考えております。ただ、申しわけないんですが、具体的には今後検討させていただきます。
なお、不足する場合には、例えば全庁的な会議でございます庶務担当会議においてお願いをするとかあるいは庁内の各場所、市民の方の目に触れる場所で保育士を募集するなど、できるだけ確保に努めております。今後につきましても適正な人員配置に努めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(藤田豊治) 永易英寿議員。
○15番(永易英寿)(登壇) 保育士の確保につきましては、各園、公立、私立を問わず、やはり正規職員化をしないとなかなか人が集まらないというふうな状態だと思っております。新居浜市についても正規職員の採用をしておりますが、来年、再来年度に向けて、より正規職員化を図っていくお考えはないのでしょうか。ひいては保育士を確保することによって、保育園の待機児童もなくなりますし、保育士の正規職員化というのは、保育環境整備に向けては大切なことだと思いますが、いかがお考えでしょうか。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。藤田総務部長。
○総務部長(藤田佳之)(登壇) 永易議員さんの再質問にお答えいたします。
正規職員の保育士を比率としてふやしていくという御質問だと思うんですけれども、現在のところ正規保育士の採用につきましては、年度当初に採用計画等において定めております。その中では、基本的に年度末の退職者の予定数を考慮した上で採用を行っております。さらには、当然、予定外の退職がございます、早期退職。これは前年度早期退職者が出た分についても当然採用計画の中で検討した上で人数を設定いたしております。御提案の正規職員の増員でございますけれども、今年度につきましては、一応採用計画自体はもう決まっておりますので、今後、また採用計画の中で検討させていただけたらと思っております。
○議長(藤田豊治) 永易英寿議員。
○15番(永易英寿)(登壇) 保育園の施設的には保育士がいれば子供が通えるという状態がまだまだ確保できると思いますので、前年度踏襲の人員の確保にかかわらず、今の新居浜市内の保育待ちをしている子供がどっかの保育園に預けられないからなかなか仕事も確保できないとか、いろんな面で問題が起きておりますので、もっと具体的な、抜本的な対策を今後要望しておきます。
次に、女性の管理職の割合が、平成25年度13.9%、平成26年度は14.1%、平成27年度は16.2%と年々増加傾向にあって、非常に前向きな取り組みをしていただいていると思っておりますが、具体的に、または、安倍政権が掲げる2020年までに30%という数値にはなかなか難しいかもしれませんが、大体2020年までには何%ぐらいの目標を新居浜市は掲げているのか、お聞かせください。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。藤田総務部長。
○総務部長(藤田佳之)(登壇) 永易議員さんの再質問にお答えいたします。
御提案の女性の管理職の数値目標を設定することでございますけれども、確かに女性登用の一つの手法と考えておりますけれども、これまで本市職員の昇任、昇格につきましては、男女の性別にかかわらず、本人の能力や資質などの適格性を基本に行ってきておりますので、現在のところ、数値目標を設定する予定はございません。
また、現在、女性職員の比率でございますが、全職員に占める女性の比率につきましては約37%となっております。直近の採用状況でございますけれども、基本的には、ほぼ同数、近年10年間の平均は43.7%ということで、女性の採用もふえてきております。したがいまして、今後女性の管理職の登用につきましては、数値目標は設定いたしませんが、まずは職員自身の能力や資質の向上に努めてまいりたいと考えております。
○議長(藤田豊治) 永易英寿議員。
○15番(永易英寿)(登壇) 次に、自転車のまちづくりについてお伺いいたします。
主に市内循環の自転車歩行者専用道路整備についてです。新居浜市は、現在、自転車の街の復活に向け、自転車が安全で快適に通行できる利用環境整備を推進しております。
まず、新須賀山根支線整備事業についてお伺いいたします。
現状と課題は、自転車や歩行の通勤、通学者や国領川緑地の利用者が城下橋西側交差点付近から市道を北進する際に車両と交錯しているため、安全な通行が確保できておらず、特に大会開催時などには集団で移動するため、非常に危険な状況にあります。この整備が完成すると、自転車や徒歩による通勤、通学者及び国領川緑地利用者の安全性、利便性が確保されます。また、県道多喜浜泉川線の歩道と接続することにより、自転車や歩行者と車両を分離し安全に移動することができます。そして、市内を循環する自転車歩行者専用道路、国領川緑地から駅周辺、滝の宮公園、山根方面までのネットワークが構築されます。新須賀山根支線整備事業の整備状況はいかがでしょうか。また、新居浜市として自転車の街の復活に向けた取り組みの現況と課題をお聞かせください。
次に、ヘルメット着用モデル事業所についてお伺いいたします。
