平成18年第4回新居浜市議会定例会会議録 第5号
目次
議事日程本日の会議に付した事件出席議員欠席議員説明のため出席した者議会事務局職員出席者開議(午前10時02分)
日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 議案第63号~議案第65、議案第68号~議案第81号 太田企画総務委員長報告 藤田福祉教育委員長報告 藤原環境建設委員長報告 山岡美美議員の討論 表決休憩(午前10時53分)
再開(午後 1時00分)
日程第3 委員会の閉会中の継続審査 表決議案第82号~議案第84号、諮問第2号 佐々木市長の説明 委員会付託省略 表決休憩(午後 1時06分)
再開(午後 1時07分)
新居浜港務局委員会の委員の推薦について 表決休憩(午後 1時08分)
再開(午後 1時09分)
議案第85号 佐々木市長の説明 委員会付託省略 表決休憩(午後 1時12分)
再開(午後 1時12分)
議会議案第3号 岡崎溥議員の説明 佐々木文義議員の質疑 岡崎溥議員の答弁 委員会付託省略休憩(午後 1時27分)
再開(午後 1時28分)
表決議会議案第4号 岡崎溥議員の説明 明智和彦議員の質疑 岡崎溥議員の答弁 委員会付託省略休憩(午後 1時49分)
再開(午後 1時49分)
表決市長あいさつ閉会(午後 1時52分)
本文
平成18年9月22日 (金曜日)
議事日程 第5号
第1 会議録署名議員の指名
第2 議案第63号 財産の取得について
(企画総務委員長報告)
議案第64号 工事請負契約について
( 同 上 )
議案第65号 工事請負契約について
( 同 上 )
議案第68号 住居表示の実施に伴う関係条例の整理に関する条例の制定につ
いて
( 同 上 )
議案第69号 新居浜市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関
する条例の一部を改正する条例の制定について
( 同 上 )
議案第70号 新居浜市長期継続契約を締結することができる契約を定める条
例の制定について
( 同 上 )
議案第71号 新居浜市こども夢未来基金条例の制定について
(福祉教育委員長報告)
議案第72号 新居浜市乳幼児医療費助成条例等の一部を改正する条例の制定
について
( 同 上 )
議案第73号 新居浜市下水道条例の一部を改正する条例の制定について
(環境建設委員長報告)
議案第74号 新居浜市消防本部及び消防署の設置等に関する条例及び新居浜
市消防団の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定につ
いて
(企画総務委員長報告)
議案第75号 新居浜市消防団員等公務災害補償条例及び新居浜市非常勤消防
団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例
の制定について
(企画総務委員長報告)
議案第76号 平成18年度新居浜市一般会計補正予算(第2号)
(各常任委員長報告)
議案第77号 平成18年度新居浜市平尾墓園事業特別会計補正予算(第2号)
(環境建設委員長報告)
議案第78号 平成18年度新居浜市公共下水道事業特別会計補正予算(第1
号)
( 同 上 )
議案第79号 平成18年度新居浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1
号)
(福祉教育委員長報告)
議案第80号 平成18年度新居浜市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)
( 同 上 )
議案第81号 新居浜市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定につい
て
( 同 上 )
第3 委員会の閉会中の継続審査
――――――――――――――――――――――
本日の会議に付した事件
日程第1 会議録署名議員の指名
日程第2 議案第63号~議案第65号、議案第68号~議案第81号
日程第3 委員会の閉会中の継続審査
議案第82号~議案第84号、諮問第2号
新居浜港務局委員会の委員の推薦について
議案第85号
議会議案第3号
議会議案第4号
――――――――――――――――――――――
出席議員(30名)
1番 明 智 和 彦 2番 藤 田 豊 治
3番 太 田 嘉 一 4番 大 石 豪
5番 大 條 雅 久 6番 山 岡 美 美
7番 高 橋 一 郎 8番 藤 田 幸 正
9番 伊 藤 優 子 10番 藤 田 統 惟
11番 二ノ宮 定 12番 藤 原 雅 彦
13番 真 鍋 光 14番 佐々木 文 義
15番 真 木 増次郎 16番 岩 本 和 強
17番 西 本 勉 18番 岡 崎 溥
19番 白 籏 愛 一 20番 仙 波 憲 一
21番 加 藤 喜三男 22番 山 本 健十郎
23番 堀 田 正 忠 24番 井 上 清 美
25番 橋 本 朝 幸 26番 小 野 利 通
27番 伊 藤 初 美 28番 石 川 尚 志
29番 田 坂 重 只 30番 村 上 悦 夫
31番 欠 員
――――――――――――――――――――――
欠席議員
な し
――――――――――――――――――――――
説明のため出席した者
市長 佐々木 龍
助役 鈴 木 暉三弘
収入役 田 村 浩 志
企画部長 井 原 敏 克
総務部長 渡 邊 哲 郎
福祉部長 神 野 師 算
市民部長 森 賀 盾 雄
環境部長 堤 孝 雄
経済部長 河 村 徹
建設部長 新 田 一 雄
消防長 矢 野 和 雄
水道局長 笹 本 敏 明
教育長 阿 部 義 澄
教育委員会事務局長 鎌 田 眞太郎
監査委員 神 野 哲 男
――――――――――――――――――――――
議会事務局職員出席者
事務局長 神 野 盛 雄
議事課長 檜 垣 和 子
議事課副課長 多田羅 弘
議事課議事係長 井 上 毅
議事課調査係長 飯 尾 誠 二
議事課主任 阿 部 広 昭
議事課主事 秦 正 道
議事課主事 園 部 有 澄
―――――――――― ◇ ――――――――――
午前10時02分開議
○議長(白籏愛一) これより本日の会議を開きます。
本日の議事日程につきましては、お手元に配付の議事日程第5号のとおりでありますが、日程第2終了後、議員全員協議会も予定いたしております。
―――――――――― ◇ ――――――――――
日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(白籏愛一) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において仙波憲一議員及び加藤喜三男議員を指名いたします。
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日程第2 議案第63号~議案第65号、議案第68号~議案第81号
○議長(白籏愛一) 次に、日程第2、議案第63号ないし議案第65号及び議案第68号ないし議案第81号の17件を一括議題といたします。
以上の17件に関し、各常任委員長の報告を求めます。まず、太田企画総務委員長。
○
3番(太田嘉一)(登壇) ただいまから企画総務委員会の報告をいたします。
本委員会は9月19日に委員会を開催いたしました。本委員会に付託されました議案第63号ないし議案第65号、議案第68号ないし議案第70号及び議案第74号ないし議案第76号の9件につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
まず、議案第63号は、財産の取得についてでありまして、消防ポンプ自動車CD-1型2台を取得しようとするものであります。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、消防ポンプ自動車の耐用年数はどうか、消防力を落とさずに、更新時期を少しずらすことによりかなり違ってくるとは思うがどうかとの質疑に対し、耐用年数については、それまで20年としていたが、見直しを行い、平成17年度からは23年を更新年として10カ年計画を立てているとの答弁がありました。
次に、今後は無給油式真空ポンプが主流でいくのかとの質疑に対し、ポンプで水を吸い上げるときに、給油式か無給油式かが問われ、無給油式であれば、真空をかけるときに真空オイルを必要とせず、真空がうまくかからないという心配はないので、今後無給油式を継続していきたいと考えているとの答弁がありました。
次に、今回の落札率は97%と非常に高いと思うが、どうかとの質疑に対し、予定価格については、参考見積もりをとり、前回落札した実績等を参考に設定している。ポンプ自動車は、ほかの工事とは異なり、一定の既製品であるので、ある程度の定価が決まっており、結果として、落札率は97%となっているとの答弁がありました。
