目次
議事日程 本日の会議に付した事件出席議員 欠席議員 説明のため出席した者議会事務局職員出席者開会(午前10時00分)
市長議会招集のあいさつ 議長報告日程第1 議席の一部変更 休憩(午前10時04分)
再開(午前10時14分)
日程第2 会議録署名議員の指名日程第3 会期の決定 表決日程第4 常任委員の選任 表決 日程第5 議会運営委員の選任 表決 日程第6 特別委員の選任 表決 日程第7 報告第13号~報告第17号 佐々木市長の説明 田村建設部長の説明 委員会付託省略 休憩(午前10時24分)
再開(午前10時25分)
表決 日程第8 議案第73号 佐々木市長の説明 泉水企画部長の説明 委員会付託 日程第9 議案第74号~議案第77号 佐々木市長の説明 石川選挙管理委員会事務局長の説明 合田経済部長の説明 田村建設部長の説明 佐々木文義議員の質疑(1) 石川選挙管理委員会事務局長の答弁 佐々木文義議員の質疑(2) 石川選挙管理委員会事務局長の答弁 委員会付託 日程第10 議案第78号~議案第80号 佐々木市長の説明 泉水企画部長の説明 山岡美美議員の質疑(1)休憩(午前11時09分)
再開(午前11時19分)
休憩(午前11時20分)
再開(午前11時27分)
田村建設部長の答弁 山岡美美議員の質疑(2) 田村建設部長の答弁 山岡美美議員の質疑(3) 休憩(午前11時34分)
再開(午前11時39分)
田村建設部長の答弁 佐々木文義議員の質疑(1) 合田経済部長の答弁 佐々木文義議員の質疑(2) 合田経済部長の答弁 委員会付託 日程第11 認定第1号~認定第3号 佐々木市長の説明 決算特別委員会の設置 委員会付託 表決 決算特別委員の選任 表決 日程第12 請願第6号、請願第7号 委員会付託 散会(午前11時55分)
本文
平成15年9月2日 (火曜日)
議事日程 第1号
第1 議席の一部変更
第2 会議録署名議員の指名
第3 会期の決定
第4 常任委員の選任
第5 議会運営委員の選任
第6 特別委員の選任
第7 報告第13号 平成14年度新居浜市継続費精算報告について
報告第14号 平成14年度新居浜市継続費精算報告について
報告第15号 平成14年度新居浜市継続費精算報告について
報告第16号 専決処分の報告について
報告第17号 専決処分した事件の承認について
(委員会付託省略)
第8 議案第73号 新居浜市過疎地域自立促進計画の策定について
(企画総務委員会付託)
第9 議案第74号 新居浜市の議会の議員及び長の選挙における選挙公報の発行に
関する条例の一部を改正する条例の制定について
( 同 上 )
議案第75号 新居浜市中小企業融資審査委員会条例の一部を改正する条例の
制定について
(市民経済委員会付託)
議案第76号 新居浜市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について
(環境建設委員会付託)
議案第77号 新居浜市道路占用料条例の一部を改正する条例の制定について
( 同 上 )
第10 議案第78号 平成15年度新居浜市一般会計補正予算(第3号)
(各常任委員会付託)
議案第79号 平成15年度新居浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3
号)
(福祉教育委員会付託)
議案第80号 平成15年度新居浜市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)
( 同 上 )
第11 認定第1号 決算の認定について
認定第2号 決算の認定について
認定第3号 決算の認定について
第12 請願第6号 国民・住民奉仕ができる公務員制度の確立を求める意見書の提
出方について
(企画総務委員会付託)
請願第7号 年金給付額の据え置きを求める意見書の提出方について
(市民経済委員会付託)
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本日の会議に付した事件
議事日程のとおり
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出席議員(29名)
1番 明 智 和 彦 2番 藤 田 豊 治
3番 太 田 嘉 一 4番 高 橋 一 郎
5番 岩 本 和 強 6番 西 本 勉
7番 藤 原 雅 彦 8番 真 鍋 光
9番 大 石 豪 10番 大 條 雅 久
11番 山 岡 美 美 12番 藤 田 幸 正
13番 伊 藤 優 子 14番 藤 田 統 惟
15番 二ノ宮 定 16番 仙 波 憲 一
17番 白 籏 愛 一 18番 伊 藤 初 美
19番 石 川 尚 志 20番 佐々木 文 義
21番 真 木 増次郎 23番 近 藤 司
24番 山 本 健十郎 25番 堀 田 正 忠
27番 橋 本 朝 幸 28番 小 野 利 通
29番 田 坂 重 只 30番 村 上 悦 夫
31番 加 藤 喜三男
――――――――――――――――――――――
欠席議員(2名)
22番 岡 崎 溥 26番 井 上 清 美
――――――――――――――――――――――
説明のため出席した者
市長 佐々木 龍
助役 鈴 木 暉三弘
収入役 稲 見 重 幸
企画部長 泉 水 克 規
総務部長 神 野 哲 男
福祉部長 井 下 文 夫
市民部長 神 野 師 算
環境部長 西 原 寛
経済部長 合 田 仁 千
建設部長 田 村 浩 志
消防長 三 浦 弘 二
水道局長 山 口 三七夫
教育長 阿 部 義 澄
教育委員会事務局長 鈴 木 嘉 明
監査委員 渡 邉 易 雅
選挙管理委員会事務局長 石 川 純 男
――――――――――――――――――――――
議会事務局職員出席者
事務局長 原 敏 樹
議事課長 明 星 光
議事課副課長 岡 正 士
議事課副課長 伊 藤 聡
議事課議事係長 井 上 毅
議事課主任 中 沢 美由紀
議事課主事 岩 崎 美由紀
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午前10時00分開会
○議長(近藤司) ただいまから平成15年第4回新居浜市議会定例会を開会いたします。
これより本日の会議を開きます。
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市長議会招集のあいさつ
○議長(近藤司) 市長より今議会招集のあいさつがあります。佐々木市長。
○市長(佐々木龍)(登壇) おはようございます。
開会に当たりまして一言ごあいさつを申し上げます。
本日平成15年第4回市議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様方には早速御出席をいただきましてまことにありがとうございました。
今議会に提案いたします案件は、新居浜市過疎地域自立促進計画の策定を初め、平成15年度一般会計補正予算など、市政が当面いたしております重要諸案件についてでございます。
また、後日追加予定をいたしております案件もございます。議員の皆様方には、十分な御審議をいただき、適切な御議決、御承認を賜りますようお願い申し上げまして、開会のごあいさつといたします。よろしくお願いいたします。
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議長報告
○議長(近藤司) この際、議長報告を申し上げます。
