ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

平成24年第5回新居浜市議会臨時会会議録 第1号

現在地 トップページ > 組織でさがす > 議会事務局 > 議会事務局 > 平成24年第5回新居浜市議会臨時会会議録 第1号

本文

ページID:0000968 更新日:2014年12月1日更新 印刷用ページを表示する
<外部リンク>

目次
議事日程 
本日の会議に付した事件 
出席議員 
欠席議員 
説明のため出席した者 
議会事務局職員出席者 
開会(午前10時00分) 
市長議会招集のあいさつ 
日程第1 会議録署名議員の指名 
日程第2 会期の決定 
 表決
休憩(午前10時02分) 
再開(午前10時03分) 
日程第3 議案第66号
 佐々木市長の説明 
 田中企画部長の説明 
 委員会付託 
休憩(午前10時06分)
再開(午前11時50分) 
 永易企画総務委員長報告 
休憩(午前11時53分) 
再開(午前11時54分)
 表決 
休憩(午前11時54分) 
再開(午前11時55分) 
日程第4 議案第67号、議案第68号
 佐々木市長の説明 
 田中企画部長の説明 
 委員会付託 
休憩(午前11時59分) 
再開(午後 4時10分) 
 永易企画総務委員長報告 
休憩(午後 4時17分) 
再開(午後 4時20分) 
 岡崎溥議員の討論 
 山本健十郎議員の討論 
 表決 
市長あいさつ
閉会(午後 4時39分)


本文
平成24年8月3日 (金曜日)
  議事日程 第1号
第1 会議録署名議員の指名
第2 会期の決定
第3 議案第66号 財産の取得について
           (企画総務委員会付託)
第4 議案第67号 新居浜市長及び副市長の給料の特例に関する条例の制定について
           (同上)
   議案第68号 平成24年度新居浜市一般会計補正予算(第2号)
           (同上)
――――――――――――――――――――――
  本日の会議に付した事件
議事日程のとおり
――――――――――――――――――――――
   出席議員(26名)       
 1番    川崎 利生
 2番    高塚 広義
 3番    三浦 康司
 4番    篠原 茂
 5番    水田 史朗
 6番    太田 嘉一
 7番    岩本 和強
 8番    藤原 雅彦
 9番    佐々木 文義
 10番   大石 豪
 11番   大條 雅久
 12番   永易 英寿
 13番   伊藤 謙司
 14番   藤田 豊治
 15番   高橋 一郎
 16番   岡崎 溥
 17番   高須賀 順子
 18番   伊藤 初美
 19番   真木 増次郎
 20番   藤田 幸正
 21番   伊藤 優子
 22番   仙波 憲一
 23番   白籏 愛 一
 24番   近藤 司
 25番   加藤 喜三男
 26番   山本 健十郎
――――――――――――――――――――――
  欠席議員
   なし
――――――――――――――――――――――
  説明のため出席した者
 市長                           佐々木 龍
 副市長                        石川 勝行
 企画部長                    田中 洋次
 総務部長                    近藤 清孝
 福祉部長                    神野 洋行
 市民部長                    工藤 順
 環境部長                      曽我 忠
 経済部長                    本田 龍朗
 建設部長                    源代 俊夫
 消防長                        村上 秀
 水道局長                       橋本 桂一
 教育長                        阿部 義澄
 教育委員会事務局長    寺田 政則
 監査委員                    加藤 哲
 ――――――――――――――――――――――
  議会事務局職員出席者
 事務局長                       岡  正士
 議事課長                      粂野 誠二
 議事課副課長               飯尾 誠二
 議事課副課長               上野 壮行
 議事課議事係長            徳永 易丈
 議事課調査係長            鈴木 今日子
 議事課主任                   大田 理恵子
 議事課主任                   中島 康治
―――――――――― ◇ ――――――――――
  午前10時00分開会       
○議長(藤田幸正) ただいまから平成24年第5回新居浜市議会臨時会を開会いたします。
 これより本日の会議を開きます。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  市長議会招集のあいさつ
○議長(藤田幸正) 市長から今議会招集のあいさつがあります。佐々木市長。
○市長(佐々木龍)(登壇) おはようございます。
 開会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