交通安全県民総ぐるみ運動愛媛県本部では、愛媛県内に所属する事業所のうち、自転車乗用者用ヘルメット着用を初めとする自転車安全利用に関する従業員等への教育や地域における啓発活動等に取り組もうとする事業所を広く募集しています。この制度は、一定の参加要件を満たす事業所を交通安全県民総ぐるみ運動愛媛県本部ヘルメット着用モデル事業所として指定して、愛媛県、警察等と連携し、各モデル事業所において県民参加型の自転車乗者用ヘルメット着用を初めとする自転車安全利用を促進することを目的としています。新居浜市内の事業所も住友グループなど数事業者が応募して協力しておりますが、新居浜市の取り組み状況はいかがでしょうか。また、今後、自転車安全利用の啓発はいかがお考えか、お聞かせください。例えば、市が率先して自転車利用を促進するべきであり、また市職員の率先行動による自転車安全利用の啓発が重要です。市職員に自転車通勤手当の導入を検討するとか、また市民向けには自転車やヘルメット購入時に補助金を出すとか、独自の施策が必要ではないでしょうか。また、新居浜市が平成15年10月からエコ通勤デーを実施していますが、実施状況、また成果をどのように捉えておりますでしょうか。市内交通網の安全面の整備、市役所の駐輪場整備も含めて、御所見をお伺いいたします。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) 自転車のまちづくりについてお答えいたします。
まず、自転車の街の復活に向けた取り組みの現状と課題についてでございます。
御案内のとおり、新居浜市は、昭和40年ごろには自転車の街として全国に紹介されるほど自転車の利用が盛んな町でございました。その後のモータリゼーションの進展により、市民の主な移動手段は自転車から自動車へと変化をしてまいりましたが、近年は環境意識の高まりや健康志向の向上により、改めて自転車の活用が見直されているところでございます。しかしながら、自転車の利用環境は、自動車やバイクの著しい増加に伴い、安全で快適に利用できる走行空間が減少し、自転車利用者のマナーの悪さも重なって、自転車と自動車、自転車と歩行者との事故対策が喫緊の課題となっております。
このような状況の中、現在、新居浜市では、新居浜市自転車ネットワーク整備基本計画の策定を進めているところでございます。本計画は、車両である自転車は、車道の左側を通行することを原則とし、自転車利用者のニーズに合わせた整備路線の選定とそれらを結ぶネットワークの構築並びに路線ごとに幅員や交通状況などの特性を踏まえた整備手法を検討し、自転車利用者にとって安全で快適、かつ連続して走行できる利用空間を整備する計画でございます。今後におきましては、本計画に基づいた自転車通行帯のカラー化や路面標示による通行位置の明示など、自転車の利用環境の向上と安全面の整備によってさらなる自転車の利用を促進し、自転車の街の復活に取り組んでまいります。
次に、新須賀山根支線の整備状況についてでございます。
新須賀山根支線は、国領川左岸の自転車歩行者専用道路新須賀山根線と県道多喜浜泉川線とを城下橋西交差点で接続し、中央環状線、西の土居滝の宮線並びに滝の宮山根線と自転車歩行者専用道路のネットワーク化を図ることで、山根方面から滝の宮、新居浜駅を経由して、国領川緑地まで、広く市民の皆様が安全に通勤、通学などに利用できるよう整備するものでございます。
事業の進捗状況といたしましては、平成25年度に事業着手し、関係者との協議や用地買収等を経て、今年度末の完成に向けて、現在、工事発注の準備を行っているところでございます。
以上申し上げましたが、他の点につきましてはそれぞれ補足いたさせます。
○議長(藤田豊治) この際、暫時休憩いたします。
午前11時00分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
午前11時09分再開
○議長(藤田豊治) 休憩前に引き続き会議を開きます。
藤田総務部長。
○総務部長(藤田佳之)(登壇) ヘルメット着用モデル事業所についてお答えいたします。
まず、新居浜市の取り組み状況についてでございます。
愛媛県では、平成25年7月に愛媛県自転車の安全な利用の促進に関する条例の制定、また本年6月に自転車通勤職員に対してヘルメット着用を義務づける、県職員の自転車用ヘルメット着用宣言の発表、あるいは県立高校生に対し貸与した自転車用ヘルメットの着用の義務づけを行っております。このようなことから、本市でも自転車の安全な利用のため、全職員に対しまして本年7月に自転車乗車時のヘルメット着用について通知し、周知徹底を図りました。また、周知徹底にあわせまして、職員のヘルメット着用の普及促進を図るため、職員の親睦団体である新居浜市職員互助会が、本年7月よりヘルメットの購入に対し一定額の補助金を給付する事業も行っておりまして、助成を受けて購入した職員は、8月1日現在で148人となっております。愛媛県が実施いたしました自転車乗車用ヘルメット着用モデル事業所については応募いたしませんでしたが、ヘルメットの着用につきましては、着用を習慣づけることにより、自分の安全を自分で守ることができますので、引き続きヘルメットの着用普及について取り組んでまいります。
次に、市職員に対する自転車通勤手当の導入についてでございます。
