本文
目次
議事日程
本日の会議に付した事件
出席議員
欠席議員
説明のため出席した者
議会事務局職員出席者
開議(午前10時00分)
日程第1 会議録署名議員の指名
日程第2 議案第71号~議案第74号、議案第77号~議案第101号
大石企画総務委員長報告
藤原福祉教育委員長報告
永易市民経済委員長報告
伊藤環境建設委員長報告
髙須賀順子議員の討論
岡崎溥議員の討論
表決
休憩(午前10時44分)
再開(午前10時59分)
表決
日程第3 報告第35号
石川市長の説明
寺村経済部長の説明
休憩(午前11時05分)
再開(午前11時45分)
日程第4 請願第10号、請願第11号
大石企画総務委員長報告
岡崎溥議員の討論
表決
休憩(午後 0時04分)
再開(午後 0時58分)
日程第5 委員会の閉会中の継続審査
表決
日程第6 議員の派遣
表決
議案第102号、議案第103号
石川市長の説明
委員会付託省略
表決
休憩(午後 1時03分)
再開(午後 1時03分)
農業委員会の委員の推薦について
表決
休憩(午後 1時04分)
再開(午後 1時05分)
日程第7 議会議案第5号
伊藤優子議員の説明
岡崎溥議員の質疑(1)
伊藤優子議員の答弁
岡崎溥議員の質疑(2)
伊藤優子議員の答弁
山本健十郎議員の質疑
伊藤優子議員の答弁
岡崎溥議員の質疑(3)
伊藤優子議員の答弁
高橋一郎議員の質疑
伊藤優子議員の答弁
委員会付託省略
休憩(午後 1時47分)
再開(午後 1時50分)
白籏愛一議員の討論
大條雅久議員の討論
山本健十郎議員の討論
篠原茂議員の討論
伊藤初美議員の討論
髙須賀順子議員の討論
表決
市長挨拶
閉会(午後 2時27分)
本文
平成26年12月18日 (木曜日)
議事日程 第5号
第1 会議録署名議員の指名
第2 議案第71号 和解について
(環境建設委員長報告)
議案第72号 工事請負契約の変更について
(企画総務委員長報告)
議案第73号 新居浜市商業振興センターの指定管理者の指定について
(市民経済委員長報告)
議案第74号 新居浜市森林公園ゆらぎの森の指定管理者の指定について
(同上)
議案第77号 新居浜市市営住宅条例及び新居浜市市営活性化推進住宅条例の一部を改正する条例の制定について
(環境建設委員長報告)
議案第78号 新居浜市青野記念奨学基金条例の一部を改正する条例の制定について
(福祉教育委員長報告)
議案第79号 新居浜市地域交流センター設置及び管理条例の一部を改正する条例の制定について
(同上)
議案第80号 新居浜市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について
(同上)
議案第81号 新居浜市別子山簡易給水施設条例の一部を改正する条例の制定について
(市民経済委員長報告)
議案第82号 新居浜市端出場温泉保養センター設置及び管理条例を廃止する条例の制定について
(同上)
議案第83号 新居浜市駐車場条例の一部を改正する条例の制定について
(環境建設委員長報告)
議案第84号 新居浜市公営自転車等駐車場条例の一部を改正する条例の制定について
(環境建設委員長報告)
議案第85号 平成26年度新居浜市一般会計補正予算(第5号)
(各常任委員長報告)
議案第86号 平成26年度新居浜市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)
(環境建設委員長報告)
議案第87号 平成26年度新居浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)
(福祉教育委員長報告)
議案第88号 平成26年度新居浜市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)
(同上)
議案第89号 平成26年度新居浜市工業用地造成事業特別会計補正予算(第3号)
(市民経済委員長報告)
議案第90号 新居浜市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について
(企画総務委員長報告)
議案第91号 新居浜市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について
(同上)
議案第92号 新居浜市教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部を改正する条例の制定について
(同上)
議案第93号 新居浜市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について
(企画総務委員長報告)
議案第94号 新居浜市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について
(同上)
議案第95号 新居浜市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について
(福祉教育委員長報告)
議案第96号 平成26年度新居浜市一般会計補正予算(第6号)
(企画総務委員長報告)
議案第97号 平成26年度新居浜市渡海船事業特別会計補正予算(第2号)
(同上)
議案第98号 平成26年度新居浜市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)
(同上)
議案第99号 平成26年度新居浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)
(同上)
議案第100号 平成26年度新居浜市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)
(同上)
議案第101号 平成26年度新居浜市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)
(同上)
第3 報告第35号 専決処分の報告について
第4 請願第10号 自治体非正規雇用・公務公共関係労働者の雇用・待遇の抜本改善を求める意見書の提出方について
(企画総務委員長報告)
請願第11号 住民の安全・安心を支える国の公務・公共サービス体制の充実を求める意見書の提出方について
(同上)
第5 委員会の閉会中の継続審査
第6 議員の派遣
第7 議会議案第5号 新居浜市議会の議員の定数を定める条例の一部を改正する条例の制定について
(委員会付託省略)
――――――――――――――――――――――
本日の会議に付した事件
日程第1 会議録署名議員の指名
日程第2 議案第71号~議案第74号、議案第77号~議案第101号
日程第3 報告第35号
日程第4 請願第10号、請願第11号
日程第5 委員会の閉会中の継続審査
日程第6 議員の派遣
議案第102号、議案第103号
農業委員会の委員の推薦について
日程第7 議会議案第5号
――――――――――――――――――――――
出席議員(26名)
1番 川﨑 利生
2番 高塚 広義
3番 三浦 康司
4番 篠原 茂
5番 水田 史朗
6番 太田 嘉一
7番 岩本 和強