 本日、平成24年第5回市議会臨時会を招集いたしましたところ、議員の皆様方には早速御出席をいただきまして、まことにありがとうございます。
 本日提案をいたします案件は、総合文化施設建設事業用地の取得のための財産の取得について、新居浜市長及び副市長の給料の特例に関する条例の制定及び平成24年度新居浜市一般会計補正予算についてでございます。議員の皆様方には、十分御審議を賜りますようお願い申し上げまして、開会のごあいさつといたします。よろしくお願いいたします。
○議長(藤田幸正) これより日程に入ります。
 本日の議事日程につきましては、お手元に配付の議事日程第1号のとおりであります。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(藤田幸正) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において伊藤謙司議員及び高橋一郎議員を指名いたします。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第2 会期の決定
○議長(藤田幸正) 次に、日程第2、会期の決定を議題といたします。
 お諮りいたします。今期臨時会の会期は、本日1日限りといたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田幸正) 御異議なしと認めます。よって、会期は本日1日限りと決定いたしました。
 この際、暫時休憩いたします。
  午前10時02分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
  午前10時03分再開
○議長(藤田幸正) 休憩前に引き続き会議を開きます。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第3 議案第66号
○議長(藤田幸正) 次に、日程第3、議案第66号を議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。佐々木市長。
○市長(佐々木龍)(登壇) ただいま上程されました議案第66号につきまして提案理由の説明を申し上げます。
 議案第66号、財産の取得につきましては、総合文化施設建設事業用地として、新居浜市坂井町二丁目1397番ほか2筆の宅地1万1,571.86平方メートルを16億9,540万3,480円で新居浜市土地開発公社から取得するため、本案を提出いたしました。
 なお、詳細につきましては、担当部長から補足説明をいたします。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(藤田幸正) 補足説明を求めます。田中企画部長。
○企画部長(田中洋次)(登壇) 議案第66号、財産の取得につきまして補足を申し上げます。
 議案書の1ページから3ページまでをお目通しください。
 まず、取得用地の位置でございますが、議案書の3ページにお示ししている場所で、坂井町二丁目1397番ほか2筆でございます。今回、取得いたします用地につきましては、新居浜駅前土地区画整理事業用地として、新居浜市土地開発公社が先行取得しておりました坂井町二丁目甲3515番4ほか14筆の田、畑、宅地1万2,567.68平方メートル、先行取得価格17億1,013万100円の土地でありましたものを、換地処分後の土地、坂井町二丁目1397番ほか2筆の宅地1万1,571.86平方メートルにて取得するものでございます。
 なお、取得価格につきましては、換地処分前後の土地の価格に過不足が生じたことにより、差し引き交付清算金1,472万6,620円が新居浜市土地開発公社に交付されますため、先行取得価格から当該差し引き交付清算金額を減じた16億9,540万3,480円といたしております。
 以上で補足を終わります。
○議長(藤田幸正) これより質疑に入ります。
 議案第66号に対して質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田幸正) 質疑なしと認めます。
 議案第66号は、議事日程に記載のとおり、企画総務委員会に付託いたします。
 この際、暫時休憩いたします。
  午前10時06分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
  午前11時50分再開
○議長(藤田幸正) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 議案第66号に関し、企画総務委員長の報告を求めます。永易企画総務委員長。
○12番(永易英寿)(登壇) ただいまから企画総務委員会の報告をいたします。
 本委員会に付託されました議案第66号、財産の取得について、先ほど委員会を開催いたしました。委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
 議案第66号は、総合文化施設建設事業用地を取得しようとするものであります。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 まず、土地の買い戻しの費用は、当初17億1,013万100円という話であったが、土地の面積に変更がないにもかかわらず、なぜ16億9,540万3,480円となったのかとの質疑に対し、換地処分の決定日の平成24年7月21日に所有している地権者から土地開発公社に清算金1,472万6,620円が支払われることとなり、その清算金を減じた16億9,540万3,480円が取得価格となったとの答弁がありました。