次に、どういう基準で入札参加業者を決定しているのかとの質疑に対し、今回の業者選定は、過去にポンプ自動車を納入した実績のあるポンプメーカー、その代理店6社及びシャシメーカー1社の7社で入札を行っている。シャシメーカー6社を対象に、CD-1型の取り扱いが可能かどうかの意向調査を行い、対応は可能であるという回答があったシャシメーカー1社を入札に加えたとの答弁がありました。
質疑終了後、本案に関し討論に付したところ、機械そのものが日々進化してきていることや適正な保守管理により耐用年数を20年から23年に延ばして努力はされているが、さらに更新時期を延ばせるよう努力していただけるよう要望して、賛成するとの意見が述べられました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第63号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第64号、工事請負契約について御報告申し上げます。
本案は、中央雨水ポンプ場ポンプ設備工事(その4)の請負契約についてであります。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、エンジンは、メーカーの仕様書ですべて決まるのかとの質疑に対し、メーカーについては、特記仕様書に基づき、今後落札業者から仕様承認書を提出させ、それが適正かどうか審査し、仕様に応じたメーカーを承認するとの答弁がありました。
次に、入札参加業者についてはどういった形で公募しているのかとの質疑に対し、過去の参加業者数は、平成15年度が8社、平成16年度が6社、平成17年度が4社、今回が3社となっている。一般競争入札であるので、ホームページ等で公募しているとの答弁がありました。
また、4年間に入札参加業者が半分以下になっていることをどうとらえているのかとの質疑に対し、ポンプメーカーということで、特殊なものではあるが、過去の参加業者を見ると、一部ポンプ業から撤退した業者もおり、また、大阪の方でポンプ場工事の談合により、指名停止になっている業者もいる。このようなことで、入札参加業者が減ってきているのではないかと推測しているとの答弁がありました。
次に、口径1,200ミリメートルというと、1時間にどれぐらい排水できるのかとの質疑に対し、1時間に1万200立方メートルであるとの答弁がありました。
次に、工事(その4)で事業が完了することにより、最近の急激な降水量においても、対象地域は十分にカバーできる見通しなのか、また、1日幾らまでの継続雨量ならもつのかとの質疑に対し、排水能力については、公共下水道認可計画に基づき、10年確率年での計画となっており、1時間当たり53.3ミリメートルである。1時間を超えて53.3ミリメートルの雨量が継続すれば、排水能力を超えるものとなるとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第64号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第65号、工事請負契約について御報告申し上げます。
本案は、最終処分場建設工事の請負契約についてであります。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、工事の内訳はどうかとの質疑に対し、工事としては、土木工事と建築工事がある。土木工事については、しゅんせつ土の上に山土を盛る敷地造成工、下水処理場の処理淡水を利用して、海水と置換する置換排水設備工、洋上投棄になるため陸上から海上への積み込み設備工、波返し擁壁工、舗装工、フェンス・門扉設置工などの場内整備工、雨水排水工、モニタリング設備工、ポンプ圧送排水工がある。建築工事については、管理棟、管理倉庫、操作棟、電気室があるとの答弁がありました。
次に、市の監督、管理体制はどうかとの質疑に対し、清掃センターについては、電気技術者が2名、機械技術者が1名おり、また、4月から土木の技術者を配置している。建築工事については、建築課で積算及び現場管理をすることとしている。現場には、市職員は常駐できないので、現場を把握できるような現場管理体制をとり、現場の監督管理については、市が発注しているので、体制を十分整え、きちんと監督責任を果たしていくとの答弁がありました。
次に、土木・建築工事の瑕疵担保責任についてはどうなっているのかとの質疑に対し、瑕疵担保責任は、工事請負契約書の中で2年間とうたっている。また、瑕疵が施工者の故意または重大な過失により生じた場合には、請求できる期間は10年とするとうたっているとの答弁がありました。
次に、土木工事と建築工事を一括して発注した理由は何かとの質疑に対し、一番大きな要因としては、しゅんせつ土の上に山土を盛るので、自然沈下等を落ちつかすためには、ある程度の期間が必要であるということ、最終的に前段と最終に土木工事が入り、その中間に建築工事とその他の工事が入るので、工事期間的に分割工事とすることは非常に難しいのではないかということで、安全管理を含め、現場管理、工程管理を含めて、一体化するのが望ましいと判断した。今回は、特殊事情により一括発注したが、今後は原則的に分割発注できるものはしていくとの答弁がありました。
次に、土木・建築工事の一括発注であるが、現場の技術者についてはどうか。本来ならば別な工事なので、最初から土木・建築工事にそれぞれ技術者が必要であると明記しておくべきではないのかとの質疑に対し、土木・建築工事については、2,500万円を超えているので、それぞれ現場の責任者である主任技術者を置かなければならない。今回の募集要件は、土木工事費の比率が高いため、土木の監理技術者の配置を求めた。今後、2つ以上の工事を一括して発注することがある場合は、公募条件の設定について検討させていただきたいとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第65号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第68号、住居表示の実施に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について御報告申し上げます。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、住民への周知は終わっているのかとの質疑に対し、市政だよりの8月号で、10月1日から実施ということをお知らせしている。パンフレット等の配布、住居表示板の設置等、お知らせのはがきを各戸に郵送しているとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第68号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第69号、新居浜市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、このような該当事例はあったのかとの質疑に対し、当市においての事例はない。労働者災害補償保険法の改正が行われ、それに準じて国家公務員や地方公務員についても改正を行うという趣旨のものであるので、当市があったから行うものでなく、国の基準が変更になったから改正するものであるとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第69号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第70号、新居浜市長期継続契約を締結することができる契約を定める条例の制定について御報告申し上げます。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、長期継続契約を締結することにより、経費削減はどれくらいを想定しているのかとの質疑に対し、単年度で契約するよりも、複数年でする方が、業者にとっても安定的にリースができ、また、事務的な削減につながると思われるが、具体的にはどの程度ということは把握できていないとの答弁がありました。
次に、長期というのは何年を考えているのかとの質疑に対し、物品のリース契約は5年以内、役務の提供は3年以内と考えているとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第70号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第74号、新居浜市消防本部及び消防署の設置等に関する条例及び新居浜市消防団の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、質疑応答を行い、審査いたしました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第74号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第75号、新居浜市消防団員等公務災害補償条例及び新居浜市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、審査いたしました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第75号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第76号について御報告申し上げます。