8番 藤原 雅彦
9番 佐々木 文義
10番 大石 豪
11番 大條 雅久
12番 永易 英寿
13番 伊藤 謙司
14番 藤田 豊治
15番 髙橋 一郎
16番 岡崎 溥
17番 髙須賀 順子
18番 伊藤 初美
19番 真木 増次郎
20番 藤田 幸正
21番 伊藤 優子
22番 仙波 憲一
23番 白籏 愛 一
24番 近藤 司
25番 加藤 喜三男
26番 山本 健十郎
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欠席議員
なし
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説明のため出席した者
市長 石川 勝行
副市長 近藤 清孝
企画部長 寺田 政則
総務部長 藤田 佳之
福祉部長 岡部 嘉幸
市民部長 関 福生
環境部長 横川 悦夫
経済部長 寺村 伸治
建設部長 曽我 忠
消防長 村上 秀
水道局長 橋本 桂一
教育長 阿部 義澄
教育委員会事務局長 木村 和則
監査委員 田中 洋次
―――――――――――――――――――――
議会事務局職員出席者
事務局長 藤田 秀喜
議事課長 原 正夫
議事課主幹 伊藤 裕敏
議事課副課長 上野 壮行
議事課副課長 徳永 易丈
議事課調査係長 鈴木 今日子
議事課主査 大田 理恵子
議事課主任 中島 康治
―――――――――― ◇ ――――――――――
午前10時00分開議
○議長(加藤喜三男) これより本日の会議を開きます。
本日の議事日程につきましては、お手元に配付の議事日程第5号のとおりでありますが、日程第3終了後、議員全員協議会も予定いたしております。
―――――――――― ◇ ――――――――――
日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(加藤喜三男) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、議長において伊藤優子議員及び仙波憲一議員を指名いたします。
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日程第2 議案第71号~議案第74号、議案第77号~議案第101号
○議長(加藤喜三男) 次に、日程第2、議案第71号ないし議案第74号及び議案第77号ないし議案第101号の29件を一括議題といたします。
以上の29件に関し、各常任委員長の報告を求めます。まず、大石企画総務委員長。
○10番(大石豪)(登壇) ただいまから企画総務委員会の報告をいたします。
本委員会は12月12日に委員会を開催いたしました。本委員会に付託されました議案第72号、議案第85号、議案第90号ないし議案第94号及び議案第96号ないし議案第101号の13件につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
まず、議案第72号、工事請負契約の変更について御報告申し上げます。
本案は、新居浜市総合文化施設建設工事請負契約の工事期間の変更についてであります。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、最初に工程のおくれがわかった時点で手を打つべきだったと思うが、どう考えるのかとの質疑に対し、最初に約1カ月半から2カ月ほどの工程のおくれを確認したものの、全体工程が22カ月あったため、残りの期間でカバーしようとしたができず、結果的に5カ月のおくれとなった。今後はできるだけ早い段階で事前に手を打ちますとの答弁がありました。
次に、工期延長による財政的影響はとの質疑に対し、市の予算としては、継続費の延長で対応できるが、国費については、平成25年度から平成26年度への明許繰越分について、平成27年度への事故繰越を認めてもらう必要がある。現在、そのための協議を四国地方整備局と行っているところであるとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第72号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第85号について御報告申し上げます。
議案第85号、平成26年度新居浜市一般会計補正予算(第5号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳入全部、歳出、第2款総務費、第9款消防費、第2表繰越明許費及び第4表地方債補正追加であります。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、市税に関して、企業からの法人税割の補正額が約1億円ということだが、全体的に広く税収が伸びたのか、あるいは特定の企業が伸びたのかとの質疑に対し、全体的にふえたというよりも、事業の種別によって増減があり、今回は主に電力などの基幹部門や重機等の事業所における増加が大きかったとの答弁がありました。
次に、ふるさと応援寄附金に関して、寄附がふえているということであるが、寄附に対して贈るふるさと物品を1万円以上の方だけでなく、1万円未満の方にも考えられないのかとの質疑に対し、寄附していただいた方については、観光協会がつくっている新居浜市のクリアファイルをお贈りしており、来年度は特産品の簡単なセットなどを贈ることについても現在検討しているとの答弁がありました。
次に、緊急消防援助隊活動費に関して、広島土砂災害の被災地への職員派遣の応援期間と人数編成はとの質疑に対し、この災害が発生した8月20日の翌日、21日から30日までの10日間、3班編成で、1班7人、合計21人の派遣を行ったとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第85号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第90号、新居浜市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第91号、新居浜市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第92号、新居浜市教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第93号、新居浜市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について及び議案第94号、新居浜市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例の制定についての5件につきまして一括して御報告申し上げます。
