本文
目次
議事日程
本日の会議に付した事件
出席議員
欠席議員
説明のため出席した者
議会事務局職員出席者
開議(午前10時00分)
市長一般報告
日程第1 会議録署名議員の指名
日程第2 議案第38号~議案第41号、議案第43号~議案第47号
藤田企画総務委員長報告
高橋福祉教育委員長報告
藤原市民経済委員長報告
伊藤環境建設委員長報告
岡崎溥議員の討論
表決
休憩(午前10時59分)
再開(午後 0時59分)
日程第3 請願第4号
藤原市民経済委員長報告
表決
休憩(午後 1時02分)
再開(午後 1時04分)
日程第4 委員会の閉会中の継続審査
表決
休憩(午後 1時05分)
再開(午後 1時06分)
日程第5 委員会の所管事務調査
表決
議案第48号
佐々木市長の説明
委員会付託省略
表決
休憩(午後 1時11分)
再開(午後 1時11分)
議案第49号
佐々木市長の説明
委員会付託省略
表決
休憩(午後 1時14分)
再開(午後 1時14分)
農業委員会の委員の推薦について
表決
休憩(午後 1時16分)
再開(午後 1時16分)
日程第6 議会議案第3号
仙波憲一議員の説明
委員会付託省略
表決
日程第7 議会議案第4号
仙波憲一議員の説明
委員会付託省略
表決
特別委員の選任
表決
議会議案第5号
仙波憲一議員の説明
委員会付託省略
休憩(午後 1時28分)
再開(午後 1時28分)
表決
市長あいさつ
閉会(午後 1時32分)
本文
平成20年6月19日 (木曜日)
議事日程 第5号
第1 会議録署名議員の指名
第2 議案第38号 市有財産の無償譲渡について
(企画総務委員長報告)
議案第39号 財産の取得について
( 同 上 )
議案第40号 工事委託協定について
( 同 上 )
議案第41号 工事委託協定について
( 同 上 )
議案第43号 新居浜市長の選挙におけるビラの作成の公費負担に関する条例の制定について
( 同 上 )
議案第44号 新居浜市公衆便所設置及び管理条例の一部を改正する条例の制定について
(環境建設委員長報告)
議案第45号 新居浜市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について
(企画総務委員長報告)
議案第46号 平成20年度新居浜市一般会計補正予算(第2号)
(各常任委員長報告)
議案第47号 平成20年度新居浜市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)
(環境建設委員長報告)
第3 請願第4号 国による公的森林整備の推進と国有林野事業の健全化に関する意見書の提出方について
(市民経済委員長報告)
第4 委員会の閉会中の継続審査
第5 委員会の所管事務調査
第6 議会議案第3号 原爆症認定制度に関する意見書の提出について
(委員会付託省略)
第7 議会議案第4号 特別委員会の設置について
(委員会付託省略)
――――――――――――――――――――――
本日の会議に付した事件
日程第1 会議録署名議員の指名
日程第2 議案第38号~議案第41号、議案第43号
~議案第47号
日程第3 請願第4号
日程第4 委員会の閉会中の継続審査
日程第5 委員会の所管事務調査
議案第48号、議案第49号
農業委員会の委員の推薦について
日程第6 議会議案第3号
日程第7 議会議案第4号
議会議案第5号
――――――――――――――――――――――
出席議員(28名)
1番 神 野 敬 二 2番 西 原 司
3番 永 易 英 寿 4番 古 川 拓 哉
5番 伊 藤 謙 司 6番 西 本 勉
7番 高須賀 順 子 8番 岩 本 和 強
9番 大 石 豪 10番 大 條 雅 久
11番 藤 原 雅 彦 12番 真 鍋 光
13番 藤 田 豊 治 14番 高 橋 一 郎
15番 藤 田 幸 正 16番 伊 藤 優 子
17番 藤 田 統 惟 18番 岡 崎 溥
19番 伊 藤 初 美 20番 石 川 尚 志
21番 村 上 悦 夫 22番 佐々木 文 義
23番 真 木 増次郎 24番 仙 波 憲 一
25番 白 籏 愛 一 26番 近 藤 司
27番 加 藤 喜三男 28番 山 本 健十郎
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欠席議員
な し
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説明のため出席した者
市長 佐々木 龍
副市長 石 川 勝 行
収入役 田 村 浩 志
企画部長 高 橋 俊 夫
総務部長 渡 邊 哲 郎
福祉部長 神 野 師 算
市民部長 前 垣 芳 郎
環境部長 加 藤 哲
経済部長 佐々木 一 英
建設部長 井 原 敏 克
消防長 横 井 清 輝
水道局長 近 藤 日左臣
教育長 阿 部 義 澄
教育委員会事務局長 池 内 貞 二
監査委員 神 野 哲 男
選挙管理委員会事務局長 亀 井 喜一郎
――――――――――――――――――――――
議会事務局職員出席者
事務局長 神 野 盛 雄
議事課長 鴻 上 浩 宣
議事課副課長 青 木 隆 明
議事課副課長 飯 尾 誠 二
議事課議事係長 阿 部 広 昭
議事課主任 大 田 理恵子
議事課主任 秦 正 道
議事課主事 高 本 大 介
―――――――――― ◇ ――――――――――
午前10時00分開議
○議長(藤田統惟) これより本日の会議を開きます。
この際、諸般の報告を行います。
市長から報告があります。佐々木市長。
○市長(佐々木龍)(登壇) おはようございます。
一般報告を申し上げます。
報告事項につきましては、去る6月4日にグランドプリンスホテル赤坂において開催されました第78回全国市長会議の出席報告でございます。このことにつきましては、お手元の文書をもって御報告にかえさせていただきたいと存じますので、よろしくお願い申し上げます。
○議長(藤田統惟) これより日程に入ります。
本日の議事日程につきましては、お手元に配付の議事日程第5号のとおりでありますが、日程第2終了後、議員全員協議会も予定しております。
―――――――――― ◇ ――――――――――
日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(藤田統惟) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において西原司議員及び永易英寿議員を指名いたします。
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日程第2 議案第38号~議案第41号、
議案第43号~議案第47号
○議長(藤田統惟) 次に、日程第2、議案第38号ないし議案第41号及び議案第43号ないし議案第47号の9件を一括議題といたします。
以上の9件に関し、各常任委員長の報告を求めます。まず、藤田企画総務委員長。
○13番(藤田豊治)(登壇) ただいまから企画総務委員会の報告をいたします。
本委員会は6月16日に委員会を開催いたしました。本委員会に付託されました議案第38号ないし議案第41号、議案第43号、議案第45号及び議案第46号につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
まず、議案第38号、市有財産の無償譲渡について御報告申し上げます。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、昭和47年に建設された南沢津保育園は、老朽化や使い勝手の問題等があるのではないか。これまでに自民クラブで視察をしたが、その中でも幼児用トイレが入園者数に比べて少ないと感じた。この点については、今後どのように対応するのかとの質疑に対し、本年度4月5日に行われた入園式の開会が約20分おくれたということがあった。原因は、入園者数に対してトイレが少ないことにあり、その背景として、昭和56年に保育室を増設した際にあわせてトイレの増設をしなかった点がある。これを解消するための対応を現在検討中であり、議案書11ページにおける保育室Cと保育室Dの間の倉庫を幼児用トイレに改修し、あわせて改修前の倉庫代替分としてプレハブ倉庫の設置を考えている。倉庫の設置場所については、移管先の園長等と協議した上で決定し、予算を別途要望の上、本年度中に実施したいと考えているとの答弁がありました。
次に、八雲保育園について、評価委員会の評価はどのように行われるのかとの質疑に対し、第三者評価機関である愛媛県認定の4カ所は、評価についても県認定の項目が決められており、これに基づき評価を行うことになる。また、あわせて保護者等へのアンケートを実施して、引き継ぎ保育の状況を評価することになっている。したがって、統一した評価ができるとの答弁がありました。