議案第76号、平成18年度新居浜市一般会計補正予算(第2号)における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳入全部、歳出第2款総務費、第2表地方債補正追加、第3表地方債補正変更であります。
本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、質疑応答を行い、審査いたしました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第76号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で企画総務委員会の報告を終わります。
○議長(白籏愛一) 次に、藤田福祉教育委員長。
○
2番(藤田豊治)(登壇) ただいまから福祉教育委員会の報告をいたします。
本委員会は9月19日に委員会を開催いたしました。本委員会に付託されました議案第71号、議案第72号、議案第76号及び議案第79号ないし議案第81号の6件につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
まず、議案第71号、新居浜市こども夢未来基金条例の制定について御報告申し上げます。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、基金の目的について、非常に範囲が広いが、この事業なら使ってもいいというようなことはどういう形で決まるのかとの質疑に対し、教育委員会の中で、要領等を考えているが、今考えているのは、1つには、子供たちの夢や豊かな心をはぐくむ事業ということで、ボランティア活動、自然体験、文化交流など、2つには、子供たちの知的好奇心や探究心を育てる事業ということで、読書活動、グループ研究、探検活動など、3つには、子供たちが額に汗をして自然に親しむ、働く喜び、ものづくりの喜びを実感できるような事業である。今後、児童生徒に募集をし、出てきた中から内容を審査し、子供たちの成長のために重要な事業に使っていくとの答弁がありました。
次に、事業の決定は、教育委員会の中だけで決めるのか、第三者が入ったりしないかとの質疑に対し、年度途中ということで、今年度については、10月に小学校、11月に中学校で開催を予定している「子どもと教育を語るつどい」の中で出てきた意見から、内容に該当するものがあれば、12月に予算化を図り、実施したいと考えている。来年度からは、年度の早い時期に募集をし、いろいろな意見を吸収して、実現に取り組んでいきたいとの答弁がありました。
次に、小中学校教育の施設費や教育にかかる費用が現実にあるが、本来なら義務教育の中で教育費として負担すべき事業との区分けの基準はあるのかとの質疑に対し、この事業は、あくまでも社会教育の観点で行う。学校の行事については対象外である。社会教育の中で、子供たちがやってみたいことや、こういう夢があるのだというものについて、社会教育課が担当し、子供と協議しながら、子供の夢を実現していくというイメージで考えている。学校教育とは別の観点から取り組んでいくとの答弁がありました。
次に、1,000万円の寄附ということだが、市が幾らか足してスタートするのかとの質疑に対し、1,000万円でスタートする、寄附をしていただいた方からも、今後も毎年積み立てていきたいという話をいただいており、一般財源から投入するという考えは今のところない。また、将来、寄附文化の創出ということで、一般市民にも呼びかけをしたいと考えているが、具体的には、今のところ決まっていないとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第71号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第72号、新居浜市乳幼児医療費助成条例等の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、今回の改正により、件数及び額はどう変わるのかとの質疑に対し、今回の改正では、件数等に影響はない。また、障害児施設で乳幼児医療に係る分は、障害児施設としては、県下では愛媛整肢療護園等全部で3施設あり、そこに9人が入所しているが、重心医療等に係る分の影響については、ほとんどない見込みである。助成対象は、非課税世帯であり、20歳未満のところは全部課税世帯であり、その影響はほとんどないとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第72号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第76号について御報告申し上げます。
議案第76号、平成18年度新居浜市一般会計補正予算(第2号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳出第3款民正費、第4款衛生費、第1項保健衛生費、第10款教育費であります。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、保険証のカード化について、具体的にどうなるのかとの質疑に対し、被保険者証のカード化については、今現在、世帯ごとに1枚の保険証となっている。これを1人1枚の個人別カードにしようとするものである。平成17年6月現在では、全市町村2,395のうち、549の市町村、22.8%がカード化を実施している。県内の市では、今年2月現在で、今治市、宇和島市、西条市、伊予市が実施済みであるとの答弁がありました。
次に、カードはハードなかたいものではないのかとの質疑に対し、保険証は、1年更新であり、それほど耐久性がないものでもよいと考えているとの答弁がありました。
次に、更新の場合、5人世帯なら5人分をまとめて一斉に更新するのか、また、回収はどうなるのかとの質疑に対し、一斉に更新をする。3月31日で期限が切れるため、それ以前に世帯単位にまとめて郵送、または徴収員が配達するという形になる。回収については、市役所に来るときなど、そういうときにお返しいただくか、徴収員が回収するとの答弁がありました。
次に、遠隔地の保険証については、個人別カードであり、遠隔地分割する必要はないのかとの質疑に対し、今までは遠隔地証明を学生の場合、別に発行していたが、カード化では、それぞれ1枚ごととなるので、遠隔地分割の必要はないとの答弁がありました。
次に、保育園の耐震補強について、補正予算が出ているが、福祉施設関係で、慈光園や東新学園とか、危険なところは耐震に関して何かするのかとの質疑に対し、慈光園、東新学園については、今回の耐震診断の中には入っていないとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第76号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第79号、平成18年度新居浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)について御報告申し上げます。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、一般会計繰入金の職員給与費等繰入金についてだが、この中には、職員給与以外に何かあるのかとの質疑に対し、職員給与費等繰入金には、事務費が含まれており、一般管理費の需用費204万4,000円、役務費358万5,000円、合計562万9,000円が該当する。この内訳は、保険証カード化の印刷製本費と通信運搬費であるとの答弁がありました。
次に、給与費等となっているが、需用費、役務費の分類は給与費となるのかとの質疑に対し、国と地方の財源調整の一環として、地方財政措置が講じられ、一般会計から繰り入れが認められている中に、職員給与費等繰入金があり、その中の事務費として需用費、役務費があるとの答弁がありました。
