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目次 議事日程 本日の会議に付した事件 出席議員 欠席議員 説明のため出席した者 議会事務局職員出席者 開議(午前10時02分) 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 議案第75号、議案第76号の撤回について 日程第3 議案第66号、議案第69号、議案第71号~議案第74号、 議案第77号~議案第89号 仙波総務委員長報告 加藤教育福祉委員長報告 佐々木産業環境委員長報告 藤田都市建設委員長報告 小野豊實議員の質疑(1) 仙波総務委員長の答弁 休憩(午前11時03分) 再開(午前11時13分) 小野豊實議員の質疑(2) 休憩(午前11時15分) 再開(午前11時15分) 休憩(午前11時16分) 再開(午前11時16分) 休憩(午前11時16分) 再開(午前11時17分) 休憩(午前11時18分) 再開(午後 2時44分) 堀田正忠議員の討論 菅秀二郎議員の討論 休憩(午後 3時05分) 再開(午後 3時06分) 神野幸雄議員の討論 田坂重只議員の討論 世良賢克議員の討論 岡崎溥議員の討論 竹林偉議員の討論 伊藤初美議員の討論 休憩(午後 4時23分) 再開(午後 4時23分) 表決 休憩(午後 4時26分) 再開(午後 5時49分) 休憩(午後 5時49分) 再開(午後 5時54分) 小野豊實議員に対する懲罰の動議 世良賢克議員の説明 田坂重只議員の質疑(1) 世良賢克議員の答弁 竹林偉議員の質疑 世良賢克議員の答弁 田坂重只議員の質疑(2) 休憩(午後 6時12分) 再開(午後 6時15分) 表決 懲罰特別委員会付託 休憩(午後 6時16分) 再開(午後 9時56分) 懲罰特別委員の選任 休憩(午後 9時57分) 再開(午後10時45分) 会期の延長 表決 延会(午後10時47分) 本文 平成13年12月20日 (木曜日) 議事日程 第5号 第1 会議録署名議員の指名 第2 議案第75号、議案第76号の撤回について 第3 議案第66号 工事請負契約について (総務委員長報告) 議案第69号 新居浜市議会議員及び新居浜市長の選挙における選挙運動の公 費負担に関する条例の一部を改正する条例の制定について ( 同 上 ) 議案第71号 政治倫理の確立のための市長の資産等の公開に関する条例の一 部を改正する条例の制定について ( 同 上 ) 議案第72号 新居浜市特別職の職員の退職手当に関する条例及び新居浜市職 員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について ( 同 上 ) 議案第73号 新居浜市立の学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務 災害補償に関する条例の制定について (教育福祉委員長報告) 議案第74号 新居浜市児童養護施設設置及び管理条例及び新居浜市母子生活 支援施設設置及び管理条例の一部を改正する条例の制定について ( 同 上 ) 議案第77号 新居浜市下水道条例の一部を改正する条例の制定について (都市建設委員長報告) 議案第78号 新居浜市公営駐車場条例の一部を改正する条例の制定について ( 同 上 ) 議案第79号 平成13年度新居浜市一般会計補正予算(第4号) (各常任委員長報告) 議案第80号 平成13年度新居浜市渡海船事業特別会計補正予算(第2号) (都市建設委員長報告) 議案第81号 平成13年度新居浜市公共下水道事業特別会計補正予算 (第2号) ( 同 上 ) 議案第82号 平成13年度新居浜市老人保健事業特別会計補正予算(第1号) (産業環境委員長報告) 議案第83号 新居浜市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制 定について (総務委員長報告) 議案第84号 平成13年度新居浜市一般会計補正予算(第5号) (各常任委員長報告) 議案第85号 平成13年度新居浜市渡海船事業特別会計補正予算(第3号) (総務委員長報告) 議案第86号 平成13年度新居浜市公共下水道事業特別会計補正予算 (第3号) ( 同 上 ) 議案第87号 平成13年度新居浜市国民健康保険事業特別会計補正予算 (第2号) ( 同 上 ) 議案第88号 平成13年度新居浜市老人保健事業特別会計補正予算(第2号) ( 同 上 ) 議案第89号 平成13年度新居浜市介護保険事業特別会計補正予算(第2号) ( 同 上 ) 第4 陳情第5号 国の乳幼児医療費助成制度の創設を求める意見書の提出方につ いて (教育福祉委員長報告) 陳情第8号 WTO農業交渉で新たな貿易ルールの確立を求める意見書の提 出方について (産業環境委員長報告) 第5 委員会の閉会中の継続審査 ―――――――――――――――――――――― 本日の会議に付した事件 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 議案第75号、議案第76号の撤回について 日程第3 議案第66号、議案第69号、議案第71号~議案第74号、 議案第77号~議案第89号 小野豊實議員に対する懲罰の動議 会期の延長 ―――――――――――――――――――――― 出席議員(32名) 1番 藤 田 幸 正 2番 豊 田 康 志 3番 伊 藤 優 子 4番 藤 田 統 惟 5番 竹 林 偉 6番 真 木 増次郎 7番 佐々木 文 義 8番 石 川 尚 志 9番 伊 藤 初 美 10番 菅 秀二郎 11番 岡 崎 溥 12番 仙 波 憲 一 13番 加 藤 喜三男 14番 杉 本 真 泉 15番 原 月 美 17番 岡 田 光 政 18番 小 野 豊 實 19番 村 上 悦 夫 20番 白 旗 愛 一 21番 近 藤 司 22番 山 本 健十郎 23番 高須賀 順 子 24番 神 野 幸 雄 25番 堀 田 正 忠 26番 藤 田 若 満 27番 橋 本 朝 幸 28番 小 野 利 通 29番 伊 藤 萬木家 30番 鈴 木 連太郎 31番 世 良 賢 克 32番 田 坂 重 只 34番 井 上 清 美 ―――――――――――――――――――――― 欠席議員(2名) 16番 渡 辺 豊 33番 中 田 晃 ―――――――――――――――――――――― 説明のため出席した者 市長 佐々木 龍 助役 片 上 孝 光 収入役 稲 見 重 幸 企画調整部長 柴 田 晋八郎 財務部長 大 西 宏 明 保健福祉部長 神 野 彰 市民環境部長 村 上 憲 治 産業振興部長 鈴 木 暉三弘 都市開発部長 佐々木 俊 洋 下水道部長 渡 邉 易 雅 消防長 小 林 史 典 水道局長 岡 松 建 二 教育長 西 原 洋 昂 教育委員会事務局長 合 田 仁 千 監査委員 加 藤 治 繁 港務局事務局長 山 口 三七夫 ―――――――――――――――――――――― 議会事務局職員出席者 事務局長 近 藤 収 庶務課長 鈴 木 一 生 議事課長 日 野 清 議事課副課長 岡 正 士 庶務課庶務係長 高 橋 純 子 議事課調査係長 原 正 夫 議事課議事係長 井 上 毅 議事課主事 岩 崎 美由紀 ―――――――――― ◇ ―――――――――― 午前10時02分開議 ○議長(山本健十郎) これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程につきましては、お手元に配付の議事日程第5号のとおりでありますが、日程第3終了後、議員全員協議会も予定いたしております。 ―――――――――― ◇ ―――――――――― 日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(山本健十郎) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において伊藤萬木家議員及び鈴木連太郎議員を指名いたします。 ―――――――――― ◇ ―――――――――― 日程第2 議案第75号、議案第76号の撤回について ○議長(山本健十郎) 次に、日程第2、議案第75号及び議案第76号の撤回についてを議題といたします。 議案第75号及び議案第76号の撤回の理由の説明を求めます。佐々木市長。 ○市長(佐々木龍)(登壇) おはようございます。議案第75号及び議案第76号の撤回について御説明を申し上げます。 平成13年12月4日に上程し御審議をいただいております議案第75号、きれいなまち新居浜をみんなでつくる条例の制定について及び議案第76号、新居浜市放置自動車の発生の防止及び適正な処理に関する条例の制定についてにつきましては、委員会における審査の経過を踏まえ、表現方法などについて修正を行い、再度御審議をお願いするため撤回いたしたいと存じますので、よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(山本健十郎) お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第75号及び議案第76号の撤回については、これを承認することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山本健十郎) 御異議なしと認めます。よって、議案第75号及び議案第76号の撤回については、これを承認することに決しました。 ―――――――――― ◇ ―――――――――― 日程第3 議案第66号、議案第69号、議案第71号~議案第74号、 議案第77号~議案第89号 ○議長(山本健十郎) 次に、日程第3、議案第66号、議案第69号、議案第71号ないし議案第74号及び議案第77号ないし議案第89号の19件を一括議題といたします。 以上の19件に関し、各常任委員長の報告を求めます。まず、仙波総務委員長。 ○12番(仙波憲一)(登壇) ただいまから総務委員会の報告をいたします。 本委員会は、12月14日に委員会を開催いたしました。本委員会に付託されました議案第66号、議案第69号、議案第71号、議案第72号、議案第79号及び議案第83号ないし議案第89号の12件につきまして、本委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。 まず、議案第66号、工事請負契約について御報告申し上げます。 本案は、予備船「大島丸」代替船建造工事の請負契約についてであります。 本案について質疑の概要を申し上げます。 まず、入札参加業者については、本市または愛媛県内業者はほかになかったか、地元や県内に配慮はあるのかとの質疑に対し、まず他の2社について、株式会社藤原造船所は大三島町にある、本瓦造船株式会社は福山市にある。今治市にある株式会社新来島波止浜どっく、松山市にある有限会社角田造船所は辞退した。また、落札業者である石田造船建設株式会社は、建設業に従事する社員が15名、昨年の決算における工事完成高は約4億1,600万円である。また、今年度当初の業者登録は3社しかなく、競争入札するには対象が少ないので、社団法人日本小型船舶工業会に問い合わせをし、紹介された33企業に建造の意思確認を行ったところ、17社から回答があった。そのうち9社が建造可能という回答があったので、その9社に対して概略図面の提出を求め、そのうち3社が規格を満たす結果となり、3社を新たに追加業者登録をし、入札に至ったとの答弁がありました。 次に、予備船の活用についてどう考えているのかとの質疑に対し、ラッシュ時は本船を使用し、旅客が少ない日中等は予備船を活用することを考えているとの答弁がありました。 次に、大島住民に対して施策はないのかとの質疑に対し、今後、料金改定の中で障害者対策を考えているとの答弁がありました。 以上の経過を経て採決の結果、議案第66号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第69号、新居浜市議会議員及び新居浜市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。 本案について質疑の概要を申し上げます。 まず、今日の社会情勢の中で、値上げの理由はどこにあるのかとの質疑に対し、国の基準に従っているとの答弁がありました。 次に、国に右へ倣えで費用計算をしているのかとの質疑に対し、単価契約ということで原価は計算している。また、平成10年以来値上げをしていないとの答弁がありました。 以上の経過を経て採決の結果、議案第69号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第71号、政治倫理の確立のための市長の資産等の公開に関する条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。 本委員会は、本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、質疑応答を行い、審査いたしました。 以上の経過を経て採決の結果、議案第71号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第72号、新居浜市特別職の職員の退職手当に関する条例及び新居浜市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。 本案について質疑の概要を申し上げます。 まず、中身に入る前に、既に議会は否決しており、多少いじって提案するのは議会に対する一つの挑戦ではないかとの質疑に対し、議会での審議や一般質問から検討、精査し、提案したとの答弁がありました。 次に、大変物議を醸しているし、選挙公約でもあるが、方法はいろいろあるにもかかわらず提案することに余りいい気持ちはしないなどとの質疑に対し、新しい提案であり、制度の問題として考えている。条例で定められているので、それを変えようと思えば条例を改正するしか方法がない。市長に立候補するのに退職金のあるなしで立候補することはないと考えるとの答弁がありました。 次に、報酬等審議会での審議の中に退職金は含まれているのかとの質疑に対し、退職金は含まれていないとの答弁がありました。 次に、個人の意思としての考え方と団体の意思は区別すべきで、議会の決定に反し提案するのか。また、昭和34年に議員提案としてこの条例が提案されたことを市長は知っているのかとの質疑に対し、市政の意思としては、理事者の提案と議会の判断で一つの結論が出るので提案している。悪い制度がある以上、条例を改正する。昭和34年につくられたということは知っているが、議員提案でつくられたということは知らなかったとの答弁がありました。 次に、退職金を返上するその態度が市民から支持されたと思うが、市民感情はどう判断されたのかとの質疑に対し、市民のほとんどの方が制度があることを知らず、また金額の大変多いことに驚いている。政治活動と選挙活動を通じて、有権者や市民の皆さんと一緒にできた、広がった公約であり、それを果たすことも重たい責任であるとの答弁がありました。 質疑終了後、本案に関し討論に付したところ、特別職を含めて退職手当には給与の一部補完という意味があること、全国的にもまた法にもうたわれているのに、新居浜市がつくった条例そのものが悪いから廃止するというのでは賛成できない。 