報告事項は、監査及び例月現金出納検査の結果についての報告、株式会社マイントピア別子、有限会社悠楽技及び有限会社別子木材センターの事業についての報告、議員の辞職許可の報告並びに議員の繰り上げ当選の報告であります。
まず、監査及び例月現金出納検査の結果についての報告につきましては、監査委員から平成15年5月から平成15年7月までの間に行った監査の結果に関する報告書及び平成15年4月、5月、6月に行った例月現金出納検査の結果に関する報告書の提出があり、配付しておきましたから、御了承願います。
次に、株式会社マイントピア別子、有限会社悠楽技及び有限会社別子木材センターの事業についての報告につきましては、経営状況を説明する書類の提出があり、配付しておきましたから、御了承願います。
次に、議員の辞職許可の報告をいたします。
7月15日付で、岡田光政議員から、一身上の都合により議員を辞職したい旨の願い出がありましたので、地方自治法第126条の規定により、同日これを許可いたしましたから、報告いたします。
次に、議員の繰り上げ当選の報告をいたします。
欠員となっておりました市議会議員に、去る7月28日に開かれました市選挙管理委員会の選挙会におきまして、岡崎溥議員の繰り上げ当選が決定され、再び議員の一員になられましたので、報告いたします。
これより日程に入ります。
本日の議事日程につきましては、お手元に配付の議事日程第1号のとおりであります。
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日程第1 議席の一部変更
○議長(近藤司) 日程第1、議席の一部変更を議題といたします。
今回繰り上げ当選されました岡崎溥議員の議席の指定及び議員の所属会派の都合により、議席の一部を変更いたしたいと思います。
その議席番号及び氏名を職員に朗読いたさせます。
○議会事務局長(原敏樹) 20番佐々木文義議員、21番真木増次郎議員、22番岡崎溥議員。
○議長(近藤司) お諮りいたします。ただいま朗読したとおり議席の一部を変更することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(近藤司) 御異議なしと認めます。よって、ただいま朗読したとおり議席を変更することに決しました。
それでは、ただいま決定いたしました議席にそれぞれお着き願います。
この際、暫時休憩いたします。
午前10時04分休憩
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午前10時14分再開
○議長(近藤司) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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日程第2 会議録署名議員の指名
○議長(近藤司) 次に、日程第2、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において伊藤優子議員及び藤田統惟議員を指名いたします。
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日程第3 会期の決定
○議長(近藤司) 次に、日程第3、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から9月19日までの18日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(近藤司) 御異議なしと認めます。よって、会期は18日間と決定いたしました。
なお、今期定例会の会期中における会議の予定は、お手元に配付の会議日程表のとおりであります。
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日程第4 常任委員の選任
○議長(近藤司) 次に、日程第4、常任委員の選任を行います。
常任委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、岡崎溥議員を市民経済委員に指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(近藤司) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました岡崎溥議員を市民経済委員に選任することに決しました。
―――――――――― ◇ ――――――――――
日程第5 議会運営委員の選任
○議長(近藤司) 次に、日程第5、議会運営委員の選任を行います。
議会運営委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、田坂重只議員を指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(近藤司) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました田坂重只議員を議会運営委員に選任することに決しました。
―――――――――― ◇ ――――――――――
日程第6 特別委員の選任
○議長(近藤司) 次に、日程第6、特別委員の選任を行います。
特別委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、岡崎溥議員を都市基盤整備促進特別委員に指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(近藤司) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました岡崎溥議員を都市基盤整備促進特別委員に選任することに決しました。
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日程第7 報告第13号~報告第17号
○議長(近藤司) 次に、日程第7、報告第13号ないし報告第17号の5件を一括議題といたします。
説明を求めます。佐々木市長。
○市長(佐々木龍)(登壇) ただいま上程されました報告第13号から報告第17号までの5件につきまして、一括して提案理由の説明を申し上げます。
まず、報告第13号、平成14年度新居浜市継続費精算報告につきましては、一般会計において継続費を設定して事業を進めておりました住民基本台帳システム改修費及び廃棄物中間処理施設整備事業(第2期工事)について事業が完了いたしましたことから、所定の継続費の精算報告をいたすものでございます。
次に、報告第14号、平成14年度新居浜市継続費精算報告につきましては、渡海船事業特別会計において継続費を設定して事業を進めておりました渡海船建造事業について事業が完了いたしましたことから、所定の継続費の精算報告をいたすものでございます。
次に、報告第15号、平成14年度新居浜市継続費精算報告につきましては、公共下水道事業特別会計において継続費を設定して事業を進めておりました管渠等建設事業(中央雨水幹線)について事業が完了いたしましたことから、所定の継続費の精算報告をいたすものでございます。
次に、報告第16号、専決処分の報告につきましては、調停の申し立てについてでございます。
市道西町西筋線にブロック塀を構築し占有している者に対し、ブロック塀の撤去及び道路の明け渡しを求める調停の申し立てを、平成15年6月27日、地方自治法第180条第1項の規定により専決処分いたしたもので、同条第2項の規定により報告するものでございます。