次に、今後の保育園民営化のスケジュールについて伺いたいとの質疑に対し、今回の6月議会で本議案が可決されれば、移管先である新居浜社会福祉事業協会の保育士確保が急務となるため、議決後、南沢津保育園の臨時職員等に対して、事業協会側の雇用状況や給与等に関する説明会を行う予定にしている。募集要項の中では、現在南沢津保育園に勤務している臨時採用の保育士や調理員が、移管後の保育園での勤務を希望する場合、正規職員として採用してほしいという条件をつけているので、この点を踏まえた説明会を実施したいと考えている。また、9月議会では、スケジュールどおり、中萩保育園廃止条例を提案し、事業者募集を行うことになるとの答弁がありました。
質疑終了後、本案に関し討論に付したところ、次々と民間移管されている市立保育園であるが、民間に比べて施設の状態が悪いという印象が強い。今回のトイレの増設等どうしても直さなければならないところは確実に直すよう予算措置し、完成させた上で譲渡するということを要望して賛成をする。保育園の民営化については、市民から陳情が提出され、その中で民間移管については検証してから進めてほしいという要望もあったが、市としてはスケジュールどおり進めているのが現状である。9月には、中萩保育園の廃止条例が提案される予定であるが、民営化は子育てをもうけの対象にしていく方向であると感じており、今回の無償譲渡についても、その一環であると考えるため反対である等の意見が述べられました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第38号については、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第39号、財産の取得について御報告申し上げます。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、入札に参加した6社の営業所の所在地を教えてほしいとの質疑に対し、すべて松山市との答弁がありました。
次に、年間出動回数と走行距離を教えてほしいとの質疑に対し、車両を更新した平成5年2月からの走行距離は1万5,091キロメートル、使用時間は3,784時間、使用状況については、火災735回、ポンプ操法等の訓練で399回、防火対象物の立入検査等で122回、地水利調査109回など、合計2,009回となっているとの答弁がありました。
次に、今回の更新に伴い、平成5年更新の消防自動車についてはどのように処分するのかとの質疑に対し、市へ返納するという形で廃車するとの答弁がありました。
次に、寄附したり換金したりするなど、有効活用はできないのかとの質疑に対し、その点については、関係各課と協議、検討したいとの答弁がありました。
次に、過去の消防自動車は廃車したのかとの質疑に対し、廃車しているとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第39号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第40号、工事委託協定について御報告申し上げます。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、下水処理場の改築は、今回が初めてかとの質疑に対し、下水処理場は、昭和55年3月に竣工し、耐用年数を過ぎたことから、平成15年度から順次改築を行っているとの答弁がありました。
次に、改築はいつまで行われるのかとの質疑に対し、現在進めている改築は、昭和55年に竣工した当初の施設を対象としており、現在の計画では、平成26年度までかかる見込みであるとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第40号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第41号、工事委託協定について御報告申し上げます。
本案について質疑の概要を申し上げます。
今回の増築によって、計画エリアのどの程度をカバーできるのかとの質疑に対し、増築によって1日当たり9,955立方メートル容量が増加し、その分、処理能力が上がる。現在の4池の容量が4万2,210トンに対して、平成19年度晴天時の最大流入汚水量が4万2,729トンであり、処理能力を超えた量が流入することがあったが、こうした状況や下水道の普及率増加に対応するために今回の増築を行うことで、今後15年間の増加する汚水量をカバーできると考えている。
なお、増築により上がる処理能力は、人口にすると概算で約10万人分に相当し、現在の人口の80%くらいになる。認可区域の人口が8万5,120人なので、認可区域をすべて整備してもまだ余力を残すような計画となっているとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第41号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第43号、新居浜市長の選挙におけるビラの作成の公費負担に関する条例の制定について御報告申し上げます。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、第2条については、供託金が没収されるような候補者については適用にならないということか、また、第4条の作成単価7円30銭という限度額について、これを超えるような単価のマニフェストを配布するというのは認められるのかとの質疑に対し、第2条については、供託金が没収されるような候補者については適用にならない。第4条については、限度額はあくまで7円30銭であり、それを超える場合は、公費負担はできない。ただし、個人費用で作成する場合は、この限りではないとの答弁がありました。
次に、この条例の施行により、選挙管理委員会の行う事務量も増加するのではないかとの質疑に対し、事務量は増加するとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第43号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第45号、新居浜市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、審査いたしました。
採決の結果、議案第45号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第46号、平成20年度新居浜市一般会計補正予算(第2号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳入全部、歳出、第2款総務費、第1項総務管理費、16目防災諸費であります。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、県支出金のえひめ学校支援地域本部推進事業委託金について、この委託金の受け皿は、惣開小学校、泉川中学校、垣生小学校の3校区であるが、今後他の校区も希望すればすべて採択されるのか、また、校区は小学校区、中学校区、それぞれ別の枠になっているのかとの質疑に対し、全国で募集枠があり、現在のところ、1次募集では枠が満たされておらず、国は4次募集まで実施する予定となっている。県からは、積極的に応募するよう働きかけがあり、2次募集、3次募集に向けて、教育委員会で校区拡大を図ることとなっている。また、校区については、基本的には中学校区で行ってほしいというのが文部科学省の基本方針であったが、校区によって小学校区が複数含まれている地域では、支援本部が機能しづらいため、小学校区での実施も認めているということで、今回、小学校区、中学校区両方での実施となったとの答弁がありました。
次に、この事業について、例えば公民館の館長には話があったが、各地域の愛護班やPTAなどには説明が十分伝わっていないのではないか。受け皿となる支援本部はどういう組織か、実態をどのようにとらえているのかとの質疑に対し、学校支援地域本部には、協議会を設置し、その構成員として、学校長、公民館長、自治会関係者、愛護班等関係団体が入り、事業の進め方等について協議していくことになる。教育委員会によると、今回の応募の際には、公民館を通じて学校長とも協議を行い、手を挙げるかどうかの基本的な決定がなされたと聞いているが、今後、学校支援地域本部が設置された後、事業実施に向けて構成員となる団体や組織との協議の段階に入るものと考えているとの答弁がありました。