本市職員の自転車通勤者の現状でございますが、平成27年7月時点の通勤届によりますと、正規職員897人中、自転車通勤者は199人で、そのうち通勤距離が2キロメートル未満の職員140人につきましては、通勤手当の支給対象外となっております。本市職員の給料及び諸手当の決定に関しましては、国及び他の地方公共団体並びに民間事業者の実情を考慮しなければならないという均衡の原則がございますので、通勤手当につきましても、国に準じて、交通手段や通勤距離などにより支給区分や支給額などが定められておりますので、自転車利用者に対しましては、特別な手当を設けてないのが現状でございます。しかしながら、永易議員さん御案内のとおり、市職員が率先して自転車の安全利用の啓発を行うことは必要と考えておりますので、機会あるごとにヘルメットの着用について周知を行ってまいります。
また、自転車を利用しての通勤、いわゆるエコ通勤の職員に対しまして、通勤手当を増額して支給している自治体もございますので、今後の他市の取り組み状況や国の動向について注視してまいりたいと考えております。今後におきましても、市職員が率先してヘルメットを着用し、みずからの安全を確保するとともに、市民の間に自転車の安全利用の意識が広がるように努めてまいります。
○議長(藤田豊治) 関市民部長。
○市民部長(関福生)(登壇) 自転車安全利用の啓発についてお答えいたします。
自転車安全利用の啓発活動として、昨年度は市内の小中学校で26団体、2,927名に対し自転車の交通安全教室を行っております。また、公民館や自治会等を通じて、主に高齢者を対象とした出前講座を9団体、263名に対して実施しており、自転車安全利用の啓発に努めておるところでございます。今後さらに警察署等関係機関と連携し、県民総ぐるみで取り組む運動において、イベント等におきましても、自転車安全利用の啓発に努めてまいりたいと考えております。
次に、ヘルメット購入時の補助金についてでございますが、自転車安全利用の観点から、利用者の今後のヘルメット着用状況を注視し、他の導入事例も参考にし、調査研究してまいりたいと考えております。
○議長(藤田豊治) 伊藤環境部長。
○環境部長(伊藤公夫)(登壇) 自転車の購入に対する市民への補助金についてお答えいたします。
自転車は、私たちの日常生活に密着した乗り物であり、健康的で環境にも優しい交通手段として本市においても利用促進に努めているところでございます。
永易議員さん御提案の自転車の購入に対する補助金につきましては、自転車が既に広く普及しており、各家庭において自転車を使用する環境にありますが、自転車の街復活の取り組みを進めていく中で、補助制度の有効性も含めて研究してまいります。
次に、エコ通勤デーについてお答えいたします。
エコ通勤デーの実施につきましては、職員の地球環境に対する意識の高揚と健康の増進、また市民環境活動の促進を目的として、平成15年度より毎月2回、全職員を対象に実施しており、毎年40%前後の参加率で推移しております。また、本市は、愛媛県が実施しているノーマイカー通勤デーの一事業所としても登録し、率先してエコ通勤に取り組んでいるところでございます。このエコ通勤の成果でございますが、1回当たり約350人の職員参加により、自動車等の燃料であるガソリン節約量は年間約1,600リットル、二酸化炭素排出抑制量は年間約3,700キログラムで、40年生の杉の木420本分の二酸化炭素吸収量と同程度となり、わずかではございますが、地球温暖化防止に寄与しているものと考えております。今後におきましても、より多くの職員の積極的な参加が得られるよう工夫し、エコ通勤率の向上を目指して取り組んでまいります。
○議長(藤田豊治) 藤田総務部長。
○総務部長(藤田佳之)(登壇) 次に、市役所の駐輪場整備についてでございます。
市役所本庁舎の駐輪場は、市民用と職員用がございますが、現在のところ、駐輪場に関して、市民の方からの御意見や職員からの要望はなく、特に不足している状況ではないと認識いたしております。しかしながら、今後、自転車の利用促進を進める上で、駐輪場の確保は不可欠でございますことから、充足状況について十分留意し、適切に対応してまいります。
○議長(藤田豊治) 永易英寿議員。
○15番(永易英寿)(登壇) 先ほど市役所の駐輪場については、今のところは充足しているということだったんですが、仮に多いようであれば、今駐車場が混雑しておりますので、そういった駐車場と駐輪場との関係はどのようにお考えか、お聞かせください。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。藤田総務部長。
○総務部長(藤田佳之)(登壇) 永易議員さんの再質問にお答えいたします。
市民の駐車場につきましては、主に東側の駐車場を市民の方に利用していただいております。季節によっては一時的に満杯の状態ということは認識いたしております。ただ、平均的に見ますと、現在のところ、何とか充足しているのではないかというふうに考えておりますが、今後、今承りました提案につきましては検討させていただけたらと思っております。
○議長(藤田豊治) 永易英寿議員。
