平成12年第3回新居浜市議会定例会会議録第1号
目次
議事日程 本日の会議に付した事件 出席議員 欠席議員 説明のため出席した者 議会事務局職員出席者 開会(午前10時00分)
市長議会招集のあいさつ 議長報告 市長受賞議員に対してあいさつ 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 会期の決定 表決 日程第3 報告第4号~報告第9号 伊藤市長の説明 委員会付託省略 休憩(午前10時12分)
再開(午前10時12分)
表決 日程第4 議案第35号~議案第37号 伊藤市長の説明 柴田都市開発部長の説明 岡田光政君の質疑 稲見財務部長の答弁 小野豊實君の質疑 稲見財務部長の答弁 岡田光政君の質疑 神野助役の答弁 小野豊實君の質疑 神野助役の答弁 委員会付託 日程第5 議案第38号、議案第39号 伊藤市長の説明 原市民環境部長の説明 神野保健福祉部長の説明 委員会付託省略 休憩(午前10時50分)
再開(午前10時50分)
表決 日程第6 議案第40号~議案第43号 伊藤市長の説明 神野保健福祉部長の説明 小林消防長の説明 委員会付託 休憩(午前11時03分)
再開(午前11時14分)
日程第7 議案第44号、議案第45号 伊藤市長の説明 稲見財務部長の説明 委員会付託 日程第8 陳情第2号 委員会付託 日程第9 介護保険の円滑な導入に関する調査 佐々木少子・高齢化対策特別委員長の報告 休憩(午前11時33分)
再開(午前11時33分)
表決 日程第10 議員の派遣 表決 散会(午前11時35分)
本文
平成12年6月6日 (火曜日)
議事日程 第1号
第1 会議録署名議員の指名
第2 会期の決定
第3 報告第4号 継続費繰越計算書の報告について
報告第5号 継続費繰越計算書の報告について
報告第6号 繰越明許費繰越計算書の報告について
報告第7号 繰越明許費繰越計算書の報告について
報告第8号 専決処分した事件の承認について
(委員会付託省略)
報告第9号 専決処分した事件の承認について
( 同 上 )
第4 議案第35号 市道路線の認定及び廃止について
(都市建設委員会付託)
議案第36号 工事請負契約について
(総務委員会付託)
議案第37号 工事請負契約について
( 同 上 )
第5 議案第38号 新居浜市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定に
ついて
(委員会付託省略)
議案第39号 新居浜市乳幼児医療費助成条例の一部を改正する条例の制定に
ついて
( 同 上 )
第6 議案第40号 新居浜市浮川健康づくり基金条例の制定について
(教育福祉委員会付託)
議案第41号 新居浜市市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について
(総務委員会付託)
議案第42号 新居浜市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の
制定について
(総務委員会付託)
議案第43号 新居浜市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する
条例の一部を改正する条例の制定について
( 同 上 )
第7 議案第44号 平成12年度新居浜市一般会計補正予算(第2号)
(各常任委員会付託)
議案第45号 平成12年度新居浜市国民健康保険事業特別会計補正予算
(第1号)
(産業環境委員会付託)
第8 陳情第2号 国民健康保険料の引き下げと改善について
(産業環境委員会付託)
第9 介護保険の円滑な導入に関する調査
第10 議員の派遣
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本日の会議に付した事件
議事日程のとおり
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出席議員(33名)
1番 豊 田 康 志 君 2番 藤 田 統 惟 君
3番 竹 林 偉 君 4番 岡 崎 溥 君
5番 高須賀 順 子 君 6番 伊 藤 優 子 君
7番 伊 藤 初 美 君 8番 菅 秀二郎 君
9番 真 木 増次郎 君 10番 佐々木 文 義 君
11番 石 川 尚 志 君 12番 白 籏 愛 一 君
14番 岡 田 光 政 君 15番 近 藤 司 君
16番 山 本 健十郎 君 17番 伊 藤 萬木家 君
18番 杉 本 真 泉 君 19番 加 藤 喜三男 君
20番 仙 波 憲 一 君 21番 小 野 豊 實 君
22番 佐々木 龍 君 23番 田 坂 重 只 君
24番 井 上 清 美 君 25番 鈴 木 連太郎 君
26番 小 野 利 通 君 27番 橋 本 朝 幸 君
28番 藤 田 若 満 君 29番 堀 田 正 忠 君
30番 神 野 幸 雄 君 31番 原 月 美 君
32番 村 上 悦 夫 君 33番 世 良 賢 克 君
34番 中 田 晃 君
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欠席議員
13番 渡 辺 豊 君
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説明のため出席した者
市長 伊 藤 武 志 君
助役 神 野 秀 明 君
収入役 近 藤 宗 治 君
企画調整部長 山 中 嘉 一 君
財務部長 稲 見 重 幸 君
保健福祉部長 神 野 彰 君
市民環境部長 原 敏 彦 君
産業振興部長 高 橋 鎮 雄 君
都市開発部長 柴 田 晋八郎 君
下水道部長 小 泉 光 照 君
消防長 小 林 史 典 君
水道局長 岡 松 建 二 君
教育長 西 原 洋 昂 君
教育次長 山 下 倖 君
監査委員 加 藤 治 繁 君
港務局事務局長 加 地 信 義 君
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議会事務局職員出席者
事務局長 近 藤 収 君
庶務課長 鈴 木 一 生 君
議事課長 日 野 清 君
議事副課長 岡 正 士 君
庶務課庶務係長 高 橋 純 子 君
議事課主査 原 正 夫 君
議事課主査 井 上 毅 君
議事課主事 濱 岡 里 枝 君
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午前10時00分開会
○議長(世良賢克君) ただいまから平成12年第3回新居浜市議会定例会を開会いたします。
これより本日の会議を開きます。
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市長議会招集のあいさつ
○議長(世良賢克君) 市長より今議会招集のあいさつがあります。伊藤市長。
○市長(伊藤武志君)(登壇) おはようございます。開会に当たりまして一言ごあいさつを申し上げます。
本日、第3回市議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様方には格別御繁忙の中を早速御出席をいただきまして、まことにありがとうございます。
今議会に提案いたします案件といたしましては、平成12年度一般会計補正予算を初め、市政が今日当面いたしております重要諸案件についてでございます。議員の皆様方には十分御審議を賜りまして、適切な御議決を賜りますようにお願いを申し上げまして、開会に当たってのごあいさつといたします。よろしくお願いをいたします。