次に、歳入の財政調整基金繰入金及び公共施設整備基金繰入金の配分についてはどのように決定しているのかとの質疑に対し、財政調整基金は、一般財源であり、歳入と歳出の差し引きによる不足分を取り崩すことができるという性質のもの。また、公共施設整備基金は、目的基金であり、特定財源である。要綱の中で、公共施設の適切な機能の維持管理に必要な財源を確保するために必要な場合に取り崩すことができるとされているとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第46号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で企画総務委員会の報告を終わります。
○議長(藤田統惟) 次に、高橋福祉教育委員長。
○14番(高橋一郎)(登壇) ただいまから福祉教育委員会の報告をいたします。
本委員会は6月13日に委員会を開催いたしました。本委員会に付託されました議案第46号につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
議案第46号、平成20年度新居浜市一般会計補正予算(第2号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳出、第10款教育費であります。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、スクールソーシャルワーカーとハートなんでも相談員の勤務はどうなるかとの質疑に対し、スクールソーシャルワーカーは、1日4時間程度、年間105日で週3日程度の勤務、ハートなんでも相談員は、1日4時間程度、年間70日で週2日程度の勤務となるとの答弁がありました。
次に、どちらも相談業務であるが、週に二、三日の勤務で十分成果が上がる見込みかとの質疑に対し、スクールソーシャルワーカーについては、新たな国の研究事業である。成果については、国に報告を行い、その状況により2年間は継続が可能である。市としては、不登校であすなろ教室に通っている生徒は、昨年が20人程度だったが、昨年末くらいから30名程度に増加しているが、あすなろ教室から学校に復帰できていないので、スクールソーシャルワーカーを活用し、関係機関と連携を深めながら、できるだけ学校復帰を図っていきたいと思っているとの答弁がありました。
次に、スクールソーシャルワーカーだが、社会福祉士等の専門的な方を考えているのかとの質疑に対し、国の実施要綱では、教育や福祉活動の経験者となっているので、社会福祉士、退職教員、児童福祉施設の元職員等となっている。市としては、あすなろ教室で不登校対策を行うということで退職教員を予定しているから、退職教員においても、スクールソーシャルワーカーとしての研修を行い、手法を学んでもらうように考えているとの答弁がありました。
次に、スクールソーシャルワーカーに関してだが、県下でも時給にすると1,000円程度で予算を組まれていると思うが、県の社会福祉士会としても、社会福祉士の地位向上ということもあり、協力を行うようにしている。今年度も高齢者の虐待で地域包括支援センターに協力をするが、弁護士と同等か若干低いくらいの金額設定で虐待等の相談に乗っている。時給1,000円というのは余りにも低いのではないかとの質疑に対し、時給1,000円は、国の実施要綱で定められており、この要綱に沿って事業を実施するとの答弁がありました。
次に、スクールソーシャルワーカーの主な目的は、地域とのつなぎ役だと思うが、いろいろな分野で活躍されている方を幅広い視点から確保していかなければいけないと思う。また、3年間で終わるのであれば、事業がなくなった後も地域とのつながりについて継続的なことは考えないのかとの質疑に対し、スクールソーシャルワーカーは、単年度契約で、2回継続されるが、その後どうなるのかはっきりわかっていない。新居浜市では、スクールソーシャルワーカーは、不登校の解決を図っていこうということで、保護者や学校、相談員と連携を図りながら、子供が置かれている環境を修正していかなければいけないと思っている。これは、3年間でどのような成果が上がるかわからないが、実施していくとの答弁がありました。
次に、継続的に職員側がコーディネートできるような体制づくりは、この事業云々ではなく行っていかなければならないと思うが、どう考えているのかとの質疑に対し、これは国の研究事業である。国もどのような成果が上がるのか期待しているところであり、新居浜市においても、国に成果を報告する中でどのような方向がよいのかということも考えていきたいと思っているとの答弁がありました。
次に、研究事業のあるなしではなく、不登校という問題があるのであれば、問題を解決するために事業を度外視してでも対策をしなければならないと思う。事業のあるなしにかかわらず、体制づくりはどう考えているのかとの質疑に対し、不登校対策については、まずあすなろ教室がある。学校に行けない子供についてはあすなろ教室に行き、いろいろな体験活動を通じ、新たな人間関係や自分の自信を取り戻すことにより学校復帰することを目指している。また、各学校にハートなんでも相談員やスクールカウンセラーを派遣し、本人や保護者と相談し、問題解決を図っていこうとしている。相談員とあすなろ教室が連携し、いかに学校復帰ができるかという体制づくりは行っている。その上に、今年度スクールソーシャルワーカーを派遣し、一歩進んだことができないかと思っているとの答弁がありました。
次に、スクールカウンセラーやソーシャルワーカーは、今までの不登校の問題だけではなく、地域の社会資源とつなげていくということが大きなテーマだと思う。不登校の子供があすなろ教室に行くだけでなく、地域の中でも支えていく仕組みづくりがスクールソーシャルワーカーの一番の目的だと思うが、そのあたりの対策はとの質疑に対し、今後いろいろと検討していかなければならないと考えているとの答弁がありました。
次に、スクールソーシャルワーカーとか小学校ハートなんでも相談員設置事業等があるが、対象が小中学生である。対象が見えてきたら、相談事例等からある程度課題を分析できると思うが、相談員等の情報共有を図る場はあるのかとの質疑に対し、相談員の研修会であるが、県主催で年間2回あり、そこで情報交換や研修を行っている。新居浜市においても、連絡協議会を開催している。ハートなんでも相談員に集まってもらい、各校の実態や子供に対する対応を協議している。その場に専門的な臨床心理士の資格を持ったスクールカウンセラーも入ってもらい、さまざまなアドバイスをいただいている。また、不登校対策検討委員会を年3回行っている。これに関しては、各相談員の代表、養護教諭、生徒指導主事、教頭、校長も入り、さまざまな事例に対する対応をその場で検討し、各校におろしていくことにより組織的な活動ができると考えている。今年度スクールソーシャルワーカー活用事業も始まったので、スクールソーシャルワーカーにも入っていただき、連絡協議会を進めたいと考えているとの答弁がありました。
次に、学校支援地域本部推進事業について具体的に教えていただきたいが、実施団体で実行委員会、学校支援地域本部というのがあり、学校支援地域本部の活動母体が地域教育協議会となっているが、これはどのような会であるのかとの質疑に対し、学校支援地域本部に設置されるものである。学校支援ボランティア事業の企画、立案、広報活動、人材バンクの作成等を行う協議会であると答弁がありました。
次に、地域教育協議会は今までなかったのか、また協議会の内容はとの質疑に対し、新規事業である。協議会は学校支援地域本部の活動母体となるもので、学校長、PTA関係者、教職員、自治会、公民館長等で構成されているものであるとの答弁がありました。
次に、今回は惣開小学校、泉川中学校、垣生小学校の3校で行うようだが、これは教育委員会側から依頼したのか、地元から要望が出てきたのかとの質疑に対し、事業については、公民館長会、主事会、校長会等で説明し、地域に持ち帰り協議を行った結果、取り組みたいという意向があった3校区について計画しているとの答弁がありました。
次に、新居浜市としては、予算的にも3校区ぐらいと思っていたのかとの質疑に対し、この事業は、国では全国の中学校区で実施を考えている。5月に2次募集があり、5校区で実施希望があったため、計画書を県に提出している。今のところ8校区であるが、今回の補正予算については3校区でお願いしているとの答弁がありました。
次に、多様な形態の教員支援を行う、先生の後方支援を行い子供と向き合う時間の拡充を図るとなっているが、学校を母体にするのか、地域を母体にし活動を行うのかとの質疑に対し、学校支援のための地域づくり事業であり、地域の人材をうまく集めるような仕組みづくりを行うもので、拠点は学校にあるとの答弁がありました。