以上の5件につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、質疑応答を行い審査いたしました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第90号ないし議案第94号の5件については、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第96号、平成26年度新居浜市一般会計補正予算(第6号)、議案第97号、平成26年度新居浜市渡海船事業特別会計補正予算(第2号)、議案第98号、平成26年度新居浜市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)、議案第99号、平成26年度新居浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)、議案第100号、平成26年度新居浜市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)及び議案第101号、平成26年度新居浜市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)の6件について一括して御報告申し上げます。
以上の6件につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、審査いたしました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第96号ないし議案第101号の6件については、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で企画総務委員会の報告を終わります。
○議長(加藤喜三男) 次に、藤原福祉教育委員長。
○8番(藤原雅彦)(登壇) ただいまから福祉教育委員会の報告をいたします。
本委員会は12月15日に委員会を開催いたしました。本委員会に付託されました議案第78号ないし議案第80号、議案第85号、議案第87号、議案第88号及び議案第95号の7件につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
まず、議案第78号、新居浜市青野記念奨学基金条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
本案について質疑の概要を申し上げます。
今回、対象者の枠を広げたことでかなり利用がふえると思うが、その場合、基金の状況への影響はどうなるのかとの質疑に対し、枠を広げたことにより応募者数はふえると思うが、その中から教育委員会定例会で審議して、該当者は1名になるので、基金の運用に関して影響はないと考えるとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第78号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第79号、新居浜市地域交流センター設置及び管理条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、大島公民館を廃止し、旧大島小学校を交流センターにするということだが、公民館機能はどうなるのか、またなぜ公民館から交流センターに変更することになったのかとの質疑に対し、公民館機能は、交流センターにそのまま引き継いでいく。今回、旧大島小学校の改修に当たり、地元と十分話をした中で、公民館機能だけではなく、もっと幅広い施設にしてほしいという地元からの要望があり、社会教育法の制約から外し、地域おこしの拠点とするため、交流センターに変更したとの答弁がありました。
次に、交流センターの3階にNPOが利用できる部屋をつくるという説明があったが、どこのNPOが入るか決まっているのかとの質疑に対し、まだどこが入るかは決まっていない。地元からの要望で、将来NPOなどが利用できる多目的室を3階につくっているとの答弁がありました。
質疑終了後、本案に関し討論に付したところ、賛成はするが、公民館から交流センターへの変更については、市として十分統一した考え方を持って進めてもらいたいという要望をしておくとの意見が述べられました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第79号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第80号、新居浜市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について御報告申し上げます。
本案について質疑の概要を申し上げます。
小学4年生以上も放課後児童クラブの対象になると無料の放課後まなび塾が現在市内2カ所で始まっており、有料の放課後児童クラブとの関係性をどのように考えているのか、また実費徴収金の減免対象者はとの質疑に対し、放課後まなび塾を2カ所で実施しているので、今後は放課後まなび塾、それから放課後子ども教室との関連を整理し、放課後の児童にどのように対応していけばいいかを考えていきたい。また、減免については、生活保護受給世帯、あとは就学援助受給世帯を現時点では対象として考えているとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第80号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第85号について御報告申し上げます。
議案第85号、平成26年度新居浜市一般会計補正予算(第5号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳出、第3款民生費及び第10款教育費であります。
本案について質疑の概要を申し上げます。
子ども医療助成費に関して、当初予算より3割ほど助成額がふえているのはなぜかとの質疑に対し、学校での検診で歯の治療が必要であると診断されたが、これまで治療に行っていなかった児童が、医療費の無料化により治療に行く児童が増加したためと考えているとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第85号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第87号、平成26年度新居浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)、議案第88号、平成26年度新居浜市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)及び議案第95号、新居浜市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定についての3件につきまして一括して御報告申し上げます。
以上の3件につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、審査いたしました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第87号、議案第88号及び議案第95号の3件については、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で福祉教育委員会の報告を終わります。
