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平成12年第3回新居浜市議会定例会会議録 第5号

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平成12年第3回新居浜市議会定例会会議録 第5号

目次

議事日程 
本日の会議に付した事件
出席議員 
欠席議員 
説明のため出席した者 
議会事務局職員出席者 
開議(午前10時02分) 
黙祷(皇太后陛下崩御)
市長一般報告 
日程第1 会議録署名議員の指名 
日程第2 議案第35号~議案第37号、議案第40号~議案第45号 
 白籏総務委員長報告 
 佐々木教育福祉委員長報告
 岡田産業環境委員長報告 
 田坂都市建設委員長報告 
 小野豊實君の質疑       
 白籏総務委員長の答弁  
休憩(午前10時46分) 
再開(午前11時16分) 
 岡崎溥君の討論       
 村上悦夫君の討論          
 伊藤優子君の討論    
 岡田光政君の討論 
 仙波憲一君の討論    
 佐々木文義君の討論 
 鈴木連太郎君の討論   
休憩(午後 0時05分) 
再開(午後 1時03分) 
休憩(午後 1時05分) 
再開(午後 1時08分) 
 表決 
休憩(午後 1時18分) 
再開(午後 1時40分) 
日程第3 陳情第2号   
 岡田産業環境委員長報告 
 岡崎溥君の討論 
 表決    
日程第4 委員会の所管事務調査
 表決                      
議案第46号、議案第47号 
 伊藤市長の説明               
 委員会付託省略
 表決                     
日程第5 議会議案第4号、議会議案第5号 
 村上悦夫君の説明 
 委員会付託省略                 
 高須賀順子君の討論
 表決                     
日程第6 道路交通網整備促進特別委員会の中間報告                藤田道路交通網整備促進特別委員長の報告 
市長あいさつ             
閉会(午後 2時16分)





本文       

平成12年6月23日 (金曜日)

  議事日程 第5号
第1 会議録署名議員の指名
第2 議案第35号 市道路線の認定及び廃止について
         (都市建設委員長報告)
   議案第36号 工事請負契約について
         (総務委員長報告)
   議案第37号 工事請負契約について
         ( 同   上 )
   議案第40号 新居浜市浮川健康づくり基金条例の制定について
         (教育福祉委員長報告)
   議案第41号 新居浜市市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について  
         (総務委員長報告)
   議案第42号 新居浜市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の
        制定について
         ( 同   上 )
   議案第43号 新居浜市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する
        条例の一部を改正する条例の制定について
         ( 同   上 )
   議案第44号 平成12年度新居浜市一般会計補正予算(第2号)
         (各常任委員長報告)
   議案第45号 平成12年度新居浜市国民健康保険事業特別会計補正予算
        (第1号)
         (産業環境委員長報告)
第3 陳情第2号 国民健康保険料の引き下げと改善について
         (産業環境委員長報告)
第4 委員会の所管事務調査
第5 議会議案第4号 アレルギー性疾患対策の早期確立を求める意見書の提出に
          ついて
         (委員会付託省略)
   議会議案第5号 道路特定財源制度の堅持を求める意見書の提出について
          (委員会付託省略)
第6 道路交通網整備促進特別委員会の中間報告
――――――――――――――――――――――
  本日の会議に付した事件
日程第1 会議録署名議員の指名
日程第2 議案第35号~議案第37号、議案第40号
    ~議案第45号
日程第3 陳情第2号
日程第4 委員会の所管事務調査
議案第46号、議案第47号
日程第5 議会議案第4号、議会議案第5号
日程第6 道路交通網整備促進特別委員会の中間報告
――――――――――――――――――――――
  出席議員(34名)
 1番   豊 田 康 志 君 2番   藤 田 統 惟 君
 3番   竹 林   偉 君 4番   岡 崎   溥 君
 5番   高須賀 順 子 君 6番   伊 藤 優 子 君
 7番   伊 藤 初 美 君 8番   菅   秀二郎 君
 9番   真 木 増次郎 君 10番   佐々木 文 義 君
 11番   石 川 尚 志 君 12番   白 籏 愛 一 君
 13番   渡 辺   豊 君 14番   岡 田 光 政 君
 15番   近 藤   司 君 16番   山 本 健十郎 君
 17番   伊 藤 萬木家 君 18番   杉 本 真 泉 君
 19番   加 藤 喜三男 君 20番   仙 波 憲 一 君
 21番   小 野 豊 實 君 22番   佐々木   龍 君
 23番   田 坂 重 只 君 24番   井 上 清 美 君
 25番   鈴 木 連太郎 君 26番   小 野 利 通 君
 27番   橋 本 朝 幸 君 28番   藤 田 若 満 君
 29番   堀 田 正 忠 君 30番   神 野 幸 雄 君
 31番   原   月 美 君 32番   村 上 悦 夫 君
 33番   世 良 賢 克 君 34番   中 田   晃 君
――――――――――――――――――――――
  欠席議員
な   し
――――――――――――――――――――――
  説明のため出席した者
 市長         伊 藤 武 志 君
 助役         神 野 秀 明 君
 収入役        近 藤 宗 治 君
 企画調整部長     山 中 嘉 一 君
 財務部長       稲 見 重 幸 君
 保健福祉部長     神 野   彰 君
 市民環境部長     原   敏 彦 君
 産業振興部長     高 橋 鎮 雄 君
 都市開発部長     柴 田 晋八郎 君
 下水道部長      小 泉 光 照 君
 消防長        小 林 史 典 君
 水道局長       岡 松 建 二 君
 教育長        西 原 洋 昂 君
 教育次長       山 下   倖 君
 監査委員       加 藤 治 繁 君
 港湾局事務局長    加 地 信 義 君
――――――――――――――――――――――
  議会事務局職員出席者
 事務局長       近 藤   収 君
 庶務課長       鈴 木 一 生 君
 議事課長       日 野   清 君
 議事副課長      岡   正 士 君
 庶務課庶務係長    高 橋 純 子 君
 議事課主査      原   正 夫 君
 議事課主査      井 上   毅 君
 議事課主事      濱 岡 里 枝 君
―――――――――― ◇ ――――――――――
  午前10時02分開議
○議長(世良賢克君) これより本日の会議を開きます。
 皇太后陛下には、去る6月16日、崩御あらせられました。この際、弔意をあらわすため黙祷をささげたいと思います。
 御起立をお願いします。
 黙祷。
  〔黙祷〕
○議長(世良賢克君) 黙祷を終わります。
 御着席ください。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  市長一般報告
○議長(世良賢克君) この際、諸般の報告を行います。
 市長より報告があります。伊藤市長。
○市長(伊藤武志君)(登壇) 一般報告を申し上げます。
 報告事項につきましては、去る6月7日開催されました第70回市長会議の出席報告でございますが、このことにつきましては、お手元の文書をもって御報告にかえさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。
○議長(世良賢克君) これより日程に入ります。
 本日の議事日程につきましては、お手元に配付の議事日程第5号のとおりでありますが、日程第2終了後、議員全員協議会も予定をいたしております。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(世良賢克君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において佐々木龍君及び田坂重只君を指名いたします。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第2 議案第35号~議案第37号
  及び議案第40号~議案第45号
○議長(世良賢克君) 次に、日程第2、議案第35号ないし議案第37号及び議案第40号ないし議案第45号の9件を一括議題といたします。
 以上の9件に関し、各常任委員長の報告を求めます。まず、白籏総務委員長。
○12番(白籏愛一君)(登壇) ただいまから総務委員会の報告をいたします。
 本委員会は、6月20日に委員会を開催いたしました。
 本委員会に付託されました議案第36号、議案第37号、及び議案第41号ないし議案第44号の6件につきまして、本委員会における審査の経過及び結果について、御報告申し上げます。
 まず最初に、議案第36号、工事請負契約について御報告を申し上げます。
 本案は、(仮称)中学校給食センター新築建築主体工事の請負契約についてであります。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 まず、造成工事について数点質疑がありました。
 初めに、埋立工事が中断されているとのことであるが、経過についてどのようになっているかとの質疑に対し、3月17日から21日まで延べ約81台のトラックで、県工事で生じた尻無川のしゅんせつ土、合計370立米搬入した。この時点で、現場から臭気がするとの報告があり、中断した。その後、山土の購入土で埋め立てを再開したが、既に搬入している尻無川の土が残っていることについて疑義が生じ、撤去という話も出てきたので、山土での埋め立ても中断し、現在に至っているとの答弁がありました。
 次に、臭気があるとのことであるが、土質試験についてどのように行ったかとの質疑があり、これに対し、昭和46年に通達が出ており、その中で、土質試験については24項目の環境項目が規定されている。今回はこれ以外に10項目ほど余分に検査を実施しているが、その結果はすべて基準値以下となっているとの報告を受けているとの答弁がありました。
 続いて、ダイオキシンについての検査は行っていないのかとの質疑に対し、今回は試験の対象にしていなかった。ダイオキシンの分析ということにしても、県に申し上げてというようなこともあり、分析結果が出る出ないは別にして、撤去なども含め検討し、早急に結論を出し、少なくとも本体の完成に影響を及ぼすことのないよう取り組んでまいりたいとの答弁がありました。
 次に、撤去についての費用はどのくらいかかるかとの質疑に対し、詳しくは計算していないが、下の370立米を撤去するだけで150ないし200万円くらいの費用がかかるのではと考えているとの答弁がありました。
 次に、本体工事について数点質疑がありました。