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議長報告
○議長(世良賢克君) この際、議長報告を申し上げます。
報告事項は、監査及び例月現金出納検査の結果についての報告、新居浜市土地開発公社及び新居浜市文化体育振興事業団の事業についての報告、会議出席報告並びに議員の表彰についてであります。
まず、監査及び例月現金出納検査の結果についての報告につきましては、監査委員から平成12年2月から平成12年3月までの間に行った監査の結果に関する報告書及び平成12年1月、2月、3月に行った例月現金出納検査の結果に関する報告書の提出があり、配付しておきましたから、御了承願います。
次に、新居浜市土地開発公社及び新居浜市文化体育振興事業団の事業につきましては、経営状況を説明する書類の提出があり、配付しておきましたから、御了承願います。
次に、会議出席報告であります。
全国市議会議長会新産業都市建設促進市議会協議会正副会長・監事会議及び第76回全国市議会議長会定期総会の報告は、議長報告書のとおりであります。お手元の議長報告書をお目通し願います。
次に、議員の表彰についてであります。
全国市議会議長会建設運輸委員会委員として世良賢克が感謝状を受けました。この際、市長より発言を求められておりますので、これを許します。伊藤市長。
○市長(伊藤武志君)(登壇) お許しをいただきまして一言ごあいさつを申し上げます。
このたび、全国市議会議長会におきまして、建設運輸委員会の委員として会務運営の御尽力によりまして、世良賢克議長さんがはえある表彰の栄に浴されました。まことに御同慶にたえない次第でございまして、心からお喜びを申し上げたいと思います。
なお、今後とも郷土新居浜市の発展のために大所高所からさらなる御指導、御協力のほどをお願い申し上げまして、お祝いのごあいさつとかえさせていただきます。おめでとうございました。
○議長(世良賢克君) これより日程に入ります。
本日の議事日程につきましては、お手元に配付の議事日程第1号のとおりであります。
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日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(世良賢克君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において岡田光政君及び近藤司君を指名いたします。
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日程第2 会期の決定
○議長(世良賢克君) 次に、日程第2、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から6月23日までの18日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(世良賢克君) 御異議なしと認めます。よって会期は18日間と決定いたしました。
なお、今期定例会の会期中における会議の予定は、お手元に配付の会議日程表のとおりであります。
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日程第3 報告第4号~報告第9号
○議長(世良賢克君) 次に、日程第3、報告第4号ないし報告第9号の6件を一括議題といたします。
説明を求めます。伊藤市長。
○市長(伊藤武志君)(登壇) ただいま上程されました報告第4号から報告第9号までの6件につきまして、一括して提案理由の説明を申し上げます。
まず、報告第4号、継続費繰越計算書の報告につきましては、一般会計におきまして継続費を設定して進めております公営住宅整備事業(治良丸団地8号棟)に係る継続費繰越計算書の報告でございまして、平成11年度予算額に対します未執行額を平成12年度へ逓次繰り越しいたしたものでございます。
次に、報告第5号、継続費繰越計算書の報告につきましては、水道事業会計におきまして継続費を設定して進めております新居浜市水道経営変更(第6次拡張)事業に係る継続費繰越計算書の報告でございまして、平成11年度予算額に対します未執行額を平成12年度へ逓次繰り越しいたしたものでございます。
次に、報告第6号、繰越明許費繰越計算書の報告につきましては、一般会計の一般下水路整備事業など15事業の繰越明許費繰越計算書の報告でございまして、事業実施のための条件整備、用地取得などに時間を要したこと並びに国の経済対策に伴う第2次補正予算に係る事業費の一部を平成12年度へ繰り越しいたしたものでございます。
次に、報告第7号、繰越明許費繰越計算書の報告につきましては、公共下水道事業特別会計の管渠等建設事業の繰越明許費繰越計算書の報告でございまして、国の経済対策に伴う第2次補正予算に係る事業費を平成12年度へ繰り越しいたしたものでございます。
次に、報告第8号、専決処分した事件の承認につきましては、平成12年度一般会計補正予算(第1号)についてでございまして、今回の補正予算は、参議院愛媛県選挙区選出議員補欠選挙の日程が確定したことに伴いますその執行経費につきまして補正予算の専決処分をいたしたもので、報告をし、承認を求めるものでございます。
次に、報告第9号、専決処分した事件の承認につきましては、平成12年度平尾墓園事業特別会計補正予算(第1号)についてでございまして、今回の補正予算は、特別会計における前年度歳入不足額に伴います繰上充用につきまして補正予算の専決処分をいたしたもので、報告をし、承認を求めるものでございます。何分ともよろしく御審議賜りますようにお願いを申し上げます。
○議長(世良賢克君) これより質疑に入ります。
報告第4号ないし報告第9号の6件に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(世良賢克君) 質疑なしと認めます。
お諮りいたします。ただいま議題となっております報告第8号及び報告第9号の2件については、会議規則第38条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(世良賢克君) 御異議なしと認めます。よって報告第8号及び報告第9号の2件については、委員会の付託を省略することに決しました。
この際、暫時休憩をいたします。
午前10時12分休憩
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午前10時12分再開
○議長(世良賢克君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより討論に入ります。
討論の通告はありません。よって討論なしと認めます。
これより報告第8号及び報告第9号の2件を一括採決いたします。
以上の2件は、いずれもこれを承認することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(世良賢克君) 御異議なしと認めます。よって報告第8号及び報告第9号の2件は、いずれもこれを承認することに決しました。
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日程第4 議案第35号~議案第37号
○議長(世良賢克君) 次に、日程第4、議案第35号ないし議案第37号の3件を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。伊藤市長。