○15番(永易英寿)(登壇) ヘルメットの事業所についてですが、職員の互助会ではヘルメットの補助を出したりとか、または職員向けにヘルメットの着用を呼びかけておりますので、このヘルメットの事業所に今後応募する予定はないのでしょうか、お聞かせください。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。藤田総務部長。
○総務部長(藤田佳之)(登壇) 永易議員さんの再質問にお答えいたします。
県が今年度7月1日から8月20日までの間、自転車乗車用ヘルメット着用モデル事業所を募集いたしております。その結果につきましては、県内の事業所が応募いたしまして、自治体につきましては、実は対象が最初企業ということでお話をお伺いしておったんですが、締め切り直前になりまして自治体も対象になるということでございましたので、ちょっと申しわけないんですが、検討する時間がなくて応募できなかったというのが実情でございます。ただ、今後についてでございますが、ある一定、今後職員に対しても先ほど申し上げましたとおりヘルメットの着用、啓発については進めてまいります。その状況も踏まえながら、ことしにつきましては自転車乗車用ヘルメット着用モデル事業所の募集がありましたが、来年度以降、こういった事業が引き続きある場合については加入について今後検討してまいりたいというふうに考えております。
○議長(藤田豊治) 永易英寿議員。
○15番(永易英寿)(登壇) ぜひ事業所のモデルに関しましては、積極的に取り組みをよろしくお願いいたします。
それと、再度確認をさせていただきますが、新須賀山根支線整備事業について、本年度に完成予定ということをお聞きいたしましたが、本年度完成して供用開始は何月ごろかというのがもしわかればお聞かせいただけたらと思います。よろしくお願いいたします。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) 永易議員の再質問にお答えいたします。
現在のところ、3月末までに完成するという予定でございますので、そのとおり行きましたら4月1日の供用開始を進めていきたいと思っております。
○議長(藤田豊治) 永易英寿議員。
○15番(永易英寿)(登壇) 新須賀山根支線については、本当に4月1日の供用ができるよう、楽しみにしておりますので、よろしくお願いいたします。
次に、観光振興についてお伺いいたします。
まず、新居浜市の広域観光振興に対する施策の取り組み状況についてお伺いいたします。
新居浜市には、別子銅山関連の近代化産業遺産群や新居浜太鼓祭り、お手玉文化などの観光資源があります。広域観光に関しましては、国土交通省が、地方の伝統文化や自然をアピールして外国人旅行者を誘致し、活性化を図ろうと6月12日、テーマやストーリー性を持つ全国7地域の広域観光周遊ルート形成計画を初めて大臣認定したと発表しました。愛媛県関係では、四国をめぐる「スピリチュアルな島~四国遍路~」と瀬戸内を回る「せとうち・海の道」が入っております。この計画目標は、世界有数の静かな内海の景色と歴史的な建築物や工芸などを活用し、東京から京阪神のゴールデンルートの延長線上に観光動線を形成し、欧米富裕層などをターゲットに、外国人宿泊者数をふやす、またはお遍路やお接待の心の文化や1200年の歴史、史跡を生かし、コンパクトな四国や素朴さをアピールし、欧米などの海外からの誘客を積極的に促進しようとしています。その拠点となる松山市には、年間550万人を超える観光客が訪れております。これらの計画やさまざまなきっかけで愛媛県を訪れる方々には、国内外を問わずお一人でも多くの方々に新居浜市を知っていただく広報活動や誘致施策を行うべきだと思います。広域観光周遊ルート形成計画による新居浜市の観光客数の影響についてどのようにお考えか、お聞かせください。
広域観光周遊ルート形成による観光客の呼び込みについて、太鼓祭りはシーズンが限定的、近代化産業遺産はアクセスの利便性の問題があります。シーズンを通した観光客呼び込み戦略は、いかがお考えでしょうか。
新居浜市には、歩き遍路の休憩所はあるものの札所はありません。遍路を食でおもてなしを考え、市内外から好まれるB級グルメの開発に取り組んではいかがでしょうか。
次に、マイントピア別子についてお伺いいたします。
地方創生を掲げる政府は、道の駅を地方創生の拠点として、各種政策メニューを打ち出しています。全国に道の駅は1,040カ所あり、地域活性化の拠点として取り組みが進展しています。その役割は、観光拠点、農業6次産業化、防災、医療拠点、住民サービスなど多彩です。マイントピア別子も道の駅に登録されておりますが、今後の施策展開、目指すべき方向性をどのように捉えているのでしょうか。
また、来年度温浴施設や子供用遊戯施設がオープンしますが、それらとは別に今後さらに観光交流施設として発展させていくために施設整備計画などありましたらお聞かせください。
まずは、市民の皆様のリピート率を高め、市民が楽しめる施設づくりが重要です。例えば、鉱山観光施設の利用状況、市民のリピート率はいかがでしょうか、お聞かせください。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) 観光振興についてお答えいたします。