次に、報告第17号、専決処分した事件の承認につきましては、損害賠償の額の決定についてでございます。
平成15年3月13日午後9時ごろ、市道本郷南通り線において、原動機付自転車で東進中、陥没箇所に前輪が落ちたためにハンドルをとられ転倒した事故に係る損害賠償の額を140万521円と決定し、平成15年7月31日、地方自治法第179条第1項の規定により専決処分をいたしたもので、同条第3項の規定により報告し、承認を求めるものでございます。
なお、報告第16号及び報告第17号につきましては、担当部長から補足説明をいたします。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(近藤司) 補足説明を求めます。田村建設部長。
○建設部長(田村浩志)(登壇) 報告第16号及び報告第17号について、補足を申し上げます。
まず、報告第16号、専決処分の報告についてでございます。
本件は、市道西町西筋線にブロック塀を構築し占有している者に対するブロック塀の撤去及び道路の明け渡しを求める調停の申し立てについてでございます。
平成11年7月13日、地元の方から、西町甲1064番15の市道内に構造物を設置しているとの通報があり、調査の結果、境界立会をせずにブロック塀を設置しているため、再三にわたり撤去の申し入れを行ってきましたが、撤去がなされないため、平成15年6月27日、地方自治法第180条第1項の規定により専決処分を行い、新居浜簡易裁判所へ調停の申し立てを行ったものです。
次に、報告第17号、専決処分した事件の承認についてでございます。
本件は、平成15年3月13日午後9時ごろ、本郷三丁目3番27号地先市道本郷南通り線において、原動機付自転車で通行中の者が市道のくぼみで転倒したことにより負傷した交通事故に係る損害賠償の額を決定したものでございます。
損害賠償の額につきましては、三井住友海上火災保険株式会社の査定に基づき、当事者と協議いたしました結果、過失相殺額15万5,613円を除く140万521円を損害賠償額と決定し、平成15年7月31日、地方自治法第179条第1項に規定する専決処分をいたしたもので、同条第3項の規定により報告し、承認を求めるものでございます。
なお、免責金額の新居浜市負担分1,000円を除く139万9,521円につきましては、施設賠償責任保険から支払われております。
平素より市民の皆様が安全に通行できるよう市道の管理には細心の注意を払っているところでございますが、今後さらに市道の安全管理を徹底してまいります。
以上で補足を終わります。
○議長(近藤司) これより質疑に入ります。
報告第13号ないし報告第17号の5件に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(近藤司) 質疑なしと認めます。
お諮りいたします。ただいま議題となっております報告第17号については、会議規則第38条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(近藤司) 御異議なしと認めます。よって、報告第17号については委員会の付託を省略することに決しました。
この際、暫時休憩いたします。
午前10時24分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
午前10時25分再開
○議長(近藤司) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより討論に入ります。
討論の通告はありません。よって、討論なしと認めます。
これより報告第17号を採決いたします。
本件はこれを承認することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(近藤司) 御異議なしと認めます。よって、報告第17号はこれを承認することに決しました。
―――――――――― ◇ ――――――――――
日程第8 議案第73号
○議長(近藤司) 次に、日程第8、議案第73号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。佐々木市長。
○市長(佐々木龍)(登壇) ただいま上程されました議案第73号につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
議案第73号、新居浜市過疎地域自立促進計画の策定につきましては、過疎地域自立促進特別措置法第6条第1項の規定により定めるものでございます。
平成15年4月1日、新居浜市は別子山村を編入し、新生新居浜市が誕生いたしましたが、合併以前の別子山村では、昭和51年4月に過疎地域として公示されて以来、法に基づく特例措置を受け、活性化施策を講じてきた経緯がございます。また、別子山地域は、平成15年4月1日付、総務省、農林水産省、国土交通省の告示第7号で、過疎地域とみなされる地域として公示されました。これに基づき、別子山地域の自立促進を図り、住民福祉の向上と雇用の増大、市街地との地域格差を是正するため、新居浜市過疎地域自立促進計画を定めるものでございます。
なお、詳細につきましては、担当部長から補足説明をいたします。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(近藤司) 補足説明を求めます。泉水企画部長。
○企画部長(泉水克規)(登壇) 議案第73号、新居浜市過疎地域自立促進計画の策定について、補足を申し上げます。
まず、この計画の策定経緯について御説明申し上げます。
旧別子山村は、昭和48年の筏津坑閉坑を最後に、別子銅山が全山休山となり、人口の著しい減少がピークとなりました。このため、昭和50年実施の国勢調査の結果により、過疎地域対策緊急措置法に定める過疎地域としての指定要件を満たし、昭和51年4月に、同法に基づき過疎地域として追加公示されたのが計画策定の始まりでございます。
過疎地域対策につきましては、その後、3度にわたり10年間の時限立法として特別措置法が制定され、現在は過疎地域自立促進特別措置法が制定されております。旧別子山村では、過去、これらの法律に基づく特例措置の適用を受け、さまざまな活性化施策を講じてまいりました。
また、本市と合併後も、同法第33条第2項の規定に基づき、平成15年4月1日付、総務省、農林水産省、国土交通省告示第7号で、新居浜市の別子山地域が過疎地域とみなされる地域として公示されました。この公示を受けまして、同法第6条の規定に基づき、別子山地域について過疎地域自立促進計画を定めるものでございます。
同法の期間は、平成12年4月1日から平成22年3月31日までの10年間であり、計画策定は平成12年度から平成16年度までの5カ年を前期とし、残りの5カ年を後期とすることとされております。
次に、計画策定の基本的考え方といたしましては、合併前の旧別子山村が平成12年度から平成16年度までの前期計画として策定いたしておりました別子山村過疎地域自立促進計画を基本ベースといたしまして、平成14年10月に策定されました新市建設計画との整合性を図りながら計画したものでございます。
お手元の新居浜市過疎地域自立促進計画をごらんください。
まず、1ページをお開きください。