 まず、給食の関係なので、厨房は非常に大切であると思うが、どういう段取りでやろうとしているのかとの質疑に対して、松山市においては、器具をおさめていく段階で、建物を増設しないと入らないというようなことがあったということから、新居浜市の場合は、厨房機器全体を4つのブロックに分け、建物にちゃんとおさまる設計をした上で工事施工伺として出てきている。4つのブロックとは、原材料を受け入れる検収室とストック部分を中心に1ゾーン、続いて調理部門、炊飯部門、次にでき上がった給食を学校まで持っていく前にコンテナなどを給食センターで一時搬出までの整理をする部分及び食事が終わり、持ち帰った食器類を洗う部分の4ゾーンに分けられている。
 次に、虫等の侵入対策についての質疑に対し、一つ一つの工程ごとで小動物の侵入を防ぐことや小さい穴から昆虫類が入らないよう工夫している。また、数カ所にエアカーテンをつけるなどの対策を行っているとの答弁がありました。
 次に、入札に参加した9社について、本社が市外にある会社はどこなのか、また基準はあるのか、さらに基準に見合う業者は何社くらいあるのか、また地元というのはどのラインで考えているかとの質疑があり、本社が市外にあるのは、一宮と森高組である。基準については、いろいろな条件はあるが、点数でいうと730点以上であり、基準に見合う業者は15社である。また、地元業者というのは、地元の建設業協会に加入している会社という扱いをしているとの答弁がありました。
 質疑終了後、本案に関し討論に付したところ、入札そのものは公正に行われたであろうとの前提で、工事請負契約については、来年1学期から給食を開始するということで賛成したいと思うが、安全性について問題となっており、また検討しているというような課題もあるので、工事施工については、問題点について万全な対策が確立された後着工ということを強く望んで賛成したいとの意見が述べられました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第36号については全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第37号、工事請負契約について御報告を申し上げます。
 本案は、西中学校校舎改築工事2期工事の請負契約についてであります。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 まず、随分前から、工事発注についてはできるだけ地元の中小業者に配慮しようとのことで共同企業体方式を採用してきたが、この方式について行政としてどういう見解を持っているのかとの質疑に対し、共同企業体についての考え方については、平成6年以来、国の指導が非常に強くなり、単体発注の原則の一層の徹底ということがうたわれてきている。これは共同企業体にいろいろ問題が生じたからだと思う。これについて、新居浜市は多くの工種を必要とする大型建設物について、女性センター、総合福祉施設、商業振興センター、広瀬歴史記念館等を単体発注を実施してきている。そのうち大手は3社だが、そういう状況の中で西中についても工事発注の段階から指名審査委員会等で工事の中身、特性等を検討した結果、これはやはり大手による施工に任せる必要があるとの判断から、このような一般競争の条件にした。本来、特定共同企業体というのは、実力のある者が寄って、効率のいい工事を進めていくというのが本旨である。ただ、中小企業の受注の拡大ということから、分離分割の推進や共同企業体の利用等を進めている。ポンプ場建設等については、市内の業者の施工力の向上などが見られることから、既に数年間にわたり大手とのジョイントベンチャーを承認して推進している。それぞれの工事について、その特性を見きわめた上で発注しており、特に大型建設物については、経験からの工程管理等のウエートが大きく、今回の判断に至ったとの答弁がありました。
 次に、共同企業体の考え方だが、この工事は金額は大きいが、技術的問題もあるとのことだが、そう難しい工事でないとも聞く。ここ数年、大山建設その他倒産企業が出るなど、新居浜の業界の実態が非常に苦しい状態になってきている。地元を育成するという思想が伝わっていない。地元に対する配慮を前向きで考えて、それでいけないという結論が出ていればいいが、地元を排除している観がするとの質疑に対し、基本的には地元に発注したいというのは、常に契約案件が上がるたび、そのことは基本的にあるし、そのことに努めている。ただ、今回の工事については、個々の工事をとれば、地元の業者でもできることも多々あるだろうこともわかる。ただ、それを総合的に判断して、たくさんの業種を的確に運営していかなければならないという進行管理、工程管理とかを議論した中、このたびはやむを得ないということで大手ということになったとの答弁がありました。
 次に、難しい工事とか授業中だというのであれば、地元の業者でもある程度いけるとすれば、仮設教室を建てるとか、近くの若宮や惣開のあいている教室を使うなど、地元に配慮するという前向きの検討があったかの質疑に対し、普通教室10教室分の確保が難しく、また交通安全等問題がある。また、プレハブ設置をするとしても、平家となると運動場を使い切るような状況となり、また2年間リースすることになるが、その費用についても3億5,000万円程度かかると見ている。特にプレハブ設置は、子供たちの授業に影響するところが大きいので、現在の校舎を利用していくという考えであるとの答弁がありました。
 次に、大企業というか大手を選択した理由をとの質疑に対し、1点目は、毎日の授業に使われる校舎と新たに建設される校舎が隣接するため、教育現場への影響を最小限にとどめるため、綿密な監理体制が求められることから、学校建築に対する豊かな経験と高度な監理能力を持つ施工者を選定し、責任施工を要求することが責務であると考えている。2点目は、南棟建設及び既設校舎解体を主とする2期工事では、99メートルのロングスパンの建物で、本市の学校建築としては最大級の建築物である。3点目は、地下部分の水位が高く、また埋設されている尾鉱処理、また基礎くいが1期工事の600ミリを上回る800ミリの大口径PHCくい106本を使用し、超ロングスパン校舎を建設すること。4点目は、本市の学校では初めて中空スラブ構造を採用し、工期の短縮を図るとともに、階高、天井高を最大限に確保することにしている。この4点の理由から、大手企業への発注となったとの答弁がありました。
 次に、地元企業の技術力だが、地元の大手の業者に意見は聞いたのかとの質疑に対して、指名競争の条件設定の段階で、地元の業者の意見を聞いたことは過去にもないとの答弁がありました。
 次に、1期工事における地元業者に発注された分についてはどのようになっているのかとの質疑に対して、3億5,000万円のうち1億6,000万円を超える金額について、地元の業者が契約している実態となっているとの答弁があり、次に本市の業界の状況をどのように理解しているかとの質疑に対して、先般1社が不渡りを出したとの情報も聞いた。各会社の経営状況について詳しいことはわからないが、契約課としてできることは、分離分割でできるだけ幅広く仕事が渡るようにということと、発注を早めること。それともう一点、本市では前払い金を4割、最高2億円まで払うという条件で、制度上できることは、十分とは言わないができるだけのことはやっていると考えているとの答弁がありました。
 次に、1期工事で立派にやったという藤木工務店が、今回この中になぜ入っていなかったかとの質疑に対して、理由はわからないとの答弁がありました。
 次に、今度は熊谷組が落札しているが、選挙が終われば倒産がばたばた出るのではないかとのうわさもあるが、もし落札した会社が倒産したらどうなるのかとの質疑に対し、国会においても会社分割法とか民事再生法とかの法律ができているが、通常においては、大きい小さいにかかわらず、倒産すると保証会社がその出来高によって清算をし、あと残りについてはまた発注するということになるとの答弁がありました。
 次に、熊谷組の下請として1,250点以上の持ち点がある業者は参加できるのかとの質疑に対して、丸投げ以外は下請したらいけないという決めはなく、別に支障はないとの答弁がありました。
 次に、建設の工事の平面図を見ると、エレベーターがないように思うが、またトイレを車いすでも使えるようなものを設置の考えはないのかとの質疑があり、これに対して、トイレについては、1階に身障者用を、また各階に洋式トイレを設置している。車いすでも少し狭いとは思うが、対応できるものとの考えに立って設計をしている。エレベーターについては、現在のスペースで外づけの対応ができるような計画になっているとの答弁があり、さらに新しい校舎を建てる多額の費用を要することは承知するが、現在の時代背景の中、現時点でなぜエレベーターが組み込めなかったかとの質疑に対し、この建物に設置するエレベーターとしては、最低でも6人乗りというような比較的中型のエレベーターになるので、数千万円の費用がかかる。それと、維持費としても年間100万円単位必要と聞いている。現在、西中では特殊教育も行っているが、この件については1階の方で対応することにし、現在エレベーターを必要とする状況にないということなどから今回のような計画にしたとの答弁がありました。
 次に、審査委員会だが、委員の中に建築士とか技術屋さんはいるのかとの質疑に対して、この西中のときには、市役所にいる1級建築士の職員に来てもらって意見を聞いたとの答弁がありました。
 質疑終了後、本案に関し討論に付したところ、まず本案について反対したいと思う。大手でなければならない理由、共同企業体とはしないことについて、説明で納得しがたいからである。学校ということで種々心配されることは、十分過ぎるくらい考える筋合いのものと思うが、その監理能力については、残念ながら新居浜の中小企業では少し難しいかと思うが、企業体さえ組めば十分できると確信する。
 次に、非常に厳しい建設現場の条件で、工事監理、工程管理が非常にシビアな条件が要求されるとの話であったが、大手企業のノウハウを生かしていくことも十分考えられる。行政としては、そういうところでの事業だから、単体発注でよい企業に任せておけば安心という気持ちはわかるが、冷え切った地域経済、しかも10億円という金額を投資する事業だから、市内の中小企業をこの事業に参加させるのが当然だろうと思った。そういう意味で、この議案には賛成しかねる。
 次に、入札においての必要性という点で、公正と市民の公共の福祉を守るという観点で守らなければならないものと地場産業の育成というのは違う観点で考えていかなければならない。理事者の答弁にはまだ不十分な点も多々あろうと思うので、今後の研究を求めて賛成する。
 次に、反対討論された2人の方と大体同じ意見だが、市長も3月議会で新居浜経済は非常に大変だ、特に中小企業がとても厳しいと言っていた。こういう問題できちんと反映されなければならない。市側の努力というか経過が非常に不十分というように感じる。今後のこともあるので、文字どおり地元、そして中小企業を重視していくという立場から、この議案には反対する。
 次に、この議案に賛成の立場から討論する。1期工事では、藤木工務店が入札されたことに対して、地元に1億6,000万円以上の実績を残しているし、今回の2期工事に関しても、それ以上のパーセンテージで地元業者がかかわることを要望して、本議案に賛成する。
 次に、要するに地元企業あるいは地元に対する考え方が弱いのではないか。いろいろ反対されているが、それは排除するための自分の考え方を通すためのもので理解できない。ついては反対するとの意見が述べられました。
 以上の経過を経て、採決の結果、議案第37号については可否同数となり、委員長裁決の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第41号、新居浜市市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について、議案第42号、新居浜市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第43号、新居浜市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定についての3件について一括して御報告を申し上げます。