次に、学校の中で時間をとっていくとなれば、授業時間内で行うのか、総合的な学習の時間で行うのか、どのような形で行うのかとの質疑に対し、内容については直接の授業補助はないと思うが、環境整備事業であったり安全の支援であったり、その他の教育活動に対する支援と考えているとの答弁がありました。
次に、いろいろな連携事業を考えていると思うが、具体的にどのような事業かとの質疑に対し、学校支援地域本部の具体的な活動は、例えば現在、見守り活動を地域の方にお願いしている。これは子供の安全確保という活動となる。現在、少子化により子供が減っているが、昔の校舎、校区はそのままであるため、運動場に草が生え、清掃活動もままならない状況になっている。今までは夏休み等に保護者にお願いし清掃活動をしていたのを、保護者だけでなく、地域の学校として盛り上げていこうという形で地域全体にお願いし、植物園やグラウンドの環境整備を行う。また、教育課程内の授業は教師がいて成立するが、それ以外の戦争体験であるとか、科学実験を行うとか、教師がいてさらに補助として来ていただくというのも事業の中である。中学校の部活動についても、地域の方にコーチとして入ってもらうとか、学校長が先生と相談し、どういう支援が必要なのかを地域教育協議会で話し合うときに中心になるのが地域コーディネーターであるとの答弁がありました。
次に、図書室をもっと有効利用して、地域の方々と生徒との交流を行ったらどうか。図書室をもっと開放し、使用すれば、利用価値が出てくると思う。学校の図書室を地域に開放し、地域の人に見てもらえば、学校にもう少し支援をしなければならないと地元の方々にもわかってもらえると思うがどうかとの質疑に対し、教育委員会としては、不登校問題を最重要課題としてとらえている。学校へ行けない場合はあすなろ教室、学校に来ても教室に入れない場合は保健室登校、または相談室登校という形で対応している。しかし、保健室には必ずほかの子供も入ってくるため、そこにいることがどうなのかという気持ちもある。その場所として図書室もあるのかという気もしている。教室に入れないなら図書室で本を読みながら学校生活について見直しをし、いずれは学級に入ってほしい。そのときに図書室に人がいなければ、かぎをかけている場合がある。そういうときに地域との交流という形で、地域コーディネーターに支援をお願いすることもできると思っているため、教育委員会としても、国の事業に乗っていきたいし、地域の応援もお願いしたい。最終的には、開かれた学校という形で取り組んでいきたいと思っているとの答弁がありました。
次に、コーディネーターについて想定されている人はいるのかとの質疑に対し、地域と相談し決めていただきたい。現在、想定はしていないとの答弁がありました。
次に、コーディネーターには謝金を払うが、実際に作業をする人にはお金を払わないわけである。コーディネーターはお金をもらい、実際に現場で作業をする方はお金がもらえないということですから、よほどの人でないと難しいと思うがどうかとの質疑に対し、それぞれに活動できるコーディネーターがいると思っているとの答弁がありました。
次に、体育施設環境整備事業の7,000万円の寄附について、行政から要望したのか、それとも企業から申し出があったのかとの質疑に対し、詳しいことは承知していないが、住友金属鉱山のほうから、山根グラウンドの整備に使ってくださいとの申し出があったと聞いているとの答弁がありました。
次に、1から4コートでは今後陥没は起こらないような工法で行うと聞いているが、間違いないか。周辺も含めて確認したいとの質疑に対し、技術的な検討を行った中で、土地を全面的に置きかえ、コンクリートを混合しながら安定処理をしていくという工法が、今の時点では最も確実な工法であると判断しているとの答弁がありました。
次に、どれぐらい下から置きかえるのか、また、ほかのところは大丈夫かとの質疑に対し、3メートルまで掘り下げを行い、完全に土地を入れかえ実施したい。また、5、6コートについては、沈下の測定をしているが、大きな沈下ではないということで、技術的に見て、表面的な改良で済むだろうと判断し、5、6コートについては、路盤改良を検討しているとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第46号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で福祉教育委員会の報告を終わります。
○議長(藤田統惟) 次に、藤原市民経済委員長。
○11番(藤原雅彦)(登壇) ただいまから市民経済委員会の報告をいたします。
本委員会は6月16日に委員会を開催いたしました。本委員会に付託されました議案第46号につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
議案第46号、平成20年度新居浜市一般会計補正予算(第2号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳出、第2款総務費、第1項総務管理費、13目女性センター費であります。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、タイルの落下は経年劣化が原因と言われたが、今回で2回目であると思われる。どのような状況かとの質疑に対し、外壁タイルは、平成13年11月から平成17年5月にわたって4回落下している。その間、タイルの浮き調査を実施するとともに、外壁の補修工事を平成17年に1回行っている。今回については、1月22日に玄関前のタイル落下を確認し、南面でもタイルの落下が予想されるため、南側駐車場の出入り口、玄関口については使用禁止とし、その後打診調査を実施し、今回の補正予算をお願いしている。今後の計画は、市民の安全確保を第一に考え、もしタイルが落下しても安全が確保できるよう、またタイルを落下させない方策を考えているが、多額の費用や期間を要するため、方法等も含め今後庁内関係課と協議を進めていきたいとの答弁がありました。
次に、タイル落下が経年劣化によるとすれば、ほかにそういう施設があるのか、またどれくらいあるのか、あるとすれば今後調査を行う計画があるのかとの質疑に対し、市内の公共施設の外壁の仕様がタイル張りである建物は余りないと聞いている。したがって、タイル落下による事故はないが、タイルが数枚落ちたということは、他の公共施設もあったと聞いている。それを受け、この4月から建築住宅課に建築の専門員、具体的には資格を持つ退職者を配置して、公共施設の安全のチェック等すべてやるということで今年度から行う。その中できちんと調査して対策をとっていくとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第46号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で市民経済委員会の報告を終わります。
○議長(藤田統惟) 次に、伊藤環境建設委員長。
○16番(伊藤優子)(登壇) ただいまから環境建設委員会の報告をいたします。
本委員会は6月13日に委員会を開催いたしました。本委員会に付託されました議案第44号、議案第46号及び議案第47号の3件につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
まず、議案第44号、新居浜市公衆便所設置及び管理条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、今回設置したトイレの場所はどのあたりなのか、清掃等の管理はどこが行うのか、また、広さはどれくらいなのかとの質疑に対し、場所は遠登志食堂の向かいで、橋を渡ったところである。清掃等の管理については、担当課は環境保全課であるが、新居浜市観光協会に委託し、週に1回の清掃をお願いすることとしている。延べ床面積は9.18平方メートルである。大便器一式でウォシュレットはついていないが、身体障害者の方も共用できるものを設置しているとの答弁がありました。
次に、こういった公衆トイレを今後ふやしていく計画はあるのかとの質疑に対し、全部で3カ所設置すると伺っている。日浦に1カ所できており、今回の設置で2カ所となる。あと1カ所については、経済部で設置する予定で、場所は未定であるとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第44号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第46号、平成20年度新居浜市一般会計補正予算(第2号)及び議案第47号、平成20年度新居浜市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)についての2件につきまして一括して御報告いたします。