計画の全体像といたしましては、1、基本的な事項といたしまして、新居浜市の概況や地域の自立促進の基本方針等で始まり、2の産業の振興から9の集落の整備までは、現状と問題点、その対策と、具体的計画があるものにつきましては、その計画といった構成になっております。
以下、順を追って御説明いたします。
2ページをお開きください。
まず、1、基本的な事項でございます。
(1)新居浜市の概況のアといたしまして、市の自然的、歴史的、社会的及び経済的諸条件について記載いたしております。
次に、3ページでございます。
イとして、別子山地域における過疎の状況、ウとして、別子山地域の社会経済的発展の方向の概要の説明をいたしております。
次に、4ページでは、(2)人口及び産業の推移と動向として、人口の減少と急激な高齢化が進んでいることを記載いたしております。
続きまして、7ページをお開きください。
(3)の行財政の状況では、旧別子山村の平成13年度決算状況について見ますと、歳入額の約75.5%が地方交付税等の依存財源でありまして、財政は厳しい状況でございます。
次に、9ページをお開きください。
(4)地域の自立促進の基本方針では、合併に当たり作成いたしました新市建設計画との整合を図るため、4つのまちづくりを基本方針としております。すなわち、歴史・文化に包まれた賑わいと交流のまちづくり、安心して、いきいきと暮らせる福祉と健康のまちづくり、文化と市民活動とが調和した集いと学習のまちづくり、緑と水とをテーマにした循環と共生のまちづくりを挙げており、この基本方針により一体化したまちづくりを行うことといたしております。
10ページの(5)計画期間といたしましては、前期の計画期間が平成17年3月31日までとされておりますので、平成15年4月1日から平成17年3月31日までの2年間の計画としております。
次に、11ページをお開きください。
ここからは、それぞれの具体的項目ごとに現況と問題点、その対策等について記載しております。
2の産業の振興につきましては、まず現況と問題点として、農業、林業では高齢化と後継者不足、水産業では安定した生産体制の整備、観光面では観光施設の整備等が挙げられております。
また、その対策として、森林公園ゆらぎの森を活用した農業、林業、観光を一体化させた都市住民との交流、さらには観光拠点施設を整備し、滞在型観光ルートの設定により新たな集客機会の創出を図ることといたしております。
次に、13ページをお開きください。
3の交通通信体系の整備、情報化及び地域間交流の促進につきましては、まず現況と問題点として、交通では別子山地域と新居浜市街地との一体性を確保するための公共交通機関の開設、幹線道路や林道の整備、通信では携帯電話不感地帯の解消等が挙げられております。
また、その対策としては、現行バス路線の維持、延長等についての全市的な交通体系確立の中での検討、さらには主要幹線道路の整備による市街地との速やかな一体性の確保の促進等を挙げております。
16ページの具体的事業計画では、市道大野線、蔭地線の改良、林道太田尾大湯線、保土野線、豊後線の開設事業をそれぞれ計画しています。
次に、17ページをお開きください。
4の生活環境の整備につきましては、まず現況と問題点として、地理的、自然的要因により都市部との格差が大きいことが過疎の一因であるとしており、その対策として、生活環境の整備改善により快適な環境づくりを推進することといたしております。
19ページの具体的事業計画では、下水処理施設として合併処理浄化槽整備事業、消防施設として消防無線中継局整備事業等を計画いたしております。
次に、20ページをお開きください。
5の高齢者等の保健及び福祉の向上及び増進についてでございます。
現況と問題点として、高齢者比率は平成15年3月末現在41.6%と、過疎化による高齢化が急激に進行しており、その対策として、高齢者の健康づくり施策の推進と生きがいを持って安心して暮らせる体制づくりを進めることといたしております。
21ページには、その具体的事業計画として、独居高齢者の緊急通報システム整備及び生き生きデイサービス事業を計画しております。
次に、22ページをお開きください。
6の医療の確保につきましては、現況と問題点として、合併前無医地区でありましたが、合併に伴い診療所が開設され、無医地区の解消が図られたところであり、今後も診療所の維持、充実が望まれております。
また、その対策として、定期診療システムの確立を行い、早期発見、早期受診体制を確立し、住民の健康維持、増進を図ることといたしております。
次に、23ページをお開きください。
7の教育の振興につきましては、現況と問題点として、児童生徒数の減少と小中学校校舎の老朽化による教育環境の改善、公民館を中心とした豊かなふるさとづくりの推進を課題としております。
その対策としては、都市部校区との交流学習の推進と小中学校の施設の老朽化対策等を図るとともに、公民館等社会教育施設の整備充実に努めることといたしております。
また、24ページには、その具体的事業計画として、学校教育関連施設では別子中学校校舎環境整備事業を、また集会施設では公民館整備事業を計画しております。
次に、25ページをお開きください。
8の地域文化の振興等につきましては、現況と問題点として、人口の減少に伴い、地域の歴史、文化の伝承が困難となっていることのほか、銅山の歴史を生かした文化の振興を図ることに重点を置いた地域文化施策、情報発信をする必要があるとしております。
その対策として、別子山地域の歴史や文化の承継、保全、地域文化の振興に努めることといたしております。
次に、26ページをお開きください。
9の集落の整備につきましては、現況と問題点として、別子山地域は銅山川に沿って集落が広範囲に点在しているため、行政効率が悪いなどとしており、その対策として、住民の意向に配慮しながら、必要に応じ、集落の再編成や整備を通じ、居住環境の向上を図ることといたしております。
以上で補足を終わります。
○議長(近藤司) これより質疑に入ります。
議案第73号に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(近藤司) 質疑なしと認めます。
議案第73号は、議事日程に記載のとおり、企画総務委員会に付託いたします。
―――――――――― ◇ ――――――――――
日程第9 議案第74号~議案第77号
○議長(近藤司) 次に、日程第9、議案第74号ないし議案第77号の4件を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。佐々木市長。
○市長(佐々木龍)(登壇) ただいま上程されました議案第74号から議案第77号までの4件につきまして、一括して提案理由の説明を申し上げます。
まず、議案第74号、新居浜市の議会の議員及び長の選挙における選挙公報の発行に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、選挙人が候補者等の情報を投票前に早く知ることができるよう、公職選挙法の規定に準じて選挙公報を配布するため、本案を提出いたしました。
次に、議案第75号、新居浜市中小企業融資審査委員会条例の一部を改正する条例の制定につきましては、新居浜市中小企業特別小口無保証人融資制度の新設に伴い、その融資について、新居浜市中小企業融資審査委員会で審査を行うため、本案を提出いたしました。
次に、議案第76号、新居浜市都市公園条例の一部を改正する条例の制定につきましては、都市公園法の一部改正に伴い、信書便差出箱について使用料を徴収するため、本案を提出いたしました。