 本委員会は、これら3件につきまして理事者より詳細なる説明を聴取し、審査いたしました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第41号ないし議案第43号の3件については、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第44号について御報告申し上げます。
 議案第44号、平成12年度新居浜市一般会計補正予算(第2号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳入全部、歳出第2款総務費、第2表地方債補正変更であります。
 本委員会は、本案につきまして理事者より詳細なる説明を聴取し、質疑応答を行い、審査いたしました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第44号については全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上で総務委員会の報告を終わります。
○議長(世良賢克君) 次に、佐々木教育福祉委員長。
○22番(佐々木龍君)(登壇) それでは、ただいまから教育福祉委員会の報告をいたします。
 本委員会は、6月19日委員会を開催いたしました。本委員会に付託されました議案第40号及び議案第44号の2件につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
 まず、議案第40号、新居浜市浮川健康づくり基金条例の制定について御報告申し上げます。
 まず、運用益の予想はとの質疑があり、これに対しては、利息0.25%、額で12万5,000円との答弁があり、次に第5条の繰り替え運用とはとの質疑に対しては、繰り替え運用は原資取り崩しではなくて、基金の現金の一時借り入れができるということであるとの答弁がありました。
 また、具体的に何をするのかとの質疑に対しては、チラシなどでの啓発、健康教育についての調査研究、健康づくり関係団体の育成などであるとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第40号については全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第44号について御報告申し上げます。
 議案第44号、平成12年度新居浜市一般会計補正予算(第2号)における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳出第3款民生費、第1項社会福祉費、9目総合福祉センター費、第2項児童福祉費、第4款衛生費であります。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 まず、総合福祉センター駐車場用地購入に関して、その面積、単価、駐車場台数はとの質疑があり、これに対しては、面積は1,260.79平方メートル、単価は1平方メートル当たり18万1,500円、台数は42台であるとの答弁がありました。
 次に、単価は妥当か、この場所に決めた理由は、また駐車場不足は当初から予想されていたのではないか、さらに市の考え方としてきれいな農地を簡単につぶしていいのかということをどう考えているかとの質疑に対して、単価は近隣の取引事例を参考に、不動産鑑定士も入り決定した。場所は、周辺3カ所を候補地に選定したが、安全性と利便性から、この場所に決めた。当初の段階でも駐車場計画はあったが、話がまとまらなかった。簡単に農地をつぶし過ぎるということの問題点は同感であり、駐車場の立体化なども庁内で議論したが、今回は敷地内のレイアウトや長期的に見てベターであろうという結論に達したとの答弁がありました。これについては、委員から、今後の公共施設の計画時には十分配慮してほしいとの意見がありました。
 また、高齢者や障害者が使う周辺道路への配慮がないのではないかとの質疑に対しては、警察南側の道を西に進み、建物と駐車場予定地の間から出入りする計画であるとの答弁がありました。
 さらに、保育事業に関連して、公立保育園の土曜保育の時間はとの質疑があり、これに対して、公立の場合7時30分から18時までで、通常保育と同じ時間帯であるとの答弁、また延長保育の実施は国の少子化対策に影響されるのかとの質疑に対しては、延長保育も土曜保育も少子化対策ではなく、従来からの特別保育対策であり、国の補助金が来ないことはないと思うとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第44号については全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上で教育福祉委員会の報告を終わります。
○議長(世良賢克君) 次に、岡田産業環境委員長。
○14番(岡田光政君)(登壇) ただいまから産業環境委員会の報告をいたします。
 本委員会は、6月20日委員会を開催いたしました。本委員会に付託されました議案第44号、議案第45号の2件につきまして、本委員会における審査の経過及び結果について御報告を申し上げます。
 議案第44号、議案第45号について一括して御報告を申し上げます。
 議案第44号、平成12年度新居浜市一般会計補正予算(第2号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳出第3款民生費、第1項社会福祉費、1目社会福祉総務費、(施)国保会計繰出金、第6款農林水産業費であります。
 議案第45号、平成12年度新居浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)であります。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 まず、水産振興事業における海底障害物撤去委託料135万円について、海底障害物はどのようなものがあるのか、それらは目視――目で見てわかるのか、潜って調査するのかとの質疑があり、これに対しまして、想定では、山崩れの際の木株などの沈没が考えられる。漁船2隻でワイヤーを張って、海底をさらって、引っかかった箇所で潜水し、引き上げる方法を考えているとの答弁と、市長から、昨年の台風16号、18号では、当市だけでなく全県下でも河川のあるところではかなり被害を受けており、このため先般の愛媛県市長会において、市単独で除去できる状況ではないし、流木がさらに流れて区域が広がっている可能性もあるということで、国の財政支援について決議し、全国市長会で採択していただいたという経緯がある。今後もあり得る問題として対応しているとの答弁がありました。
 次に、農地費については、補正後の予算額が、合計2億5,999万8,000円となっているが、そのうちため池等の整備について、改修予定箇所はどうなのかとの質疑があり、これに対しまして、今回約3,000万円補正し、ため池等整備事業費は合計約5,000万円となり、市内の69のため池のうち使用していないため池が6カ所で、現状では63のため池がある。築堤してから100年以上たっているため、自然に浸食が進み、堤防が小さくなっているため、昭和57年ごろから順次補強しており、これまで約20のため池が終わっている。今後は、現在改修しているため池を含め11のため池改修を見込んでいる。ため池の下に住宅地があるなど、防災及び用水確保の必要がある箇所から順次改修していきたいと考えているとの答弁がありました。
 次に、ここ数年の一般会計からの国保会計への繰出金の状況はどうかとの質疑があり、これに対しまして、平成9年度決算額9億1,266万9,000円、平成10年度決算額8億3,349万8,000円、平成11年度決算額9億1,093万2,000円であるとの答弁がありました。
 質疑終了後、本案に関し討論に付したところ、ため池は順次整備されているが、台風などの災害に備え、なお一層調査して、決壊などを防げるよう努力していただくことを要望して本案に賛成するとの意見が述べられました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第44号、議案第45号については全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上で産業環境委員会の報告を終わります。
○議長(世良賢克君) 次に、田坂都市建設委員長。
○23番(田坂重只君)(登壇) ただいまから都市建設委員会の報告をいたします。
 本委員会は、6月19日委員会を開催いたしました。本委員会に付託されました議案第35号及び議案第44号の2件につきまして、本委員会における審査の経過及び結果についての御報告を申し上げます。
 まず、議案第35号、市道路線の認定及び廃止について御報告申し上げます。
 本案についての質疑の概要を申し上げます。
 市道認定の基準はどうなっているのか、また市民要望はどうで、改定案はいつできるのかとの質疑があり、これに対しまして、現在の基準については、建築基準法第42条第1項において定める道路であったり、また道路の位置指定を受けたものであったり、14トン加重以上の設計されているものであったりするもの、例えばU型側溝が整備されていたり、L型側溝が整備されていたりするもので、現状は市道認定の基準の中でそれらを判定しながら設けている。これらを含めて、部内協議も含め検討中であるとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第35号については全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第44号について御報告申し上げます。
 議案第44号、平成12年度新居浜市一般会計補正予算(第2号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳出第8款土木費、第5項都市計画費であります。
 本案についての質疑の概要を申し上げます。
 まず、駅前滝の宮線の政枝橋の完成時期と東川の橋の事業主体と工事期間についての質疑があり、これに対しまして、政枝橋の完成は平成11年度の予定だが、繰り越しており、ことし9月完成の予定である。東川の橋については、地方道事業で進めていて、平成13年度に下部工にかかり、平成15年度完成の予定であるとの答弁がありました。
 次に、新居浜駅菊本線改良事業の進捗状況はとの質疑があり、これに対しまして、現在の事業認可区間は金栄橋通りから音松川までを7年間の予定で計画しており、北から用地買収を行いたいとの答弁がありました。
 次に、土地区画整理事業の公共用地買収についての予定と買収率また換地はどうなるのかとの質疑があり、これに対しまして、全体の公共用地の面積であるが、一部駅前の大街区、公共公益施設の用地を含めて、現在のところ6万2,000平方メートルを予定している。11年度末の進捗率については、用地買収面積約4万8,300平方メートルを取得している。12年度に買収を用地国債と通常費でやっていくので、おおむね97%程度買収できる予定となっている。面積については、取得箇所による平均単価の影響で、今6万2,000平方メートルと言ったが、最終的には数千平方メートルの変動があると思われます。また、残りの3%については、引き続き13年度の早期買収を予定している。土地の割り換えについては、所定量公共用地が確保できた後、皆さんのおのおのの土地の割り換えを行い、今住んでおられるすぐ近くのよく似たところに、幾らかの減歩が伴うが、土地をお返しする。場所が変わるので、そこですべての建物を壊させていただき、補償することによって再築していただく考えであるとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第44号については全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上で都市建設委員会の報告を終わります。
