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平成21年第4回新居浜市議会臨時会会議録 第1号

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目次

議事日程
本日の会議に付した事件
出席議員
欠席議員
説明のため出席した者
議会事務局職員出席者
開会(午前10時00分)
市長議会招集のあいさつ
日程第1 会議録署名議員の指名
日程第2 会期の決定
 表決
日程第3 議案第43号~議案第47号
 佐々木市長の説明
 堀田総務部長の説明
 岡崎溥議員の質疑(1)
 堀田総務部長の答弁
 岡崎溥議員の質疑(2)
 西本勉議員の質疑
 堀田総務部長の答弁
 委員会付託
休憩(午前10時26分)
再開(午前11時29分)
 伊藤企画総務委員長報告
 岡崎溥議員の討論
 表決
日程第4 特別委員の選任
 表決
市長あいさつ
閉会(午前11時45分)


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平成21年5月26日 (火曜日)

  議事日程 第1号         
第1 会議録署名議員の指名
第2 会期の決定
第3 議案第43号 新居浜市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
            (企画総務委員会付託)
 議案第44号 新居浜市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について
            ( 同     上 )
   議案第45号 新居浜市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について
            ( 同     上 )
   議案第46号 新居浜市教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部を改正する条例の制定について
            ( 同     上 )
   議案第47号 新居浜市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について
            ( 同     上 )
第4 特別委員の選任
――――――――――――――――――――――
  本日の会議に付した事件         
議事日程のとおり
――――――――――――――――――――――
  出席議員(28名)       
  1番   神 野 敬 二    2番   西 原   司
  3番   永 易 英 寿    4番   古 川 拓 哉
  5番   伊 藤 謙 司    6番   西 本   勉
  7番   高須賀 順 子    8番   岩 本 和 強
  9番   大 石   豪    10番   大 條 雅 久
 11番   藤 原 雅 彦    12番   真 鍋   光
 13番   藤 田 豊 治     14番   高 橋 一 郎
 15番   藤 田 幸 正     16番   伊 藤 優 子
 17番   藤 田 統 惟     18番   岡 崎   溥
 19番   伊 藤 初 美     20番   石 川 尚 志
 21番   村 上 悦 夫     22番   佐々木 文 義
 23番   真 木 増次郎    24番   仙 波 憲 一
 25番   白 籏 愛 一     26番   近 藤   司
 27番   加 藤 喜三男    28番   山 本 健十郎
――――――――――――――――――――――
  欠席議員
な   し
――――――――――――――――――――――
  説明のため出席した者
 市長            佐々木   龍
 副市長           石 川 勝 行
 企画部長         高 橋 俊 夫
 総務部長         堀 田 高 正
 福祉部長         近 藤 清 孝
 市民部長         前 垣 芳 郎
 環境部長         加 藤   哲
 経済部長         佐々木 一 英
 建設部長         源 代 俊 夫
 消防長           河 野   勉
 水道局長         近 藤 日左臣
 教育長           阿 部 義 澄
 教育委員会事務局長  高 橋 康 文
 監査委員          神 野 哲 男
――――――――――――――――――――――
  議会事務局職員出席者
 事務局長         藤 田 恭 一
 議事課長         鴻 上 浩 宣
 議事課副課長      青 木 隆 明
 議事課副課長      飯 尾 誠 二
 議事課調査係長    徳 永 易 丈
 議事課議事係長     阿 部 広 昭
 議事課主任        大 田 理恵子
 議事課主事       高 本 大 介
―――――――――― ◇ ――――――――――
  午前10時00分開会       
○議長(村上悦夫) ただいまから平成21年第4回新居浜市議会臨時会を開会いたします。
 これより本日の会議を開きます。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  市長議会招集のあいさつ
○議長(村上悦夫) 市長から今議会招集のあいさつがあります。佐々木市長。
○市長(佐々木龍)(登壇) おはようございます。
 開会に当たりまして一言ごあいさつを申し上げます。
 本日、平成21年第4回市議会臨時会を招集いたしましたところ、議員の皆様方には早速御出席をいただきまして、まことにありがとうございます。
 本日、提案をいたします案件は、人事院勧告に伴う新居浜市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定ほか4件についてでございます。
 議員の皆様方には十分御審議を賜りますようお願い申し上げまして、開会のごあいさつといたします。よろしくお願いいたします。