市長が前向きの姿勢を公約実現ということであらわした一つであると思う。市民の期待を前向きに生かしていただきたいという気持ちを込めて賛成する。 最近の佐々木市政のありように多少疑問を持っている。何をするにも類団都市であるとか、近隣でどう考えているとか、いろんなことが今まで判断の中に多く入っていた。しかし、今回はそれらを一切無視して、私の考えをということであるので、内容が多少変わったとしても賛成いたしかねる。 支持した人の意向を重大に受けとめるべきではないかと思うので、賛成する。皆さんにも御協力していただきたい。 選挙を通じて市民に約束したことを守ろうとしているのは当たり前で、それを守らなくていい論議はどこから出るのか、むしろ奇異に感じる。もし報酬であれば、報酬等審議会にかけて決めればいいということであって、退職金でカバーしなければならないというのは、もともと性格上問題があるものだ。いずれにしても賛成する。 新居浜市の将来をどう考えているのか。合併論議がある中、他市町村への影響も考えてほしいなどの意見が述べられました。 以上の経過を経て採決の結果、議案第72号については可否同数となり、委員長裁決の結果、否決すべきものと決しました。 次に、議案第79号について御報告申し上げます。 議案第79号、平成13年度新居浜市一般会計補正予算(第4号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳入全部、第3表地方債補正追加、第4表地方債補正変更であります。 本案について質疑の概要を申し上げます。 まず、補助金等のむだ使いをしているのではないかとの質疑に対し、予算編成、執行、確定の各段階でチェックし、個別に公益性や目的を見直しながら精査しているとの答弁がありました。 次に、借入利率の表現が実質に対して高過ぎるのではないかとの質疑に対し、表現については規則で定められている。また、借り入れは予算議決後となっているので、安全性から高目に設定している。また、限度額という形での設定となっているとの答弁がありました。 以上の経過を経て採決の結果、議案第79号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第83号、新居浜市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について、議案第84号、平成13年度新居浜市一般会計補正予算(第5号)について、議案第85号、平成13年度新居浜市渡海船事業特別会計補正予算(第3号)について、議案第86号、平成13年度新居浜市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)について、議案第87号、平成13年度新居浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)について、議案第88号、平成13年度新居浜市老人保健事業特別会計補正予算(第2号)について、議案第89号、平成13年度新居浜市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)について、一括して御報告申し上げます。 ただし、議案第84号、平成13年度新居浜市一般会計補正予算(第5号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正、歳出中第4款衛生費、第2項清掃費、2目ごみ処理費、第7款商工費、第1項商工費、3目観光費、第10款教育費、第3項中学校費、1目学校管理費を除く部分であります。 以上の7件について質疑の概要を申し上げます。 まず、労働組合等の扱いはどうなっているかとの質疑に対し、11月末に説明したとの答弁がありました。 質疑終了後、本案に関し討論に付したところ、地域経済に大きな影響もあるので反対との意見が述べられました。 以上の経過を経て採決の結果、議案第83号ないし議案第89号の7件については、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で総務委員会の報告を終わります。 ○議長(山本健十郎) 次に、加藤教育福祉委員長。 ○13番(加藤喜三男)(登壇) ただいまから教育福祉委員会の報告をいたします。 本委員会は、12月17日に委員会を開催いたしました。本委員会に付託されました議案第73号、議案第74号、議案第79号及び議案第84号の4件につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。 まず、議案第73号、新居浜市立の学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の制定について御報告申し上げます。 本案について質疑の概要を申し上げます。 まず、この法律は昭和32年からあったが、今までこういった事例があったのかとの質疑に対し、新居浜市及び愛媛県には一例もないとの答弁がありました。 次に、学校薬剤師とはどのようなものかとの質疑に対し、学校の保健室に備えるべき薬剤についてアドバイスをもらっているとの答弁がありました。 以上の経過を経て採決の結果、議案第73号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第74号、新居浜市児童養護施設設置及び管理条例及び新居浜市母子生活支援施設設置及び管理条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。 本案について質疑の概要を申し上げます。 まず、自立を支援するということはどういうことかとの質疑に対し、社会福祉構造改革の趣旨は自立支援ということで、措置から契約へ変わった。それはあくまでも本人の自立助長が原則であり、それに基づいて条例を改正しているとの答弁がありました。 以上の経過を経て採決の結果、議案第74号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第79号について御報告申し上げます。 議案第79号、平成13年度新居浜市一般会計補正予算(第4号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳出第3款民生費、ただし第1項社会福祉費、4目老人福祉費、老人医療対策費を除く。第4款衛生費、第1項保健衛生費、2目予防費、第10款教育費であります。 本案について質疑の概要を申し上げます。 まず、民生児童委員活動費は、個人に支払われているのかとの質疑に対し、1人当たり年間12万600円を個人の正規活動の実費弁償として本人に渡しているとの答弁がありました。 次に、保育所の非常勤職員と臨時職員の人数と仕事の内容はどうか、また正規職員は何人かとの質疑に対し、平成13年11月1日現在、臨時職員は90人、非常勤職員は14人である。非常勤職員はパートの保育士であり、保育内容については全く同じである。正規職員は93人との答弁がありました。 また、クラス担任も臨時職員で当たっていると思うがどうかとの質疑に対し、現在クラス担任が10名不足しているので、定員管理のヒアリングにおいて保育士の人員増について、クラス担任ぐらいまでは正規職員を配置するよう要望したいとの答弁がありました。 次に、身体障害者の情報バリアフリー設備整備事業は、今年初めてのものか、設置内容はどういうものかとの質疑に対し、今年初めてのもので、設置内容は総合福祉センターに視覚障害者用を1台、肢体不自由者用を2台、身体障害者福祉センターに視覚障害者用を1台、肢体不自由者用を1台、あゆみ苑に肢体不自由者用を3台設置するとの答弁がありました。 また、台数からすると非常に高額なように思うが、一般のパソコンとの違いはどうかとの質疑に対し、視覚障害者用は打ち込んだものが音声で出て、声で聞こえるもので、肢体不自由者用は、キーボードを1つ打つと固定されて次のところが2つ一緒に押したりできないようになっていたり、車いすで入れるような机とかを設置するもので、特殊機械となり、余り製造されていないこともあり、割高となるとの答弁がありました。 次に、私立保育所運営委託料がかなり増加しているが、どのくらい増員があったのかとの質疑に対し、年度途中の4月から12月1日まで8カ月で公立49名、私立145名の計194名であり、このうち3歳未満児が公立44名、私立126名の計170名となっているとの答弁がありました。 また、現在、待機児童がいないとのことであるが、なぜ年度途中にこのようにふえるのかとの質疑に対し、市内の就学前の子供が7,141人いるが、このうち保育所、幼稚園、無認可、事業所内保育所で4,575人預かっており、残り2,500人ぐらいは家庭で保育している。この児童は主に3歳未満だが、御家族の就労等により入所されるのが増加の原因であるとの答弁がありました。 次に、近年、リストラなどで生活保護の扶助を受けている被保護者の増加はどのぐらいかとの質疑に対し、昨年9月と今年9月で比較すると、昨年は729世帯、今年は774世帯となり、人員にすると昨年は966人、今年は1,004人であるとの答弁がありました。 次に、文化施設再生事業の1,900万円の減額はなぜかとの質疑に対し、主として文化センター大ホール及び中ホールの調光設備の改修を予定していたが、技術的調査により、両ホールでの調光設備に共通して使用できる部品が多くあり、中ホールを改修した後、不要となった部品をストックして大ホールに再利用することにより生じたものであるとの答弁がありました。 次に、小学校のプールで古いものはどこなのかとの質疑に対し、一番古いのが角野小学校で47年経過、次に垣生小学校で36年経過、次に金栄小学校で35年経過との答弁がありました。 次に、泉川公民館の移転のことであるが、跡地利用の考え方とその後の経過はどうなっているのかとの質疑に対し、現公民館は老朽化しているので取り壊し、跡地については基本的には処分ということで考えているが、地元の方々から旧町役場跡の由緒あるところとの意見もあるので、市長部局との協議も含めて検討したいとの答弁がありました。 次に、全国青年大会派遣補助金が計上されているが、派遣についての考えや金額の決め方はどうなっているのかとの質疑に対し、今回は全国大会にバレーボール女子チームが15名、柔道チームが10名と、四国大会へミックスソフトボールチームが14名参加するものであり、助成の考え方は、旅費にかかわる分の2分の1以内を補助の対象としているとの答弁がありました。 以上の経過を経て採決の結果、議案第79号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第84号について御報告申し上げます。 議案第84号、平成13年度新居浜市一般会計補正予算(第5号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳出第10款教育費、第3項中学校費であります。 本案について質疑の概要を申し上げます。 まず、中学校のグラウンド排水の要望はどのぐらいか、また以前に実施しているのはどの中学校かとの質疑に対し、今回措置する角野中学校のほかは2校程度である。また、実施している中学校は、平成3年に中萩中学校、平成4年に西中学校の2校であるとの答弁がありました。 以上の経過を経て採決の結果、議案第84号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で教育福祉委員会の報告を終わります。 ○議長(山本健十郎) 次に、佐々木産業環境委員長。 ○7番(佐々木文義)(登壇) ただいまから産業環境委員会の報告をいたします。 本委員会は、12月14日に委員会を開催いたしました。本委員会に付託されました議案第79号、議案第82号及び議案第84号の3件につきまして、本委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。 まず、議案第79号について御報告申し上げます。 議案第79号、平成13年度新居浜市一般会計補正予算(第4号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳出第3款民生費、第1項社会福祉費、4目老人福祉費、老人医療対策費、第4款衛生費、第1項保健衛生費、1目保健衛生総務費、第2項清掃費、第6款農林水産業費、第7款商工費、第11款災害復旧費、第1項農林水産業施設災害復旧費、第2表継続費補正変更であります。 本案について質疑の概要を申し上げます。 まず、企業立地促進費で3,724万2,000円が計上され、住友大手企業に交付するようになっているが、企業誘致促進条例の中身は中小企業である。中小企業の解釈はどのようになっているのか、また中小企業を救済するため、条例の改正をする余地はあるのかとの質疑に対し、中小企業の定義であるが、製造業においては資本金3億円以下、または従業員300人以下となっている。卸売業においては、資本金1億円以下、または従業員100人以下となっている。小売業においては、資本金5,000万円以下、または従業員50人以下となっている。新居浜市でもこのような範囲のものを中小企業と定義している。現行の新居浜市企業誘致促進条例についても、大企業だけでなく中小企業も対象としているとの答弁がありました。 次に、中小企業団体の傘下に入っている企業であれば、市の情報は伝わるが、団体に加入していない企業に対しては、市としてどのように情報提供をしているのか、また建築課に工場を新設するとか、関連の申請があった場合には、庁舎内それぞれの部署にどのようにPRをしているかとの質疑に対し、かなり以前から施行している条例であるので、機械産業協同組合であるとか業界団体はいろいろと知っている。設備を増強する場合は融資を受けることで金融機関にも相談にいくし、商工会議所など関係諸団体との網の目の中で企業経営をしているので、情報の漏れはない。また、既に平成14年度の協議があり、おおよそ8,000万円程度の奨励金を予定している。平成15年度は5,700万円程度の奨励金を見込んでいる。事前に大体情報はつかんでいるとの答弁がありました。 次に、企業立地促進対策費で新規雇用をした場合にも補助をする条項があったが、詳しく説明をしてほしい、また今回の対象5事業者でどのくらいの新規雇用があったのかとの質疑に対し、この条例では企業立地促進奨励金は新規雇用5人以上のときは投下固定資産総額で市が評価した額の100分の1.4以内の額で、5人未満のときは100分の0.7以内の額となっている。また、雇用促進奨励金は、新規雇用が5人を超えて雇用したとき、1人当たり30万円である。5社全部合わせて、社内の増員が28人、うち新規雇用11人、別枠で下請作業員が14人となっている。企業別では、住友金属鉱山が7人、住友ダウが4人で、住友金属鉱山へ60万円の雇用促進奨例金を交付するとの答弁がありました。 次に、3,724万2,000円の企業立地促進対策費の中で、住友共同電力が1,825万9,000円との説明があったが、その内容は何か、また本会議で小林製薬株式会社の件があったが、内容について、また中小企業振興対策費で市が補助金を出しているが、中小企業の実態はどうか、また起業家支援を、振興条例の中で、項目を起こすとか補助金を増額するなどの支援策を考えているのかとの質疑に対し、住友共同電力の事業の内容は、東火力発電所において石炭ボイラーを増設した。