○議長(世良賢克君) これより質疑に入ります。
 ただいまの各常任委員長の報告に対して質疑はありませんか。(21番小野豊實君「議長さん、質疑あります」と呼ぶ)小野豊實君。
○21番(小野豊實君)(登壇) 最初の議案第36号の審査報告において、土砂の取り除きの費用は、取り除くとしたら150万円から200万円ぐらいかかると言われたんですが、これ取り除くとしたときのこの費用はどこから出るか、ちょっとそれを聞かせていただきたいと思います。
○議長(世良賢克君) 白籏総務委員長。
○12番(白籏愛一君)(登壇) 小野豊實議員さんの質疑にお答えします。
 どこから出るというような件については、この委員会では話が出ておりませんでした。
 以上です。
○議長(世良賢克君) ほかに質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(世良賢克君) これにて質疑を終結いたします。
 この際、暫時休憩いたします。
  午前10時46分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
  午前11時16分再開
○議長(世良賢克君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、順次発言を許します。岡崎溥君。
○4番(岡崎溥君)(登壇) 日本共産党の岡崎でございます。
 ただいまから議案第36号、工事請負契約について、それから議案第37号、工事請負契約について、議案第44号、平成12年度新居浜市一般会計補正予算(第2号)についての反対討論、そして陳情第2号、国民健康保険料の引き下げと改善について、これについての賛成討論を行いたいと思います。(「陳情は入ってないだろ」と呼ぶ者あり)
 入ってない。どうも失礼しました。その3件について反対討論を行いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 最初に、議案第36号についてなんですが、委員長報告で全会一致というふうになっておりましたけれども、私の態度表明がちょっと不明確な点がありましたので、おわび申し上げまして反対討論に入りたいと思います。
 これは、中学校給食センターの新築建築主体工事ということでして、教育長も申しておりますように、給食は教育の一環であります。21世紀を担う子供たちの大変大事な教育の問題であるというふうに私たちはとらえております。
 東平開発に14億円、マリーナに100億円などなど、大型開発優先の市政が続いてまいりまして、借金財政、現在817億円を超えていると、年度末で超える予定になっておりますけれども、今後につきましても、引き続きこれだけの借金を抱えておりながら大型開発優先という市政が進められるということになっております。大型港湾、土地区画整理事業などでございますけれども、これが市政の財政を全体を圧迫しまして、教育、暮らし、福祉、とりわけ子供たちやお年寄りにしわ寄せされると。既に国保料の2回の引き上げ、せんだっては高令年金の切り捨て、使用料、手数料の引き上げなどがやられてまいりましたし、そして自治体リストラも強行されているという状況です。
 そして、今回のセンター方式の給食ということが出てまいったわけでございますが、市直営自校方式というのがどなたもベストだということで認められておりますのに、経済性、効率性が優先されまして、強行されているという状況ですが、しかも今回尻無川のしゅんせつ土砂、これを投入するということで、もちろん安く上げるということがねらいだったと思うわけでございますが、さらに調理につきましても委託の方向が検討されているということが明らかになっております。またその上、いわゆる現在の小学校の給食制度についても委託方式があわせて検討されているということも伺っております。
 大型開発優先の逆立ち市政、これが進む方向が、そしてそれが結果するところは、非常に絵になっているような状況だと思うわけでございます。
 私は、ここで討論したいのは、特に工事請負契約ということ自身に問題があると、内容について、ということではありませんで、大型開発優先の市政の結果、教育、福祉、暮らし、こういうことが犠牲にされているという問題が、今回の問題にも、そして引き続きほかの委託問題にも示されますように、次々としわ寄せがいろんな形であらわれてきているということについて問題を指摘したいというふうに思っているところです。
 特にこの中学校給食の問題につきましては、温かい、おいしい、安全という給食の命が後回しになると。そして、センター方式ということでは、やっぱり弁当屋のような形になるのではなかろうかというふうに思うんですけれども、やっぱり教育的な本来のあり方、市直営自校方式に改めていっていただくように要望いたしまして、議案第36号についての反対討論としたいわけでございます。
 次に、議案第37号の工事請負契約について反対討論いたします。
 これは、西中学校の校舎改築工事の2期工事についてでございます。
 3月議会におきまして、私が市長に対しまして、中小企業の位置づけについてただしましたところ、地域経済の活性化の基本的な柱であるというふうに申されました。そして、中小企業の振興、育成は極めて重要な行政課題であるというふうに答弁されました。そして、地域経済についての、特に中小企業の置かれている実態についての認識をただしましたところ、市内の中小企業は仕事量、単価面とも大変厳しい状況が続いていると。そして、今後については、引き続き中小企業支援を強力に、またできる限りタイムリーに推進するという答弁でありました。
 言うまでもありませんが、現在地域経済の実態は、非常に不況、失業、倒産などなど大変深刻な実態が続いているわけでございますが、今年度の中小企業予算は、融資の7億円及び住友など大企業関連に流れる企業立地促進対策費を除きますと、たった1,366万円と大変少ないものとなっております。安全面に十分配慮しながら、地域経済の活性化のために、この西中学校校舎改築工事で、地元の中小企業に仕事が回っていくように、またそのことを通じて雇用拡大が図れるように、十分な検討や努力が要るのではないかというふうに思うわけでございます。
 したがいまして、この議案第37号については、日本共産党は反対という立場でございます。
 次に、議案第44号について、平成12年度新居浜市一般会計補正予算(第2号)についての反対討論を行います。
 この補正予算全体について反対ということではありませんで、駅前土地区画整理事業への用地費1億2,900万円が含まれているという問題点について指摘したいと思うわけでございます。
 これで、本年度は、この事業に対して18億5,148万3,000円の予算が組まれるということです。市債も今回の補正で2億1,160万円増ということになるようであります。
 市の財政は、先ほども申しましたように、大型開発優先のもとで、今年度末817億円余りになろうとしております。これが市の財政を圧迫しまして、硬直化させている原因であることは言うまでもありません。具体的には、相次ぐ公共料金の値上げ、手数料、使用料の引き上げ、高令年金の廃止、ひいては今回の中学校給食のセンター化など、福祉や暮らし、教育の予算を削って、自治体リストラを推し進めることになっております。そして、今後についても、駅前土地区画整理事業がこれから本格化してまいります。そして大型港湾もますます市の財政を圧迫していくことになろうと思われます。そして、行革大綱に示されておりますように、補助金の適正化という名の市民サービスの切り捨て、また自治体労働者のリストラ、合理化など、大型開発のツケを市民や自治体労働者に回していく市政がやられようとしていると思うわけでございます。
 今回の補正予算には、このような問題を含むものになっていくというふうに思いますので、この大型開発中心のやり方に対しまして、私たちは反対の立場を表明いたします。
 以上で議案3件についての反対討論を終わります。どうもありがとうございました。
○議長(世良賢克君) 村上悦夫君。
○32番(村上悦夫君)(登壇) 議案第36号、(仮称)中学校給食センター新築工事請負契約について若干の要望を申し上げ、原案に賛成の立場から討論を申し上げたいと思います。
 中学校給食は、関係市民の多年の念願でありまして、ようやく結実しようとするものでありますが、本工事が立派に完成し、本市中学生に安全でかつおいしく、楽しく給食ができますことの一日も早いことを期待申し上げるところであります。
 本来ならば、本契約案件の前提条件として整備しておくべき敷地造成工事が、尻無川河川しゅんんせつ土を盛り土として搬入したことにより、工事が中断をされておるようでありますが、本尻無川は、御承知のとおり、本市の中央部を南北に流れており、都市河川でございますが、河川断面も狭隘であり、水量も大変少なく、その上に潮の大きいときには、かなり上流まで潮が流入をしてまいります。加えて生活排水などもかなりの量が流入をいたしておるようでございますから、そのことにより浮遊物もあり、水の汚れ、臭気も相当なものがございます。常識的には給食室敷地用土としては適当ではないのではないかと思います。また、市民の不安と不快感も相当なものがあるようでございますが、この際搬入土を撤去をすると同時に、こういう結果を招来した以上、早期にダイオキシンを含む環境影響調査を実施し、市民に安心をしてもらう措置をとることを強く要望を申し上げたいと存じます。
 次に、議案第37号、西中学校校舎改築工事請負契約について、反対の立場で討論を行います。
 本案は、西中学校校舎改築工事2期工事を大手12社によります一般競争入札により、高松市の株式会社熊谷組四国支店と10億800万円で契約をしようとするものでありますが、その入札業者を大手のみに限定をした理由として、簡単に申し上げれば、工期、工程の安全監理能力、技術力を十二分に備えた業者が必要であること、2つには、校舎が99メートルの大変長い建築物であること、3つには、基礎工事にパイ800ミリのパイプを特別な地盤に対する地耐力を持たすための工事を行うこと、4番目には、中空スラブ構造を採用している、いわば新工法を採用していることにより、大手のような監理能力を十分に備えたところが必要であるとのことであります。
 私も公共工事、とりわけ学校施設建設でありますから、本案を審議する前に2度現地を見させていただき、いろいろ私なりに検討をしてまいりました。より立派で、何よりも安全を重視し、技術、現場監理能力を持ち、万全を期することについては全く市長と同感であります。だからといって、即大手でなければならないと短絡することには、どう考えてみても理解と納得はいきません。率直に申し上げまして、市長は、安全と確実な施工ができれば、本市経済や地元業者育成については余り配慮はしないでよいとお考えでございましょうか。
 私は、前段申し上げましたように、安全確実で立派な責任施工がされることが担保された上で、そのことが確保されれば、加えて地元企業等々に配慮をすべきではないかと思うところであります。
 過去、本市、数十校といいますか、かなりの小中学校の建設を行っておりますが、一、二の特例を除いて、全校舎は地元企業が立派に完成をいたしております。
 しかしながら、前段申し上げましたように、2回西中学校の現地をつぶさに見てまいりました立場から、従来型の建物ではないということと、周辺環境から見て、私もだからといって即地元企業だけでよいとは申しません。問題は、いろいろな、先刻の委員長報告にもありましたが、建設省等の指導は、いろいろ政治的背景や社会経済の変遷によって、ある意味ではジョイントベンチャーというか企業体方式をとりなさい、またはこのごろは単体をとか、いろいろおっしゃっております。それはそれでそれなりにまた意味もあることですが、地方分権であり、本市は全国傾向より、ないしは近隣の市町村と見て、残念ながら自他ともに認めざるを得ないほど経済が深刻であります。首長として、絶えずそのことの活性化が念頭から離れることはないはずだと思います。
