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市民活動団体、企業・法人と行政が協働して事業を実施することで、お互いが補完し合う相乗効果により、まちの課題を解決する「新しい公共」の創造を目指して、市民の皆さんから、市民と行政の協働にふさわしい事業アイデアを募集する協働事業市民提案制度を創設しています。
平成22年度は、次の10事業が実施されました。
提案団体:別子山の幸 事業担当課:別子山支所
子どもたちに別子山地区の自然と暮らしを伝えるために、会員自宅で行ってきた市民イベント「かぶと虫のお家」を、より多くの人に内容を充実して楽しんでもらえるよう、新居浜市森林公園「ゆらぎの森」事業と連携し、7月25日(日曜日)に公園の林の中で実施し、8月20日(金曜日)までの間、かぶと虫とふれあい体験を行いました。
7月25日のイベントの様子です。
参加者が例年の1.5倍に増加し、ゆらぎの森の作楽工房やゆらぎ館の利用者も約20%増加しました。
協働の基本原則が守られていたかどうかなどを提案団体と行政が相互点検し、評価を行いました。
協働評価シート(PDF 55.3KB)
提案団体:新居浜市ボランティア連絡協議会 事業担当課:福祉課
障がい者の外出の利便性を高めるため、市内にある多目的トイレ(車椅子対応、オストメイト対応、ベビーシート、介助スペースがあるなど)の形態、場所など120か所を紹介する「バリアフリーマップ」を作成しました。
ボランティア連絡協議会の会員さんがトイレの確認・調査を行ったものを取りまとめ、地図の表示方法等について福祉課と協議しているところです。9月5日の新居浜市ボランティア連絡協議会設立20周年記念式典の中で出来上がった「バリアフリーマップ~トイレ編~」が紹介され、参加者全員に配布されました。
民間のトイレを含む多目的トイレを抽出し、障がい者や高齢者などのトイレの利便性の向上や社会参加の促進につなげました。
協働の基本原則が守られていたかどうかなどを提案団体と行政が相互点検し、評価を行いました。
協働評価シート(PDF70.8KB)
提案団体:NPO法人 にいはま市民企画ノポック 事業担当課:秘書広報課
市民による各種まちづくりイベントを、団体メンバー自身が出演してPRするテレビ番組を自主制作し、広報チャンネルで放映することにより、より多くの市民への周知を図るもので、団体の広報力アップを図るとともに、未活動者が関心ある活動・団体と出会うきっかけにするため、10回、延べ35団体の活動を広報チャンネルで放映しました。
CATVアナログ12チャンネル、デジタル112チャンネルにおいて、新居浜市の行政広報番組「マイタウンにいはま」の「まちづくり協働オフィスイベントステーション」にて放送しました。
市民のまちづくり活動への参加推進が図られ、積極的に団体の活動を情報発信しました。
協働の基本原則が守られていたかどうかなどを提案団体と行政が相互点検し、評価を行いました。
協働評価シート(PDF 66.5KB)
提案団体:新居浜市おもちゃ図書館きしゃポッポ 事業担当課:農林水産課
生きた魚に触れたり、手づくりで作成したタペストリー、実物大の魚のおもちゃ、市内で取れる魚のカルタ等を使ったりして、未就学児が魚介類や海について楽しみながら学習し、魚に親しみ、地域に密着した魚食の推進を図る事業を市内の5箇所の幼稚園や保育園で実施しました。
海の中をイメージした魚の絵が入ったシートを使っての体験、おもちゃのおさかな釣り体験や生のおさかなとのふれあい体験を行いました。
実物そっくりの魚やカルタ、海の中をイメージした魚の絵が入ったシートを使った体験により、遊びの中で海や魚のことを知ってもらう学習のきっかけづくりとなりました。
協働の基本原則が守られていたかどうかなどを提案団体と行政が相互点検し、評価を行いました。
協働評価シート(PDF76.7KB)
提案団体:新居浜医療生活協同組合 事業担当課:地域包括支援センター
ますます増加が予想される認知症高齢者とその家族を支援するSOSネットワークづくりを進めるため、認知症高齢者に気軽に声かけができる人を養成するための認知症フォーラムを5箇所の公民館で実施しました。フォーラムでは、より分かりやすいように劇を活用し、実際の模擬訓練なども行い、延べ251人が受講しました。
認知症高齢者に対する理解を深めることにより、校区全体での見守り体制づくりのきっかけとなりました。
協働の基本原則が守られていたかどうかなどを提案団体と行政が相互点検し、評価を行いました。
協働評価シート(PDF 65.3KB)