また、中小企業の実態については、融資の側面で見てみると、中小企業に融資をしているが、最近の特徴は借りかえが多く、新しく事業をするということよりも運転をつないでいくというような実態である。また、起業家支援への取り組みについては、工業高校、商業高校の生徒や高専の学生に企業経営や資金の動かし方など勉強をしていただくなど、セミナーや企業と一緒に物づくりを行う取り組みを行っている。また、小林製薬株式会社については、北斗製作所が閉鎖した跡地に小林製薬株式会社の100%小会社の株式会社エンゼルが立地することとなったとの答弁がありました。 次に、農林漁業後継者自立支援事業費で20万円が計上されているが、詳細な説明を聞きたい、また中小企業振興対策費310万2,000円が計上され、6件の補助金ということであるが、そのうちわずか1件しか雇用促進事業がないが、雇用情勢が悪い中、どのようなことか内容を教えてほしいとの質疑に対し、後継者の支援については、平成4年から県の補助要綱に合わせ本市でも運用をしている。20万円が総額で、県がそのうちの13万円、市が残りの7万円という内容である。これ以外にも研修の支援事業については30万円、結婚の祝い金については10万円ということの三本立てで、後継者自立支援事業が成り立っている。また、中小企業振興条例の雇用が1件であるが、条件が大きく3つあり、1つは本市に本社がある中小企業、2つは新たに常時雇用する人も市内の方、3つは同時に2人以上雇用するという、この3つが条件となっており、3つの条件すべてに該当しない場合が多いとの答弁がありました。 次に、生活路線維持運行対策費として2,577万円計上されているが、平成14年2月から法律が改正されるが、どう改正されるのか、またそれに対する対応、別子山村への路線も含めて今後の考え方や対策はどうなのか、また地域食材活用学校給食モデル事業として120万円計上されているが、地元産品を取り入れたモデル給食ということで、具体的なスケジュールを説明してほしいとの質疑に対し、路線バスについては平成14年2月からバスの規制緩和がスタートし、現在の補助対象の5路線のうち、市外にまたがっているもの、新居浜市外から市内に入っているものについては国庫補助金も従来どおりであるが、市内だけ走っている3路線は国庫補助がなくなる。現在、愛媛県議会で審議されているが、県においては国庫補助がなくなった後、県単独事業として補助制度を設けるということで、12月議会に提案されている。県の現在の案では、県が補助する額と同額を市が補助する場合に県も補助をするということになっている。また、地域食材活用学校給食モデル事業は、具体的には新メニューの開発をするということで12月に協議会を立ち上げる予定である。メンバーは学校、学校給食会、栄養士会、JA、学校給食センター、学校給食課などを予定しているとの答弁がありました。 質疑終了後、本案に関し討論に付したとろ、平成14年2月から法律も改正されるようであり、赤字路線に対する国の補助の変更があるようであり、赤字路線についても市民の足として必要であるので、継続できる方法でお願いしたいということと、市内循環バスや福祉バス、介護タクシーなど総合的に検討していただき、市民のよりよい足が確保されるよう要望する。また、企業誘致促進条例に基づいた企業立地促進対策費が計上されているが、景気が低迷し、雇用の確保が難しい状況にあるので、中小企業振興条例や企業誘致促進条例を、企業誘致や企業立地がより促進できるような条例にしていただくことをお願いして賛成する等の意見が述べられました。 以上の経過を経て採決の結果、議案第79号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第82号、平成13年度新居浜市老人保健事業特別会計補正予算(第1号)について御報告申し上げます。 本案について質疑の概要を申し上げます。 まず、償還金がかなり多いが、これの原因は何かとの質疑に対し、老人保健医療制度は70歳以上となっており、政府管掌健康保険とか国民健康保険とか一般の健康保険組合がそれぞれの持ち分を医療費に基づいて社会保険支払基金へ全部集めて、そこから新居浜市分の交付金をいただいて、それに国、県、市の持ち分を足し込んで老人医療費に充てるという仕組みになっている。医療費の交付金を社会保険支払基金を通じて支払基金交付金というところに入ってきます。その交付金が3月から12月までの実績と、それ以降の1月、2月の推計で交付されるもので、医療費の交付金が新居浜市の老人保健の方に交付され、1年間の実績との過不足を翌年度に精算をするので、今回計上している6,720万3,000円というのは、平成12年度の社会保険支払基金から医療費の交付金をもらい過ぎていた分である。その原因は、1月、2月の実績推計ということで、ふだんならインフルエンザが蔓延するが、それが低く抑えられた。にもかかわらず、推計でたくさんもらい過ぎていたので、一般会計からの繰り入れによってお返しをするとの答弁がありました。 以上の経過を経て採決の結果、議案第82号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第84号について御報告申し上げます。 議案第84号、平成13年度新居浜市一般会計補正予算(第5号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳出第4款衛生費、第2項清掃費、2目ごみ処理費、第7款商工費、第1項商工費、3目観光費であります。 本委員会は、本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、質疑応答を行い、審査いたしました。 以上の経過を経て採決の結果、議案第84号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で産業環境委員会の報告を終わります。 ○議長(山本健十郎) 次に、藤田都市建設委員長。 ○4番(藤田統惟)(登壇) ただいまから都市建設委員会の報告を申し上げます。 本委員会は12月17日に委員会を開催いたしました。本委員会に付託されました議案第77号ないし議案第81号の5件につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。 まず、議案第77号、新居浜市下水道条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。 本案について質疑の概要を申し上げます。 まず、今回アンモニア性窒素、亜硝酸性窒素、硝酸性窒素、窒素、燐等が追加された理由は何か。料金改定についてであるが、20%近い引き上げは市民にとって公共料金の大幅なアップであり、賃金事情や社会情勢等を考えると厳しい内容である。そのことへの配慮はどのように考えているのか。新居浜市の処理原価は1立方メートル当たり338円であり、過去の経過を見ても普及率が高まっても処理原価が安くならない傾向がある。新居浜市は昭和55年供用開始で、例えば今治市は昭和51年供用開始であり処理原価は1立方メートル当たり252円である。今治市と比べても相当な差があるがなぜかとの質疑に対し、今回追加されたアンモニア性窒素、亜硝酸性窒素、硝酸性窒素、窒素、燐等については湖や河川や海に放流しているが、この環境を保全するという目的から設けられた。アンモニア性窒素は、水環境中で硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素に移行する。特にアンモニア、窒素は放流中に含まれることによって海中や河川の水生植物に与える影響も大きいと聞いている。また、アンモニア性窒素、亜硝酸性窒素については、血液中の赤血球と結合し、メトヘモグロビン欠症の原因となる。硝酸性窒素は体内で亜硝酸性窒素に還元されるということから、乳幼児がヘモグロビン欠症により酸素不足でチアノーゼを引き起こし、欧米において死亡例もあるということから、健康影響が危惧されている項目が今回追加となった。また、大変厳しい経済情勢の中での市民に対する配慮についてであるが、下水道事業はみずからの適正な料金収入による事業運営の健全化は、市民の消費生活が厳しい現況であればなおのこと改善が図られ、下水道を利用されていない多くの方々の税金が一般会計で有効に活用されるように、下水道利用者には応分の負担をしていただくべきであろうと考える。ちなみに、合併処理浄化槽を利用している方との比較でいくと、例えば5人槽であれば定期点検が年1回5,000円、保守点検が年3回で2万4,000円、清掃が約4万円で年間6万9,000円必要であり、月にすると5,750円の負担である。公共下水は一般家庭平均使用料が21立方メートルで2,035円である。一般会計の繰入金を少しでも減らせれば、その方々の負担が減り、負担の公平という観点になる。もう1点は、総務省の類型都市の考え方が一番の基準であろうかと思う。新居浜市の使用料回収率は、料金を改定した場合でも37.9%で、類型都市平均が48%であり、これに少しでも近づくようにする。今回、市政だよりや市のホームページでお知らせして、市民の方々からいろいろな御意見をいただいているが、その中で類型都市並みに引き上げてほしい。負担の公平を図るためにも、ますますの水洗化の努力をしなさい。料金は妥当であるという意見もあり、反対の意見の方々もいる。もっと上げる必要があるという意見もあるが、現在の経済不況の中では、市民生活の実態を十分考慮しなければいけないのであろうということで、今回の率にしたというのが現状であるので御理解いただきたい。今治市との比較についてであるが、新居浜市の過去の大型幹線に対する先行投資と全体計画の人口の問題であろうと思うが、全体計画の見直しが平成14年度に行われる予定であり、10年先には資本費についてもかなり下がってくるという見込みであり、汚水処理原価は下がってくるという見込みを立てているとの答弁がありました。 次に、追加された基準についてであるが、どこが管理するのか、善意に任されているのか、分析機で抜き取り検査をしているということはないのか。下水処理場ではまざってきた分を入り口で検査するのかとの質疑に対し、瀬戸内海の水質監視は愛媛県自体がすることとなっているが、排水事業所である下水処理場に年間何回やりなさいということがあり、その結果を報告するということである。市内に特定事業場が67カ所あるが、下水処理場では年間に10カ所から20カ所ぐらい抜粋して、そこの水をくんできて、資格を持っている水質関係の監視ができる業者に委託してチェックしているのが現状である。下水処理場も特定事業場となっており、下水処理場から海へ放流する放流水のチェックをしており、年に数回検査し、県へ報告しているとの答弁がありました。 質疑終了後、本案に関し討論に付したところ、仕方ないということはわかるが、下水を引いてしまえばとめられることもないと思うが、料金を払わない人が増加するという心配もあり、公平でなければならないと思う。なお一層経費節減、処理費の低減に配慮していただきたいということを要望して賛成するとの意見が述べられました。 以上の経過を経て採決の結果、議案第77号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第78号、新居浜市公営駐車場条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。 本案について質疑の概要を申し上げます。 まず、黒島駐車場の利用がなされていないので廃止するということであるが、1年に何回かは臨時的に利用するということは考えていないのか、完全に閉めてしまえば、道路がいっぱいになる場合もあるのではないかとの質疑に対し、今回条例が可決されれば、跡地利用として黒島緑地の一角として維持管理をしながら、土のう備蓄等防災用資材置き場に一部使うことを考えている。残りのスペースはイベント時に臨時駐車場として市民の利用ができることも考えているとの答弁がありました。 次に、閉めてしまった後のことであるが、車が入れない状態にするのかとの質疑に対し、施錠をして入れないようにする。自動車等の不法投棄がなされている状況が見受けられるので、管理に万全を期したいと考えているとの答弁がありました。 次に、現在自動車は全部撤去しているのか、公布の日から施行するとなっているが、施行できる状況になっていないのではないかとの質疑に対し、今現在あるので、新規の利用形態で整備するときに、今の状況もあわせて解決したいと考えているとの答弁がありました。 質疑終了後、本案に関し討論に付したところ、当事者がするかもしれないが、当事者がするかしないかが成功するかしないかのもととなる。自動車があるのに撤去していないというルーズな体制では、どんなに改正してもいけない。徹底的に監視しないとどうにもならない。条例に反したら罰するとか罰金を取るとかという規定があるから、処罰すればいいという考えで市民に徹底させるという話は虫がよ過ぎる。最初の3年間ぐらいは先頭に立って管理することを徹底することを要望して、賛成であるとの意見が述べられました。 以上の経過を経て採決の結果、議案第78号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第79号について御報告申し上げます。 議案第79号、平成13年度新居浜市一般会計補正予算(第4号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳出第4款衛生費、第3項下水道費、第8款土木費、第2項道路橋りょう費、第5項都市計画費、第11款災害復旧費、第3項公共土木施設災害復旧費であります。 本案について質疑の概要を申し上げます。 まず、県単独道路改良事業費がゼロになったということは、県が事業をやめたということかとの質疑に対し、県単独のお金を補助事業としていただいているが、10年間継続している県単独補助事業については、見直すという方針があり、河又東平線は県単独事業で10年間連続して整備をしてきており、平成13年度は11年目になるため要求をしていたが、内示の時点でなくなったという報告を受けたとの答弁がありました。 次に、新居浜市は道路整備がおくれている。地方道改良費で国庫支出金7,300万円が減額となっているが、今後どうなるのか。来年2年分いただけるということもないだろうし、1年おくれると理解していいのかとの質疑に対し、市としては復旧したいため、減額分も合わせて来年度予算要求している。国の予算がどの程度かは定かに申し上げられないが、要求分をつけていただければ完成予定年度をおくらせることはないとの答弁がありました。 また、完成年度はいつか、ことし7,300万円減額されて要求分を出してくれる可能性はあるのかとの質疑に対し、平成18年度いっぱいである。可能性があるように力いっぱい努力する。県を通じて国と話をしているが、県と市の打ち合わせでは復活するという意向で話を進めているとの答弁がありました。 以上の経過を経て採決の結果、議案第79号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第80号、平成13年度新居浜市渡海船事業特別会計補正予算(第2号)について御報告申し上げます。 