○議長(加藤喜三男) 次に、永易市民経済委員長。
○12番(永易英寿)(登壇) ただいまから市民経済委員会の報告をいたします。
本委員会は12月12日に委員会を開催いたしました。本委員会に付託されました議案第73号、議案第74号、議案第81号、議案第82号、議案第85号及び議案第89号の6件につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
まず、議案第73号、新居浜市商業振興センターの指定管理者の指定について御報告申し上げます。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、指定管理者の応募が1団体のみであっても、指定管理者を指定できるのかとの質疑に対し、1団体のみの応募であっても、指定管理者募集要項に基づき、候補者選定委員会の審査を経て指定管理者を決定することができるとの答弁がありました。
次に、商業振興センターの環境整備の計画はあるのかとの質疑に対し、登り道、昭和通り、商業振興センターを中心とした地域の活性化について、平成25年度より新居浜市と商工会議所と商店街連盟の3者でまちづくり協議会を設置して協議しており、平成27年12月をめどに一定の方向性を出したい。その方向性の中で、国の補助金等による商業振興センターの新たな活用方針についても検討していきたいとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第73号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第74号、新居浜市森林公園ゆらぎの森の指定管理者の指定について御報告申し上げます。
本案について質疑の概要を申し上げます。
森林公園ゆらぎの森の職員として、別子山地区の住民は何人を雇用しているのかとの質疑に対し、オーベルジュゆらぎの職員が3人、ゆらぎの森の設備、総務、園地管理担当職員として2人の合計5人である。また、支配人1人についても、別子山地区に住居を確保しており、そこからの勤務も可能であるとの答弁がありました。
次に、オーベルジュゆらぎでの地産地消の状況はとの質疑に対し、指定管理者やレストランのシェフは、別子山地区の住民とのつながりを大切にしたいという考えがあり、トマト、ジャガイモ、山菜類など地区内でとれる食材を積極的に購入し、レストランで使用しているとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第74号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第81号、新居浜市別子山簡易給水施設条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、今回完成する2つの給水施設の利用世帯数と利用者数はとの質疑に対し、保土野簡易給水施設は24世帯、29人、弟地簡易給水施設は29世帯、21人であり、この世帯数には、週末だけ別子山を訪れ水道を利用する世帯も含まれているとの答弁がありました。
次に、以前の水道料金より値上がりするが、利用者の反応はとの質疑に対し、既に給水施設が完成している3つの給水区域と同様に、別子山地区内同一の水道料金を今回完成する施設の給水区域にも適用することについて地区の説明会等で説明しており、納得していただいていると思うとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第81号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第82号、新居浜市端出場温泉保養センター設置及び管理条例を廃止する条例の制定について御報告申し上げます。
本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、質疑応答を行い審査いたしました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第82号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第85号について御報告申し上げます。
議案第85号、平成26年度新居浜市一般会計補正予算(第5号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳出、第5款労働費、第6款農林水産業費、第11款災害復旧費、第1項農林水産業施設災害復旧費及び第3表債務負担行為補正追加であります。
本案について質疑の概要を申し上げます。
農村地域整備開発促進費に関して、認定農業者が農業機械を導入する場合の経費に対する補助である認定農業者経営改善支援事業補助金を利用している件数はとの質疑に対し、新居浜市内の認定農業者34経営体のうち、この補助金を利用している認定農業者は2経営体であるとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第85号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第89号、平成26年度新居浜市工業用地造成事業特別会計補正予算(第3号)について御報告申し上げます。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、この補正予算で土地の購入費と補償費を計上している観音原町の北側半分の内陸型工業用地の造成完了予定はとの質疑に対し、県道郷桧の端線の工事状況にもよるが、平成27年度当初予算で造成工事費を計上し、その年度中に造成工事を完了する予定である。企業用地としての分譲は、早ければ平成27年度末から行いたいとの答弁がありました。
次に、残り南側半分の土地の計画はとの質疑に対し、所有者の住友林業株式会社による売却予定土地の代替地の確保状況にもよるが、早ければ平成28年か平成29年に土地を購入予定であり、現段階では確定はしていないとの答弁がありました。
質疑終了後、本案に関し討論に付したところ、工業用地が完成すると、新しい企業が進出し、雇用も生まれるので、早期の完成を目指してもらうことを要望して賛成とするとの意見が述べられました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第89号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で市民経済委員会の報告を終わります。
○議長(加藤喜三男) 次に、伊藤環境建設委員長。
○13番(伊藤謙司)(登壇) ただいまから環境建設委員会の報告をいたします。
本委員会は12月15日に委員会を開催いたしました。本委員会に付託されました議案第71号、議案第77号及び議案第83号ないし議案第86号の6件にきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