○議長(村上悦夫) これより日程に入ります。
 本日の議事日程につきましては、お手元に配付の議事日程第1号のとおりであります。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(村上悦夫) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において高橋一郎議員及び伊藤優子議員を指名いたします。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第2 会期の決定
○議長(村上悦夫) 次に、日程第2、会期の決定を議題といたします。
 お諮りいたします。今期臨時会の会期は本日1日限りといたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上悦夫) 御異議なしと認めます。よって、会期は本日1日限りと決定いたしました。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第3 議案第43号~議案第47号
○議長(村上悦夫) 次に、日程第3、議案第43号ないし議案第47号の5件を一括議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。佐々木市長。
○市長(佐々木龍)(登壇) ただいま上程されました議案第43号から議案第47号までの5件につきまして、一括して提案理由の説明を申し上げます。
 まず、議案第43号、新居浜市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、特定任期付職員について、人事院勧告に伴う国の一般職の特定任期付職員に係る給与の特例措置に準じ、期末手当の支給割合に特例を適用するため、本案を提出いたしました。
 次に、議案第44号、新居浜市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第45号、新居浜市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第46号、新居浜市教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、いずれも人事院勧告に伴う国の指定職俸給表の適用を受ける職員に係る給与の特例措置に準じ、議会議員、特別職の職員及び教育長に支給する期末手当の支給割合に特例を適用するため、本案を提出いたしました。
 次に、議案第47号、新居浜市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、一般職の職員について人事院勧告に伴う一般職の国家公務員に係る給与の特例措置に準じ、期末手当及び勤勉手当の支給割合に特例を適用するため、本案を提出いたしました。
 なお、詳細につきましては担当部長から補足説明いたします。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(村上悦夫) 補足説明を求めます。堀田総務部長。
○総務部長(堀田高正)(登壇) 議案第43号から議案第47号までの5件につきまして補足を申し上げます。
 まず、議案第43号、新居浜市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、特定任期付職員について、人事院勧告に伴う国の一般職の特定任期付職員に係る給与の特例措置に準じ、期末手当の支給割合の特例を規定しようとするものでございます。
 改正の内容についてでございますが、議案書の1ページ、参考資料の1ページから3ページまでをお目通しください。
 この条例の制定附則第2項を全部改正し、弁護士や公認会計士、大学教員など、その高度な専門的な知識経験やすぐれた識見を活用するため、一定期間職員として採用した者、いわゆる特定任期付職員に対し、本年6月に支給する期末手当について、支給割合を100分の160から100分の145とする特例措置を規定することといたしますとともに、同附則第3項及び第4項の規定を削除するものでございます。
 なお、この条例の規定に基づき採用している特定任期付職員は、現在のところございません。
 次に、議案第44号、新居浜市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第45号、新居浜市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第46号、新居浜市教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、いずれも人事院勧告に伴う国の指定職俸給表の適用を受ける職員に係る給与の特例措置に準じ、議会議員、特別職の職員及び教育長に支給する期末手当の支給割合の特例を規定しようとするものでございます。
 改正の内容についてでございますが、議案書の2ページから4ページまで、参考資料の4ページから8ページまでをお目通しください。
 議案第44号、新居浜市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、当該条例の制定附則第2項を全部改正し、本年6月に支給する期末手当について、支給割合を100分の160から100分の145とする特例措置を規定することといたしますとともに、同附則第3項及び第4項の規定を削除するものでございます。
 議案第45号、新居浜市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、当該条例の制定附則に本年6月に支給する期末手当について、支給割合を100分の160から100分の145とする特例措置に係る規定を加えるものでございます。
 議案第46号、新居浜市教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、当該条例の制定附則に、本年6月に支給する期末手当について、支給割合を100分の160から100分の145とする特例措置に係る規定を加えるものでございます。