 次に、用地取得費の財源内訳はとの質疑に対し、平成24年度当初予算で措置したもので、財源内訳としては、社会資本整備総合交付金3億4,716万円、合併特例債4億9,470万円、一般財源1,131万3,000円、文化振興基金8億4,223万1,000円であるとの答弁がありました。
 次に、先行取得時と今回取得の平米当たりの単価は幾らかとの質疑に対し、平成6年から平成10年までの先行取得時の平米当たりの単価は約12万円であり、今回取得の平米当たりの単価は約14万円であるとの答弁がありました。
 次に、先行取得をした際の財源はとの質疑に対し、土地開発公社が民間金融機関からの借り入れを行ったが、利子の軽減ということから、平成14年度より銀行から文化振興基金に借りかえを行ったとの答弁がありました。
 次に、金利負担は幾らかとの質疑に対し、利子は約2億6,000万円であったとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第66号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上で企画総務委員会の報告を終わります。
○議長(藤田幸正) これより質疑に入ります。
 ただいまの企画総務委員長の報告に対して質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田幸正) 質疑なしと認めます。
 この際、暫時休憩いたします。
  午前11時53分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
  午前11時54分再開
○議長(藤田幸正) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 これより討論に入ります。
 討論の通告はありません。よって、討論なしと認めます。
 これより議案第66号を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田幸正) 御異議なしと認めます。よって、議案第66号は原案のとおり可決されました。
 この際、暫時休憩いたします。
  午前11時54分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
  午前11時55分再開
○議長(藤田幸正) 休憩前に引き続き会議を開きます。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第4 議案第67号、議案第68号
○議長(藤田幸正) 次に、日程第4、議案第67号及び議案第68号の2件を一括議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。佐々木市長。
○市長(佐々木龍)(登壇) ただいま上程されました議案第67号及び議案第68号につきまして提案理由の説明を申し上げます。
 まず、議案第67号、新居浜市長及び副市長の給料の特例に関する条例の制定につきましては、有限会社悠楽技による廃棄物の不法投棄事件を重く受けとめ、行政責任を明確にし、市長及び副市長の減給処分を行うため、本案を提出いたしました。
 条例の内容についてでございますが、市長及び副市長につきまして、平成24年9月の1カ月間、給料月額の100分の10に相当する額を減額し、給料を支給するものでございます。
 次に、議案第68号、平成24年度新居浜市一般会計補正予算(第2号)につきましては、総合文化施設建設事業(建設工事)に係る継続費の年割額を変更するものでございます。
 なお、議案第68号の詳細につきましては、担当部長から補足説明をいたします。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(藤田幸正) 補足説明を求めます。田中企画部長。
○企画部長(田中洋次)(登壇) 議案第68号、平成24年度新居浜市一般会計補正予算(第2号)につきまして補足を申し上げます。
 補正予算書の1ページをお開きください。
 今回の補正予算は、継続費の年割額を変更するものでございます。
 2ページをお開きください。
 第1表継続費補正についてでございます。
 総合文化施設建設事業(建設工事)につきまして、展示工事等を追加するものでございまして、平成25年度の年割額に6億3,900万円を追加し、35億5,000万円に変更するものでございます。
 以上で補足を終わります。
○議長(藤田幸正) これより質疑に入ります。
 議案第67号及び議案第68号の2件に対して質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田幸正) 質疑なしと認めます。
 議案第67号及び議案第68号の2件は、いずれも議事日程に記載のとおり、企画総務委員会に付託いたします。
 この際、暫時休憩いたします。
  午前11時59分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
  午後 4時10分再開
○議長(藤田幸正) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 議案第67号及び議案第68号の2件に関し、企画総務委員長の報告を求めます。永易企画総務委員長。