まず、議案第71号、和解について御報告申し上げます。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、新居浜市清掃センターへ一般廃棄物が不正に搬入された事件の原因をどう捉えているか、また経営者の陳述はとの質疑に対し、原因として、有限会社高橋産業からは、従業員が家庭の事情で夕方の作業を早く終わらせたかったため、翌日の委託収集車両に事業系のごみを積み込んだと説明があったが、従業員に対する監督、帳簿の管理などは、会社に責任があると判断して、会社に対する処分を行った。また、経営者の陳述は、社長が入院中のため話が聞けていないが、専務から聞き取りをした結果、従業員だけの責任にするつもりはなく、会社に監督責任があり、帳簿もきちんと確認しておくべきだったので市の方針に従うとのことであったとの答弁がありました。
次に、新居浜市と高橋産業とが契約を締結している委託業務はほかにもあるのかとの質疑に対し、環境部においては、今回解除した可燃ごみの収集以外に瓶、缶、有害ごみの収集、プラスチック製容器包装の収集、大型ごみの収集、真光寺墓地の維持管理があり、教育委員会においては、公共施設のごみ収集があるとの答弁がありました。
次に、可燃ごみの収集以外の契約について、高橋産業に対するペナルティーは考えていないのかとの質疑に対し、ほかの契約については契約規則に抵触しておらず、契約期間においては、その業務を行っていただく。その他としては、指名停止4カ月、許可業の業務停止2カ月の処分を会社に対して行ったとの答弁がありました。
次に、高橋産業は、4カ月の指名停止となっているが、来年度の委託業務は指名することができるということかとの質疑に対し、指名停止は、平成27年2月末までである。来年度の契約の更新は、2月に手続をするので、今回の指名停止により来年度の契約分の指名はないと考えているとの答弁がありました。
次に、不正に混入された量についてデータがないのでわからないということなのに、992トンとして認定したということはどういうことかとの質疑に対し、不正がなくなった平成26年8月、9月に高橋産業が収集したごみの比率は全体の8.7%だった。過去に8.7%より多い量が搬入されていたので、8.7%を超える部分を不正があった量として推定した。また、収集地区の見直しを行った平成21年10月までは8.7%との比較ができるので、さかのぼって認定し、高橋産業も認めたとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第71号については、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第77号、新居浜市市営住宅条例及び新居浜市市営活性化推進住宅条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、市営住宅の家賃等が私債権に変更されることによる変更点はとの質疑に対し、時効の年限は同じだが、私債権になると時効の援用をしないと時効が成立しなくなることや延滞金という表現が遅延損害金という表現になるという点が主な変更点であるとの答弁がありました。
次に、既に発生している家賃の未収金について、不納欠損の処理は済ませたのかとの質疑に対し、平成25年度に済ませたとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第77号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第83号、新居浜市駐車場条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、審査いたしました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第83号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第84号、新居浜市公営自転車等駐車場条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
本案について質疑の概要を申し上げます。
駅前32街区の仮設駐輪場に置かれている自転車について対応策を考えているかとの質疑に対し、平成26年10月末から自転車の撤去依頼と調査をあわせて行っており、実際に利用している自転車の台数は百数十台と考えている。その受け皿として、駅前駐輪場の増設、南口広場駐輪場での対応を考えているとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第84号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第85号について御報告申し上げます。
議案第85号、平成26年度新居浜市一般会計補正予算(第5号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳出、第4款衛生費、第8款土木費及び第11款災害復旧費、第2項公共土木施設災害復旧費であります。
本案について質疑の概要を申し上げます。
港湾施設災害復旧費に関して、海岸に漂着した漂流ごみの撤去は、漁業組合に委託しているのかとの質疑に対し、本港、東港、黒島地区付近の土木業者等に委託しているとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第85号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第86号、平成26年度新居浜市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)について御報告申し上げます。
本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、審査いたしました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第86号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で環境建設委員会の報告を終わります。
○議長(加藤喜三男) これより質疑に入ります。
ただいまの各常任委員長の報告に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(加藤喜三男) 質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。髙須賀順子議員。
○17番(髙須賀順子)(登壇) 議案第71号、清掃センターへ一般廃棄物が不正に搬入された事件について反対の立場で討論します。