永易議員さんが御案内のとおり、本市関係では、本年6月、四国ツーリズム創造機構が申請いたしましたスピリチュアルな島~四国遍路~が広域観光周遊ルート形成計画として国土交通大臣の認定を受けております。この観光周遊ルートの中にある12カ所の広域観光拠点地区の一つに、今治・西条・新居浜地区が位置づけられており、特に東平地区が日本の近代化産業発展の一翼を担った産業遺産を見ることができる地域として、主な観光資源の一つとして掲げられております。この形成計画では、四国観光周遊ルート形成計画及びプロモーション計画といった事業計画の策定や観光施設関係者を対象とした研修、商談会の実施、宿泊施設や飲食店での多言語対応などの受け入れ環境整備、着地型商品の開発といった滞在コンテンツの充実、ウエブを活用した情報発信など対象市場に向けた情報発信、プロモーションなどを行い、四国の認知度を高め、海外からの誘客を積極的に行う予定といたしております。
まず、広域観光周遊ルート形成計画による本市の観光客数への影響につきましては、この計画の目標設定では、外国人延べ宿泊数を2020年までに2013年の3倍に当たる66万人泊といたしておりますことから、本市での外国人延べ宿泊数も3倍に近い数値となることを期待いたしております。
次に、シーズンを通した観光客呼び込みの戦略についてでございます。
年間を通じて営業いたしておりますマイントピア別子端出場ゾーンや別子銅山記念館といった別子銅山関連施設、また愛媛県総合科学博物館、あかがねミュージアム、広瀬歴史記念館といった博物館施設、さらには山と海のレジャー基地である森林公園ゆらぎの森とマリンパーク新居浜への誘客、周遊を促進するため、さまざまなツールを用いた情報発信に努めてまいります。
次に、マイントピア別子についてでございます。
まず、道の駅として今後の施策展開、目指すべき方向性をどのように捉えているかについてでございます。
平成5年に道の駅の制度が発足し、現在、全国に1,059駅が登録されております。道の駅は、その役割が多彩であり、各地域の個性を生かしながら、地域活性化にも取り組んでいるところも多数見受けられます。本市の道の駅でありますマイントピア別子は、別子銅山の産業遺産をめぐる拠点施設であり、県内外からも多数の観光客が訪れておりますことから、本市のPRを行うには絶好の施設であるものと認識をいたしております。そのようなことから、株式会社マイントピア別子では、地域の特産品の展示、販売を充実させる計画を立案中であることなどから、新居浜市全体をPRできる場としての展開を図ってまいりたいと考えております。
次に、今後さらに観光交流施設として発展させていくための施設整備計画についてでございます。
新居浜市がマイントピア別子改修事業で取り組んでおります温浴施設や子供用遊戯施設、芝生広場の整備に続き、株式会社マイントピア別子では、新たな食メニューの取り組みについて検討いたしております。また、両者共同で設置しているトイレの洋式化などの施設整備につきましても、株式会社マイントピア別子と協議を行いながら順次行ってまいりたいと考えております。
以上申し上げましたが、他の点につきましては補足いたさせます。
○議長(藤田豊治) 寺村経済部長。
○経済部長(寺村伸治)(登壇) 観光振興についてお答えいたします。
まず、市内外から好まれるB級グルメの開発についてでございます。
B級グルメは、今や観光客誘致や地域おこしなどに欠かせない貴重な地域資源、食資源となっております。また、本市におきましても、にいはまえび天バーガーやにいはま太鼓焼き、新居浜コロッケライスバーガーなど御当地グルメと呼ばれるものが存在し、飲食店や物産展等の会場におきまして熱心に普及活動に取り組んでいただいております。B級グルメの開発につきましては、既にあるB級グルメのブラッシュアップを行う手法と新たな開発を行う手法がございますが、どちらにいたしましても、物産協会や観光協会、さらにはB級グルメや郷土料理に精通している団体等とも連携しながら取り組んでまいりたいと考えております。
次に、鉱山観光施設の利用状況、市民のリピート率についてでございます。
鉱山観光の過去3年間の利用者数を申し上げますと、平成24年度が7万5,556人、平成25年度が7万7,407人、平成26年度が7万9,173人と少しではございますが増加傾向にございます。また、鉱山観光における市民のリピート率につきましては、調査を行っておらず、正確な数字は捉えておりません。鉱山観光という性格上、市外からの観光客の方々の利用が大半ではないかと思いますが、市民の皆様が再度利用される機会は、市外から親戚や来賓が来られたときに一緒に利用される場合が多いものと考えております。ただ、シャクヤクやカノコユリ、フユザクラといった花の観賞には、市民の皆様も多数リピーターとして来られているようであります。
○議長(藤田豊治) 永易英寿議員。
○15番(永易英寿)(登壇) 広域観光周遊ルート形成計画についてですが、東平へのアクセス面の今後の改善とか改良計画等がありましたらお聞かせいただきたいのと、あと多言語ということで、どういった国の方々をターゲットに新居浜市は戦略を練っていくのか、お聞かせください。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) 永易議員の再質問にお答えいたします。