 次に、議案第47号、新居浜市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、一般職の職員について、人事院勧告に伴う一般職の国家公務員に係る給与の特例措置に準じ、期末手当及び勤勉手当の支給割合の特例を規定しようとするものでございます。
 改正の内容についてでございますが、議案書の5ページ、参考資料の9ページをお目通しください。
 この条例の制定附則に、本年6月に支給する期末手当について、再任用職員以外の職員の支給割合を100分の140から100分の125とし、再任用職員の支給割合を100分の75から100分の70とするとともに、勤勉手当について再任用職員以外の職員の支給割合を100分の75から100分の70とし、再任用職員の支給割合を100分の35から100分の30とする特例措置に係る規定を加えるものでございます。
 これらの改正内容を要約対比いたしたものが参考資料の10ページ、11ページにございますので、お目通しをお願いいたします。
 なお、いずれの条例もこの5月末日までに公布、施行したいと考えております。
 以上で補足を終わります。
○議長(村上悦夫) これより質疑に入ります。
 議案第43号ないし議案第47号の5件に対して質疑はありませんか。岡崎溥議員。
○18番(岡崎溥)(登壇) 日本共産党の岡崎溥です。
 ただいま上程されました議案第43号ないし議案第47号全体について、質疑を申し上げたいと思います。
 まず最初に、それぞれの関係者の引き下げ額がどの程度になるのかということを具体的にお伺いしたいと思います。
 労働組合に関する問題につきましては、この話し合いがどういうことになっているのだろうかということもあわせて伺いたいと思いますが、ひとつよろしくお願いいたします。
 さらに、公務員に準ずるという団体や企業もいろいろ多くあるわけでございますけれども、地域経済に対する影響というものも考えなければなりません。そして昨年は、新居浜地域の有効求人倍率が1.5からことし2月に0.85、そして最近のデータでは0.71ということで、県下で最大の落ち込みを示したという新居浜地域経済、このことでさらに大きな打撃を受けるのだろうというふうに思うわけでございますが、この5つの議案にかかわる方たちの引き下げ額、総額で幾らになるのかということもあわせてお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。
○議長(村上悦夫) 答弁を求めます。堀田総務部長。
○総務部長(堀田高正)(登壇) 質疑にお答えいたします。
 まず最初に、議案の関係者の引き下げ額は1人当たりどれぐらいになるのかという問題ですが、端的に申し上げます。議長が10万5,120円、副議長が9万5,220円、議員の方が8万8,560円、市長が17万8,920円、副市長が14万5,800円、教育長が12万2,940円、監査委員が8万2,620円、職員にとりましては、1人当たり平均7万3,551円でございます。
 次に、労働組合との話し合いはどうなっているのかということですが、組合との協議につきましては、当市には2つの組合がございます。組合とはそれぞれ2回ずつ団体交渉を行い、期末勤勉手当改定の内容について十分な論議がなされ、自治労新居浜市職員労働組合からは、改定についてはやむを得ないという回答になっております。また、自治労連新居浜市職員労働組合とは、組合として減額に対する合意は得られておりませんが、関係する条例の議案を議会へ上程することについては了承を得ております。
 次に、総額で幾らになるのかということでございますが、約7,000万円と試算しております。
 以上でございます。
○議長(村上悦夫) ほかに質疑はありませんか。岡崎溥議員。
○18番(岡崎溥)(登壇) どうも御答弁ありがとうございました。
 いろいろそれぞれの減額が示されたわけでございますけれども、それぞれ皆さん生活がかかっているわけでございます。労働組合とも話し合いをやりまして、そして決着がついていないという状況のままで提案されたということにもなっているというふうに伺いました。
 公務員の皆さんには、もちろん言うまでもございませんけれども、ストライキ権などはありませんので、いろいろ話し合いでもって十分納得していただくということが強く求められているというふうに思います。
 その点で、今、とりあえず提案されることについては了解したというふうに伺いましたけれども、その後はどういうふうな展開になるのかということがちょっと気になります。提案される際には、これはぜひ相互の話し合いを十分持たれて提案されるということをお願いしたいというふうに思います。
 以上です。
○議長(村上悦夫) ただいまの岡崎溥議員の発言は、質疑ではなく、要望のように思いますので、そのように取り計らいます。
(18番岡崎溥「はい、結構です」と呼ぶ)
 ほかに質疑はありませんか。西本勉議員。
○6番(西本勉)(登壇) 無会派の西本勉です。
 私は2点ほど質疑したいと思います。
 今回出されているこの人事院勧告ですが、いわゆる一時金を0.2カ月分削減するという内容で、この内容は新聞報道にもありますが、5月1日に本当に唐突な形で、特例措置ということで人事院勧告が出されたようです。こういうふうな人事院勧告が過去にあったのかなかったのか、まずその点をお聞きしたいと思います。
 これは今回臨時議会を開いて6月の一時金を減らしていくわけなんですが、先ほど言われましたように、この勧告によって、いわゆる地域経済への影響といいますか、7,000万円ほどと言っておりましたが、私は関連労働者、市の職員と同じような給与体系を使っている人なんかも含めたら、軽く1億円は超えるような額になるというふうに思います。これはかなり冷え込んでいる地域経済にさらに打撃を与えていくような、そういう内容であろうというふうに思います。
