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平成27年第1回新居浜市議会定例会会議録 第5号

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目次

議事日程
本日の会議に付した事件
出席議員
欠席議員
説明のため出席した者
議会事務局職員出席者
開議(午前10時00分)
日程第1 会議録署名議員の指名
日程第2 議案第1号~議案第3号、議案第6号~議案第24号、議案第37号~議案第43号
 大石企画総務委員長報告
 藤原福祉教育委員長報告
 永易市民経済委員長報告
 伊藤環境建設委員長報告
 髙須賀順子議員の討論
 岡崎溥議員の討論
 表決
休憩(午前11時10分)
再開(午前11時20分)
日程第3 議案第25号~議案第36号
 白籏予算特別委員長報告
休憩(午後 0時12分)
再開(午後 0時59分)
 伊藤初美議員の討論
 髙須賀順子議員の討論
 岡崎溥議員の討論
 表決
日程第4 議案第44号~議案第47号
 石川市長の説明
 寺田企画部長の説明
 委員会付託
休憩(午後 1時24分)
再開(午後 3時20分)
 大石企画総務委員長報告
 藤原福祉教育委員長報告
 永易市民経済委員長報告
 伊藤環境建設委員長報告
休憩(午後 3時35分)
再開(午後 3時35分)
 岡崎溥議員の討論
 表決
休憩(午後 3時43分)
再開(午後 4時19分)
議案第48号
 石川市長の説明
 曽我建設部長の説明
 委員会付託
休憩(午後 4時25分)
再開(午後 4時58分)
 大石企画総務委員長報告
休憩(午後 5時00分)
再開(午後 5時00分)
 表決
議案第49号、諮問第1号
 石川市長の説明
 委員会付託省略
 表決
議長報告
市長挨拶
議長挨拶
閉会(午後 5時13分)


本文

平成27年3月19日 (木曜日)
  議事日程 第5号
第1 会議録署名議員の指名
第2 議案第1号 市道路線の認定について
           (環境建設委員長報告)
     議案第2号 財産の取得について
           (市民経済委員長報告)
     議案第3号 新居浜市美術館及び新居浜市総合文化施設の指定管理者の指定について
           (企画総務委員長報告)
     議案第6号 新居浜市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例及び新居浜市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について
           (同上)
     議案第7号 新居浜市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例及び新居浜市青少年問題協議会設置条例の一部を改正する条例の制定について
           (福祉教育委員長報告)
     議案第8号 新居浜市教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部を改正する条例の制定について
           (同上)
     議案第9号 新居浜市手数料条例の一部を改正する条例の制定について
           (企画総務委員長報告)
     議案第10号 新居浜市建築関係手数料条例の一部を改正する条例の制定について
           (環境建設委員長報告)
     議案第11号 新居浜市市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について
           (同上)
     議案第12号 新居浜市立幼稚園保育料徴収条例の制定について
           (福祉教育委員長報告)
     議案第13号 新居浜市総合文化施設設置及び管理条例及び新居浜市美術館設置及び管理条例の一部を改正する条例の制定について
           (企画総務委員長報告)
     議案第14号 新居浜市保育所における保育に関する条例を廃止する条例の制定について
           (福祉教育委員長報告)
     議案第15号 新居浜市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の保育料等に関する条例の制定について
           (同上)
     議案第16号 新居浜市立老人福祉センター設置及び管理条例の一部を改正する条例の制定について
           (同上)
     議案第17号 新居浜市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について
           (同上)
    議案第18号 新居浜市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について
           (同上)
    議案第19号 新居浜市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の制定について
           (同上)
    議案第20号 新居浜市地域包括支援センターの人員及び運営に関する基準を定める条例の制定について
           (福祉教育委員長報告)
    議案第21号 新居浜市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例の制定について
           (環境建設委員長報告)
    議案第22号 新居浜市大島農道開設事業分担金徴収条例を廃止する条例の制定について
           (市民経済委員長報告)
    議案第23号 新居浜市漁港の修築及び災害復旧事業分担金徴収条例を廃止する条例の制定について
           (同上)
    議案第24号 新居浜市公園条例の制定について
           (環境建設委員長報告)
    議案第37号 平成26年度新居浜市一般会計補正予算(第7号)
           (各常任委員長報告)
    議案第38号 平成26年度新居浜市渡海船事業特別会計補正予算(第3号)
           (市民経済委員長報告)
    議案第39号 平成26年度新居浜市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)
           (環境建設委員長報告)
    議案第40号 平成26年度新居浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)
           (福祉教育委員長報告)
    議案第41号 平成26年度新居浜市介護保険事業特別会計補正予算(第4号)
           (同上)
    議案第42号 平成26年度新居浜市工業用地造成事業特別会計補正予算(第4号)
           (市民経済委員長報告)
    議案第43号 新居浜市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について
           (福祉教育委員長報告)
第3 議案第25号 平成27年度新居浜市一般会計予算
           (予算特別委員長報告)
    議案第26号 平成27年度新居浜市貯木場事業特別会計予算
           (同上)
    議案第27号 平成27年度新居浜市渡海船事業特別会計予算
           (同上)
    議案第28号 平成27年度新居浜市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算
           (同上)
    議案第29号 平成27年度新居浜市平尾墓園事業特別会計予算
           (同上)
    議案第30号 平成27年度新居浜市公共下水道事業特別会計予算
           (同上)
    議案第31号 平成27年度新居浜市国民健康保険事業特別会計予算
           (同上)
    議案第32号 平成27年度新居浜市介護保険事業特別会計予算
           (同上)
    議案第33号 平成27年度新居浜市後期高齢者医療事業特別会計予算
           (同上)
    議案第34号 平成27年度新居浜市工業用地造成事業特別会計予算
           (同上)
    議案第35号 平成27年度新居浜市水道事業会計予算
           (同上)
    議案第36号 平成27年度新居浜市工業用水道事業会計予算
           (同上)
第4 議案第44号 平成27年度新居浜市一般会計補正予算(第1号)
           (各常任委員会付託)
    議案第45号 平成26年度新居浜市一般会計補正予算(第8号)
           (同上)
    議案第46号 平成26年度新居浜市一般会計補正予算(第9号)
           (企画総務委員会付託)
    議案第47号 平成26年度新居浜市公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)
           (環境建設委員会付託)
――――――――――――――――――――――
  本日の会議に付した事件
日程第1 会議録署名議員の指名
日程第2 議案第1号~議案第3号、議案第6号~議案第24号、議案第37号~議案第43号
日程第3 議案第25号~議案第36号
日程第4 議案第44号~議案第47号
議案第48号
議案第49号、諮問第1号
――――――――――――――――――――――
 出席議員(26名)     
 1番    川﨑 利生
 2番    高塚 広義
 3番    三浦 康司
 4番    篠原 茂
 5番    水田 史朗
 6番    太田 嘉一
 7番    岩本 和強
 8番    藤原 雅彦
 9番    佐々木 文義
 10番   大石 豪
 11番   大條 雅久
 12番   永易 英寿
 13番   伊藤 謙司
 14番   藤田 豊治
 15番   髙橋 一郎
 16番   岡崎 溥
 17番   髙須賀 順子
 18番   伊藤 初美
 19番   真木 増次郎
 20番   藤田 幸正
 21番   伊藤 優子
 22番   仙波 憲一
 23番   白籏 愛 一
 24番   近藤 司
 25番   加藤 喜三男
 26番   山本 健十郎
――――――――――――――――――――――
  欠席議員
 なし
――――――――――――――――――――――
  説明のため出席した者 
 市長                 石川 勝行
 副市長              近藤 清孝  
 企画部長             寺田 政則
 総務部長             藤田 佳之
 福祉部長             岡部 嘉幸
 市民部長             関   福生
 環境部長             横川 悦夫
 経済部長             寺村 伸治
 建設部長              曽我 忠
 消防長              村上 秀
 水道局長              橋本 桂一
 教育長               阿部 義澄
 教育委員会事務局長      木村 和則
 監査委員             田中 洋次
――――――――――――――――――――――
  議会事務局職員出席者
 事務局長              藤田 秀喜
 議事課長              原   正夫
 議事課主幹            伊藤 裕敏
 議事課副課長           上野 壮行
 議事課副課長           徳永 易丈
 議事課調査係長          鈴木 今日子
 議事課主査            大田 理恵子
 議事課主任            中島 康治
―――――――――― ◇ ――――――――――
  午前10時00分開議       
○議長(加藤喜三男) これより本日の会議を開きます。
 本日の議事日程につきましては、お手元に配付の議事日程第5号のとおりでありますが、日程第4終了後、議員全員協議会も予定いたしております。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(加藤喜三男) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、議長において太田嘉一議員及び岩本和強議員を指名いたします。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第2 議案第1号~議案第3号、議案第6号~議案第24号、議案第37号~議案第43号
○議長(加藤喜三男) 次に、日程第2、議案第1号ないし議案第3号、議案第6号ないし議案第24号及び議案第37号ないし議案第43号の29件を一括議題といたします。
 以上の29件に関し、各常任委員長の報告を求めます。まず、大石企画総務委員長。
○10番(大石豪)(登壇) 本委員会は3月6日に委員会を開催いたしました。本委員会に付託されました議案第3号、議案第6号、議案第9号、議案第13号及び議案第37号の5件につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
 まず、議案第3号、新居浜市美術館及び新居浜市総合文化施設の指定管理者の指定について御報告申し上げます。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 まず、新しい総合文化施設を指定管理により運営することに関して全国的な状況は、また直営は難しいのかとの質疑に対し、当初から指定管理というのは全国的にも珍しいが、専門的な分野も包括して市の直営により運営することは難しいことから、民間事業者の経営手法などを取り入れ、より充実した運営を行うため、指定管理の導入に至ったとの答弁がありました。
 次に、指定管理者の選定理由及び専門性も踏まえ、雇用面で考慮している点はとの質疑に対し、お手玉やえんとつ山倶楽部など、市内で文化活動をされている方とのつながりなど、地元との密着度という面から株式会社ハートネットワークを代表とする運営グループを選定した。雇用については、学芸員や事業経験者などを中心とした人員構成と交代勤務も含めた人数の確保に向け、現在、当該指定管理予定者により協議を進めているところであるとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第3号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第6号、新居浜市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例及び新居浜市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
 本案について、理事者より詳細なる説明を聴取し、質疑応答を行い審査いたしました。
 質疑終了後、本案に関し討論に付したところ、労働者の賃金が全体的に下がってきている状況とあわせて考えると、給料引き下げの動きにストップをかけなければ悪循環の繰り返しで不況が打開できず、マイナス成長に陥ることになるため反対するとの意見が述べられました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第6号については、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第9号、新居浜市手数料条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 まず、今回権限移譲された事務に必要な特別な検査機器はあるのか、また移譲された部分の実質的な事務はこれまでどこがしていたのかとの質疑に対し、高圧ガス容器製造事業所で製造された容器に係る検査機材については、市で所有していないため委託するが、それ以外で必要な特別な機器は現在のところない。また、権限移譲された事務については、これまで全て県が行い、市は500キログラムを超えるLPGの設備工事届について県からの移譲により既に実施しているとの答弁がありました。
 次に、権限移譲される事務の過去の件数及び手数料はとの質疑に対し、平成25年度に愛媛県で執行された処理のうち、新居浜管内の申請件数は137件、手数料2,480万円で、このうちLPガスボンベ等の容器検査業務委託料1,020万円を差し引いた1,460万円の歳入が見込まれるとの答弁がありました。
 次に、この権限移譲により、今後検査のため石油コンビナート等に入る回数もふえるなど相当な事務量増加が見込まれると思うが、現状の職員数で問題はないのかとの質疑に対し、機構改革により予防課に保安係を増設するとともに、現在市での事務開始に向け審査業務の実務研修と引き継ぎを兼ねて、県の担当課及び東予地方局へそれぞれ職員を1人ずつ派遣しており、この体制で対応可能だと考えているとの答弁がありました。このことについて委員から、係をふやしても全体の定数が変わらない限り、どこかにしわ寄せがいくことになるので、権限移譲で事務量の増加が見込まれた時点で増員要望を行うなどしておかなければ、充足率も上がらず、今後ますます人員不足で負担がふえるのではないかとの意見が述べられました。
 質疑終了後、本案に関し討論に付したところ、これだけ危険な部分の事務が愛媛県から移譲され、市の責任も一層強く求められることになるので、今後のしっかりとした体制づくりを要望して賛成するとの意見が述べられました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第9号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第13号、新居浜市総合文化施設設置及び管理条例及び新居浜市美術館設置及び管理条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 まず、この条例改正に伴う組織機構改革に関して、総合文化施設の所管が教育委員会に移行するということだが、現在の総合文化施設準備室は今後どうなるのか、また学芸員の人数が少ないと思うが、今後の人数、分野等の展望はとの質疑に対し、現在、企画部で所管している総合文化施設準備室は、平成27年4月1日付で教育委員会へ移行する。また、学芸員については、基本的には美術部門で、組織の継続性の観点から、最低でも10年に1人の雇用を要望しており、今後は市の文化施設として、教育普及の面にも力を入れていきたいと考えているとの答弁がありました。