本委員会は、本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、質疑応答を行い、審査いたしました。 以上の経過を経て採決の結果、議案第80号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第81号、平成13年度新居浜市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)について御報告申し上げます。 本委員会は、本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、審査いたしました。 以上の経過を経て採決の結果、議案第81号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で都市建設委員会の報告を終わります。 ○議長(山本健十郎) これより質疑に入ります。 ただいまの各常任委員長の報告に対して質疑はありませんか。小野豊實議員。 ○18番(小野豊實)(登壇) 済みません。ちょっと全部やったけん、ちょっと休憩してくれるんか思うてしよったら、違とりましてごめんなさい。 一番最初の総務委員会のあれで、ちょっと近隣市町村に影響するということはどういうように考えられておりますか。 それと、議会に対する挑戦ということはどういうふうに受けとめられて採決されました。それちょっと聞かせていただきます。 ○議長(山本健十郎) 答弁を求めます。仙波総務委員長。 ○12番(仙波憲一)(登壇) 小野豊實議員さんの質疑にお答えをいたします。 ただいまの質疑に対し、本委員会の質疑でありますけれども、内容については、考え方については委員会の中では出てまいりませんでしたので、先ほど私が御報告したとおりでございます。 ○議長(山本健十郎) ほかに質疑はありませんか。 それではこの際、暫時休憩いたします。 午前11時03分休憩 ―――――――――― ◇ ―――――――――― 午前11時13分再開 ○議長(山本健十郎) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ほかに質疑はありませんか。小野豊實議員。 ○18番(小野豊實)(登壇) 挑戦という言葉に対しての受けとめ方いうのは、発言されなかったいうことです。 それでもう一つ、近隣の市町村に影響するということは、委員長報告の中では何か議会じゃなしに、合併論議のある中で、他市との影響を考えるいうようなことのようですけど、この近隣の市町村に影響するという、本当に自民クラブの方々や皆さん気使うて、精いっぱい広い考え方で対応してくれとるように感じられます。確かに、自民クラブの方々にしては、どこで話しても、その話し方も上手なし、またしゃべるのも上手な。そこで、見えもええです、確かに。 ○議長(山本健十郎) 休憩します。 午前11時15分休憩 ―――――――――― ◇ ―――――――――― 午前11時15分再開 ○議長(山本健十郎) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 ○18番(小野豊實) ですから、今の委員長さんの答弁の中から感じられることは、結局、新居浜の行政、市政はわしらが、おれらが引っ張ってやると、こういう根性が見受けられますけど、以前からのこういうことは、以前からのあれですから幅広うに、そのときそのときの言葉をとったら、皆……。 ○議長(山本健十郎) 休憩いたします。 午前11時16分休憩 ―――――――――― ◇ ―――――――――― 午前11時16分再開 ○議長(山本健十郎) 再開します。 ○18番(小野豊實) ちょうど1年前からの事件もありまして、委員会の中でこの詐欺的行為いうことは……。(「休憩」と呼ぶ者あり) ○議長(山本健十郎) 休憩いたします。 午前11時16分休憩 ―――――――――― ◇ ―――――――――― 午前11時17分再開 ○議長(山本健十郎) 再開いたします。 小野豊實議員の発言を停止いたします。小野豊實議員、発言を停止いたします。(発言する者あり) この際、暫時休憩いたします。 午前11時18分休憩 ―――――――――― ◇ ―――――――――― 午後 2時44分再開 ○議長(山本健十郎) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ほかに質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山本健十郎) これにて質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、順次発言を許します。堀田正忠議員。 ○25番(堀田正忠)(登壇) ただいま議題となっております議案第72号、新居浜市特別職の職員の退職手当に関する条例及び新居浜市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について、私は反対の立場から討論を行います。 まず、市長は選挙公約として、4年ごとの市長の退職金制度を廃止すると言い切っておりましたが、市条例を廃止するという重大なことを自分の判断のみでできると思っているのでしょうか。市長も市議会議員の経験がありますので、市条例の制定、改正については、議会の議決が必要であることは十分に御承知のことと思いますが、それにもかかわらず、市長選挙運動中において市条例を廃止するなどに言及することは、市議会を無視し、議会のことを十分に知らない善良な選挙民に大変迷惑をかけたことになると思うのであります。 市長の退職金辞退問題は、いろいろな面に影響が出てきております。 まず第1に、市長が退職金辞退の意思を表明した直後、片上助役は、市長が退職金を辞退するのであれば私も辞退するとの談話が新聞に発表されました。助役の姿勢がさらに収入役、監査委員、教育長もそれに同調せざるを得なくなりはしないかと懸念されるのでありますが、本年3月議会で、当市議会は複数者の退職金不支給は好ましくないとして否決したのであります。この厳正な議会議決を理事者はどのように考えているのでしょうか。もし助役に準ずるような事態が招来するならば、議会議決事項を全く無視したことになり、円滑であるべき議会と理事者の間は、まことにねじれた格好になると思うのであります。 次に、佐々木市長は、いつまでも市長であるとの保証はございません。いつかの時点で市長交代があると思いますが、次の市長が退職金を必要とする場合、今回の改正条例ではままならず、多大の迷惑をかけ、本市に有用な人材をも失うことになり、本市将来の発展に多大な支障を来すことになりかねないと思うのであります。 次に、今回の問題では、他市町村の首長にも心理的な影響を及ぼし、少なからぬ不快感を与えているということを伺っております。特にこれから市町村合併についての議論が激しく展開されます。本市は、市の規模からいって市町村合併論議のリーディングシティーとして目されているところでありますが、今回のような条例が改正されるならば、他の市町村から警戒をされ、合併論議から排除されはしないかと懸念されるのであります。本議会は、本年3月議会で、議員としてのリスクを痛感しながらも、議員定数を4名削減し、約2億円に及ぶ経費節減を図ったところであります。市長は、退職金辞退で2,000万円余の経費節減を意図するならば、それは大きな間違いで、市長の在職期間4年間に市長としての功労報賞に値する業績を残すならば、市民として大変幸せに思う次第であります。 最後に、市長はどうしても退職金を辞退するのであれば、条例改正によらず、可能性のある方法を選択され、本来の目的を果たされることを強く要望いたし、議案第72号には反対をいたしまして、私の討論といたします。 ○議長(山本健十郎) 菅秀二郎議員。 ○10番(菅秀二郎)(登壇) どうも皆さん、お疲れのところ、議員になって2度目の討論に参加する機会を得ました。私は、議案第72号、市長への退職金支給制度を廃止する条例改正案に賛成する立場で討論に参加したいと思います。 先ほどの方と、声の点ではやや勝ち目はございませんが、内容で勝負かけてみたいと、かように思っております。しばらくお時間のほどをちょうだいしたいと思います。 それにしても、本日の反対討論、私は賛成討論なんですけども、反対討論の弁士に、まあよく言ってベテラン、普通に申して、また懲罰動議と言われるか知らんが、政治余命の少なそうなメンバーをよりすぐったもんだなあと、私なりに唖然としております。もっと将来性ある人たちに出てきてもらって堂々と渡り合ってみたかったなあ、かように感じました。これはもう率直な感想でございます。 大体、市長が退職金を辞退するというのに、議会側として、これ大体反対すること自体異常じゃないかと、私はもう当初から思っております。その言いわけの理屈探しに、これ私が逆の立場だったら相当苦労するんじゃないかなと、またこんな損な役回りの反対討論は、大体普通の神経だったら、だれでも嫌でしょうね。私は、そういうことからお年寄りいじめはしたくないんで、今回はいっそのこと市民に向かって賛成討論をいたしたいと思います。どうか市民の皆様も御一緒にお考えいただきたいと思います。 本日の反対討論は、ただいまの方もそうらしいですが、隠然たる実力者とされる人物がこの後登場しますので、彼らの器をはかるめったとないチャンスだと思っております。どうか御期待ください。 さて、市長ほか特別職への退職金支給に係る話題は、この春から、いや昨年の市長選挙のときから内外の注目を浴びるところとなっていますが、退職金支給についての私の基本的な考え方を述べておきたいと思います。 私は、昨年の市長選挙にかかわる中で、退職金廃止の話が当時候補者であられた市長の陣営内で持ち上がったとき、正直申して、どうかのうと迷う気持ちはありましたが、それは市民に仕事で退職金以上の利益を還元する自信もない方に21世紀最初の市政を任したくないという基本的な考えが私なりにあったんです。どうせ持ち出されるなら、堂々と当選後と個人的には思っておりました。すなわち、集票の誘引行為じゃないかと、禁じ手じゃないかと当初は思っておりました。しかし、実際選挙戦を戦ってみて実感したんですが、この市民の反響のすごさ、このすごさを実感した者であれば、決して反対討論やかできませんよ。皆さんおわかりでないですか。これを先ほどの方に負けずに声を大にして私は言いたい。おかしいよ。そのすごさは、わずか8月22日出馬声明と、11月12日執行の市長選挙に2,677票差、本当に質素な市民を前面に押し立てた、これ以上理想的な選挙はないと私はもう自信持って言えますよ。2,677票差、見方によっては、わずかな勝利じゃないかと言いますけども、その選挙戦の取り組みは、まさに21世紀の我々市民参加の市長選挙を実感して余りある、すばらしい内容だったと、私はメンバーの一人として自負しております。 そして、事のよしあしは別にして、市民に報酬を含む退職金制度の存在を、このことを通じてあからさまにしたことは、これ佐々木市政の限りなくガラス張りの新居浜市政の、これは原点になったんじゃないかと、僕は思っとるんです。結果として、非常に評価をしております。 一方、当選後、急に公約健忘症を患う方が多い我が国において、公約どおり退職金廃止の提案は当たり前のことじゃないですか、公約なんですから。こんな立派なことをやろうとしとるのに水を差す市議会議員が何と多いことか。皆さんそれぞれ御支持いただいた地元新居浜市民に信を問うてみてください、本当に。全くもって私は不可解。公約をもとに市民の支持を得て当選した市長が、その事実かどうかを考える、公約を守ろうとすることが、先ほども言われましたが、迷惑だというような考え方はどこから出てくるのか、全く理不尽千万と私は思います。 そのような中から、3月議会に続き、今議会においての再度の提案、朝方の総務委員長報告をお聞きになればわかるように、全くこれ理由になっとらんですよ、へ理屈としか僕らは思いませんな、はっきり言って。これ報告するのも恥ずかしくないですか、議会人として。反対を必死に正当化しようとする。正当化すればするほど声が大きくなる、このパターンじゃないかと思いますよ。仮に全く同じ退職金条例の提案を、言い方は悪いか知らんけど、前の市長さんがやっとったら、即賛成でしょう。これだけのことなんですよ、はっきり言って。このような内容について、私はこの場でそないに時間かけて論議することすら、余り意味がないなあと私は個人的に思っております。きわめつけの暴論とも申す、先ほどの朝方の質疑にも登場しておりましたが、今回の市長の退職金について、一度否決したものを再提案するのは議会への挑戦などと決めつける一部議員の傲慢さ、これはどこから出てくるんでしょうかね。これ言葉を返せば、そのことそのものが逆に行政への挑戦と置きかえられるんじゃないでしょうか。この後、討論にお立ちになるようですから、篤と御確認あれと申し上げます。 こういった小学生の市民の皆さんでもよしあしの判断のつくような条例廃止に待ったをかけるこのような議員集団は、民意をかぎ分ける嗅覚もないんでしょうか。私はこのような低い考えの集団、すなわち低いと考えとをもじって、新居浜市の「低考勢力」と呼びたいと思います。重箱の隅をつつくようなへ理屈並べて存在感を示そうとする行為に待ったがかかれば、本当の市政の変化、市長の交代効果がはっきり見えてくるとは思いませんか。「低考勢力」に中途半端な妥協をするぐらいなら、条例の2本や3本廃案になろうがどうしようが、長い目で見て市民に御納得いただけるもんじゃないかと思います。新居浜市政の構造改革と受けとめられ、少しどうでしょう、腰を落ちつけられ、対応すべきじゃないですか。なぜかと申すと、市長かわっとらんかったら、これほどの緊張感は出てないんですから。どんなでしょうか。 従来の根回し政治を極力排除しようとする佐々木市政の実権は、今始まったばっかりなんですよ。これまでの根回しが高じて、これまでのように根回しが高じる中で談合政治と申すか、ネズミと猫がつるんだ密室政治を生んだことをもうお忘れなんですか。完全な情報開示による市民の市政への積極参加の誘導をうたい上げようとする佐々木市政には、この根回しなんていうことは全く相入れない部分ではありませんか。よいこと、いけないこと、市民のためになるならんをきっちり見据えて、安易に妥協せんことです。その「低考勢力」の中でも、ベテラン組はもうつける薬はないとしても、若手議員の硬直ぶりも、これについてはちょっと後段で触れておきたいと思います。 その若手議員の中に、市長がかわっても何も変わらんと、まあ能天気な発言をする人が現にいらっしゃいます。これは議会が変わっていないから、議会が変わっていないことでもって実感をされてないんじゃないですか。行政と議会はよく車の両輪に例えられますが、そんなことから、今度は市長が変わった、次は議会が変わるべきじゃないですか。中でも、若手が勇気を持って変わる番じゃあありませんでしょうか。陰でぼやくエネルギーがあるなら、一握りの長老の呪縛から脱する勇気を奮い立たせるべきときではございませんでしょうか。この理屈からいくと、どうも支配する方より支配される方に問題がありやしませんか。それには、市民より自分を大事にする姿勢をちょっと改めるだけで済むことなんです。 そういった若手議員の中でも、ついついこの間まで市長と新居浜市PTA連合会の役員仲間として児童生徒、保護者のために活動をともにしていたり、またその先輩役員の立場でもある私を含む伊藤優子、白籏愛一、杉本真泉、仙波憲一(50音順)は、私を除く4氏はこぞって退職金条例廃止案に反対のようでございますが、これは一体どういうことなんでしょうか。