 それから、公務員の給与は2005年に5%の賃金カット、賃金ダウンがされて、それによって当時、今もですが、50代の職員は、とにかく退職するまで一銭も給料が上がらないと、こういうふうな状態が続いています。その上に、今回また一時金を1人平均で7万円幾らカットされるわけですが、2005年からですから、もう4年たっておるわけですけども、それに対しての後の処置といいますか、回復についての考え方とか、その賃金が下がったままでずっとおるわけなのですが、そういう状態をどういうふうに見ているのかということもひとつお尋ねをしておきたいと思うのです。
 職員が非常に真剣に働いていくというような状態が、今、人もかなり減ってはいるのですが、そういう中で頑張っておるわけなので、市長の英断も必要ですが、職員の英気を養ったり、職員に対しての回復、何らかの形でそういう回復が可能だと思うのですが、そういう状況も含めて、ひとつ答弁をお願いしたいと思います。
 以上です。
○議長(村上悦夫) 答弁を求めます。堀田総務部長。
○総務部長(堀田高正)(登壇) 質疑にお答えいたします。
 今回のような措置については、過去にはございません。
 それから、給与が回復しないということについてですが、これは平成18年の給与構造改革に伴う給料表の改定のことだろうと思います。その改定や今回の期末勤勉手当の特例措置につきましては、人事院勧告に伴う国の措置に準ずるものでございまして、その時代における財政状況や社会情勢に適応した職員の給与となるよう改定してきておりますので、新たに回復ということは申し上げることはできません。
○議長(村上悦夫) ほかに質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上悦夫) これにて質疑を終結いたします。
 議案第43号ないし議案第47号の5件は、いずれも議事日程に記載のとおり、企画総務委員会に付託いたします。
 この際、暫時休憩いたします。
  午前10時26分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
  午前11時29分再開
○議長(村上悦夫) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 議案第43号ないし議案第47号の5件に関し、企画総務委員長の報告を求めます。伊藤企画総務委員長。
○16番(伊藤優子)(登壇) ただいまから企画総務委員会の報告をいたします。
 本委員会に付託されました議案第43号ないし議案第47号の5件につきまして、先ほど委員会を開催いたしました。
 委員会における審査の経過及び結果について、一括して御報告申し上げます。
 議案第43号は新居浜市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第44号は新居浜市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第45号は新居浜市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第46号は新居浜市教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第47号は新居浜市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。以上の5件について質疑の概要を申し上げます。
 議案第43号ないし議案第47号に関連して、文化体育振興事業団、社会福祉協議会、私立保育園等公務員に準ずるところがあると思われるが、その影響はどの程度あるのかとの質疑に対し、文化体育振興事業団、社会福祉協議会等からは、内容説明はもらっておらず、最終的な取り扱いをどうするかは、今の時点では確認はとれていないとの答弁がありました。
 質疑終了後、5件に関し討論に付したところ、議案第43号ないし議案第47号に対して、市の職員もそうだが、私たちにも影響があり、家計が非常に苦しいと思う。経済状況を考え、皆と一緒になって不況を乗り越えていくということで賛成するとの意見が述べられました。
 内需をしっかりとさせ、今の日本経済を正常化し、発展軌道に乗せていかなければ解決にならないと思う。公務員はそれでなくても低く抑えられている状況のもとで、今回もさらにそれに追い打ちをかけることになるため反対であるとの意見が述べられました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第43号ないし議案第47号の5件については、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上で企画総務委員会の報告を終わります。
○議長(村上悦夫) これより質疑に入ります。
 ただいまの企画総務委員長の報告に対して質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上悦夫) 質疑なしと認めます。
 これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。岡崎溥議員。
○18番(岡崎溥)(登壇) 日本共産党の岡崎溥です。
 ただいまから議案第43号ないし議案第47号について、反対の立場から討論したいと思います。よろしくお願いいたします。
 この数年間、小泉政権以来の財界、大企業中心の政治、いわゆる構造改革のもとで、定率減税の全廃、配偶者特別控除の廃止、年金者増税などなど、増税に次ぐ増税でございました。また、病院窓口負担3割、そして各種保険料の値上げなど、年金、医療、介護などの社会保障の改悪も次々ございました。
 こうして国民の負担は毎年13兆円もふえているわけでございます。赤ちゃんも含めて、1人当たり10万円の負担増、既に50兆円近い負担が国民にかぶせられているということは御承知のとおりでございます。その上、労働者派遣法などによりまして、正規雇用を非正規雇用に置きかえるなどで、1,000万人を超えるワーキングプアをつくり出したわけでございます。
 逆に、こういう中で大企業各社は、この数年間に史上空前の利益を上げまして、内部留保をたっぷりとため込んでまいりました。金融、保険を除く資本金10億円以上の企業の内部留保は何と230兆円、日本の国家予算の約3倍に当たるわけでございます。