 次に、教育委員会へ移行した後、スポーツ文化課の従来の事務と総合文化施設に係る事務の全てを一元化するとなると、範囲が広過ぎて十分な文化振興が図れないと思うが、スポーツ文化課との事務のすみ分けはとの質疑に対し、移行後、当面は教育委員会内にスポーツ文化課とは別に総合文化施設の事業を担当する課を設けるが、将来的にスポーツと文化をどのような組織立てで所管していくのかを十分考慮しながら、4月からの運営に当たっていく必要があると考えているとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第13号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第37号について御報告申し上げます。
 議案第37号、平成26年度新居浜市一般会計補正予算(第7号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳入全部、歳出、第2款総務費、ただし第1項総務管理費、5目企画費、デマンドタクシー導入事業費、15目市民活動費、20目災害対策基金費を除く、第9款消防費、第10款教育費、第5項社会教育費、9目美術品購入基金費、第13款諸支出金、第2表継続費補正変更、第3表繰越明許費追加、第2款総務費、第4表債務負担行為補正追加、第5表地方債補正追加及び第6表地方債補正変更であります。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 まず、現年道路橋りょう災害復旧費国庫負担金に関して、事業実施が平成27年度に変更となったため、減額するとのことだが、変更理由はとの質疑に対し、この事業は、市道太田尾2号線の災害復旧工事で、非常に事業規模が大きく、別子山という地理的な面からも、冬季における工事のおくれが懸念されることなどから、今年度の補正予算で計上した場合、最終的に事故繰越になるおそれがあるため、県と協議した結果、平成27年度に過年度災害復旧費として計上する結論に至ったとの答弁がありました。
 次に、消防救急無線デジタル化整備事業に関して、約1億6,000万円という多額の減額になっているが、整備に際して性能等に問題はないのかとの質疑に対し、この事業は株式会社きんでん四国支社が元請で行い、使用機器も全国的に事業展開している国内メーカーのものを使っており、現在のところ問題は起こっていないとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第37号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上で企画総務委員会の報告を終わります。
○議長(加藤喜三男) 次に、藤原福祉教育委員長。
○8番(藤原雅彦)(登壇) ただいまから福祉教育委員会の報告をいたします。
 本委員会は3月9日に委員会を開催いたしました。本委員会に付託されました議案第7号、議案第8号、議案第12号、議案第14号ないし議案第20号、議案第37号、議案第40号、議案第41号及び議案第43号の14件につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
 まず、議案第7号、新居浜市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例及び新居浜市青少年問題協議会設置条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
 本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、質疑応答を行い審査いたしました。
 質疑終了後、本案に関し討論に付したところ、教育委員長と教育長の2人体制は必要だと思うので、反対するとの意見が述べられました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第7号については、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第8号、新居浜市教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 なぜ教育長の任期が4年から3年になったのかとの質疑に対し、新しい教育長については、市長が議会の同意を得るが、市長の任期が4年なので、市長在任中に1回は新しい教育長を任命する機会が来るようにという考えで国のほうは3年にしたと聞いているとの答弁がありました。
 質疑終了後、本案に関し討論に付したところ、給与のカットは賛同できないので反対するとの意見が述べられました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第8号については、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第12号、新居浜市立幼稚園保育料徴収条例の制定について御報告申し上げます。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 所得に応じて保育料を定めるということだが、幾らになるのかとの質疑に対し、現行の入園料2,000円、保育料月額4,000円を急激な変動を緩和するために月でならし、基本的な保育料を月額4,200円とする。それから所得に応じ上限、下限を定める形にし、案としては6,600円ぐらいが所得の高い階層の方の保育料になると考えているとの答弁がありました。
 質疑終了後、本案に関し討論に付したところ、条例の根拠となる子ども・子育て支援法に反対のため反対するとの意見が述べられました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第12号については、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第14号、新居浜市保育所における保育に関する条例を廃止する条例の制定について御報告申し上げます。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 まず、この議案は、子ども・子育て支援法が制定されたので、これまでの条例は廃止するということなのかとの質疑に対し、子ども・子育て支援法が制定され、その施行規則の中で保育を必要とする理由が明記されたことから、条例を廃止するとの答弁がありました。
 次に、現在の条例で定められている以上の保育を必要とする理由が法律で定められたということなのかとの質疑に対し、これまでは就労、妊娠・出産、保護者の疾病・障害、同居親族の介護、災害復旧の5項目だったのが、それに加えて求職活動、就学、虐待やDVのおそれ、育児休暇取得時に既に保育を利用している子供がいて、継続利用が必要なことの4項目が追加されたとの答弁がありました。
 質疑終了後、本案に関し討論に付したところ、子ども・子育て支援法は、最終的には介護保険と同じようにするという政府の方針に賛成できないので反対するとの意見が述べられました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第14号については、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第15号、新居浜市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の保育料等に関する条例の制定について御報告申し上げます。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 まず、今までの保育料はどうなるのか、また特定地域型保育事業での保育料はどうなるのかとの質疑に対し、保育料は従来の保育所においては現行の保育料の水準で同じ保育料基準額表を規則で定めようとしている。特定地域型保育事業の保育料は、この条例、規則で定める保育料額表に基づき保育料を決定するが、世帯の保護者の収入に応じた保育料ということになるとの答弁がありました。
 次に、特定地域型保育事業の事業所内保育所では地域枠があるが、どのようなことかとの質疑に対し、事業所内保育事業については、事業所の定員に基づいて地域枠を何名か設けるということが法で定められている。地域枠は、新居浜市が措置できる枠で、その事業所へ勤めていない方の受け入れも可能であるとの答弁がありました。
 質疑終了後、本案に関し討論に付したところ、保護者は公立のしっかりとした保育所を希望しており、子ども・子育て支援法には賛成できないので反対するとの意見が述べられました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第15号については、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第16号、新居浜市立老人福祉センター設置及び管理条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 まず、この老人福祉センターは、どこが管理するのかとの質疑に対し、市内にある老人福祉センターとは別と考え、基本的には市の直営ということで考えているとの答弁がありました。
 次に、今の大島公民館を川東高齢者福祉センター大島分館として位置づけるとのことだが、旧大島小学校を改築した大島交流センターとの関係はどうなるのかとの質疑に対し、地元から大島地区に高齢者の福祉施設、または介護施設をという要望があり、総合福祉センターの大島分館とする案と川東高齢者福祉センターの大島分館とする案で検討していた。高齢者福祉センターの分館とすれば、基本的には使用料がかからないが、総合福祉センターの分館とすれば、使用料を徴収しなければならない。自由に使っていただくということで、老人福祉センターの分館という形をとったとの答弁がありました。
 次に、直営で運営するということだが、職員配置、維持管理、改修などはどうなるのかとの質疑に対し、市の直営だが、職員を常駐させることは難しい。このことは、地元の自治会、連合自治会と協議を行い、地元の自治会が鍵の管理などに協力していただくことで、今最終的な詰めをしている。維持管理に係る経費は、光熱費などは市で負担をするが、大幅な改修は考えていないとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第16号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第17号、新居浜市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 まず、新居浜市に地域密着型サービスというのはどれぐらいあるのかとの質疑に対し、全部で8種類のサービスがあり、新居浜市にはそのうち6種類の地域密着型サービスの指定を事業所が受けており、指定を受けた事業所の数は50カ所であるとの答弁がありました。
 次に、新居浜市に8種類のサービスのうち、6種類はあるとのことだが、あとの2種類というのは何なのかとの質疑に対し、実施していないサービスは、特定施設入居者生活介護と複合型サービスの2つであるとの答弁がありました。
 質疑終了後、本案に関し討論に付したところ、利用料の2割負担や低所得者の補助もなくすなど、いろいろ切り捨てがあるので反対するとの意見が述べられました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第17号については、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第18号、新居浜市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 この条例で定められているサービスは、どのようなものがあるのかとの質疑に対し、この条例によって定められているサービスは3種類で、議案第17号は要介護の方が対象のサービスで、この条例は要支援の方が対象になるサービスである。3種類のサービスは、1つは要支援2の方でないと入居できないグループホームで、あとの2つは小規模多機能型居宅介護と認知症の方を対象としたデイサービスであるとの答弁がありました。
 質疑終了後、本案に関し討論に付したところ、何らかの福祉のサービスの切り捨てがあって、ボランティア任せになるということだと思うので反対するとの意見が述べられました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第18号については、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第19号、新居浜市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の制定について御報告申し上げます。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 この条例は、介護予防に関する条例だが、議案第18号との違いは何かとの質疑に対し、議案第18号は地域密着型サービスを提供する事業所の人員や設備などの基準の条例で、この条例は要支援1、2の認定者を対象にしたプランの作成やサービス事業者との連絡調整を行う指定介護予防支援事業所としての地域包括支援センターに関する基準を定める条例であるとの答弁がありました。
 質疑終了後、本案に関し討論に付したところ、ボランティアに任せて介護保険から外すという始まりだと思うし、市町村が負担してそれが見通しもないから改悪であることは間違いないので反対するとの意見が述べられました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第19号については、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第20号、新居浜市地域包括支援センターの人員及び運営に関する基準を定める条例の制定について御報告申し上げます。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 まず、議案第19号は、指定介護予防事業所としての地域包括支援センターの事務に関する条例ということだが、この条例での地域包括支援センターの条例との関連はどうなるのかとの質疑に対し、この条例は、地域包括支援センターの人員とその運営に関する基準、人員配置とその運営方針について定める基準を示す条例であるとの答弁がありました。
 次に、地域包括支援センターの基準による人員配置の現状はどうかとの質疑に対し、基準に沿って配置した場合、社会福祉士、保健師、主任ケアマネジャーの3職種がそれぞれ6名ずつ配置されなければならないが、準ずる資格も含め、常勤換算で社会福祉士は充足しているが、保健師は2.25人、主任ケアマネジャーは4.5人不足しているとの答弁がありました。
 次に、保健師と主任ケアマネジャーは、基準に対して不足しているとのことだが、法的には問題ないのかとの質疑に対し、不足していることに対しての罰則というのは基本的にはなく、努力義務ということになる。しかし、それをいつまでも放っておくわけにはいけないので、人事担当課と職員の増員については協議していくとの答弁がありました。
 質疑終了後、本案に関し討論に付したところ、介護保険法の一部となるので反対するとの意見が述べられました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第20号については、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第37号について御報告申し上げます。
 議案第37号、平成26年度新居浜市一般会計補正予算(第7号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳出、第3款民生費、第4款衛生費、第1項保健衛生費、第10款教育費、ただし第5項社会教育費、9目美術品購入基金費を除く及び第3表繰越明許費追加、第10款教育費であります。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 まず、児童保育費に関して、1,025万1,000円の増額理由はとの質疑に対し、増額は16園分の私立保育所の運営委託料の追加で、理由としては、昨年8月の人事院勧告で、国家公務員の給与等が改定されたことに伴い、保育単価も4月にさかのぼり平均1.5%の増額改定となったためとの答弁がありました。
 次に、中学校非構造部材耐震対策事業に関して、設計を市が自前で行い、2,593万円の減額補正とのことだが、どのようなことかとの質疑に対し、中学校非構造部材耐震対策事業設計費のうち、武道場の天井落下防止工事とそれに伴う電気設備工事は、設計を外部委託の予定だったが、その外部委託をするために、市の担当職員が、仕様書を作成するには、工事設計書を作成するに近い労力を要することや、担当職員が直接設計することで工事着工までの時間を短縮できることなどから、協議の結果、市内部において設計を行ったため、設計委託料に不用額が生じたので減額補正となったとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第37号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第40号、平成26年度新居浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)について御報告申し上げます。
 本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、審査いたしました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第40号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第41号、平成26年度新居浜市介護保険事業特別会計補正予算(第4号)について御報告申し上げます。
 本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、質疑応答を行い審査いたしました。