まあ民主主義ですから、個人の考えを抹殺するわけにもいきませんが、彼ら4名がこれ結束するだけで、変わらん変わらんと言いながら、これ大きな市政の変換点となる大きなうねりを呼び起こすチャンスとなりませんか。そのことに気がつかんのんでしょうかね。ちょうど仲間うちから市長を出して、連合PTAではこれまでなし得なかった教育行政とするための影響力を発揮するチャンスが到来したのに気づかんのんでしょうかね。特に、3月議会の白籏、今議会の仙波両議員には、時の総務委員長として、賛否同数をそれぞれ否決と決断した責任を問いたい。よしあし、好き嫌いに関係なく、少なくても、あと3年は佐々木市政が続くことを思えば……。 ○議長(山本健十郎) 暫時休憩します。 午後 3時05分休憩 ―――――――――― ◇ ―――――――――― 午後 3時06分再開 ○議長(山本健十郎) 再開いたします。 ○10番(菅秀二郎) どうもお見苦しいところを見せました。どこまで行っとったかな。それにしても、時間に制約のないというのは、よいよすっきりしますね。続けたいと思います。 よしあし、好き嫌いに関係なく、少なくてもあと3年は佐々木市政が続くことを思えば、変化の激しい今現在、この新居浜、退職金ぐらいのことでがちゃがちゃ重箱の隅をつつくようなことをやっておる間があるんでしょうかね。所属会派のしがらみの枠を超え、小異を残して大同につく度量はないもんでしょうか。それがあるなら、選挙のときから、反佐々木には回ってないとも思いますが、それにしても、市政を変えたいとの一心から、勇気を奮って苦労の末、一時失業者になって、屋根の上にはい上がり、現に市長になったかつてのPTA仲間に、はしごを外すがごとき反対のための反対、いや、自分のための反対は余りに了見が狭いのではないでしょうか。お二人に申し上げたいのは、これは個人名出さん、この辺がちょっと工夫が要るとこなんですけど、二人に申し上げたいが、どんな人物を市長にもってきたとしても、しょせん満点の人物なんぞいませんよ。少しの勇気と心がけで新居浜を救うせっかくのチャンス、かつて仙波委員長も提唱された会派グループ21改めグループ22が今こそ必要と命ずるべきではないでしょうか。いかがでしょうか。 最後に、その仙波委員長に申し上げたいんですが、先ほど退職金支給に係る総務委員会の報告の中から2点ほど感想を述べさせていただいて、締めとしたいと思います。 1つは、他の自治体への影響を懸念する声があることは、先ほどの反対討論の方も述べられておりましたが、私は逆に考えるんですよね。その影響も見方を変えれば、他の自治体の住民のためになると考えれば、むしろ懸念する方がおかしいんじゃあございませんか。どうもこんな話を聞くにつれ、近隣自治体の首長さんサイドから、やめさせてくれんかと干渉でも受けとるかの勘ぐりたくなる場がありますね。退職金廃止が新居浜から日本初であって何が悪いんでしょうか。むしろ誇るべきだと思いませんか。 そしてもう1点、条例をさわらなくても退職金を辞退する方法があるじゃないか、ちょっと言葉表現は一緒ではないですけど、どうもそのような意見が委員会等で出ておるようですけど、私ならこう考えますよ。逆に、条例をさわって、退職金支給制度をなくしたとしても、その特別職の方が最後任を離れる際、業績と労をねぎらう意味で議員提案により、退職金名目の功労金をお受け取りいただくことを美風とする方法だってありゃあしませんか。すなわち、制度的に支給する形態よりも、業績、功労に応じて感謝の心からお受け取りいただくとした方法に変えるとすれば、同じ金額であっても値打ちが全然違うんじゃないですか。市民は、4年ごとの退職金支給制度と、その額の大きさを現代の世相に照らして疑問を抱いておられることなんですから、市民の声を認識して余る○○委員長の大岡裁きを期待していたのですが、全く残念。私は、この退職金問題を単に2,200万円だ5,200万円だという金額面だけに目を奪われてほしくはないんです。行政の最高責任者の退職金廃止の心構えが、ひいては1,000名に余る市職員のモラルに直結すると考えれば、再度申しますが、反対する理由はないじゃないですか。反対する理由はないじゃないですか。再度提案された市長の勇気に敬意を表しつつ、賛成討論を終えたいと思います。 ところが、ここで終わらないのがこの私、だれかが言い出し、だれかが勇気を持って発言し、行動すれば、議会が、新居浜が変わるとわかっていながら勇気がない。これまで私も実はその一人でした。彼らと同じ一人の知恵も勇気もないPTA役員OBでした。決して彼らだけを責めるわけにはまいりません。お互いこの世界、一人では力にならないことを、今もって肝に銘じております。討論の締めとして、「勇気とは」の一文を御披露申し上げます。 この言葉を残されたのは、かの本田技研創業者である本田宗一郎氏であります。お聞きください、わずかですから。勇気とは。勇気とは、強いからとか勇ましいから、勇気があるというのではない。たとえ自分にとってどんな不利な結果になろうとも、それが真実であり、妥当であると考えたことを認め、それに賛成することこそが勇気である。人間はしょせん私利私欲もあり、好き嫌いもある存在である。かたさ一点張りではやっていけないところに――この辺が市長にも関係するんですけど、人間らしさがあるのだ。しかし、いつどこでだれもが納得できること、そういう理想を生き方の中で追っていくことがとても大切なのだと思う。そうした理想が本当の勇気によって欠かせない考え方であり、勇気とは、その理想や目標を通じてあらわれるものであると、以上であります。私はこの言葉を大変大切にしています。行政と議会のそれぞれ若手の雄であります佐々木市長、仙波総務委員長にもこの言葉を贈りまして、討論の締めとさせていただきます。大変生意気発しまして申しわけございません。 終わります。 ○議長(山本健十郎) 神野幸雄議員。 ○24番(神野幸雄)(登壇) ただいまはいろいろと反対する議員の批判をいただいたわけでございますが、私は、議員は、本会議におきましては、それぞれ公選をされてまいりました議員の務めとして、また役割として、責任として、それぞれ議案が提案された内容につきましての良否を判断して討論をする、また質問をする責任が当然伴うのが議員の務めではなかろうかと思います。そのようなことから、いろいろ議員の皆さん方は意見が違うのも当然でありまして、そのような中できょうは討論の機会をいただきましたので、ただいまから議案第72号につきまして反対の立場で討論を行います。 討論の機会をいただき、ここで私の討論の前段、考え方につきまして述べさせていただいたらと思いますが、佐々木市長も就任をされまして1年を経過したところでありますが、1年前、佐々木市長が新居浜市政を担当することになりましたとき、私は市長がどのような政治姿勢で新居浜市政に取り組まれるのか、非常に関心を持って見てまいりました。市長は、14年間の市議の経験、そしてその間、理事者の市政運営や、また議会との関係においてもよく承知をされ、新しい感覚で議会との調和を図りながら市政の運営に取り組んでいただけると期待をしながらも、当時、その反面、まだ一つの不安を持って見させていただきました。御承知のように、市長も住民から直接選挙で選ばれておりまして、議員もまた住民から直接選挙で選ばれております。そのようなことから、議会は住民から公選をされた議員で構成をされる合議体でありまして、特に重要な機能は団体の意思決定と、そして執行機関に対する監視、そしてチェック機能だと言われております。議会と執行機関は対等でありまして、議会は住民を代表する機関であります。そのようなことからも、議会として意思決定、すなわち議決することは、その責任を共有することでありますから、一度議会で決定されたことは大変重要な意味を持つことでありますことを議員各位とともに確認、そして理解をしながら進めていきたいものだと考えております。 話は変わりますが、本市におきまして市長任期のこの4年間は、新居浜市の今後の方向を定めるための非常に重要な時期であります。本格的な地方分権時代に対応するための体制づくり、市町村の合併問題、国の聖域なき構造改革に伴います地方の財源配分、特別交付金や補助金の削減、そして数多くの政策課題を抱えての見通しの非常に難しい対応に迫られているわけでございます。このようなときにこそ、市長、議会が知恵を出し合い協調していくべきところでありますが、一度議会の意思決定がなされ、否決をされた案件、しかも欠陥のある条例であればともかくも、何の欠陥もない条例を廃止する提案では、議会との関係は最悪の状況にあります。本案につきましては、市長御自身も政治家だと言われておられますが、新居浜市の市長として熟慮され、議会の意思決定を尊重されますことを期待をするものであります。 それでは、原案に対しまする具体的な反対の理由を申し上げます。 まず1点目は、本年3月議会において市長以下特別職の退職手当に関する条例の廃止の提案が否決されたにもかかわりませず、議会議員の構成が変わらない状況の中で、再度市長だけの条例廃止を提案されたことにつき、条例廃止の内容に一貫性がない、まして議会で一度否決という意思決定をしているにもかかわらず、特別職全員がだめなら今回は市長だけ条例廃止を提案する、このような提案の仕方は、議会決定をどのように受けとめているのか、とり方によっては議会軽視としているのではないかとも思われます。 2点目、特別職の退職手当については、法によって道を開いており、自治法に基づき全国3,000余りの自治体が条例を制定、実施をしているが、本市の条例だけを廃止するほど悪い欠陥条例なのか、私は理解できません。 3点目ですが、市長は公約だから、そしてまた市民の皆さんの意見だと言われておりますが、どの範囲の市民の皆さんか、私は判断できません。市長は公約、そしてまた公約と言われますが、市長選挙の際の自分のための発想であって、後々本市の市長はそのときそのときの状況で変わられる場合、後任の市長まで退職手当を拘束するようになるのではないかと思われます。 4点目、御承知のように、行政の事業推進についての取り組みは、本市だけではなく、近隣の市町村と協議しながら取り組む必要性があるわけでありますが、最近特に広域行政の重視がなされてきており、それに伴い、政治的な課題も多くある中、他市への影響があるのではないか。 5点目ですが、市長は条例廃止の理由に、市民は条例であることを知らなかった、あるいは退職手当の額が多いとかで新居浜市にはこの条例が必要ないと言われますが、市長として条例の重要性をどのように考えておられるのか疑問であります。条例を廃止しなくても、前段討論もありましたが、理由があれば幾らでも方法があると思うわけであります。 6点目、新居浜市の特別職の退職手当に関する条例は、昭和34年7月11日、小野かおる元市長のとき、そのときの市議会議長加藤秋年議長を含め9名の議員の皆さんの議員提案でもって新居浜市特別職の退職手当に関する条例が制定されております。すなわち、新居浜市として、議会として、法に基づく意思決定を行ったのでありまして、以来、代々の市長、議会が特別職の退職手当について議決をされてまいりました。このような経過の中で、退職手当の額の削減であれば、そのときの状況で大いに議論をして対処すればよいと考えますが、条例の廃止は、この条例は廃止するほど悪い条例なのか。新居浜市にとって市民に対して条例を廃止しなければならないほど欠陥条例なのか、私は理解ができません。 また反面、考えてみますと、この条例を廃止することは、昭和34年以来の市長、議会の行為を否定することになるとも思います。条例の廃止は、本案に限らず、他の条例につきましても国の法の改廃に関する以外の条例改正は慎重に取り扱わなくてはならないと思います。 以上のような観点から、私は原案につきまして反対をいたします。 以上、討論を終わります。 ○議長(山本健十郎) 田坂重只議員。 ○32番(田坂重只)(登壇) ただいま上程されております議案第72号、新居浜市特別職の職員の退職手当に関する条例及び新居浜市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について、原案に賛成の立場から討論をいたします。 先ほど来から論議いたしておりますが、今回の条例改正は、特別職の退職手当の支給から市長を外すというもので、総務委員会では、さきの3月議会と同様、賛否同数で、委員長の裁決により否決されたものですが、議員の皆さんの賛同を得て、ぜひ可決していただきたく討論に立ちました。 3月議会で我が会派の中田議員が討論していますように、市長の退職金については、昨年の市長選挙における公約として掲げ、多くの市民が支持され、それを実現させるために提出したものであります。さきの選挙でほとんどの市民が特別職に退職金制度があることすら知らなかったのですが、また退職金は生活給的要素よりも報賞金的性格が強く、今の不況下の中でリストラされた人たちの退職金の額からしても多額で、廃止すべきと判断されたのです。したがって、私たち議員は、佐々木市長個人の問題というよりも、公約に基づき審判を下した市民多数の声であると受けとめるべきと思います。 申し上げるまでもなく、選挙は市民が行政運営に参加できる重要な手段で、それだけに選挙での結果には重みがあるということは議員の皆さんも心得られているはずでございます。皆さんも選挙公約を果たすために与えられた任期を懸命に働いているではありませんか。市長も同じ思いで選挙公約を忠実に果たそうとしているのです。この行動こそが善良な市民に対する義務でありませんか。 今回の提案を議会への挑戦だと言われますが、それは多数に物を言わせ、市長公約を果たさせないための言いがかりとしか思いません。また、3月議会で反対の理由は、他の特別職まで巻き込まなくても、市長だけならとのことでしたので、今回は反対者の言うような提案となっております。また、文言修正を含め、時間があったにもかかわらず反対で、大人げない行為ではないでしょうか。 また、他市への影響とのことですが、よいものは他市に先駆けて取り入れるべきですし、今全国的に高級官僚の退職金のわたりが問題になっております。また、今後市長に出られる人への影響があると言われますが、市長選挙に出る人で退職金を当てにして出られる人には、市政は任されないでしょう。また、根回しがない、議会軽視だと言われますが、根回しというのは一部の保守的議員の声を聞けと言っているのですか。よくわかりません。このことは、議案の先議の問題とも関連する気もいたします。このようなことは、どちらにしても開かれた議会とは無縁のものではないでしょうか。 重ねて私は訴えます。今度は議会が真価を問われているのです。今まで申し上げてきたことを十分に認識した上で、市民意識を重要視して判断しなければならないと思いますし、市民の負託にこたえるためにもぜひ原案どおり可決されますよう、議員各位の良識に訴えまして、賛成討論といたします。 ○議長(山本健十郎) 世良賢克議員。 ○31番(世良賢克)(登壇) ただいまから討論に参加をいたします。 討論の中身に入る前に、今私たちの住んでいる町がどうなっているのか、また国際的に今どんな問題が起きているのか、国内では今何をなすべきなのかといった問題が山積をしておるのは御承知のとおりであります。