次に、議案第77号、新居浜市道路占用料条例の一部を改正する条例の制定につきましては、道路法施行令の一部改正に伴い、信書便差出箱について占用料を徴収するため、本案を提出いたしました。
なお、詳細につきましては、担当部長から補足説明をいたします。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(近藤司) 補足説明を求めます。石川選挙管理委員会事務局長。
○選挙管理委員会事務局長(石川純男)(登壇)
議案第74号、新居浜市の議会の議員及び長の選挙における選挙公報の発行に関する条例の一部を改正する条例の制定につきまして、補足を申し上げます。
議案書22ページをごらんください。
今回の改正は、公職選挙法第170条第2項に定める新聞折り込み、その他これに準ずる方法によって配布を行うことができる旨の規定を本条例に追加しようとするものでございます。
このことによりまして、選挙人が短時間で候補者の状況をより早く知ることができ、かつ配布委託事務の簡素化と経費の大幅な削減が図られるものでございます。
また、新聞未購読等の理由により、郵送配布を希望される世帯につきましては、郵送による配布を行いますとともに、市役所及び各出先機関に備え置き、周知の徹底を図りまして、遺漏のないよう対応いたしてまいります。
なお、この条例は公布の日から施行したいと考えております。
○議長(近藤司) 合田経済部長。
○経済部長(合田仁千)(登壇) 議案第75号、新居浜市中小企業融資審査委員会条例の一部を改正する条例の制定につきまして、補足を申し上げます。
今回の改正は、市内中小企業の少額の運転資金や軽微な設備資金需要に対応するため、200万円を限度とする特別小口無保証人融資制度の新設に伴うものでございます。
参考資料の2ページをお開きください。
新居浜市中小企業融資審査委員会におきまして、これまで中小企業振興資金特別融資、中小企業緊急経済対策特別融資及び中小企業設備近代化資金融資について審査を行ってまいりましたが、今回新設する融資につきましても、本委員会で審査を行うため、条例の一部改正を行うものでございます。
なお、この条例は公布の日から施行したいと考えております。
○議長(近藤司) 田村建設部長。
○建設部長(田村浩志)(登壇) 議案第76号及び議案第77号について、補足を申し上げます。
まず、議案第76号、新居浜市都市公園条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、お手元の参考資料3ページをお開きください。
平成15年4月1日に施行されました民間事業者による信書の送達に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律の制定に伴い、都市公園法の一部が改正されました。これにより、都市公園内の占用に該当する工作物、その他の物件及び施設の中に信書便差出箱が加えられたことから、新居浜市都市公園条例別表第2中、郵便差出箱に信書便差出箱を追加し、使用料を徴収しようとするものでございます。
この条例は、公布の日から施行したいと考えております。
次に、議案第77号、新居浜市道路占用料条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、お手元の参考資料4ページをお開きください。
平成15年4月1日に施行されました民間事業者による信書の送達に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律の制定に伴い、道路法施行令の一部が改正されました。これにより、道路の占用許可に該当する工作物、物件及び施設の中に信書便差出箱が加えられたことから、新居浜市道路占用条例別表中、郵便差出箱に信書便差出箱を追加し、占用料を徴収しようとするものでございます。
この条例は、公布の日から施行したいと考えております。
以上で補足を終わります。
○議長(近藤司) これより質疑に入ります。
議案第74号ないし議案第77号の4件に対して質疑はありませんか。佐々木文義議員。
○20番(佐々木文義)(登壇) ただいま上程をされております議案第74号についてお聞かせいただきたいと思います。
新聞折り込みとその他これに準ずる方法という配布でありますが、今までの選挙公報は選挙開始に当たりまして、全戸配布、ほとんど完全になっておったとは思いますが、それを新聞折り込み、どこまでの範囲でされるのか、そしてそれにかえて、先ほどお話がありました依頼があれば郵送をする。じゃ、そういうことがわからない方に対してどういう方法で全戸配布まで考えておられるのか、ちょっとわからない点があります。質疑させていただきたいと思います。
○議長(近藤司) 答弁を求めます。石川選挙管理委員会事務局長。
○選挙管理委員会事務局長(石川純男)(登壇) 佐々木文義議員さんの質疑にお答えいたします。
この新聞折り込みにつきましては、日刊紙の6紙を予定いたしておりまして、郵便の依頼がない場合につきましては、現在個々の新聞をとっておられない方の状況については把握できておりません。あくまでも申し出、依頼があった場合に対応したいと思っております。
なおかつできるだけたくさんの人が寄れる市役所あるいはその出先機関等に備え置きまして、できるだけたくさんの方に読んでいただくと、そのように考えております。
○議長(近藤司) ほかに質疑はありませんか。佐々木文義議員。
○20番(佐々木文義)(登壇) 今、御説明をいただきましたが、新聞6紙で全世帯を賄えるのか。申し出がない場合に、この選挙に関しては公平公正に、大体ある程度の全員の方が選挙公報を見て、そしてこの方に投票しようであるとか、そしてこの方の人格、識見はどうであるとか、そういった分を今まで全戸配布ということで賄ってきたとは思いますが、申し出がない、じゃそこまでつかんでない、じゃそういう方に対して情報をきちっとお伝えをしないのかという、そこまでをきちっとやりながら新聞6紙であるとか申し出、そこらあたり手抜きがちょっとあるんじゃないですか。じゃどうするんです、もし申し出もない、後からわかった場合に、選挙公報がこういうのできてましたよとかというのかどうか、そこらあたりのどこまでのじゃ新聞折り込みでカバーをできて、申し出は大体これぐらいだろうと、じゃ残りはこういうような形で配布ができるとかというところまで、これでできるのですか、ここらあたりもうちょっとお聞かせください。
○議長(近藤司) 答弁を求めます。石川選挙管理委員会事務局長。
○選挙管理委員会事務局長(石川純男)(登壇)
新聞未購読の方への対応でございますけれども、市政だより、ホームページ、あるいはケーブルテレビ、あるいは入場整理券への印刷等さまざまな方法で繰り返し周知徹底を図ってまいりたいと、そのように考えております。
新聞を全員がとっておるとは考えておりませんけれども、できるだけ周知の徹底を図りまして、そしてできるだけ多くの方にお配りしたいと、そのように考えております。
○議長(近藤司) ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(近藤司) これにて質疑を終結いたします。
議案第74号ないし議案第77号の4件は、いずれも議事日程に記載のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