○市長(伊藤武志君)(登壇) ただいま上程されました議案第35号、議案第36号及び議案第37号につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
まず、議案第35号、市道路線の認定及び廃止につきましては、国道11号バイパスの一部供用に伴いまして東田光明寺線、下東田西筋支線及び坂井東田線の3路線を廃止し、新たに東田光明寺線、東田側道2号線及び坂井岸の上線の3路線を認定するため、本案を提出いたしました。
次に、議案第36号及び議案第37号につきましては、いずれも工事請負契約についてでございまして、去る5月19日、一般競争入札によりまして落札業者の決定を見ましたので、契約を締結しようとするものであります。
まず、議案第36号、(仮称)中学校給食センター新築建築主体工事につきましては3億7,590万円で米谷建設株式会社と、議案第37号、西中学校校舎改築工事(2期工事)につきましては10億800万円で株式会社熊谷組四国支店とそれぞれ契約を締結するため、本案を提出いたしました。
なお、詳細につきましては担当部長から補足説明をいたしますので、よろしく御審議賜りますようにお願いを申し上げます。
○議長(世良賢克君) 補足説明を求めます。柴田都市開発部長。
○都市開発部長(柴田晋八郎君)(登壇) 議案第35号、議案第36号及び議案第37号について、一括して補足説明を申し上げます。
まず、議案第35号、市道路線の認定及び廃止についてでございますが、国道11号新居浜バイパス東田地区の暫定供用に伴いまして、関連する市道及び側道の見直しを行うものでございます。
まず、認定する路線は3路線でございまして、路線番号287号、東田光明寺線は、起点の変更により認定を行うものでございます。
次に、路線番号448号、東田側道2号線につきましては、国領川橋東詰めから11号バイパス北側側道部分を新たに市道認定するものでございます。
次に、路線番号717号、坂井岸の上線につきましては、昭和橋の撤去に伴い終点を変更し、認定を行うものでございます。
次に、廃止する路線は3路線でございます。路線番号287号、東田光明寺線と路線番号714号、下東田西筋支線につきましては、東田光明寺線起点の変更に伴い廃止するものでございます。
次に、路線番号717号、坂井東田線におきましても、終点の変更に伴い坂井岸の上線を新たに認定するために廃止するものでございます。
なお、本議案を含めまして市道の認定路線数は743路線、延長435.7キロメートルとなるものでございます。
次に、議案第36号、工事請負契約についてでございますが、本工事は、平成12年度事業として(仮称)中学校給食センターを新築するものでございます。
建物の構造及び規模についてでございますが、構造は鉄骨づくり2階建てとなっております。次に、規模でございますが、給食センター棟は1階床面積は1,898.38平方メートルと2階は333.77平方メートルで、延べ床面積は2,232.15平方メートルとなっております。
次に、仕上げについてでございますが、外部仕上げの壁はセメント板、建具はアルミサッシ、屋根はカラー鋼板かわら棒ぶきとなっております。次に、内部仕上げについてでございますが、壁につきましては化粧繊維強化セメント板張り仕上げで、床は塗り床仕上げ及び塩ビシート張り、天井はアルミバスパネル張り及び化粧ボード張りになっております。
次に、主要部屋構成についてでございますが、事務部門と厨房部門があり、事務部門につきましては事務室、会議室、休憩室、更衣室などがあり、厨房部門につきましては材料検収ゾーン、調理ゾーン、洗浄ゾーンに分類されております。
この建物の特色といたしましては、衛生管理、作業効率、維持管理の面からドライシステムを採用しており、安全性に配慮した給食づくりを基本として、雑菌の進入を防ぐために配置計画を材料の搬入から給食の搬出までを一連作業とした計画になっております。また、食物アレルギーを持つ生徒に対する配慮といたしましては特別調理室を設置しており、中学生の皆様に安全でおいしい給食を提供できるように計画されております。
なお、採光、通風、換気、消毒につきましても十分留意した計画となっております。
次に、議案第37号、工事請負契約についてでございますが、本工事は、平成12年度、13年度の2カ年事業として西中学校南校舎を改築するものでございます。
建物の構造及び規模についてでございますが、構造は鉄筋コンクリートづくりで、普通教室、音楽室、美術室、図書室、準備室、多目的スペース、保健室などの3階建て校舎と2階建ての渡り廊下となっております。次に、規模でございますが、校舎の1階床面積は1,221平方メートル、2階は1,406平方メートル、3階は1,025平方メートルで、延べ床面積は3,652平方メートルとなっております。
次に、仕上げについてでございますが、外部の壁の仕上げはコンクリート打ちっ放し弾性仕上げ材吹きつけ、建具はアルミサッシ、屋根は銅板かわら棒ぶきとなっております。次に、内部仕上げについてでございますが、壁につきましては塗装及び羽目板張りとし、建具は木質といたしております。床はフローリングブロック貼り、天井は化粧石こうボード張りになっております。
次に、室の構成についてでございますが、普通教室など11、音楽室1、美術室1、図書室1、準備室2、多目的スペース1、保健室1、相談室2、生徒会室1、配膳室1、便所6などとなっております。
その他附帯工事といたしましては、既設校舎鉄筋コンクリートづくり3階建て2,457.89平方メートルと鉄筋コンクリートづくり2階建て861平方メートルの解体、撤去及び外構工事がございます。
この建物の特色といたしましては、多様な学習を支える場として多目的スペースを校舎中央に配置をし、生徒たちがいろんな学習や活動を経験できるような環境として、機能的で柔軟な施設といたしております。また、従来の校舎の冷たい表情とは違う柔らかさをつくるために、生徒の感性にアピールするよう身近な場所に木質調の材料を採用いたしております。しかも、地域の歴史をかもし出す雰囲気を持つ銅板を屋根に使い、ヒマラヤ杉並木のアプローチや正門などの原風景を残すことにより、個性的で豊かな環境になるよう配慮いたしております。
以上で補足説明を終わります。
○議長(世良賢克君) これより質疑に入ります。
議案第35号ないし議案第37号の3件に対して質疑はありませんか。岡田光政君。
○14番(岡田光政君)(登壇) 議案第37号についてお尋ねをいたしたいと思いますが、今回、西中学校の校舎改築工事(2期工事)の契約金が10億800万円という大きな額となっております。そこでお聞きをいたしたいのは、今までの中学校、高等学校の建設等々に当たりましては地元企業が参入をし、問題なく建設をされ、地元民新居浜市民も喜んでおったと思いますが、今回入札契約相手方が高松の企業だということで、お聞きをいたしたいのは、この西中学校の建設に当たって地元企業が入れるような企業体を組むべきではなかろうかという私の考えでございますが、競争入札に当たっての新居浜市の考え方、今からも小学校、中学校の建設があろうかと思いますので、ひとつその辺を明確にお答えをお教えをいただきたいと思います。
以上でございます。
○議長(世良賢克君) 答弁を求めます。稲見財務部長。
○財務部長(稲見重幸君)(登壇) 岡田議員さんの質疑にお答えをいたします。