だからこそ、私たちの住んでいるこの国がどうなっているか、また新居浜市がどのようになっているかという問題は、事実から目をそらさず、よく見詰めることがまず肝要であると思うものであります。 さて、議案第72号でありますが、反対の立場から討論をいたします。 申し上げるまでもなく、本年3月議会では、委員会及び本会議での濃密な論議が展開をされたことは御記憶にあると思います。その討論がベースとなって今回も支配をしておるように思えてなりません。がしかし、今回再度提案をなさったということによって、御承知のように、市長と議会はそれぞれの立場の違いというよりも、立場の対立の様相が深刻化していると言わざるを得ません。市民から見ればよくわからない状態とも言えるのではありますまいか。私は、きょうの討論に参加する前に、我が党の学習会に今日の現況の説明をいたしました。わかりにくいんではなくて、事実を話せば私は理解を得られたと思っております。 私の考え方を申し上げます。まず、3月に否決されたものを何ゆえ今回も再提出される、その理由は何なのか。市長は、特別職の退職金は制度的に不要である、このようなこともおっしゃっておるように思いますが、制度そのものをもし問われるのであれば、市長として訴える場は地方六団体、すなわち全国市長会があるのではありますまいか。市長が公約とおっしゃるのであれば、今日まで全国市長会、また四国市長会、愛媛県市長会、そして東予六市の市長会、幾らもあったと思いますが、その場でどのような動きをなさいましたか。私には知る由もありません。その訴える場は、幾らでもあったのではないか。それが何ゆえ市議会に2度までも提案をなさるのは何なのかと言いたいのであります。提案する場が違うというような気がしてなりません。 また次に、3月は議会に市長だけでなく助役や収入役、常勤監査委員、教育長の退職金廃止を含めて提案なさいました。確かにそのときの論議は、あなただけならという妥協案もあったように思います。議会に対して常識で考えられない、私から見れば異常としか言いようのない条件つきの同意であったもの、これは3月議会ですが、当時議員全員協議会の中でいろいろるる御説明もありました。議員全員協議会は秘密会でありましたので、この場に持ち出すことはいたしませんが、だといたしましても、今回提案されたいわゆる市長と市長以外の特別職を分けて考えるべきだと言われた、だからそうしたと言われるが、関係者にそのことにお触れになったのかどうか、私はその点も十分理解できません。 また次に、人に迷惑をかけたくない、また迷惑をかけない努力にあなたは欠けているんではないかということです。首長と市議会は車の両輪とよく言われます。また、地方自治を守るというお立場でこれは堅持されなければならないことは、私から申し上げるまでもありません。よくよく吟味し、検討に検討を加えられての御判断か、また議会の立場というものは議決機関でありまして、最終のチェック機関でもあるために、そう軽々に判断をするわけにはまいりません。また、三権分立という厳しい区分の中でのせめぎ合い、監査委員さんも出席されておりますけれども、どういった配慮が今までなされてきたのか、そのことは全く先ほど申し上げたこととは逆の、退職金を受けとることのできる今回の議案提出のそのプロセスというものを、関係の皆さん方は十分御理解をなさっておられますか。ただただ口をつぐんでいらっしゃるだけではないか。私から申し上げますならば、よくぞここまで我慢されておられるものだと言わざるを得ないのであります。どのような配慮をし、関係の皆様方にお話になったのかという点が危惧されます。 いろいろ今議会、討論の中でいろんな角度から御指摘もあり、御意見がありました。私は、今回の問題は、政治理念の根本というものは、市民の幸せを実現することにある、これは当然のことだと申し上げたい。そして、福祉の充実こそがその具体的政策であることは、これもまた周知のとおりであります。佐々木市長は、それらのこととは考えずに、退職金は要らないとするのは公約だと、このようにおっしゃっておりますが、公約は昨年の11月12日の投票日までに十分市長の評価というものはいただいたんではないかなと思います。当選をなさってからは、本来の、ただ選挙に通りたい通りたいの一心ではなくて、先ほど申し上げました政治理念に基づいて、市民の福祉にこそ真剣に傾注するのが今の市長のお立場であるべきだと、このように申し上げたい。市長となられたのでありますから、本来の政治理念に、また福祉の充実にこそエネルギーを注がれるべきではないかと申し上げたい。いわゆるここで申し上げたいのは、あなたはボタンのかけ違いを当選された日に行った、それは幾ら直そうとしても、3月であれ、今回の12月であれ、いまだ懲りず候及びで来年の3月にお出しになったとしても、ボタンのかけ違いが元に戻るということはないのではないかと思います。 いろいろ申し上げたいと思いますが、要は今申し上げたことに尽きると思います。私は、きょうの1日の本会議でのいろんな混乱の問題、これは一に佐々木市長の責任の問題であるというように思えてなりません。御一考をお願いをし、私は議案第72号に反対の意思を表明し、討論を終わります。 ○議長(山本健十郎) 岡崎溥議員。 ○11番(岡崎溥)(登壇) 日本共産党の岡崎です。どうも失礼しました。今議長さんにお伺いしたのは、皆さん議案第72号の討論をずっとやってるわけですけども、私の場合は、これ今議題として上がっているのは議案第89号まで一括して上がってますので、申しわけないんですが、議案第72号だけではなくてほかの議案についても討論させていただきたいと、この運営上やむを得ませんので、非常に盛り上がっておるところ申しわけないんですが、ひとつ時間をいただきたいと思います。どうかよろしくお願いします。 で、まず最初に、例の退職金問題、議案第72号、新居浜市特別職の職員の退職手当に関する条例及び新居浜市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例の制定についての議案でございます。私は、この議案に対して賛成する立場から討論に参加したいというふうに思います。 最初に、市民の皆さんがどういうふうにこの問題を受けとめたかというところから入っていきたいと思います。御承知のように、長期にわたる自民党政府の金権汚職腐敗の体質、簡単に今思い出せるものだけでもロッキード事件、リクルート事件、佐川急便事件、自民党の副総裁が金の延べ棒を隠していたということなどなど、大きな問題でも尽きることはありませんけれども、中小の問題になると数え切れないと思うんです。で、その上、御承知のように憲法違反の政党助成金、数百億円もの国民の税金を山分けをする、こういう中央段階のやり方でございますが、こういうお金にまつわる問題がたくさんございまして、市民の皆さんがそのことをどういうふうに受けとめているかという点も非常に大事な点ではなかろうかと思います。 また、前市長の時代、住友重機から1,300万円を預かっていた、長期にわたってですね、という問題がありました。また、マイントピア別子の、ちょっとこの額はよく覚えてないんですけれども、多分1,000万円に及んだと思うんですが、使途不明金がありました。で、市民の皆さんの中にこういう中央、地方における汚職腐敗の問題、疑惑の問題、このことに対しての非常に疑問が広範囲にあったということは想像にかたくありません。 こうした中で、佐々木市長が退職金を返上するのだという公約を掲げて選挙に臨みました。もちろん、公約はそれだけではありません。その公約の一つとして掲げました。で、市民の皆さんは非常にそのことを好感持たれ、新鮮に受けとめられたということではなかろうかと思います。で、これは市民の皆さんのすばらしい感覚、反応であったというふうに思うわけであります。 そしてまた、2,250万円ですか、退職金の額、これがリストラや失業にさらされている市民の皆さんから見れば、30年、40年働いて得られる額に相当するという、平均でもそこまで、中小企業なんかも入れますと、とても夢のような話だろうと思うんですけれども、これが4年間の就任期間から見れば大変大きな額と映った面ももちろんあると思います。そして、日本共産党が従来から主張してまいりました。この市長選と同時に戦われました市議補選でも強調しましたけれども、長期にわたる大型開発優先の市政のもとで生まれました800億円を超える借金、これが市財政を圧迫している、そして市民生活に大きな影響を持っている、こういうことを市民の皆さんが大変心配された。で、退職金返上を訴える市長に対し、その姿勢から市長に対し非常に好感を持つ、市の財政を市民のために大事に使ってくれるのではないか、こういう期待を寄せるという側面もあったと思うわけであります。したがって、市民の皆さんの今回のこの問題に寄せる期待は、汚職腐敗のない清潔な市政、そして大型開発優先により次々と膨らむ借金問題を解決していく市政、市民の皆さんが安心して任せられる、暮らせる市政、これを望み期待したというふうに思うわけであります。 日本共産党は、市長の今回の提案であります公約を守るという前向きの姿勢を評価しまして、そしてまた市民の皆さんの先ほどの期待の実現を要望しまして、支持したいと思うわけであります。 ついでながら、2度まで、最初否決されたのに2度まで提案されて、また議会軽視だと、あるいは挑戦的態度という言葉が、私、総務委員であったわけでありますが、出てまいりました。で、先ほどの討論でもありましたけれども、私、3月の段階でも、そして今回も総務委員であったわけでありますが、決してそういう議会軽視、そして挑戦的態度ということは、続いて参加しましたけれども、そういう感じは全く受けておりません。3月議会の場合は、先ほどもみずから説明されておりましたけれども、特別職全員、で、そこで出された意見は、市長1人であるべきという意見であったわけであります。したがいまして、それに素直に従って、今回は提案してきたということでありますので、非常に議会を尊重した態度というふうに思うわけであります。 それから、有能な人材を失うことになる、このことなんですが、私は逆に有能な人材を生み出すことになるというふうな感じがしないでもありません。いろいろありますが、市長の公約実現、そしてそういう前向きの姿勢、これを評価しまして、賛成討論としたいと思います。 続きまして、議案第77号、新居浜市下水道条例の一部を改正する条例の制定について、言うならば、下水道料金の値上げ問題であります。これに対して反対の立場から討論に参加したいと思います。 下水道料金の改定は、昭和55年に下水道料金が設定されてから約4年ごとに4回の値上げが実施されてまいりました。前回は平成10年4月に約20%の引き上げが実施されております。今回は19.13%の使用料の引き上げであります。世帯平均1,715円が2,035円に、320円の引き上げだと伺っております。そして、値上げの理由は、未整備地区の整備や浸水対策を推進するため多額の建設投資が必要な中で、現行使用料のままでは一般会計からの繰入金が増し、市財政全体に対する負担の増加が生じることと、また本市の一般会計の財政状況については、景気の低迷などが影響して市税収入が低調に推移している、また歳出についても、高齢化社会に向けた新たな施策の充実などに対応していく必要があって、極めて厳しい状況に直面しているのだということであります。したがいまして、現状では繰入金が市財政運営を圧迫する要因として軽視できず、一般会計みずからが行う事業等に支障が生じる事態となりかねない状況である。公共下水道の整備された区域はまだ一部に限定されている現状からも、汚水処理費の不足分すべてを市で一般会計に依存することは、負担公平の見地から正常な状態とは言えない。したがいまして、下水道の利用者に応分の負担をお願いするものだという御提案であります。 うなずけないわけではありませんけれども、資料によりますと、現在の段階でも西条市、北条市、伊予市、大洲市などは新居浜市より料金を安く設定されております。新居浜市より大変不利な条件下で頑張っているところもあるわけであります。で、全市へのこの公共下水道普及を目指して行われておりますこの事業は、新居浜市としてどうしても必要なインフラ整備でありまして、全市的問題であります。一般会計から繰り出して当然のことであると思うわけであります。また、海の汚染など、環境問題とも深くかかわる問題であります。現在使用している人たちだけの問題ではありません。財政状況の厳しい一般会計への負担につきましては、長期にわたる不要不急の大型開発優先の市政のもとで、今年度末850億円を超える借金にこそその大きな原因があるわけでございますから、どうすべきかはおのずから明らかだと思うわけであります。市民の負担をふやすのではなくて、不要不急の大型開発こそ見直さなければならないと思います。 今、市民の皆さんは、リストラ、不況、失業、賃下げなどで大変な状況にあることは言うまでもありません。この上、介護保険が導入されまして、10月より保険料が倍額となりました。今後、下水道の普及率を上げていき、水洗化を進めていく、ぜひ値上げではなく、できるだけ料金を抑えていく努力をしながら進めていくべきではないかと思います。したがいまして、今回の値上げは見送るべきだという立場から、反対の討論をさせていただきました。 大変恐れ入ります。次に、議案第79号、平成13年度一般会計補正予算(第4号)についての反対討論をさせていただきたいと思います。 補正額4億1,623万3,000円の減、補正後の予算総額は歳入歳出それぞれ434億6,802万7,000円という提案であります。身体障害者の情報バリアフリー設備整備事業補助金1,080万円、小学校施設環境整備事業2,200万円など、そのほとんどは支持できるものであります。しかしながら、問題点として次の点があると思うわけでございます。企業立地促進対策費3,724万2,000円であります。これは、大企業奉仕の、特に住友など力のある企業への企業誘致促進条例に基づく補助金であります。住友各社や住友関連企業への補助金として支出されているのが実態であります。今回の補正は、住友金属鉱山約828万円、住友化学402万円、住友共電が1,825万9,000円、住友ダウが462万8,000円など、全体の95%を住友関連企業が企業立地促進対策費として投入されているわけでございます。今、体力を不況のもとで大きく消耗している中小企業対策費の中に組み込んで、大変困っておられる中小商工業者にこそ支出すべき対象ではないかというふうに思うわけでございます。この問題点を指摘しまして、議案第79号については反対したいと思います。 最後に、議案第83号、新居浜市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について、以下平成13年度一般会計補正予算、そのほか特別会計の補正予算、議案第83号から議案第89号までを一括して討論したいと思います。反対の立場から参加したいと思います。 給与改定の問題でございますが、今回の給与改定は、民間に準拠した人事院勧告による給与などのマイナス勧告に沿ったものであるとされております。で、最初に人事院の勧告について触れてみたいと思うわけでございます。1948年7月、アメリカ占領軍の事実上の命令によりまして、公務員や公共企業体労働者の争議権剥奪、労働基本権を奪われましたが、それと抱き合わせで押しつけられたのが人事院勧告制度であります。