新居浜市の報告によると、受託している事業所から排出された事業系生ごみ等を許可を受けていない倉庫で一時保管した後、可燃ごみを収集委託車両へ積み込み、家庭ごみに混入して有料で搬入すべき事業系ごみを無料で清掃センターへ搬入していたことが判明した。過去の収集データについても、法律で義務づけられている帳簿内容は、極めてずさんであり、いつからどのくらいの量が行われていたかは、同社の資料からは把握できない状況であった。新居浜市が過去の搬入データから解析した各種資料を作成し、説明を求めたところ、市が積算したごみ量992トン余を平成21年10月から平成26年7月まで家庭ごみへの混入を行い、手数料を不正に免れていたことを認めたものである。この事件は、まさに詐欺行為に当たると考えます。事業系生ごみ等を許可を受けていない倉庫で一時保管した後、家庭ごみに混入して、無料で清掃センターへ搬入したというが、会社ぐるみでやっていたのか、誰の指示で行われていたのか、責任が問われます。きちんと原因と対策をとる必要からも、司法の判断を仰ぐべきと考えます。
以上の立場から、議案第71号に反対します。
○議長(加藤喜三男) 岡崎溥議員。
○16番(岡崎溥)(登壇) 日本共産党の岡崎溥です。
まず最初に、ちょっとおわびしなければいけないんですが、この議案第93号です。新居浜市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定についてという、この議案につきまして、私の所属している企画総務委員会に付託されました。提案されたときに認識が十分でなかったので、質疑もさせていただいたんですが、そして理解が不十分で、現給保障とかそれから給与が若干プラスされたとか、退職手当につきましても、計算方法がプラスの方向だというふうに受け取ったもんですから、重要な間違いを犯したということです。そして、議案第93号も議案第94号も賛成してしまったということで、この場をおかりしましておわびをいたしまして訂正したいというふうに思います。反対の立場です。
さて、この議案の提案理由は、一般職の職員等について、人事院勧告に伴う一般職の国家公務員等の給与改定に準じて給料等の改定及び給与制度の総合的見直し等を行うため本案を提出するということになっています。いわゆる人事院の勧告に基づいたということでございます。この人事院の勧告は、8月に国家公務員の賃金につきまして、官民格差、月1,090円、0.27%に基づいて月例給平均0.3%、一時金0.15カ月の引き上げ勧告を行ったわけであります。それに基づいたものだということでございます。人事院の勧告に、この給料等の改定等も含まれているんですが、この見直しは、まず給料表の水準を平均して2%引き下げる、それで地域手当で地域民間賃金との均衡を図る、2つ目に、民間に比べ賃金水準が高いとされる50歳代の後半層が多く在職する号俸では、最大4%程度の引き下げを行うと。それによって、賃金カーブを引き下げるんだということでございました。これが主な内容となって、新居浜市はそれに倣ったということでございます。退職手当は、賃金のもちろん後払いでございまして、重要な労働条件でございます。今回の賃下げによって、結果として、職員の多くの方が退職手当の支給水準までが引き下げられるということになります。2%の賃金カットということなんですが、3年間は現給保障するよと。今年度だけちょっと引き上げるよということなんで、私引き上げるほうにちょっと重きを置いとったというか、そういう認識をしとったもんで、ちょっと間違いを犯しました。全国知事会も、官民を通じて、地域間格差が拡大することになりかねない、こういう懸念を表明しておられます。地方公務員の賃金水準の引き下げは、地方の民間賃金に重大な影響を及ぼします。地域経済を冷え込ませて、地方創生という自民党の政策とも相入れないものになると。それはまた困難な中で、公務や公共サービスを担う多くの地方公務員の意欲をそぎまして、自治体職場のあすを、特にとりわけ青年職員の将来設計を狂わせる、人材の確保、育成の障害となるものとなるというふうに思います。具体的には、答弁されてましたが、新居浜市では、月額1,000円程度、平均的にはプラス0.28%が今年度是正されると。新賃金体系のもとでは、国家公務員に倣ってマイナス2%と。3年間は現給保障しますよと。これは、賃金が下がるもんですから、退職手当の計算にがばっと影響してきます。退職手当にも大きく影響して、現在410万円の削減がやられておりますけれども、この上に若干改善される方もいらっしゃるということなんですが、それはごく一部でして、多くの方が100万円近くの減額となるということになるわけであります。ですので、今退職手当のカットが強行されておりますけれども、これに追い打ちをかけるものということになるわけであります。ですので、私どもは、こういうふうに働く者の賃金が削られ、退職手当が削られということで、トリプルダウンで経済がよくなると、好循環になるというふうにいろいろ言ってますけれども、15カ月連続で実質賃金が下がってきているということとあわせて、公務員さんもこういうふうにカットが続いているということで、ますます深刻な経済実態となるというふうに思いますので、反対いたします。どうもありがとうございました。
○議長(加藤喜三男) 以上で通告による討論は終わりました。
これにて討論を終結いたします。
これより採決いたします。
採決は分離して行います。
議題のうち、まず議案第71号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告とおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(加藤喜三男) 起立多数であります。よって、議案第71号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第93号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(加藤喜三男) 起立多数であります。よって、議案第93号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第72号ないし議案第74号、議案第77号ないし議案第92号及び議案第94号ないし議案第101号の27件を一括採決いたします。
以上の27件に対する委員長の報告はいずれも可決であります。以上の27件はいずれも委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
○議長(加藤喜三男) この際、暫時休憩いたします。
午前10時44分休憩
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午前10時59分再開
○議長(加藤喜三男) 休憩前に引き続き会議を開きます。
御異議がありますので、採決は分離して行います。
議案のうち、まず議案第94号を採決いたします。
本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(加藤喜三男) 起立多数であります。よって、議案第94号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第72号ないし議案第74号、議案第77号ないし議案第92号及び議案第95号ないし議案第101号の26件を一括採決いたします。