○12番(永易英寿)(登壇) ただいまから企画総務委員会の報告をいたします。
 本委員会に付託されました議案第67号及び議案第68号の2件につきまして、先ほど委員会を開催いたしました。委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
 まず、議案第67号、新居浜市長及び副市長の給料の特例に関する条例の制定について御報告申し上げます。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 まず、有限会社悠楽技による廃棄物の不法投棄事件において、有限会社悠楽技の逮捕者は何人かとの質疑に対し、この事件においては4人が逮捕されたとの答弁がありました。
 次に、佐々木市長が就任してからの特別職の減給処分はとの質疑に対し、平成13年9月議会、平成16年3月議会、平成17年6月議会、平成21年5月臨時議会の4回であるとの答弁がありました。
 質疑終了後、本案に関し討論に付したところ、これまでも慣例で特別職の給料を減額した経緯があり、納得できないが、現状ではどうしようもないことであるので賛成するとの意見が述べられました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第67号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第68号、平成24年度新居浜市一般会計補正予算(第2号)について御報告申し上げます。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 まず、今回補正予算を計上しないと工事の発注をすることができないのかとの質疑に対し、平成24年度当初予算で基本的工事費として39億円を計上し、これに付随する特殊な展示工事等については詰めを行うため予算計上をおくらせていた。当初予算で計上しているもので一部先行して工事発注することは可能であるが、今回の補正予算に含まれている工事と当初予算の39億円に入っている工事には同じ業種があるので、一つとして契約し、合理的な発注をしたいと考えているとの答弁がありました。
 次に、総合文化施設建設事業の財源内訳はとの質疑に対し、建設工事の事業費は45億3,900万円で、その財源内訳は、社会資本整備総合交付金11億284万円、合併特例債24億4,450万円、一般財源1億3,389万1,000円、文化振興基金8億5,776万9,000円である。また、用地取得費は16億9,540万4,000円で、その財源内訳は、社会資本整備総合交付金3億4,716万円、合併特例債4億9,470万円、一般財源1,131万3,000円、文化振興基金8億4,223万1,000円であるとの答弁がありました。
 次に、社会資本整備総合交付金14億5,000万円を充当した後の残りは新居浜市が負担するのかとの質疑に対し、補助対象事業費の40%が社会資本整備総合交付金、補助対象事業費の残り60%のうち95%が合併特例債、5%が一般財源と文化振興基金である。補助対象外の事業費は、合併特例債や一般財源や文化振興基金で負担することになるとの答弁がありました。
 次に、文化振興基金の寄附金や一般財源などの内訳はとの質疑に対し、平成23年度末の文化振興基金の残高は18億3,139万7,014円であり、その内訳は、寄附金が1,295万3,427円、昭和59年度から積み立てをしているが、一般財源で予算措置したものが15億円、基金運用益が3億1,844万3,587円であるとの答弁がありました。
 次に、工事の発注時期と発注方法は決まっているのかとの質疑に対し、発注時期については、この予算が可決された後であり、仮契約となる。発注方法については、大型工事なので、本体、電気、空調、衛生と分離分割発注をしたい。業者は市外の大手も含め、大手と地元の共同企業体で実施したいとの答弁がありました。
 質疑終了後、本案に関し討論に付したところ、本年3月議会で建設費を56億円余りとする予算案が上程されたため、私ども自民クラブとしては、当初計画していた50億円で事業をするよう修正案を出した。設計業者がプレゼンテーションで50億円の事業費では難しいという話をされたとのことだが、当初市民の皆様にも説明していた50億円に何とか抑えて事業をしていただきたいことから、56億円に6億3,900万円をプラスして補正することについては反対であるとの意見が述べられました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第68号については、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上で企画総務委員会の報告を終わります。
○議長(藤田幸正) これより質疑に入ります。
 ただいまの企画総務委員長の報告に対して質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田幸正) 質疑なしと認めます。
 この際、暫時休憩いたします。
  午後 4時17分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
  午後 4時20分再開
○議長(藤田幸正) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、順次発言を許します。岡崎溥議員。
○16番(岡崎溥)(登壇) 日本共産党の岡崎溥です。