設計金額は1億5,000万円を超える工事のため、地方自治法施行令167条の5の規定によりまして、発注者の指名という裁量権の一部を放棄いたしまして、一定の資格を持つ者に限り入札に参加できるいわゆる条件つき一般競争入札を実施いたしたものでございます。この参加資格の設定につきましては、総合的経営力、技術力の審査及び過去の工事実績、十分な資格経験を有する技術者の配置などを勘案し、競争入札指名審査委員会において決定いたしたものでございます。
また、審議の過程におきまして、公共工事の発注は単体発注を基本的前提としておりますが、共同企業体の活用によって技術の結集などにより効果的な施工が確保できると認められる範囲にこの工事が該当するかについて審議をした結果でございます。1つには、南北を既設の校舎として使用しながら中央部分で施工しなければならない困難さの克服、2つには、高度な工種間の工程管理を必要とすること、3つ目には、ISO9000の資格が必要であること、また4つ目には、市内の学校としては初めての口径800ミリの基礎ぐい使用や100メートル近いロングスパンの建物である等によりまして、以上の理由から、この工事については単体発注は最良の選択であるとの結論を得たものでございます。
○議長(世良賢克君) ほかに質疑はありませんか。小野豊實君。
○21番(小野豊實君)(登壇) この工事の件について、先日新居浜の建築組合ですか、建築業者の代表の方が見えていろいろお話を聞かしていただいたんですけど、今言われたような工事の内容もある程度建築業者の方はわかっておったみたいな言い方もされておったし、それで何か今言う点数ですか、それで請負金額と点数とのいろんな条件、法律ですか、決まりがあるんではあるが、今までは今も岡田先生が言われたように、学校の工事というのが一応市内の業者が請け負うてやっておると、それで今度に限ってしたということは、金額が大きかったということらしいんですけど、市内の業者で共同でそういう体制をとるというようなことはできなかったんかどうかということと、そういう市としては一応こういう不景気な時代ですから、地元の業者に何とかという心があるとしたら、そういう指導もしても悪いことはないんじゃないんかという感じをするんですが、その辺ちょっとはっきりさしていただきたいと思います。はっきり言ってそういう指導ですか、そういうことをちょっとほのめかしたかどうかというような感じ、そういうことをしたにしたんではいかんのかどうかということも十分私もわかってないんで、その点ちょっとお願いします。
○議長(世良賢克君) 答弁を求めます。稲見財務部長。
○財務部長(稲見重幸君)(登壇) 先ほど共同企業体において入札を行わなかった理由等を申し上げたところでございまして、いわゆる条件つきの一般競争入札を実施したわけでございまして、単体発注が原則だということも申し上げましたが、そのようなことによりまして条件つきの一般競争入札を行ったわけでございます。
○議長(世良賢克君) ほかに質疑はありませんか。岡田光政君。
○14番(岡田光政君)(登壇) ただいま財務部長の方から説明がありましたが、説明をいただいた内容はもうわかっとんです。私が言よんのは、神野助役さんがトップでおられる審査委員会の中で決定をされたと、10億円の金額の委託契約、工事をするに当たっては、今の時世ですから地元の企業も入れるような考え方を持って取り組むべきではないんかと、今からいろいろな新居浜市が抱えておる美術館の問題だとか体育館の問題もあるだろうし、そういうことの工事を行うについては額が多い少ないではなしに、高度な技術については高松の業者が入ろう、よその業者が入っても仕方ないと思いますけれども、ひとつ地元の企業も潤うような共同体を組むような新居浜市の理事者の考え方を持つべきではないんか。
当初から西中学校の建設については、今答弁をいただいたら、初めから設計以前の問題として地元企業を排除したような考え方で西中学校の建設計画が立てられたように思いますので、そういう誤解を起こさないように、ひとつ地元の企業を入れた企業体を持つべきではなかろうかと思いますので、ひとつもう一遍新居浜市におられる企業の皆さん方も理解がいくような説明をいただいたらと思います。
○議長(世良賢克君) 答弁を求めます。神野助役。
○助役(神野秀明君)(登壇) 西中学校の共同企業体ということでのお尋ねであろうかと思いますが、先ほど財務部長の方からお答えを申し上げましたが、この競争参加資格審査会というものを編成をいたしております。その中で、1期工事の状況につきましても意見を建築の方からいろいろ聞いたわけでございますが、1期工事につきましても中規模程度の建築ではございましたが、高度な現場監理を要するというようなことで大手を選択をしたわけでございます。
この2期工事につきましても、1期工事にまさる3倍ほどの建物でございますことから、なおかつ校舎と校舎の間で建設をしなければならないという現場監理上、高度な静穏度を要するというふうなことで、安全管理あるいは環境対策といった点で、なおかつ技術的な面でも大口径のくいを111本打つとか、あるいはいろんな工種があるわけでございますが、これら各工種間での現場調整あるいは現場総合監理を要するというようなことから、大手あるいはJVにつきましても検討をしたわけでございますが、校舎と校舎の間での100メートル近い大変大きな新居浜市公共事業でも初めての建築物でございます。このようなことから、生徒の安全あるいは現場の環境保全というようなことから、共同企業体についても十分この審査会において検討をいたしたわけでございますが、大手単体でいくべきであろうと。
もちろんこれは建築の技術担当者の御意見も十分参考に聞かしていただきながら、1期工事のでき合いが大変すばらしい現場監理によって、これはもちろん御案内のように大手でいったわけでございますが、成果が得られ、安心できた高度な技術監理に大変敬服をしたというふうな御意見も拝聴しながら、私以下企画調整部長、財務部長、都市開発部長、下水道部長、産業振興部長、なお建築課長と契約課長が入った参加資格審査委員会でございますが、検討をいたした結果でございます。
なお、建設業界の方からは、自民党支部を経由するなどいたしまして地元へということで、このような景気の悪い状況でございますのでというふうな御要望の趣旨は承っておるわけでございます。
また、御指摘もございました過去学校建築については地元業者でというふうなことの御指摘をいただきましたが、この西中につきましては、御案内のように地元、古くからの1期工事をやられた現在大手の業者でございますが、施工をしていただきました。その結果、すばらしい成果を得られたわけでございますが、ほかで大手が入った学校といいますと新居浜小学校でございますが、これも特殊な工法を要することから参画されたというふうに記憶をいたしております。それ以外の校舎につきましては、建設業界からおいでになったときにも申し上げたんですが、今後それぞれ建てかえ等で学校の工事があろうかと思いますが、これは御案内のようにこの西中ほどの大きな建物ではないわけでございまして、そのようなときには当然のことながらそれぞれの資格において地元業者優先と、このようになろうかと判断をいたしております。
なお、当日、この議案にも出ておるわけでございますが、仮称でございますが中学校給食センターの、新築工事というものも審査を同日に行いました。これもいわゆるかなり大型の、また高度な現場監理、総合監理を要する建物でございますが、これについては地元オンリーでいこうというふうなことで、中学校給食センターについては地元、西中学校につきましては先ほど来申し上げましたようなことから大手単体というふうなことにさせていただいた、このような状況でございます。