次に、カードは何枚印刷するのかとの質疑に対し、印刷枚数は6万1,500枚を予定している。更新は、一度にすべてするが、年度途中での新規等の追加を見込んでいるとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第79号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第80号、平成18年度新居浜市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)について御報告申し上げます。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、介護給付費準備基金繰入金について、繰り入れ後の残高1,911万円ということだが、準備基金そのものについて、残高の適正額とか今後の見通しはどうなるのかとの質疑に対し、介護保険料は、3年に1回改正をすることになっている。基本的な考えは、介護保険料を改正した初年度は黒字、2年目は収支均衡し、3年目は赤字になるのではないかという見込みで、3年目の赤字を初年度の黒字で埋め合わせて、3年間で収支をとるという考えで基金をつくっている。当初、介護保険料を決定するときに、歳出の見込みから保険料の段階の見込みを立てている。また、基金がどのくらいあればいいのかという目安は決められていないとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第80号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第81号、新居浜市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、一部負担金が10分の2から10分の3になるが、対象人数はどうなるのかとの質疑に対し、課税所得が145万円以上の70歳以上の人が対象である。老人医療の受給者の数が、約1万7,500人いるが、そのうちの約1,000人が3割負担になる見込みであるとの答弁がありました。
次に、課税所得145万円以上とは、年金受給者で幾らの収入になるのかとの質疑に対し、収入の合計で、2人以上では、520万円を超えた場合、1人では、383万円を超えた場合になるとの答弁がありました。
次に、出産一時金が35万円になるが、現在、国保では、手続に来た時点で支払っているのかとの質疑に対し、市の窓口へ来ていただくこととなっているが、窓口で即日支払っているとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第81号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で福祉教育委員会の報告を終わります。
○議長(白籏愛一) 次に、藤原環境建設委員長。
○
12番(藤原雅彦)(登壇) ただいまから環境建設委員会の報告をいたします。
本委員会は9月15日に委員会を開催いたしました。本委員会に付託されました議案第73号及び議案第76号ないし議案第78号の4件につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
まず、議案第73号、新居浜市下水道条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
本委員会は、本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、審査いたしました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第73号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第76号について御報告申し上げます。
議案第76号、平成18年度新居浜市一般会計補正予算(第2号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳出第4款衛生費、第2項清掃費、第3項下水道費であります。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、廃棄物中間処理施設関連整備事業についてであるが、自治会の要望の工事はこれで終わるのかとの質疑に対し、条件整備はこれを最後に完了するとの答弁がありました。
次に、迷惑施設に伴う補償の基準は明確なのかとの質疑に対し、補償の基準については、要綱等明確に記されたものはないが、半径1キロメートルに係る地域を補償対象としたとの答弁がありました。
また、補償の基準を持っておいた方がいいと思うがどうかとの質疑に対し、補償の基準については、一定ベースになるものを持っていなければならないと思う。施設の性格により、地域にどういう影響を与えるのかということは差異が出てくると思うので、決め込んでしまうとうまく進行しない場合があるかもしれないため、研究しながらやっていきたいとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第76号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第77号、平成18年度新居浜市平尾墓園事業特別会計補正予算(第2号)について御報告申し上げます。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、平尾墓園管理基金は幾らあるのか、平尾墓園の現状はどうか、今後も継続するのかとの質疑に対し、平尾墓園管理基金は、平成17年度末現在、7,443万1,163円である。平尾墓園は、3,776基あり、平成17年度末現在、176基残っている。毎年60基から70基使用しており、あと二、三年でなくなると予想している。現在、墓地及び合葬式墓地等の建設について調査検討しているとの答弁がありました。
次に、墓地等の造成について、行政の役割は果たしたと思うがどうかとの質疑に対し、一定の行政の役割は果たしたと思うが、これから墓地に対する需要が減っていかない中で、行政として需要にこたえられないというのはいかがなものかと思う。墓地のあり方について、将来的にどうあるべきか掘り下げて検討しなければならないとの答弁がありました。
質疑終了後、本案に関し討論に付したところ、墓地造成における行政の役目は、ある程度終わったと思う。今後民間活力ということも含めて、行政として墓地の造成をやらなくてはいけないのかということを十分検討してほしい。台風災害が起こったときに補償するという状況であったが、財政難の中で、事業のあり方を考えてほしいということを要望して、賛成する。
高齢社会で、これから需要が多くなるということもあり、市が管理運営する今のやり方はいいやり方だと思う。もっと需要にこたえるべきだと思うので、賛成である等の意見が述べられました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第77号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第78号、平成18年度新居浜市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)について御報告申し上げます。
本委員会は、本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、質疑応答を行い、審査いたしました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第78号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で環境建設委員会の報告を終わります。
○議長(白籏愛一) これより質疑に入ります。
ただいまの各常任委員長の報告に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(白籏愛一) 質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、発言を許します。山岡美美議員。
○
6番(山岡美美)(登壇) 日本共産党の山岡美美です。
議案第72号、新居浜市乳幼児医療費助成条例等の一部を改正する条例の制定についてと、議案第81号、新居浜市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について反対の立場で一括討論いたします。
今回、障害者自立支援法の施行と医療制度改悪に伴う変更、混合診療の本格的導入を盛り込んだ条例制定の部分に反対です。
議案第72号は、ことし4月から、障害者自立支援法にあわせ、10月から新たに障害児施設は、措置制度から契約方式に変わり、食費や医療、サービスの負担が拡大される条例変更です。新居浜市内に肢体不自由児施設や重症心身障害児施設がないため、松山など、市外の施設に入所を余儀なくされています。重度心身障害者医療費助成条例にかかわるケースは9例で、所得によって違いますが、月2万円を超える新たな負担になります。保護者にとって、重度の障害児などを抱える負担は大変であり、応益負担は避けるべきです。