 ただいま議題になっております議案第68号、平成24年度新居浜市一般会計補正予算(第2号)について反対の立場で討論したいと思います。よろしくお願いいたします。
 現在の美術館は、既に言うまでもございません、老朽化が激しく、耐用年数が来ているということで、新たにつくる必要が生じているということも事実であります。そして、市民の要望も大変強いものがあります。その反映として、基金の積み立ても18億3,000万円となっておりますし、これは私の勝手な判断ですが、せんだっての住民投票条例直接請求の署名に対抗しまして、総合文化施設建設の実現を要望する署名も短期間に4万近く集まったと聞いております。
 さて、前年度末で駅前土地区画整理事業が終わりました。240億円の計画が最終的には273億円になったわけでございます。今度は駅周辺整備や総合文化施設と次々大型事業が続いているわけでございますが、大型事業の場合は予算が大きくふえてきたわけでございます。逆に、福祉、暮らしの問題では、大変厳しいものがございます。今市民の皆さんの置かれている実態は、増税に次ぐ増税、その上年金、医療、介護の問題など、さらに若者は派遣や臨時など不安定雇用が広がりまして、全労働者の賃金が下がっていく、そして民主党への政権交代を実現したわけでございますけれども、自公政権の時代よりももっと悪くなってきているというのが実態でございます。その上、最近では、与党民主党と自民党、公明党、3党が一緒になって子ども手当の廃止、労働者派遣法の骨抜き改正、最近では消費税の10%への増税、社会保障の一体改革の動きなどによりまして、出口の見えない閉塞感の漂う社会となってきているわけでございます。多くの市民の皆さんは、やりきれない気持ちになっていると思います。さらに、東日本大震災、原発事故など、国難とも言うべきこの時期、この御時世でこんな箱物をつくることが許されるのかという声も聞こえてきております。多くの市民の皆さんは、規模でも、金額でも、もう少し地味なものを求めているのではないでしょうか。今回の総合文化施設の建設の賛否を問う住民投票条例の制定を求める直接請求、この署名が1万近く集められたことは、そのことを反映したものと思うわけでございます。日本共産党は、大きく膨らんだ63億5,000万円の事業予算には、当初予算にも反対してきたところでございますが、今回もぜひ市民の、この皆さんの意向を反映したものにしていただくようお願いするものでございます。そして、市民の皆さんに理解され、受け入れられるものにするよう訴えまして、反対討論とさせていただきます。
 以上で終わります。ありがとうございました。
○議長(藤田幸正) 山本健十郎議員。
○26番(山本健十郎)(登壇) 自民クラブの山本健十郎でございます。
 議案第68号、平成24年度新居浜市一般会計補正予算(第2号)につきまして、自民クラブを代表して反対の立場で討論いたします。
 初めに、先般、総合文化施設建設に係る住民投票を推進された関係者の皆さんと事業の推進を願う新居浜文化協会の皆さんに心から敬意を表したいと思います。
 まず、今回の補正予算は、総合文化施設建設事業の建設工事費についてで、継続費の補正は6億3,900万円です。今回の補正により、建設工事の事業費は45億3,900万円となり、昨年度開催のまちづくり校区集会で市民に御説明された建設工事費は33億円でしたので、実に3分の1強増額された予算が計上されることになり、常識では考えられないことであります。私たちは、この問題について、議会の最大の責務であります執行機関のチェックを行いながら取り組んでまいりました。この総合文化施設は、ホテル併用のPFI方式による建設運営の取り組みから、ホテル併設や運営に地元が関与できない問題など、市民の大きな声の中で自然消滅したことなど、市長はお忘れになったのでしょうか。私たちは、本年3月議会で、この事業費を当初予定の50億円に減額する修正案を出しました。その理由は、本年のまちづくり校区集会で、市民に増額の理由や内容を丁寧に説明し、議会の中で議員にも十分理解できる説明をした上で、再度予算の審議がなされれば魂の入った総合文化施設になると考えたからであります。また、そのことができていれば、住民投票の直接請求などは出されなかったものと考えております。そして、市長は、議会の中で、住民の声を聞いてみるのも一つの方法ではないかと答弁したことから、マスコミの標的にされました。住民投票に市長みずから火をつけたとしか言いようがありません。また、7月26日、27日の臨時議会での総合文化施設の建設の賛否を問う住民投票条例に対する市長の意見書では、住民投票を推進している佐々木市長が、住民投票は実施する必要がないと判断しているとの考えを述べられたのは意外で、危機感を感じた市長の本音が出たようにも思います。本年度のまちづくり校区集会は、7月2日から8月10日までで、終盤に近づいていますが、市長は総合文化施設の説明の中で、当初予算で議会の承認を受けたような御発言をされていると思いますが、大変疑義を感じます。それは、この議案第68号が可決されなければ、建設工事本体の工事が発注できないからと私は思っております。