東平へのアクセスについてでございますが、やっぱり連休等たくさん混雑しておりますので、できましたら、通行どめにしてマイクロバスで送るというふうな方法も検討をしてみたいなというふうなことを考えております。
それから、多言語でございますけれども、英語はもちろんでございますけれども、当面は台湾とか韓国とか、東南アジアの方が多くおいでるのではないかと思っておりますので、その辺を中国も含めてターゲットにしたらどうかなと思っております。
○議長(藤田豊治) 永易英寿議員。
○15番(永易英寿)(登壇) 鉱山観光についてですが、年々利用者も伸びておりますが、特に市民のリピート率を高めるために、または小学生や中学生への歴史や文化を学ぶ機会をということで、小中学生への安価な年間パスポートを出したりとか、そういった学ぶ機会をふやすというふうなお考えはないでしょうか。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。寺村経済部長。
○経済部長(寺村伸治)(登壇) 永易議員さんの再質問にお答えいたします。
市民のリピート率を上げるために、小中学生への学習機会の付与ということでございますが、これにつきましては、マイントピア別子のほうでいろいろ、いろんな事業のときに、例えば先日のサマーフェスティバルのときなんかは、イベントにあわせて子供さんは無料というふうなことでやっております。小中学生の新たなそういった機会というのにつきましては、役員会等で検討していただきまして、鉱山観光につきましては、マイントピア別子の固有の施設でございますので、そういう学習面、経営も含めて検討していただくようにマイントピアのほうにお伝えしたいと思います。
○議長(藤田豊治) 永易英寿議員。
○15番(永易英寿)(登壇) 次に、健康長寿のまちづくりについてお伺いします。
まず、介護保険料についてです。
新居浜市の高齢化率は、ことし6月末現在で30%を超えました。総務省統計局の人口推計によれば、2025年に全国の高齢化率が30%を超えると見込まれていますので、新居浜市は全国平均より10年高齢化の進行が早くなっています。また、新居浜市の介護保険事業特別会計では、平成26年度決算で130億円を超える額が使われております。介護保険料の高騰は、新居浜市内の介護保険サービスが充実しており、施設サービスがふえ、在宅サービス等も充実しているのも一つの要因です。しかし、一方では、介護予防事業や地域包括ケアシステムの構築、健康増進事業や気軽にスポーツに取り組める環境の整備等がまだ不十分であるということのあらわれでもあります。新居浜市は、高齢者が安心して笑顔で暮らせる健康長寿のまちづくりを目指し、住みなれた地域でいつまでも生き生きと安全に安心して暮らし続けることができる社会を実現するため、新居浜市高齢者福祉計画2015、介護保険事業計画を策定しています。今年度は、介護予防プログラム開発事業、健康長寿地域拠点づくり事業、老人クラブ育成費の増額などを行っておりますが、今後の介護予防事業の拡充、見通しはいかにお考えでしょうか。今年度実施している介護予防プログラム開発事業、健康長寿地域拠点づくり事業の進捗状況もあわせて戦略をお聞かせください。
もはや介護保険料の高騰は、介護保険の担当課や福祉部内だけでは解決できない問題であると思います。新居浜市は、全国平均より10年早く高齢化が進行していますので、国の施策待ちでは対応が追いつきません。地域コミュニティ課や社会教育課など、部や課を超えた連携を緊密にして、庁内プロジェクトをより強化して抜本的な対策が必要です。対策には専門性を要した人材配置や社会資源の活用、また地域連携が欠かせません。地域ケア会議の開催状況、または生活支援コーディネーターや認知症コーディネーターの配置充実に向けた取り組み状況はいかがでしょうか。
介護保険料は3年ごとに見直しされます。今年度見直しがありましたが、次回の見直しまでに介護保険料軽減に向けた施策を、改善策や目標数値など、どのようにお考えでしょうか。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) 健康長寿のまちづくりについてお答えいたします。
介護保険料についてのうち、今後の介護予防事業の拡充等についてでございます。
今年度実施しております介護予防プログラム開発事業につきましては、高齢者の運動機能や筋力の維持向上を目指して、効果的でみずから実践が可能なプログラムを愛媛県理学療法士会に委託し、市と協議しながら開発を進めており、年度内に完成の予定でございます。健康長寿地域拠点づくり事業につきましては、高齢者が送迎に頼らなくても通える自治会館等を活用して、地域の高齢者が運営者となって介護予防に取り組むため、地域と委託事業者が協働して通いの場をつくるものでございます。現在、神郷校区連合自治会からの申し込みを受け、田の上自治会館において8月から開始し、毎週火曜日に実施いたしております。また、多喜浜、金栄校区においては、9月開始予定で準備を進めているところでございます。今後の介護予防事業につきましては、高齢者の心身機能の改善とともに、活動的な状況を維持するために、地域の中に高齢者の居場所や役割がある地域づくりを進める必要があり、地域コミュニティー活動や公民館活動などとの連携を図りながら各種事業を推進してまいりたいと考えております。
