目次
議事日程
本日の会議に付した事件
出席議員
欠席議員
説明のため出席した者
議会事務局職員出席者
開議(午前10時00分)
日程第1 会議録署名議員の指名
日程第2 議案第2号の訂正について
佐々木市長の説明
表決
日程第3 議案第1号~議案第3号、議案第6号~議案第45号
白籏総務委員長報告
伊藤教育福祉委員長報告
仙波産業環境委員長報告
休憩(午前11時09分)
再開(午前11時21分)
伊藤教育福祉委員長報告
休憩(午前11時22分)
再開(午前11時23分)
佐々木都市建設委員長報告
休憩(午前11時47分)
再開(午後 1時00分)
岡崎溥議員の討論
鈴木連太郎議員の討論
世良賢克議員の討論
表決
休憩(午後 1時54分)
再開(午後 3時35分)
議案第46号~議案第48号
佐々木市長の説明
委員会付託省略
表決
日程第4 議会議案第3号
山本健十郎議員の説明
委員会付託省略
表決
日程第5 議会議案第4号
議会議案第5号
中田晃議員の説明
委員会付託省略
休憩(午後 3時47分)
再開(午後 3時47分)
高須賀順子議員の討論
表決
議長報告
市長あいさつ
議長あいさつ
閉会(午後 4時03分)
本文
平成15年3月20日 (木曜日)
議事日程 第5号
第1 会議録署名議員の指名
第2 議案第2号の訂正について
第3 議案第1号 市道路線の認定及び廃止について
(都市建設委員長報告)
議案第2号 新居浜市と宇摩地区広域市町村圏組合との間における消防事務
の委託について
(総務委員長報告)
議案第3号 新居浜市・別子山村合併協議会の廃止について
( 同 上 )
議案第6号 新居浜市公告式条例等の一部を改正する条例の制定について
( 同 上 )
議案第7号 新居浜市移動通信用施設設置及び管理条例の制定について
( 同 上 )
議案第8号 新居浜市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について
( 同 上 )
議案第9号 新居浜市議会議員等の報酬及び費用弁償に関する条例等の一部
を改正する条例の制定について
( 同 上 )
議案第10号 新居浜市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定
について
( 同 上 )
議案第11号 別子山村の編入に伴う新居浜市税賦課徴収条例の適用の経過措
置に関する条例の制定について
( 同 上 )
議案第12号 新居浜市市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について
( 同 上 )
議案第13号 新居浜市市営活性化推進住宅条例の制定について
( 同 上 )
議案第14号 新居浜市別子山振興基金条例の制定について
(産業環境委員長報告)
議案第15号 新居浜市別子山ふるさと館設置及び管理条例の制定について
(教育福祉委員長報告)
議案第16号 新居浜市立へき地保育所設置及び管理条例の制定について
( 同 上 )
議案第17号 新居浜市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定につい
て
(産業環境委員長報告)
議案第18号 別子山村の編入に伴う新居浜市国民健康保険条例の適用の経過
措置に関する条例の制定について
( 同 上 )
議案第19号 新居浜市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について
(教育福祉委員長報告)
議案第20号 新居浜市立女性総合センター設置及び管理条例の一部を改正す
る条例の制定について
(産業環境委員長報告)
議案第21号 新居浜市公営葬儀条例の一部を改正する条例の制定について
( 同 上 )
議案第22号 新居浜市別子観光センター設置及び管理条例の制定について
( 同 上 )
議案第23号 新居浜市森林公園ゆらぎの森設置及び管理条例の制定について
( 同 上 )
議案第24号 都市計画法施行令第31条ただし書の規定による開発区域の面積
を定める条例の制定について
(都市建設委員長報告)
議案第25号 新居浜市法定外公共物管理条例の制定について
(総務委員長報告)
議案第26号 新居浜市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の
一部を改正する条例の制定について
( 同 上 )
議案第27号 新居浜市水道事業給水条例の一部を改正する条例の制定につい
て
(都市建設委員長報告)
議案第28号 新居浜市別子山水道条例の制定について
( 同 上 )
議案第29号 平成15年度新居浜市一般会計予算
(各常任委員長報告)
議案第30号 平成15年度新居浜市貯木場事業特別会計予算
(産業環境委員長報告)
議案第31号 平成15年度新居浜市渡海船事業特別会計予算
(都市建設委員長報告)
議案第32号 平成15年度新居浜市交通災害共済事業特別会計予算
(産業環境委員長報告)
議案第33号 平成15年度新居浜市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算
(教育福祉委員長報告)
議案第34号 平成15年度新居浜市平尾墓園事業特別会計予算
(産業環境委員長報告)
議案第35号 平成15年度新居浜市公共下水道事業特別会計予算
(都市建設委員長報告)
議案第36号 平成15年度新居浜市公共用地事業特別会計予算
( 同 上 )
議案第37号 平成15年度新居浜市国民健康保険事業特別会計予算
(産業環境委員長報告)
議案第38号 平成15年度新居浜市老人保健事業特別会計予算
( 同 上 )
議案第39号 平成15年度新居浜市介護保険事業特別会計予算
(教育福祉委員長報告)
議案第40号 平成15年度新居浜市水道事業会計予算
(都市建設委員長報告)
議案第41号 平成15年度新居浜市工業用水道事業会計予算
( 同 上 )
議案第42号 平成14年度新居浜市一般会計補正予算(第5号)
(各常任委員長報告)
議案第43号 平成14年度新居浜市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算
(第1号)
(教育福祉委員長報告)
議案第44号 平成14年度新居浜市公共下水道事業特別会計補正予算(第2
号)
(都市建設委員長報告)
議案第45号 平成14年度新居浜市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)
(教育福祉委員長報告)
第4 議会議案第3号 犯罪のない安全で安心して生活できる地域社会の実現に関
する決議について
(委員会付託省略)
第5 議会議案第4号 イラク問題の平和的解決を求める意見書の提出について
( 同 上 )
――――――――――――――――――――――
本日の会議に付した事件
日程第1 会議録署名議員の指名
日程第2 議案第2号の訂正について
日程第3 議案第1号~議案第3号、議案第6号~議案第45号
議案第46号~議案第48号
日程第4 議会議案第3号
議会議案第5号
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出席議員(32名)
1番 藤 田 幸 正 2番 豊 田 康 志
3番 伊 藤 優 子 4番 藤 田 統 惟
5番 伊 藤 初 美 6番 菅 秀二郎
8番 真 木 増次郎 9番 佐々木 文 義
10番 石 川 尚 志 11番 仙 波 憲 一
12番 加 藤 喜三男 13番 杉 本 真 泉
14番 渡 辺 豊 15番 岡 田 光 政
16番 村 上 悦 夫 17番 白 籏 愛 一
18番 近 藤 司 19番 山 本 健十郎
20番 高須賀 順 子 21番 岡 崎 溥
22番 原 月 美 23番 堀 田 正 忠
24番 藤 田 若 満 25番 橋 本 朝 幸
26番 小 野 利 通 27番 伊 藤 萬木家
28番 鈴 木 連太郎 29番 神 野 幸 雄
30番 井 上 清 美 31番 世 良 賢 克
32番 田 坂 重 只 33番 中 田 晃
34番 欠 員
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欠席議員(1名)
7番 竹 林 偉
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説明のため出席した者
市長 佐々木 龍
助役 鈴 木 暉三弘
収入役 稲 見 重 幸
財務部長 大 西 宏 明
保健福祉部長 井 下 文 夫
市民環境部長 西 原 寛
産業振興部長 合 田 仁 千
都市開発部長 佐々木 俊 洋
下水道部長 山 口 三七夫
消防長 橋 本 憬 範
水道局長 小 林 史 典
教育長 阿 部 義 澄
教育委員会事務局長 鈴 木 嘉 明
監査委員 渡 邉 易 雅
――――――――――――――――――――――
議会事務局職員出席者
事務局長 井 上 三千年
庶務課長 岩 崎 紀 生
議事課長 日 野 清
議事課副課長 岡 正 士
庶務課庶務係長 山 岡 昭 治
議事課調査係長 原 正 夫
議事課議事係長 井 上 毅
議事課主事 岩 崎 美由紀
―――――――――― ◇ ――――――――――
午前10時00分開議
○議長(藤田若満) これより本日の会議を開きます。
本日の議事日程につきましては、お手元に配付の議事日程第5号のとおりでありますが、日程第3終了後、議員全員協議会も予定いたしております。
―――――――――― ◇ ――――――――――
日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(藤田若満) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において佐々木文義議員及び石川尚志議員を指名いたします。
―――――――――― ◇ ――――――――――
日程第2 議案第2号の訂正について
○議長(藤田若満) 次に、日程第2、議案第2号の訂正についてを議題といたします。
議案第2号の訂正の理由の説明を求めます。佐々木市長。
○市長(佐々木龍)(登壇) 議案第2号の訂正について御説明を申し上げます。
議案第2号、新居浜市と宇摩地区広域市町村圏組合との間における消防事務の委託につきましては、議案書作成の過失から、その一部に誤りがありますので、お手元に配付の訂正表のとおり訂正をいたしたいと存じますので、よろしくお願いを申し上げます。
○議長(藤田若満) お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第2号の訂正については、これを承認することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田若満) 御異議なしと認めます。よって、議案第2号の訂正については、これを承認することに決しました。
―――――――――― ◇ ――――――――――
日程第3 議案第1号~議案第3号、議案第6号~議案第45号
○議長(藤田若満) 次に、日程第3、議案第1号ないし議案第3号及び議案第6号ないし議案第45号の43件を一括議題といたします。
以上の43件に関し、各常任委員長の報告を求めます。まず、白籏総務委員長。
○17番(白籏愛一)(登壇) ただいまから総務委員会の報告をいたします。
本委員会は、3月14日に委員会を開催いたしました。本委員会に付託されました議案第2号、議案第3号、議案第6号ないし議案第13号、議案第25号、議案第26号、議案第29号及び議案第42号の14件につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
まず、議案第2号、新居浜市と宇摩地区広域市町村圏組合との間における消防事務の委託について御報告申し上げます。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、別子山村での緊急時対応で委託という方向で決着を見たことはよかったと考えるが、費用の計算とか負担はどのようになるのかとの質疑に対し、経常経費の場合、出動件数と人口割合、面積割合を合算したもので、大体50%の要素となる。あと、交付税の基準財政需要額の算出基準がある。このような形で双方協議して出た金額は、年間2,110万円で業務委託するようにしているとの答弁がありました。
次に、年間の委託料を払っておけば平成15年度の災害、緊急出動は見てもらえるのか。また、平成16年度は平成15年度の実績により見直しがなされるのかとの質疑に対し、一定のルールができたので、このルールに基づいて新しい市となる四国中央市と再度協議になるとの答弁がありました。
次に、消防職員が18名ふえることと、この契約により消防業務を全面委託することとの関係はとの質疑に対し、今回定数をふやすことにより、全体として本来の消防の機能を果たせるような体制づくりをしようというのが目的である。ただ、別子山村の編入に伴い、南署の管轄になることから、計画的に南署の部隊を増強する考えでいるとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第2号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第3号、新居浜市・別子山村合併協議会の廃止について御報告申し上げます。
本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、審査いたしました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第3号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第6号、新居浜市公告式条例等の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、総合福祉センター別子山分館等に関連して、民間委託するとこれまでの例から市役所の悪いところは引き継ぎ、いいことは引き継いでいないなどということがある。不親切な取り扱いはしないようにしてほしいがとの質疑に対し、規則等で勤務時間を定めなければならない等あるが、サービスをする気持ちの問題だと思うので、市民に御迷惑をかけないよう指導していきたいとの答弁がありました。
また、民間委託においては財政的なメリットが言われているが、大きなマイナス要因もある。そういうことをてんびんにかけ、意識、運営、経費の問題から委託がすべてベターということにはならないとの意見がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第6号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第7号、新居浜市移動通信用施設設置及び管理条例の制定について御報告申し上げます。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、本市には山間部が多くある。さらに別子山の山間部、河川も加わるが、どこまでの範囲で携帯電話での通信が可能なのかとの質疑に対し、別子山村との境については、今立っている鉄塔では通信不可能であるが、別子山村の住居地域はカバーできている。新居浜から別子山の間で通信できないところについては、以後整備していきたい。移動通信の鉄塔については、新市建設計画の中に建設予定として計画があり、前期5年間のうちに整備することにしているとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第7号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第8号、新居浜市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、審査いたしました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第8号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第9号、新居浜市議会議員等の報酬及び費用弁償に関する条例等の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、審査いたしました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第9号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第10号、新居浜市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、本改正は経済産業省に派遣する職員が新たに出ることから改正しようとするのか。また、消防大学校や自治大学校など、今までも派遣や研修があったがとの質疑に対し、改正については経済産業省に派遣する職員が出たということからである。消防大学校などについては、出張旅費という形で対応しているとの答弁がありました。