 そこで、先ほど委員長報告にありましたが、この補正予算を上げないと工事発注はできないのかという質疑の中で、一部先行して当初予算の39億円で先行発注ができるような答弁もあり、しかし一つとして契約し、合理的な発注をしたいとの報告がありました。そういうことで、非常に回りくどいことを言っておりますが、工事の一括発注をしなけりゃならんということを最後に言うておりますが、どなたが答弁したか私はわかりませんが、いずれにしても、そういう大事な6億3,900万円の予算は、臨時議会まで開いてやらなくてはならなかったということは間違いないことで、委員長報告がありましたのでここで御報告しておきたいと思います。そして、なぜこのような進め方をするのか、私は理解ができません。このような説明を市民にするのであれば、少なくとも今回の継続費の補正額6億3,900万円を当初予算になぜ、どうして計上しなかったのか不思議でなりません。また、総事業費63億5,000万円の内訳は、国費関連が合併特例債29億4,000万円、社会資本整備総合交付金14億5,000万円で69.1%、文化振興基金が18億円で28.4%、一般財源は1億6,000万円で2.5%になっております。一般財源はほとんど支出せずに事業ができるような説明をされていますし、我々議員も暗示にかけられたように、そうだと思いがちですが、文化振興基金の約18億円は、昭和59年度の一般会計からの2億円の基金繰り入れに始まり、平成23年度まで一般会計から繰り入れられ、現在18億3,139万7,014円であります。そのうち、寄附金は、昭和63年度から個人の寄附と新居浜文化協会美術館建設推進委員会からの1,200万円を含め、現在1,295万3,427円で、長年の一般会計からの繰り入れと文化協会などによる貴重な基金であり、すべて一般会計からの繰り入れ、浄財でできたもので、一般会計の持ち出したが少額であるというのはおかしいのではと思っております。私は、総合文化施設建設事業の取り組みにおいて、駅前土地区画整理事業の取り組みの反省がなぜ生かされなかったのかと考えております。この事業も当初の事業費は238億円から始まり、事業の変更などで23億円の増額があり、最終的には300億円に近い予算が計上されたように思います。その後いろいろな理由があると思いますが、なぜか273億円に減額されたと認識しておりますが、駅前の土地区画整理事業は、議会としても当時3回目の失敗は避けたいとの思いが私にもありましたし、議員全員にあったように思います。このことを考えますと、先ほど言いました当初予算で今回の補正を含めた予算の計上はできたものと私は考えています。
 さて、私たちは、二元代表制のもと、市民の負託を受けて取り組んでおりますが、この総合文化施設建設事業につきましては、やはりきちんと市民に説明をした後、進めるべきではないかと思っております。
 以上、考えを申し上げましたが、議案第68号についての反対討論といたします。
○議長(藤田幸正) 以上で通告による討論は終わりました。
 これにて討論を終結いたします。
 これより採決いたします。
 採決は分離して行います。
 議題のうち、まず議案第68号を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕
○議長(藤田幸正) 起立多数であります。よって、議案第68号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第67号を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田幸正) 御異議なしと認めます。よって、議案第67号は原案のとおり可決されました。
 以上で本日の日程は全部終了いたしました。よって、会議を閉じます。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  市長あいさつ
○議長(藤田幸正) 市長からあいさつがあります。佐々木市長。
○市長(佐々木龍)(登壇) 閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
 本日臨時市議会に付議いたしました案件につきまして、議員の皆様方には熱心に御審議をいただき、ただいま原案のとおり御議決を賜ることができました。今回、御議決いただきました総合文化施設建設事業につきましては、新居浜市にとりまして長年の重要案件であり、今回の予算の御議決によって大きな節目を迎えたものと思っております。この間、さまざまな皆様がこの計画に携わり、多くの皆様方に感謝を申し上げたいと思います。本年度未来への継承の年と申し上げましたとおり、先人に感謝をしながら、これまでの新居浜市の歩みや新居浜市にしかないすばらしさを未来へ継承していきたいと考えております。また、この過程で市民の皆様に対する説明責任あるいは市民参加や情報公開を進めていくことの大切さということを改めて感じております。また、これらにつきましては、これでいいという終わりはないと思いますので、今後とも新居浜市におきまして市民参加や参画、そして情報公開をより進めていただき、この施設建設に対する関心が高まる中でよりよきものにしていかなければならないという決意を改めていたしております。また、これにつきましては、議員の皆様方や多くの市民の皆様の参加、参画が必要不可欠でございますので、これからの文化施設のあり方につきましてもまた御意見を賜り、ともによりよきものにしていけるように御協力をお願い申し上げたいと思います。今後とも議員の皆様方には、市民福祉の増進と市政のさらなる発展になお一層の御尽力を賜りますよう心からお願いを申し上げまして、閉会に当たりましてのごあいさつとさせていただきます。大変ありがとうございました。
○議長(藤田幸正) これにて平成24年第5回新居浜市議会臨時会を閉会いたします。
  午後 4時39分閉会