以上でございます。
○議長(世良賢克君) ほかに質疑はありませんか。小野豊實君。
○21番(小野豊實君)(登壇) 今の説明から判断さしていただくと、建設審議会においても地元ではそれだけの技術がないと、また地元の業者にしてもそれだけの技術が、JVというんか何か地元の業者での共同体ではできんということを自他ともに認めとるということに判断される、私はそう感じるんですけど、そういうことになるんですかいな。
○議長(世良賢克君) 答弁を求めます。神野助役。
○助役(神野秀明君) 小野先生の質疑でございますが、点数というものが当然業者のいわゆる客観点数として、技術力とかあるいは経営力、そういうものを総合判断された中で付与されておる点数でございますが、今回の場合は大手1,250点以上というふうなことで、これは建設省基準で一定それに従っておるわけでございますが、大手にやらさしていただいております。
それでなお、できるかできないかという判断でございますが、やろうと思えば地元業者でもできたでありましょう。ただ、先ほど来申し上げましたように、現校舎と校舎の間でいわゆる授業をしながら、その教育現場という独特な静穏度といいますか、それを保ちながらの工事になるわけでございますから、そういうことを避けながらといいますか、そういうふうな工程管理を高度に組んでいくということにつきましては、地元業者ではとても難しかろうというふうなことから、やろうと思えばでけんことはございませんが、そういう先ほど申し上げました理由でもって大手単体でいくべきであろうなというふうな結論に至ったわけでございまして、決して地元業者で絶対ようせんとかそういうものではございませんが、そういう高度な現場監理を要するということになってまいりますと、1期工事の段でも申し上げましたように、これは御案内のように大手でいったわけでございますが、その建物よりも今回の2期工事が約3倍ほどの建物でございます。しかも図面にもございますように校舎と校舎の間での工事でございます。なおかつ南棟と今度できました北棟と生徒が行き来をする中での工事でございますので、安全管理あるいは環境対策、あるいはそういったことでの現場工程管理を調整をしながら高度な仕事をやっていくというふうなことで、これは大手に頼らざるを得ないという、これは技術陣の意見を十分参考にさしていただいて結果こういう結論に至ったということ。
なお、このことにつきましては、建設業協会にも私2度申し上げております。2度申し上げてわかっていただいておるものなりに私なりに判断をいたしておりました。
以上でございます。
○議長(世良賢克君) ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(世良賢克君) これにて質疑を終結いたします。
議案第35号ないし議案第37号の3件は、いずれも議事日程に記載のとおり、総務委員会及び都市建設委員会に付託いたします。
―――――――――― ◇ ――――――――――
日程第5 議案第38号、議案第39号
○議長(世良賢克君) 次に、日程第5、議案第38号及び議案第39号の2件を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。伊藤市長。
○市長(伊藤武志君)(登壇) ただいま上程されました議案第38号及び議案第39号につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
まず、議案第38号、新居浜市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定につきましては、国民健康保険法施行令の一部改正に伴い所要の条文整備を行うため、本案を提出いたしました。
次に、議案第39号、新居浜市乳幼児医療費助成条例の一部を改正する条例の制定につきましては、民法の一部改正に伴い所要の条文整備を行うため、本案を提出いたしました。
なお、詳細につきましては担当部長から補足説明をいたしますので、よろしく御審議のほどお願いを申し上げます。
○議長(世良賢克君) 補足説明を求めます。原市民環境部長。
○市民環境部長(原敏彦君)(登壇) 議案第38号、新居浜市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定につきまして、補足を申し上げます。
改正の内容につきましては、お手元の参考資料の3ページをごらんいただきたいと存じます。
今回の改正は、国民健康保険法施行令の一部を改正する政令が施行されたことに伴いまして、所要の条文整備を行うための改正でございます。
改正の内容につきましては、株式等に係る譲渡所得等に係る国民健康保険料の課税の特例について、附則第9項中「地方税法附則第35条の3第9項」を「地方税法附則第35条の3第12項」に改正するものでございます。
○議長(世良賢克君) 神野保健福祉部長。
○保健福祉部長(神野彰君)(登壇) 議案第39号、新居浜市乳幼児医療費助成条例の一部を改正する条例の制定につきまして、補足を申し上げます。
お手元の参考資料4ページをお目通しいただきたいと存じます。
この条例において、保護者の定義を親権を行う者、後見人その他の者で乳幼児を現に看護する者と定めておりますが、民法の一部を改正する法律が公布されたことに伴い新しく成年後見人制度が導入されたことにより、未成年者に対する後見人の名称が未成年後見人となったことにより、条文整備を行うものでございます。
改正の内容につきましては、第2条第2項中「後見人」を「未成年後見人」に改めるものでございます。
なお、この条例は、公布の日から施行することとなっております。
以上で補足説明を終わります。
○議長(世良賢克君) これより質疑に入ります。
議案第38号及び議案第39号の2件に対し質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(世良賢克君) 質疑なしと認めます。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第38号及び議案第39号の2件については、会議規則第38条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(世良賢克君) 御異議なしと認めます。よって議案第38号及び議案第39号の2件については、委員会の付託を省略することに決しました。
この際、暫時休憩いたします。
午前10時50分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
午前10時50分再開
○議長(世良賢克君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより討論に入ります。
討論の通告はありません。よって討論なしと認めます。
これより議案第38号及び議案第39号の2件を一括採決いたします。
以上の2件は、いずれも原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(世良賢克君) 御異議なしと認めます。よって議案第38号及び議案第39号の2件は、いずれも原案のとおり可決されました。
―――――――――― ◇ ――――――――――
日程第6 議案第40号~議案第43号
○議長(世良賢克君) 次に、日程第6、議案第40号ないし議案第43号の4件を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。伊藤市長。