以上申し上げましたが、他の点につきましては補足いたさせます。
○議長(藤田豊治) 岡部福祉部長。
○福祉部長(岡部嘉幸)(登壇) 介護保険料についてお答えいたします。
まず、地域ケア会議の開催状況につきましては、平成25年度から随時開催しており、今年度は8月末時点で5回開催し、個別課題の解決や地域課題の把握に努めております。生活支援コーディネーターの設置につきましては、今年度準備会を設け、次年度以降の設置に向けて制度設計を進めております。また、認知症コーディネーターにつきましては、今年度の設置に向け、保健師2名が研修を受講する予定となっております。
次に、介護保険料軽減に向けた改善策や目標数値についてでございます。
第6期の介護保険料につきましては、据え置きといたしましたが、3年後の第7期につきましては、さらに高齢化が進展し、現時点ではその動向を見込むことができないことから、具体的な目標数値は掲げてはおりません。取り組みといたしましては、3年後の介護保険料の見直しまでに要介護認定の適正化など介護給付の適正化を継続的に実施するとともに、介護予防事業や健康づくりなどの推進に力を入れることによりまして、介護保険料や介護給付費の伸びを高齢者人口の伸び率の範囲内に抑制し、持続可能な介護保険制度の構築に努めてまいります。
○議長(藤田豊治) 永易英寿議員。
○15番(永易英寿)(登壇) 認知症コーディネーターにつきましては、保健師2名を予定しているとのことですが、例えば地域包括支援センターの方なのか、または保健センターの方なのか、その辺がわかりましたらお聞かせください。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。岡部福祉部長。
○福祉部長(岡部嘉幸)(登壇) 永易議員さんの再質問にお答えいたします。
認知症コーディネーターにつきましては、地域包括支援センターの保健師2名が研修するということでございます。
○議長(藤田豊治) 永易英寿議員。
○15番(永易英寿)(登壇) 認知症コーディネーターについては、地域包括支援センターの職員、保健師の方が研修するということでお伺いいたしましたが、地域包括支援センターの運営体制が、ことしの4月1日から地域包括支援センターの人員及び運営に関する基準を定める条例が施行されておりますが、現在の条例の人員配置等は大丈夫なのでしょうか。もしくは現状で認知症コーディネーターとしてもう一つ仕事を加算すると、現在の体制が基準を満たしているのかどうかが不安ですので、お聞きしております。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。岡部福祉部長。
○福祉部長(岡部嘉幸)(登壇) 永易議員さんの再質問にお答えいたします。
現在の地域包括支援センターの人員体制についてでございますが、包括支援センターについては、社会福祉士であるとか保健師であるとかの配置要件がございますけれども、新居浜市直営で設置しておりますけれども、現在のところ、保健師は不足しているという状況がございますので、採用計画も含めまして増員を図っているところでございます。認知症コーディネーターも研修を実施した中で配置をしていくというようなことで、業務として重なる部分もありますけれども、地域包括支援センターの業務といたしましても実施をしますので、保健師不足の中ではございますが、対応してまいりたいと考えております。
○議長(藤田豊治) 永易英寿議員。
○15番(永易英寿)(登壇) 現在、保健師が不足しているという状態ですので、やはり条例に関する人員配置の基準は、早期に満たすべきだと思っております。また、その保健師の方の負担もさることながら、市民が受ける福祉サービスというのも低下していきますので、この辺の保健師の充足については、市長さんいかにお考えか、お聞かせいただきたいと思うんですが。よろしくお願いいたします。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。近藤副市長。
○副市長(近藤清孝)(登壇) 永易議員の再質問にお答えしたいと思います。
保健師の採用でございますが、今現在、採用計画の中で人員を獲得すべく採用計画を立ててしておりますが、今年度も経験者採用枠を設けまして募集をかけましたが、応募がない状態という状況でございます。それ以外にも直採の採用も現在行っておりますので、そういう中で人員を確保していきたいというふうには考えております。
○議長(藤田豊治) 永易英寿議員。
○15番(永易英寿)(登壇) 地域包括支援センターは、地域包括ケアシステムづくりには欠かせない基幹のセンターでありますので、ぜひとも早期に人員配置を行っていただくことを要望して、次の質問に移りたいと思います。
次に、介護支援ボランティア事業についてお伺いいたします。