 質疑終了後、本案に関し討論に付したところ、介護保険問題は、高齢化社会で利用料がふえる一方なのに、国民で負担しろというシステムは福祉の名に値しないと思うので反対するとの意見が述べられました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第41号については、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第43号、新居浜市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 まず、弾力運用の範囲で、段階を2段階ふやしたということかとの質疑に対し、国の標準9段階に対し、2段階ふやし11段階にした。その結果、基本的には所得が290万円未満の方については据え置き、または値下げとなり、290万円以上の高所得の方については、値上げという形としたとの答弁がありました。
 次に、第5期のときにも新居浜市の介護保険料は非常に高かったが、保険料を下げる努力をこの3年間どういう形でやってきたのかとの質疑に対し、地域包括支援センターを中心として、予算も増額し、介護予防の事業に取り組み、意識啓発の面でかなり効果があった。また、介護給付費の適正化事業といった面で、事業所やケアマネジャーに対する指導を行った。それらの結果として、今回据え置きとなったとの答弁がありました。
 質疑終了後、本案に関し討論に付したところ、新居浜市の介護保険料の考え方として、所得の低い方にはできるだけ抑えて、所得の高い方には応分の負担を求めるということであるので賛成する。政府が福祉を充実して、責任を持たないといけないと思うので、みんなに負担が降りかかることは容認できないから反対するとの意見が述べられました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第43号については、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上で福祉教育委員会の報告を終わります。
○議長(加藤喜三男) 次に、永易市民経済委員長。
○12番(永易英寿)(登壇) ただいまから市民経済委員会の報告をいたします。
 本委員会は3月6日に委員会を開催いたしました。本委員会に付託されました議案第2号、議案第22号、議案第23号、議案第37号、議案第38号及び議案第42号の6件につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
 まず、議案第2号、財産の取得について御報告申し上げます。
 本案は、内陸型工業用地を取得しようとするものであります。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 まず、今回取得する土地には、畑と山林の地目が混在しているが、同じ単価なのかとの質疑に対し、この土地全てを広大地補正が入った宅地見込地として不動産鑑定士が評価した1平米当たり1万5,900円を取得単価としたとの答弁がありました。
 次に、この内陸型工業用地に立地を希望している企業から問い合わせは来ているのかとの質疑に対し、立地希望企業からの話はまだないが、平成27年度中に県と協力して造成工事を行い、早い段階で立地企業の募集を行いたいとの答弁がありました。
 質疑終了後、本案に関し討論に付したところ、新しい企業が新居浜に立地され、少しでも新居浜に税金を落としていただけるように職員の方も頑張っていただくことを要望して賛成とする等の意見が述べられました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第2号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第22号、新居浜市大島農道開設事業分担金徴収条例を廃止する条例の制定について御報告申し上げます。
 本案について、理事者より詳細なる説明を聴取し、質疑応答を行い審査いたしました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第22号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第23号、新居浜市漁港の修築及び災害復旧事業分担金徴収条例を廃止する条例の制定について御報告申し上げます。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 この条例により分担金を徴収した事例はとの質疑に対し、昭和35年、昭和36年、昭和37年に大島漁港と垣生漁港の修築時に分担金を徴収した。昭和38年以降も漁港の修築は行っているが、分担金を徴収していない。また、災害復旧事業では、分担金を徴収した事例はないとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第23号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第37号について御報告申し上げます。
 議案第37号、平成26年度新居浜市一般会計補正予算(第7号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳出、第2款総務費、第1項総務管理費、5目企画費、デマンドタクシー導入事業費、15目市民活動費、20目災害対策基金費、第6款農林水産業費、第7款商工費、ただし財源補正を除く、第8款土木費、第2項道路橋りょう費、1目道路橋りょう総務費、第3表繰越明許費追加、第6款農林水産業費、第7款商工費及び第11款災害復旧費、第1項農林水産業施設災害復旧費であります。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 まず、中小企業振興対策費に関して、国庫補助事業の商店街まちづくり事業を活用した商店街の街路灯のLED化を進める共同施設設置事業等に対する補助金の追加であるが、街路灯などの整備状況はとの質疑に対し、喜光地商店街の街路灯のLED化と監視カメラの設置及び堺筋共栄会の街路灯のLED化は完成している。また、中心飲食商店街振興組合とふれあいたうん商店街の街路灯のLED化は完成しているが、カラー舗装は平成27年度完成予定である。登道南商店街は、街路灯のLED化と監視カメラの設置について、平成27年度当初に完成予定であるとの答弁がありました。
 次に、生活路線維持運行対策費に関して、平成25年10月1日から実施したバス路線の変更による乗車人数の動向はとの質疑に対し、国庫補助路線の補助対象期間の乗車人数については、元塚から愛媛労災病院まで往復するように路線変更した周桑マイントピア別子線と昭和通りから平和通り経由に路線変更した今治新居浜線の影響により、全国的にバスの乗車人数が減少傾向の中、平成25年度21万2,947人が平成26年度は21万2,825人の約120人の小幅な減少にとどまった。また、県単補助路線の補助対象期間の乗車人数については、黒島線を新居浜高専経由に路線変更を行った影響により、平成25年度12万3,285人が平成26年度13万3,919人と約1万人ふえたとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第37号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第38号、平成26年度新居浜市渡海船事業特別会計補正予算(第3号)について御報告申し上げます。
 本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、質疑応答を行い審査いたしました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第38号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第42号、平成26年度新居浜市工業用地造成事業特別会計補正予算(第4号)について御報告申し上げます。
 本案について、理事者より詳細なる説明を聴取し、審査いたしました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第42号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上で市民経済委員会の報告を終わります。
○議長(加藤喜三男) 次に、伊藤環境建設委員長。
○13番(伊藤謙司)(登壇) ただいまから環境建設委員会の報告をいたします。
 本委員会は3月9日に委員会を開催いたしました。本委員会に付託されました議案第1号、議案第10号、議案第11号、議案第21号、議案第24号、議案第37号及び議案第39号の7件につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
 まず、議案第1号、市道路線の認定について御報告申し上げます。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 市道の認定基準に関する質疑に対し、起終点の一端が国道、県道、市道のいずれかに接続しており、認定について道路管理者と協議済みの道路というのが条件であり、古い道路であってもいろいろな条件がクリアできて、市道としてもよい道路であれば認定しているとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第1号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第10号、新居浜市建築関係手数料条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
 本案について、理事者より詳細なる説明を聴取し、審査いたしました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第10号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第11号、新居浜市市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 まず、今回新築した南小松原団地24戸のうち、新規入居の戸数、戻り入居の戸数はそれぞれ幾つか、また従来から住まわれていた世帯数と戻り入居となった世帯数は符合しているかとの質疑に対し、新規入居が20戸、戻り入居は4戸である。新規入居は20戸に対して59世帯の応募があり、抽せんをした。また、従来から住まわれていた世帯は、6世帯であり、当初は全て新築の団地へ移転する予定で、一旦同じ南小松原団地の中で移転していただいていたが、1年が経過する中で、2世帯については再度の引っ越しには労力がかかる、家計の状況から新築の家賃は難しいという理由で4世帯だけが戻り入居となったとの答弁がありました。
 次に、新築した公営住宅に戻り入居する世帯の家賃は、何年間で正規の家賃となるのか、また給与が上がらない中で、家賃が上がるとトラブルになるようなことはないのかとの質疑に対し、従来から公営住宅に入居されている世帯については、6年間かけて新築の家賃まで上げていく激変緩和措置をとる。また、正規の家賃は、入居する世帯の収入基準で算出しており、本来支払うことのできる家賃を設定しているとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第11号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第21号、新居浜市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 まず、不正行為により手数料の徴収を免れた者に対する過料について、昨年一般廃棄物が清掃センターへ不正に搬入された事件を仮に計算すると幾らになるのかとの質疑に対し、昨年の事件は、手数料が796万4,800円と認定しており、条例案は5倍に相当する金額以下としているので、3,982万4,000円以下となるとの答弁がありました。
 次に、昨年の事件について、処分のてんまつはとの質疑に対し、一般廃棄物収集運搬業の許可の2カ月間停止、可燃ごみ収集業務の契約解除、契約課における4カ月の指名停止、和解契約に基づく和解金の支払いという処分をしたとの答弁がありました。
 次に、平成26年12月定例会の環境建設委員会において、不正により平成27年2月末まで指名停止処分とした業者を、平成27年度の指名に加えることはないという答弁を副市長からいただいたが、現在、どういう対応になっているかとの質疑に対し、平成27年4月から契約を予定している業務について、環境保全課、社会教育課に確認したところ、指名しないという方向で事務を進めているとのことであったとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第21号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第24号、新居浜市公園条例の制定について御報告申し上げます。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 松の木公園の木が成長し過ぎており、防犯上の観点からも死角が多く問題がある。死角をなくすような公園の保全管理も必要だと思うがどうかとの質疑に対し、地元自治会や保育園など、公園の利用者と木の剪定方法などについて協議し、計画的に取り組んでいく必要があると考えるとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第24号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第37号について御報告申し上げます。
 議案第37号、平成26年度新居浜市一般会計補正予算(第7号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳出、第4款衛生費、第3項下水道費、第8款土木費、ただし第2項道路橋りょう費、1目道路橋りょう総務費及び財源補正を除く、第11款災害復旧費、第2項公共土木施設災害復旧費及び第3表繰越明許費追加、第8款土木費、第11款災害復旧費、第2項公共土木施設災害復旧費であります。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 繰越明許費の港湾・海岸補修事業に関して、海岸補修とはどういう意味かとの質疑に対し、今回の事業は、昭和30年代前半につくられた海岸護岸の老朽化が著しいので、前面にコンクリートを増し打ちするなどして補修する事業であるとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第37号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第39号、平成26年度新居浜市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)について御報告申し上げます。
 本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、審査いたしました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第39号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上で環境建設委員会の報告を終わります。
○議長(加藤喜三男) これより質疑に入ります。
 ただいまの各常任委員長の報告に対して質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(加藤喜三男) 質疑なしと認めます。
 これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、順次発言を許します。髙須賀順子議員。
○17番(髙須賀順子)(登壇) 議案第12号、議案第14号、議案第15号は、いずれも子ども・子育て関連法、新システムに関係する条例で反対します。
 子ども・子育て新システムは、さきの国会で消費税増税法、社会保障制度改革推進法とともに成立しました。これらの法律は、社会保障の財源を社会保険と消費税に置きかえることで、国の責任を放棄し、家族と国民同士の助け合いに変質させるものです。子ども・子育て関連法によって、保育、子育てに対する国と市町村の保育実施義務が後退し、市場化が進みます。新制度では、保護者の申請を市町村が認定基準に基づいて要保育度認定を行います。介護保険の要介護認定と同じ仕組みで、従来の施設への運営費の交付から個人給付へと仕組みが変わることによるものです。保育予算が営利企業の利益に回り、保育所の民営化が進みます。認定こども園と幼稚園以外の施設事業には、営利企業が自由に参入でき、大事な保育予算が企業の利益に回ってしまいます。営利企業を含む法人に、公立保育所を無償、または市場価格より低い対価で貸し付け、または譲渡できる公私連携型保育所という新たな仕組みが導入されたため、公立保育所の民営化が進みます。待機児童の解消は、認可保育所の新設、公立保育所の存続、拡充ですべきであります。
 議案第17号、議案第18号、議案第19号に反対の立場で討論します。
 自公政権によって強行された医療・介護総合法によって、2015年4月から3年間で介護保険が大きく変えられようとしています。要支援1、2のサービスが介護保険から外されます。今回の大きな改変は、要支援1、2の生活支援とデイサービスを介護保険給付の対象から外し、徐々に市町村の事業に移すというものです。それを具体化するための条例ではないでしょうか。自治体への事業に移されたらどうなるでしょうか。要支援1、2の人を介護保険でサービスから切り離すことで、法令の基準がなくなり、サービス内容や価格は自治体任せになります。国は担い手をボランティアなどとしていますが、中央社会保障推進協議会が実施したアンケートでは、回答を寄せた自治体の74%がサービスができない、見通しが立たないと回答し、財源、担い手の確保が難しいと回答しています。介護保険料が高過ぎて悲鳴が上がっています。介護保険の財源は、半分が公費、半分が保険料ですが、財源構成を変え、国の負担をふやし、国保のように一般財源の投入で保険料を軽減するよう、自治体が市民の暮らしを守る防波堤となってください。介護保険があっても介護なしでは困ります。
○議長(加藤喜三男) 岡崎溥議員。
○16番(岡崎溥)(登壇) 日本共産党の岡崎溥です。
 私は、議案第6号、市議会議員の議員報酬、費用弁償云々ということで、特別職も含めての給与に関する条例の一部を改正する条例の制定ということで、これに反対するという立場から討論させていただきたいと思います。
 それと、議案第8号も教育長の給与の改定ということですので、あわせて討論させていただけたらと思います。
 この問題については、2つの国際機関から日本の経済状態を評価する上で参考になる点が出てきておりますので、紹介したいと思います。