次に、医療制度改悪法は、ことし6月、自民党、公明党の賛成で成立しました。議案第81号は、第1に、10月から70歳以上の現役並み所得者の窓口負担が2割から3割になる人は、8月の時点で約1,200人です。税制改定などの影響で、新たに現役並み所得者とされる高齢者は、医療費の自己負担が、7月までは1割、8月から2割へ、10月には3割へとわずか2カ月で3倍になります。1,200人の約4割が該当すると予想され、深刻です。また、1,200人以外に、申請すれば1割負担になる可能性がある人は425人います。7月末から、国保課では、申請の手続をお勧めする通知を2度にわたって出していただいていますが、まだ対象者の全員は申請できていません。引き続き対応をお願いします。また、現役並み所得者は、高額所得者ではありません。高齢者と現役世代の公平といいますが、病気は公平にやってきません。年齢とともに病気にかかりやすく、治療にも時間がかかる高齢者の負担は、現役世代より低く抑えることこそ公平です。
第2に、国は、療養病床を6年がかりで23万床減らす予定です。その先取りとして、7月、医療機関の療養病床に支払う報酬が引き下げられ、経営が困難となり、全国的には療養病床を閉鎖したところがふえています。療養病床に入院されている70歳以上の高齢者は、3つのランクに分けられます。軽症のランクの人は、ことしの10月から療養病床の食費と住居費が月3万円近く自己負担となり、これは軽症者の追い出しにつながります。負担増ばかりか、必要な医療を奪われ、行き場をなくす高齢者が出ないようにするべきです。
今回、国の制度改悪に伴う条例制定ですが、地方自治体として、住民の福祉の増進に努めるべきであり、大きな負担を強いるこの条例には反対です。
以上で討論を終わります。
○議長(白籏愛一) 以上で通告による討論は終わりました。
これにて討論を終結いたします。
これより採決いたします。
採決は分離して行います。
議題のうち、まず、議案第72号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(白籏愛一) 起立多数であります。よって、議案第72号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第81号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(白籏愛一) 起立多数であります。よって、議案第81号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第63号ないし議案第65号、議案第68号ないし議案第71号及び議案第73号ないし議案第80号の15件を一括採決いたします。
以上の15件に対する委員長の報告はいずれも可決であります。以上の15件はいずれも委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(白籏愛一) 御異議なしと認めます。よって、議案第63号ないし議案第65号、議案第68号ないし議案第71号及び議案第73号ないし議案第80号の15件はいずれも原案のとおり可決されました。
ここで当初申し上げましたとおり、議員全員協議会を開きますので、この際、暫時休憩いたします。
午前10時53分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
午後 1時00分再開
○議長(白籏愛一) 休憩前に引き続き会議を開きます。
―――――――――― ◇ ――――――――――
日程第3 委員会の閉会中の継続審査
○議長(白籏愛一) 次に、日程第3、委員会の閉会中の継続審査を議題といたします。
各委員長から、目下委員会において審査中の事件につき、会議規則第102条の2の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の継続審査の申し出があります。
お諮りいたします。認定第1号、認定第2号、請願第5号、請願第6号及び陳情第3号の5件については、各委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(白籏愛一) 御異議なしと認めます。よって、以上の5件については、各委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。
―――――――――― ◇ ――――――――――
議案第82号~議案第84号、諮問第2号
○議長(白籏愛一) お諮りいたします。ただいま市長から議案第82号ないし議案第84号及び諮問第2号の4件が提出されました。
この際、これを日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(白籏愛一) 御異議なしと認めます。よって、この際、議案第82号ないし議案第84号及び諮問第2号の4件を日程に追加し、議題とすることに決しました。
議案第82号ないし議案第84号及び諮問第2号の4件を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。佐々木市長。
○
市長(佐々木龍)(登壇) ただいま上程されました議案第82号から議案第84号まで及び諮問第2号につきまして提案理由の説明を申し上げます。
まず、議案第82号、新居浜市公平委員会の委員の選任につきましては、新居浜市公平委員会の委員井内久美子氏は、平成18年9月30日をもって任期が満了いたしますので、新たに委員の選任を必要といたしますため、新居浜市公平委員会の委員に近藤君惠氏を選任するにつきまして御同意をいただきたく本案を提出いたしました。
次に、議案第83号、新居浜港務局委員会の委員の任命につきましては、新居浜港務局委員会の委員逆井洋紀氏は、平成18年8月31日をもって辞任し、永井誠司氏及び大原信男氏は、平成18年10月8日をもって任期が満了いたしますので、新たに委員の任命を必要といたしますため、新居浜港務局委員会の委員に猪野和志氏、寒川公一朗氏及び大原信男氏を任命するにつきまして御同意をいただきたく本案を提出いたしました。
次に、議案第84号、新居浜港務局の監事の任命につきましては、新居浜港務局の監事本田國廣氏は、平成18年12月18日をもって任期が満了いたしますので、新たに監事の任命を必要といたしますため、新居浜港務局の監事に本田國廣氏を任命するにつきまして御同意をいただきたく本案を提出いたしました。
次に、諮問第2号、人権擁護委員の候補者の推薦につきましては、人権擁護委員佐々木千惠子氏、小崎多美子氏、渡・謙氏、近藤鐵男氏及び山本規子氏は、平成18年12月31日をもって任期が満了いたしますので、新たに委員の候補者の推薦を必要といたしますため、人権擁護委員の候補者に松原・子氏、伊藤勁盾氏、新田さかえ氏、近藤鐵男氏及び山本規子氏を推薦いたしたく本案を提出いたしました。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(白籏愛一) これより質疑に入ります。
議案第82号ないし議案第84号及び諮問第2号の4件に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(白籏愛一) 質疑なしと認めます。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第82号ないし議案第84号及び諮問第2号の4件については、会議規則第38条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(白籏愛一) 御異議なしと認めます。よって、議案第82号ないし議案第84号及び諮問第2号の4件については、委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
討論の通告はありません。よって、討論なしと認めます。
これより採決いたします。
採決は分離して行います。
議題のうち、まず、議案第82号ないし議案第84号の3件を一括採決いたします。
以上の3件はいずれもこれに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(白籏愛一) 御異議なしと認めます。よって、議案第82号ないし議案第84号の3件はいずれもこれに同意することに決しました。
次に、諮問第2号を採決いたします。
本件は異議ない旨答申することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(白籏愛一) 御異議なしと認めます。よって、諮問第2号は異議ない旨答申することに決しました。
この際、暫時休憩いたします。
午後 1時06分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
午後 1時07分再開
○議長(白籏愛一) 休憩前に引き続き会議を開きます。
―――――――――― ◇ ――――――――――
新居浜港務局委員会の委員の推薦について
○議長(白籏愛一) お諮りいたします。この際、新居浜港務局委員会の委員の推薦についてを日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(白籏愛一) 御異議なしと認めます。よって、この際、新居浜港務局委員会の委員の推薦についてを日程に追加し、議題とすることに決しました。
新居浜港務局委員会の委員の推薦についてを議題といたします。