○市長(伊藤武志君)(登壇) ただいま上程されました議案第40号から議案第43号につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
まず、議案第40号、新居浜市浮川健康づくり基金条例の制定につきましては、故浮川正延氏の遺志を継がれた遺族からの寄附金により、健康意識の高揚及び健康づくりの増進を図ることを目的とした新居浜市浮川健康づくり基金を設置するため、本案を提出いたしました。
次に、議案第41号、新居浜市市営住宅条例の一部を改正する条例の制定につきましては、平成11年度及び平成12年度公営住宅整備事業により建設中の治良丸住宅18戸を公の施設として管理し、除去した治良丸住宅8戸を公の施設から除くため、本案を提出いたしました。
次に、議案第42号、新居浜市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定につきましては、非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令の一部改正、原子力災害対策特別措置法の制定等に伴い、新居浜市消防団員等に対する損害補償の充実を図るため、本案を提出いたしました。
次に、議案第43号、新居浜市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、消防団員等公務災害補償等責任共済等に関する法律施行令の一部改正に伴い、新居浜市消防団員の処遇の改善を図るため、本案を提出いたしました。
なお、詳細等につきましては担当部長から補足説明をいたしますので、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○議長(世良賢克君) 補足説明を求めます。神野保健福祉部長。
○保健福祉部長(神野彰君)(登壇) 議案第40号、新居浜市浮川健康づくり基金条例の制定につきまして、補足を申し上げます。
去る5月1日に、若いときから健康の大切さを感じておられた故浮川正延氏の遺志を継がれた市内在住の浮川壽子さんほか親族から、健康づくりに役立ててほしいとの理由で5,000万円の寄附が寄せられましたので、この趣旨に沿い、健康意識の高揚及び健康づくりの増進を図ることを目的として、新居浜市浮川健康づくり基金を設置するための条例を制定しようとするものでございまして、本則7条からなっております。
第1条では設置目的を、第2条では基金の額を5,000万円にすること、第3条では基金の管理方法を、第4条では基金から生ずる収益の運用方法を、第5号では財政上必要がある場合基金の繰りかえ運用ができることを、第6条では基金の処分について、なお基金の額が5,000万円以下になる処分はできないこと、第7条では基金の管理に必要な事項は規則で定めることをそれぞれ定めておりまして、この条例は公布の日から施行しようとするものでございます。
○議長(世良賢克君) 小林消防長。
○消防長(小林史典君)(登壇) 議案第42号及び議案第43号につきまして、補足を申し上げます。
まず、議案第42号、新居浜市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定でございますが、参考資料の6ページから9ページをお開きいただきたいと存じます。
初めに、改正の要旨でございますが、まず、原子力災害対策特別措置法等が公布されたことに伴い、本条例の公務災害補償の対象に原子力災害に従事した消防団員等が追加されたものでございます。
次に、非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令の一部を改正する政令が公布施行されたことに伴い、補償額を改正し、新居浜市消防団員等に対する損害補償の充実を図ろうとするものでございます。
次に、改正の内容でございますが、第1点は、第1条中「第84条第1項」の次に「(原子力災害対策特別措置法(平成11年法律第156号)第28条第1項の規定により読み替えて適用される場合を含む。)」を追加しようとするものでございます。
第2点は、第2条中「同条第3項において準用する場合」を「同条第3項(原子力災害対策特別措置法(平成11年法律第156号)第28条第2項の規定により読み替えて適用される場合を含む。)において準用する場合及び原子力災害対策特別措置法第28条第2項の規定により読み替えて適用される場合」に、「同条第2項」を「災害対策基本法第65条第2項」に改めようとするものでございます。
第3点は、非常勤消防団員に係る補償基準額を階級及び勤続年数の区分に応じて引き上げ、最低額を「9,200円」に、最高額を「1万4,700円」にしようとするものでございます。
同じく消防作業従事者、救急業務協力者及び水防従事者等に係る補償基準額も、非常勤消防団と同じく最低額を「9,200円」に、最高額を「1万4,700円」にしようとするものでございます。
第4点は、介護補償額の引き上げでございますが、介護の状況により最高額を300円引き上げ「10万8,300円」に、常時介護を親族またはこれに準ずる者による介護を受けたときは180円引き上げ「5万8,750円」に、また随時介護を要する状況の障害については150円引き上げ「5万4,150円」とし、親族またはこれに準ずる者に介護を受けたときは90円引き上げ「2万9,380円」にしようとするものでございます。
第5点は、葬祭補償の引き上げでございますが、非常勤消防団員等が公務により死亡をした場合において、葬祭を行う者に対し、定額部分を1万円引き上げ「31万5,000円」にしようとするものでございます。
なお、この条例は公布の日から施行し、改正後の第1条、第2条の規定は平成12年6月16日から適用し、損害補償の基準を定める条項につきましては、平成12年4月1日から適用しようとするものでございます。
次に、議案第43号、新居浜市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、参考資料の10ページをお開きいただきたいと存じます。
初めに、改正の要旨でございますが、消防団員等公務災害補償等責任共済等に関する法律施行令の一部改正に伴い、新居浜市消防団員の処遇の改善を図るためのものでございます。
改正の内容でございますが、退職報償金を階級及び勤続年数の区分に応じそれぞれ2,000円引き上げ、最高額を「91万7,000円」に、最低額を「13万2,000円」にしようとするものでございます。
なお、この条例は公布の日から施行いたしますが、改正後の新条例の適用は平成12年4月1日とし、施行の日の前日までの間において新条例の適用を受ける消防団員については、支給された退職報償金は新条例に基づく退職報償金の内払いと見なすことになっております。
以上で補足を終わります。
○議長(世良賢克君) これより質疑に入ります。
議案第40号ないし議案第43号の4件に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(世良賢克君) 質疑なしと認めます。
議案第40号ないし議案第43号の4件は、いずれも議事日程に記載のとおり、総務委員会及び教育福祉委員会に付託いたします。
この際、暫時休憩いたします。
午前11時03分休憩
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午前11時14分再開