 まず、IMFです。これはもう全世界のほとんどの国が参加しとんですが、日本経済が後退の局面に入ったというふうに指摘されております。2014年7月から9月期に事実上の景気後退局面に入ったとこのIMFが断定しております。世界経済見通し改訂版というのも発表されまして、2015年から2016年の世界経済の成長率予測を0.3%下方修正したということのようです。その要因の一つに、日本経済の後退を挙げているということです。この要因ですが、まずその前に日本政府は、緩やかな回復基調が続いているということでごまかしておりますけれども、この国際的な立場から見れば、アベノミクスの失敗は明らかということが言えるんじゃないかと思います。実際、政府は、2015年度予算案の前提となる経済見通し、この閣議で了承されている経済見通しですが、2014年度の実質国内総生産、GDP成長率が、マイナス0.5%に落ち込むと見込みました。5年ぶりのマイナス成長になったわけでございます。この背景は、消費税の増税に起因する個人消費を冷え込ますという今までのやり方が、さらにこういうマイナス成長に陥る原因をつくったというふうに思います。一番大事なところに、内需を拡大しなけりゃいけないところに負担をかけて、悪循環をさせるということをいつも指摘してきたところですが、そのことがはっきりあらわれてきているというふうに思います。
 もう一つの国際的機関でございますOECD、ここが経済協力開発機構という機関ですが、昨年12月の報告書で、ちょっとそのまま文書引用しますけど、成長の恩恵は、自動的に社会全体に波及するわけではないと。何が言いたいんかといいましたら、トリクルダウン、大企業や大金持ちがもうかれば、そのまましずくが垂れてきて庶民も潤うよというアベノミクスです。そういう状況は、ひとりでにできるわけじゃないと。所得格差が拡大するという状況のもとでは、経済成長を大幅に抑制するのだというふうに言っております。事実、ここ20年来の日本の経済成長というのは、マイナス5.6%ということで、抑制するどころかマイナス成長に陥ったというのが実態でございます。何が言いたいかといいますと、だんだんだんだん内需を削るということに皆行っておりますので、その狙いが大企業の、また大金持ちの利益が優先された政治がずっとやられてきたということだと思います。
 今回も、議長さんを初め、副議長、市議、そして市長、副市長、監査委員さん、さらには教育長さん、この賃下げということなんですけれども、これは今回上がっているのは一部の方なんですけれども、そうではないと。全体がそういうことでどんどんどんどんマイナススパイラルの状況に力が働いていくということにしかならないと。さらに、安倍政権がやっていることは、庶民への負担増を景気回復のために、そういう口実にしながら、手を緩めないと。何でかというたら、年金や医療、介護の切り捨てでしょう。残業代ゼロ、生涯派遣労働の道を開くとかなどなど、そして公務員さんには賃金カット、人勧などによりましてですね。そして、退職金の大幅カットなどなど、そして実質賃金が19カ月連続ダウンということになってます。それで、不安定雇用がほとんど4割近くになっている。ワーキングプア、年収200万円以下の労働者が、最高の1,000万人を突破して、さらに記録を更新しとるというような状況が続いている実態だということで、この流れに沿った今回はやっぱり賃金改定だと、給与改定だというふうに思いますので、やっぱりこういうことにはストップをかけて、内需を大きく進めると、好循環の正常な、健全な経済をつくっていくためには、こういうことはやめなければならないというふうに思いますので、反対したいというふうに思います。
 次に、議案第7号です。新居浜市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び云々ということなんですが、所要の条文整備を行うためだというふうに言われておりますが、これはちょっと理由を述べさせていただきますと、戦前の教育が天皇絶対の専制政治、これも一般質問で私もさせていただいたんですが、教育長の扱いが全く変わってきたということです。それによるものだということですので、戦前のことちょっと触れたいんですが、子供たちに日本は神の国、お国のために命をささげよと、侵略戦争に駆り立てていったと。そういう戦前の教育は、役割を果たしたのだということです。その反省に立って、戦後の教育が発足したと。国家権力による不当な支配を排除する、憲法の平和と民主主義の理念を実現する人間を育てるということを目標に出発しました。教育委員会の問題ですけれども、住民から成る教育委員の合議によって教育行政を執行する機関として位置づけられたということなんですけれども、今回、これが改悪されまして、教育行政全体についての権限を首長、新居浜で言えば市長ですかね、に与えまして、教育委員会は、市長の下請機関となると。なぜかといいましたら、教育行政全体について権限を市長に与えまして、現行法では教育委員会が任命して、罷免できるわけですけども、教育委員会でいろいろできるんですけれども、これを市長が直接任命、罷免するということになります。教育長は、市長の直属の部下ということになりまして、教育委員会から自主的権限を市長に回して、形骸化させるということです。市長がかわるたびに、教育現場が振り回されるという混乱が起きることは明らかです。子供たちがその最大の被害者となるということです。そういう方針転換、政策転換のために、今回、この条例案がそれに基づいて提案されているということですので、賛成できません。
 以上でこの3議案についての反対討論を終わります。どうもありがとうございました。
○議長(加藤喜三男) 以上で通告による討論は終わりました。
 これにて討論を終結いたします。
 これより採決いたします。
 採決は分離して行います。
 議題のうち、まず議案第6号を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕
○議長(加藤喜三男) 起立多数であります。よって、議案第6号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第7号を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕
○議長(加藤喜三男) 起立多数であります。よって、議案第7号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第8号を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕
○議長(加藤喜三男) 起立多数であります。よって、議案第8号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第12号を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕
○議長(加藤喜三男) 起立多数であります。よって、議案第12号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第14号を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕
○議長(加藤喜三男) 起立多数であります。よって、議案第14号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第15号を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕
○議長(加藤喜三男) 起立多数であります。よって、議案第15号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第17号を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕
○議長(加藤喜三男) 起立多数であります。よって、議案第17号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第18号を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕
○議長(加藤喜三男) 起立多数であります。よって、議案第18号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第19号を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕
○議長(加藤喜三男) 起立多数であります。よって、議案第19号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第20号を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕
○議長(加藤喜三男) 起立多数であります。よって、議案第20号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第41号を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕
○議長(加藤喜三男) 起立多数であります。よって、議案第41号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第43号を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕
○議長(加藤喜三男) 起立多数であります。よって、議案第43号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第1号ないし議案第3号、議案第9号ないし議案第11号、議案第13号、議案第16号、議案第21号ないし議案第24号、議案第37号ないし議案第40号及び議案第42号の17件を一括採決いたします。
 以上の17件に対する委員長の報告はいずれも可決であります。以上の17件はいずれも委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(加藤喜三男) 御異議なしと認めます。よって、議案第1号ないし議案第3号、議案第9号ないし議案第11号、議案第13号、議案第16号、議案第21号ないし議案第24号、議案第37号ないし議案第40号及び議案第42号の17件はいずれも原案のとおり可決されました。
 この際、暫時休憩いたします。
  午前11時10分休憩
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  午前11時20分再開
○議長(加藤喜三男) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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  日程第3 議案第25号~議案第36号
○議長(加藤喜三男) 次に、日程第3、議案第25号ないし議案第36号の12件を一括議題といたします。
 以上の12件に関し、予算特別委員長の報告を求めます。白籏予算特別委員長。
○23番(白籏愛一)(登壇) ただいまから予算特別委員会の報告を行います。
 本委員会は3月5日及び3月11日ないし3月13日に委員会を開催いたしました。本委員会に付託されました議案第25号ないし議案第36号の12件につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
 まず、議案第25号、平成27年度新居浜市一般会計予算について御報告申し上げます。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 まず、企画部関係について申し上げます。
 定住人口拡大促進費に関して、具体的な事業内容は、また人口減少問題に対する取り組みはほかにも考えているのかとの質疑に対し、事業としては定住促進奨励事業と住宅取得資金利子補給事業の2事業があり、定住促進奨励事業は、市外から転入した子育て世代が、新たに住宅を取得した場合に、住宅取得に係る費用の一部として50万円と、子供1人につき10万円を加算した最大100万円を補助するもので、住宅取得資金利子補給事業は、新居浜市在住の子育て世代が、新たに住宅を取得した場合に、金融機関から借り入れた資金の利子相当額、年間上限10万円を3年間、最大30万円を補助するものである。また、人口減少問題に対しては、移住相談窓口や新規大卒者、U・I・Jターン希望者向けの専用ホームページの開設、地方創生・人口問題対策プロジェクトチーム設置による新居浜版の総合戦略策定を平成27年度に計画しているとの答弁がありました。
 次に、端出場水力発電所公開活用費に関して、端出場水力発電所の保存活用計画の策定内容は、また、計画の策定に当たって、マイントピア別子との関連性などは考えているのかとの質疑に対し、一般公開を前提とした耐震診断、構造調査、補強案についての保存管理計画のほか、環境計画、防災計画、活用計画を包括した計画書を策定する。また、保存活用については、周辺の状況を十分考慮するようにとの国の方針や、保存活用計画策定委員会のオブザーバーである文化庁調査官の助言も踏まえながら、マイントピア別子との関連性、連動性を見据えた計画策定に取り組みたいと考えているとの答弁がありました。
 次に、広報推進費に関して、ケーブルテレビの市の広報番組では、同じ番組を何回も放送する番組編成となっているが、大幅に企画を変えないといけないのではないか、また市のトップがセールスマンとなっていかなくてはならないと思うがどうかとの質疑に対し、市長も含めて、職員ももっと積極的に出て重要施策をPRするというのも一つの方策である。また、市民に放送に参加してもらうなど、見てもらえる番組を作成していかなくてはならない。ハートネットワークにも相談するとともに、市の中でも検討していくとの答弁がありました。
 次に、福祉部関係について申し上げます。
 まず、生活困窮者自立支援事業費に関して、本事業にどのような体制で取り組んでいくのかとの質疑に対し、自立相談支援については、社会福祉協議会に委託し、同協議会内に新たに担当課を設置して、厚生労働省の指示による実施体制に従い、主任相談員、相談支援員、就労支援員を配置する。庁内には生活福祉課に新たに自立支援係を設置し、市と社会福祉協議会及びほかの各種関係団体との緊密な連携を図ることにより、生活困窮者の自立支援に向け効果的な事業となるよう、積極的に取り組んでいくとの答弁がありました。
 次に、子育て家庭応援券交付事業費に関して、子育て家庭応援券の配付方法及び使用できる店舗の選考方法は、また、商工会議所に委託する理由はとの質疑に対し、第1子が18歳以下で、第3子以降の未就学児に対して、1人当たり3万円分の応援券を交付し、応援券が利用できる対象事業所は、商工会議所を通じて子育て家庭の応援に賛同いただける事業所を広く募集したいと考えている。また、委託先の選定理由については、商工会議所は、商工会議所法に基づく特殊法人で、公益性が高い法人であり、市内の中小企業との信頼関係が築かれているため、事業所からの協力が得られやすいのではという点と、平成21年度に実施したプレミアム商品券事業の委託先でもあり、その際の経験が生かされ、効率的な事業実施がなされるのではないかという点、また平成27年度の同時期に本事業と同様に国の地域住民生活等緊急支援交付金を活用し、愛媛県と県内市町が連携して実施するプレミアム付商品券発行事業についても、県内の各商工会議所、商工会が取扱店舗の募集や商品券の販売を実施することとなっていることから、本事業も商工会議所に委託することで、取扱事業所の募集等がスムーズにいくのではないかと考えているとの答弁がありました。
 次に、市民部関係について申し上げます。
 まず、防犯灯LED化整備事業費について、事業内容と平成27年度の要望の状況は、またLED化にかかわった業者数はとの質疑に対し、事業内容は、平成26年度にLED化を実施した防犯灯8,400灯のリース料金1年分1,923万2,000円と平成27年度に新設を予定している防犯灯に対する補助金400万円となっており、現段階では10校区から器具30灯、支柱2本の要望が出ている。また、防犯灯のLED化に従事した業者数は、四国電力の認可を受けている電柱の工事ができる26業者であるとの答弁がありました。
 次に、女性討論会開催事業費に関して、討論会のメンバーはどのようにして選ぶのかとの質疑に対し、多様な意見を聞くため、住民基本台帳から無作為に18歳から60歳代までの女性1,000人を抽出し、郵送により参加希望者を募集する。メンバーの人数は、30人から40人程度とし、全ての女性が輝く社会づくりに向けて、ワークショップを3回開催する予定であるとの答弁がありました。
 次に、ライフイベント記念事業費に関して、単価を見ても1,000円程度のものだが、意味のある事業なのか、また次年度以降も継続していくということだが、アンケート調査などをして、もらって喜ばれるものにしてもらいたいと考えるがどうかとの質疑に対し、本事業は、婚姻、出生届を提出した市民に記念品として写真立てと記念カードを贈呈するもので、少子高齢化が進む中で、婚姻や子の出生という大変貴重なライフイベントに対して、市として記念品を贈って祝福し、ひいては地域への愛着を深める契機になればと考えている。また、1年たった時点で受け取られた方々の御意見を何らかの形で聞き取り活用することを考えたいとの答弁がありました。
 次に、環境部関係について申し上げます。
 まず、自転車のまちづくり推進事業費に関して、この事業は、知事が今治で行っているような事業とは関係はないのかとの質疑に対し、日常生活の中で市民の皆様に少しでも自転車を使用してもらおうという観点で、自転車マイレージ活動、エコ通勤への普及啓発に努めており、今後空気入れや自転車の修理工具を置いていただける店舗をふやしていくため、新居浜まちなかサイクリング協力店拡大事業を実施していこうと考えているとの答弁がありました。
 次に、清掃センター施設整備事業に関して、前年度より平成27年度予算が大幅にふえている理由はとの質疑に対し、平成15年3月の供用開始から11年が経過し、老朽化が進んでいるため、例年の点検整備工事に加え、約15年間の延命化を目的に、平成27年度から平成29年度の3カ年で基幹的設備改良工事を行うため、大幅な増額となっている。
 次に、15年経過後の清掃センターの施設更新についての考えはとの質疑に対し、コンクリート構造物などは、50年程度の耐用年数を有していることから、その時点で使用できるという判断になれば、改良工事をした場合と新設工事をした場合の経済比較を行い、市にとって有利な選択を行うとの答弁がありました。
 次に、経済部関係について申し上げます。
