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平成22年3月24日13時から、別子銅山の産業遺産の代表的な物件であり、「マイントピア別子」の端出場記念館のモデルにもなった、「旧端出場水力発電所」の寄贈式が所有者の住友共同電力(株)と新居浜市の間で行われました。
旧端出場水力発電所は、明治45年(1912年)に建設され昭和45年(1970年)までの59年間、別子銅山で使用する電力の供給を担った発電所でした。
597.18メートルの落差を利用した発電は、当時としては日本一のものでした。
発電所内には、ドイツ製の発電機や調速機が稼働時の状態で保存されており、電力関係の技術史にとっても大変重要なものです。
4月1日から建屋と備品等について新居浜市の所有になります。
今後の保存・活用について市民や専門家の声を聞きながら検討していきたいと考えています。