次に、派遣の場合、期間は定めているのかとの質疑に対し、特に定めていない。相手先との間に覚書を交わす場合もあるが、その省庁により1年、2年というような協議はなされるとの答弁がありました。
また、調整手当を100分の12以内と条例を制定しておくことにより、他の地域への派遣もこの条例で適用できると理解してよいのかとの質疑に対し、調整手当についてはそのように想定しているとの答弁がありました。
次に、派遣の成果についてはとの質疑に対し、これまで何人か県や四国経済産業局、四国地方整備局へ派遣し、既に復帰している職員もいるが、それぞれ県や国の仕組みの中で習得してきたことを市の業務の中で生かし、充実した形で業務に携わっている。職員の交流については、将来的にはもっと充実させていくため、民間も含め交流の輪を広げたいとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第10号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第11号、別子山村の編入に伴う新居浜市税賦課徴収条例の適用の経過措置に関する条例の制定について御報告申し上げます。
本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、審査いたしました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第11号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第12号、新居浜市市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、審査いたしました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第12号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第13号、新居浜市市営活性化推進住宅条例の制定について御報告申し上げます。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、活性化推進住宅についてはどのようなものかとの質疑に対し、基本的には産業に従事したり、服したり、関連したりする人を対象に、地域の活性化のために村が単独で整備した住宅であるとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第13号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第25号、新居浜市法定外公共物管理条例の制定について御報告申し上げます。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、この条例が本会議で提案されたときに質疑があったが、土地改良区との関係について再度説明を求め、土地改良区との関係であるが、今回譲与される法定外公共物は、元来地元の生活に密着した財産であり、平成12年1月に国が策定した法定外公共物に係る国有財産の譲与手続に関するガイドライン、これは基本事項編であるが、その中で法定外公共物の管理を行っている土地改良区との調整はどのように行われるのかという質疑に対する回答として、今回の法定外公共物に係る国有財産の譲与は、土地の所有権を国から市町村に移転するものに過ぎず、その現実の利用状況を変更するものではないとなっており、市としても従来と基本的に異なった管理は困難であり、土地改良区に管理をしていただくことで変わるものではないとの説明がありました。
次に、土地改良区へ委託するのかとの質疑に対し、財産管理と機能管理があり、土地改良区については、土地改良法に基づいて土地改良区の規定の中で、自分たちが管理する規定を県の承認を受けて管理している。国の財産を土地改良区が法に基づいて管理規定を設けて管理していたものが、今回財産が国から市へ移るだけで、その関係については土地改良法上、何も変更がないということなので、市から委託料を出すなどということはないとの答弁がありました。
次に、この移譲による本市のメリット、デメリットはとの質疑に対し、実際的な事務については境界立ち会い等がある。収入的には、これまで用途廃止した売払収入は国庫に帰属されていたが、今回市有財産となるので、本市の収入となるのが一つ。市有財産に移るため、より地域住民に密着した使用形態に持っていくことができるなどのメリットがある。まず、移譲される財産を特定せねばならず、その特定作業が進行中であるとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第25号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第26号、新居浜市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、審査いたしました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第26号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第29号について御報告申し上げます。
議案第29号、平成15年度新居浜市一般会計予算の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算中、歳入全部、歳出第1款議会費、第2款総務費、ただし第1項総務管理費のうち3目財産管理費、別子山支所管理費、5目企画費、リユースネットワーク支援事業費、6目生涯学習費、生涯学習センター管理運営費、生涯学習センター充実費、高齢者生きがい創造学園管理運営費、高齢者生きがい創造学園充実費、生涯学習センター施設環境整備事業、11目広聴費、消費生活モニター費、計量普及推進費、消費生活改善対策費、日曜市開設助成費、市民相談費、計量事務推進事業、金融知識普及推進事業費、12目男女共同参画費、13目女性センター費及び第3項戸籍住民基本台帳費を除く。第6款農林水産業費、第1項農業費、2目農業総務費、地籍調査事業、第8款土木費、第6項住宅費、1目住宅管理費、第9款消防費、第12款公債費、第13款諸支出金、第14款予備費、第3表債務負担行為、平成15年度新居浜市土地開発公社の借入金に係る債務保証、第4表地方債、一時借入金及び歳出予算の流用であります。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、職員特別研修費で1,895万3,000円となっているが、具体的な内容及びこれまでの成果についてどのように把握しているのかとの質疑に対し、市町村アカデミー等がそのうちの316万4,000円である。ほかに、同和教育研修推進費であったり、行政課題の特別研修を行ったりである。アカデミーへ派遣する研修の種類は、例年政策課題や行政課題等の研修メニューがある。成果については、本人の資質向上、さらには職場等への反映もさせているとの答弁がありました。
次に、消費税についてはとの質疑に対し、使用料、手数料関係では保育料などは非課税になっている。このような非課税枠もあり、すべての使用料、手数料に消費税がかかっているというものではないとの答弁がありました。
次に、議会費についての質疑に対し、海外研修内容については全国市議会議長会で要綱を定めており、それに沿った研修としているとの答弁がありました。
次に、瀬戸・寿上水道問題の進展状況についての質疑に対し、組合の方へ会のセットについて申し入れを行っているが回答はなく、文書でも申し入れているものの、返事はない。今後の方針としては、粘り強く交渉をしていく以外ないと考えており、行政課題ということのみならず、市議会も含め考えていただき、提案をしていただきたいとの答弁がありました。
次に、公債費についてはとの質疑に対し、平成15年度は元利合わせて約53億円である。平成16年度は特例的に繰上償還があるが、それを除けば今後53億円ないし55億円の間で推移するものと予想されるとの答弁がありました。
次に、衛生手数料のうち、し尿処理手数料に関連し、ある事業所については係争中であると聞くが、平成15年度の委託についてはとの質疑に対し、代理人等正式な届け出を受けている。以後、正式決定については裁判にゆだねられる状況だと思う。現在の業務委託内容を確認すると、従来からの業務が適正になされている状況であり、委託予定の業者として担当課には連絡しているとの答弁がありました。
次に、別子山村関係の歳出、歳入についての質疑に対し、予算については本市の行政目的に統合し、別子山固有のものについては行政目的をつくり対応した。包含したものがほとんどであるが、例えば、人件費は1億1,600万円、公債費は元利償還金で1億4,500万円、その他施設の管理費等がある。歳入では、地方交付税として旧別子山村分で3億4,000万円程度を見込んでいる。税については4,000万円程度で、当初予算にカウントしているとの答弁がありました。
次に、将来的な財政見通し、運営はどう考えているのかとの質疑に対し、土地区画整理事業、新港湾建設事業に新市建設計画が上乗せになったため、当面は合併特例債などの起債を活用しながら社会資本を整備しなければならない。借り入れすれば後年度負担が残るので、起債制限比率はどうなるのか、残高、借り入れと償還の関係はどうか、その他財政指標を用いながら財政見通しを作成しているとの答弁がありました。
質疑終了後、本案に関し討論に付したところ、まず瀬戸・寿上水道問題について、今後の取り組みは従来の延長でなく、必ず解決するという前提でどう取り組むか、方向を大きく変えてほしい。電算ミスが起きたコンピューターの問題の件で、市民がデータの信憑性に懸念を抱いている。今回の予算に反映されていないが、今後正常な方向へ行くよう配慮を要望し賛成する。
次に、大型開発が本格化し、市債も多く発行し、借金も900億円近い額に上る。補助金の見直し等、市民にツケが回される可能性が大きくなっている。海外行政視察、瀬戸・寿上水道問題、消費税等々、市民の生活を支えるという意味からも反対する等の意見が述べられました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第29号については、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第42号について御報告申し上げます。
議案第42号、平成14年度新居浜市一般会計補正予算(第5号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳入全部、歳出第2款総務費、ただし第3項戸籍住民基本台帳費を除く。第9款消防費、第12款公債費、第3表繰越明許費、第2款総務費、第9款消防費、第5表地方債補正追加、第6表地方債補正変更であります。
本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、質疑応答を行い、審査いたしました。
質疑終了後、本案に関し討論に付したところ、財政が窮屈なことから公共料金を上げることになったり、国民健康保険事業特別会計歳入繰入金約1億7,000万円が減額になってみたり、撤回はされたが、大型ごみの有料化など、今後大変な状況が予想される。全面的に反対というわけではないが、大型開発と市民生活との関係をあわせ、見直しも必要と考え、賛成できないとの意見が述べられました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第42号については、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で総務委員会の報告を終わります。
○議長(藤田若満) 次に、伊藤教育福祉委員長。
○3番(伊藤優子)(登壇) ただいまから教育福祉委員会の報告をいたします。
本委員会は、3月14日に委員会を開催いたしました。本委員会に付託されました議案第15号、議案第16号、議案第19号、議案第29号、議案第33号、議案第39号、議案第42号、議案第43号及び議案第45号の9件につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
まず、議案第15号、新居浜市別子山ふるさと館設置及び管理条例の制定について御報告申し上げます。
本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、審査いたしました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第15号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第16号、新居浜市立へき地保育所設置及び管理条例の制定について御報告申し上げます。
本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、質疑応答を行い、審査いたしました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第16号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第19号、新居浜市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、審査いたしました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第19号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第29号について御報告申し上げます。
議案第29号、平成15年度新居浜市一般会計予算の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算中、歳出第2款総務費、第1項総務管理費、6目生涯学習費、生涯学習センター管理運営費、生涯学習センター充実費、高齢者生きがい創造学園管理運営費、高齢者生きがい創造学園充実費、生涯学習センター施設環境整備事業、第3款民生費、ただし第1項社会福祉費のうち1目社会福祉総務費、高額療養費貸付費、国保会計繰出金、(施)国保会計繰出金、2目国民年金費、4目老人福祉費、老人医療対策費、6目交通安全対策費を除く。第4款衛生費、ただし第1項保健衛生費のうち1目保健衛生総務費、土ケ谷広場管理費、公衆浴場設備改善資金利子補給事業費、別子山給水施設管理費、2目予防費、野犬対策費、3目環境衛生費、4目葬祭施設費、5目環境管理費を除く。及び第10款教育費であります。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、平成15年度に福祉ガイドほのぼのが改訂されるが、3年ごとの改訂であり、簡単な福祉施設の地図も市民の要望があるが、市民の方が欲しいときに渡せるように十分に印刷されるのかとの質疑に対し、ほのぼのは民生委員さん等の福祉に携わっている方々に配布している。ほのぼのの中にある地図の増刷については、今後検討していきたいとの答弁がありました。
次に、ふれあいのまちづくり事業費と福祉のまちづくり推進費の内容についての質疑に対し、ふれあいのまちづくり事業費は、社会福祉協議会が事業主体となり、ふれあい総合相談所や生き生き幸せフェスティバルを行っており、要綱に基づいて市町村は事業費の3分の1を支援するものである。福祉のまちづくり推進費は、福祉のまちづくり審議会の設置や、地域福祉計画を策定していくための諸費用であるとの答弁がありました。
次に、平成15年度民生費で補助金等の削減はあったのかとの質疑に対し、ボランティア団体5団体へ個別に出していた補助金10万円を、形を変えて社会福祉協議会によるボランティアセンターの機能強化を支援するための費用として予算化しているとの答弁がありました。
次に、福祉金の支給は廃止となっていたのではないかとの質疑に対し、福祉金等の手当については、削減ではなくて高所得者には支払わないということで、所得制限をかけたとの答弁がありました。
また、それはどれくらい削減されたのかとの質疑に対し、重複分と所得制限をかけた分とを除く分で、約1,000万円の削減であるとの答弁がありました。
次に、配食サービス事業費で、1食当たり300円とするその内訳及び事業者の数とどのような業者があるのか。また、市は委託事業者とどのような契約をしているのかとの質疑に対し、配送にかかる経費とつくる人の人件費を合わせて、1食当たり300円で委託している。委託事業者は、社会福祉法人、NPO法人、株式会社、協同組合で、全部で8事業者である。特定の事業者に委託するという考えはなく、一定の配食サービスをするのに栄養士を配置しなければいけないとか、厨房をつくらなければいけないとかという国の水準を満たしていて、全市域で配食が可能で、希望される方にお願いしているとの答弁がありました。