人事院は毎年1回、政府に対して国家公務員の賃金や労働時間などについて勧告していますが、これは自民党政府が賃金の決定権と配分権を握り、公務員労働者に低賃金を押しつけるとともに、これをてことして、民間産業を含む労働者全体の賃金を切り下げようとするねらいを持つものであります。歴史的に見ましても、賃金統制の役割を果たしてきました。しかも、政府は人事院勧告すらしばしば無視してきたところであります。 この人事院の言う民間準拠という問題に関して次に述べたいと思います。民間の経営実態はどうかという点でございますが、民間は不況の深刻化で大変な実態であるというふうに想像しがちであります。実は、次に見ますように、この長期の不況のもとでも着実に利益を確保してきました。そして、経営体力をつけてきているというのが実態であります。具体的には、資本金10億円以上の企業の自己資本比率、これが90年と99年の対比で26.1%から31.5%へと5.4ポイント増、製造業平均でも37.3%から43.4%へと6.1ポイントも上昇しております。内部留保は、別名、ちょっと言葉は悪いですけれども、隠し利益というふうにも呼ばれております。1983年に43兆円、1988年には74兆円、そして1990年には102兆円だったものが、この2000年には何と173兆円まで増大させているわけであります。国家予算の2倍以上であります。そういう実態があるということも念頭に置いていただきたいと思うわけであります。 今回の給与改定は、人事院勧告によるマイナス勧告ということに沿ったものでありまして、一時金について民間の支給月数に応じて0.05カ月分を切り下げるというものであります。これで3年連続の実質賃下げであります。トータル約18万円の減少額となります、1人当たり。正規職員の総額だけでも1億6,000万円を、概算ですが、超えるものになります。これが地域経済に与える影響は、非常に大きいものがあると思うわけであります。そして、公務員の賃下げがやられれば、今度は民間の賃下げ、民間が賃下げやられれば、今度はそれに準拠して公務員の賃下げ、これが賃下げの悪循環が繰り返されているわけであります。これが新居浜市だけではありませんで、全国規模で繰り返されているわけですから、大変なものであります。政府が減税などで後押しをしておりますリストラも、まるでリストラごっこをしているようで、大企業の社会的責任はどこ吹く風、やりたい放題であります。また、年金制度の改悪の上に、小泉厚生大臣の時代に健康保険本人負担1割から2割への負担増、医療保険制度の大改悪とあわせて、消費税の5%への引き上げがやられました。さらにまた今、3割負担が言われております。医療保険制度の改悪の計画など、社会保障制度が次々と改悪されまして、将来不安が非常に大きくなっております。したがいまして、内需の6割を占める国民の購買力に水をかけて、不況がますます深刻化しているというのが実態であります。 このように見てきますと、この賃下げの悪循環にどこかで歯どめをかけないと、デフレスパイラルという言葉も聞こえてきておりますように、また日本経済にとって取り返しのつかない大変深刻な事態を迎えることになると、こういう声も聞こえてまいっておりますが、一刻も早く不況脱出の手を打つ必要があるのではないでしょうか。 繰り返しますが、内需の6割を占める国民の購買力を温める一つ一つの積み重ねが必要であるという立場から、また地域経済のためにも、今回の人事院の勧告に沿った賃下げについては反対であります。 以上で私の討論を終わります。どうもありがとうございました。 ○議長(山本健十郎) 竹林偉議員。 ○5番(竹林偉)(登壇) 市政同志会の竹林偉でございます。議案第72号、新居浜市特別職の退職金制度の廃止に賛成の立場から討論を行います。 まず初めに、平成13年3月議会において特別職すべての退職金制度を廃止する議案に対し、自民クラブ、公明党議員団等の反対により否決されたことに際し、現在までいろいろなところで多くの市民の皆さんから疑問の声が私に寄せられております。つい先日もある有識者から、なぜ市長の退職金廃止はできないのか、だれが反対しているのかと尋ねられたのであります。佐々木市長は、さきの3月議会の中で出された各議員の発言や、市民の皆さんから寄せられた声を受けとめ、再度検討修正し、今議会に市長のみの退職金制度の廃止をする議案を提出されているのであります。私は、こうした佐々木市長の退職金制度廃止の実現を支援するものであります。 私は、さきの3月議会で、退職金制度に反対された討論内容の反対理由を要約いたしますと、1つには、選挙公報では、市長のみの制度廃止であり、すべての特別職について廃止することは公約していない。1つは、行財政改革の先頭に立つということであれば、これだけが問題でありはしないか。1つには、6月議会に修正案を出しますであります。この反対した理由につきましては、新聞報道やCATV及び議会の傍聴者など、市民の多くの皆さんが見聞きしているところであります。市議会の会議録にも掲載し、保存されているのであります。 さて、この12月14日の市議会総務委員会での審議結果につきましては、新聞報道等で市民の皆さんが知ることとなったのであります。新聞報道等によりますと、反対者の発言内容であります。1つには、1度否決されたものを多少いじって出すのは議会に対する挑戦と報じられておりますが、私はこの活字を見るなり、まことに遺憾であり、唖然としたのであります。地方自治法をどのようにとらえておられるのでしょうか。与野党の厳しい意見の相違と対立はあれども、人間として大所高所に立ち、市民的な合意形成に導くのが議長や議長経験者の品格ではないでしょうか。何がそのような発言をさせたのでありましょうか。改めてまことにいわくであります。私は、新しい市長が誕生したのでありますから、潔くみずから深く自分を省みると同時に、民主主義のルールを真に受けとめ、市民の前に率先垂範するのが議会としてあるべき姿ではないかと考えるのであります。このようなぎくしゃくした姿も、他市に比較して新居浜市のまちづくりが市民の協調が得られずおくれる遠因の一つをつくっているのではないかと考えるのであります。 議員の皆さん、市民の皆さん、いかがでしょうか。私は一議員として、市民の皆さんから寄せられた夢や願いを毎議会ごとに発言、質問すれば、佐々木市長を初め理事者の皆さんは、私が行政に挑戦しているということでありましょうか。私は、同じことであっても、議員の使命として実現を図るため、議会の中で発言し、質問をし続ける市議会議員でありたいとの思いであり、多くの議員、市民の皆さんも、佐々木市長は議会に挑戦しているとは思っておりません。毎議会ごとに真に全市民の立場に立った議会提案をしていただきたいのであります。 また、3月議会で議論が尽くされているとのことでありますが、3月議会での議論については前段に述べたとおりであり、今回の廃止案は、3月議会で反対した議員の内容と同じとなっているのであります。それでも議論が尽くされているとお考えでしょうか。市民の皆さん、いかがでしょうか。 また、私には到底理解し得ない委員会審議の内容でありますが、再度良識ある議員初め市民の皆さんに訴えます。市長の任期が4年であります。4年ごとに支給される市長の退職金額は2,250万円であります。この金額は、市民に受け入れられるとお考えでしょうか。私は多くの市民、納税者の理解と賛同を得られたものであり、市長の退職金制度の廃止については、新しい地方分権時代にふさわしい内容のものであると確信いたしております。 以上の諸点から、私はもろ手を挙げてこの提案に賛成であります。 以上で私の賛成討論を終わります。 ○議長(山本健十郎) 伊藤初美議員。 ○9番(伊藤初美)(登壇) 市民クラブの伊藤初美です。議案第72号、市長の退職金を廃止するための条例改正案に賛成の立場で討論します。 これまで賛成議員さん、多くの方が討論されたんですけど、同じような内容も多くありますが、私は私の言葉で訴えさせていただきたいと思います。 市議会に市長の退職金を廃止するための条例改正案が出されましたが、総務委員会で賛否同数となり、委員長裁決で残念ながら否決されました。今回の市長からの提案は、すべての特別職を対象とした3月議会のときの提案とは異なり、3月議会で反対派議員が主張されたのとまさに同じ市長の退職金だけに絞ったものとなっていました。ですから、3月議会の否決理由からすれば、今回は当然可決されるものと思っておりました。ところが、否決されたのです。反対派議員は一体なぜ3月議会で主張した案となったのに否決したのでしょうか。理解に苦しみます。 また、先ほど反対派の議員さんが言われてましたが、市長は1人で退職金廃止をできないことは当然わかっておられます。そして、退職金をもらわない方法も多分いろいろ考えられた上で、条例改正しかないということで実行されようとしているものと思います。もしいろいろ方法があるんだろうと言われる方、いい方法があれば教えていただきたいと思います。 ここで明確にし、市民の皆さんに知っていただきたいことは、市長がなぜこの条例改正の提案をしているかということと、反対派議員さんたちが何を反対の理由として上げているかということです。市長は4年で2,250万円という退職金は余りにも高額であり、議員時代から疑問に思っておられました。そこで、自分が市長になったら退職金をなくしたいと選挙公約に入れられました。この公約は市民の皆さんの共感を呼び、ひいては市長や議会のことにも関心を持っていただけたのです。2,250万円といえば、市民が40年働いて退職金としてもらえるかどうかという金額です。市長の仕事が幾ら大変だといっても、それを4年ごとにもらえるというのは、市民の生活実感と余りにもかけ離れています。皆さんこのことを知ったときには、驚きの声を上げておられました。もし4年ごとに退職金として2,250万円が必要なほど市長の月々の報酬が少ないし、仕事に見合わないというのであれば、報酬等審議会で検討して、月々の報酬を上げていただければよいと思います。そうすれば市民にもよくわかります。現在、市長の年収は1,600万円ほどあり、公用車、交際費があり、専属のスタッフもいて、そこにかかる経費もかなりなものになります。これを聞いて市民の皆さんはどう思われるでしょうか。 それと、反対派議員さんが言われてましたが、欠陥のない条例なので廃止する必要はないのではということを言われたのですけれども、このことを市民が知らないし、わからなかったというのは欠陥ではないかと思います。どのくらいの市民の声なのかわからないというのであれば、住民投票も必要かなともさっき思ったりいたしました。また、他市への影響を考えて賛成できないと言われる方がおられますが、地方自治の自主自立を目指さなければならないときに、横並びの考え方は時代に逆行しているのではないでしょうか。一般質問のとき、私は教育のことで言いましたが、学校の横並びも問題になっている今です。今こそ新居浜市独自のやり方を提示するべきではないでしょうか。仮に、他市に影響があったとして、4年ごとに退職金が必要かどうかをそれぞれの市町村で論議し、自分の町を見直すきっかけになるのなら、よい影響を与えこそすれ、悪い影響を与えるとは思えません。ましてや、市長の退職金をどうするかは、そこに住む住民や議会が考えることであり、他市のことを新居浜市が口にするのはおかしいのではないでしょうか。他市の心配をするよりも、新居浜市民のことを考えてほしいのです。選挙で、市民は退職金廃止を公約とした佐々木市長を選びました。そして、その公約を守ろうとしているのです。そのことを否定することは、市民を否定することになるのではないでしょうか。市民のことを考えるのであれば、市長に公約を守らせるよう議会は要求していかなければならないのではないですか。 総務委員会を傍聴していて驚くような言葉を耳にしました。一度議会で否決されたものを再提案するのは議会への挑戦ではないか、報道陣もこれだけ来て、議会は非常に迷惑だ。全国的に例を見ない考えだ。ごり押しはいかがかというものです。一体議会って、議員って何のために存在しているのでしょう。市民のためではないのですか。議員は市民の利益になるように議論をするためにいるのではないですか。 また、金額については議論はあるが、制度廃止は問題があるとも言われました。が、どういった問題があるのか、具体的には言われませんでした。一体何が問題だというのでしょう。それさえ明確にせずに反対することはおかしいと思います。 今回の議会では、このほか大事な議案が継続審議になっています。継続にした理由の一つに、議案の検討時間の不足や話し合いの不足を言われた方もあるようです。20日近くの会期があって、休会中も何日かありました。それで時間がないというのは、私はおかしいと思います。それぞれの議案について、1時間ないし2時間の審議で継続審議を決めていますが、各委員会でもっと時間をかけ、気が済むまで、わかり合えるまで、意見が近づくまで議論をするべきではないかと思います。今回、市民公募の委員さんたちも、ボランティアの心でそれぞれの仕事を終えた後に駆けつけて、一緒に参加して案をつくってこられています。また、広く市民に意見を求めてつくっていった部分もあるようです。新居浜市をよくしていこうと頑張っておられる公募委員さんや市役所職員を納得させ得る議論をして継続審議という結果になったのか、疑問を感じずにはいられません。 これらの委員会を傍聴された市民の方に尋ねると、否定の理由がよくわからなかった、質疑に対して理事者側や市長の回答は納得できるものだった。反対している議員さんは委員の構成さえ知らず、勉強不足ではないのかと感じた。反対している議員さんだって新居浜市民の代表のはずなのに、市民のためにという議論ではなかった。新居浜市民にとって何が大事か考えてほしい。そして、それが伝わってくるよう発言してほしい。今までのように根回しをして議案を通してもらおうとしないと非難することは、一時代も二時代も前のことのようで、市民には余りにも理解しがたいと感想を述べておられました。 これから地方自治がもっともっと進み、合併も次々に進んでいくことでしょう。既に市民の意識も変わってきています。議員も市民の代表という自覚を持ち、これからの時代に向け、意識改革が必要だと思います。 それと、反対議員さんが言われておりましたが、議員としてのリスクを覚悟で議員定数削減を図ったとおっしゃいました。私は、議員としてのリスクを覚悟で歳費削減を図っただとよりよかったのにと、このことを提案できなかった自分を今反省しております。 以上、いろいろ申しましたが、議案第72号に賛成して討論を終わります。 ○議長(山本健十郎) 以上で通告による討論は終わりました。 これにて討論を終結いたします。 この際、暫時休憩いたします。 午後 4時23分休憩 ―――――――――― ◇ ―――――――――― 午後 4時23分再開 ○議長(山本健十郎) 休憩前に引き続き会議を開きます。 これより採決いたします。 採決は分離して行います。 議題のうち、まず議案第72号を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は否決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(山本健十郎) 起立多数であります。よって、議案第72号は否決されました。 次に、議案第77号を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(山本健十郎) 起立多数であります。