以上の26件はいずれも委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(加藤喜三男) 御異議なしと認めます。よって、議案第72号ないし議案第74号、議案第77号ないし議案第92号及び議案第95号ないし議案第101号の26件はいずれも原案のとおり可決されました。
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日程第3 報告第35号
○議長(加藤喜三男) 次に、日程第3、報告第35号を議題といたします。
説明を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) ただいま上程されました報告第35号につきまして御説明を申し上げます。
報告第35号、専決処分の報告につきましては、損害賠償の額の決定についてでございまして、平成26年11月16日、大島港において、小型自動車が新居浜市営渡海船に乗船しようとした際、船尾ランプドアと甲板との接合部に接触し車両を損傷した事故に係る損害賠償の額を14万5,128円と決定し、平成26年12月3日専決処分をいたしましたので、報告するものでございます。
なお、詳細につきましては、担当部長から補足説明いたします。御審議よろしくお願いします。
○議長(加藤喜三男) 補足説明を求めます。寺村経済部長。
○経済部長(寺村伸治)(登壇) 報告第35号、専決処分の報告につきまして補足を申し上げます。
議案書の1ページ、2ページをお目通しください。
本件は損害賠償の額の決定についてでございまして、平成26年11月16日午後2時5分ごろ、大島港において、小型自動車が新居浜市営渡海船くろしまに乗船しようとした際、船尾ランプドアと甲板との接合部に接触し、車両を損傷した事故に係る損害賠償の額を決定し、平成26年12月3日専決処分をいたしましたので、報告するものでございます。
事故の原因につきましては、通常、車両を乗船誘導する際、陸上作業員が下車の呼びかけ、乗船券の確認、もぎりを行った後、ランプドア前で船内作業員が1台ずつ誘導を行っておりますが、事故時は下車の呼びかけ及び車両誘導が不十分であったため、ランプドアと甲板との接合部と車両底部のマフラー部分が接触し、車両を損傷いたしたものと考えております。
損害賠償の額につきましては、当事者との協議及び一般社団法人日本旅客船協会の査定によりまして、車両の修理等に要する経費14万5,128円と決定いたしたものでございます。
なお、損害賠償の額につきましては、全額一般社団法人日本旅客船協会から支払われる予定となっております。
今後は、車両の種類、乗車人員等により接触の危険性があるものと常に考え、陸上作業員と船内作業員の連絡を密にし、乗船時の下車の呼びかけ及び車両誘導の際に再度確認、最徐行の誘導を行うことにより、事故を未然に防ぐよう努めてまいります。
以上で補足を終わります。
○議長(加藤喜三男) これより質疑に入ります。
報告第35号に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(加藤喜三男) 質疑なしと認めます。
ここで当初申し上げましたとおり、議員全員協議会を開きますので、この際、暫時休憩いたします。
午前11時05分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
午前11時45分再開
○議長(加藤喜三男) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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日程第4 請願第10号、請願第11号
○議長(加藤喜三男) 次に、日程第4、請願第10号及び請願第11号の2件を一括議題といたします。
以上の2件に関し、企画総務委員長の報告を求めます。大石企画総務委員長。
○10番(大石豪)(登壇) ただいまから企画総務委員会の報告をいたします。
本委員会に付託されました請願第10号及び請願第11号の2件につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
まず、請願第10号、自治体非正規雇用・公務公共関係労働者の雇用・待遇の抜本改善を求める意見書の提出方についてでありますが、本請願の趣旨は、住民の福祉増進を図るため、地方自治体の正規職員を確保するとともに、官製ワーキングプア解消のための関係法令の見直しや整備を進める等、自治体非正規職員及び公務公共関係労働者の雇用、待遇の抜本改善を求めるよう、関係行政庁に対し意見書の提出方を請願されているものであります。
本件に関し討論に付したところ、以前は1割から2割程度であった非正規職員が、今では4割近くになっているという大変な状況に対し、正規化することとあわせて、非正規職員の待遇改善を行うよう、自治体がまず先導的な役割を果たす必要があると考えるため、ぜひ採択していただきたい。市の臨時、または非常勤職員の労働条件は、市内の一般的労働条件と比べて遜色はなく、また正規職員の増加を求めるとのことだが、現在では職員数の合理化を求める市民の声があり、理事者もみずから努力している等の理由から不採択とすべきである等の意見が述べられました。
以上の経過を経て採決の結果、請願第10号については、賛成少数をもって、お手元に配付の請願・陳情審査報告書のとおり、不採択とすべきものと決しました。
次に、請願第11号、住民の安全・安心を支える国の公務・公共サービス体制の充実を求める意見書の提出方についてでありますが、本請願の趣旨は、大規模災害が多発する中、公務、公共サービスの充実のため、道州制の導入及び公務員の削減を狙う新たな定員合理化計画に反対するよう、関係行政庁に対し意見書の提出方を請願されているものであります。
本件に関し討論に付したところ、日本の人口に対する公務員の数は特に少なく、賃金も最低クラスなので、購買力の増加による経済の循環等、総合的に考えて人員削減には反対すべきだと思うので、ぜひ採択していただきたい。大規模災害に対する初動態勢の問題が明らかに公務員削減や構造改革に起因しているとは考えられないこと、また道州制の導入が国の責任を放棄するものと断定することは、今の時点ではできないことなどから不採択としたい等の意見が述べられました。
以上の経過を経て採決の結果、請願第11号については、賛成少数をもって、お手元に配付の請願・陳情審査報告書のとおり、不採択とすべきものと決しました。
以上で企画総務委員会の報告を終わります。
○議長(加藤喜三男) これより質疑に入ります。
ただいまの企画総務委員長の報告に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(加藤喜三男) 質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、発言を許します。岡崎溥議員。
○16番(岡崎溥)(登壇) 日本共産党の岡崎溥です。
請願第10号、自治体非正規雇用・公務公共関係労働者の雇用・待遇の抜本改善を求める意見書の提出方について、それから請願第11号、住民の安全・安心を支える国の公務・公共サービス体制の充実を求める意見書の提出方について、この2件について両方とも賛成の立場から討論させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