また、希望者数が増加しており、平成14年度は月当たり4,000食ぐらいだったのが、平成15年度は6,000食ぐらいになってきており、新規に希望しても待たなければいけないと聞いているがとの質疑に対し、確かに予想を上回る希望者がふえている。現実に、平成14年度は年が明けてから配食サービスは予算をオーバーしてできないので、少し待ってもらうということが生じている。これを解消するために、現在は希望すれば1週間に5食というのが最高であるが、平成15年度は実際にその5食が必要であるのかどうか、自分で自立して3食の場合でもいいのではないかなど、必要な配食数を精査して対応していきたい。それでもなお要望がどんどんふえるようであれば、平成15年度に高齢者の施策全般を見直す予定にしているので、その中で今後どうしていくのか検討したいとの答弁がありました。
次に、小中学校に整備している教育用コンピューターの利用状況はどのようになっているのかとの質疑に対し、小学校では総合的な学習での使用が一番多い。中学校では、技術家庭科の中の情報基礎という科目と総合的な学習の中での使用が一番多い。ただし、学校の先生の中でもコンピューターを使える先生が相当数ふえてきており、数学や算数の教科でも使用されており、従来パソコンの使用率が低かった時期もあったが、現在では相当な使用頻度になっているとの答弁がありました。
また、小学校の教育用コンピューターの整備は各校20台で計画されていると思うが、どのようになっているのかとの質疑に対し、小学校は各校12台が整備されているが、急速に利用状況が上がってきており、増設も検討していかなければいけないと思っているとの答弁がありました。
次に、広瀬記念館の展示物に対する火災や盗難の保険の対応はどのようになっているのかとの質疑に対し、全国市有物件災害共済や民間の保険に加入し、建造物や市で管理している池周辺での事故、展示物をカバーしているとの答弁がありました。
次に、芸術文化施設建設推進費が計上され、基本構想を策定するとの説明があったが、駅前のにぎわいや集客ということを考えると、芸術文化施設の中に太鼓台資料館を検討してはどうかとの質疑に対し、芸術文化施設をつくるというのが核なので、そのコンセプトから余り外れないようにしてほしいというのが基本だが、どういうものを入れるべきだということは、今の時点で私からは言わず、関係する会の中で議論してもらいたいと考えているとの答弁が市長からありました。
また、芸術文化施設の建設計画はどのようになっているのかとの質疑に対し、平成15年度に構想をつくり、平成16年度以降に基本計画、基本設計、実施設計をし、平成19年度の駅前開発の完成にあわせて、財政状況を見きわめて取り組んでいくとの答弁がありました。
次に、いじめ・不登校問題等対策費の中で、あすなろ教室指導員の1名増員を予算計上しているが、生徒と指導員の人数や指導実態はどのようになっているのかとの質疑に対し、生徒は中学生が3年生5人、2年生5人と小学生が1人の計11人で、指導員は男性指導員2人、女性指導員・相談員2人の計4人である。また、毎朝10時から12時まであすなろ教室で学習しており、希望があれば、午後も学習指導をしているとの答弁がありました。
次に、学校のプールの改修や運動場の排水施設はどのように計画しているのか、また耐震対策としての校舎の建てかえはどのように考えているのかとの質疑に対し、プールの改修や運動場排水施設の計画は平成16年度以降は決定していないが、有利な補助や起債があればそれらを活用しながら計画的にやっていけたらと考えている。校舎の建てかえは、当面10年以上ないと考えていないが、耐震対策は多額の経費を要するので、校舎の老朽化ともあわせて、大規模改修という形で年次的に進めていけるように努力したいとの答弁がありました。
次に、別子山村の小中学校の予算はとの質疑に対し、中学校の改修が3,000万円程度と、他の経費が約1,500万円であるが、別子山村分を分けるのは難しいとの答弁がありました。
また、生徒と教職員は何名かとの質疑に対し、小学生が5人、中学生が7人の計12人で、教職員は小学校6人、中学校4人の計10人であるとの答弁がありました。
次に、小規模校がふえてきているが、統廃合は考えているのかとの質疑に対し、全国的にはそういう対策として通学区のフリー化で大規模校から小規模校への通学をしたり、特色ある学校に児童生徒が自由に通学するとかがあり、現在庁内で検討委員会を立ち上げて検討をしているが、統廃合については、学校ごとに地域の特性があって現実的には難しいとの答弁がありました。
質疑終了後、本案に関し討論に付したところ、敬老会補助金事業について、老人クラブとか自治会とかと十分協議を重ねながら、高齢者の皆さんに対する福祉の充実のために十分生かせるような取り組みをお願いして賛成するとの意見が述べられました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第29号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第33号、平成15年度新居浜市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について御報告申し上げます。
本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、審査いたしました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第33号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第39号、平成15年度新居浜市介護保険事業特別会計予算について御報告申し上げます。
本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、質疑応答を行い、審査いたしました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第39号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第42号について御報告申し上げます。
議案第42号、平成14年度新居浜市一般会計補正予算(第5号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳出第3款民生費、第4款衛生費、第1項保健衛生費、第10款教育費、第2表継続費補正変更、第10款教育費、第3表繰越明許費、第10款教育費であります。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、地域福祉基金積立金が計上されているが、いつから始めて基金は幾らか、また積立金の使途はとの質疑に対し、地域福祉基金積立金は平成3年から始まり、平成3、4、5年に地域福祉基金の積立金に充てる目的で、国から地方交付税を受けている。使用目的は特に限られていないが、今までは紙おむつや訪問理美容に使用されていたが、最近は金利がつかないので、訪問理美容の財源の一部に充てている。最近の財源は寄附金と利息であり、3月末で約4億4,270万円の積立金があるとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第42号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第43号、平成14年度新居浜市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)について御報告申し上げます。
本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、審査いたしました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第43号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第45号、平成14年度新居浜市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)について御報告申し上げます。
本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、質疑応答を行い、審査いたしました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第45号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で教育福祉委員会の報告を終わります。
○議長(藤田若満) 次に、仙波産業環境委員長。
○11番(仙波憲一)(登壇) ただいまから産業環境委員会の報告をいたします。
本委員会は、3月17日に委員会を開催いたしました。本委員会に付託されました議案第14号、議案第17号、議案第18号、議案第20号ないし議案第23号、議案第29号、議案第30号、議案第32号、議案第34号、議案第37号、議案第38号及び議案第42号の14件につきまして、本委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
まず、議案第14号、新居浜市別子山振興基金条例の制定について御報告申し上げます。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、別子山振興基金を今後どのように活用していくのかとの質疑に対し、別子山村筏津地域開発基金及び別子山村観光開発基金として積み立てられていたが、別子山地域の振興基金という形で積み立てるもので、新市計画の中で筏津山荘の改築を計画しているので、これを含めて別子山地域全体の地域振興ということで活用していきたいとの答弁がありました。
次に、積立額が5億8,700万円といえば別子山村としては大きな金額であり、どのような経過で積み立てをしてきたのかとの質疑に対し、別子山村筏津地域開発基金は昭和48年10月に条例を制定し、別子山村観光開発基金は昭和62年6月に条例を制定して積み立てをしてきているとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第14号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第17号、新居浜市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、この条例改正による影響額は6,400万円とのことであるが、詳細な説明をしてほしいとの質疑に対し、保険料そのものを平成14年度ベースで計算してみると、6,400万円程度保険料がふえる。内訳は、公的年金の特別控除17万円の廃止に伴い1億1,500万円程度の増加、給与所得の特別控除の廃止に伴い660万円程度の増加、介護納付金賦課限度額改正で350万円の増加。逆に、青色専従者給与等控除の適用によって4,700万円程度減額、土地等の譲渡所得の適用によって1,450万円程度減額。差し引き6,400万円程度保険料がふえるとの答弁がありました。
次に、国の法律改正によるものなので、やむを得ないと思うが、市民の負担が重くなっている。一方、収納面はどのようになっているのかとの質疑に対し、全国的にも全県的にも収納状況は厳しくなっている。平成13年度の収納率は、県下12市では本市はトップを維持したものの、やや下降ぎみに推移している。また、本市では毎年1,000人程度被保険者が増加しており、調定額そのものは毎期ごとに500万円程度増加している。年金生活者に負担がかかっている関係から、厳しい状況が続いているとの答弁がありました。
さらに、滞納が多いということは、収納面を考えなければならない。方策はどうなのかとの質疑に対し、新居浜市の国保は徴収員制度を採用しており、他市と比較しても徴収率そのものはいい線をいっていると思っている。経済状況は御存じのとおりであるので、数字的にはやや下降ぎみではあるが、我々としては国民健康保険は皆保険ということで、被保険者に権利と義務を履行していただくというシステムの中で、権利を主張するかわりに義務も果たしてくださいということで、市政だよりに国保の仕組みを特集したりしながら、国保に対する認識を高めていただく努力は惜しみなくこれからも続けていきたいとの答弁がありました。
次に、国が決めた3割負担を凍結して市が2割負担を続けていくことで、制裁措置など重要な問題が生じるのではないかとの質疑に対し、もし一部負担金を2割負担のままにすれば、国民健康保険法の中で県との事前協議が要る仕組みとなっている。もし2割負担のままにすれば、県はどのような態度をとられますかと打診をしたところ、保険財政に悪影響を与えるという観点から、県はそれを認めないとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第17号については、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第18号、別子山村の編入に伴う新居浜市国民健康保険条例の適用の経過措置に関する条例の制定について御報告申し上げます。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、別子山村の国保の保険料が1.5倍になるというのは、今幾らでどのような経過で新居浜市へ合わせていくのかとの質疑に対し、平成14年度の本算定ベースで全員を新居浜市の国保の料率に当てはめて計算すると、金額的には所得割、資産割、均等割、平等割がそれぞれ違うので、トータルで約300万円ふえて約840万円になり、約1.5倍ということを見込んでいる。それぞれの料率がかなり大きく違っているので、その料率を6年間で同一に段階的に実施するようにしているとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第18号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第20号、新居浜市立女性総合センター設置及び管理条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第21号、新居浜市公営葬儀条例の一部を改正する条例の制定についての2件について、一括して御報告申し上げます。
本委員会は2件につきまして理事者より詳細なる説明を聴取し、審査いたしました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第20号及び議案第21号の2件については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第22号、新居浜市別子観光センター設置及び管理条例の制定について御報告申し上げます。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、類似施設であるので、委託先は別々にしても第三セクターを一つにするなど、知恵を出し合わなければと思うがどうかとの質疑に対し、別子観光センターについては、現在は村営で業務を個人の方に委託している。有限会社悠楽技は村民の方の雇用の場の確保を図るということでつくられた会社である。一体的に管理運営していく方がより効率的であるということから、今回管理運営を有限会社悠楽技に委託するよう考えている。平成15年度はこのような形で行うが、マイントピア別子との関連も含め、様子を見た上で考えていきたいとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第22号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第23号、新居浜市森林公園ゆらぎの森設置及び管理条例の制定について御報告申し上げます。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、ゆらぎの森の経営状況はどのようになっているのかとの質疑に対し、平成13年度の実績は約320万円の赤字であるが、内容はゆらぎの森内に山野草園があり、その栽培がうまくいかなかったために赤字となった。平成14年度は順調に生育しているので、収支はほぼとんとんになる見込みであるとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第23号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第29号について御報告申し上げます。
