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市民活動団体、企業・法人と行政が協働して事業を実施することで、お互いが補完し合う相乗効果により、まちの課題を解決する「新しい公共」の創造を目指して、市民の皆さんから、市民と行政の協働にふさわしい事業アイデアを募集する協働事業市民提案制度を創設しています。
平成24年度は、次の7事業を実施しました。
【提案団体】にいはま川柳会 【事業担当課】スポーツ文化課
川柳を通じて新居浜市を全国に発信するため、新居浜ゆかりの課題として、一般の部は「煙突」、「祭り」、「笑顔」の3題、ジュニアの部では、「えんとつ」、「まつり」の2題を設定し、募集を行いました。各部門において最優秀句1句、優秀句2句、佳作10句、入選50句を撰者により決定し、作品集を作成しました。
事業担当課はインターネットを通じて募集を行い、提案団体は吟社へ投句を呼びかけるなど、双方が連携して全国へ情報発信しました。全国からたくさんの応募をいただいた結果、応募者は一般・ジュニアの部を合わせて3,100名、投句総数は15,000句を超える応募となり、新居浜市の全国PRにつなげました。
協働の基本原則が守られていたかどうかなどを提案団体と行政が相互点検し、評価を行いました。
協働評価シート(PDF 147KB)
【提案団体】にいはま環境市民会議 【事業担当課】ごみ減量課
資源の有効活用(生ごみの堆肥化)による家庭ごみの減量を目的として本事業を実施しました。自治会や学校等で生ごみ減量講習を開催し、アドバイスなどを行うことで、地域での自主的な生ごみ減量の取り組みを呼びかけました。また、これまでに蓄積した堆肥化のノウハウをまとめてチラシを作成しました。
生ごみ減量講習の実施や段ボールコンポスト(140個)の配布などによって、約5,000kgの生ごみ減量効果につなげました。
協働の基本原則が守られていたかどうかなどを提案団体と行政が相互点検し、評価を行いました。
協働評価シート(PDF134KB)
【提案団体】エコバイオ株式会社 【事業担当課】ごみ減量課
使用済みの天ぷら油から軽油代替燃料(バイオディーゼル燃料)の製造が可能で、このことは温室効果ガス排出の抑制、ごみの減量に有効な手段であるため、市内の回収拠点を広く周知し、拡大を図り、使用済み天ぷら油回収マップを作成しました。
現在、市内の34か所で使用済み天ぷら油を回収しています。回収された使用済み天ぷら油から精製したバイオディーゼル燃料を市の公用車6台などに利用しています。
協働の基本原則が守られていたかどうかなどを提案団体と行政が相互点検し、評価を行いました。
協働評価シート(PDF 139KB)
【提案団体】特定非営利活動法人 子育てネットワークえひめ 【事業担当課】保健センター
産後の育児不安の軽減や子育て支援を目的に本事業を実施しました。生後2~4か月のあかちゃんとその母親を対象に毎月2回開催し、ベビーマッサージや体重測定、座談会などを行いました。
24回開催し、264組の親子が参加しました。事業を通じて、子育て支援の場があることの周知ができ、また、参加者同士が育児の悩みなどについての情報交換を行うなど、交流の場としての活用にもつなげることができました。
協働の基本原則が守られていたかどうかなどを提案団体と行政が相互点検し、評価を行いました。
協働評価シート(PDF 159KB)
【提案団体】NPO法人 にいはま市民企画ノポック 【事業担当課】商工労政課
地元商店街で頑張っている店主の想いや、各店の専門性やこだわりなどを市民の視点で取材・紹介する番組を制作し、CATV広報チャンネルで放映することで、広く情報発信を行いました。
広報番組の制作技術を備えた提案団体との協働によって、事業者の知恵を市民生活に役立てる企画となった。営業PRに偏らない親しみのもてる番組となり、商店街の魅力やまちづくりの一員としての商店街の紹介が可能となりました。
協働の基本原則が守られていたかどうかなどを提案団体と行政が相互点検し、評価を行いました。
協働評価シート(PDF 201KB)
【提案団体】劇団笑夢 【事業担当課】人権擁護課
市内の小・中学生を対象に表現力入門講座を開催しました。また、平成25年2月11日(月曜日)に市民文化センター中ホールにおいて、差別なくする市民の集い~ハートFULL新居浜~では人権啓発劇「トモダチってなに?」を上演しました。
市内の小・中学校で実施した表現力入門講座では、提案団体の専門性を生かした内容によって、表現力の向上につながり、表現することの楽しさを感じてもらうことができました。また、ハートFULL新居浜は、提案団体、教員、市職員による実行委員会を立ち上げ、提案団体のノウハウを取り入れた市民参加による手づくりの人権啓発劇として実施することができました。
協働の基本原則が守られていたかどうかなどを提案団体と行政が相互点検し、評価を行いました。
協働評価シート(PDF 156KB)
【提案団体】新居浜商店街連盟 【事業担当課】商工労政課
簡易設営が可能なエコステーションを屋外での集客イベント会場に設置し、市民団体と連携して散乱したゴミ拾いを呼びかけるなど、まちの美化啓発と実践活動を商店街のイベント等を利用して行いました。
市民が市民に美化啓発を行うことで、指導的ではないイメージの活動となり、ポイ捨てゴミの減少に効果がありました。また、環境への配慮が求められる時代に合致したコミュニティの担い手としての商店街のイメージアップにもつながりました。
協働の基本原則が守られていたかどうかなどを提案団体と行政が相互点検し、評価を行いました。
協働評価シート(PDF 266KB)