よって、議案第77号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第79号を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(山本健十郎) 起立多数であります。よって、議案第79号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第83号を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(山本健十郎) 起立多数であります。よって、議案第83号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第84号を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(山本健十郎) 起立多数であります。よって、議案第84号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第85号ないし議案第89号の5件を一括採決いたします。 以上の5件に対する委員長の報告はいずれも可決であります。以上の5件はいずれも委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(山本健十郎) 起立多数であります。よって、議案第85号ないし議案第89号の5件はいずれも原案のとおり可決されました。 次に、議案第66号、議案第69号、議案第71号、議案第73号、議案第74号、議案第78号及び議案第80号ないし議案第82号の9件を一括採決いたします。 以上の9件に対する委員長の報告はいずれも可決であります。以上の9件はいずれも委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山本健十郎) 御異議なしと認めます。よって、議案第66号、議案第69号、議案第71号、議案第73号、議案第74号、議案第78号及び議案第80号ないし議案第82号の9件はいずれも原案のとおり可決されました。 ここで、当初申し上げたとおり議員全員協議会を開きますので、この際、暫時休憩いたします。 午後 4時26分休憩 ―――――――――― ◇ ―――――――――― 午後 5時49分再開 ○議長(山本健十郎) 休憩前に引き続き会議を開きます。(発言する者あり) 暫時休憩いたします。 午後 5時49分休憩 ―――――――――― ◇ ―――――――――― 午後 5時54分再開 ○議長(山本健十郎) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ―――――――――― ◇ ―――――――――― 小野豊實議員に対する懲罰の動議 ○議長(山本健十郎) お諮りをいたします。ただいま世良賢克議員ほか4人から地方自治法第135条第2項及び会議規則第156条第1項の規定により、小野豊實議員に対する懲罰の動議が提出されました。 お諮りいたします。この際、本動議を日程に追加し、議題とすることに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(山本健十郎) 起立多数であります。よってこの際、小野豊實議員に対する懲罰の動議を日程に追加し、議題とすることに決しました。 本動議を議題といたします。 職員に朗読をいたさせます。(発言する者あり) 所定の定数でこの案件は提出されておりますので、朗読をしてください。 ○議事課長(日野清) 平成13年12月20日、新居浜市議会議長山本健十郎様。 提出者、新居浜市議会議員世良賢克、新居浜市議会議員藤田若満、新居浜市議会議員堀田正忠、新居浜市議会議員加藤喜三男、新居浜市議会議員神野幸雄。 議員小野豊實君に対する懲罰の動議。 次の理由により、議員小野豊實君に懲罰を科されたいので、地方自治法第135条第2項及び会議規則第156条第1項の規定により動議を提出します。 理由、小野豊實議員に懲罰を科されたい。 ○議長(山本健十郎) この際、動議提出者の説明を求めます。世良賢克議員。 ○31番(世良賢克)(登壇) ただいま議題となっております案件について、提案者の一人として説明を加えたいと思います。 この件については、皆様御承知のように、きょう1日ずっとおつき合いをいただいたことでありますので、その情景、また発言、展開の模様等は余り申し上げなくてもおわかりいただけると思いますが、議案第72号の委員長報告に対し質疑の中で、小野豊實議員は演壇にお立ちになりました。質疑が質問と極めて紛らわしく、議長は議事整理の上から注意をいたしました。休憩を挟み再開する中で、発言の停止を宣告されるまで発言が続けられました。演壇でその発言をおやめにならないので、議長は議長席をおり、演壇に歩み寄って制止をいたしました。この発言の中身は、幾ら我々同僚議員といたしましても、議会の混乱、品位保持の上からも決して許されるものではありません。動議を提出し、今回の特別委員会の設置を切にお願い申し上げたいのであります。 私は、ぜひとも委員会条例に基づきます懲罰特別委員会を組織していただき、議会として対処をしていただきたいと思うのであります。同僚の議員としては、お互いに心情的には十分私どもも理解いたしておるところでありますが、議会としてはどうしてもこの問題の方向を明らかにする必要がございます。したがいまして、再度申し上げますが、特別委員会をつくっていただきたいことをお願い申し上げたいと思います。 で、問題の発言というのは、発言の前後に小野豊實議員の行動も加味されておるということであります。そして、その発言の中は極めて短い文言でありますが、「ちょうど1年前からの事件もありまして」と、1年前を推測できるということを前提に、「委員会の中ではこの詐欺的行為」という、議会としては決して言ってはならない発言に至っておる、このことを私たち5名は重要視をいたしておるわけでございます。したがいまして、何とぞ懲罰特別委員会の設置をもって問題の処理に当たっていただきたく、皆様に御賛同いただくよう提案理由の説明といたします。 ○議長(山本健十郎) 質疑はありませんか。田坂重只議員。 ○32番(田坂重只)(登壇) ただいま動議が提案されましたが、よいよようわからんので、世良議員にお尋ねします。 質問と際どい、紛らわしい、質疑と質問とを混同しとるということは一つ指摘の中にあったんですが、今まで世良議長は2年もやられたが、その中でも再々そういうことがあって、議長が停止して、停止したら、停止をさせて、中止をさせたらそれで片つくことで、それを殊さらせないかんという理由にはならん。これはむしろ、議長が不手際があって、ちゃんとその態度は、どこに議長おるんか知らんが、後の方で休憩じゃの議運じゃのいうことを言われて、それに従うたんかどうか知らんが、私は議運の中でも言いましたけど、そういうようなもんじゃないと、議長は采配をしてちゃんとしたら、きょうの議会やか早う終わっとんで、そのことがむしろ小野議員よりか責められるべきじゃないかというのが1つ。 それから、問題の中でちょうど1年前ということの話ですけど、1年前に言うたことをいろいろとってあれしますが、それは聞き取りをちゃんともう一遍私たちにも出してくれということをまず要求して、そのことが事実なんかどうなんかということもせんと、聞いただけではちょっとわからん。ほんで、石川議員に私もその速記録を出させと言うたら、今起こしよるとこじゃいうて、今起こしよるところか早からどこで流れとんか知らんが、そういう状態であるということは、私は承服しがたいということで、特に後で発言する機会あったら申しますが、議長の采配を責めるべきで、世良議員は先ほどの反対討論の中でも市長の責任で、混乱しとんのは市長の責任じゃじゃの言うけど、議会ちゅうのは議長が采配するんで、そこを忘れたらいかんのじゃないんで。それだけ申し上げて、答弁を願いたい。 ○議長(山本健十郎) 答弁を求めます。世良賢克議員。 ○31番(世良賢克)(登壇) お尋ねの点は御要望かと思っておったら、答弁をしなきゃならんということですが、議席の関係で隣同士いうのは極めていいんか悪いかわかりませんが、私の、おっしゃったことに対するお答えになるかどうかわかりませんが、説明をいたします。 反対されるというお立場の皆様方のお考えというものは、きょうの本会議の流れの中で、私はそれは自然の流れだと理解をしております。退職金を要らんとする信念があるようにも見えますけれども、政治の流れというものは一面的では見ることが難しいと思います。やはり表があり裏があり、前があり後ろがあるように、その辺の判断が極めて大事であろうと思います。したがって、最初におっしゃった質疑、質問の問題でありますが、この点については私たちもいろんな場面で質疑と質問は混同されるべきではないということは申し上げてまいりました。ただ、1年前とおっしゃった、そのことは私は議事録は見ておりません。ただ、そのときに同席をしておった一人として、大変感情的になって、次から次へと発言されたのは思い起こすことができます。したがって、そのことを重きをなしたんではなくて、きょう私が提案の説明をいたしましたのは、ただ「委員会の中でこの詐欺的行為」というその文言だけではなく、その発言に至った議長の制止にもかかわらず質問を続行された、その前後がやはり「詐欺的行為」という発言につながったんではないかということで、提案の中でも申し上げましたが、私は同僚議員として極めて残念な出来事だと思っております。 ○議長(山本健十郎) ほかに質疑はありませんか。竹林偉議員。 ○5番(竹林偉)(登壇) ただいま懲罰動議ということで、議会に議長の方から投げかけておりますんですが、皆さんのお手元にあります懲罰動議の内容が書式に従っておりませんので、このことは重大なミスを犯しておると思いますので、このようなことで審議を進むいうことについては、これは大変問題ありますし、世良議員の方から詐欺的行為ということを言われたんですが、私も詐欺いうふうなことをちょっと聞きましたんですが、何もだれが詐欺をしたとかいうことでないんで、ちょっとそのような議長が制止した中で言葉が出ただけで、だれも対象、おまえが詐欺とかいうふうなことを一つも触れておりませんので、そのことは私はないと思いますので、ちょっとこの内容につきましても、ちょっと余り深刻にとらえ過ぎとるんじゃないかと思いますんですよ。 以上です。 ○議長(山本健十郎) 答弁を求めます。世良賢克議員。 ○31番(世良賢克)(登壇) 竹林議員のお尋ねですが、私が読み上げたのは、問題とする箇所は、小野豊實議員の発言の部分です。発言部分を申し上げます。「ちょうど1年前からの事件もありまして、委員会の中でこの詐欺的行為」ということを反訳の中では出ておりますので、そのように説明をさせてもらいました。 以上です。 ○議長(山本健十郎) ほかに質疑はありませんか。田坂重只議員。 ○32番(田坂重只)(登壇) 質問と、私のはちょっと意見も入っとったかと思うけど、その中で特に今問題になっております詐欺的行為云々のところは、休憩時間中なのか、それとも正式な時間なのか、その確認も我々はすることがまだ今は許されてないと、そういう中でそういうことを言われても、そのことはまだ承服できんということでありまして、そのことを世良議員は何をもって仄聞したのか、その点と、事務局がしゃんとしてそのことは配るんか配らんのか、そこらの答弁もお願いします。 ○議長(山本健十郎) 答弁を求めます。世良賢克議員。 休憩いたします。 午後 6時12分休憩 ―――――――――― ◇ ―――――――――― 午後 6時15分再開 ○議長(山本健十郎) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ほかに質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山本健十郎) これにて質疑を終結いたします。(発言する者あり) お諮りいたします。懲罰の動議については、その提出とともに、委員会条例第7条の規定により懲罰特別委員会が設置されましたし、また会議規則第157条の規定により委員会の付託を省略して議決することができないことになっております。よって、本動議を懲罰特別委員会に付託いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議あり」「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山本健十郎) 御異議がありますので、起立により採決いたします。 本動議を懲罰特別委員会に付託することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(山本健十郎) 起立多数であります。よって、本動議については懲罰特別委員会に付託することに決しました。 この際、暫時休憩いたします。 午後 6時16分休憩 ―――――――――― ◇ ―――――――――― 午後 9時56分再開 ○議長(山本健十郎) 休憩前に引き続き会議を開きます。 お諮りいたします。懲罰特別委員の定数は9人にいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山本健十郎) 御異議なしと認めます。よって、懲罰特別委員の定数は9人とすることに決しました。 委員会条例第8条第1項の規定により、懲罰特別委員に藤田幸正議員、豊田康志議員、藤田統惟議員、真木増次郎議員、佐々木文義議員、岡崎溥議員、仙波憲一議員、原月美議員、白籏愛一議員、以上9人を指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山本健十郎) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました9人の議員を懲罰特別委員に選任することに決しました。 この際、暫時休憩いたします。 午後 9時57分休憩 ―――――――――― ◇ ―――――――――― 午後10時45分再開 ○議長(山本健十郎) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ―――――――――― ◇ ―――――――――― 会期の延長 ○議長(山本健十郎) お諮りいたします。この際、会期の延長を日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山本健十郎) 御異議なしと認めます。よってこの際、会期の延長を日程に追加し、議題とすることに決しました。 会期の延長を議題といたします。 今期定例会の会期は本日までと議決されておりますが、議事の都合により会期を12月21日までの1日間延長いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山本健十郎) 御異議なしと認めます。よって、会期は12月21日までの1日間延長することに決しました。 お諮りいたします。本日の会議はこれにて延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山本健十郎) 御異議なしと認めます。よって、本日はこれにて延会することに決しました。 明21日は午前10時から会議を開きます。 本日はこれにて延会いたします。 午後10時47分延会 |