議案第29号、平成15年度新居浜市一般会計予算の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算中、歳出第2款総務費、第1項総務管理費、3目財産管理費、別子山支所管理費、5目企画費、リユースネットワーク支援事業費、11目広聴費、市民相談費、消費生活モニター費、計量普及推進費、消費生活改善対策費、日曜市開設助成費、計量事務推進事業、金融知識普及推進事業費、12目男女共同参画費、13目女性センター費、第3項戸籍住民基本台帳費、第3款民生費、第1項社会福祉費、1目社会福祉総務費、高額療養費貸付費、国保会計繰出金、(施)国保会計繰出金、2目国民年金費、4目老人福祉費、老人医療対策費、6目交通安全対策費、第4款衛生費、第1項保健衛生費、1目保健衛生総務費、土ケ谷広場管理費、公衆浴場設備改善資金利子補給事業費、別子山給水施設管理費、2目予防費、野犬対策費、3目環境衛生費、4目葬祭施設費、5目環境管理費、第2項清掃費、第5款労働費、第6款農林水産費ただし第1項農業費、2目農業総務費、地籍調査事業を除く。第7款商工費、第11款災害復旧費、第2表継続費、第2款総務費、第3項戸籍住民基本台帳費、第3表債務負担行為、平成15年度林道等開設事業、平成15年度県単独土地改良事業であります。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、DVの相談員を1名増員するとのことであるが、相談員の資格などの条件はあるのかとの質疑に対し、現在1名の相談員を配置しているが、DV防止法が制定された関係もあり相談件数が増加しているので、1名を増員しようと考えている。資格等は必要ないが、人格的な幅を持った方でないと深刻なDVの相談は難しいと考えており、人材の確保については数年間苦慮してきているが、今後一層努力していきたいとの答弁がありました。
次に、環境美化推進員はどのような活動をしているのかとの質疑に対し、平成14年5月に88人を環境美化推進員に委嘱して、マニュアルを作成し、不法投棄の指導、市への情報提供等をお願いしている。平成14年度は自由に積極的に地域の中で活動していただいているが、平成15年度には皆さんに集まってもらい、その中で反省とか提言を伺えるような機会を持ちたいと考えているとの答弁がありました。
次に、住居表示対策費が又野川以東ということで計上されているが、全市的にどこがまだ残っているのかとの質疑に対し、住居表示の未実施地区については又野川以東の川東地区と上部では船木、萩生、大生院地区が主な未実施地区であるとの答弁がありました。
次に、国保会計繰出金6億7,943万8,000円、(施)国保会計繰出金1億7,000万円が計上されているが、どのような関係かとの質疑に対し、国保会計への繰出金は国保会計繰出金6億7,943万8,000円と(施)国保会計繰出金1億7,000万円を合わせた8億4,943万8,000円が全体の繰出金となっている。国保会計繰出金は、地方交付税や負担金として予算措置をされて国から市へお金が入ってきて繰り出されているものである。(施)国保会計繰出金1億7,000万円は、制度外ということで、新居浜市単独の繰出金であるとの答弁がありました。
次に、リユースネットワーク支援事業費の詳細な内容はとの質疑に対し、既に市内にはボランティア活動で福祉用具の個人に対するフィッティングをされているグループがある。それに産業的な技術をバックアップする活動がされているが、ボランティア的な活動の範疇から出ていないので、それに行政がかかわることで一つのシステムがうまく機能するよう、システムを開発しようとしているとの答弁がありました。
さらに、工業高校や高専でいろいろなことが行われているが、これから環境、福祉、リユースを企業的に行われるようにするのかとの質疑に対し、切り口はいろいろあるが、多くの分野がかかわることが必要な事業である。平成14年度庁内にリユースネットワーク支援事業調査研究委員会を立ち上げ、環境、福祉、情報関係の職員などが集まり、今後のあるべき姿について調査研究している。その中で何がいいかということを具体的に決めていきたいと思っているが、平成15年度は伝言板とか要望とか、フィッティングの技術とかをデータベース化するソフトの開発をメーンとし、もう一つは住民の方の要望、本当のニーズは何なのかを調査したいとの答弁がありました。
次に、合併処理浄化槽は平成15年度以降問題となるが、市街化区域と市街化調整区域が分れており、市街化区域の方は対象とならないとのことだが、公共下水道認可区域の幹線が通っていない区域の見通しはどうかとの質疑に対し、合併処理浄化槽については、本来は公共下水道認可区域外において施工するようになっているが、平成14年、15年で下水道計画の見直しを検討しているので、その点を含めて検討していくことが必要であると考えているとの答弁がありました。
さらに、合併処理浄化槽の市民要望と実績の関係はどうなのかとの質疑に対し、平成14年度の申込件数は192件あり、そのうちキャンセルが26件で、実質申し込みが166件に対し、3月補正予算に計上させていただいてる20基を含め、平成14年度は151基を実施する予定である。残りの15件は平成15年度への手続を行っていただくよう調整しているとの答弁がありました。
次に、大型ごみ収集事業費が3,690万7,000円計上され、戸別収集となっているが、業者数と大型ごみのボリューム、今後どうなるのかとの質疑に対し、大型ごみ収集は2地区に分け、2業者で収集を行っている。1カ月に約1,000件、1日約50件程度の申し込みがあり、内容確認のはがきを出して10日後ぐらいに収集を行っているとの答弁がありました。
さらに、もう少し期間を短縮できないかとの質疑に対し、当初は受け付けをして手書きで処理をして1週間後の収集であったが、取りに行ったときに品物が違うとか、大型ごみが出ていないとかの苦情があり、いつ取りに行きますというはがきを出して確認する時間をもらい、10日後収集を行っている。それにより苦情が減っているとの答弁がありました。
次に、林道を開設することにより不法投棄がふえているように思うが、対策はどのようにしているのかとの質疑に対し、平成14年度においては、トラロープを張ったり、交通標識5枚とごみの不法投棄防止の啓発の意味で看板を25枚立てている。林道を閉鎖する考えもあると思うが、一部生活道路として使われていることもあり、完全封鎖はできない状況であるとの答弁がありました。
次に、西条と新居浜の広域基幹林道の進捗率が悪いのは個人の権利者が反対しているとのことであったが、その問題は解決したのかとの質疑に対し、森林組合の仲介により権利者と接触すべく努めているが、お会いできていないとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第29号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第30号、平成15年度新居浜市貯木場事業特別会計予算について御報告申し上げます。
本委員会は、本案につきまして理事者より詳細なる説明を聴取し、審査いたしました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第30号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第32号、平成15年度新居浜市交通災害共済事業特別会計予算について御報告申し上げます。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、加入率が低下してきているが、現状認識をどのようにされているのかとの質疑に対し、昭和43年に発足したときには加入率が50%を超えていたが、三、四年前に30%を切り、平成14年度は25.8%となっている。加入率を上げるために損保方式にするとかの検討を行ったが、加入金が上がるとか事務的なことは残るとのことで、メリットが余りないので、損保方式は当面見送ることになった。平成14年からは老人会、PTA、交通安全母の会の方へ、以前に比べて広報を強化したが、現在20%ぐらいで、平成15年度の事前の加入予約についても二十四、五%にとどまるのではないかと考えている。平成15年度、平成16年度の2年間かけて、何とか30%ぐらいに持っていく努力を引き続きしていきたい。加入率が下がっているので制度としてはどうかということもあるが、互助的な制度でもあるし、交通災害共済制度を存続させ、パンフレットなどを作成していくことが、交通安全の啓発に役立つことに導いていきたいという思いもあり、環境政策課としては何とか努力して継続していきたいとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第32号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第34号、平成15年度新居浜市平尾墓園事業特別会計予算について御報告申し上げます。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、平尾墓園は平成15年2月に完成して募集もしているようだが、現在の状況と今後の展望はどうかとの質疑に対し、平成15年2月に416区画、第3平尾墓園第4工区を供用開始している。過去の経過を見てみると、毎年100区画ぐらい申請があったが、平成13年度は99区画、平成14年度は七十数区画で、減少傾向にあり、平成18年度までは需要を満たせると考えている。今後、平成15年度で新しく候補地を選定するか、現在のものを管理していくかどうかを検討していきたいとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第34号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第37号、平成15年度新居浜市国民健康保険事業特別会計予算について御報告申し上げます。
本委員会は、本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、本案に関し討論に付したところ、議案第17号との関連で、3割負担の関係で賛同しかねるとの意見が述べられました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第37号については、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第38号、平成15年度新居浜市老人保健事業特別会計予算について御報告申し上げます。
本委員会は、本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、審査いたしました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第38号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第42号について御報告申し上げます。
議案第42号、平成14年度新居浜市一般会計補正予算(第5号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳出第2款総務費、第3項戸籍住民基本台帳費、第4款衛生費、第2項清掃費、第6款農林水産業費、第7款商工費、第3表繰越明許費、第4款衛生費、第6款農林水産業費であります。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、清掃センターの廃棄物資源化対策事業費の減額であるが、試運転中であるので住友重機が行っているとのことであるが、将来とも住友重機が行うのかとの質疑に対し、3月20日までは試運転期間ということで、住友重機で行ってもらうようお願いしている。3月21日以降は新居浜市で引き取り管理することとなるとの答弁がありました。
さらに、古紙を分別すればその後どうするのかとの質疑に対し、古紙を新聞、雑誌、段ボールの3種類に分けてそれぞれ梱包し、梱包したものを委託業者に引き取ってもらうとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第42号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で産業環境委員会の報告を終わります。
○議長(藤田若満) この際、暫時休憩いたします。
午前11時09分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
午前11時21分再開
○議長(藤田若満) 休憩前に引き続き会議を開きます。
伊藤教育福祉委員長。
○3番(伊藤優子)(登壇) 済みませんが、先ほど御報告申し上げました教育福祉委員会の報告の議案第29号、平成15年度新居浜市一般会計予算の質疑の概要の中で、耐震対策としての校舎の建てかえについて、10年以上ないと考えていないと申し上げましたが、10年以上建てかえは考えていないに訂正し、おわび申し上げます。済みません、もう一度言います。10年以上ないと考えていないと申し上げましたが、10年以上考えていないに訂正し、おわび申し上げます。
○議長(藤田若満) 暫時休憩いたします。
午前11時22分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
午前11時23分再開
○議長(藤田若満) 再開をいたします。
次に、佐々木都市建設委員長。
○9番(佐々木文義)(登壇) ただいまから都市建設委員会の報告をいたします。
本委員会は、3月17日に委員会を開催いたしました。本委員会に付託されました議案第1号、議案第24号、議案第27号ないし議案第29号、議案第31号、議案第35号、議案第36号、議案第40号ないし議案第42号及び議案第44号の12件につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
まず、議案第1号、市道路線の認定及び廃止について及び議案第24号、都市計画法施行令第31条ただし書の規定による開発区域の面積を定める条例の制定についての2件につきまして、一括して御報告申し上げます。
本委員会は、2件につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、審査いたしました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第1号及び議案第24号の2件については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第27号、新居浜市水道事業給水条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
本案について質疑の概要を申し上げます。
本来の目的及び条例改正の対象箇所は市内に何カ所あるのかとの質疑に対し、貯水槽の容量が10立方メートルを超える分は簡易専用水道であるが、水道法に基づき、管理等に関するある程度の規定があった。10立方メートル以下の貯水槽水道の設置者については、これまで水道法の規制を受けず、平成5年に愛媛県がつくった愛媛県飲用井戸等衛生対策要領に基づき、善良な管理をすることとなっており、水道の供給者でありながら貯水槽水道の管理に関与できなかった。しかし、平成13年の水道法の改正に基づき、10立方メートル以下の貯水槽水道の設置者についても水道法の適用を受けることとなり、水道事業者として指導、助言、勧告ができることとなった。対象箇所は平成14年12月末現在、簡易専用水道が186施設と10立方メートル以下の小規模な貯水槽水道が約590施設であるとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第27号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第28号、新居浜市別子山水道条例の制定について御報告申し上げます。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、別子山村の水道について説明してほしい。また、今のままでやっていけるのかとの質疑に対し、平成15年2月末現在、条例で整備される対象は戸数が60戸、人数が110人である。内訳は給水口の2個以内が7戸、3個以上が53戸である。その他は谷水からの個人の取り水である。今回の条例制定は水道局が担当するが、維持管理等については別子山支所が担当することとなり、従来と同じ扱いである。別子山村が策定した簡易水道の計画はあるが、簡易水道は公営企業と切り離すべきであり、水道局として実施するのは難しいと考えているとの答弁がありました。
次に、別子山村の水源はどうなっているのかとの質疑に対し、水源は基本的には谷水を受け、堰をして、そこからポリエチレンパイプで配水池まで引っ張り、砂の層を通して浄水した水を給水している。条例水道以外は個人が谷水を受けて個人のパイプで給水しているとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第28号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第29号について御報告申し上げます。