 このような格差と貧困の政治、構造改革がつくり出したいびつな日本経済をアメリカ発の金融危機が襲ったわけであります。
 このように内需が極めて細くなっている、こういう中で、輸出がきかなくなったら内需で何とかということで、各国ともすぐに対応したわけでございますけれども、昨年の10月から12月までの国内総生産(GDP)の落ち込みは震源地のアメリカがマイナス6.2%、欧州がマイナス5.7%に対しまして、日本は何とマイナス12.7%という倍以上の落ち込みでございました。日本経済は内需が細く、大企業中心のもろい経済体質を露呈したわけであります。
 御承知のように、先日発表されました1月から3月までの国内総生産(GDP)は年率換算でさらにマイナス15.2%と、厳しい落ち込みとなりました。国内需要の冷え込みが一層進んでいることを示していると思います。これはアメリカなど、海外需要の急速な悪化を受けまして、輸出大企業が競って御承知の派遣切り、期間工切りと呼ばれる首切りや賃下げを強行していることのあらわれであります。
 こうした流れを受けて、人事院の勧告がなされたものであります。今の状況を打開するためには、内需の6割近くを占める社会の圧倒的多数の労働者の雇用の安定、賃金を改善するということが内需主導の日本経済、健全で安定した発展軌道に乗せていく保証となるわけであります。
 例えばEU諸国が経済危機対策として、最低賃金の引き上げ、また消費税の切り下げを実施しまして、雇用の維持、創出や失業対策の拡充に力を入れているということを見ても明らかでございます。
 ところが、今回の人事院の方針は、その逆の方向をとろうとしているわけでございます。すなわち民間大企業がとってきた雇用と賃金を破壊するやり方をさらに拡大していこうとするものではないでしょうか。それぞれの個人の生活にとってはもちろん、新居浜地域経済にとっても、公務員に準ずる団体、組織も多く存在するところでございます。有効求人倍率が1.5から0.7へと急速に落ち込んでいることからしましても、さらに地域経済に追い打ちをかけるものとなることは明らかでございます。
 したがいまして、本日提案されました大幅なボーナスカットの条例案につきましては、やめるべきというふうに考えます。
 以上で反対討論を終わります。ありがとうございました。
○議長(村上悦夫) 以上で通告による討論は終わりました。
 これにて討論を終結いたします。
 これより採決いたします。
 採決は分離して行います。議題のうち、まず議案第43号を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕
○議長(村上悦夫) 起立多数であります。よって、議案第43号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第44号を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕
○議長(村上悦夫) 起立多数であります。よって、議案第44号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第45号を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕
○議長(村上悦夫) 起立多数であります。よって、議案第45号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第46号を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕
○議長(村上悦夫) 起立多数であります。よって、議案第46号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第47号を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。
 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕
○議長(村上悦夫) 起立多数であります。よって、議案第47号は原案のとおり可決されました。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第4 特別委員の選任
○議長(村上悦夫) 次に、日程第4、特別委員の選任を行います。
 本件は、地域・産業振興対策特別委員会及び議会改革調査特別委員会の委員の辞任に伴い、後任委員の選任を行うものであります。
 お諮りいたします。特別委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、地域・産業振興対策特別委員及び議会改革調査特別委員に藤田統惟議員を指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上悦夫) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました議員をそれぞれの特別委員に選任することに決しました。
 以上で本日の日程は全部終了いたしました。よって、会議を閉じます。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  市長あいさつ
○議長(村上悦夫) 市長からあいさつがあります。佐々木市長。
○市長(佐々木龍)(登壇) 閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
 本日、臨時市議会に提案いたしました諸案件につきましては、御熱心に御審議をいただき、ただいま原案のとおり御議決を賜ることができました。心からお礼を申し上げます。
 議員の皆様方には、今後とも市民福祉の増進と市政のさらなる発展に、なお一層の御尽力を賜りますよう心からお願い申し上げまして、閉会に当たりましてのごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(村上悦夫) これにて平成21年第4回新居浜市議会臨時会を閉会いたします。
  午前11時45分閉会