まず、請願第10号です。自治体非正規雇用の労働者の関係です。
総務省が、7月4日に公務員部長名で臨時、非常勤職員及び任期つき職員の任用等について、これを地方自治体や人事委員会等に通知しました。その内容は触れませんけれども、一定の前進面が見られるところでございました。労働基準法など、最低労働基準すら守られていない非正規雇用職員の待遇改善の取り組みなどがやられてまいりました。また、任用形式でなく、勤務実態に照らした手当支給を求める取り組みだとか、それから雇いどめ、雇用中断による雇用不安と住民サービスへの悪影響を是正させることなどがいろいろ各界から指摘されてきたところでございます。今、どこの地方自治体も、正規職員の削減が国から求められてきた中で、住民サービスの維持、拡充のために、多くの臨時、非常勤の職員が、これまで正規職員が担ってきた業務に携わっております。ここでもそうですが、地方自治体の本庁や保育所、学校、給食、公営企業などで非正規雇用職員として働いておられます。こうした人々が住民サービスの維持向上、住民の安全、安心を支えていることは言うまでもございません。全国的には、全職員の3割以上を占めているそうであります。新居浜では約630名、正規職員は892名ですから40%を超えるという実態です。公務サービスの総合性、専門性、継続性を維持していくためには、こうした非正規職員の安定した雇用、任用、均等待遇、必要な正規職員の確保、これが求められていることは間違いありません。また、正規職員と同様の仕事に携わっているにもかかわらず、低賃金、不安定雇用そのもので、さらに民間委託の拡大が低コスト競争を生み出して、賃金低下と不安定雇用による官製ワーキングプア、ワーキングプアというのは、大体年収200万円以下の労働者を言うそうでございますが、ワーキングプアをつくり出しております。行政から委託などで仕事を受注している民間労働者の雇用不安、ダンピングによる賃金、労働条件の悪化が、官製ワーキングプアとして大きな社会問題となっているところでございます。公共サービスは、実施形態が委託であるか、直営であるかを問わず、公務員が直接サービスを提供していない場合でも、その実施に当たっての最終的な責任はその公共サービスを実施している側にあります。ですので、このワーキングプアの解消のために、また極めて劣悪な賃金、労働条件にある臨時、非常勤職員の賃金改善、それから雇用確保などを求めておりますが、そういう立場からぜひ御採択いただきますようによろしくお願いいたします。
次に、請願第11号です。これは、国家公務員労働組合のほうから出ている請願でございます。
政府は、7月25日、国家公務員の総人件費に関する基本方針及び国の行政機関の機構、定員管理に関する方針を閣議決定しました。それが具体化されてきたわけでございます。具体的には、給与及び退職給付について、地域の民間賃金や60歳を超える高齢層の従業員の給与の実態を踏まえつつ、能力や実績の給与への一層の反映や給与カーブの見直しなどなど、5年ごとに退職手当支給水準の見直しを行うことを通じてこの人事院が給与制度の総合的見直しの具体化を進めておりますけれども、定員管理につきましては、5年ごとに基準年度を設定し、政府、それから各省全体で対基準年度末定員比で毎年2%、5年間で10%以上合理化する、これは定員削減をやるということです。各府や省の5年ごとの合理化目標値は、内閣人事局が通知するというふうにしておるようですが、永続的に定員合理化計画を策定するということのようです。10%以上、これから5年間ですね、とりあえず5年間で削減するという提案なんですけれども、これは現在の定員管理の根本的な問題こそ見直すべきだというふうに思います。総定員法が施行された1969年当時、約90万人おられた行政職員、これが45年経過した今日では3分の1以下に減少しているという実態です。国家公務員の労働者、地方公務員もあわせてOECD33カ国中、最低の人数、それから賃金も後ろから韓国が最低で、その次に日本が来てました。そういう状況でございますので、この定員の削減がますます深刻な状況を招くということで、どうしてもこれ採択していただきたいと思うんですが、具体例を一、二、挙げます。
1つは、今雇用が不安定雇用中心で、正規雇用はどんどん減っておるみたいですが、不安定雇用中心ですので、いざ不況が来ると大量の失業者が出ます。これはもう間違いないと思うんです。その失業者に対して、次の職業を案内する、これが公共職業安定所ですが、ここでちょっと御紹介しますと、そのハローワーク自身の数が少ない、それからもう一つは、職員1人当たりの失業者数、これはイギリスでは23人、ドイツでは37人、フランスでは46人、日本は何と282人を担当しなければならない、6倍以上の極めて大きな差がございます。これだけ大変なんだと。失業者に対応しなけりゃならない。特に、日本はこれは不安定雇用が中心ですので、不況が来るとたまらんという状況になると思います。
それから、もう一つ、いわゆるブラック企業が今大きな問題になってますけれども、労働基準監督官、これは1人当たり1,600件以上を担当することになると。企業数、事業場数から計算しますと。これも他国と比べてとんでもない負担だということもこれグラフで出しているんですが、また関心のある方は御紹介しますので来てください。
結論に入りますが、こういう定員の縛りがこれからさらに続くことになりますと、公務員制度や職員の処遇に大変深刻な影響を与えてくるということになります。柔軟な人員配置が可能な定員の仕組みに改めるべきだと思います。それで、行政需要に見合った定員の大幅増員による体制確保を求めるものでございます。ひとつこの請願第11号、ぜひ御採択いただきますように、住民サービスを向上させるためにひとつよろしくお願いいたします。
以上で終わります。
○議長(加藤喜三男) 以上で通告による討論は終わりました。
これにて討論を終結いたします。
これより採決いたします。
採決は分離して行います。
議題のうち、まず請願第10号を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は不採択であります。請願第10号は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(加藤喜三男) 起立多数であります。よって、請願第10号は不採択と決しました。
次に、請願第11号を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は不採択であります。請願第11号は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(加藤喜三男) 起立多数であります。よって、請願第11号は不採択と決しました。
この際、暫時休憩いたします。
午後 0時04分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――