議案第29号、平成15年度新居浜市一般会計予算の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算中、歳出第4款衛生費、第3項下水道費、第8款土木費、ただし第6項住宅費、1目住宅管理費を除く部分であります。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、廃棄物を埋め立てても将来的に心配はないのかとの質疑に対し、廃棄物護岸はケーソンで囲うようにしているが、遮水工という水が漏れないようなものをつくる。平成10年に構造基準が強化され、それに基づいて整備する。また、平成12年に港湾局から海面処分場をつくるときの整備のマニュアルも出ており、国の指導も受けながら実施しており、将来的に安全で確実な施設だと考えているとの答弁がありました。
次に、廃棄物海面処分場は予定どおり対応できるのかとの質疑に対し、廃棄物海面処分場は、平成18年度末完成で計画しており、施設を計画的につくって対応しているとの答弁がありました。
次に、河川堤防除草事業の県との協定はどのような内容か。また、県の管理河川であるが考え方はどうかとの質疑に対し、東川の一部と尻無川の一部の通常の維持管理的なものを行うという内容である。一度に全部はできないため、ある区域を決めて低水護岸の除草を行っている。低水護岸整備は市からやっていただきたいという要望を県に出しており、2カ所については管理協定を結んでいる点で、360万円の額は地域の方々にボランティアで草刈りしていただいている部分は除いているが、必要であろうと考えている。河川の管理だけではなくポンプ場その他の管理についての問題もあり、県と管理協定について協議中であるとの答弁がありました。
次に、一般下水路整備事業は予算が少ないのではないか。また、要望はどうかとの質疑に対し、平成15年度当初予算の5,000万円のうち、工事請負費が2,580万円である。この中で、施設の老朽化を加味した中で、効果効率的な執行に努めたい。また、要望は平成15年2月現在、要望316件のうち84件、条件整備等ができている。緊急性の高いものから予算の範囲内で実施しているとの答弁がありました。これについては、委員から、積み残しているが身近なところであり、予算を要求して対応していただきたいとの要望がありました。
次に、角野船木線の工期はいつまでで、総事業費は幾らかとの質疑に対し、平成23年度完成を目標としており、総事業費は約23億円であるとの答弁がありました。
次に、駅前土地区画整理事業の総事業費261億円のうち、市が工事発注する工事費は幾らかとの質疑に対し、261億円のうち先行買収で用地買収している金額が51億円、建物や水道等の移転補償費が151億円、工事費が41億円、残りが調査費、事務費等であるとの答弁がありました。
次に、西町中村線改良事業についてであるが、西の端交差点から旧国道までの工期はいつまでか。また、旧国道から中萩中学校南通り線までの工期はどうかとの質疑に対し、西の端交差点から旧国道までの工期は平成21年度を完成予定としている。また、旧国道から中萩中学校南通り線までの工期は、西の端交差点から旧国道までの進捗状況を見ながら計画する予定であるとの答弁がありました。
次に、公園管理委託料の委託先と入札方法はどうか。また、対象公園は何カ所かとの質疑に対し、委託は業者の見積もり合わせで行っており、大きなものについては庁内の委託審査委員会に諮っている。また、対象公園は19カ所の都市公園と14カ所のポケットパーク及び緑地であるとの答弁がありました。
次に、土地区画整理費の土地購入費はどこを買うのかとの質疑に対し、平成11年度、平成12年度に用地国債を設定して買った土地の買い戻し分であるとの答弁がありました。
質疑終了後、本案に関し討論に付したところ、財政が借金で厳しい中、土地区画整理事業が計上されており、市民生活が切り捨てられているのではないかということもあり、計画は今どうしてもしなければいけない以外は見直す必要があるのではないかと思う。大型開発には反対である。港湾計画の中で、一般廃棄物の埋め立て処分場を平成18年度までに完成させなければ私たちの生活が保てない。努力して市民が生活できる場所を早く確保してほしい。県と地元との間で苦労しているのはわかるが、県の管理分については県にしてもらうよう要望し続けてほしい。県から市へ河川の一部の管理の権限を移すと聞いているが、予算についても確保するよう要望する。大きな予算組みをしているが、鋭意努力していただきたい。身近な単独下水や単独道路は市民生活の足元であるため、今までやっている事業が滞ることなく進めていただくことを要望して賛成する等の意見が述べられました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第29号については、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第31号、平成15年度新居浜市渡海船事業特別会計予算について御報告申し上げます。
本委員会は、本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、審査いたしました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第31号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第35号、平成15年度新居浜市公共下水道事業特別会計予算について御報告申し上げます。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、下水道台帳作成委託料の概要を説明してほしい。また、終末処理場改築事業はどこに委託するのか。また、市街化調整区域に対する融資の考え方はどうかとの質疑に対し、下水道台帳については、下水道法第23条で台帳を整備しなければいけないと決められており、年々整備している。現在平成12年度末までと平成13年度の一部まで台帳に手が入っている。実施設計は座標によらないため、工事が完了後、座標による管渠、管径、汚水ますの設置位置等の台帳整備を行っている。下水道台帳整備の金額は、昭和55年の終末処理場供用開始以後の台帳整備をしなければいけない時期からの累計で約1億5,800万円である。キロメートル当たり65万円から70万円が必要である。また、終末処理場改築事業の委託先については、日本下水道事業団に委託する予定である。また、融資制度についてであるが、平成12年に融資金額を50万円に増額したときに、それまで拡大解釈していた市街化調整区域のうちの認可区域外の方について、融資あっせんしていたものを対象から除外した。以前に、本来対象でなかったにもかかわらず融資あっせんをした方と規則の改正後融資の対象から外れた方ということで、同じ路線の中でもいろいろな取り扱いがあり、市民の方にも理解しにくい点があった。今後の対応であるが、現在線引きの見直しということで廃止という方向で進んでいるが、その見直しにあわせて区域外の方も融資あっせんの対象になるように検討していきたいとの答弁がありました。
次に、松山市で下水道の無届け接続工事の話があるが新居浜市の場合はどうか、また無届けもしくは申請が遅延したことに対する対策はどうしているのかとの質疑に対し、下水道の無届け接続工事についてであるが、新居浜市においては平成11年度、平成12年度、平成13年度に調査をした結果、調査件数4,307件に対して、無届けもしくは申請が遅延していた件数が153件もあった。排水施設の新設を行う場合には、事前に市長の確認を受けること、また新設等の工事は指定工事店以外では行ってはならないと下水道条例で定められており、これに違反すると過料を科すことができるということがある。実際の方策としては、指定工事店に対しては、管工事業協同組合等の研修を通じ、それぞれの法令遵守の指導をしている。実際にあったときには始末書の提出、無届けの工事の該当家屋に指定工事店を立ち会わせての指導及び講習等を行っている。ほとんどが指定工事店であるが、3割弱については該当の家に問い合わせをしても工事店名が不明というのが現状であるとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第35号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第36号、平成15年度新居浜市公共用地事業特別会計予算について御報告申し上げます。
本委員会は、本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、本案に関し討論に付したところ、大型公共事業にかかわる予算であり反対するとの意見が述べられました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第36号については、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第40号、平成15年度新居浜市水道事業会計予算について御報告申し上げます。
本案について質疑の概要を申し上げます。
平成15年度の給水戸数4万9,668戸は平成14年度と比べてどうか。また、本管や配水管の要望はどうかとの質疑に対し、給水戸数については平成14年度との予算対比では1.64%増を見込んでいる。また、平成14年度では本管の要望はない。ただし、井戸水の汚染による本管延伸を行った件数が2件あるとの答弁がありました。
質疑終了後、本案に関し討論に付したところ、水道事業会計の消費税には反対であるとの意見が述べられました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第40号については、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第41号、平成15年度新居浜市工業用水道事業会計予算について御報告申し上げます。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、取水能力と実際の給水量との差はどれだけか。県の工水からの受け入れはどれだけか。また、新居浜市の工水と県の工水との単価の差は幾らか。また、職員が7人となった変遷について説明してほしいとの質疑に対し、取水能力は5万6,140立方メートルあり、そのうち条例での給水量は5万2,080立方メートルであり、現在住友3社に対して、住友化学へ4万2,300立方メートル、住友鉱山へ4,000立方メートル、住友重機へ300立方メートル、合計4万6,600立方メートルを給水している。5万2,080立方メートルと4万6,600立方メートルの差は余力である。また、県の工水から新居浜市内の企業へは1万4,400立方メートルを受け入れている。また、新居浜市の工水の単価は立方メートル当たり14円30銭、県の工水の単価は24円20銭で、9円90銭の差がある。また、予算人員であるが、10人から7人になった要因としては、工業用水道事業会計において集中監視システムの整備による3人の減、また水道事業会計における駅前土地区画整理事業及び川東浄水処理施設整備事業で2人の増と、1人については水道局全体の人員が1人減となったことによるとの答弁がありました。
次に、国領川総合開発協定書による土地改良区に対する助成金の概略について説明してほしいとの質疑に対し、国領川総合開発事業に基づき、新居浜市が国領川水系から取水することについての協定書、覚書等により関係土地改良区と新居浜市が契約しているものであり、主に揚水の電気代、堰、水路等の維持管理費を助成するものである。このことにより、工業用水を確保し、農業経営の安定を図ることを目的としている。昭和37年以降現在まで、新居浜市が国領川水系から取水する限り、補助金の交付はやむを得ないと考えているとの答弁がありました。
質疑終了後、本案に関し討論に付したところ、水に対する消費税は適さないので反対するとの意見が述べられました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第41号については、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第42号について御報告申し上げます。
議案第42号、平成14年度新居浜市一般会計補正予算(第5号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳出第4款衛生費、第3項下水道費、第8款土木費、第3表繰越明許費、第8款土木費、第4表債務負担行為補正追加、平成14年度港湾建設事業であります。
本委員会は、本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、本案に関し討論に付したところ、大型公共事業である駅前土地区画整理事業と港湾に反対するとの意見が述べられました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第42号については、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第44号、平成14年度新居浜市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)について御報告申し上げます。
本委員会は、本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、審査いたしました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第44号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で都市建設委員会の報告を終わります。
○議長(藤田若満) これより質疑に入ります。
ただいまの各常任委員長の報告に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田若満) 質疑なしと認めます。
この際、暫時休憩いたします。
午前11時47分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
午後 1時00分再開
○議長(藤田若満) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。岡崎溥議員。
○21番(岡崎溥)(登壇) 日本共産党の岡崎でございます。
討論に入る前に、アメリカのイラク攻撃が始まったという、昼休みにニュースが入ってました。国連の査察による平和解決の取り組みが国際社会の大多数の支持のもとに本格的な軌道に乗りつつあるときに、それを力ずくで断ち切って先制攻撃が開始されると、大変な事態が起こったわけですが、国連の安全保障理事会の支持がなくて、国連憲章と国際法に根拠を持たない無法なものと言わなければなりません。ましてや他国の大統領に亡命を要求し、戦争で政権の転覆をはかるということなどは、世界の平和秩序を否定すると言わなければなりません。小泉首相も直ちに支持を表明すると。アメリカ追随の恥ずべき姿勢と。直ちに撤回して、イラク攻撃をアメリカが中止するということを、そしてまた国連を中心に平和的に解決するということを求めていきたいと思うわけであります。まず最初に、大変な事態が起こったことにつきましての、ちょっと感想を述べさせていただきました。
ただいま議題に上がっております議案第17号から、私は問題としております議案につきまして、順番に討論を進めていきたいというふうに思います。
最初に議案第17号ですが、新居浜市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定についてという議案につきましては、反対の立場から討論します。
現行の第4条第5号、退職被保険者である場合10分の2でありましたが、現行もう一点、退職被保険者の被扶養者である場合の病院又は診療所への入院及びその療養に伴う世話その他の看護を受けるとき、これも10分の2という負担だったわけですが、これらがいずれも10分の3となると。サラリーマンの皆さんの3割負担への大改悪と同じ扱いを受けるということになるわけであります。
高額療養費という点をちょっと取り上げて参考にしていただいたらと思うんですが、自己負担限度額を超えた場合に、超えた分の全額が保険から給付されるということは御承知のとおりですが、したがって、その病気の程度で言いましたらば、どちらかといえば高額療養費という関係は重症であるということをあらわすと思うわけであります。そして、その件数を比較しますと、高齢者と退職者を除く市町村国保は、2割負担の政府管掌健康保険の本人の場合の5.6倍という結果が出てます。1人当たりの医療費も1.3倍というように、3割負担が重症化を招き、医療費を増大させ、保険財政を逆に圧迫してくるというのが実態であります。もともと国保の患者負担を2割にするというのは、国が一たん法律で1984年に明記したと。国民に約束していたものであったわけでありますけれども、それを破って、今回3割負担に進めていくということになったわけであります。
自民党と公明党の担ぐ小泉政権が昨年の医療保険制度の改悪でこれが通ったわけでありますが、高齢者の負担が定額負担から定率負担と、これで大幅な負担増となる。そして、健康保険本人負担が2割から3割、そして大きな国民的な怒りを買いましたけれども、地方自治体からも最近では凍結せよという意見書が次々上げられております。そしてまた医師会だとか歯科医師会、薬剤師会、看護協会からも反対運動が繰り広げられていると。今では、自民党を支持しないという動きも表面化しているほどであります。