 そうだとすると、今回10億円余にわたる、しかも建築工事は同じ公共工事で、総選挙を通じて議論の二分するところではありますが、なかんずくすそ野の広い、そして大変波及効果もある工事であります。そういう点を考えますときに、なぜ大手だけに入札を試みたのか、最初に申し上げましたように理解しにくいのでございます。
 そういう意味で、私は申し上げたいのは、共同企業体方式の採用をなぜしないのかということです。ということは、技術力、現場監理能力等々について、熊谷さんには失礼でございますが、企業体方式を採用すれば、甲乙つけがたい監理能力は当然ございます。その上に、地元企業に応分の仕事は必ず回ります。だれかが申されましたが、大手がとっても下請があるじゃないかとおっしゃいます。もちろんございます。しかし、それは工事をとった業者の主観といいますか、経営の中で考えることです。これを市が儀礼的にはそのように指導しますとか言うかもしれませんが、あくまでもそれはお願いでありまして、そのことを強制すると、違う側面からまた批判を受け、ある意味では処罰を受けることもありましょう。
 そういう意味では、何としても地元も立ち、技術力やその他も担保せなければならない市長としての責任からも、どうしてもこの際は企業体方式をとるしか、残念ながら、地元にもっと力があればいいんですけども、ない以上やむを得んのでないかと思います。
 そういう意味で、この際にこういうことをとられたことについて理解もまいりませんので、本案には賛成はできないということを申し上げざるを得ないのであります。
 この際に1点だけ、蛇足になるかと思いますが、申し上げておきたいことがございます。
 私に注意をしてくださった方がおりまして、村上君、あの中学校の建設工事請負契約について反対をしたりすると、せっかく学校を建てるというのに問題になるのではないかというふうに、非常に私に好意的な方で、御注意をしてくださった方がおります。でございますから、あえて申し上げるんですが、大体契約事項というものは、本来市長の専権事項です。しかし、自治法によって、一定の金額、大事な事柄については、契約事項は議会の同意を求めるとなっております。これはなぜか。言うまでもなく、市長もすべて100%の方じゃございません、これ伊藤市長を言うとんじゃない、首長もです。しかし、強大な権力を持っております。ですから、もし誤りがあったらいけないので、議会の方で34人も議員がおります。私みたいな特別な者を除けば、大変優秀な方が議員さんです。ですから、そこらで十二分に審議をし、基本的には理事者提案に対してチェックをするということが議会の最大の任務であります。(「そう」と呼ぶ者あり)
 ですから、その点にゆだねておるということからいきますと、私どもは前段るる申し上げました事情により、せっかく市長が提案なさっとんですから、大方のことは賛成してまいりました。しかし、本案については、賛成することの方が新居浜市のためにならないと私は確信をいたします。
 いま一つ加えて、そうすると大変おくれて困るじゃないかと、県がやっておるようなトンネルならいざ知らず、学校を人質みたいなことでいかんじゃないかと。私は申し上げたい。議会にゆだねるということは、提案したら必ず通るということが保証されておることの方がむしろおかしいんです。よいものは通るし、悪いものはチェックを受けて、再度練り直すということはあり得ることで、そのためにこそ34人もの議員のおる価値があるわけです。それが、ところてんみたいに出たものは全部すいすいと通るんだったら、よくちまたで議論になっとる議員が多過ぎるということは、まさに至当な話と私は思います。
 私は、そういう点でみずからが四十数万円の歳費をもらっておる一人として、どうしてもこの際に再考を求めたいのでありますし、学校関係者、諸先生やPTAの方も、せいぜい二、三週間これはおくれます。おくれますが、必ず学校は立派にできますし、私はそのことを確信した上で反対をさしていただいておることを申し添えておきます。
 以上で討論を終わります。
○議長(世良賢克君) 伊藤優子君。
○6番(伊藤優子君)(登壇) ただいま議題になっております議案第36号、(仮称)中学校給食センター新築建築主体工事の工事請負契約について、賛成の立場から討論をいたします。
 御案内のとおり、今日食生活を取り巻く社会環境が大きく変化し、偏った栄養摂取、生活習慣病の増加など、子供たちに食に起因する新たな健康課題が増加いたしております。
 学校給食は、栄養バランスのとれた食事内容、食についての衛生管理などをじかに体験しつつ学ぶことができ、食に関する指導の生きた教材となります。
 このようなことから、私は新居浜市PTA連合会長在任中、中学校給食の早期実施について、微力ではありましたが努力をしてまいりました。
 学校給食の目的、今日的あるいは将来的な意義や機能を考え、よりよいものをという私自身の気持ち、期待は、市民の皆様と同じであります。
 また、中学校10校のうち、まだ8校が給食が実施されていないことの不均衡性を見た場合、早期の中学校給食の実施が不可欠であります。
 議案第36号の中学校給食センターは、安全な給食づくりを最優先し、十分な検討を踏まえ、土居町に例を見る食中毒問題、環境汚染問題、これからの子供たちのことを考えた内容を十分クリアでき得る施設として、食材料ごとに搬入口を区別し、外から虫やほこりが入らないようエアカーテンを設置するほか、ドライシステム方式を導入し、さらには調理室に入るためにエアシャワーを設置、あるいは調理室全体が清潔区域と非清潔区域が明確に区画化され、また食材料の搬入から調理品の搬出までの流れが逆戻りせず、一方向になるように部屋の配置、作業工程が設定されるなど、安全確保のさまざまな工夫がなされ、文部省の学校給食衛生管理の基準にも準拠した、ほかに類を見ない最新の近代的な調理場であると伺っております。
 一方では、アレルギーの、いわば食の障害がある子供たちの給食づくりのために、専用の調理室を整備するなど、ほかに余り例を見ない細かな配慮もされた調理場であると伺っております。
 今後は、資材購入の透明さ等、市民の皆様のチェック機能をどう生かすか、少子高齢化社会に向けて多様な運営をどうするかなども含め検討されることを希望し、平成13年4月からすべての中学校において給食が実施されることを切に願い、議案第36号についての賛成の意を表明し、討論を終わらせていただきます。
○議長(世良賢克君) 岡田光政君。
○14番(岡田光政君)(登壇) ただいま議題となっております議案第37号、西中学校校舎改築工事2期工事の工事請負契約について、反対の立場から討論を行います。
 初めに、さきの村上悦夫議員さんとの重複を避けながら討論に参加をいたしたいと思います。
 本案は、西中学校の校舎改築工事に伴う工事請負契約でありますが、私は平成9年5月に西中学校の保護者の方から、西中学校が老朽化をしておるので、ぜひ学校を見てほしいという要望をいただき、学校を見させていただきました。
 平成9年12月議会において、西中学校を早期に改築していただきたいとの一般質問を行ったことに対し、西原教育長さんから、老朽化が著しい西中学校の大規模改修を早期に全面改築を実施する方向であり、改築に当たっては、学校の教職員を初め生徒、PTA、校区の皆様にできるだけ早期に計画を公表したいとのありがたい答弁をいただいたのが平成9年12月でありました。その後、1期工事の完成に引き続き、今回の2期工事の請負契約となったものであります。
 私は、さきの一般質問の冒頭でも、理事者に対し、地元の業者を入れた共同企業体で改修工事を行うために再考をお願いしたいとの要望をしたものであります。また、20日の総務委員会を傍聴し、理事者に対する各総務委員さんの質問に対する理事者の答弁等について勉強をさせていただきました。特に本議案に対し、市民クラブの村上悦夫委員、社民・護憲連合の中田晃委員、共産党の岡崎溥委員、私が所属いたしております新自民クラブの伊藤萬木家委員の質疑や討論の内容については、常に市民の、市内の中小企業の皆さんが大変厳しい経営状況の中で必死になり、従業員の生活を支えている中小企業者の立場に立ち、終始発言されていたのが印象に残ったのであります。
 また、今回の地元企業を排除した根拠として、委員長報告でもありましたように、4つの理由を挙げられております。要約いたしますと、1つには、学校教育現場への影響を最小限にとどめるため、綿密な監理体制が求められる、2つ目には、学校建築としては最大級の建築物である、3つ目には、地下部分の工事では水位が高いこと、4つ目には、初めて中空スラブ構造を採用しているなどなどと理由づけをしておられます。このような根拠で、地元企業を排除しているのであります。
 今まで小学校、中学校の改築工事を地元企業でもって、安全で、しかも完全な工事施工がなされ、PTAはもちろんのこと、地域住民からも喜んでいただいた実績があるにもかかわらず、なぜ今回地元企業を入れた企業体での改築工事をせずに、地元企業を排除したのか理解できないのであります。
 なお、一部の議員が言っておりますように、今後の工事請負契約に対しては、地元企業を入れた契約をしてほしいとの要望をつけて賛成するといったようなことでは、現在の中小企業者の皆さん方や市民の同意を得られるものではないと思うのであります。
 私は、今回の工事請負契約については、直ちに市内の中小企業者を組み入れた共同企業体で再度工事請負契約をし直し、市内の中小企業者の振興、育成に向けた積極的な取り組みを求め、また良識ある議員さんの御理解をいただきたいことをお願いをし、本議案に対し反対を表明し、討論といたします。
○議長(世良賢克君) 仙波憲一君。
○20番(仙波憲一君)(登壇) ただいま議題となっております議案第37号、西中学校校舎改築工事2期工事の工事請負契約について、賛成の立場から討論いたします。
 学校施設につきましては、子供たちが一日の大半を過ごす学習の場であり、また生活の場でありまして、学習環境を整えることは、子供たちの健やかな成長、発達を促し、豊かな人間性をはぐくむ上からも、また子供たちの教育環境をより充実したものにすることからも、大変大切なことであります。
 御案内のように、今回建築する南校舎については、北校舎のイメージを払拭したもので、室内は木質材料を多く使い、明るさややわらかさを表現するとともに、多様な学習を支える場としての多目的スペースを校舎の中央に配置し、生徒たちがいろんな学習活動を経験できる機能的で柔軟な施設となっております。また、身障者用トイレやスロープ、手すりの設置など、障害のある生徒に配慮するとともに、地域の歴史や伝統にも配慮したものとなっております。
 予定どおりに工事が始まれば、校舎建築において、大型機械や機材、特殊車両が出入りすることとなり、安全や騒音、振動が一番問題となる基礎工事が夏休み中にできますし、工事終了までに2回の夏休みを使えることとなります。すなわち、工事期間中の80日間を学校教育に与える影響の少ない夏休み中に行うことができるわけであります。
 また、現在西中学校の部活動は、一部校外で活動を行っていると伺っており、一日も早く学校内で部活動ができることが望まれるものであります。
 さらに予定どおり工事を進めることで、現在の2年生は、3年生の3学期には待望の新校舎で1学期間学ぶことが可能であります。1、2年は1年間の締めくくりとして、また3年生は中学校の最後の好機を自分の目指す進路に向かって、新しい校舎で学んだり、過ごしたりすることができるのであります。そして、喜びと充実した気持ちで卒業式を迎えることと思います。工事中のままや3学期の慌ただしい時期に移転するということは避けなければならないことであります。特に保護者としては、子供たちの進路について強い関心があり、3年生の保護者にとっては、入試を控え、仕上げの学期となる3学期は、できるだけ落ち着いた状態で学習させたいと願うものであります。