議案第46号、平成20年度新居浜市一般会計補正予算(第2号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳出、第4款衛生費、第3項下水道費であります。
以上の2件について質疑の概要を申し上げます。
まず、汚水の補助整備範囲の拡大とは具体的にどういうことかとの質疑に対し、新居浜市の場合、平成19年度は1日の排除量が30トン以上流すことができる管渠が補助の対象とされていた。ことし4月から補助対象範囲が見直され、1日に3トン以上を排除する管渠と変更となったため、補助対象範囲が大幅に拡大したとの答弁がありました。
次に、建設事業費は21億440万円となるが、平成18年度、平成19年度と比較してどうなっているのか。また、傾向としてどうなってきているのかとの質疑に対し、管渠等建設事業費の推移についてであるが、今年度は約21億円のうち、管渠等に係る事業費は約8億8,000万円である。平成19年度は約8億円、平成18年度は約7億6,000万円である。ただこの金額には、下水処理場の建設分が入っているため、単純にはもう少し下回ることになるが、総額としては横ばいの状況であるとの答弁がありました。
次に、今回補助対象範囲が拡大されたということによって、今後の公共下水道の人口普及率は年間どれぐらいアップとなるのかとの質疑に対し、今まで単独事業で整備していたものが補助事業となるということであり、新居浜市の10カ年計画の中では、単独事業と補助事業の総額で推移する計画としているため、補助対象範囲が拡大されても、人口普及率を極端に押し上げるということにはならない。人口普及率は、年間1%になるとの答弁がありました。
次に、公共下水道が接続されているところで、引き込みができていないところが約10%あり、そういったところにも積極的に力を入れていくとのことであったが、どれくらいを目指していくのかとの質疑に対し、水洗化率の向上のための方策として、私道申請は今年度から規制を5軒以上から2軒以上に緩和して、それによって水洗化率を向上させたいと考えているが、あくまでも個人からの私道申請があってのことであるので、具体的に数字としては決めていない。今年度は該当地区に出向き、積極的に話をしていきたいと考えているとの答弁がありました。また、引き込みをするときに貸し付けを行っていると思うが、貸付金はきちんと返済されているのか、滞納しているのであれば、件数はどれくらいあるのかとの質疑に対し、未水洗化世帯については、法律で3年以内に水洗化工事をするよう決められているが、実際には3年を経過しても接続されていない方もいる。担当課職員が各世帯を訪問し、水洗化するようお願いをしている。貸付金の返済については、今までに返済が滞った事例は自己破産等で2件ある。現在滞納している方はいないとの答弁がありました。
次に、公共下水道が整備されているのに接続していない理由は何かとの質疑に対し、公共下水道に接続できていない理由として一番多いのは経済的な理由である。合併処理浄化槽を設置しているため、接続できない方もいるが、数としては少ないとの答弁がありました。
次に、公共下水道整備については、需要の多いところから先にやっていくといった基本線をきちんと確立して整備を行っているのかとの質疑に対し、認可区域の拡大時には、人口の多いところを選んで認可区域を変更しており、認可区域を設定した中で公共下水道を整備しているとの答弁がありました。
さらに、この件について、委員から、認可区域内でもとりやすいところ、とってくれるところは、人口密度の高い中でもまだかなりあるので、より有効に、より的確に整備するべきではないかとの意見があり、これに対し、理事者から、需要のあるところを優先すべきであり、通常翌年度にどこを施工していくかについては、地元の要望が強いところを優先し場所を決めている。下水道は、下流からでないと整備できないこともあり、幾ら要望があっても接続されていなければどうしても後になるとの発言がありました。
次に、合併処理浄化槽については、国からの補助基数は少なくなってきているのかとの質疑に対し、県の補助基数のみならず、補助金額自体も減少しているため、補助基数は減っている状態であるとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第46号及び議案第47号の2件については、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で環境建設委員会の報告を終わります。
○議長(藤田統惟) これより質疑に入ります。
ただいまの各常任委員長の報告に対し質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田統惟) 質疑なしと認めます。
これにて質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、発言を許します。岡崎溥議員。
○18番(岡崎溥)(登壇) 日本共産党の岡崎溥です。
ただいま議案となりました議案第38号、市有財産の無償譲渡について、反対の立場から討論したいと思います。
これは、南沢津保育園の民間移管に伴うものでございまして、市立保育園から民間に移管されて、ことし4月から始まりました八雲保育園に続くものであります。いずれも社会福祉法人新居浜社会福祉事業協会が譲渡先として決まったものであります。譲渡して10年間は大きな工事を必要としないという状態にして、市民の財産を無償で渡すというものでございます。全国的には、保育所入所児童が毎年ふえ続けるという中で、公立保育所が統廃合や民営化でこの10年間で約1,600カ所も減らされているという状況だそうでございます。そもそもこの保育園の民営化で、将来的には公的保障をやめまして、保育制度そのものを解体する、子育てを金もうけの対象にしていく、これが公立保育園つぶしと民営化をねらう財界の方針でございます。いわゆる官から民へ、政府と一体になって進めているわけであります。内閣総理大臣を初めといたしまして各担当大臣、日銀総裁、日本経団連会長御手洗氏、キヤノンの会長でもございますが、このようなメンバーでつくります経済財政諮問会議、規制改革会議などからの提言が相次ぎました。どういう提言かと申しますと、少子化で減ってしまう労働力を女性の就労で補うために、保育の規制緩和と市場化でメニューを多様化させ、量的拡大を図れというものであります。現在ある児童福祉施設としての保育所は、法の基準に基づきまして、公共サービスとして住民にひとしく保障されるものでございます。そして、地方自治体は、保育に欠ける児童を保育所で保育しなければならないのであり、保護者の入所希望を受け付け、保育料は親の所得に応じて決められております。所得の差で差別されずに保育を受ける権利が保障されているわけであります。ところが、ちょっと長くなりますけども、厚生労働省社会保障審議会少子化対策特別部会というのがございますけれども、市場開放が可能となるように、保育分野に金をかけずに、最低基準などの歯どめを緩めて、いろんな保育園に直接親が申し込める直接契約にするんだと言っております。自治体が責任を持って子供たちを保育園に入れる今の制度から、保育園と保護者の直接契約にするんだというわけでありますけれども、こういうふうになりますと、コスト競争による人件費削減で、非正規保育士の増加、よい保育を望むのなら負担は当然だ、こういう動き、流れが強くなりまして、保育料の大幅引き上げに歯どめがかからなくなってまいります。さらに、保育所間の格差が拡大し、保護者の所得格差による保育が行われまして、保育がもうけ優先の市場になってしまいます。結局は、子供たちが被害を受け、日本の社会の将来にとっても大変心配な問題になってくると思われるわけであります。市場化テストや規制緩和などと鳴り物入りで登場してきましたが、今ではそのねらいが公からもうけ口を次々とっていく、こういうことにあることが国民的に明らかになってきて色あせてまいりました。しかし、財界筋は、引き続き50兆円の市場があるのだ、こういうことで虎視たんたんでございます。しかし、新居浜は違うのだ、譲渡先はもうけ本位の民間ではない、実績のある社会福祉法人だ、こういうふうに言っておりますけれども、実は公的責任の放棄となりまして、完全民営化への一歩でありますし、地ならしとなるということは間違いありません。保育園の民営化の理由として、市は、初めは財政的厳しさを強調しておりましたが、財政が一定の好転を見せると、柔軟な対応が出てくるのかなと期待しましたけれども、出てきましたのは公民館の民営化であり、ごみの有料化でございました。しかも、大型公共事業としての駅周辺地区整備計画では、突然ホテルがくっついて出てきたわけであります。また、3万数千名の反対署名や、パブリックコメントでも反対が85%を占めたわけであります。そして、南沢津保育園での、八雲保育園の民営化を検証してからにしてくれませんかという子を持つ親の当然の心配、これを聞かずにスケジュールどおりに強引に進めていくやり方は、常に市民が主役という市政を強調してきた市長として、大きな問題があるというふうに思うわけであります。ぜひ多くの保護者や市民の皆さんの声に耳を傾けまして、政府財界の子育てをもうけの対象としていく動きと一体の民営化をやめまして、公立保育園として、公的責任を果たしていただくようにお願いいたしまして、議案第38号、市有財産の無償譲渡についての反対討論を終わります。どうもありがとうございました。