提案団体:NPO法人 にいはま市民企画ノポック 事業担当課:市民活動推進課
転入者が持つ全国各地での生活体験を本市まちづくりに活かすため、転入者対象のまち紹介バスツアーを実施し、市民や企業、行政の様々な取り組みやまちの魅力を市民視点で伝えることを通じ、新たなまちづくり活動者としての活躍を促すため、転入者対象のまち紹介バスツアーを2回実施し、延べ45人が参加しました。
第2回バスツアーの様子です。21名が参加し、大島への船旅や市民団体との交流を行いました。
行政の視点だけでなく、市民の視点でのバスツアーの場所の選定、施設紹介や活動団体などによる史跡、施設紹介や活動内容など、きめ細やかな対応ができました。
協働の基本原則が守られていたかどうかなどを提案団体と行政が相互点検し、評価を行いました。
協働評価シート(PDF 67.4KB)
提案団体:煙突山ライトアップin新居浜愛媛 事業担当課:別子銅山文化遺産課
市の所有物となり、また、登録有形文化財として登録された煙突山のライトアップを行うことで、煙突山の更なる注目を図り、市民全体の関心を高めるため、ライトアップを実施しました。また、12月には、経済産業省資源エネルギー庁のグリーンエネルギーでクリスマスを彩る「Green Xmas Light up 2010」にも参加しました。
悪天候を除く土日祝日の日没から21時45分頃までライトアップを実施しました。
国の登録有形文化財となった煙突をライトアップすることにより、別子銅山産業遺産の価値を高めることができました。
協働の基本原則が守られていたかどうかなどを提案団体と行政が相互点検し、評価を行いました。
協働評価シート(PDF 69.4KB)
提案団体:新居浜衣料リサイクル研究会 事業担当課:ごみ減量課
衣料を燃やさず資源化することで、CO2を削減し、地球温暖化を防止するため、回収用の「リサイクルボックス」のモデル設置や体験型の環境学習や工場見学などを実施し、衣類の3R(リデュース、リユース、リサイクル)についての啓発を行いました。平成22年8月4日から市役所内に衣類回収ボックスを設置しています。
「衣類のゆくえを知るバス研修」が11月29日(月曜日)に実施されました。「衣類を燃やさないことでの地球温暖化防止」のため、家庭からの衣類が100%活かされる「資源化工場」を見学し、衣類の3Rについさて話し合うグループワークなどを行いました。
衣類のゆくえを理解できた。
ごみではなく資源であることが分かった。
まず、買うときによく考え、買ったものは最後まで使って使命を果たしてから処分したい。
市役所1階ロビーにリサイクルボックスを設置したことにより、大量の衣類を回収することができ、今まで焼却処理を行っていた衣類のリサイクルが推進され、「衣類を燃やさない。」という市民の関心も高まっています。
協働の基本原則が守られていたかどうかなどを提案団体と行政が相互点検し、評価を行いました。
協働評価シート(PDF 68.4KB)
提案団体:元気!プロジェクト 事業担当課:市民活動推進課 運輸観光課
外国人観光客や短期滞在者等にもっと新居浜を知ってもらい、また、外国との文化交流にも役立ててもらうため、市民活動団体と協力して、外国人を対象としたアンケート調査や在住外国人とワークショップを行い、外国人が知りたい情報を収集し、英文パンフや案内チラシを作成しました。
在住外国人の方とワークショップを3回程度行い、パンフ作成に必要な情報収集を行っています。
外国人の目線で作成したので、海外から来た人にとってわかりやすいものが完成しました。
協働の基本原則が守られていたかどうかなどを提案団体と行政が相互点検し、評価を行いました。
協働評価シート(PDF 78.8KB)
提案団体:新居浜市おもちゃ図書館きしゃポッポ 事業担当課:学校教育課、市民活動推進課
環境を大切にする心、ごみの分別方法などを学び、実生活に生かしていくために、市内の小学生に対して体験型の環境学習の機会を提供する。 市内の小学校にて、6回程度実施。
ごみの分別について、何でも教えてくれるリサイクルマンです。おもちゃのごみやごみ箱を使っての9種分別を行っているところです。
また、地球が泣いている絵を見ながら、地球環境の課題について、いっしょに考えています。
手作りのおもちゃのごみやごみ箱を使った体験型の環境学習では、言葉だけでは説明できないものを伝え、子どもたちの目を引き付け、環境を大切にする心やごみ分別方法を学ぶことができました。
協働の基本原則が守られていたかどうかなどを提案団体と行政が相互点検し、評価を行いました。
協働評価シート(PDF 65.3KB)