 1期工事に大手業者を採用した経緯、さらには今回の2期工事は3倍近くに当たる工事など、当然1期工事と同様に大手業者による施工が適切であると考えます。
○議長(世良賢克君) 佐々木文義君。
○10番(佐々木文義君)(登壇) ただいま議題となっております議案第37号、西中学校校舎改築工事2期工事の工事請負契約について、賛成の立場から討論を行います。
 西中学校は、昨年、中規模の建築物ではありますが、第1期工事として新居浜市の学校として初めての600ミリという大口径のPHCくいを中堀り工法で施工する地下部分の工事として非常に地下水位が高く、軟弱地盤であるため、地下埋設物として問題の尾鉱があり、地盤改良には慎重さを必用とするものであります。また、学校建築としては初めて中空スラブ構造を採用するなど、事前作業及び並行作業があり、高度な監理能力を必用とすることから、高度の技術を習得した大手業者による施工となり、教育現場に工事の影響を及ぼすことなく、無事に完成を見たと聞いております。
 当議案の工事は、1期工事の3倍近くにもなる大規模工事であり、1期工事の課題に加えて、毎日使われる本館と新築の北側校舎に隣接して施工をしなければならないため、大型建設機械の投入は、学校現場の現状に合わせ、夏・冬休みにまとめて使用する等、学校現場への影響を最小限にとどめるための工程管理の上からの監理体制、そして基礎くいにしても、800ミリと1期を上回る大口径である等、難工事が予想されることから、学校建築に対する豊かな経験と高度な監理能力を持つ施工者を選定し、責任施工を目指していると理解をしております。
 したがいまして、本案に対し、工事施工に当たりましては、できるだけ地元の下請業者を採用されるよう強く要望いたしております。この事業を通じ、地元業者も技術をしっかりと身につけ、向上が図られますよう特段の配慮を求めるものであります。
 以上を申し上げまして、賛成をいたします。
○議長(世良賢克君) 鈴木連太郎君。
○25番(鈴木連太郎君)(登壇) 議案第44号、平成12年度一般会計補正予算(第2号)について討論を行います。
 本案は、歳入歳出それぞれ8億1,056万3,000円を追加し、総額408億8,776万4,000円としようとするものであります。
 歳入のうち、163億円余は市税であります。個人、法人市民税、固定資産税等であります。不況の中、雇用、経営、生活の不安にさいなまれながら、懸命に働いて得た、いわゆる血税であります。
 一方で、高福祉、高負担と言われる中で聞こえてくる声は、市民、議会を問わず、高福祉受益の声のみであります。高負担のもとになる高福祉を支える収入の確保、経済の確立、産業の振興については、今日ほとんどその声を聞きません。「入るをはかって出るを制する」は、家計、財政を問わず今日でも人間生活の基本原則です。「出るを制さず、入るをはからず」して、人々はどのように生活していくのでしょうか。財政も同じであります。
 私は、市民の方々の本当に幸せな生活のために、より以上に福祉の充実を図るべきであり、本当に必要な人々には、行財政の物心両面にわたる支援が必要と考えます。そのためにも、一方に偏することなく、そのもとになる福祉の原資となる市民経済の充実、進展、振興に、福祉と同様に意を尽くさねばならないと存じます。搾取のみでは必ず元が枯れます。
 そのような中で、市職員の皆さんも日常業務に努力を重ねておいでのようですが、市長以下職員の皆さんには、この現実に対して本当に真摯に、真剣に考えて対処しているのか、取り組んでいるのか腑に落ちかねない思いに駆られます。
 先日来、またただいまも契約案件で論議がありました。事は公共建設工事に限りません。市行政全般にわたってであります。行政全体の中で、市長以下、失礼かもわかりませんが、本当に市民のことを思い、市民経済のために考え、行動しているでしょうか。だれであっても、毎日毎晩全力投球できるものではありません。余裕を持って行動し、時には息を入れることも大切です。
 しかし、今日の、また現在の新居浜の市政、行政を見ていると、余りにも市民経済に対するむとんちゃく、意識のなさというよりも、その欠落さえ考えさせられます。法律、条例、規制などの建前のみにとらわれ、大過なく過ごすことに終始し、そのことのもたらす真の市民への影響に考えも行動も至らないケースを多く見受けます。
 市長は、さきには特定宗教団体の代表に感謝状を贈りました。地方行政の責任者の行動として理解に苦しみます。市長の行動です。宗教団体の文化活動は、どこの宗教団体も大なり小なりやっております。オウムでさえもやっていたのではありませんか。宗教団体の文化活動とその教宣活動の区分は明確にできません。また、これは当宗教団体にとって当然の活動であります。市民を代表する市長として、より慎重な行動が求められます。森総理の神の国発言との違いはどこにありましょうか。
 また、今議会において、新人K議員から、さきの住重事件について、市長は改めて厳しい指弾を受けました。つい先日、市長は、21世紀へ向けて一層の努力をいたしたいと当議会で申されました。過去のことについても繰り返し反省し、反省を迫ることは、本人のためにも、特に組織のトップには必要なことでもあります。しかし、市長は、法的に無実、すなわち不起訴、刑事訴追を受けておりません。またその後、市民の審判を受け、その信任を受けて、現在新居浜市の市長であります。我々議員も同様、市民の信任の中、現在議員の職にあります。刑事訴追を受けず、市民の信任を受けた現市長への言動は、おのずからその限度を心得ねばなりません。もしそうでなければ、当市長のみならず当市長を信任した市民、ひいては発言者自身への冒涜になります。K議員の後段の発言に対して、市長はなぜ強い反発、反論をされなかったのでしょうか、怒りをぶつけなかったのでしょうか、不信を覚えます。
 今、新居浜の町は沈み切っております。日本全体の不況の中、また構造改革を言われる中、市内経済は冷え切っております。周辺地域に比べても、新居浜の現状は目を覆うばかりです。福祉も教育も環境も大切であります。しかし、この新居浜の現状を打開しない限り、新居浜の福祉の将来はありません。
 市長も職員の皆さんも議員も、目先のこと、今日、きょうのことにとらわれることなく、目を開き、頭を切りかえ、回転させ、市政、行政に取り組んでいかねばなりません。市長、職員、議員の皆さんの改めての発奮を心底願って、本案に対する私の賛成討論といたします。
○議長(世良賢克君) 以上で通告による討論は終わりました。
 これにて討論を終結いたします。
 この際、暫時休憩いたします。
  午後 0時05分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
  午後 1時03分再開
○議長(世良賢克君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 これより採決いたします。
 採決は分離して行います。
 議題のうち、まず議案第36号を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕
○議長(世良賢克君) 起立多数であります。よって、議案第36号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第37号を採決いたします。
 この採決については、鈴木連太郎君外4人から無記名投票によられたいとの要求がありますので、無記名投票をもって行います。
 議場の閉鎖を命じます。
  〔議場閉鎖〕
○議長(世良賢克君) 議長を除くただいまの出席議員数は33人であります。
 投票用紙を配付いたさせます。
  〔投票用紙配付〕
 (「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(世良賢克君) はい。(「もう一回はっきりちょっと言うとってくれますか」と呼ぶ者あり)
 この際、暫時休憩いたします。
  午後 1時05分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
  午後 1時08分再開
○議長(世良賢克君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 投票用紙の配付漏れはありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(世良賢克君) 配付漏れなしと認めます。
 投票箱を改めさせます。
  〔投票箱点検〕
○議長(世良賢克君) 異状なしと認めます。
 念のため申し上げます。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を可をする諸君は投票用紙に「賛成」と、否とする諸君は投票用紙に「反対」と記載の上、点呼に応じて順次投票を願います。
 なお、重ねて申し上げます。投票中、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票は、会議規則第72条第3項の規定により否とみなします。
 点呼を命じます。
  〔事務局長氏名点呼、各員投票〕
○議長(世良賢克君) 投票漏れはありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(世良賢克君) 投票漏れなしと認めます。
 投票を終了いたします。
 議場の閉鎖を解きます。
  〔議場開鎖〕
○議長(世良賢克君) 開票を行います。
 会議規則第30条第2項の規定により、立会人に豊田康志君、竹林偉君、真木増次郎君を指名いたします。よって、3人の諸君の立ち会いを願います。
  〔立会人投票箱のところへ参集、開票〕
○議長(世良賢克君) 投票の結果を報告いたします。
 投票総数 33票
 これは先ほどの出席議員数に符合いたしております。
 そのうち
  賛成 17票
  反対 16票
 以上のとおり、賛成が多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第44号を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。(「ちょっとごめんなさい、ちょっとわからない、私」「議案第38号です」「議案第38号ですか」と呼ぶ者あり)
 議案第44号です。(「議案第44号ですね、議案第44号」と呼ぶ者あり)
  〔賛成者起立〕
○議長(世良賢克君) 起立多数であります。よって、議案第44号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第35号、議案第40号ないし議案第43号及び議案第45号の6件を一括採決いたします。
 以上の6件に対する委員長の報告はいずれも可決であります。以上の6件はいずれも委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(世良賢克君) 御異議なしと認めます。よって、議案第35号、議案第40号ないし議案第43号及び議案第45号の6件はいずれも原案のとおり可決されました。
 ここで当初申し上げましたとおり、議員全員協議会を開きますので、この際暫時休憩いたします。
  午後 1時18分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
  午後 1時40分再開
○議長(世良賢克君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第3 陳情第2号
○議長(世良賢克君) 次に、日程第3、陳情第2号を議題といたします。
 本件に関し、産業環境委員長の報告を求めます。岡田産業環境委員長。