 まず、地域おこし協力隊推進費に関して、協力隊員の状況と活動の成果はとの質疑に対し、現在、1名の男性隊員が活動中で、今年4月から新たに28歳と23歳の男性隊員が加わり、計3人体制となる予定である。成果としては、今年度別子山未来プロジェクト事業として、サトウカエデや朝鮮ニンジンの栽培、媛っこ地鶏の生産等の活動支援を行っており、媛っこ地鶏の生産については、約50羽の生産を終え、現在新たに100羽のひなの育成に着手している。サトウカエデについては、1,800本の仮植えを終え、3月14日に本植え作業を実施し、朝鮮ニンジンについては、約800本の植えつけが終了し、育成中である。このほか協力隊員は、県内他市で活動をしている地域おこし協力隊との意見交換、各種研修会等に参加して、今後の活動に役立つネットワークの構築や知識の習得を行っているとの答弁がありました。
 次に、地場産業育成費に関して、ものづくり高度技能伝承事業の内容は、また今後どのようにしてニーズを吸い上げていくのかとの質疑に対し、ものづくり人材育成協会がタンクや水槽などの製缶技能、プラントの配管などの配管技能、ポンプ、ブロア、減速機などの回転体保全技能の伝承に係る研修を計6講座実施し、地場産業を支える人材育成を推進するもので、講師はものづくり人材育成協会の講師、住友企業のOBでマイスターと呼ばれるようなすぐれた技能を持つ方に依頼する。また、研修を受ける企業のニーズを吸い上げることが大事であり、ものづくり企業各社の要望を聞いて、それぞれが製作するものにあわせた形で、技術、技能の講習を行っていくとの答弁がありました。
 次に、観光案内充実事業費に関して、特にゴールデンウイーク時に東平への観光客が多く、交通渋滞が発生しているが、新年度の予算で配置する交通整理員の内容は、また渋滞対策として、交通整理員の連携や、マイントピア別子のバスの利用促進が必要ではないかとの質疑に対し、平成27年度は、ゴールデンウイーク中、計8日間、市道河又東平線の入り口周辺に1人、中間地点に1人、東平記念館駐車場入り口周辺に1人、東平記念館の駐車場誘導に1人の計4人体制で交通整理業務を依頼する計画としている。東平の駐車場が満車となれば、河又東平線の入り口で周知しても、そこまで来た方に迷惑をかけるので、例えばマイントピア別子の端出場大橋の周辺で、現在東平周辺は渋滞との周知ができるよう取り組んでいきたい。また、交通安全対策、交通渋滞対策として、マイントピア別子が緑ナンバーを取得してバスを運行しているので、その利用を周知していきたい。今後の課題として、河又東平線を例えば時間制の交通規制やバス、タクシー限定にする取り組みなどについても検討していきたいと考えているとの答弁がありました。
 次に、建設部関係について申し上げます。
 まず、上部東西線改良事業に関して、完成年度と治良丸から大生院までの残り約2キロメートル部分の整備の方向性は、またサイクリングロード整備の考えはとの質疑に対し、平成29年度の完成を目途に事業を行っており、残りの部分については、平成28年度には方向性を決めていきたいと考えている。また、サイクリングロードについては、今後、道路整備をする上で、自転車のことも考慮しながら、幅員等の配慮をしていくとの答弁がありました。
 次に、公園長寿命化対策事業に関して、都市公園のトイレ改修の予定箇所、また黒島海浜公園の改修内容と次年度の予定はとの質疑に対し、中須賀公園、船木公園、瀬戸公園のトイレのバリアフリー化を行う。また、黒島海浜公園については、リニューアル化を図るための実施設計委託とスケートプラザ及び園路の舗装改修や公園のバリアフリー化、エントランス付近の改築、休憩施設の設置を予定しており、次年度はスケートプラザ内にスケートパークの施設を設置する予定であるとの答弁がありました。
 次に、消防本部関係について申し上げます。
 まず、救助隊員資格取得費に関して、資格取得人数はとの質疑に対し、毎年大型運転免許2人、小型移動式クレーン1人、玉掛け1人、ガス溶接1人、潜水士1人、酸素欠乏作業主任者1人をそれぞれ取得させているとの答弁がありました。
 次に、防災拠点施設建設事業に関して、今後のスケジュール、整備内容、施設の防災教育での活用方法は、また消防団が常駐できる部屋は確保できるのかとの質疑に対し、平成27年度に基本設計、実施設計、平成28年度に郷土美術館及び北消防署旧庁舎を解体後、平成28年度、平成29年度の2カ年で建設工事を行い、平成30年度に供用開始予定であり、災害活動拠点施設として、災害対策本部、消防本部、北消防署、通信指令課、防災安全課、消防車庫、災害出動準備室、資機材格納庫、また市民啓発拠点施設として各種講習会や訓練などが行える多目的ホールや防災展示コーナー、防災体験スペースを有した防災センターの整備を考えている。防災教育の面では、東日本大震災や南海地震などを想定した地震体験を初め、防災シアターや消火体験、煙避難体験ができる機器を導入し、体験学習を通じて、市民の防災力向上を図りたい。また、施設内には、現在と同様、消防団本部の部屋を確保する予定であるとの答弁がありました。
 次に、教育委員会事務局関係について申し上げます。
 まず、生きた英語教育推進費に関して、成果はとの質疑に対し、当事業は、児童生徒が生の英語に触れて英語に親しめるよう、中学校にALT2人、小学校にALT1人と英語指導員3人を派遣し、小学校のころから英語で歌ったり、ゲームを交えたりしながらコミュニケーション能力を高めることに主眼を置いた授業を行うことにより、英語を学ぶ楽しさが中学校での英語教育へのスムーズなつなぎとなる効果が期待されるとの答弁がありました。
 次に、学力向上学習支援事業費に関して、前年度よりも約2,800万円の増額となり、内容も放課後まなび塾の拡充を初め充実しているようだが、事業評価の展望、また放課後まなび塾の職員数及び今後の募集についての質疑に対し、事業評価の考え方としては、自主的、積極的に学んで知識を深める後押しを行い、子供たちに学ぶ楽しさを覚えてもらうよう、例えば算数・数学コンテストでは、難問に挑戦して、自分の力で解けた喜びを体感してもらったり、新規事業となる英語キャンプでは、仲間とともに英語三昧の3日間を過ごすことにより、英語で聞き、話し、コミュニケーションをとる楽しさや異文化との触れ合いを実感してもらうなどの体験の積み重ねを大切にしていきたいと考えている。また、放課後まなび塾については、現在、教職員免許所有者と教員OBの6人が従事しており、今後もそういった方々を中心に募集するとともに、高専の学生に補助に入ってもらうことも検討しているとの答弁がありました。
 次に、夜間照明施設整備事業に関して、新居浜、浮島、金栄及び泉川小学校の夜間照明設備の改修内容は、また電球はLEDにするのかとの質疑に対し、4校全て支柱を含む全面改修を行い、電球は現状の電気設備の範囲内で改修できるものとするため、LEDではなく従来の球にする予定であるとの答弁がありました。
 次に、歳入予算について申し上げます。
 まず、地方債が増加している要因はとの質疑に対し、清掃センター施設整備事業3億8,340万円、小学校大規模改造事業5億1,640万円、マイントピア別子改修事業6億9,190万円などの起債対象事業費の増加により、地方債全体で11億120万円の増となっているとの答弁がありました。
 次に、公共施設整備基金繰入金と合併振興基金繰入金が大幅に増額になっている要因は、また合併振興基金の残額の見込みはとの質疑に対し、公共施設整備基金繰入金の充当対象事業は、庁舎等整備事業のうち、空調熱源更新工事2億円、総合窓口開設事業1億2,989万5,000円と事業費が大きいものが平成27年度に集中していることから、大幅な増加となっている。合併振興基金についても、充当対象事業は、駅南地区の整備計画策定費954万8,000円、総合文化施設管理運営費1億4,479万7,000円、総合文化施設開館記念事業費7,188万8,000円と大幅な増加となっている。また、平成26年度末の合併振興基金の残高は、18億4,000万円程度を見込んでおり、平成27年度当初予算で繰入金を計上することにより、平成27年度末の残高は、16億円程度になると見込んでいるとの答弁がありました。
 質疑終了後、委員から要望として、企画部関係では、広報推進費について、新居浜市が進めていることを映像でわかりやすく広報し、市長以下部長も出演するなど、内容を大きく見直していただきたい。総合文化施設管理運営費について、運営に当たっては、センスが問われるところだと思うので、市としては担当課だけでなく、オール新居浜で本気でかかわり、いいものにしてほしい。
 次に、福祉部関係では、介護保険法の改正や子ども・子育て支援新制度については、早くから対応方針を考えて、サービスが後退しないようお願いしたい。定住人口の拡大と新居浜に住みたいという魅力あるまちとしていくため、子育て支援として、中学校卒業までの医療費無料化を進めていただきたい。人口増加に向け、不妊治療費への助成などにも力を入れていただきたい。児童センターについて、青少年のさまざまな事件が起こっている中、中高生が安心して集まれる場所とかかわる大人が必要である。例えば小さい子供の利用が終わった後の17時以降、19時か20時までの間、中高生の居場所として使用できるような方法を考えていただきたい。地域型保育事業費について、保育士の資格を必要としない場合であっても、命を預かる仕事なので、市としてはできるだけ資格を有する人で対応してほしい。
 市民部関係では、家具転倒防止等推進費について、多くの市民が家具転倒防止対策ができるよう、市としてさらに事業を推進してほしい。
 環境部関係では、平尾墓園について、使用者が不明な約2割の調査をしっかりと行い、管理費徴収に向けて取り組んでいただきたい。斎場のトイレを早急に整備してもらいたい。
 経済部関係では、新居浜市として、市外へのPRにより力を入れてほしい。商店街活性化に活路が見つけられれば、それが成功例として全国への市のPRとなり、太鼓台は、それ自体が世界に打って出ることができるもので、市のPRとなる。職員も積極的に市外へ出ていき、PRをしてもらいたい。予算的に物足りなさを感じるので、特に経済部に対しては、積極的に予算を投じてもらいたい。
 建設部関係では、上部東西線改良事業について、治良丸から大生院までの未整備区間約2キロメートルについて、平成28年度には方針を決定するということだが、何としても両サイドから工事を進めるようにしていただきたい。道路整備に関して、川東地区を南北に結ぶ市道宇高中郷線について、離合困難の解消を順次図ってほしい。
 教育委員会事務局関係では、これからの新居浜市をつくるのは、今の子供たちであるので、先行投資として全体的にもっと予算を投じるとともに、道徳教育、メンタル支援を踏まえ、保護者とがっちり連携して、いじめ等の問題についても継続的にしっかりと取り組んでいただきたい。公民館施設環境整備事業について、公民館のトイレの衛生面での改善に早急に取り組んでいただきたい。放課後まなび塾など各施策の実施により、家庭、学校、地域の教育力の向上、未来の新居浜を担う人材の健全育成を図っていただきたい。金栄小学校運動場排水整備工事について、工事終了後にふぐあいが生じた場合の設計業者と施工業者との責任を明確にし、完了検査については一定の雨が降った後にするなど、慎重を期し、しっかり管理監督をしていただきたい。国の施策の中で、補助金があるものには積極的にチャレンジしていただきたい。また、芸術文化振興に対するソフト面、財政面での強化をお願いする。
 その他、全部局に関係するものとして、公共施設のトイレ整備に関して、全体的に再度見直しをお願いしたい等の要望が述べられました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第25号については、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第26号、平成27年度新居浜市貯木場事業特別会計予算について御報告申し上げます。
 本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、審査いたしました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第26号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第27号、平成27年度新居浜市渡海船事業特別会計予算について御報告申し上げます。
 本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、質疑応答を行い審査いたしました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第27号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第28号、平成27年度新居浜市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について御報告申し上げます。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 貸付金の償還状況と一般会計からの繰入金の状況は、また今後の収入未済額の減少に向けての取り組みはとの質疑に対し、貸付金の償還状況は、平成27年2月末までの収入済額が26億7,352万1,000円で、徴収率は93.48%、収入未済額は1億8,661万1,000円で、貸付者442人のうち、償還済みの方が382人、償還中の方が60人となっている。平成26年度までの一般会計からの繰入金は7億3,380万円で、平成22年度以降は、繰入金がゼロとなっており、今後平成32年度まで繰入金はゼロで維持できる見込みである。また、収入未済額減少に向け、専任徴収員及び職員による臨戸徴収と納付相談を継続して行うとともに、債権回収の専門家に法的相談や事務処理の指導を受けている。また、県下11市5町で連携し、債権管理や収入未済額の解消を図るための調査研究、情報交換を行っている。今後もこれまでの取り組みを継続し、支払う意思のない方については抵当権の実行や支払い督促の申し立てなど、適切に対応して収入未済額の減少に努めていきたいとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第28号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第29号、平成27年度新居浜市平尾墓園事業特別会計予算について御報告申し上げます。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 墓地の使用者調査の状況は、また使用者が不明な区画が今後ふえてくると思うが、その対策はとの質疑に対し、平尾墓園は、約3,770区画あり、昨年お盆の時期に、住民基本台帳と一致しない1,682区画に調査票を置き、使用者の調査を行ったところ、使用者等が記載された調査票が74%回収できた。残りの26%については、平成27年度に個々に戸籍などで調査していく。また、今後の対策としては、平尾墓園については、使用者調査を行い、それ以外の土ヶ谷、黒岩、真光寺の3墓地については、承継等の手続が必要といった内容の看板設置や市政だより等での啓発を進め、平尾墓園の調査終了後、使用者の調査をしていきたいと考えているとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第29号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第30号、平成27年度新居浜市公共下水道事業特別会計予算について御報告申し上げます。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 まず、企業会計導入に向けた年次計画はとの質疑に対し、平成27年度に資産調査の発注準備を行い、平成28年度から平成30年度までに資産調査及び評価を終える。平成28年度から平成29年度までで資産管理システム、会計システムを構築し、平成30年度にテスト稼働して、関係条例についても平成30年度までに整備を行い、平成31年度からの企業会計への移行を目標に取り組んでいくとの答弁がありました。
 次に、水洗化促進事業費に関して、下水道未接続世帯への訪問により接続推進を図るということだが、未接続世帯はどのくらいあるのか、また何人の職員が訪問するのかとの質疑に対し、未接続数は、事業所も含め4,000件程度あり、最初は再任用職員1人と正規職員1人の2名で対応したいと考えているとの答弁がありました。
 次に、企業会計への移行の中で、ポンプ場はアセットマネジメントの対象に入っているかとの質疑に対し、公共下水道の雨水ポンプ場については、企業会計移行の資産管理の中に当然含まれていると考えており、現在江の口、松神子、中央、沢津の4つのポンプ場については、長寿命化計画を立てているとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第30号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第31号、平成27年度新居浜市国民健康保険事業特別会計予算について御報告申し上げます。
 本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、質疑応答を行い審査いたしました。
 質疑終了後、委員から、保険料負担軽減のため、1人1万円の引き上げをしてほしいとの要望がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第31号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第32号、平成27年度新居浜市介護保険事業特別会計予算について御報告申し上げます。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 まず、シルバーボランティアポイント助成事業費に関して、昨年11月から介護支援ボランティア事業が開始されているが、現在の登録者と事業者の状況は、また今後登録者をどのようにふやしていくのかとの質疑に対し、現在、ボランティアの登録者数は107人、受け入れの介護施設は57カ所である。また、公民館、ふれあいプラザなどの公共施設での資料配布、市のホームページ、市政だよりなどで事業を周知のほか、毎年65歳になる高齢者に対し、ボランティア事業をお知らせするなどして参加の促進を図りたいと考えているとの答弁がありました。