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日程第10 議案第78号~議案第80号
○議長(近藤司) 次に、日程第10、議案第78号ないし議案第80号の3件を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。佐々木市長。
○市長(佐々木龍)(登壇) ただいま上程されました議案第78号、議案第79号及び議案第80号につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
まず、議案第78号、平成15年度新居浜市一般会計補正予算(第3号)について申し上げます。
今回の補正予算は、道路改良・道路整備事業、一般下水路整備事業、地域農業活性化対策事業等の単独事業を中心に、別子山地区林道等開設事業等の公共事業、企業誘致及び地場産業受注開拓支援費、公共建築図面デジタル化事業費等の施策費及び経常経費について予算措置いたすものでございます。
次に、議案第79号、平成15年度新居浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)についてでございますが、今回の補正予算は国保電算システム改修費の追加に伴い、歳出予算を組み替えるものでございます。
次に、議案第80号、平成15年度新居浜市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)についてでございますが、今回の補正予算は平成14年度介護給付費に係る国庫負担金及び支払基金交付金の精算金を介護給付費準備基金へ積み立てるものでございます。
なお、詳細につきましては、担当部長から補足説明をいたします。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(近藤司) 補足説明を求めます。泉水企画部長。
○企画部長(泉水克規)(登壇) 議案第78号、議案第79号及び議案第80号の予算議案につきまして、一括して補足を申し上げます。
まず、議案第78号、平成15年度新居浜市一般会計補正予算(第3号)についてでございます。
今回の補正予算は、予算書の1ページにございますように、6,732万円を減額し、補正後の予算総額を歳入歳出それぞれ434億1,196万6,000円といたすものでございます。
これを前年同期と比較いたしますと、額で18億4,408万5,000円、率で4.4%の増となっております。
内容といたしましては、補正予算参考資料の1ページ以下に整理をいたしております。
まず、6ページにございますように、公共事業費といたしましては、新居浜駅菊本線改良事業、土地区画整理事業の歳出予算の組み替え、県の補助内示減に伴う別子山地区林道等開設事業の減額などでございまして、事業費260万1,000円の減額となっております。
単独事業費では、7ページ以下にありますように、新エネルギー・産業技術総合開発機構の補助金を活用し、庁舎の照明設備を地球環境に配慮した高効率のものに改修する庁舎等整備事業、イチゴの養液土耕栽培及び高設栽培システムの導入に補助する地域農業活性化対策事業、廃棄物処分場進入道路の整備計画見直しにより事業を取りやめる菊本東筋線改良事業、八雲橋の改修に加え、庄司橋の改修及び庄内橋の設計を実施するため、県営事業負担金を追加する尻無川改修関連橋りょう整備事業、道路の拡幅改良、隅切り改良などを行う道路改良事業、舗装改修等道路整備を行う道路整備事業、一般下水路の整備を行う一般下水路整備事業、農道及び農業用水路を改良する市単独土地改良事業などでございます。これらの事業で事業費1億3,169万5,000円の減額となっております。
次に、施策費では、3ページ以下にありますように、新電算システム導入準備のため、プログラム、バッチ処理を委託する新電算システム導入準備費、新居浜市農業協同組合の農産物直売所設置に係る施設整備費を補助する農産物直売所設置事業費、県の緊急雇用対策補助金を活用し、市内の情報サービス業等の実態調査、データベース化を行い、県内外の企業がアクセスできる環境を整備し、受発注の拡大を図る企業誘致及び地場産業受注開拓支援費、建築図面のデジタル化等により施設の適正な維持管理と事務の効率化を図る公共建築図面デジタル化事業費、重要文化財指定を踏まえ、旧広瀬邸の施設内看板等を新たに設置する広瀬歴史記念館充実費などでございまして、これらの事業で事業費5,890万7,000円の増額となっております。
また、経常経費といたしましては、2ページにありますように、財政調整基金積立金、市議会議員選挙費で806万9,000円の増額となっております。
これらに対します歳入といたしましては、地方特例交付金、地方交付税、国庫支出金、県支出金、寄附金、繰入金、繰越金、諸収入、市債で措置をいたしております。
今回の補正予算によりまして、財政計画総額436億5,271万円に対しまして、一部の未確定の事業費を除きまして99.4%を予算化いたしたところでございます。
次に、補正予算書及び予算説明書に基づき御説明を申し上げます。
予算説明書の2ページをお開きください。
第1表歳入歳出予算補正のうち、歳入といたしまして、地方交付税4億2,696万5,000円、県支出金3,133万5,000円、寄附金411万4,000円、繰越金5,711万4,000円、諸収入6,369万2,000円をそれぞれ追加し、地方特例交付金6,953万9,000円、国庫支出金30万1,000円、繰入金3億円、市債2億8,070万円をそれぞれ減額し、4ページから5ページにあります歳出経費に充当するものでございます。
次に、6ページ、第2表債務負担行為補正の追加についてでございます。
小規模事業所を対象に、無担保、無保証人の融資制度を創設することに伴い、愛媛県信用保証協会が保証債務を履行したときにこうむる損失を新居浜市が補償するため、期間を平成15年度から平成23年度まで、限度額を愛媛県信用保証協会の保証債務額のうち、中小企業総合事業団から補てんされる額を控除した額とする債務負担行為を設定するものでございます。
次に、7ページ、第3表債務負担行為補正の変更についてでございます。
平成15年度林道等開設事業について、限度額を86万3,000円減額し、283万4,000円に変更するものでございます。
次に、8ページ、第4表地方債補正の変更についてでございます。
臨時地方道整備事業ほか4件につきまして、それぞれ起債の借入限度額を変更いたすものでございます。2億8,070万円減額し、限度額を51億2,510万円に変更するものでございます。
次に、特別会計補正予算についてでございます。
9ページをお開きください。
議案第79号、平成15年度新居浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)につきましては、今回の補正は国保電算システム改修費について歳出予算を組み替えするもので、予算額の増減はございません。
次に、11ページをお開きください。
議案第80号、平成15年度新居浜市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)についてでございます。
今回の補正は7,458万2,000円の追加でございまして、補正後の予算総額を歳入歳出それぞれ78億2,687万9,000円といたすものでございます。
これを前年同期と比較いたしますと、額で9億9,957万6,000円、率で14.6%の増となっております。