○14番(岡田光政君)(登壇) ただいまから産業環境委員会の報告をいたします。
 本委員会に付託されました陳情第2号につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
 陳情第2号は、国民健康保険料の引き下げと改善についてであります。本陳情の趣旨は、国保料を大幅に引き下げることや、低所得者の負担にならないよう特別の対策を行うこと等について陳情されたものであります。
 本件につきまして、理事者の参考意見も求め、意見、討論に付したところ、陳情書に書かれている保険証の取り上げや資格証明書、短期保険証の状況はどうかとの意見に対し、資格証明書は国保被保険者のうちではごく一部であるが、保険料をいただけない方に対して、法律や政令、省令に基づいて、被保険者証にかわって資格証明書を発行している。また、短期被保険者証は、通常は1年間の被保険者証であるが、6カ月にするなど有効期間を短くするものであるが、当市ではすべて1年間の被保険者証を発行しているとの答弁がありました。
 また、国保制度は、基盤が大変脆弱で、保険制度を支えていくには、医療水準に応じて一定の保険料負担が必要である。本市では、高齢化の進む中で、県下でも医療費が高い方であり、国民健康保険事業運営も非常に厳しい状況であるが、医療費の動向や一般会計繰入金を勘案して、平成12年度保険料は平成11年度と同額に据え置いている。また、陳情項目にある低所得者対策として、本市では、保険料負担の緩和策として、7割、5割、2割の軽減策があることから、これ以上保険料を引き下げることは不可能と思われるので、本件は不採択としたいとの意見が述べられました。
 以上の経過を経て採決の結果、本件については賛成する者なく、お手元に配付の請願・陳情審査報告書のとおり、不採択にすべきものと決しました。
 以上で産業環境委員会の報告を終わります。
○議長(世良賢克君) これより質疑に入ります。
 ただいまの産業環境委員長の報告に対して質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(世良賢克君) 質疑なしと認めます。
 これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。岡崎溥君。
○4番(岡崎溥君) 日本共産党の岡崎です。
 ただいまから陳情第2号、国民健康保険料の引き下げと改善についての賛成討論を行いたいと思いますので、よろしくお願いします。
 4月に介護保険制度がスタートしまして3カ月がたとうとしております。重い利用料負担で、サービスを削らざるを得ないなどの制度の根幹にかかわる問題が続出しまして、温かい自治体の対応が迫られていると思うわけでございます。
 そもそも国が大事業を始めるのに当たって、2,500億円もの国の予算を削るというとんでもないことをやりまして、これから本格的に第1号被保険者からも介護保険料を徴収するということになると、大変な事態になるのではなかろうかと思うわけでございます。
 この介護保険料は、最近2回の値上げで大変高くなっております国民健康保険料に上乗せされるわけでございまして、国保加入者の負担は一層重くなってまいります。既に第2号被保険者の方は上がっているわけでございますが、今でも高過ぎて、国保料を払いたくても払えない、こういう声がたくさん聞かれます。そして、滞納者がふえてきております。平成10年度で2,731件、1億7,422万円にもなると聞いております。
 今、国保財政は、積立金が2億円余り、予備費が2億円など、一般会計からの繰り入れも合わせまして、当面すぐにも2万円程度の引き下げは可能であると思うわけでございます。
 陳情内容も、国保料を引き下げることを初め、一般会計からの繰り入れを増額して、介護保険制度設立による負担軽減のもとに、負担の限度を超えた国保料を引き下げること、あるいは保険証の取り上げや資格証明書の発行を行わないこと、国の責任を明確にして、負担率をもとの45%に戻すとともに、自治体独自の施策に対するペナルティーを行わないように国に強く求めることなど、いずれをとっても当たり前の陳情であると思うわけでございます。ぜひ採択いただきますようによろしくお願い申し上げまして、賛成討論といたします。どうもありがとうございました。
○議長(世良賢克君) 以上で通告による討論は終わりました。
 これにて討論を終結いたします。
 これより陳情第2号を採決いたします。
 本件に対する委員長の報告は不採択であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕
○議長(世良賢克君) 起立多数であります。よって、陳情第2号は不採択と決しました。
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  日程第4 委員会の所管事務調査
○議長(世良賢克君) 次に、日程第4、委員会の所管事務調査についてを議題といたします。
 各委員長からお手元に配付いたしております所管事務調査表のとおり、それぞれ調査を行いたいとの申し出があります。
 お諮りいたします。本件は各委員長の申し出のとおり決定することに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(世良賢克君) 御異議なしと認めます。よって、本件は各委員長の申し出のとおり決定されました。
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  議案第46号、議案第47号
○議長(世良賢克君) お諮りいたします。ただいま市長から議案第46号及び議案第47号の2件が提出されました。この際、これを日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(世良賢克君) 御異議なしと認めます。よってこの際、議案第46号及び議案第47号の2件を日程に追加し、議題とすることに決しました。
 議案第46号及び議案第47号の2件を一括議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。伊藤市長。
○市長(伊藤武志君)(登壇) ただいま上程されました議案第46号及び議案第47号につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
 まず、議案第46号、新居浜市消防委員会の委員の委嘱につきましては、新居浜市消防委員会の委員今井愛子氏、岸政文氏、源代博敏氏及び永井純司氏は、平成12年7月13日をもって任期が満了いたしますので、新たに委員の委嘱を必要といたしますため、新居浜市消防委員会の委員に今井愛子氏、岸政文氏、源代博敏氏及び永井純司氏を委嘱するにつき、御同意をいただきたく本案を提出いたしました。
 次に、議案第47号、前教育長の退職手当の額の決定につきましては、平成12年3月31日をもって任期が満了いたしました前教育長西原洋昂氏の退職手当の額について、新居浜市教育長の給与、勤務時間その他勤務条件に関する条例第6条の規定により、570万円と決定いたしたく本案を提出いたしました。よろしく御審議賜りますようにお願いを申し上げます。
○議長(世良賢克君) これより質疑に入ります。
 議案第46号及び議案第47号の2件に対して質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(世良賢克君) 質疑なしと認めます。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第46号及び議案第47号の2件については、会議規則第38条第2項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(世良賢克君) 御異議なしと認めます。よって、議案第46号及び議案第47号の2件については委員会の付託を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。
 討論の通告はありません。よって、討論なしと認めます。
 これより採決いたします。
 採決は分離して行います。
 議題のうち、まず議案第46号を採決いたします。
 本案はこれに同意することに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(世良賢克君) 御異議なしと認めます。よって、議案第46号はこれに同意することに決しました。
 次に、議案第47号を採決いたします。
 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(世良賢克君) 御異議なしと認めます。よって、議案第47号は原案のとおり可決されました。
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  日程第5 議会議案第4号、議会議案
  第5号
○議長(世良賢克君) 次に、日程第5、議会議案第4号及び議会議案第5号の2件を一括議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。村上悦夫君。
○32番(村上悦夫君)(登壇) ただいま議題となりました議会議案第4号及び議会議案第5号につきまして提案理由の説明を申し上げます。
 議会議案第4号は、アレルギー性疾患対策の早期確立を求める意見書の提出についてでありまして、総合的なアレルギー性疾患対策の推進を図るために、より強力な対策の実現を求めるため、関係行政庁に対し意見書を提出しようとするものであります。
 次に、議会議案第5号は、道路特定財源制度の堅持を求める意見書の提出についてでありまして、政府におかれては、引き続き道路特定財源制度を堅持し、円滑に道路整備を促進されるよう強く要望するため、関係行政庁に対し意見書を提出しようとするものでございます。よろしく御審議くださいますようお願いを申し上げて提案説明といたします。
○議長(世良賢克君) これより質疑に入ります。
 議会議案第4号及び議会議案第5号の2件に対して質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(世良賢克君) 質疑なしと認めます。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議会議案第4号及び議会議案第5号の2件については、会議規則第38条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(世良賢克君) 御異議なしと認めます。よって、議会議案第4号及び議会議案第5号の2件については、委員会の付託を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。高須賀順子君。
○5番(高須賀順子君)(登壇) 道路特定財源制度の堅持を求める意見書につきまして、私は日本共産党の議員として2つの問題点を指摘して、反対する立場で討論をいたします。
 まず、第1点目は、道路関係予算の確保についてであります。
 道路関係予算とは、どのような道路の予算を確保するかが問題であります。既に東京湾横断道路や本州四国架橋等での採算ベースの悪さは、建設費用債務の利息分すら回収できないという費用対効果における大きな問題として、今の財政再建問題の阻害要因にすらなってきております。それらを解決する方向として、従来どおりのむだと浪費型の大型道路建設優先の政策は、今こそ改めることが必要です。
 政府がこれらの問題点の解決を先送りにし、東京、大阪などに本社を持つ大手ゼネコン重視の姿勢を改めなければ、これらの予算の地方への還流など微々たるものであります。そして、地域住民が願い、地方の中小企業などへの景気対策としても、地域に密着した生活道路の整備を急ぐことを重視すべきであります。
 第2点目に、道路特定財源制度そのものについてであります。