お諮りいたします。新居浜港務局委員会の委員として、港湾法第17条第1項の規定により、山本健十郎議員を推薦することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(白籏愛一) 御異議なしと認めます。よって、新居浜港務局委員会の委員として山本健十郎議員を推薦することに決しました。
この際、暫時休憩いたします。
午後 1時08分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
午後 1時09分再開
○議長(白籏愛一) 休憩前に引き続き会議を開きます。
―――――――――― ◇ ――――――――――
議案第85号
○議長(白籏愛一) お諮りいたします。ただいま市長から議案第85号が提出されました。
この際、これを日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(白籏愛一) 御異議なしと認めます。よって、この際、議案第85号を日程に追加し、議題とすることに決しました。
議案第85号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。佐々木市長。
○
市長(佐々木龍)(登壇) ただいま上程されました議案第85号につきまして提案理由の説明を申し上げます。
議案第85号、新居浜港務局委員会の委員の任命につきましては、新居浜港務局委員会の委員山本健十郎氏は、平成18年10月8日をもって任期が満了いたしますので、新たに委員の任命を必要といたしますため、新居浜港務局委員会の委員に山本健十郎氏を任命するにつきまして御同意をいただきたく本案を提出いたしました。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(白籏愛一) これより質疑に入ります。
議案第85号に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(白籏愛一) 質疑なしと認めます。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第85号については、会議規則第38条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(白籏愛一) 御異議なしと認めます。よって、議案第85号については、委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
討論の通告はありません。よって、討論なしと認めます。
これより議案第85号を採決いたします。
本件はこれに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(白籏愛一) 御異議なしと認めます。よって、議案第85号はこれに同意することに決しました。
この際、暫時休憩いたします。
午後 1時12分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
午後 1時12分再開
○議長(白籏愛一) 休憩前に引き続き会議を開きます。
―――――――――― ◇ ――――――――――
議会議案第3号
○議長(白籏愛一) お諮りいたします。ただいま岡崎溥議員外6人から議会議案第3号が提出されました。
この際、これを日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(白籏愛一) 御異議なしと認めます。よって、この際、議会議案第3号を日程に追加し、議題とすることに決しました。
議会議案第3号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。岡崎溥議員。
○
18番(岡崎溥)(登壇) ただいま上程されました議会議案第3号の提案説明をさせていただきます。
新居浜市は、去る6月に、各世帯に納税通知書を発送いたしました。これを見た年金生活者はびっくり仰天しまして、何かの間違いではないか、納得できないなどなど、市役所に問い合わせが殺到したわけであります。市民税課では、電話が一日じゅう鳴りっ放し、窓口の応対にも大わらわ。職員の話では、あの日は1日で400人ぐらいの方に応対したのではないかと言われております。この現象は、新居浜だけではありませんでした。全国ほとんどすべての市町村で起きた現象であります。それもそのはずであります。収入は全くふえないばかりか、6月支給の年金はマイナス0.3%物価スライドで減っているというのに、税の計算の上だけ所得がふえたことにされまして、税金が何倍にもふえてしまう、ひどい場合には10倍を超える例もあるわけであります。これは、2004年の通常国会で決められた改悪が、今年度から住民税について実施されたからでございます。1つは、公的年金等控除の縮小、普通140万円が120万円、20万円縮小されているわけであります。もう一つは、65歳以上の高齢者に適用されておりました老年者控除、住民税では48万円、所得税では50万円が廃止されたことによるわけであります。さらに、住民税の高齢者非課税措置を廃止したのは、2005年の通常国会でありました。いずれも提案したのは、言うまでもありませんが、自民党、公明党さんが与党の小泉内閣でございました。法案に賛成したのも、自民党、公明党さんであります。実は、政党として最初に言い出したのは、公明党でありました。公明党が、定率減税の廃止と年金課税と合わせて2兆7,000億円の財源をつくり、これを基礎年金国庫負担引き上げに充てるんだと言ってきたわけであります。しかし、増税の方は公約どおり実施されたわけでありますが、基礎年金国庫負担の方は、まだ4,000億円しかふえておりません。与党内では、残りは消費税でという議論が強くなっているところであります。特に、老年者控除は、基礎控除や配偶者控除と並ぶ人的控除の一つで、納税者本人が65歳以上で、精神的、肉体的においても、一般壮年者より劣っているというので、その負担を軽減するというものであります。税の負担能力においてハンディがあるので、それを補うという意味があるわけであります。これは、1951年につくられたものでありまして、今もその事情は変わらないわけであります。所得の高い人がいるという理由を言っているわけでありますが、もともと所得が1,000万円以下の人しか適用されない、そういう条件があったものであります。それだけではありません。さらにこれから計算上の所得や住民税額がふえれば、それに連動して国民健康保険料、介護保険料も負担増になります。そしてまた、介護保険料は、3年に1度の見直しで、大幅引き上げになっているわけであります。二重の負担増であります。そしてまた、自民、公明両党は、定率減税を全廃することを、与党税制改正大綱で合意しまして、さきの通常国会で強行しました。こうして来年も、さらに増税になるわけであります。この10月からは、医療費の負担が増加します。こうして市内高齢者は、一連の税制、医療制度の改定により、昨年と比べ、大ざっぱな計算でありますが、参考資料として表を加えておりますけれども、約11億円もの市民の負担増となるわけでございます。さらには、公営住宅家賃、介護サービスの利用者負担、老人医療の窓口負担などにも影響が及び、雪だるま式であります。余りにも急激なものでありまして、高齢者が耐えられない、耐えられる限度をはるかに超えております。ぜひ高齢者住民税非課税限度額、また公的年金等控除額、定率減税を改定前に戻すこと、そして、老年者控除48万円を復活すること、これをよろしくお願いしたいと思います。政府に対して、強く要求する意見書を採択していただきたいと思うわけであります。これらに対する国の財源は、庶民への重税ではなく、米軍基地移転のための3兆円、むだな大型公共事業、80兆円を超える金余りの大企業への各種の特別減税等を見直せば、十分確保できるわけであります。この際、高齢者や懸命に頑張る勤労者、中小業者への税制を改定前に戻すよう求めるものであります。ぜひ市民の生活のために御採択いただきますよう、お願い申し上げまして、提案説明とさせていただきます。どうぞよろしくお願いします。
○議長(白籏愛一) これより質疑に入ります。
議会議案第3号に対して質疑はありませんか。佐々木文義議員。
○
14番(佐々木文義)(登壇) ただいま上程されております議会議案第3号についてお伺いをしたいと思っております。
税制というものは、国民全体に対しまして、ひとしく適用されるものであろうと思います。その前提で、国民の負託を受けた議員が、国会で審議をし、法案決定をするのであろうと思います。
そこで、次の2点について提案者にお伺いをいたします。
まず第1点目として、税制の検討は、世代間格差、経過、歴史、経済状況等のさまざまな視点からなされたものであります。この意見書には、こうした検討全般の要素が含まれておらず、一部のみを取り上げたものと考えます。一地方の一部の対象となった現象をもとに提案されたものであり、全体論とはなっていないと考えますが、いかがでございましょうか。