そして経済的な面からいいますと、内需の6割は国民の消費購買力だということは御承知のとおりですが、今でさえ深刻な不況だというのに、年金給付の削減、雇用保険制度の改悪、増税などなど、ますますこの消費購買力に水をかけると、不況に追い打ちをかけるという結果になるわけであります。こういうやり方はぜひ改めていただきたいと思うわけでありますが、今回は国の方針に基づいてこれが出てきたということでありますが、日本共産党はこれを、国会でもほかの野党と一緒にやってますように、凍結するということで頑張っておるところであります。
次に、議案第18号、別子山村の編入に伴う新居浜市国民健康保険条例の適用の経過措置に関する条例の制定について、これについて反対の立場から討論します。
これは合併に伴って出てきた問題でありますけれども、世帯平均で言いますと、別子山村は平成12年度で6万7,542円、新居浜市はそれに対しまして12万9,955円、約2倍、1人当たりにしましても1.73倍、大変な違いでありますけれども、これを6年間で段階的に同一にしていくということで、保険料の急激な負担の増加を避けるためだということで提案されているわけであります。
私どもは、合併の問題についての基本的な立場は、行き詰まった今の政府の大型開発優先の政治のもとで大変な借金を抱えて、にもかかわらず引き続き大型開発を進めていくということで、この合併を全国的に強行してるということで、批判してきたわけですけれども、そしてその結果が、さらに大型開発を進めて住民サービスを切り捨てる、役所や公共施設の統廃合、自治体職員の削減などなど、自治体リストラが強行されるだろうと。しかも住民の声が届かなくなる、そういう議員の削減が進められるということで批判してきたわけであります。そしてもう一つのねらいは、国から地方への財政支出を大幅に削ることだというふうに批判してまいりました。別子山村長は合併しないのが一番よかったけれども、避けて通れなかった。決定は苦渋の選択だったと。そして村議会側も、行政サービスが行き届いている分、合併で生活が好転すると考えている村民は一人もいない。そして、合併先で新居浜を選んでも、新居浜の1人当たりの年間予算は約40万円であるのに対し、別子山村は約500万円だと。10倍以上もの差があるので、これから先どうなるか心配しているのは当然のことだというふうなことをマスコミも報じておりました。その結果が一つはこれでないかと、典型的な例だと思いますけれども、合併するまではどこもサービスはよくなると、公共料金などは低い方に合わすなどなどきれいごとを並べて、合併するといろいろ逆な結果がどこもあらわれているという実例なども紹介してまいりましたけれども、非常に大きな負担が強いられるわけでして、日本共産党は次のように提案したいと思うわけであります。
1つ目は、新居浜市の保険料のやっぱり引き下げが必要だということを示していると思うわけであります。滞納者もふえておることですし、当面2万円程度の引き下げということを私どもは従来から主張しておりますけれども、ぜひ新居浜市の方から引き下げていくと。その財源も黒字、そして基金の活用、一般会計からの若干の繰り入れということなどで十分いけるというふうに思うわけであります。
2つ目は、保険料の減免制度を充実させて対応してほしいと。利用しやすく役に立つような制度をぜひつくってほしいというふうに思うわけであります。
3つ目は、大きな差のある高い方の新居浜へ合わすわけですから、6年ということではなく、10年くらい時間をかけてやっていくということも考えていく必要があるんじゃなかろうかと。
それから、国庫負担の削減分の復活など、国の責任で国保を改善充実するということを要求していってほしい。これは従来から市の方もそういう方向で頑張ってるわけですが、ぜひ引き続いてよろしくお願いしたいと思います。
次に、議案第19号です。新居浜市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について、これも反対の立場から討論したいと思います。
介護保険料の現行月額、基準額についてですが、2,877円が3,794円に、一挙に32%ものアップであります。デフレの口実のもとに、年金の引き下げが押しつけられる、こういう中で、耐えがたい負担増であります。この保険料負担増加額は年間3億400万円であります。全国的には保険料の引き下げや据え置きを実施している自治体もふえてきております。また、値上げをしなくてもよいように、国の現行25%の国庫負担率を当面30%に引き上げることを、国に対して求めていくことが必要であると思います。そして、国が負担引き上げを実施するまでの間は、新居浜市として市民生活を支えるために準備基金の活用、一般会計からの繰り入れなどで、ぜひ値上げを抑えてほしいというふうに思うわけであります。
今回提案されてます介護保険料の減免についてですが、生活保護受給者と同等の経済状況にある方で、諸般の事情により生活保護受給申請をされていない方について、申請により保険料減免の審査を行い決定する減免基準については、基本的に生活保護受給申請と同様に取り扱う予定だというふうに説明を受けておりますけれども、これは評価できるものと、支持できるものと思います。
そしてもう一点、利用料減額につきましては、国の低所得者対策は来年度から6%になります。平成17年度以降は10%になります。これを市は単独事業として5%にするということであります。障害者施策は平成17年度以降は未定だということ、それから市の独自施策は平成15年以降2%アップするという意向でございます。この点については、やはり据え置いてほしいと、引き上げずに、というふうに我々は考えております。
今まで進んだ自治体として非常に評価されてきたわけですが、ぜひ引き続きこの介護保険で頑張っていただきたいというふうに思うわけであります。
次に、議案第39号、平成15年度新居浜市介護保険事業特別会計予算ということですが、これも同じ趣旨で反対したいと思います。討論の内容は今と同じです。
次に、議案第29号、平成15年度新居浜市一般会計予算、これについて反対の立場から討論します。
今回の一般会計予算は、放課後児童対策費、地域子育て支援センター事業費、乳幼児医療費、また交通弱者対策、環境対策、商業対策としての地域循環バス導入事業費、これ検討を進めるということですが、リユースネットワーク支援事業費などなど、多くの評価できる点がございます。しかし、次の点に問題があると思うわけであります。
第1款の議会費でございますが、議会運営対策費として224万2,000円が計上されております。この中には、議員の海外行政視察費が含まれておりまして、市民生活が非常に不況で大変なときでもございます。議員みずからが自粛していくということが必要じゃないかと思うわけであります。したがいまして、これには反対であります。
次に第2款総務費、飛びますけれども5目企画費、給水対策費796万6,000円、これは瀬戸・寿上水道問題の未解決による公平、公正な市政に逆行する予算が、まだ見通しのないまま計上されていることであります。これは、決算における監査委員の審査意見書の中でも長期にわたって指摘してきておりますとおりでありまして、またこれを議会が承認してきているとおりであります。過去14回の話し合いを持ったものの、最近では問題解決どころか話し合いすらも持つに至っておらないということのようであります。公平、公正の立場から早急に解決するために、何らかの手を打つべきであります。
また、平成15年度から本格化する駅前土地区画整理事業約28億円、うち市債が10億5,000万円、借金が特別会計も合わせまして881億円にも上っております。市民生活をこれが非常に圧迫していると言わなければなりません。今年度末には890億円になるということであります。
3万トンバースにしましても、重厚長大から軽薄短小と、もう古い言葉ですけれども、また将来は人口の大幅減少ということが予想されますし、住友重機のリストラなどに示されますように、本体にたった130人しか残らないという大変なリストラが行われましたけれども、倒産や事業の縮小、撤退など、いろんな問題が引き続き進行している状況であります。市の財政が大変な中で、市民生活を中心に考える市政に転換していくためには、多額の出費を伴う大型開発の見直し、これがぜひ必要ではないかと思うわけであります。
最後に、使用料、手数料についてです。これに消費税が転嫁されている問題ですが、市民の皆さんの負担を減じるためにも、そして消費税そのものが逆進性の強い、低所得者に大きな負担を強いる本質を持つものでありますから、ぜひこの消費税、やめさせていくという立場からも、取らないようにお願いしたいと思うわけであります。
次に、議案第36号、平成15年度新居浜市公共用地事業特別会計予算、これについて反対の立場から討論します。
この会計は、駅前土地区画整理事業における用地の売買に関する特別会計であります。具体的には平成11年度、平成12年度に特別会計で購入した土地を一般会計で買い戻すということであります。そしてこれが5億1,181万1,000円、歳入となって、不動産売払収入となっているわけであります。そして公債費として出ていくと。長期債の元金5億642万4,000円、長期債利子として538万7,000円ということになっているわけでありますが、大型開発や大型公共事業が新居浜市の財政を大きく圧迫していることは皆さん御承知のとおりでございます。
具体的には、神野議員の質問に対します答弁で881億円という借金となっているという答弁でありましたけれども、これらが市民の福祉、暮らし、教育が常に圧迫される、こういう状況になっておるわけでありますから、大型開発の見直しがぜひ必要だというふうに思うわけであります。
次に、議案第40号、平成15年度新居浜市水道事業会計予算、あわせて議案第41号、平成15年度新居浜市工業用水道事業会計予算、これについても反対の立場から討論します。
まず瀬戸・寿上水道問題です。これは先ほども申し上げましたが、監査委員さんの審査意見書の中でも瀬戸・寿上水道問題について次のように述べております。長年の懸案となっている瀬戸・寿上水道問題については、これまで、解決に向け関係者との協議を重ねてきたところであるが、解決には至っていない。今後は協議方法の見直しをする等、新たな視点での方策を検討する等、積極的に取り組まれるよう要望すると記載されております。毎年のことでありますが、議会もそのことを踏まえて承認してきたところであります。公正で公平な水道事業を推進していくために避けて通れない問題であります。責任ある問題解決を早急に図るよう要望したいと思います。
次に、消費税をかけている問題であります。水道事業収益19億5,911万2,000円に対しまして、消費税分が八千数百万円が含まれております。消費税は低所得者ほど重い負担となる逆進性の強い悪税であります。また、言うまでもなく、水は生きていく上で欠かせないものということでありますから、市民の皆さんの生活を守る立場から、消費税をかけることは避けてほしいと思うわけであります。また、国に対してもなくしていくよう働きかけを強めていただきたい。
工業用水道事業会計予算につきましても、収入2億4,941万6,000円のうち、1,187万2,000円の消費税が含まれております。同じ立場から反対したいと思います。
最後に議案第42号ですが、平成14年度新居浜市一般会計補正予算(第5号)について、これも反対の立場から討論します。
駅前土地区画整理事業については1億9,600万円の補正を行い、補償費が1億9,300万円、そして1億円の市債を発行するということになっております。地方債の年度末現在の見込み額は、合わせて881億円です。これも同じく大変な額に上っておりますが、新年度末では900億円近くなっておりますが、駅前土地区画整理事業、中間処理施設、港湾など、引き続く大型公共事業の出費を考えますと、財政をさらに圧迫していくということは必至であります。
既に市民サービス切り捨てや自治体リストラなど、市民生活に負担を強いるものとなってきつつあるわけであります。ぜひ大型開発優先の市政については、財政の上からも見直していただきたいということを要望いたしまして、討論といたします。どうもありがとうございました。
○議長(藤田若満) 鈴木連太郎議員。
○28番(鈴木連太郎)(登壇) 議案第29号、平成15年度新居浜市一般会計予算について討論を行います。
従前は骨格予算ということで、事業予算は6月、9月の補正で計上をされておりましたが、景気対策も含め、ここ何年来、年度財政計画額の大半を当初予算で計上されており、本年も計画額428億円余のうち、今回、当初で422億円余を計上しようとしております。その中で、歳入では市税、交付税等の減少、繰入金、市債、借金の増加となっており、繰入金では財政調整基金の8億9,000万円、昨年より5億4,000万円の繰り入れ増であり、市債では早速、合併特例債5億円、臨時財政対策債、平成14年度に比べて10億円増の21億6,000万円などとなっております。
一方、歳出では民生費123億円、衛生費60億円、土木費69億円、教育費31億円、公債費53億円などとなっており、このうち元金返済39億円、借り入れ53億円で、ことしに限っても10億円の借り入れ増であります。
平成15年度当初予算に限らず、近年の財政状況を見てみますに、総じて収入が減少しているにもかかわらず、支出は高どまりし、変わらないということであり、これは高度成長バブル期の歳入歳出の増加、増大が、その後の不況、バブル後で歳入が減少しているにもかかわらず、歳出が変わらず、むしろ増加の傾向にあり、したがって積立金がなくなり、公債、借金が増加するという構図になっております。先ごろの景気対策を含め、国、地方合わせて700兆円に上る膨大な借金、赤字となっております。
今日、国民経済に占める国、地方の公共支出は38.9%、4割弱となっており、一方民間は6割余となり、公共の肥大化を数字が端的に示しております。このことは民間活力の衰退とともに、収支、採算、経営、経済を度外視した公共支出の肥大化が17兆円に余る銀行への公的資金の注入、数千億円の借金の棒引き、あるいは何でも福祉と経済、福祉を問わず国民の依存体質を強め、今日のデフレ不況、日本の経済弱体化の最大の要因と言われております。何だと言っては膨らみ、かんだと言っては膨らむ公共支出、結果は年金、介護を含めて次世代、子、孫への負担増、大増税でありましょう。デフレ期の借金ほど怖いものはありません。今、ゼロ金利ですが、金利が数%上がれば倒産する自治体が続出するのではないでしょうか。組織の肥大化、人員増に歯どめをかけ、実質収入に見合った歳出、すなわち身の丈予算に徹し、目先、小手先の委託をやめ、徹底した合理化を図り、公共の縮減による依存体質の改善、改革、民間活力の発揚以外に、今の日本にあすはないものと思います。賢明な市長ほか行政職員の皆さんの誠実な対応と実行を願うものであります。
さて、今年度最後の議会であり、議員にとりましても今期最後の議会であります。戦後民主主義の名のもとに、市長、執行権者と市の意思決定機関としての議会が市政の車の両輪として発足しました。当初は法的にも市の意思決定機関にふさわしい権能が議会に付与されましたが、年を追うごとにその権限は削減、縮小され、今日、意思決定機関としての権限はほぼ失われるに至り、議会の形骸化が現実のものとなっております。
鳥取県の片山知事は議会を学芸会とやゆし、マスコミは行政のチェック機能が議会の最大の責務とみなしております。今日では、実質大がかりな審議会と変わりなくなっているものと思われます。そのためもあって、議会質問の中には熱心に誠意を込め感心する意見もありますが、権限は行政、市長にあり、見方を変えればお願い、意見具申にとどまってはいないでしょうか。委員会、議会報告でも聞く市民には驚くばかりの活動内容が盛り込まれており、これほどまでに議会議員は市民のために頑張っているのかと思わせるものもありますが、実態とかけ離れ過ぎてはいないでしょうか。
議員もそれぞれにそれなりの努力はしているようでありますが、形骸化した議会の中で、目的、目標が見えず、方向を見失っているようにも思えます。市職員の中には、議員は行政の邪魔をせず適当に遊んでいてほしいとか、議員の中にも、市職員に比べ議員の方がはるかに楽であり、天国かもわからない、選挙さえなければという人もおります。その中で、どぶ板、役職争奪、自己満足、派閥争いに終始していると市民の目には映ります。昨日の敵はきょうの友、きょうの友はあすの敵と、あっと驚く議長選も見受けました。自分もその中に長く染まり、ミイラ取りがミイラになった感を覚えます。優秀な人、真摯にまじめな人、市民のために心底憂い行動する若い議員の人もおります。市民のために、市のために、本来的な議会に立ち返ることを心から願ってやみません。