 既にマスコミなどでも指摘されているように、道路特定財源は膨大な規模に膨れ上がっております。従来からガソリン税や軽油取引税、そして自動車重量税など、住民生活の足として不可欠の車中心の社会において、その負担は軽視できないものがありました。しかも周知のように、目的を限定した税制度でありながら、その一方で商品に付加されるというものであり、あとの消費税制度と競合する性質を持っておりました。日本の税制度が消費税導入によって大きく変化したという現実を見るならば、この制度自体を堅持せよとの要請は、地域住民の生活要求に反するものであります。したがって、現状としては、一般財源への吸収など適正な内容への制度改革こそが地方自治体にとっての利益となり、急務であることを指摘して、反対討論とするものであります。
○議長(世良賢克君) 以上で通告による討論は終わりました。
 これにて討論を終結いたします。
 これより採決いたします。
 採決は分離して行います。
 議題のうち、まず議会議案第5号を採決いたします。
 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕
○議長(世良賢克君) 起立多数であります。よって、議会議案第5号は原案のとおり可決されました。
 次に、議会議案第4号を採決いたします。
 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(世良賢克君) 御異議なしと認めます。よって、議会議案第4号は原案のとおり可決されました。
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  日程第6 道路交通網整備促進特別委員
  会の中間報告
○議長(世良賢克君) 次に、日程第6、道路交通網整備促進特別委員会において調査中の各事件については、会議規則第45条第2項の規定により、同特別委員会から中間報告を行いたいとの申し出がありましたので、この際これを許します。藤田道路交通網整備促進特別委員長。
○28番(藤田若満君)(登壇) ただいまから道路交通網整備促進特別委員会の中間報告をいたします。
 本特別委員会は、平成11年6月25日に設置されて以来、付議事件であります国道11号線バイパス建設推進に関する調査、郷檜の端線建設推進に関する調査及び道路網に関する調査の3件につきまして調査を進めてまいりました。
 以下、当委員会における調査の経過につきまして報告を申し上げます。
 まず、平成11年7月30日の委員会において、正副委員長の互選が行われ、委員長に私藤田若満が、副委員長に近藤司君が選任されました。
 次に、平成11年8月31日に開催をいたしました委員会では、理事者より事業の進捗状況や今後の事業計画についての報告を求めた後、現地調査を行いました。その中で、国道11号新居浜バイパスに関しては、昭和60年8月に都市計画決定され、昭和62年に事業化された区間は、東田から西喜光地町の楠中央通りまでの2.4キロメートルであり、供用区間としては1キロメートルであり、未整備区間1.4キロメートルのうち、市道寿東城線までの800メートルに関しては、現在用地買収を行っております。また、残りの600メートルについては、8月30日から9月1日にかけて地元説明会を行い、地元の了承が得られれば、建設省としては東側から用地調査を始める予定とのことであります。また、新居浜角野線から西条市バイパス間の新規事業化を建設省に要望していく必要があると考えております。
 次に、郷檜の端線に関して、3.7キロメートルのうち、多喜浜泉川線の県道から国道11号バイパスまでの未整備区間2.5キロメートルについては、市民に直結した道路でありますので、その整備について県に強く要望しているとのことであります。
 特に中間処理施設、サッカー場及び平尾墓園には、県道新居浜東港線を利用しておりますが、城下橋のところで10%の縦断勾配に、さらにJR下では、台風時に冠水して通行どめとなることがあります。また、鉄道からの建築限界4.5メートルの基準もクリアできていないので、この東港線のバイパス機能を果たす郷檜の端線を早く着工してほしいと要望しているとのことであります。
 県としては、新居浜別子山線の進捗率が83%くらいなので、この目途をつけた後、郷檜の端線に取りかかっていきたいとのことであります。
 市民に直結した道路なので、多喜浜泉川線の県道から市場川の右岸側までの1.5キロメートルの測量に入ることを要望しているとのことであります。
 次に、道路網に関する調査についてでございます。
 上部東西線については、山根派出所から大生院側国道11号まで総延長4.97キロメートル、幅員16メートルであります。街路事業として、山根派出所から広瀬通りまで1,339メートルが供用開始になりました。地方道事業として大生院側384メートルを工事中で、11年度完成予定であるとのことであります。
 駅前滝の宮線は、全長753メートルで、黒道から楠中央通りまでの約223メートルは、平成12年度に完了する予定であります。また、東川から滝の宮公園までの220メートルは、地方道で施工中であり、黒道から東川までの約310メートルについては、平成11年5月に地元説明会に入っており、平成12年度から街路事業として取り組んでいく予定であると聞いております。
 そして、南北道路の新居浜港線の総延長5,440メートルについては、整備できているのは1,750メートルで、進捗率は32%であり、西の端交差点が混雑することから、早期整備について県に要望していると聞いております。
 現在、原地庄内線から滝の宮公園入り口までの700メートルを県単事業として着手をしております。また、滝の宮公園から国道11号までを着手してほしいと要望しているところであります。
 国道から北へ350メートルの間の幅員を、現状8メートルから20メートルにする計画があり、この現道拡幅工事だけでも早くということで、現在測量をしているとのことであります。
 また、新居浜駅菊本線については、前田多喜浜線から金栄橋通りまでの約750メートルは、平成11年度に完成予定で、残る金栄橋通りから音松川まで約600メートルについては、平成12年度から平成18年度に整備すべく地元説明会を行っております。
 県道新居浜泉川線については、総延長2.2キロメートルで、城下橋は平成12年度完成予定であります。区画整理部分を除き、神郷小学校までを早期に完成してほしいと県に要望しているところであります。
 次に、平成12年4月6日に開催した委員会では、理事者より事業の進捗状況や今後の事業計画について報告を求めた後、現地視察を行いました。
 国道11号新居浜バイパスについては、未整備区間の市道寿東城線まで800メートルに関しては、現在用地買収を行っており、建設省としては、平成12年度には工事に着手し、2年か3年後に供用したいとのことであります。
 残りの市道寿東城線から楠中央通りまで600メートルについては、平成12年3月から7月末までの予定で、一部物件調査を行っております。建設省としては、平成12年度から用地買収に入り、その後の予算の状況に左右されるが、ペースをアップして用地買収を行い、その後二、三年かけて工事をする予定と聞いております。
 また、楠中央通りから西条市バイパスまでの4.6キロメートルの新規事業化を建設省に強く要望しております。
 また、高架については、暫定供用しながら、将来交通混雑したときに、高架にする予定とのことであります。
 次に、郷檜の端線に関しては、平成11年度に県が概略設計を発注、平成12年度に継続して概略設計を行いながら検討を行っていくが、多額の事業費となるため、国庫補助採択に向けて関係機関と協議を進めていくと伺っております。市としては、第1期分として、多喜浜泉川線の県道から市場川まで約1.5キロメートルと、第2期分として、市場川から11号バイパスまで約1キロメートルを分割することを要望しているとのことであります。
 また、道路網に関しては、上部東西線が、地方道事業として大生院側384メートルは5月末に供用開始になりました。残りの区間に関しては、補助事業でないと、市単独では難しく、国の補助を受けようとすると、旦の上の区画整理等の問題が出てくるため、大変厳しいものがあると思いますが、何とかできる方法を考えながら取り組んでいく必要があると思います。
 他の幹線道については、南北道路の新居浜港線総延長5,440メートルのうち、整備できているのが1,750メートルで、進捗率は32%となっております。西の端交差点から藤沢歯科南の350メートルについては、平成12年1月25日に大臣認可となり、2月25日、事業認可を得て地元説明会を行い、平成11年度に事業化となり、平成12年度から平成18年度まで用地買収、拡幅工事を行う予定であると聞いております。
 また、西の土居から滝の宮入口約700メートルまでについては、平成9年度から県単独事業で着手、県が用地買収を行っておると聞いております。残りの区間では、本路線とJRとの交差は鉄道の上越しになっているが、11号バイパスからの距離が短いため、駅南との関連を見ながら協議を進めていきたいとのことであります。
 次に、駅前滝の宮線の見通しとしては、県道新居浜角野線から黒道までが今年10月ごろに完成の予定であります。黒道から東川の滝の宮橋までは、平成12年度事業認可を受け、平成12年度から平成18年度にかけて事業を行う予定であります。
 また、東川の滝の宮橋は、平成14、15年で完成させる予定と聞いております。
 また、委員会といたしましては、調査を進める中で、平成11年11月24日から26日まで、愛知県豊橋市の道路行政全般と国道23号豊橋バイパスを視察、それぞれ建設事業について説明を受け、以後の調査の参考にしてまいりました。
 本特別委員会といたしましては、本市の道路網整備の一環として、国道11号新居浜バイパス及び郷檜の端線の早期完成を目指し、なお一層の事業化推進を図っていく必要性があるとの認識に立ち、現段階で中間報告を行うことになった次第であります。
 以上、道路交通網整備促進特別委員会の中間報告を終わりにいたします。
○議長(世良賢克君) これより質疑に入ります。
 ただいまの特別委員長の報告に対して質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(世良賢克君) 質疑なしと認めます。
 以上で特別委員会の中間報告は終わりました。
 以上で本日の日程は全部終了いたしました。よって、会議を閉じます。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  市長あいさつ
○議長(世良賢克君) 市長からあいさつがあります。伊藤市長。
○市長(伊藤武志君)(登壇) 閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
 今議会に御提案をいたしました平成12年度一般会計補正予算並びに市政が当面いたしております重要諸案件に対しまして、議員の皆様方には連日終始御熱心に御審議をいただき、ただいま原案のとおり御議決、御同意を賜りまして、まことにありがたく、厚くお礼を申し上げたいと思います。
 また、審査の過程におきましていろいろと御指摘を賜りました貴重な御意見、御提言、御要望等々につきましては、今後の行政運営に遺漏のないよう十分配意をいたしてまいる所存でございます。どうか今後ともより一層の御指導、御協力のほどを切にお願いを申し上げたいと思います。
 終わりに、季節もいよいよ本格的な夏に向かうわけでございますが、市民の皆様方を初め議員の皆様方には十分御健康に御自愛をいただきまして、ふるさと新居浜のさらなる発展に一層の御活躍を賜りますようにお願いを申し上げまして、閉会に当たりましてのごあいさつといたします。どうもありがとうございました。
○議長(世良賢克君) これにて平成12年第3回新居浜市議会定例会を閉会いたします。
  午後 2時16分閉会