 次に、今回のボランティアメニュー拡充の内容は、またポイントの換金は年間5,000円が上限であるが、今後ふやしていく考えがあるかとの質疑に対し、在宅介護支援に関するメニュー拡充として、傾聴、話し相手、掃除、ごみ出し、電球の取りかえ、草引き、家具の移動など、介護保険制度では賄えない分野を新たに加えて、さらに子供たちの見守りや環境美化活動、高齢者の居場所づくりなどの地域活動も対象とすることで、地域支え合い活動を推進していきたいと考えている。また、ポイント換金の上限は、今のところ同じであるが、ポイントについては、換金のかわりに寄附を選択することや公共施設の利用券や商品券など、多様な選択肢を設けるよう検討したいと考えているとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第32号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第33号、平成27年度新居浜市後期高齢者医療事業特別会計予算について御報告申し上げます。
 本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、審査いたしました。
 本案について、委員から、皆で高齢者の医療を支えるという本来の姿であるので、75歳以上の高齢者の囲い込みをやめ、もとの制度に戻すよう国、県に働きかけをしていただきたいとの要望が述べられました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第33号については、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第34号、平成27年度新居浜市工業用地造成事業特別会計予算について御報告申し上げます。
 本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、審査いたしました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第34号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第35号、平成27年度新居浜市水道事業会計予算について御報告申し上げます。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 まず、人口が減少しているのに、給水戸数が258戸増となっている理由はとの質疑に対し、全市的には人口は減少しているが、単身世帯等の増加により、給水戸数は増加しているとの答弁がありました。
 次に、瀬戸・寿上水道問題に関して、給水戸数、給水量及び水道局の収入減への影響額はとの質疑に対し、給水戸数は、一昨年12月時点で744戸、送水量は平成25年度で23万7,931立方メートル、収入減の金額は、販売単価111.8円で計算すると、平成25年度で2,660万686円と把握しているとの答弁がありました。
 次に、瀬戸・寿上水道の総延長と使用している管の種類は、また耐震化の状況及び組合側への説明はとの質疑に対し、総延長は約11キロメートル、塩化ビニール管が10.7キロメートル程度、鋼管が0.1キロメートル程度、ポリエチレン管が0.2キロメートル程度と想定している。また、ポリエチレン管が耐震化に適応しているとすると、耐震化率は約2%で、市水道局の耐震化率約10%と比べるとおくれている。組合に対しては、耐震化に必要な費用についての説明は行っており、今後各単位自治会の方に対してそういう説明をしていきたいと思っているとの答弁がありました。
 質疑終了後、委員から、瀬戸・寿上水道問題は、長期間にわたって続いており、公平、公正な市政を進めていくため、解決の方法をきちんととって取り組んでいただきたいとの要望がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第35号については、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第36号、平成27年度新居浜市工業用水道事業会計予算について御報告申し上げます。
 本案につきましては、理事者より詳細なる説明を聴取し、審査いたしました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第36号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 最後になりますが、理事者におかれましては、3日間にわたる審査の中で出されましたさまざまな意見や要望を十分踏まえて、平成27年度の予算執行に取り組んでいただけるようお願いを申し上げます。
 以上で予算特別委員会の報告を終わります。
 先ほどの議案第31号の報告の中で、委員からの要望で、保険料を1人1万円の「引き下げ」をしてほしいと申し上げるところを、誤って1人1万円の「引き上げ」をしてほしいと申し上げました。1人1万円の引き下げと訂正し、おわび申し上げたいと思います。
○議長(加藤喜三男) この際、暫時休憩いたします。
  午後 0時12分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
  午後 0時59分再開
○議長(加藤喜三男) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 これより質疑に入ります。
 ただいまの予算特別委員長の報告に対して質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(加藤喜三男) 質疑なしと認めます。
 これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、順次発言を許します。伊藤初美議員。
○18番(伊藤初美)(登壇) 市民の会の伊藤初美です。
 議案第25号、平成27年度新居浜市一般会計予算について反対の立場で討論します。
 まず、第1点目は、まちづくり協働オフィス事業費です。
 昨年、突然に協働オフィスの事業名を変えると打ち出され、オフィス運営委員の方たちにも何の説明もないまま2月に説明会が開かれました。10年目になるということで、市としていろいろ思うところがあって運営方法を見直すということです。見直しをして変えることには反対するものではありませんが、関係団体の方の疑問や質問には納得いく答えがないまま、市直営で委託が必要なものはまだできてもいない仮の協議会でやっていくという余りにも強引なやり方に賛成できません。また、幅広く市民の意見が反映されてないと言われますが、そのためのオフィス運営委員会も開かれず、意見を聞かないまま独断で進めてこられたことに対して不信感を抱きます。これまでほかの組織と連携できてこなかったと説明されましたが、伺うと具体的にそういう意見が寄せられたわけでもないとのことで、実際生涯学習センターの講座や社協事業ともかかわって、市内外へのネットワークを拡大している現状があります。また、オフィス受託団体が市民の意見を聞いてこなかったように言われますが、そうではなく、行政側がともに事業をよりよくしようとしなくなっただけのように思います。今回の見直しは、平成26年度の決算特別委員会で、自民クラブの議員の要望に沿ったものとなっていることにショックを禁じ得ません。こんな道理の通らないことが行政ではできるのだということです。協働と言いながら、市民団体が成熟できていないとか、団体を育てるなどと言われます。失礼な話です。私は、見直すことは大事だし必要だと思っております。ただ、手段、方法が間違っている。これはほかの市民団体の方たちからも出た意見です。このようなやり方で大事なことが勝手に決められていくことに、市に対して非常に不信感を覚えますので、今回のこの事業についての予算には反対します。
 次に、小学校保健充実費のフッ化物洗口の予算です。これまで指定校として4校でフッ化物洗口を行ってきていて、次年度から市内の全小学校で行うというものです。九州大学の研究によれば、番茶、ほうじ茶の中にも虫歯予防に必要なフッ素が含まれていて、天然のフッ素であるため安心で、学校などではフッ化物洗口を勧めるのではなく、給食の後には牛乳ではなくお茶を出せばいいのではないかということです。フッ素予防の発祥の地であるアメリカでも、1990年代半ばから、人体に対する毒性だけでなく、環境に及ぼす影響も含めて議論が起こり、大きく方向転換を始めているそうです。フッ素なんて一時代前のことと思っていたのにと市民の方に言われました。集団フッ化物洗口に疑問を持っている歯科医師は、フッ素は虫歯の治療薬ではなく、虫歯は食育と歯磨きをするだけで防ぐことができるのですから、わざわざ毒であるフッ素を薄めて使わなくても、虫歯は予防できると言われています。また、虫歯もなく、手入れが上手な子にまでフッ素を使う必要はないのではないでしょうかとも言われています。フッ化物洗口は、集団で行うものではなく、必要な人が個人的に行うものと思います。また、歯科外来医療費が小学卒まで無料化になっています。問題のある人は個人的に歯科で相談するべきです。フッ化物洗口を行う際には、虫歯予防に対する意識啓発を図るためにといって学校、家庭でさまざまな取り組みをされます。こういった取り組みができるのであれば、食育の取り組みとともに、普通に歯磨きをするだけでもフッ素なしで虫歯が予防できます。虫歯予防は、フッ素以外に方法があるということです。フッ化物洗口をしない選択もできると言いながら、安全面だけ強調され、するのが当然のように伝わっているようです。選択する材料を与えられないまま、皆と一緒と言われれば、なかなか嫌とは言えない雰囲気になることも考えていただきたい。もう少し子供の本当の健康について配慮が欲しいものと思いますので、(ブザー鳴る)今回の集団でのフッ化物洗口の予算には反対いたします。
○議長(加藤喜三男) 髙須賀順子議員。
○17番(髙須賀順子)(登壇) 議案第25号、平成27年度新居浜市一般会計予算に反対の立場で討論します。
 総務費の自衛官募集事務費について、新居浜市はかかわるべきではないという立場から討論します。
 安倍自公政権が集団的自衛権の閣議決定を具体化する戦争立法が国会に出されました。第1は、アメリカが世界のどこであれ戦争に乗り出した際に、自衛隊が従来の戦闘地域まで行って軍事支援を行うことです。周辺事態法改定、海外派兵恒久法など。
 第2は、自衛の措置という名目で、日本に武力攻撃がなくとも、日本の存立が脅かされ、国民の権利が根底から覆される明白な危険がある事態には、武力の行使、集団的自衛権を行使するというとです。自衛隊を戦地に派兵し、自衛隊が殺し、殺される危険がはっきり浮かび上がりました。憲法9条に真っ向から背く違憲立法であります。知人によると、自衛隊をやめる人がふえ、宿舎も空室が出るようになったと聞きました、自衛隊に応募が少なくなれば、次は徴兵制もあるのではないでしょうか。夫や息子や孫たちを再び戦場に送ってはなりません。つい70年前に、新居浜の若者2,450人が悲惨な死に追いやられました。決して忘れてはならない事実です。どんなにか苦しかったでしょう。つらかったでしょう。懸命で良識ある市民、議員の皆さん、平和憲法を守り抜こうではありませんか。
 まちづくり協働オフィス事業費1,013万6,000円、ことしから市直営で運営するというものですが、文化活動を自主的に運営していたのですから、市が介入することに反対です。納得できません。
 休廃止鉱山公害防止対策費補助金366万2,000円、海までの鉱水路の掃除や補修費とのことですが、住友金属鉱山の廃鉱の後始末ですから、住友金属鉱山に支払ってもらってください。内部留保が約8,000億円近くもあるそうであります。
 新居浜市の財政力は、県内でもトップクラスです。その財政力を市民の暮らしに役立ててください。別子山村との合併で生まれた合併特例債を使って、駅前再開発に使われたお金は、総額で354億円でした。無駄な公共事業はやめるべきです。
 新居浜駅をまたぐ歩道橋に10億円かかりました。屋根はありませんが、お隣の西条駅に同じような歩道橋が3億円でつくられています。高過ぎるのではないでしょうか。
 暮らしが大変になっているときだからこそ、自治体が安倍政権の社会保障大削減、暮らし圧迫の悪政をそのまま持ち込み、住民に負担を強いるのか、それとも住民を守る防波堤としての本来の役割を果たすのかが鋭く問われています。職員の皆様も大変ですが、頑張ってください。
 次に、要望します。家具転倒防止等推進費でございますが……。(ブザー鳴る)
○議長(加藤喜三男) 岡崎溥議員。
○16番(岡崎溥)(登壇) 日本共産党の岡崎溥です。
 議案第25号、一般会計予算、これに反対の立場から討論したいと思います。
 海外研修費の問題なんですけれども、議会運営対策費として計上されているということなんですけれども、自粛でずっと来ているんですけれども、これはきっぱりと中止すべきと。
 企業立地促進条例に基づく補助金の問題ですが、2億10万円計上しておりますが、相当額が支援の必要のない大企業、特に住友各社に流れていくことになります。中小企業こそ支援すべきと。
 建設部関係では、民間木造住宅耐震改修補助事業費で、これとあわせて住宅リフォームをセットでやっていただきたいというふうに思います。中小零細業者の仕事確保、地域経済の活性化のためにもぜひ必要だと。
 消防関係ですけれども、職員数は基準206名に対して、現在129名と。充足率は62.6%。以前確認した条例定数は134名で、ほとんど前進してないということですので、ぜひ引き上げていただきたい。
 そして、教育委員会関係で、災害対策としても有効な自校方式、これをぜひセンターではなくて、災害にも強い給食設備にしていただきたい、自校方式にしていただきたいと。
 次に、議案第35号です。新居浜市水道事業会計予算。瀬戸・寿の水道問題ですが、公平で公正な水道事業を推進していくために、従来からずっと懸案になったままです。ぜひ解決のために力を入れていただきたいと思います。
 以上です。終わります。
○議長(加藤喜三男) 以上で通告による討論は終わりました。
 これにて討論を終結いたします。
 これより採決いたします。
 採決は分離して行います。
 議題のうち、まず議案第25号を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕
○議長(加藤喜三男) 起立多数であります。よって、議案第25号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第33号を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕
○議長(加藤喜三男) 起立多数であります。よって、議案第33号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第35号を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕
○議長(加藤喜三男) 起立多数であります。よって、議案第35号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第26号ないし議案第32号、議案第34号及び議案第36号の9件を一括採決いたします。
 以上の9件に対する委員長の報告はいずれも可決であります。以上の9件はいずれも委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(加藤喜三男) 御異議なしと認めます。よって、議案第26号ないし議案第32号、議案第34号及び議案第36号の9件はいずれも原案のとおり可決されました。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第4 議案第44号~議案第47号
○議長(加藤喜三男) 次に、日程第4、議案第44号ないし議案第47号の4件を一括議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) ただいま上程されました議案第44号から議案第47号までの4件につきまして一括して提案理由の説明を申し上げます。
 議案第44号、平成27年度新居浜市一般会計補正予算(第1号)、議案第45号、平成26年度新居浜市一般会計補正予算(第8号)及び議案第47号、平成26年度新居浜市公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)につきましては、地方への好循環拡大に向けた緊急経済対策を盛り込んだ国の平成26年度補正予算に伴います地域住民生活等緊急支援交付金等を活用し、地域消費喚起・生活支援型及び地方創生先行型の各種事業に取り組むもの等でございまして、一部平成27年度予算計上済みの事業を前倒しして実施する必要が生じましたことから、平成27年度予算額を減額し、平成26年度予算額を増額いたすものでございます。
 次に、議案第46号、平成26年度新居浜市一般会計補正予算(第9号)につきましては、総合文化施設建設事業におけるインフレスライド条項適用によりまして工事費を増額いたすものでございます。
 なお、詳細につきましては担当部長から補足説明をいたします。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(加藤喜三男) 補足説明を求めます。寺田企画部長。
○企画部長(寺田政則)(登壇) 議案第44号から議案第47号までの予算議案につきまして一括して補足を申し上げます。
 まず、議案第44号、平成27年度新居浜市一般会計補正予算(第1号)についてでございます。
 補正予算書の1ページをお開きください。
 今回の補正は、1億4,463万4,000円を減額し、補正後の予算総額を歳入歳出それぞれ485億1,014万8,000円といたすものでございます。
 2ページをお開きください。
 今回の補正の財源でございますが、特定財源として、第14款国庫支出金1,268万8,000円、第21款市債2,700万円を一般財源として第18款基金繰入金1億494万6,000円をそれぞれ減額いたしております。
 次に、補正予算の内容につきまして御説明を申し上げます。
 11ページから17ページまでをお目通しください。
 内容といたしましては、国の平成26年度補正予算を受けまして、平成26年度事業として前倒し実施することになりました公共事業等につきまして減額措置をいたすものでございます。
 主な事業といたしましては、11ページ、民生費、子育て家庭応援券交付事業費、14ページ、商工費、地場産業育成費、16ページ、土木費、市営住宅耐震改修事業などでございます。
 次に、4ページにお戻りください。
 第2表地方債補正の変更につきましては、港湾建設事業など2事業につきまして2,700万円を減額し、限度額を48億9,210万円に変更するものでございます。
 次に、議案第45号、平成26年度新居浜市一般会計補正予算(第8号)についてでございます。
 平成26年度補正予算書及び予算説明書の1ページをお開きください。
 今回の補正は、3億3,106万8,000円を追加し、補正後の予算総額を歳入歳出それぞれ479億6,011万1,000円といたすものでございます。