一方、今期の市政、行政の最大の政治課題は合併でありました。試行錯誤が繰り返されましたが、当地方では結局、宇摩、新居浜、西条以西となるようであります。新居浜は別子山との合併でありますが、どちらにとりましてもさほど満足のいくものではありません。県内、全国を問わず、相当にいびつな形状を現出しており、理想とする、また満足のいく国土形成にはほど遠いものとなりつつあると思われます。合併そのものに疑義を呈することになりかねません。
将来は、地方の二重行政を排し、地方は中核市程度一本に絞り、その中に旧市町村の独自性を残し、国土を国、地方の二元に還元し、合理化、簡素化を図り、国土の発展を期すべきものと考えます。
また一方、佐々木市政も2年余を経過し、徐々にその姿をあらわしつつあります。さきにも申しましたが、条例づくり、その評価もさまざまではあり、市政の基本線をつくるという考えもありますが、つくられた条例も一方に偏し、言うはやすく行うはかたしのとおり、言葉に終わる可能性が残ります。
私も常日ごろ反省を迫られますが、議会は言論の府と言われる中で、実は言葉に走り実行が伴わないことを恐れます。市長が条例づくりに精励している間に市行政の末端では、市民には到底理解しがたい、市民感覚とは隔絶した言動が横行しております。地をはうような努力をしている市民から多大の税収を上げ、膨大な予算、権限を持ち、市民の生殺与奪の権を握る市行政が単なる言論に終始し、市民に理解できず、市民からかけ離れた言動が行われているとすれば、市民の幸せはもちろん、市の将来も甚だ心もとない思いに駆られます。
さきに堀田議員さんも引用されましたが、日本経済新聞に連載されました平家には、肇国、すなわち国が始まって以来、連綿と政治は続いたが、国を富まし国力を養ったのは政治ではない。すべて民草の力だ。民草は政治に頼らず営々となりわいに精魂を傾け、今日の我が国をつくったとあり、また作家山本周五郎はその著作の中で、政治と一般庶民との関係は、権力と非権力の関係であり、政治は必ず庶民を使役し、庶民から奪い、庶民に服従を強要すると言っております。政治とは一体何であるかと考えさせられます。
これが現実の姿であり、さきの平家の言葉も真実であります。私たちはこれらの言葉を肝に銘じ、反省を重ね、市民の幸せのための努力を続けねばならないであろうと思います。
議会議員は、市長、職員は新居浜のために、市民のために何ができるか、何をなすべきかを全体の奉仕者として第一義的に考え、行動を率先しない限り、遅かれ早かれ、市民からノーを突きつけられるでありましょう。そうならないことを心から願い、新居浜のいやさかと市民のさらなる幸せと慶福を心より念じ、議案第29号、平成15年度新居浜市一般会計予算に対する賛成討論といたします。
○議長(藤田若満) 世良賢克議員。
○31番(世良賢克)(登壇) ただいま議題となっております議案第29号、平成15年度新居浜市一般会計予算について、賛成の立場で討論を行いたいと思います。
平成15年4月1日に別子山村と記念すべき慶祝の儀がとり行われる予定になっております。いわゆる本市にありましては、新市計画にのっとって、歴史に残る1ページをこれから飾っていこうとするものであります。佐々木市長のお示しになった予算執行にかかわる施政方針も承りました。記念すべき第一歩を踏み出すにふさわしい内容であったのではないかと、心よりお喜びを申し上げたいと存じます。
さて、先般私は代表質問の中でコンプライアンス、すなわち社会規範に反することなく公正、公平に業務を遂行していただきたいと申し上げてまいりましたが、苦言を少し呈しておきたいと思います。
委員会の中でも少し触れましたが、まずその1つ目は、し尿収集の許可業者についての業者選定のあり方についてでありますが、先ほど委員長からもるる御報告がありましたので、この場では具体的に触れません。予算を伴っておりますので、私の考え方を少し述べてまいりたいと思います。
庁内の担当としては大変気にされておるようであります。なぜかと言いますと、委託契約を結ぶ上で、書類上のみで判断をし、書類が整っておるから問題とせずということで、相手企業の内紛から来る公文書にかかわるあってはならないトラブルなども余り気にもなさらないままで、新年度も対応を行ってまいりたいと、このようなお話がございました。私からいたしますと、大変ずさんとしか言いようがございません。こうした状況の中で委託料を支払うということでありますから、公共性の強い、しかも広く多くの市民とかかわりのある業務ゆえに、もっとしっかりとした判断を求めてまいりたいと思いますし、運営の面からも管理を行っていただきたいと苦言を呈しておきます。
また2つ目には、配食サービス事業の補助金1,663万7,000円に関してでありますが、このことについては私は代表質問、そして委員会の質疑の中でもいろいろ申し上げてまいりましたが、この配食サービス事業については、国、県の補助率、松山市が対象額が100円でありますが、国が2分の1、愛媛県はなし、新居浜市は4分の1となっております。また、新居浜市は補助率が松山市とは少し異なっておりまして、松山市は県のはございませんが、新居浜市は県からの補助をいただいておるようであります。新居浜市の委託料の300円のその根拠はどうなっているかと伺いましたら、給食にかかわる経費は250円である。あとの50円は配送にかかわる経費と言われました。私は、うっと思いました。非営利団体ではないのかと。他のいろんな施設が同じ内容で実施をしておりますが、運営費のあり方、搬送費のあり方についてはいかがかと思います。またその上に、よくわかりませんが、別途会費を500円いただいておるようでもあります。年間にいたしますと、お年寄りから6,000円をいただいておるということでもありますので、この問題についてもしっかりとした御判断があっていいのではないかと思いますし、配食サービス事業の定着を今後図っていくためには、いろいろ試行錯誤も必要かとは存じますが、事業の中心者、推進役はあくまでも行政であり、佐々木市長でありますことから、このこともしっかりと御事情を御賢察の上、執行に当たられますよう、今後は高齢者施設の中で検討を加えるとの御報告もありますことから、ばらつき方に対して苦言を呈しておきます。
さて3つ目は、市として22年間もの長い間公金を民間に貸していたことであります。平成15年度はそれをおやめになったと言われることでありますが、22年間続いたことを今回おやめになったということが余りはっきりいたしませんので、この際伺っておきます。
相手は愛媛医療生協、本部は松山市、そして設立は昭和56年4月1日、創業は古くから、昭和28年8月25日となっております。役員の理事長は松山の関係者の方、副理事長は新居浜市の方、業種は総合医療、また介護事業などがありまして、概況としては、地場最大手と評価されておるようであります。その設立時だと思いますが、当時の新居浜市長泉敬太郎と四国労働金庫理事長との間で生協育成資金協定書が双方交わされたものが出発であります。市からの公金は1,200万円を無利子にて労金に預託するということが営々と続いております。その後昭和56年より平成4年まで続いたのが1,200万円、平成5年からこの平成14年までは500万円というふうになっておりますが、双方からどんな意思があって平成15年度は没にしようとされておるのか、今となっては私の方からはいかんともしがたい状況であります。
それで、労働金庫からは利子をつけて愛媛医療生協の協立病院へ貸し付けておるようでありました。これまでに関係する部やまた課にありましては、公金の使い方にはやや疑問がある、そのような思いで今日まで迎えておるようであります。そういうことが、今回平成15年度からはやらないということに結びつくのかもわかりませんが、私としたら、予算のその使い方というものにやや疑問を持つのでありました。
ところが、最近当施設から目的が達せられたというお話がありました。今後は資金融資は結構ですということであり、平成15年度は今申し上げたようなことになっております。そこで、私は今月11日、代表質問において、市の選管にいろいろとただしてまいりました。選管からは、何も問題は起こっていないと極めてつれない御答弁がございました。こうした御答弁がありましたということから、今議会では一つの注目点になったのではないかと思います。問題は、市長がどう判断をしてどう指示されたのか、今となっては知る由もございませんが、医療生協の育成という美名のもとで、ほかの自治体では例を見ない公金を支出した相手方は、法を守ろうとするのではなくて、違反を行っておるようであります。行政の長たる佐々木市長にも、予算を営々と貸し付けてきたという面からは責任の一端があるように思われてなりません。
したがいまして、先ほど申し上げました第1の問題、第2の問題、苦言を呈してまいりましたが、私にとりましてはきょうが議員として最後の公の場での発言となりました。何とぞ予算執行に当たりましては、華やかな部分、最重要なものに予算配分などで目を配られておるようでありますが、市民との接点の多い外郭団体には、新居浜市の監査の仕組みの中に外部監査を実施をしておらないという否めない事実がございます。したがって、コンプライアンスに沿って正しい判断をお持ちになり、しっかりとした運営をこの際要望をしておきたいと思います。
討論は一応終わりますが、なお申し添えておきますが、違反を立証されるかもわからない物件を私が持っておるということを申し上げて、終わりたいと思います。
○議長(藤田若満) 以上で通告による討論は終わりました。
これにて討論を終結いたします。
これより採決いたします。
採決は分離して行います。
議題のうち、まず議案第17号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(藤田若満) 起立多数であります。よって、議案第17号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第18号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(藤田若満) 起立多数であります。よって、議案第18号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第19号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(藤田若満) 起立多数であります。よって、議案第19号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第29号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(藤田若満) 起立多数であります。よって、議案第29号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第36号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(藤田若満) 起立多数であります。よって、議案第36号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第37号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(藤田若満) 起立多数であります。よって、議案第37号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第39号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(藤田若満) 起立多数であります。よって、議案第39号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第40号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(藤田若満) 起立多数であります。よって、議案第40号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第41号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(藤田若満) 起立多数であります。よって、議案第41号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第42号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(藤田若満) 起立多数であります。よって、議案第42号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第1号ないし議案第3号、議案第6号ないし議案第16号、議案第20号ないし議案第28号、議案第30号ないし議案第35号、議案第38号及び議案第43号ないし議案第45号の33件を一括採決いたします。
以上の33件に対する委員長の報告はいずれも可決であります。以上の33件はいずれも委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田若満) 御異議なしと認めます。よって、議案第1号ないし議案第3号、議案第6号ないし議案第16号、議案第20号ないし議案第28号、議案第30号ないし議案第35号、議案第38号及び議案第43号ないし議案第45号の33件はいずれも原案のとおり可決されました。
ここで、当初申し上げましたとおり、議員全員協議会を開きますので、この際暫時休憩いたします。
午後 1時54分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
午後 3時35分再開
○議長(藤田若満) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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議案第46号~議案第48号
○議長(藤田若満) お諮りいたします。ただいま市長から議案第46号ないし議案第48号の3件が提出されました。
この際、これを日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田若満) 御異議なしと認めます。よってこの際、議案第46号ないし議案第48号の3件を日程に追加し、議題とすることに決しました。
議案第46号ないし議案第48号の3件を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。佐々木市長。
○市長(佐々木龍)(登壇) ただいま上程されました議案第46号、議案第47号及び議案第48号につきまして、一括して提案理由の説明を申し上げます。
まず、議案第46号、前助役の退職手当の額の決定につきましては、平成14年12月31日をもって退職いたしました前助役片上孝光氏の退職手当の額について、新居浜市特別職の職員の退職手当に関する条例第3条の規定により670万円と決定いたしたく、本案を提出いたしました。
次に、議案第47号、新居浜港務局委員会の委員の任命につきましては、新居浜港務局委員会の委員片上孝光氏は、平成14年12月31日をもって辞任いたしましたので、新たに委員の任命を必要といたしますため、新居浜港務局委員会の委員に鈴木暉三弘氏を任命するにつきまして御同意をいただきたく、本案を提出いたしました。
次に、議案第48号、新居浜市固定資産評価審査委員会の委員の選任につきましては、新居浜市固定資産評価審査委員会の委員曽我僚一氏は、平成15年4月1日をもって任期が満了いたしますので、新たに委員の選任を必要といたしますため、新居浜市固定資産評価審査委員会の委員に曽我僚一氏を選任するにつきまして御同意をいただきたく、本案を提出いたしました。
御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(藤田若満) これより質疑に入ります。
議案第46号ないし議案第48号の3件に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田若満) 質疑なしと認めます。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第46号ないし議案第48号の3件については、会議規則第38条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田若満) 御異議なしと認めます。よって、議案第46号ないし議案第48号の3件については、委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
討論の通告はありません。よって、討論なしと認めます。
これより採決いたします。
採決は分離して行います。
議題のうち、まず議案第46号を採決いたします。
本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田若満) 御異議なしと認めます。よって、議案第46号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第47号及び議案第48号の2件を一括採決いたします。