介護支援ボランティア事業は、ボランティア登録をしている高齢者が、ボランティア活動の登録施設、事業所等で行ったボランティア活動に対して、実績を勘案してポイントを付与し、その高齢者の申し出により当該ポイントを換金することで、実質的に介護保険料の支払いに充てることができる仕組みです。期待される効果は、社会参加活動を通じた介護予防の推進、住民の共助意識の醸成、高齢者の活躍の場の創出で、生きがい、やりがい対策、介護予防サポーターの活躍の場の提供、または実質的な介護保険料の軽減になります。新居浜市も昨年度から事業をスタートさせております。また、今年度はシルバーボランティア事業をスタートさせ、活動範囲を在宅介護支援ボランティアにも拡充しています。事業の進捗状況はいかがでしょうか。また、ボランティア登録できる年齢を若年層へ広げていくお考えはないのでしょうか。事前研修の状況や登録者実績、またはポイント換金状況などの実績も踏まえてお聞かせください。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。岡部福祉部長。
○福祉部長(岡部嘉幸)(登壇) 介護支援ボランティア事業についてお答えいたします。
平成26年10月から高齢者の社会参加活動を支援するため、施設における介護支援ボランティア活動にポイントを付与する介護支援ボランティア事業をスタートさせております。また、今年度からこの事業を継承、拡充し、在宅高齢者宅でのボランティア活動、子供の見守りや環境美化等の地域活動などをポイントの対象に加え、シルバーボランティアポイント助成事業として10月からの開始に向け準備を進めているところでございます。
次に、ボランティア登録できる年齢の拡大についてでございます。
この事業は、介護保険制度における介護予防事業として実施しており、ポイント換金の財源の対象が65歳以上の高齢者となるため、現在65歳未満の方は対象となっておりません。しかしながら、今後訪れる超高齢社会に適応した地域づくりを進めていく上で、ボランティアを含めた地域コミュニティーの整備が不可欠であると考えておりますことから、65歳未満の方のボランティア登録につきましても、今後先進事例を参考にしながら調査研究をしてまいります。
次に、事前研修、登録者実績、ポイント換金の状況についてでございます。
事前研修につきましては、登録申請者全員に対し、高齢者施設の概要、高齢者の心理と対応、認知症、車椅子の操作などについて研修を実施いたしております。今後は、在宅高齢者宅での支援を含めた研修内容に変更したいと考えております。
登録者実績につきましては、毎月10名程度の登録申請があり、現在160人の方が登録しており、受け入れ側として介護老人福祉施設や通所介護事業所、グループホームなど62施設が登録しております。また、昨年度のボランティアの実績は、延べ552人となっております。
ポイント換金につきましては、昨年度の活動実績に対しまして、現時点で38名の方から換金申請があり、合計5万5,200円を換金しております。ポイント換金につきましては、新たに施設利用券などへの交換や学校等への寄附もできるよう検討しているところでございます。
○議長(藤田豊治) 再質問はありませんか。永易英寿議員。
○15番(永易英寿)(登壇) この事業は、対象を高齢者に限らず若年層の人も対象とすることは可能で、先ほど答弁にもありましたが、実際、稲城市が平成26年1月に行った介護支援ボランティア制度の全国市町村アンケート調査によりますと、介護支援ボランティア事業の財源は、268の自治体の中で、地域支援事業交付金だけを使っているところが223、一般財源を使っているところは54、そのほかが27と全国で50を超える自治体が一般財源の持ち出しを行っております。新居浜市は、全国より高齢化率が非常に早く進行しておりますので、一般財源の持ち出しを行ってでも取り組むべき事業だと思っております。ぜひ、160名ほどの登録ということですので、例えば60歳以上にするとか、段階的にでも若年層へのボランティアの範囲を広げていくというお考えを、もう一度お伺いいたします。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。岡部福祉部長。
○福祉部長(岡部嘉幸)(登壇) 永易議員さんの再質問にお答えいたします。
ボランティア登録の年齢の拡大についてでございますが、段階的にでもというようなことでございますが、基本的には先ほど御答弁申し上げましたように、65歳以上の方につきましては、財源として介護保険制度の中でやっていけるというようなことでございますので、65歳未満を対象にしましたら、やはり一般財源で補填していくというようなことで対応をしていくということになりますので、そういった点も先進地がありますので、状況をお聞きしながら調査研究をしてまいりたいと考えております。
○議長(藤田豊治) 再質問はありませんか。永易英寿議員。
○15番(永易英寿)(登壇) 今現在65歳以上というふうな形で、要介護とか要支援状態に近い年齢層の方にボランティアの募集を行っても、やはりそのなる手前の予防というところが一番重点的になりますので、一般財源の持ち出しを行ってでもするべき事業だと思っておりますので、ぜひ、今後拡充をしていただくよう強く要望して、質問を終わりたいと思います。
○議長(藤田豊治) この際、暫時休憩いたします。
午前11時58分休憩
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