内容といたしましては、平成14年度国庫負担金及び支払基金交付金の精算金を、介護給付費準備基金に積み立てるものでございます。
以上で予算関係の補足を終わります。
○議長(近藤司) これより質疑に入ります。
議案第78号ないし議案第80号の3件に対して質疑はありませんか。山岡美美議員。
○11番(山岡美美)(登壇) ただいま上程されました議案第78号、平成15年度一般会計補正予算(第3号)について質疑をさせていただきます。
中の第8款土木費、第5項都市計画費、4目土地区画整理費、これの委託料と工事請負費の補償補填及び賠償金への組み替えについて質疑をさせていただきます。
今回の組み替えについてお伺いいたしたところ、工事の着工は平成14年12月より開始し、平成15年度予算を組んだとき、初めての事業であり、単価などは他の先進のところを参照した。下水、水道の移設などいろいろと複合し、工事を発注したら見込み予算より減額となった。予定件数は同じであり、委託料6,600万円、工事請負費4,000万円、計1億600万円の減額分を補償費へ回した。補償費については、家の中まで見ていなかったので予算より増額となり、不足が生じたという御説明をいただきました。
組み替えのため、この土地区画整理費の金額は変わっていませんが、委託料や工事請負費が減額されたということはよいと考えますが、委託料は予算の2億431万9,000円に対して、今回の減額6,600万円は予算の32.3%にも当たり、買収土地管理委託料、調査設計委託料、事業所管理委託料のどこが幾ら減額されたのでしょうか。
また、この予算の根拠は何でしょうか。
現在の情報社会で新居浜で初めての事業とはいえ、全国的には区画整理事業をしているところは多くあり、予算に対して32%も異なる、また工事請負費と合わせて1億600万円もの多額の減額は普通では考えにくいのではないでしょうか。
そして、現在、補償費の不足額は幾ら生じているのでしょうか。
今後の見通しはいかがでしょうか。
以上、私の質疑とさせていただきます。
○議長(近藤司) 暫時休憩いたします。
午前11時09分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
午前11時19分再開
○議長(近藤司) 休憩前に引き続き会議を開きます。
暫時休憩いたします。
午前11時20分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
午前11時27分再開
○議長(近藤司) 休憩前に引き続き会議を開きます。
答弁を求めます。田村建設部長。
○建設部長(田村浩志)(登壇) 山岡美美議員さんの質疑にお答えいたします。
1点目の委託料の大きな減額要素でございますけれども、1つは工事の実施設計につきましては、従来委託を考えておりましたけれども、今回の分につきましては、職員の自前による修正等による設計で賄ったということで、これが一つの要素であります。
そしてもう一つは、土地開発公社で先行しています土地につきまして、その買い戻しを予定しておるわけでございますけれども、それに関係いたします分筆等の業務、これが今回少なくなったというよりか、当初予定したものより少ないということであります。特にこの2点が委託料の大きな減額要素でございます。
そして、2点目の補償費の全体額につきましては、補償費につきましては、その都度一件一件調査をしまして、当家と契約を進めていっているというふうなことで、全体事業の中のその補償費の全体の把握というのは、どうしても困難な状況にあるということを御理解いただきたいと思います。
○議長(近藤司) ほかに質疑はありませんか。山岡美美議員。
○11番(山岡美美)(登壇) 今、御説明があったんですけれども、今回1億600万円も補償費に回したというふうなことで、今、全体の額はちょっと言っていただいてないですし、本来その1億600万円が補償費に回す必要があるのかどうなのかというところを、要は不足が幾らぐらい生じているためにそういう必要性が出たと。別にこれ、それほどの補償の不足がないんでしたら、マイナス予算でも別にいいんじゃないかなというふうに思いましたので、私自身は別に地域住民の権利を守るために補償は必要だとは考えますけど、現時点で予算に対してどのぐらいの不足が出てて、今回例えば1億600万円を補償費に回したことによって、今年度はその補償費の額でいけれるとか、そういうところをちょっとどんなのかということをお伺いしたいです。
○議長(近藤司) 答弁を求めます。田村建設部長。
○建設部長(田村浩志)(登壇) 山岡議員さんの再質疑にお答えいたします。
特に補償費につきましては、より地権者の方がよく御理解をいただいておるということについての事業の進捗がある程度図られているという要素もございますし、先ほど申しました委託料自体のそういう減額要素をそちらの方へ事業促進のために回したというふうな状況もございますので、御理解いただきたいと思います。
○議長(近藤司) ほかに質疑はありませんか。山岡美美議員。
○11番(山岡美美)(登壇) 今のお答えはお答えにはなってなかったというふうに思います。
いろいろ地域住民のいろんな合意とかもあるかとは思うんですけれども、やはり私たちの市民の税金、もちろん土地区画整理の人たちのところだけの問題ではないと思いますんで、そういうあたりではきちっとやっぱり明らかにほしいと思います。
○議長(近藤司) 答弁を求めます。
暫時休憩いたします。
午前11時34分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
午前11時39分再開
○議長(近藤司) 休憩前に引き続き会議を開きます。
答弁を求めます。田村建設部長。
○建設部長(田村浩志)(登壇) 山岡議員さんの再質疑にお答えいたします。
補償費につきましては、当初約17億6,200万円で60戸を考えておりましたけれども、今回委託料を減額し、こちらに組み替えることによりまして、2戸現在のところふやそうと、こういう考えでございます。
○議長(近藤司) ほかに質疑はありませんか。佐々木文義議員。
○20番(佐々木文義)(登壇) ただいま上程されております議案第78号、新居浜市一般会計補正予算(第3号)のうち、債務負担行為補正についてお聞かせをいただきたいと思います。
まず、第3表の平成15年度林道等開設事業、そしてもう一点は第2表の愛媛県信用保証協会に対する損失補償ということでありますが、これをこの予算説明書44ページを拝見させていただきますと、平成15年度から、今年度から行うように見受けられます。今までやっていない、そしてこれからやるという形であるんですが、そこでまず林道等開設事業について限度額が定められておる、そして愛媛県信用保証協会に対する損失補償に対しても限度額が定められておる。
中で、まず林道の方からお聞きをいたしますが、平成15年度から平成27年度までの13年間、これをどういった形のもとで補償をやっていくのか。これも一般財源で行うようになっております。今まで行っていない。
そして、2点目の愛媛県信用保証協会に対する損失補償、これも本年度から9年間で行う。限度額は定められておるんですが、限度額が同じという形で。愛媛県信用保証協会に対する補償があって、中小企業総合事業団から補てんされる額を差し引いた額を一般財源で補償をするということになっておるんですが、今までは行っていないのに今年度から行うというところがちょっとわからない点があります。それで2点、お聞かせをいただきたいと思います。