 2ページをお開きください。
 今回の補正の財源でございますが、特定財源として、第14款国庫支出金2億4,438万4,000円、第17款寄附金3,570万円、第21款市債2,850万円を、一般財源として、第18款基金繰入金2,248万4,000円を追加いたしております。
 次に、補正予算の内容につきまして御説明を申し上げます。
 17ページから26ページまでをお目通しください。
 内容といたしましては、国の平成26年度補正予算を受けまして、17ページ、総務費、地方版総合戦略策定事業費、18ページ、民生費、子育て家庭応援券交付事業費、22ページ、商工費、プレミアム付商品券発行事業費、25ページ、土木費、市営住宅耐震改修事業などにつきまして追加予算措置いたすものでございます。
 次に、4ページにお戻りください。
 第2表繰越明許費補正の追加につきましては、地方版総合戦略策定事業費など15事業につきまして追加をいたすものでございます。金額は表に記載のとおりでございます。
 5ページをごらんください。
 第3表繰越明許費補正の変更につきましては、中小企業振興対策費など3事業につきまして繰越明許額を変更するものでございます。金額は表に記載のとおりでございます。
 次に、6ページをお開きください。
 第4表地方債補正の変更につきましては、港湾建設事業など4事業につきまして2,850万円を増額し、限度額を41億8,196万8,000円に変更するものでございます。
 次に、7ページをごらんください。
 議案第47号、平成26年度新居浜市公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)につきましては、9,000万円を追加し、補正後の予算総額を歳入歳出それぞれ57億6,324万5,000円といたすものでございます。
 次に、10ページをお開きください。
 第2表繰越明許費補正の変更につきましては、管渠等建設事業費につきまして9,000万円を追加し、繰越明許額を2億7,900万円に変更するものでございます。
 次に、11ページをごらんください。
 第3表地方債補正の変更につきましては、公共下水道事業につきまして4,050万円を増額し、限度額を19億800万円に変更するものでございます。
 次に、議案第46号、平成26年度新居浜市一般会計補正予算(第9号)についてでございます。
 平成26年度補正予算書及び予算説明書の1ページをお開きください。
 今回の補正は、1億5,660万円を追加し、補正後の予算総額を歳入歳出それぞれ481億1,671万1,000円といたすものでございます。
 2ページをお開きください。
 今回の補正の財源でございますが、特定財源として第14款国庫支出金8,883万円、第18款繰入金6,777万円を追加いたしております。
 次に、補正予算の内容につきまして御説明を申し上げます。
 8ページをお開きください。
 第2款総務費でございますが、総合文化施設建設事業におけるインフレスライド条項適用による工事費の増額につきまして1億5,660万円を追加予算措置いたすものでございます。
 以上で補足を終わります。
○議長(加藤喜三男) これより質疑に入ります。
 議案第44号ないし議案第47号の4件に対して質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(加藤喜三男) 質疑なしと認めます。
 議案第44号ないし議案第47号の4件は、いずれも議事日程に記載のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
 この際、暫時休憩いたします。
  午後 1時24分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
  午後 3時20分再開
○議長(加藤喜三男) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 議案第44号ないし議案第47号の4件に関し、各常任委員長の報告を求めます。まず、大石企画総務委員長。
○10番(大石豪)(登壇) ただいまから企画総務委員会の報告をいたします。
 本委員会に付託されました議案第44号ないし議案第46号の3件につきまして、先ほど委員会を開催いたしました。委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
 まず、議案第44号及び議案第45号の2件につきまして一括して御報告申し上げます。
 議案第44号、平成27年度新居浜市一般会計補正予算(第1号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳入全部及び第2表地方債補正変更であります。
 議案第45号、平成26年度新居浜市一般会計補正予算(第8号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳入全部、歳出、第2款総務費、第2表繰越明許費補正追加、第2款総務費及び第4表地方債補正変更であります。
 以上の2件について質疑の概要を申し上げます。
 移住相談窓口設置事業費に関して、首都圏から新居浜への移住希望者のみならず、新居浜から大学入学等で首都圏へ一度出て戻ってこられる方も対象となるのかとの質疑に対し、そういった方々も広く対象に含まれるとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第44号及び議案第45号の2件については、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第46号、平成26年度新居浜市一般会計補正予算(第9号)について御報告申し上げます。
 本案について、理事者より詳細なる説明を聴取し、質疑応答を行い審査いたしました。
 質疑終了後、本案に関し討論に付したところ、当初の計画どおりの額ならよかったが、これまでにもかなりの額の変動があり、今回に関しても増額となっているため反対するとの意見が述べられました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第46号については、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上で企画総務委員会の報告を終わります。
○議長(加藤喜三男) 次に、藤原福祉教育委員長。
○8番(藤原雅彦)(登壇) ただいまから福祉教育委員会の報告をいたします。
 本委員会に付託されました議案第44号及び議案第45号の2件につきまして、先ほど委員会を開催いたしました。委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
 まず、議案第44号について御報告申し上げます。
 議案第44号、平成27年度新居浜市一般会計補正予算(第1号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳出、第3款民生費、ただし財源補正を除く、第4款衛生費及び第10款教育費であります。
 本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、質疑応答を行い審査いたしました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第44号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第45号について御報告申し上げます。
 議案第45号、平成26年度新居浜市一般会計補正予算(第8号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳出、第3款民生費、第4款衛生費、第1項保健衛生費、第10款教育費及び第2表繰越明許費補正追加、第3款民生費、第4款衛生費、第10款教育費であります。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 まず、子育て家庭応援券交付事業費に関して、事業内容と、委託するというより行政が直接実施するのかとの質疑に対し、対象は第2子が18歳以下、第3子以降の未就学の子供に対して、子育て家庭応援券3万円を交付する事業で、応援券の交付に当たり、商工会議所に協賛事業所の募集、応援券の作成、ポスター等の作成等の委託を考えているとの答弁がありました。
 次に、母子保健推進費に関して、一般不妊治療助成補助金について、補正で出したということは、たくさん要望があるということか、また不妊治療の費用と成功率はどれくらいかとの質疑に対し、不妊治療に関しては、平成21年度から特定不妊治療の助成を行っており、不妊治療には一般不妊治療と特定不妊治療がある。平成21年度から取り組んでいるのは、特定不妊治療という体外受精、顕微授精に対する助成。今回は一般不妊治療で人工授精に対する助成をして、不妊に悩む人への経済的負担の軽減と少子化対策の充実を図る。費用は保険適用外なので、医療機関により違うが、安いところで7,000円、高いところで2万円、一番多いのが1万5,000円ぐらいである。不妊治療の成功率は、段階によって妊娠率は違っている。タイミング治療では5%から6%、人工授精は7%から10%、体外受精、顕微授精になると30%から45%ぐらいであるとの答弁がありました。
 次に、子育て応援パスポート事業費に関して、どういう事業なのか、また店独自のサービスはどのようなものかとの質疑に対し、対象が中学生以下の子供のいる家庭、平成27年度に第1子を出産予定の妊婦対象家庭に対し、子育て応援パスポートを発行する。子育て応援パスポートを利用できる協賛店を商工会議所で募り、登録をして、パスポートの提示でその店独自のサービスを受けられる。独自のサービスとは、飲食店ならドリンク1杯のサービスや小売店なら割引を受けられるとか、粗品の進呈があるとか、内容については各協賛店舗から申し出をいただくことになるとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第45号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上で福祉教育委員会の報告を終わります。
○議長(加藤喜三男) 次に、永易市民経済委員長。
○12番(永易英寿)(登壇) ただいまから市民経済委員会の報告をいたします。
 本委員会に付託されました議案第44号及び議案第45号の2件につきまして、先ほど委員会を開催いたしました。委員会における審査の経過及び結果について一括して御報告申し上げます。
 議案第44号、平成27年度新居浜市一般会計補正予算(第1号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳出、第5款労働費及び第7款商工費であります。
 議案第45号、平成26年度新居浜市一般会計補正予算(第8号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳出、第5款労働費、第7款商工費、第2表繰越明許費追加、第5款労働費、第7款商工費及び第3表繰越明許費変更、第7款商工費であります。
 以上の2件について質疑の概要を申し上げます。
 プレミアム付商品券発行事業費に関して、事業の概要はとの質疑に対し、このプレミアム付商品券は、1セット1万2,000円分を1万円で販売し、市民1人当たり3セットまでを往復はがきにて予約販売で購入することができる。この事業主体は、愛媛県商工会連合会であり、愛媛県と県内市町が連携して、各商工会議所、商工会が販売を行うこととなっており、新居浜市では8万4,200セットの販売である。取扱店舗の募集については、平成27年4月20日から平成27年5月12日に募集を行い、平成27年5月25日から平成27年6月10日に予約販売の応募を行い、平成27年7月1日から平成27年7月15日までを商品券引きかえの期間とする。使用期間は、平成27年7月1日から平成27年11月30日までとなっているとの答弁がありました。
 質疑終了後、本案に関し討論に付したところ、プレミアム付商品券などさまざまな事業に対して補助金、委託料を出して取り組んでいるが、一過性のものではなく、続くような形で取り組んでいただくことを要望して賛成とするとの意見が述べられました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第44号及び議案第45号の2件については、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上で市民経済委員会の報告を終わります。
○議長(加藤喜三男) 次に、伊藤環境建設委員長。
○13番(伊藤謙司)(登壇) ただいまから環境建設委員会の報告をいたします。
 本委員会に付託されました議案第44号、議案第45号及び議案第47号につきまして、先ほど委員会を開催いたしました。委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
 まず、議案第44号及び議案第45号の2件につきまして、一括して御報告申し上げます。
 議案第44号、平成27年度新居浜市一般会計補正予算(第1号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳出、第8款土木費であります。
 議案第45号、平成26年度新居浜市一般会計補正予算(第8号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳出、第4款衛生費、第3項下水道費、第8款土木費、第2表繰越明許費補正追加、第8款土木費及び第3表繰越明許費補正変更、第8款土木費であります。
 以上の2件につきまして質疑の概要を申し上げます。
 公園整備事業に関して、ダイヤモンド水の公園整備の入札に参加する業者は何社を見込んでいるかとの質疑に対し、指名審査委員会で条件を決めて、一般競争入札とする予定であり、今のところ業者数は把握できていないとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第44号及び議案第45号の2件につきましては、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第47号、平成26年度新居浜市公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)について御報告申し上げます。
 本案につきまして質疑の概要を申し上げます。
 岸の下雨水幹線の具体的なルートはとの質疑に対し、岸の下雨水幹線は萩生、岸の下及び旦の上の雨水を西河川に放流するための雨水幹線で、場所は萩岡神社の南側あたりであり、国道11号バイパス拡幅部分に管渠を埋設する予定であるとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第47号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上で環境建設委員会の報告を終わります。
○議長(加藤喜三男) これより質疑に入ります。
 ただいまの各常任委員長の報告に対して質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(加藤喜三男) 質疑なしと認めます。
 この際、暫時休憩いたします。
  午後 3時35分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
  午後 3時35分再開
○議長(加藤喜三男) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。岡崎溥議員。
○16番(岡崎溥)(登壇) 日本共産党の岡崎溥です。
 ただいま総合文化施設の補正についての議案が上程されましたけれども、これについて反対の立場から討論させていただきたいと思います。
 言うまでもございませんけど、今ある美術館は、老朽化、耐用年数も過ぎているということで、これを新たにつくるということについて市民の要望も大変強いものがありました。基金の積み立てもやってますし、総合文化施設建設の実現を要望する署名というのが短期間に4万近く集まったということも聞いております。それも住民投票条例直接請求の署名が1万近く集められたということに対抗して出たというふうに私は感じておりますけれども、こういうふうにいろんな経過をたどっとるわけですけれども、最初50億円というふうに聞いておりました。市民の要望も強いということで、日本共産党は一応これに応じるという立場をとっておりましたが、これがふたをあけてみると70億円という数字が出てきたと思うんです。ほんで、63億5,000万円、これちょっと正確じゃないかもしれませんけど。今、今度の補正やって67億円余りになるんでしょうかね。そういうことで、駅前土地区画整理事業、これが300億円のような話が出とったんですが、最終的にもうちょっと273億円は記憶あるんですけども、もっと低く抑えられたかもわかりませんが。駅周辺整備、そして今回の総合文化施設、そしてまた駅南が今検討されているわけでございますが、もちろんこれはまだ具体的ではありません。ただ、ここでちょっと問題にしたいのは、大型公共事業が次々進んでいるために、市民の皆さんの福祉、暮らしの問題と対比してどうなのだろうかということがちょっと気になりました。今、低賃金で不安定雇用というのが広く普通になりましたけど、さらに派遣が当たり前の社会をつくると。その上残業代ゼロ法案が出てくると。医療、介護、年金も全部切り捨てられていくと、長期計画もそうだと。こんな調子で大変な状況がこれからも予測されるんですけれども、ですので、きちんと大型公共事業については、やっぱりもうちょっと地味なものでいいんじゃないかというような市民の声もいろいろ私どもは聞きました。もちろんつくれという要求も聞きましたし、そうなんですけれども、今後についてもその辺の市民の置かれている状況、それからこれからの方向としてはその辺を十分反映したものにしていただきたいというふうに思うんです。そして、皮肉的なことをちょっと言わせてもらったら、大型公共事業は、こういうふうにぼんぼんぼんぼんやるんですけれども、例えば中学校歯科外来、1,000万円ちょっと足したらもう、すぐできるわけで、それと10年間、ここは一般質問で私取り上げたことなんですけども、建設部長の答弁では、初めて一歩前へ出たというふうに判断しておりますが、前向きに検討するという答弁でありました住宅リフォーム助成制度。これも1,000万円か2,000万円あれば手がつけられるわけで、私は10年以上も前からこれ言よるんですけども、さっぱしその辺は検討するということでずっと棚上げになっとんですが、ほかの課題でやっているんだということもあるんですけれども、それとの対比を考えながらちょっと感じたことを申し上げました。ということで、一応今回の補正については賛成できないと、市民の立場をちょっと反映させたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。