○議長(藤田統惟) 以上で通告による討論は終わりました。
これにて討論を終結いたします。
これより採決をいたします。
採決は分離して行います。
議題のうち、まず議案第38号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(藤田統惟) 起立多数であります。よって、議案第38号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第39号ないし議案第41号及び議案第43号ないし議案第47号の8件を一括採決いたします。
以上の8件に対する委員長の報告はいずれも可決であります。以上の8件はいずれも委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田統惟) 御異議なしと認めます。よって、議案第39号ないし議案第41号及び議案第43号ないし議案第47号の8件はいずれも原案のとおり可決されました。
ここで当初申し上げましたとおり、議員全員協議会を開きますので、この際、暫時休憩いたします。
午前10時59分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
午後 0時59分再開
○議長(藤田統惟) 休憩前に引き続き会議を開きます。
―――――――――― ◇ ――――――――――
日程第3 請願第4号
○議長(藤田統惟) 次に、日程第3、請願第4号を議題といたします。
本件に関し、市民経済委員長の報告を求めます。藤原市民経済委員長。
○11番(藤原雅彦)(登壇) ただいまから市民経済委員会の報告をいたします。
本委員会に付託されました請願第4号につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
請願第4号、国による公的森林整備の推進と国有林野事業の健全化に関する意見書の提出方についてでありますが、本請願の趣旨は、近年地球温暖化が深刻な環境問題となる中で、環境資源としての森林に対し強い期待が寄せられているが、過疎化、高齢化等により、林業を取り巻く状況は厳しく、森林経営は脆弱化し、担い手である山村の再生に向けた積極的な取り組みが重要となってきていることから、地球温暖化防止森林吸収源10カ年対策の着実な実行等はもとより、国有林野事業等において、安全で安心できる国民の暮らしを守るために重要な役割を果たす水源林等公益森林の整備、さらには地域林業、木材産業の振興を通じた山村の活性化など、森林・林業施策のさらなる推進を図るべく、関係行政庁に対し意見書の提出方を請願されているものであります。
本件に関し討論に付したところ、森林問題は、これからますます重要課題になってくると思うので、賛成するとの意見が述べられました。
以上の経過を経て採決の結果、請願第4号については、全員異議なくお手元に配付の請願・陳情審査報告書のとおり、採択すべきものと決しました。
以上で市民経済委員会の報告を終わります。
○議長(藤田統惟) これより質疑に入ります。
ただいまの市民経済委員長の報告に対し質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田統惟) 質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。
討論の通告はありません。よって、討論なしと認めます。
これより請願第4号を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は採択であります。請願第4号は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田統惟) 御異議なしと認めます。よって、請願第4号は採択と決しました。
この際、暫時休憩いたします。
午後 1時02分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
午後 1時04分再開
○議長(藤田統惟) 休憩前に引き続き会議を開きます。
―――――――――― ◇ ――――――――――
日程第4 委員会の閉会中の継続審査
○議長(藤田統惟) 次に、日程第4、委員会の閉会中の継続審査を議題といたします。
福祉教育委員長及び市民経済委員長から、目下委員会において審査中の事件につき、会議規則第102条の2の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の継続審査の申し出があります。
お諮りいたします。請願第3号、請願第5号及び陳情第2号の3件については、福祉教育委員長及び市民経済委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田統惟) この際、暫時休憩いたします。
午後 1時05分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
午後 1時06分再開
○議長(藤田統惟) 休憩前に引き続き会議を開きます。
御異議がありますので、起立により採決をいたします。
採決は分離して行います。
まず、請願第3号については、委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(藤田統惟) 起立多数であります。よって、請願第3号については委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。
次に、請願第5号については、委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(藤田統惟) 起立多数であります。よって、請願第5号については、委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。
次に、陳情第2号については、委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(藤田統惟) 起立多数であります。よって、陳情第2号については、委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。
―――――――――― ◇ ――――――――――
日程第5 委員会の所管事務調査
○議長(藤田統惟) 次に、日程第5、委員会の所管事務調査を議題といたします。
各委員長から、お手元に配付いたしております所管事務調査表のとおり、それぞれ調査を行いたいとの申し出があります。
お諮りいたします。本件は各委員長の申し出のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田統惟) 御異議なしと認めます。よって、本件は各委員長の申し出のとおり決定されました。
―――――――――― ◇ ――――――――――
議案第48号
○議長(藤田統惟) お諮りいたします。ただいま市長から、議案第48号が提出されました。
この際、これを日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田統惟) 御異議なしと認めます。よって、この際、議案第48号を日程に追加し、議題とすることに決しました。
議案第48号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。佐々木市長。
○市長(佐々木龍)(登壇) ただいま上程されました議案第48号につきまして提案理由の説明を申し上げます。