○議長(世良賢克君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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日程第7 議案第44号、議案第45号
○議長(世良賢克君) 次に、日程第7、議案議案第44号及び議案第45号の2件を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。伊藤市長。
○市長(伊藤武志君)(登壇) ただいま上程されました議案第44号及び議案第45号につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
まず、議案第44号、平成12年度新居浜市一般会計補正予算(第2号)について申し上げます。
今回の補正予算は、補助内示のございました駅前滝の宮線改良事業、新居浜駅菊本線改良事業、土地区画整理事業、ため池等整備事業及び駐車場の拡張を行います総合福祉センター駐車場整備事業、浮川健康づくり基金設置のための積立金並びに国民健康保険事業特別会計繰出金等について予算措置をいたすものであります。
次に、議案第45号、平成12年度新居浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)についてでございますが、今回の補正予算は、老人保健拠出金等を減額し、国保財政安定化支援事業繰入金等を増額措置いたすものでございます。
なお、詳細につきましては担当部長から補足説明をいたしますので、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○議長(世良賢克君) 補足説明を求めます。稲見財務部長。
○財務部長(稲見重幸君)(登壇) 議案第44号及び議案第45号の予算議案につきまして、一括して補足を申し上げます。
まず、議案第44号、平成12年度新居浜市一般会計補正予算(第2号)についてでございますが、今回の補正額は、予算書の1ページにございますように8億1,056万3,000円の追加でございまして、補正後の予算総額を歳入歳出それぞれ408億8,776万4,000円といたすものでございます。これを前年同期と比較いたしますと、額で12億8,644万6,000円、率で3.2%の増となっております。
内容といたしましては、補正予算参考資料の1ページ以下に整理をいたしておりますが、公共事業費では駅前滝の宮線改良事業、新居浜駅菊本線改良事業、土地区画整理事業等の用地費の増額などで2億5,930万円、構成比で32.0%となっております。
また、単独事業費といたしましては、現在の駐車場が狭隘なため、東側の用地を購入し、駐車場として整備する総合福祉センター駐車場整備事業、漁業活動の安定化を図るため沢津漁港沖合の海底に点在しております障害物を撤去する水産振興事業で2億4,491万4,000円、構成比で30.2%となっております。
また、施策費といたしましては、国保会計の財政安定化を図るため、一般会計から繰り出しを行います国保会計繰出金、7月28日から30日までグリーンフィールド新居浜において第3回国際親善フレンドリーサッカー大会を実施する国際化推進費、市民からの寄附金をもとに浮川健康づくり基金を設置する浮川健康づくり基金積立金などで3億634万9,000円、構成比で37.8%となっております。
これらを市税、地方交付税、国庫支出金、県支出金、寄附金、繰入金、繰越金、市債等の財源で措置いたしております。
今回の補正予算によりまして、財政計画総額419億3,635万8,000円に対しまして、一部未確定の事業費を除きまして97.5%を予算化いたしたところでございます。
次に、補正予算書及び予算説明書に基づき御説明を申し上げます。
予算説明書の2ページをお開きください。
第1表歳入歳出予算補正のうち、歳入といたしまして、市税1億2,000万円、地方交付税7,221万3,000円、国庫支出金6,440万円、県支出金2,115万円、寄附金5,000万円、繰入金2億円、繰越金5,000万円、諸収入200万円、市債2億3,080万円の8億1,056万3,000円を計上いたしまして、4ページにございます歳出経費に充当いたすものでございます。
次に、5ページ、第2表地方債補正の変更についてでございますが、ため池等整備事業、臨時地方道整備事業、都市計画事業につきましてそれぞれ起債の借入限度額を変更いたすものでございまして、これまでの限度額16億280万円に2億3,080万円を増額し、限度額を18億3,360万円に変更するものでございます。起債の方法、利率、償還の方法につきましては、いずれも記載のとおりでございます。
次に、特別会計予算についてでございますが、6ページをお開きいただきたいと存じます。
議案第45号、平成12年度新居浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)についてでございますが、今回の補正は、6,402万1,000円の増額でございまして、補正後の予算総額を歳入歳出それぞれ103億6,342万1,000円といたすものでございます。これを前年同期と比較いたしますと、額で3億1,466万円、率で3.1%の増となっております。
内容といたしましては、歳出では保険給付費344万6,000円、老人保健拠出金1,065万4,000円及び介護納付金101万2,000円の減額と、基金積立金5,000万円及び償還金2,913万3,000円の増額となっております。
歳入につきましては、国庫支出金1億5,664万4,000円、療養給付費交付金457万2,000円、一般会計繰入金2億5,334万9,000円、繰越金1億7,003万8,000円、連合会支出金3,573万6,000円の増額並びに国民健康保険料4,817万2,000円、諸収入5億814万6,000円の減額によりまして財源を調整いたしております。
以上で予算関係の補足を終わります。
○議長(世良賢克君) これより質疑に入ります。
議案第44号及び議案第45号の2件に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(世良賢克君) 質疑なしと認めます。
議案第44号及び議案第45号の2件は、いずれも議事日程に記載のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
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日程第8 陳情第2号
○議長(世良賢克君) 次に、
日程第8、陳情第2号は、議事日程に記載のとおり、産業環境委員会に付託いたします。
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日程第9 介護保険の円滑な導入に関する調査
○議長(世良賢克君) 次に、日程第9、介護保険の円滑な導入に関する調査についてを議題といたします。
本件に関し、少子・高齢化対策特別委員長の報告を求めます。佐々木少子・高齢化対策特別委員長。
○22番(佐々木龍君)(登壇) ただいま議題となりました介護保険の円滑な導入に関する調査について、本特別委員会における調査の経過及び結果について御報告いたします。
本件は、当市が直面いたしております少子化対策、高齢化対策の調査のため、他の2件の付議事件とともに当特別委員会において調査、検討を進めてまいったものであります。