次に2点目でありますが、定率減税は、制定当初より抜本的改正の時期までとされていたものであり、現在の大きな制度改正の中で、最初から予定されていた範囲のものであります。実際に、バブル期までは定率減税はなく、普通に課税されておりました。この定率控除の部分だけを取り上げて、もとに戻せというのは、定率減税以前の状況や定率減税開始の経過等が考慮されていないと考えますが、いかがでございますか。税は、国の責任において制定されるものであります。市議会が国へ要望するに際しては、高齢者に配慮した見直しをという程度ならわかりますが、本意見書のように、減税しろなど個別の具体的な要望とすべきではないと考えますが、いかがでしょうか。
○議長(白籏愛一) 答弁を求めます。岡崎溥議員。
○
18番(岡崎溥)(登壇) 公明党の佐々木議員の質疑にお答えいたします。
ちょっとメモが、発言が早かったもので、きちんとはできてないんですけども、1つは、地域の特別な現象であり、そして要求だというような意味合いじゃなかったかと思うんですけれども、これは、先ほども提案説明の中で申し上げましたように、全国でこれがもう問題になったということで申し上げましたけれども、これは一地域の、そして一部の人たちの問題ということではありません。
そしてまた、定率減税の問題について触れられましたけれども、これも恒久減税でございまして、廃止するということについては、ちょっと問題があるんじゃないかというふうに思うんですけれども。
それともう一つは、この減税に関するいわゆる税金の取り方の問題ですけど、やっぱりきちんと取るところから取るということから、税制の原則的な問題だろうと思うんですけれども、今先ほども説明いたしましたように、あるところにはもう減税をそのまま放置しまして、非常に生活が行き詰まっておると、大変な状況にあるところからこういうふうに増税するということについては、ちょっとこの税制の原則的な立場からいいましても、大きな問題があるというふうに思います。
以上です。
○議長(白籏愛一) ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(白籏愛一) これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議会議案第3号については、会議規則第38条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(白籏愛一) 御異議なしと認めます。よって、議会議案第3号については、委員会の付託を省略することに決しました。
この際、暫時休憩いたします。
午後 1時27分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
午後 1時28分再開
○議長(白籏愛一) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより討論に入ります。
討論の通告はありません。よって、討論なしと認めます。
これより議会議案第3号を採決いたします。
本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
○議長(白籏愛一) 御異議がありますので、起立により採決いたします。
本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(白籏愛一) 起立少数であります。よって、議会議案第3号は否決されました。
―――――――――― ◇ ――――――――――
議会議案第4号
○議長(白籏愛一) お諮りいたします。ただいま岡崎溥議員外6人から議会議案第4号が提出されました。
この際、これを日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(白籏愛一) 御異議なしと認めます。よって、この際、議会議案第4号を日程に追加し、議題とすることに決しました。
議会議案第4号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。岡崎溥議員。
○
18番(岡崎溥)(登壇) 議会議案第4号の提案説明をさせていただきます。
最低保障年金制度の創設を求める意見書の提出でございます。
公的年金制度は、国民だけが負担しまして、国民相互を支えるという制度ではございません。国の負担と日本社会で大きな力がある経済界、大企業、大資産家が、相応の負担をして支えるべき制度でございます。1990年代以降、財界は、経済のグローバル化、国際競争の激化を理由にしまして、総額人件費を削減するとしまして、賃上げを抑制し、御承知のように、賃下げさえ実施してまいりました。そして、労働法制を改悪しまして、厚生年金保険料を掛ける正社員、これを大きく減らしまして、不安定雇用をふやしてきました。パート、アルバイト、派遣など、賃金の安い労働者を増大させまして、年金保険料を掛けられない、こういう人を大量につくり出してきたわけでございます。最近の規制改革・民間開放推進会議、これが派遣労働者を原則自由化しまして、それを製造業にも解禁する。そのために非正規雇用、不安定雇用がますます大きくふえてまいっております。多くの若者は、将来の見通しがなく、結婚もできない、結婚できても子供を産めない、こういう状況になりまして、そのことが少子化を促進する、深刻化させる問題となっております。現在、年金受給者のうち、約909万人が国民年金だけしか受給しておらない、こうした人たちは、満額でも6万6,000円、平均で4万6,000円という低額で、医療、介護の負担も加わり、高齢期の暮らしを維持していくことが大変困難になっております。また、日本の年金制度は、最低保障が全く欠如しておりまして、極めておくれた国でございます。拠出制で25年以上、完全年金で40年という驚くべき長期の資格期間を年金受給の条件としておりまして、たとえ1カ月不足しても受給できない、こういう国民年金制度は、拠出制老齢年金制度としても、国からの収奪性が著しく高いシステムと言わなければなりません。これに対しまして、各国の拠出制年金の最低期間は、アメリカでさえ10年、ドイツは5年、スウェーデンは3年、フランスに至っては3カ月であります。さらに、税方式による年金の最低保障の制度が備わっていない、こういうことも日本の年金制度が大変おくれている問題として指摘されております。多くの国では、無年金、低年金者への救済制度を設けております。スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、一連の北欧諸国、そしてイタリア、ドイツ、フランス、イギリス、オランダなどはもちろんですが、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドあるいは南アフリカ、ブラジル、モーリシャスなど、発展途上国にもございまして、これが世界の流れでございます。こうした中、何とかしなければという声は、大きく広がっているところでございます。例えば、最低保障年金制度の創設を求める意見書、きょう提案されている内容でございますが、これを採択した地方議会は、現在、1,136議会に達しております。これは、全地方議会の45%に当たるわけであります。中でも隣の徳島県では、何と94.4%の採択率、50%以上の市町村議会が採択したのは、大阪府など23府県となっているところであります。愛媛県では、残念ながら1自治体だけです。さらに、政令指定、あの14都市、これに属する人口は約2,200万人、全人口の17%に当たるわけでありますけれども、この市長会が、最低年金の創設の提案をしたことは、制度の実現の上で画期的な意味を持つと思います。生活保護制度の矛盾、これを解消する立場からの提案でありますけれども、明確に低所得者、低所得高齢者の生活保障の制度と位置づけております。また、国連からも厳しく勧告されているところでもあります。国連の経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約、通称社会権規約委員会と呼んでいるそうでありますけれども、日本政府が提出した報告書の審査を行ったところ、最終見解を発表しまして、次のように勧告されております。委員会は、日本が最低年金を公的年金制度に導入することを勧告する。さらに、年金制度に存続する事実上の男女不平等、これが最大限可能な限り改善されることを勧告する。つまり、経済大国日本で、無年金、低年金者が多いこと、そして女性の年金が低過ぎる、こういうことが国際的にも大きな問題になったわけであります。そして、どういう措置をとったか、この報告義務を課しております。
最後に、諸外国の年金最低保障を二、三、紹介しますと、スウェーデンでは単身で8万9,000円、イタリア、1人5万円で、これは65歳からです、70歳から7万2,000円、ドイツでは月11万円、イギリスでは、これは週ですけれども、1週間に2万2,000円、夫婦合わせて3万3,000円。こういう状況でございます。日本の国で働き、生きてきたすべての国民に、老後を安心して過ごせる生活を保障する年金制度にするために、全額国庫負担の最低保障年金制度をつくることは、大変重要な課題になっていると思います。ぜひ意見書を採択していただきまして、安心して老後が送れる、こういう制度にしていただきますように、よろしくお願い申し上げまして、提案説明とさせていただきます。