議案第48号、新居浜市消防委員会の委員の委嘱につきましては、新居浜市消防委員会の委員渡部雅伸氏、妻鳥圭志氏、八田十美子氏及び永易美香子氏は、平成20年7月13日をもって任期が満了いたしますので、新たに委員の委嘱を必要といたしますため、新居浜市消防委員会の委員に渡部雅伸氏、妻鳥圭志氏、八田十美子氏及び永易美香子氏を委嘱するにつきまして御同意をいただきたく、本案を提出いたしました。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(藤田統惟) これより質疑に入ります。
議案第48号に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田統惟) 質疑なしと認めます。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第48号については、会議規則第38条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田統惟) 御異議なしと認めます。よって、議案第48号については、委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
討論の通告はありません。よって、討論なしと認めます。
これより採決いたします。
本件はこれに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田統惟) 御異議なしと認めます。よって、議案第48号はこれに同意することに決しました。
この際、暫時休憩いたします。
午後 1時11分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
午後 1時11分再開
○議長(藤田統惟) 休憩前に引き続き会議を開きます。
―――――――――― ◇ ――――――――――
議案第49号
○議長(藤田統惟) お諮りいたします。ただいま市長から議案第49号が提出されました。
この際、これを日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田統惟) 御異議なしと認めます。よって、この際、議案第49号を日程に追加し、議題とすることに決しました。
議案第49号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。佐々木市長。
○市長(佐々木龍)(登壇) ただいま上程されました議案第49号につきまして提案理由の説明を申し上げます。
議案第49号、新居浜市消防委員会の委員の委嘱につきましては、新居浜市消防委員会の委員藤田統惟氏は、平成20年6月1日をもって辞任いたしましたので、新たに委員の委嘱を必要といたしますため、新居浜市消防委員会の委員に仙波憲一氏を委嘱するにつきまして御同意をいただきたく本案を提出いたしました。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(藤田統惟) これより質疑に入ります。
議案第49号に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田統惟) 質疑なしと認めます。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第49号については、会議規則第38条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田統惟) 御異議なしと認めます。よって、議案第49号については、委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
討論の通告はありません。よって、討論なしと認めます。
これより採決いたします。
本件はこれに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田統惟) 御異議なしと認めます。よって、議案第49号はこれに同意することに決しました。
この際、暫時休憩いたします。
午後 1時14分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
午後 1時14分再開
○議長(藤田統惟) 休憩前に引き続き会議を開きます。
―――――――――― ◇ ――――――――――
農業委員会の委員の推薦について
○議長(藤田統惟) お諮りいたします。この際、農業委員会の委員の推薦についてを日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田統惟) 御異議なしと認めます。よって、この際、農業委員会の委員の推薦についてを日程に追加し、議題といたします。
本件は、農業委員会の委員の任期が平成20年7月19日をもって満了となるので、後任委員の選任について市長から推薦方の依頼があったもので、農業委員会等に関する法律第12条第2号の規定による議会推薦の農業委員の推薦を行うものであります。
お諮りいたします。農業委員会等に関する法律第12条第2号の規定により、議会推薦の農業委員は4人とし、伊藤優子議員、真木増次郎議員、白籏愛一議員、加藤喜三男議員を推薦したいと思います。
以上の4人を推薦することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田統惟) 御異議なしと認めます。よって、以上の4人を推薦することに決しました。
この際、暫時休憩いたします。
午後 1時16分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
午後 1時16分再開
○議長(藤田統惟) 休憩前に引き続き会議を開きます。
―――――――――― ◇ ――――――――――
日程第6 議会議案第3号
○議長(藤田統惟) 次に、日程第6、議会議案第3号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。仙波憲一議員。
○24番(仙波憲一)(登壇) ただいま議題となりました議会議案第3号につきまして提案理由の説明を申し上げます。
本案は、原爆症認定制度に関する意見書の提出方についてであります。
我が国に原子爆弾が投下されて以来、国内約25万人の被爆者は、後遺症や健康不安にさいなまれております。国においては、原子爆弾による被害者に対し、原子爆弾被爆者に対する援護に関する法律に基づきさまざまな対策が講じられているところでありますが、原爆症の認定については、全国各地で認定申請が却下された被爆者から、却下処分の取り消しを求める集団訴訟が提訴されております。
このような中、国は、原爆症認定基準の見直しを行い、本年4月から新しい審査の方針による認定を行っていますが、被爆の実態に合わない線引きや認定対象となる疾病の制限などにより、すべての被爆者が救済されないおそれがあります。被爆から63年が経過し、被爆者は高齢化しており、提訴者の中には既に亡くなられた方もおられ、被爆者の命をかけた切実な訴えに残された時間はありません。
したがいまして、国におかれては、原爆症の認定に当たっては、被爆者援護法の趣旨等を踏まえ、すべての被爆者が必要な援護を享受できるように配慮するとともに、原爆症認定制度に係る訴訟を含む諸問題の早期解決を図るよう、国に対し意見書を提出しようとするものであります。よろしく御審議くださいますようお願いを申し上げまして、提案理由の説明といたします。
○議長(藤田統惟) これより質疑に入ります。
議会議案第3号に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田統惟) 質疑なしと認めます。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議会議案第3号については、会議規則第38条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田統惟) 御異議なしと認めます。よって、議会議案第3号については、委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
討論の通告はありません。よって、討論なしと認めます。
これより議会議案第3号を採決いたします。
本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田統惟) 御異議なしと認めます。よって、議会議案第3号は原案のとおり可決されました。
―――――――――― ◇ ――――――――――
日程第7 議会議案第4号
○議長(藤田統惟) 次に、日程第7、議会議案第4号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。仙波憲一議員。
○24番(仙波憲一)(登壇) ただいま議題となりました議会議案第4号、議会改革調査特別委員会の設置につきまして提案理由の説明を申し上げます。