介護保険は、寝たきりや痴呆の高齢者が増える一方で、介護をする人も高齢になり、また働く女性も増えるなど家族だけで介護をすることは難しくなり、介護を社会全体で支えるという理念のもと、生まれた制度であります。しかし、介護保険法の成立以降も、具体的な政省令が遅れ、介護認定やケアプラン作成時の問題点も指摘され、さらに第1号被保険者の保険料の取り扱いが変わるなど、国民、市民から見てもわかりにくい制度となり、直接事務に携わる市町村にとっても、多大な労力が必要とされ、平成12年4月1日から円滑に導入されることが望まれていました。
このようなことから、本委員会では、平成11年6月25日に設置されて以来、介護保険の円滑な導入についてを最優先課題として調査を進めてまいりました。本件に関しまして、平成11年12月までの調査、検討の結果については、既に平成11年12月第6回定例会において御報告を申し上げたとおりであります。
その後、平成12年2月18日、4月27日に委員会を開催し、調査を進めてまいりました。
2月18日の委員会の中では、認定作業やサービス提供事業者の状況、保険料徴収や自立者対策について理事者より説明を受けた後、円滑な導入に関する調査項目の扱いについて協議をいたしました。委員からは、実質今年度最後の委員会であり、4月から導入されるものなので、以後は高齢者保健福祉計画の策定に関する調査の中で扱えばよいとの意見も出ましたが、4月からの導入状況を見てから結論を出すべきとの意見もあり、6月議会を目途に調査項目の扱いについて本委員会としての結論を出すとの点で意見の一致を見ました。
4月27日の委員会では、円滑な導入に関してまず理事者より説明を受けました。それによりますと、4月25日時点での申請者総数が3,909件であり、これはほぼ予想どおりの数字であったとのことです。そのうち認定作業が終わっている方が3,606人、内訳は自立が329人、要支援が489人、要介護1が719人、要介護2が553人、要介護3が460人、要介護4が535人、要介護5が517人でした。
ケアプランの作成状況は、認定を受けた3,606人中、作成依頼届けが出ている方が2,173人、認定済み件数との差については、非該当329人、施設入所者681人、市外転出等が84人、114人の方は認定は受けたが介護保険は使わないという方でありました。以上、総合すると、ケアプラン作成率は87%であるとのことでした。
また、社会福祉法人による低所得者対策については、この時点では国の要綱がまだ未整備のこともあり、確定はいたしておりませんでした。
介護認定者の所得状況等の把握については、データがそろえば可能であるとの説明がありました。
市民に対する広報についても、委員からは積極的に行うべきとの意見もありました。
自立者支援のデイサービスやホームヘルプサービスの実施状況については、理事者より利用できなくて困ったということは特になく、スムーズにいっていると思うとの説明がありました。
苦情についても、理事者より今のところ目立った苦情はないが、保険料を払いたくないという金銭の問題が大半であるとの説明がありました。
第1号被保険者の保険証の送付については3月上旬にすべて終わっており、4月1日以降満65歳に達した方には順次送付しているとのことでありました。
以上のような経過を経て、調査項目の扱いについて委員に意見を聞いたところ、委員からは円滑な導入のためには低所得者対策は必要であり、政府に対して財政的な支援を求めることを議会としても行うべきであり、円滑に導入されたとは思わない。円滑な導入ということでは一区切りしてもいいと思うが、ケアをする立場、ヘルパーとかの問題がこれからは出てくると思う。オンブズマン制度の導入や、ヘルパーやケアマネージャーの労働条件を保障しなければこの制度は伸びていかない。制度は始まったが、これからどう改めていくかが問題である。市が行う手続面は、市が予想した数字と大体同じであることから見てもスムーズにいっていると思うが、実態として将来も負担が続くかということは難しいのではないか。税方式の方が公平になるのではないかなどの意見がありました。また、介護保険により従来受けてきた障害者福祉サービスが低下しているという指摘もありました。
このように、実態面としては、さきの各委員の意見にあるように今後に多くの課題を残しておりますが、認定申請受付、認定審査、ケアプラン作成などの手続き面では、厳しい状況の中、ほぼ円滑に導入されたという認識で一致し、なお今後本委員会の付議事件である、高齢者保健福祉計画の策定に関する調査の中でも引き続き調査研究をしていくということを確認の上、介護保険の円滑な導入に関する調査を終了するという結論に達しました。よって本委員会といたしましては、付議された本件の調査の結果につきましては、お手元に配付の委員会調査報告書のとおりの結論とし、当該事件の調査を終了することにいたしたいと考えおります。
以上で報告を終わります。
○議長(世良賢克君) これより質疑に入ります。
ただいまの少子・高齢化対策特別委員長の報告に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(世良賢克君) 質疑なしと認めます。
この際、暫時休憩いたします。
午前11時33分休憩
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午前11時33分再開
○議長(世良賢克君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより討論に入ります。
討論の通告はありません。よって討論なしと認めます。
これより採決いたします。
介護保険の円滑な導入に関する調査については、委員会調査報告書のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(世良賢克君) 御異議なしと認めます。よって本調査については、委員会調査報告書のとおり決定されました。
これで介護保険の円滑な導入に関する調査を終わります。
―――――――――― ◇ ――――――――――
日程第10 議員の派遣
○議長(世良賢克君) 次に、日程第10、議員の派遣を議題といたします。
全国市議会議長会主催により、7月3日から7月14日までの12日間実施される平成12年度欧州都市行政調査に、当市議会から小野豊實君を派遣をすることとし、その手続につきましては議長に一任されたいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議あり」と呼ぶ者あり)
御異議がありますので、起立により採決いたします。
全国市議会議長会主催による平成12年度欧州都市行政調査の議員の派遣については、以上のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。(「ちょっと、討論はないん」と呼ぶ者あり)
ない。
〔賛成者起立〕
○議長(世良賢克君) 起立多数であります。よって全国市議会議長会主催による平成12年度欧州都市行政調査の議員の派遣については、以上のとおり決しました。
以上で本日の日程は全部終了いたしました。
お諮りいたします。
議事の都合により、6月7日から6月13日までの7日間休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(世良賢克君) 御異議なしと認めます。よって6月7日から6月13日までの7日間休会することに決しました。
6月14日は午前10時から会議を開きます。
本日はこれにて散会いたします。
午前11時35分散会