 以上で討論を終わります。
○議長(加藤喜三男) 以上で通告による討論は終わりました。
 これにて討論を終結いたします。
 これより採決いたします。
 採決は分離して行います。
 議題のうち、まず議案第44号、議案第45号及び議案第47号の3件を一括採決いたします。
 以上の3件に対する委員長の報告はいずれも可決であります。以上の3件はいずれも委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(加藤喜三男) 御異議なしと認めます。よって、議案第44号、議案第45号及び議案第47号の3件はいずれも原案のとおり可決されました。
 次に、議案第46号を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕
○議長(加藤喜三男) 起立多数であります。よって、議案第46号は原案のとおり可決されました。
 ここで当初申し上げましたとおり、議員全員協議会を開きますので、この際、暫時休憩いたします。
  午後 3時43分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
  午後 4時19分再開
○議長(加藤喜三男) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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  議案第48号
○議長(加藤喜三男) お諮りいたします。ただいま市長から議案第48号が提出されました。
 この際、これを日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(加藤喜三男) 御異議なしと認めます。よって、この際、議案第48号を日程に追加し、議題とすることに決しました。
 議案第48号を議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) ただいま上程されました議案第48号につきまして提案理由の説明を申し上げます。
 議案第48号、工事請負契約の変更につきましては、新居浜市総合文化施設建設工事の請負契約の変更についてでございまして、平成25年3月の第1回市議会定例会での議決により締結し、平成26年2月の第1回市議会定例会及び平成26年12月の第5回市議会定例会での議決により工事期間を変更いたしました同契約につきまして、工事請負契約約款第25条第6項の規定に基づき、契約の相手方から請負代金額の変更に係る請求があり、相手方と協議した結果、契約金額に変更が生じましたことから、契約金額につきまして41億6,115万円となっておりましたものを43億1,775万円に変更するため、本案を提出いたしました。
 なお、詳細につきましては担当部長から補足説明いたします。御審議よろしくお願いします。
○議長(加藤喜三男) 補足説明を求めます。曽我建設部長。
○建設部長(曽我忠)(登壇) 議案第48号、工事請負契約の変更につきまして補足を申し上げます。
 議案書の1ページをお開きください。
 本工事は、新居浜市の新たな交流、情報発信拠点として、新居浜駅前に新居浜市総合文化施設を建設するもので、平成25年3月の第1回市議会定例会での議決を経て契約を締結して着工し、平成26年2月の第1回市議会定例会及び平成26年12月の第5回市議会定例会での議決を経て工事期間の変更契約を締結いたしたものでございます。
 契約金額は41億6,115万円、工事期間は平成25年3月22日から平成27年3月31日まで、契約の相手方は、三井住友建設・一宮工務店・白石工務店共同企業体となっております。
 本工事におきまして、去る平成27年1月30日に、新居浜市工事請負契約約款第25条第6項に規定されているインフレスライド条項に基づき、請負代金額の変更についての請求が契約の相手方から新居浜市へ提出されました。インフレスライド条項とは、予期することのできない特別の事情により、工期内に日本国内において急激なインフレーション、またはデフレーションを生じ、請負代金額が著しく不適当となったときに、契約金額の変更を請求できる規定でございます。東日本大震災の復興事業等による建設資材や労務単価の高騰に伴い、設計書の基準となる刊行物の掲載価格が実勢価格の上昇に追いつかず、設計価格と実勢価格に乖離がある、また受注後の資材高騰のリスクを嫌い、建設業者が応札しない等の課題が全国的に問題になっております。こうした中、国は、平成26年1月30日、インフレスライド条項の適切な運用について都道府県知事らに宛て通知を出しております。この通知を受け、新居浜市においても、インフレスライド条項運用マニュアルを策定、公開いたしました。この運用マニュアルに沿って、契約の相手方から請負代金額の変更についての請求が提出されたものでございます。請求日における本工事の出来高は、60.9%となっておりまして、残工事に対して賃金水準等の変動による変動率である物価指数によりスライド額を算出し、市と受注者で協議を行い、スライド額を1億5,660万円に決定いたしました。これによりまして、契約金額を変更前の41億6,115万円から43億1,775万円に増額変更するものでございます。
 以上で補足を終わります。
○議長(加藤喜三男) これより質疑に入ります。
 議案第48号に対して質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(加藤喜三男) 質疑なしと認めます。
 議案第48号は、企画総務委員会に付託いたします。
 この際、暫時休憩いたします。
  午後 4時25分休憩
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  午後 4時58分再開
○議長(加藤喜三男) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 議案第48号に関し、企画総務委員長の報告を求めます。大石企画総務委員長。
○10番(大石豪)(登壇) ただいまから企画総務委員会の報告をいたします。
 本委員会に付託されました議案第48号、工事請負契約の変更について、先ほど委員会を開催いたしました。委員会における審査の経過及び結果について御報告を申し上げます。
 議案第48号は、新居浜市総合文化施設建設工事の請負契約の変更についてであります。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 まず、業者からの当初の請求金額はとの質疑に対し、2億6,250万円で、残工事分について精査をした結果、最終的に1億5,660万円となったとの答弁がありました。
 次に、インフレスライド額の内容は、人件費だけではなかったのかとの質疑に対し、材料費と労務費を合わせた複合単価の引き上げによる変更であるとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第48号については、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上で企画総務委員会の報告を終わります。
○議長(加藤喜三男) これより質疑に入ります。
 ただいまの企画総務委員長の報告に対して質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(加藤喜三男) 質疑なしと認めます。
 この際、暫時休憩いたします。
  午後 5時00分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
  午後 5時00分再開
○議長(加藤喜三男) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 これより討論に入ります。
 討論の通告はありません。よって、討論なしと認めます。
 これより議案第48号を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕
○議長(加藤喜三男) 起立多数であります。よって、議案第48号は原案のとおり可決されました。
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  議案第49号、諮問第1号
○議長(加藤喜三男) お諮りいたします。ただいま市長から議案第49号及び諮問第1号の2件が提出されました。
 この際、これを日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(加藤喜三男) 御異議なしと認めます。よって、この際、議案第49号及び諮問第1号の2件を日程に追加し議題とすることに決しました。
 議案第49号及び諮問第1号の2件を一括議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) ただいま上程されました議案第49号及び諮問第1号につきまして提案理由の説明を申し上げます。
 まず、議案第49号、新居浜市固定資産評価審査委員会の委員の選任につきましては、新居浜市固定資産評価審査委員会の委員白石博氏は、平成27年4月1日をもって任期が満了いたしますので、新たに委員の選任を必要といたしますため、新居浜市固定資産評価審査委員会の委員に近藤利人氏を選任することにつきまして御同意をいただきたく本案を提出いたしました。
 次に、諮問第1号、人権擁護委員の候補者の推薦につきましては、人権擁護委員坂上禧規氏は、平成26年12月31日をもって辞任いたしましたので、新たに委員の候補者の推薦を必要といたしますため、人権擁護委員の候補者に山本光博氏を推薦いたしたく、本案を提出いたしました。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(加藤喜三男) これより質疑に入ります。
 議案第49号及び諮問第1号の2件に対して質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(加藤喜三男) 質疑なしと認めます。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第49号及び諮問第1号の2件については、会議規則第38条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(加藤喜三男) 御異議なしと認めます。よって、議案第49号及び諮問第1号の2件については委員会の付託を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。
 討論の通告はありません。よって、討論なしと認めます。
 これより採決いたします。
 採決は分離して行います。
 議題のうち、まず議案第49号を採決いたします。
 本案はこれに同意することに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(加藤喜三男) 御異議なしと認めます。よって、議案第49号はこれに同意することに決しました。
 次に、諮問第1号を採決いたします。
 本件は異議ない旨答申することに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(加藤喜三男) 御異議なしと認めます。よって、諮問第1号は異議ない旨答申することに決しました。
 以上で本日の日程は全部終了いたしました。よって、会議を閉じます。
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  議長報告
○議長(加藤喜三男) この際、御報告いたします。新居浜市議会議員第19期の任期が始まりまして以来、本日まで今期議員の任期中に招集された市議会における本会議を無欠席で通されました議員をここに報告いたします。
 高塚広義議員、三浦康司議員、篠原茂議員、太田嘉一議員、藤原雅彦議員、大石豪議員、大條雅久議員、永易英寿議員、髙橋一郎議員、髙須賀順子議員、伊藤初美議員、真木増次郎議員、藤田幸正議員、伊藤優子議員、仙波憲一議員、白籏愛一議員、近藤司議員、山本健十郎議員、加藤喜三男、以上19人であります。まことに御同慶にたえません。ここにその努力に感謝申し上げる次第であります。
 以上、報告を終わります。
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  市長挨拶
○議長(加藤喜三男) 市長から挨拶があります。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) 閉会に当たりまして一言御挨拶申し上げます。
 議員の皆様方には、今議会に提案をいたしました平成27年度当初予算につきまして、3日間に及ぶ予算特別委員会におきまして、また本日追加提案をさせていただいた国の経済対策関連等の補正予算や総合文化施設建設に係る契約変更議案につきましても終始御熱心に、また円滑に御審議をいただき、それぞれの重要諸案件につきまして御議決、御同意を賜ることができました。
 審議の過程や一般質問、討論の中で御指摘いただきました御意見、御提言等につきましても、今後の市政運営の中で配慮してまいります。
 施政方針でも申し上げましたが、平成27年度は再生への加速の年と位置づけ、経済の再生、コミュニティーの再生、市役所の再生の3つの再生に加え、新たなテーマである健康都市づくり、教育力の向上の2つの課題についてもさらなる再生への施策を展開してまいります。また、平成27年度には、新居浜市まち・ひと・しごと総合戦略の策定、さらには第五次新居浜市長期総合計画の中間見直しも進めていく中で、目指す将来都市像-あかがねのまち、笑顔輝く-産業・環境共生都市の実現に向け全力で取り組んでまいります。
 先日、国連教育科学文化機関、ユネスコが掲げる国際平和や人権尊重の理念を学校教育現場で実践するユネスコスクールに新居浜市の小中学校26校が加盟し、ユネスコ本部の認定書が授与されました。現在、全国約800校が加盟をしていますが、全市的な取り組みは中四国で初めてでございます。今後、国際理解や郷土愛のある子供を育み、環境美化やふるさとの魅力を再発見できるよう、その活動を進めていく中において、さらなる教育力の向上につながるよう取り組んでまいりたいと考えております。
 また、昨日自彊舎の記念碑除幕式がありました。自彊舎は私たち新居浜市民にとりましても、非常に意義深いものがございます。この自彊舎記念碑が歴史をつなぐ道しるべとして後世に語り継がれ、別子銅山産業遺産の一つの核となること、また将来にわたり、新居浜市における人づくりの基礎となるよう、その精神が市民の心にこれからも受け継がれるよう努めてまいります。
 さて、議員の皆様方におかれましては、今議会が今任期の最後の議会となるわけでございます。この4年間にわたりまして、市民の幸せと市政発展のために御尽力をいただきましたことに対しまして、改めて心から敬意を表する次第であります。
 また、今期をもって御勇退される議員の方々には、長年にわたりまして地方自治の確立のため、市民福祉向上、市政発展のために情熱を傾けていただき、多くの御功績を残されてまいりました。この間の御努力に対しまして、市民を代表いたしまして感謝を申し上げます。今後とも十分御自愛をいただきまして、大所高所からの御指導、お力添えを賜りますようお願い申し上げます。本当にお世話になりました。
 終わりになりますが、平成27年度におきましても、議員の皆様、また市民の皆様には、共につくろう笑顔輝く新居浜市の実現に向けまして、チーム新居浜の一員として、引き続き御指導、御支援並びに今後一層の御尽力を賜りますようお願い申し上げまして、今議会閉会に当たっての御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
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  議長挨拶
○議長(加藤喜三男) 閉会に当たりまして、お許しをいただきまして一言御挨拶を申し上げます。
 私たち議員としての任期も、残すところ1カ月余りとなりましたが、本日をもって閉会となりますこの定例会が、事実上、任期最後の議会になろうかと思います。本定例会に付議されました平成27年度当初予算を初め、諸案件を滞りなく議了し、議員としての職責の一端を果たし得ましたこと、まことに御同慶の至りであります。改めて皆様の御協力に深く感謝申し上げます。
 さて、今期誕生いたしました石川市政も3年目を迎え、政策懇談会の御提言を初め、皆様からいただいた御意見を政策に反映し、地域活力の創出や地方創生のため諸施策、諸事業が展開され、着実に、また大きく市政の進展を見ておりますことは、まことに喜びにたえないところでございます。ここに市政の推進に御努力をいたされました石川市長以下理事者の方々に深く敬意を表します。
 私は、昨年9月、皆様の御推挙をいただき議長に就任させていただきました。就任に当たりまして私はできる限り議員の皆様と情報の共有に努め、議会全体として市政に当たっていきたいという思いを申し上げました。以来、総合文化施設を初めとする市政の重要諸案件の審議もございましたが、微力ではございましたが、少しはお役に立てたのかなという思いであります。ぜひ来期の新しい議会におきましても、一層の情報共有が進められ、議会全体として市民の負託に応え、人口減少社会における地方創生に向けてスピードのある対策がなされることを期待しております。
 今任期を振り返りますと、新居浜市議会として議会や議員に関する基本的な事項とその役割を明らかにした議会基本条例を制定することができました。また、新たな取り組みとして、市民との意見交換会を2回開催するなど、開かれた議会、議会改革の実現に向け大きく前進することができました。これもひとえに議員各位の御努力並びに理事者の御支援と御協力のたまものでございます。高いところではございますが、心から厚く御礼を申し上げます。あわせまして、日ごろ我々議員をサポートしていただきました議会事務局の皆様方に対しても、深く敬意を表します。
 さて、あすからはいよいよ選挙戦も本格化となりますが、議員各位の必勝を御祈念申し上げますとともに、本日ここにおいでの皆様方の今後ますますの御活躍と御健勝を御祈念申し上げまして、閉会の御挨拶といたします。まことにありがとうございました。
 これにて平成27年第1回新居浜市議会定例会を閉会いたします。
  午後 5時13分閉会