地方分権一括法の施行及び地方自治法の一部改正に伴い、各自治体の自主性、自立性が拡大され、今まで以上に複雑多岐にわたり、高度かつ専門的な対応を求められております。また、市議会においても、執行機関に対するチェック機能の役割の重要性が増し、議案の審議を初め、関係行政庁や国会への意見書提出、請願、陳情等の対応、議員の政策形成能力向上など、住民の多様なニーズにこたえるべく、広範かつ高度な対応が強く求められております。同時に、住民の負託にこたえるために、議会の公開と情報の提供に努め、地域住民への説明責任を果たすよう、積極的な改善に努めなければなりません。
以上のことを踏まえまして、地方自治体を取り巻く情勢に幅広く的確に対応する議会の構築を目指すため、議会改革調査特別委員会の設置を提案するものであります。
なお、委員の定数は9人、調査期間は付議事件の調査終了までとし、議会の閉会中も調査を行うことができるというものであります。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。
○議長(藤田統惟) これより質疑に入ります。
議会議案第4号に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田統惟) 質疑なしと認めます。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議会議案第4号については、会議規則第38条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田統惟) 御異議なしと認めます。よって、議会議案第4号については、委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
討論の通告はありません。よって、討論なしと認めます。
これより議会議案第4号を採決いたします。
本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田統惟) 御異議なしと認めます。よって、議会議案第4号は原案のとおり可決されました。
お諮りいたします。ただいま設置されました議会改革調査特別委員会の委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、西原司議員、大條雅久議員、藤原雅彦議員、藤田幸正議員、岡崎溥議員、伊藤初美議員、仙波憲一議員、加藤喜三男議員、山本健十郎議員、以上9人を議会改革調査特別委員にそれぞれ指名したいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田統惟) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました以上の議員を議会改革調査特別委員に選任することに決しました。
―――――――――― ◇ ――――――――――
議会議案第5号
○議長(藤田統惟) お諮りいたします。ただいま仙波憲一議員外5人から議会議案第5号が提出されました。
この際、これを日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田統惟) 御異議なしと認めます。よって、この際、議会議案第5号を日程に追加し、議題とすることに決しました。
議会議案第5号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。仙波憲一議員。
○24番(仙波憲一)(登壇) ただいま議題となりました議会議案第5号につきまして提案理由の説明を申し上げます。
本案は、国による公的森林整備の推進と国有林野事業の健全化を求める意見書の提出についてであります。
近年、地球温暖化が深刻な環境問題となる中、森林は緑の社会資本として、地球温暖化の防止、国土の保全、水源の涵養など、多様な機能を有しており、国民生活を守る上で大きな役割を果たしております。しかしながら、今日の森林・林業、木材関連産業政策は依然として厳しい状況にあり、森林所有者の林業に対する意欲を失わせており、さらには過疎化、高齢化による森林・林業の担い手である山村の再生に向けた取り組みが極めて重要となっております。よって、国においては、森林・林業基本計画の確実な実行、地球温暖化防止森林吸収源10カ年対策の着実な実行、多面的機能維持を図るための森林整備等の推進と地域林業、木材産業の振興を通じた活性化など、森林・林業施策のさらなる推進を強く求めるため、関係行政庁に対し意見書を提出しようとするものであります。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。
○議長(藤田統惟) これより質疑に入ります。
議会議案第5号に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田統惟) 質疑なしと認めます。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議会議案第5号については、会議規則第38条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田統惟) 御異議なしと認めます。よって、議会議案第5号については、委員会の付託を省略することに決しました。
この際、暫時休憩いたします。
午後 1時28分休憩
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午後 1時28分再開
○議長(藤田統惟) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより討論に入ります。
討論の通告はありません。よって、討論なしと認めます。
これより議会議案第5号を採決いたします。
本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田統惟) 御異議なしと認めます。よって、議会議案第5号は原案のとおり可決されました。
以上で本日の日程は全部終了いたしました。
よって、会議を閉じます。
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市長あいさつ
○議長(藤田統惟) 市長からあいさつがあります。佐々木市長。
○市長(佐々木龍)(登壇) 閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
まず最初に、去る6月14日に発生いたしました岩手・宮城内陸地震では、甚大な被害を受け、多くの死者や行方不明者が出ております。今回の災害は大変悲しく、痛ましいことであり、御遺族の方々には心から追悼の意を表したいと存じます。また、被害に遭われた皆様とその関係者の皆様にもお見舞いを申し上げますとともに、行方不明者の一刻も早い救出と被災地の一日も早い復旧を心よりお祈りいたします。
今回の岩手・宮城内陸地震を初め、中国四川省での大地震と大きな天災が続いております。本市でも平成16年に未曾有の台風災害がございましたが、このような災害を耳にするたびに、改めて日ごろからの防災対策、事後の対応策の重要性を痛感いたしておりまして、今後とも安全・安心のまちづくりにさらに取り組んでまいりたいと存じます。
さて、今議会に提案いたしました南沢津保育園の民間移管に伴う市有財産の無償譲渡についてや新居浜市長の選挙におけるビラの作成の公費負担に関する条例の制定を初め、平成20年度一般会計補正予算等、重要諸案件につきましては、議員の皆様方に終始熱心に御審議をいただき、ただいま原案のとおり御議決、御同意を賜ることができました。心からお礼申し上げます。
また、審議の過程で御指摘いただきました御意見、御提言等につきましても、今後の市政運営の中で遺漏のないよう十分配慮をしてまいります。
さて、7月4日の多喜浜校区を皮切りに8月上旬までの間、まちづくり校区集会を市内18校区で開催し、市連合自治会や各校区で設定された市政課題や地域課題について話し合いを行います。地域と行政が一体となった協働のまちづくりの推進のためにも、多くの議員、多くの市民の皆様方の御参加をお願いいたします。
終わりになりますが、季節もいよいよ夏場に向かってまいります。市民の皆様を初め、議員の皆様方には十分お体を御自愛いただきまして、市民福祉の増進と市政のさらなる発展になお一層の御尽力を賜りますよう心からお願い申し上げまして、閉会に当たってのごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(藤田統惟) これにて平成20年第4回新居浜市議会定例会を閉会いたします。
午後 1時32分閉会