○議長(近藤司) 答弁を求めます。合田経済部長。
○経済部長(合田仁千)(登壇) 佐々木議員さんの質疑にお答え申し上げます。
まず、44ページの債務負担行為で翌年度以降にわたるものについての前年度末までの支出額又は支出額の見込み及び当該年度以降の支出予定額等に関する調書についてでございますが、まず平成15年度林道等開設事業の額につきましては、平成15年度で開設いたします林道補助事業のうち、一部を債務負担行為として、平成15年から平成27年までの間に支払いをするように予定をしておるものでございます。
それから、愛媛県信用保証協会に対する損失補償につきましては、今回特別小口無保証人融資制度を新設することによりまして、今年まではそういう損失補償ということは発生しないんですが、次年度以降について万一発生した場合の対応として債務負担行為を起こしたと。次年度以降について、債務負担を起こしたものの額については不明というか、愛媛県信用保証協会が、特別小口無保証人融資制度によりまして代位弁済が生じた場合に発生するものでございます。
○議長(近藤司) ほかに質疑はありませんか。佐々木文義議員。
○20番(佐々木文義)(登壇) なかなか私もわかりにくいところがあるんですが、まず林道等開設事業、補正前が369万7,000円、補正後が283万4,000円。どういう経緯のもとでこれが、林道を開設するに当たって債務負担行為、どういった形のもとで発生の見込みをしておって、そして補正前においては限度額は369万円であったのが、補正後283万円に減っておると。どういうことでなっているのか、ちょっともう少しお聞かせをいただきたい。
代位弁済は、一般の方がお借りをして、そして新居浜市が残りの部分を代位弁済をするんだという、今までいろんな中小企業の融資政策があって、そしていろいろ中小企業の方々に支援策を行ってきた。そして、今までそういう代位弁済の方法がなかったものを、今年度以降わざわざそういった分、代位弁済までしてきちっとやっていこうということにおいて、今年度なぜ出てきたのかということをちょっとお聞かせください。
○議長(近藤司) 答弁を求めます。合田経済部長。
○経済部長(合田仁千)(登壇) 佐々木議員さんにお答え申し上げます。
まず、1点目の林道等開設事業の債務負担行為の減額理由でございますが、当初県の補助金を1,200万円見込んでおりましたが、この額が920万円に減額いたしましたため、債務負担行為額も変更いたすものでございます。
そして、2点目のなぜ特別小口無保証人融資制度を創設して債務負担行為をするのかということについてでございますが、愛媛県信用保証協会の市提携融資メニューの中に、本年4月から特別小口無保証人融資制度が新設されたことに伴い、中小企業者の融資環境を整えるため、この制度を新設しようとするものでございまして、今までの一例を挙げますと、振興資金につきましては保証人をとっておりまして、これまで市が代位弁済の損失補償をした例はございませんが、今回の無保証人融資制度につきましては、無保証人でございますので、その分の危険といいますか、やはり万一の場合を考えて債務負担行為を起こすものでございます。
○議長(近藤司) ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(近藤司) これにて質疑を終結いたします。
議案第78号ないし議案第80号の3件は、いずれも議事日程に記載のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
―――――――――― ◇ ――――――――――
日程第11 認定第1号~認定第3号
○議長(近藤司) 次に、日程第11、認定第1号ないし認定第3号の3件を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。佐々木市長。
○市長(佐々木龍)(登壇) ただいま上程されました認定第1号、認定第2号及び認定第3号につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
まず、認定第1号、決算の認定につきましては、平成14年度新居浜市水道事業会計決算及び平成14年度新居浜市工業用水道事業会計決算について、監査委員の意見をつけ、議会の認定に付するものでございます。
次に、認定第2号、決算の認定につきましては、平成14年度新居浜市一般会計歳入歳出決算並びに平成14年度新居浜市貯木場事業特別会計歳入歳出決算ほか、9特別会計決算について、監査委員の意見をつけ、議会の認定に付するものでございます。
次に、認定第3号、決算の認定につきましては、地方自治法施行令第5条第3項の規定により、合併に伴い事務を承継した新居浜市において、平成14年度別子山村一般会計歳入歳出決算並びに平成14年度別子山村国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算ほか、3特別会計決算について、監査委員の意見をつけ、議会の認定に付するものでございます。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(近藤司) これより質疑に入ります。
認定第1号ないし認定第3号の3件に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(近藤司) 質疑なしと認めます。
お諮りいたします。認定第1号ないし認定第3号の3件については、11人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(近藤司) 御異議なしと認めます。よって、認定第1号ないし認定第3号の3件については、いずれも11人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決しました。
お諮りいたします。ただいま設置されました決算特別委員会の委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により藤田豊治議員、太田嘉一議員、藤原雅彦議員、大條雅久議員、山岡美美議員、伊藤優子議員、藤田統惟議員、二ノ宮定議員、伊藤初美議員、石川尚志議員、山本健十郎議員、以上11人を指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(近藤司) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました11人の議員を決算特別委員に選任することに決しました。
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日程第12 請願第6号、請願第7号
○議長(近藤司) 次に、日程第12、請願第6号及び請願第7号の2件は、いずれも議事日程に記載のとおり、企画総務委員会及び市民経済委員会に付託いたします。
以上で本日の日程は全部終了いたしました。
お諮りいたします。議事の都合により、9月3日から9月8日までの6日間、休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(近藤司) 御異議なしと認めます。よって、9月3日から9月8日までの6日間、休会することに決しました。
9月9日は午前10時から会議を開きます。
本日はこれにて散会いたします。
午前11時55分散会