○議長(白籏愛一) これより質疑に入ります。
議会議案第4号に対して質疑はありませんか。明智和彦議員。
○
1番(明智和彦)(登壇) 議会議案第4号についてお伺いをいたします。
国民年金制度を初めとし、公的年金制度は、国政レベルの問題でありますが、市議会としても、国の動向を見きわめながら、制度のあり方とともに、年金制度の充実について継続して検討する必要があると思われますので、以下3点についてお伺いをいたしたいと思います。
第1点、公的年金制度の給付財源は、現役世代が負担する保険料と国費で賄われております。一定の保険料を負担した人は、給付を受けることができる社会保険方式をとっております。最低保障年金制度を創設することは、新たに巨額国庫負担の年金制度を創設するということであります。財源を補うために、巨額の税負担を必要とし、具体的に、この巨額の税負担の財源をどのように確保されるのでありましょうか。
2点目、公的年金制度は、私たちの老後の生活を支えるものとして、大変重要な役割を果たしています。少子高齢化が急速に進行する中で、将来にわたり、持続可能で安心な年金制度とするために、平成16年に改正が行われ、その中で、基礎年金の国庫負担につきましては、現在、基礎年金の給付費のうち、国庫負担割合は3分の1でございますが、平成21年度には2分の1に引き上げられることが決定をしております。この決定に対しては、どのように考えておられるのでしょうか。
3点目、老齢基礎年金は、原則として25年の受給資格期間を満たした人が、65歳になったときから受けられる年金制度であり、現役世代が負担する保険料と国費の増加が予想されるため、無年金者等への給付は、安易にするべきではないのではないでしょうか。年金保険料を負担している方と負担していない方の公平性をどのように考えられているのでしょうか。
以上、3点についてお伺いをいたします。
○議長(白籏愛一) 答弁を求めます。岡崎溥議員。
○
18番(岡崎溥)(登壇) 質疑にお答えいたします。
これも全部調べてあるんですけれども、ちょっと書類が、ここに間に合ってないかもわかりません。まず第1点ですけれども、給付財源はどうするのかという問題です。当然です。大変なお金が要るわけですから、どうしたらいいのだろうということで、まず第1にこれがどこでも問題になるわけでございますけれども、いつもこの点ではお答えするわけでありますけれども、今、先ほどもちょっと前の議案で申し上げましたけれども、国民には社会保障制度の切り捨てということ、それから増税に次ぐ増税、次々でございます。そして、不安定雇用を拡大しまして、そして今大企業は史上空前の利益を上げていると。この大企業に対しましては、じゃあ増税はしているのかといいましたら、とんでもない。もう次々減税に次ぐ減税でございます。そして、大企業のあるいは財界の懐には、80兆円を超える金がだぶついているというのが実態でございます。ということは、やっぱり大企業に相応の負担をしていただくと。減税をやめるべきものはやめて、相応のやっぱり税金を取っていただくということが1つの財源になるかと思います。
もう一つは、大型公共事業、むだなやつが次々やられまして、この点をずっとうちも指摘してきたわけでございますけれども、今は、既にどなたもむだな大型事業と大型開発はやめようということを言っておりますけれども、当然のことでございます。日本の公共事業は、欧米の3倍から12倍、これだけ金を使っているわけであります。そして、社会保障にはといいますと、これがまた全く見劣りのする予算の組み方でございます。その辺はどなたも御承知のとおりでございます。社会保障がヨーロッパの約6割というのが、GDP費で計算しまして、これが実態でございます。などなど、財源はきちんとやっぱり国民本位に使えば十分あると言わなければなりません。そして、御承知のように、年金積立金、これを株に使いまして、大損を出したのはだれかということも考えてみていただきたいというふうに思うわけであります。まず第1点はそういうことで、財源の問題でございます。
それから、基礎年金を国庫負担でやるということで、財源を今3分の1、国庫負担でやっていると。これを2分の1にするということを決めとるじゃないかと言っておる。当たり前です。こんなことは、とんでもない話で、既にやっておかなければならないことを先にやる、先にやると言って延ばしてきたのはだれかというところをひとつ考えてみていただきたい。この2分の1の負担ぐらいは、当然のことでございます。
それから、もう一点、公平性に問題があると。無年金者の問題ですけれども、この無年金者は、金が余っとってそれをため込んだという人たちではございません。ほとんどの人は、やっぱし今、年金を掛けれないという人がふえておりますけれども、これも労働法制の改悪で、御承知のように、正規から非正規になる、あるいは就職する年齢に達したのに、まともな職業がない。フリーターだとかきれいな言葉を最初使いましたけれども、実は不安定雇用で、臨時、パート、そして派遣業、無権利な状況に追い込まれて、保険料も払えない、こういう状況がつくられておりますけれども、これは今に始まったことではなくて、昔からこういう状況はあったわけであります。今は特別にふえてきたということが問題ですし、しかも少子化、そして人口減少というようなことにまで、深刻な問題にまで発展してきたというのが実態でございます。不公平ではないかという点でございますけれども、やっぱり憲法で生きていく権利を保障しとるわけですから、最低限の保障は、憲法にかなったやり方でございます。しかも、じゃあ掛けてきた人はどうするのだと。掛けてきた人は、その最低限の保障をして、その上に積み上げていくと。それにこたえるという形をとればいいことでございまして、特に無年金者を保障することが何か不公平だと、こんな立場からの発言があるとは思いませんでした。
以上、質疑の答弁にかえます。以上でございます。
○議長(白籏愛一) ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(白籏愛一) これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議会議案第4号については、会議規則第38条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(白籏愛一) 御異議なしと認めます。よって、議会議案第4号については、委員会の付託を省略することに決しました。
この際、暫時休憩いたします。
午後 1時49分休憩
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午後 1時49分再開
○議長(白籏愛一) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより討論に入ります。
討論の通告はありません。よって、討論なしと認めます。
これより議会議案第4号を採決いたします。
本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
○議長(白籏愛一) 御異議がありますので、起立により採決いたします。
本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(白籏愛一) 起立少数であります。よって、議会議案第4号は否決されました。
以上で本日の日程は全部終了いたしました。よって、会議を閉じます。
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市長あいさつ
○議長(白籏愛一) 市長からあいさつがあります。佐々木市長。
○市長(佐々木龍)(登壇) 閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
今議会に提案をいたしました新居浜市長期継続契約を締結することができる契約を定める条例の制定を初め、平成18年度一般会計補正予算等重要諸案件につきまして、議員の皆様方には御熱心に御審議をいただき、ただいま原案のとおり御議決、御同意を賜ることができました。心からお礼を申し上げます。
また、審議の過程で御指摘いただきました御意見、御提言等につきましても、今後市政運営の中で遺漏のないよう十分配慮をしてまいります。
終わりになりますが、日ごとに秋らしくなり、朝夕めっきり涼しくなりましたが、市民の皆様方を初め、議員の皆様方には、十分お体を御自愛いただき、市民福祉の増進と市政のさらなる発展になお一層の御尽力を賜りますよう心からお願いを申し上げまして、閉会に当たってのごあいさつとさせていただきます。大変ありがとうございました。
○議長(白籏愛一) これにて平成18年第4回新居浜市議会定例会を閉会いたします。
午後 1時52分閉会