以上の2件はいずれもこれに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田若満) 御異議なしと認めます。よって、議案第47号及び議案第48号の2件は、いずれもこれに同意することに決しました。
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日程第4 議会議案第3号
○議長(藤田若満) 次に、日程第4、議会議案第3号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。山本健十郎議員。
○19番(山本健十郎)(登壇) ただいま議題となりました議会議案第3号につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
本案は、犯罪のない安全で安心して生活できる地域社会の実現に関する決議についてでありまして、犯罪のない安全で安心して生活できる地域社会を実現することは、すべての市民の共通の願いであります。
これら犯罪を積極的に防止するためには、窃盗犯罪に対する警察当局の厳しい取り締まりとあわせ、市民みずからが「鍵かけ」を励行し犯罪を誘発しないなど、自分の身は自分で守るという防犯意識を高め、犯罪を未然に防ぐ対策を積極的に講じることが大きな犯罪抑止効果を持つものであり、ひいては少年非行や交通事故の防止にも寄与するものであります。
よって、本市議会は新居浜市、連合自治会、防犯協会、警察など関係機関が一体となって、市民意識の向上に向けた市民的な取り組みによる防犯運動を一層講じられるよう決議しようとするものであります。
よろしく御審議くださいますようお願いを申し上げまして、提案理由の説明といたします。
○議長(藤田若満) これより質疑に入ります。
議会議案第3号に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田若満) 質疑なしと認めます。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議会議案第3号については、会議規則第38条第2項の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田若満) 御異議なしと認めます。よって、議会議案第3号については委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
討論の通告はありません。よって、討論なしと認めます。
これより議会議案第3号を採決いたします。
本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田若満) 御異議なしと認めます。よって、議会議案第3号は原案のとおり可決されました。
次に、日程第5、議会議案第4号、イラク問題の平和的解決を求める意見書の提出については、都合により議事日程から削除いたします。
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議会議案第5号
○議長(藤田若満) お諮りいたします。ただいま、中田晃議員ほか4人から議会議案第5号が提出されました。この際、これを日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田若満) 御異議なしと認めます。よって、この際、議会議案第5号を日程に追加し、議題とすることに決しました。
議会議案第5号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。中田晃議員。
○33番(中田晃)(登壇) ただいま議題となっております議会議案第5号について、提案理由の説明を申し上げます。
ただいま議長の方で議会議案第4号が提案を取り下げられましたけれども、当初の議会日程では、本日議会議案第4号としてイラク問題の平和的解決を求める意見書の提出について各会派一致をして提案をしようということで合意を見ていました。しかし、御承知のように、残念ながらきょう午前、アメリカのイラクに対する武力攻撃の開始によりまして、議会議案第4号は提案を見送られることになりました。
しかし、事態は世界の平和にとってさらに危険かつ深刻な状況に発展しつつあります。よって、私ども5名の議員でもちまして、議会議案第5号を提案をし、市民意思を代表する市議会としてぜひ満場一致で御議決いただくよう提案をいたします。
それでは、決議案を朗読をいたしまして提案にかえます。
イラクでの即時停戦を求める決議。
米国のブッシュ大統領は、イラクの大量破壊兵器の廃棄について外交的努力を打ち切り、イラクに最後通告を突きつけた上で、国連決議抜きで、平成15年3月20日、イラクに対し武力攻撃を開始した。小泉首相も決議抜きの戦争を支持する態度を正式に示した。対イラク戦争には道理も法的根拠も全くない。問題解決を戦争、武力行使という手段に訴えようとする米国、これを支持する日本政府の選択は、21世紀を平和の世紀にと期待する世界の人々の願いを踏みにじり、時計の針を逆戻りさせる暴挙と言わざるを得ない。
新居浜市議会は、昭和32年12月全世界の恒久平和と全人類の繁栄を念願し、平和を愛するすべての都市とともに平和都市宣言を決議した。また、昭和59年3月には核兵器の廃絶と軍縮を求める市民の意思を核兵器廃絶都市宣言として内外に明らかにしている。
新居浜市議会はこの立場に立って、米国に即時停戦を強く要求するとともに、国際社会に対しても国連の秩序と機能の回復を早期に求める。
以上のとおり決議する。
以上であります。
○議長(藤田若満) これより質疑に入ります。
議会議案第5号に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田若満) 質疑なしと認めます。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議会議案第5号については、会議規則第38条第2項の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田若満) 御異議なしと認めます。よって、議会議案第5号については、委員会の付託を省略することに決しました。
この際、暫時休憩をいたします。
午後 3時47分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
午後 3時47分再開
○議長(藤田若満) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、発言を許します。高須賀順子議員。
○20番(高須賀順子)(登壇) 皆さん、アメリカのブッシュ大統領は、世界の戦争反対の声を、きょう二十日午前、踏みにじってイラクを攻撃いたしました。しかし、ブッシュ大統領はこの戦争を正当化する理由を世界に向かって何一つ示せなかったのであります。
日本共産党は一かけらの道理もない、無法な戦争を直ちに中止することを強く求めます。この戦争は、イラクの大量破壊兵器問題について、国連の査察による平和解決の取り組みが国際社会の大多数の支持のもとに本格的な軌道に乗りつつあるときに、それを力づくで断ち切ったのです。ブッシュ大統領はイラクが大量破壊兵器を保有していると断定し、戦争に訴えてフセイン政権の打倒を目指しています。しかし、これらはすべてアメリカの勝手な独断であって、国連安保理において支持を得ることができなかった主張であり、そのことは戦争容認の米、英、スペインの決議案を提出国自身が撤回せざるを得なかったことにも示されています。
この戦争は、国連安保理の支持がなく、国連憲章と国際法に根拠を持たない無法な先制攻撃そのものであります。ブッシュ大統領が戦争の根拠として上げている幾つかの国連安保理決議の中で、イラク戦争の根拠になるような決議は一つもありません。ましてや、他国の大統領に亡命を求め、戦争で政権の転覆をはかることなどは、世界の平和秩序の根本を否定する暴挙と言わなければなりません。
小泉首相はアメリカの戦争計画に直ちに支持を表明しました。しかし、首相もフセイン政権に武装解除の意思がないことが断定された以上、アメリカの武力行使を支持すると、アメリカが行った独断をオウム返しに追認しただけで、アメリカべったりであります。アメリカ追随の戦争支持の恥ずべき姿勢を直ちに撤回し、即時停戦を求めるべきであります。
アメリカのイラク攻撃により、国連の予測によると直接の死傷者が50万人、難民が200万人、子供、女性、高齢者、妊婦などの犠牲者が500万人以上出ると予測しています。この瞬間も罪のないおびただしい子供やお年寄り、女性が泣き叫び殺されています。こんなことが許されるのでしょうか。平和憲法第9条を持つ国として、そしてまた唯一の被爆国として、戦争のすさまじさ、恐ろしさを知っている国民として、即時停戦を求めるものであります。
○議長(藤田若満) 以上で通告による討論は終わりました。
これにて討論を終結いたします。
これより議会議案第5号を採決いたします。
本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議あり」「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田若満) 御異議がありますので、起立により採決いたします。
本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(藤田若満) 起立少数であります。よって、議会議案第5号は否決されました。
以上で本日の日程は全部終了いたしました。よって会議を閉じます。
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議長報告○議長(藤田若満) この際、御報告いたします。
新居浜市議会議員第16期の任期が始まりまして以来、本日まで今期議員の任期中に招集された市議会における本会議を無欠席で通された議員をここに御報告いたします。
豊田康志議員、伊藤優子議員、藤田統惟議員、伊藤初美議員、真木増次郎議員、佐々木文義議員、石川尚志議員、仙波憲一議員、加藤喜三男議員、杉本真泉議員、岡田光政議員、村上悦夫議員、白籏愛一議員、近藤司議員、山本健十郎議員、高須賀順子議員、堀田正忠議員、鈴木連太郎議員、神野幸雄議員、世良賢克議員、田坂重只議員、藤田若満、以上、22人であります。まことに御同慶にたえません。ここにその御努力に感謝申し上げる次第であります。
以上、報告を終わります。
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市長あいさつ○議長(藤田若満) 市長からあいさつがあります。佐々木市長。
○市長(佐々木龍)(登壇) 閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
今議会に提案をいたしました別子山村との合併に伴います関連条例制定を初め平成15年度当初予算案等々、重要諸案件につきまして、議員の皆様方には熱心に御審議をいただき、ただいま原案のとおり御議決、御同意を賜ることができました。心からお礼を申し上げます。
また、審議の過程で御指摘をいただきました御意見、御提言等につきましては、これからの市政運営の中で十分配慮をしてまいります。
また、先ほどはこの4年間無欠席で通されました議員の皆様方の御紹介がなされました。22名の議員の皆様方に心から敬意を表する次第です。
さて、平成14年度も残りわずかとなりました。一向に先が見えてこない雇用を初め大変厳しい社会経済状況が引き続いている中、別子山村との合併につきましては、大変厳しい日程の中で2月3日に総務大臣告示があり、またただいまの御議決によりまして法的整備も完了し、平成15年4月1日には、平成の合併として愛媛県下初の合併が実現をいたします。くしくも別子銅山閉山から30年という節目の年に当たり、また元禄年間から長い歴史、人々の足跡を思うとき、ふるさとと一体となるような感慨深いものがございます。改めて両市村議会、愛媛県を初め関係者の皆様方のこれまでの御尽力、御努力に対しまして厚くお礼と感謝を申し上げたいと思います。
あす21日には別子山村で閉村式が行われます。ここに至る経過の中で、今の別子山村の村民の皆様の心には万感胸に迫るものがあろうと存じております。これからも別子山村の皆さん方の気持ちを受けとめ、村民の方々、そして市民の方々からも合併して本当によかったと心から思い、誇れる新生新居浜市をつくっていくため、さらなる努力を重ねてまいります。
さて、議員の皆様方には今議会が最後の任期の議会となるわけでございます。この4年間にわたりまして、ひたすら市民の幸せと市政の発展に御尽力をいただきましたこと、そしてその御功績に対しまして、改めて心から敬意を表する次第でございます。
また、今期をもって御勇退なされる議員の方々には、長年にわたりまして地方自治確立のため、また市民福祉の向上、市政の発展に情熱を傾けられ、この間多数の御功績を残されてまいりました。この間の御努力に対しまして、市民を代表し心から感謝を申し上げますとともに、敬意を表させていただきます。
今後とも、十分御自愛をいただきまして、大所高所からの御指導、お力添えを賜りますようお願いを申し上げます。本当にお世話になりました。ありがとうございました。
また、3月末をもって退職する市職員に対しましても、心からねぎらいを申し上げたいと思います。
終わりになりましたが、議長を初め議員の皆様方のこれまでに賜りました御厚情、御指導に対しまして、改めて深く感謝を申し上げますとともに、幸多からんことをお祈り申し上げます。
以上をもちまして、甚だ簡単ではございますが、閉会に当たりましてのごあいさつとさせていただきます。どうも4年間大変御苦労さまでした。ありがとうございました。
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議長あいさつ○議長(藤田若満) 高いところからお許しをいただきまして、一言ごあいさつを申し上げます。
私たち議員としての任期も残すところ1カ月余りとなってまいりましたが、本日をもって閉会となりますこの定例会が、事実上任期最後の議会になろうかと存じます。本会議に付議されました平成15年度当初予算を初め諸案件を滞りなく議了し、議員としての職責の一端を果たし得ましたことは、まことに御同慶の限りであり、ここに改めて皆様の御協力に深く感謝を申し上げる次第でございます。
このような中で、県におきましては加戸知事が再選され、共に創ろう誇れる愛媛を基本理念に、愛媛の元気創造を目指した元気な愛媛づくりの実現を目標に諸施策が展開されようとしております。
また本市におきましては、市制施行65周年を迎えたこと、今年4月1日には平成の大合併の県内第1号として、新居浜市と別子山村が合併することになり、新しい新居浜市が誕生することと、さらには佐々木市政が本年で3年目に入り、平成13年6月に本市の抱える課題に的確に対応するため、第四次新居浜市長期総合計画を策定し、目指す都市像として~共に創ろう~「心と技と自然が調和した誇れる新居浜」の構築に向け、駅前土地区画整理事業への着手を初めとする諸施策、諸事業により住民福祉の増進に向けて着実に市政の進展を見ておりますことは、私ども議員といたしましても微力を傾注し、ここに大過なく任期を全うできたことは、お互いまことに喜びにたえないところでございます。ここに市政の推進に御努力をいたされました市長以下理事者の方々に深い敬意を表する次第であります。
世評伝わるところによりますれば、任期満了後私どもの進む道は必ずしも一致せず、再びそろって本議場において市政を論じ得ないことと存じますが、この伝統ある新居浜市議会に席を同じくした同僚として、今後におきましても公私ともども市政の発展に寄与できますことを念願いたすものでございます。
このときに当たり、まことに残念に存じますことは、志半ばにして御逝去されました故小野豊實議員さん、また病気療養中の竹林偉議員さんとこの場でごあいさつを交わし得ないことでございます。長年にわたりひたすら本市発展を心に念じ御活躍をされました2議員さんの御功績を改めて思い起こし、小野豊實議員さんにはここに謹んで御冥福をお祈り申し上げます。また、竹林偉議員さんには、一日も早い御回復を願うものでございます。
最後になりましたが、私昨年5月、皆様方の御推挙をいただきまして議長に就任以来、今日まで大過なく職責を遂行できましたことは、ただひとえに議員各位並びに理事者各位の温かい御支援と御協力のたまものでございます。心から厚く御礼を申し上げます。御協力をいただきました議会事務局の皆様方に対しましても深く感謝の意を表する次第でございます。
今後におきましても、社会経済情勢は内外ともに極めて厳しい状況がなお続くものと思われますが、市民が市政に寄せる期待もまた大きいものがあろうかと存じます。佐々木市長さん初め理事者各位、議員皆様方の今後ますますの御活躍と御健勝を心から御祈念を申し上げまして、閉会のごあいさつといたします。ありがとうございました。
これにて平成15年第1回新居浜市議会定例会を閉会いたします。
午後 4時03分閉会